JP6570365B2 - 既設管路の内張り方法 - Google Patents

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Description

本発明は既設管路の内張り方法に関するものであって、特に既設管路内に内張り材を引き込み、当該内張り材内に加熱加圧流体を送入して当該内張り材を膨らませて、前記既設管路の内面に圧接せしめることにより、前記既設管路を内張りする方法に関するものである。
上記のような既設管路の内張り方法については、例えば特開平11−10736号公報に記載された方法が知られている。この方法は、内張り材として比較的剛直なプラスチック管を使用し、当該プラスチック管を既設管路に引き込み、当該プラスチック管内にスチームを導入して加熱加圧して拡開させ、管路内面に密着させる方法である。
しかしながら通常この種の方法においては、図1に示すように、マンホール1間に設置された既設管路2に内張り材3を引き込んで内張りするのであるが、マンホール1内は極めて狭く、かつ既設管路2はそのマンホール1の底部近くに開口している。
そのため、既設管路2の管口部を覗き込むことが困難であり、さらにそこには加熱された内張り材3があるため、内張り材3が既設管路2の内面に適切に密着していることを、目視により確認することが極めて困難である。
特に管口部において内張り材3が既設管路2の内面に完全に密着していないままで、内張り材3を冷却して内張り工事を終了してしまうと、内張り材3が収縮して短期間のうちに既設管路2内面から剥がれてしまう恐れがある。
特開平11−10736号公報
本発明はかかる事情に鑑みなされたものであって、内張り材内に加熱加圧流体を送入して内張り材を膨らませ、既設管路内面に密着せしめる際に、内張り材表面における温度変化を計測することにより、内張り材が既設管路内面に確実に密着していることを確認できるようにすることを目的とするものである。
而して本発明は、内張り材を既設管路内に引き込み、当該内張り材内に加熱加圧流体を送入して当該内張り材を膨らませ、前記既設管路の内面に圧接せしめることにより、前記既設管路を内張りする方法において、前記既設管路における加熱加圧流体の送入側及びその反対側の両管口部において、当該既設管路内面に当接し得る前記内張り材の表面に熱電対を貼り付け、当該内張り材が加熱加圧流体により膨らまされて前記二つの熱電対が前記既設管路の内面に圧接されることにより、当該二つの熱電対で計測する温度が共に低下し始めるのを確認した後、前記内張り材内に冷却流体を送入して当該内張り材を冷却することを特徴とするものである。また本発明においては、前記熱電対は前記内張り材の上部に貼り付けることが好ましい。
本発明によれば、内張り材内に加熱加圧流体を送入することにより、内張り材は拡開されると共に加熱され、熱電対の計測温度は上昇する。そして内張り材が拡開されて、その外面が既設管路の内面に接触したならば、当該内張り材の表面に貼り付けられた熱電対も既設管路の内面に接触する。
既設管路は加熱加圧流体には接触しておらず、また鉄管又はヒューム管などの熱容量の大きい材料よりなっているため、ほとんど温度の上昇はなく、その既設管路に接触した熱電対の計測温度は急速に低下する。
従って熱伝対の計測温度が急速に低下し始めるのを確認したときには、内張り材は十分に拡開され、既設管路の内面に確実に密着しているのであるから、その後は内張り材を冷却して内張り工事の終了に向けての工程に入ることができる。
さらに本発明によれば、熱電対の計測温度の変化を見るだけであるので、その作業はマンホール1の外でも十分に可能であり、狭いマンホール1内に多人数が入り込む必要がなく、作業効率が良い。
既設管路に内張りする状態を示す中央縦断面図 本発明における内張り材に熱電対を貼り付けた状態の中央縦断面図 本発明における内張り材を拡開した状態の中央縦断面図 本発明における熱電対の計測温度の変化を示すグラフ
以下図面に基づいて本発明を説明する。図2は本発明における既設管路2に内張り材3を挿通し、当該内張り材3の外面上部に熱電対4を貼り付けた状態を示すものであって、内張り材3はまだ拡開されていない状態を示す。
熱電対4の貼り付け位置は、内張り材3の外面に貼り付けるが、当該内張り材3が加熱加圧流体により拡開したときに、既設管路2の管口部の内面に当接する位置に貼り付けるべきである。
また内張り材3は既設管路2に挿通したときには重力により既設管路2の下部に位置しており、そこから上方に向かって拡開し、内張り材3の上部が最後に既設管路2に当接するので、その内張り材3の外面上部に貼り付けるのが好ましい。
またこの熱電対4は、前記内張り材3における加熱加圧流体の送入側の管口部に貼り付けることが好ましいが、前記内張り材の加熱加圧流体の送入側及びその反対側に管口部に貼り付け、当該二つの熱電対で温度を計測するのがより好ましい。
そしてこの状態において内張り材3の端末を閉塞し、そこから加熱加圧流体を送入して内張り材3を拡開する。図4におけるAは、内張り材3を加熱加圧流体により拡開するときの、熱電対4による計測温度の変化を記録したグラフである。
なお図4におけるBは、既設管路2の管口部における、内張り材3に貼り付けられた熱電対4が当接する位置に熱電対を貼り付けていた場合の、当該熱電対による計測温度を記録したグラフである。
