JP6570118B2 - 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物並びにそれを用いたシール材及びシール材の製造方法。 - Google Patents
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1−1.活性エネルギー線硬化性樹脂(A)
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に用いられる活性エネルギー線硬化性樹脂(A)は、重合開始剤(B)の存在のもと、活性エネルギー線によって重合反応して硬化する成分であり、分子中にオリゴグリコール単位とアルキル基を有する下記式(1)(式中のR1は水素又はメチル基、R2はアルキル基、Wはアルキレン基、nは1から20の整数である。)で示される(メタ)アクリロイルモノマー(a)と、分子中に水酸基を有する下記式(2)(式中のR3は水素又はメチル基、R4はメチレン基を含む分子量が110以下の官能基である。)で示される(メタ)アクリロイルモノマー(b)と、上記式(3)(式中のR5は水素又はメチル基、R6は炭素数が5以上のアルキル基である。)で示されるアルキル(メタ)アクリレートモノマー(c)とを含んだ樹脂成分である。
分子中にオリゴグリコール単位とアルキル基を有する(メタ)アクリロイルモノマー(a)は、活性エネルギー線の照射によって重合可能な(メタ)アクリロイル基を分子中の一箇所に有する上記式1で示された構造の化合物であり、低硬度と低圧縮永久歪を両立させるために重要な化合物である。上記式1中のR1は水素又はメチル基、R2はアルキル基、Wはアルキレン基、nは1から20の整数である。このnが21以上の場合には、低温において、硬度が大きくなって低反発性が発現されなくなったり、圧縮永久歪が大きくなるなど、硬化物の物性が低下する。また、(メタ)アクリロイルモノマー(a)は、上記式1中のnが1から5以下の(メタ)アクリロイルモノマー(a1)と、nが6から20以下の(メタ)アクリロイルモノマー(a2)とからなり、(メタ)アクリロイルモノマー(a)中に含まれる(メタ)アクリロイルモノマー(a2)の含有量が1重量%以上90重量%未満であることが好ましい。(メタ)アクリロイルモノマー(a2)の前記含有量が1重量%未満だと活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物のE硬度が大きくなる場合があり、90重量%以上であると該硬化物の圧縮永久歪が大きくなる場合があるので、(メタ)アクリロイルモノマー(a2)の含有量は上記範囲とすることが好ましいのである。
分子中に水酸基を有する(メタ)アクリロイルモノマー(b)は、(メタ)アクリロイルモノマー(a)とともに圧縮永久歪の低減に寄与し、上記式2で示される成分である。上記式2におけるR4はフェノキシメチレン基である。このR4がフェノキシメチレン基を含まない場合には活性エネルギー線照射後に十分な硬化が起こらずに圧縮永久歪が大きくなったり、表面にべたつきが残るなど、シール材として好ましい物性が得られない。またR4の分子量が111以上であると、圧縮永久歪が大きくなったりE硬度が大きくなるので適さない。
また、本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂(A)は、さらに上記式3の構造を有するアルキル(メタ)アクリレートモノマー(c)を含むことも好ましい。このアルキル(メタ)アクリレートモノマー(c)は、(メタ)アクリルエステル部位とR6で示されたアルキル基から構成される化合物であり、アルキル基(R6)の炭素数は、5以上であり、5〜17が好ましく、6〜14がより好ましい。アルキル基の炭素数が4以下であると、圧縮永久歪みが大きくなったり、活性エネルギー線照射時に発生する発熱により揮発性してアウトガスとして使用環境に影響するので適さない。なお、アルキル基の炭素数が18以上であると、活性エネルギー線照射後の硬化物が、硬度が大きくなって低反発性が発現されなくなったり、圧縮永久歪が大きくなるなど、硬化物の物性が低下する場合があるため、上述のように炭素数が5〜17の範囲が好ましいのである。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に用いられる重合開始剤(B)は、活性エネルギー線の照射を受けて活性エネルギー線硬化性樹脂(A)を硬化せしめることが可能な化合物であれば特に限定されるものではないが、一般的に光ラジカル発生剤と呼ばれる化合物が好ましく用いられる。重合開始剤(B)の好ましい含有量は活性エネルギー線硬化性樹脂(A)に対して0.01〜6重量%であり、より好ましくは0.1〜3重量%である。