而して内張り材3内に加熱加圧流体を送入することにより、内張り材3は温度が上昇すると同時に徐々に拡開される。しかしながら既設管路2は加熱加圧流体に直接触れることはないので、温度は極めてゆっくりとしか上昇しない。この状態が図4におけるa1及びb1で示された部分である。
そして内張り材3が加熱加圧流体により十分に加熱されて軟化し、十分に拡開されたならば、図3に示すように内張り材3は既設管路2の内面に密着し、このとき熱電対4も内張り材3により既設管路2の内面に押し付けられる。
このとき熱電対4は内張り材3が加熱されることによりその計測温度は上昇するが、内張り材3が既設管路2に密着する直前から温度上昇の速度は低下し、グラフはa2のようにピークを迎える。これに対し既設管路2の温度変化は小さく、内張り3が既設管路2に密着する辺りでb2に示すように若干温度上昇速度が速まる程度である。
そして図3に示すように内張り材3が確実に拡開され、既設管路2の内面に密着したならば、熱電対4も内張り材3と既設管路2との間に挟圧される。このとき内張り材3は内部の加熱加圧流体により十分に加熱されているが、既設管路2は前述のようにほとんど温度上昇はないため、その両者に挟圧された熱電対4の計測温度は、a3に示すように急激に低下する。従って、この急激な計測温度の低下をもって、内張り材3が既設管路2に密着したことを判定することができる。
このとき既設管路2の温度は、b3に示されるように若干温度上昇速度が速くなるものの、前述の内張り材3に貼り付けられた熱電対4のように、急激な計測温度の変化が見られず、内張り材3が既設管路2に密着したかどうかを判定する根拠としては、十分であるとは言えない。
而して前記a3のような熱電対4の計測温度の急激な低下が見られたならば、これをもって内張り材3が既設管路2の内面に確実に密着したものとみなして、その後内張り材3内に冷却流体を送入して前記内張り材3を冷却し、軟化していた内張り材3を硬化せしめ、内張り工事の終了に向けての工程に入ることができる。
また本発明においては、内張り材3の加熱加圧流体の送入側に管口部に熱電対4を貼り付けることにより全体の内張り材3の挙動を知ることができるが、内張り材3の長さが極端に長い場合などにおいては、内張り材3における加熱加圧流体の送入側及びその反対側の管口部に熱電対4を貼り付け、当該二つの熱電対4で計測する温度が共に急速に低下し始めるのを確認した後、前記内張り材3内に冷却流体を送入して当該内張り材3を冷却することが好ましい。
なお図4のグラフは本発明の効果を示す実験結果であるので、a3を確認した後も冷却流体を送入することなく、そのまま加熱加圧流体の送入を続け、その計測温度変化を見ているが、実際の工程においては無関係である。
既設管路2の温度変化Bにおいては、b4に示すように既設管路2を介して加熱加圧流体の熱を受けてさらに温度上昇速度は速くなる。一方内張り材3の表面温度変化Aにおいては、a4に示すように前述のa3を経た後さらに温度は低下するが、既設管路2の温度上昇に伴って再び計測温度は上昇に転じる。
従って本発明によれば、熱電対4の計測温度の変化を見るだけであるので、その作業はマンホール1の外でも十分に可能であり、狭いマンホール1内に多人数が入り込む必要がなく、作業効率が良い。
また内張り材3と既設管路2との密着の確認のために既設管路2の管口部を覗き込むようなことをする必要がなく、またその作業に伴って加熱された内張り材3に触れて火傷をするなどの危険もない。
また管口部において内張り材3が既設管路2の内面に完全に密着していないままで、内張り材3を冷却して内張り工事を終了してしまうことがなく、短期間のうちに既設管路2内面から内張り材3が剥がれてしまうようなことがない。
そして熱電対4による計測温度が急速に低下し始めるのを確認したときには、内張り材3はすでに十分に拡開され、既設管路2の内面に確実に密着しているのであるから、その後は内張り材3を冷却して内張り工事の終了に向けての工程に入ることができ、工事の作業効率が良好であり、内張り材3と既設管路2との密着の確認のために多大の時間を要することがない。
2 既設管路
3 内張り材
4 熱電対

Claims (2)

  1. 内張り材(3)を既設管路(2)内に引き込み、当該内張り材(3)内に加熱加圧流体を送入して当該内張り材(3)を膨らませ、前記既設管路(2)の内面に圧接せしめることにより、前記既設管路(2)を内張りする方法において、前記既設管路(2)における加熱加圧流体の送入側及びその反対側の両管口部において、当該既設管路(2)内面に当接し得る前記内張り材(3)の表面に熱電対(4)を貼り付け、当該内張り材(3)が加熱加圧流体により膨らまされて前記二つの熱電対(4)が前記既設管路(2)の内面に圧接されることにより、当該二つの熱電対(4)で計測する温度が共に低下し始めるのを確認した後、前記内張り材(3)内に冷却流体を送入して当該内張り材(3)を冷却することを特徴とする、既設管路の内張り方法
  2. 前記内張り材(3)の、上部に熱電対(4)を貼り付けることを特徴とする、請求項1に記載の既設管路の内張り方法
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