重合開始剤(B)の含有量が0.01重量%未満の場合には、活性エネルギー線照射後に十分な硬化が実行されないため好ましくなく、重合開始剤(B)の含有量が6重量%を超えた場合には、重合可能な活性エネルギー線硬化性樹脂(A)量が相対的に少なくなることにより硬化物が脆くなったり、余剰となった重合開始剤(B)が活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の表面から滲み出して不具合となる場合があるので、上記範囲が好ましいのである。重合開始剤(B)の具体例としては、BASFジャパン社のイルガキュア184、イルガキュア500、イルガキュ754、イルガキュア369、イルガキュア907、イルガキュア819、ダロキュア1173、ダロキュアMBF、ダロキュアTPO(イルガキュア、ダロキュアは登録商標)などが良く知られており、単独で使用してもよいし、複数を組み合わせて使用してもよい。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に用いられるシリカ粒子(C)は、未硬化状態の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物にチクソトロピック性を付与する成分であり、チクソトロピック付与剤として機能する。シリカ粒子(C)が均一に分散された活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、低せん断速度領域では、複数のシリカ粒子(C)が連なって形成された緩やかな編み目構造が保持されているので見かけの粘度が高く、高せん断速度領域では、その編み目構造がせん断力によって破壊されて粘度が低くなるチクソトロピック性を示す。このチクソトロピック性が付与されることによって、CIP工法の細径のニードル塗布(高せん断速度状態)時には流動性(吐出性)に優れ、吐出後の自然状態(低せん断速度状態)においては高粘度となって吐出物の形状が保持されるのである。
このようなチクソトロピー付与剤としては、長鎖脂肪酸エステル重合体、アマイドワックス、酸化ポリエチレンワックス、硫酸エステル系アニオン活性剤、ポリカルボン酸、ポリカルボン酸アミン塩、ポリエーテル等の有機化合物や、炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、ベントナイト、セピオライトなどの無機微粒子、テフロン(登録商標)、シリコーンなどの樹脂微粒子などを好ましく用いることができるが、流動性とチクソトロピー性とのバランスの観点から、本発明においてはシリカ微粒子を適用しているのである。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、ビード状吐出物の径膨張(Swell)が起こり難く、塗布後の形状保持性が高いという本発明の作用効果を奏するためには、上記の配合構成に基づいて、せん断速度0.1〜2s−1の範囲において、未硬化時の粘度が10〜4000Pa・s(JIS Z8803準拠 円錐−平板形回転粘度計 25℃)、かつチクソトロピー係数が1.1〜10となるように調整されることが好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の未硬化状態での見かけ粘度(以下、単に見かけ粘度と称することもある。)は、JIS Z8803(1991)における「円錐−平板形回転粘度計による粘度測定方法」に従い、25℃条件下で、せん断速度0.1〜2s−1の範囲で測定された値であり、具体的には、せん断速度1.0s−1における値であることが好ましい。なお、未硬化状態とは、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に対し、硬化させるための活性エネルギー線が照射されていない状態である。本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の見かけ粘度は、10〜4000Pa・sが好ましく、20〜3000Pa・sがより好ましく、30〜3000Pa・sがさらに好ましく、40〜800Pa・sが特に好ましい。見かけ粘度が10Pa・s未満であると、ニードル等から吐出した後に流動しすぎて形状保持性に劣り、4000Pa・s超であると、ニードル等からの吐出が困難になり、塗布時の引張応力に対して切れ易くなったり、径膨張が起こり易くなったりする場合があるので、上記範囲が好ましいのである。
調整の具体例としては、低圧で吐出して塗工する場合には、見かけ粘度を下限側に調整しつつ塗工したビード状吐出体の形状保持されるようにチクソトロピー係数を調整した組成とし、一方、高圧で吐出して塗工する場合には、見かけ粘度を上限側に調整すると共に、高せん断速度域で見かけ粘度が小さくなるチクソトロピー係数に調整して、径膨張を抑制すればよい。本発明の見かけ粘度とチクソトロピー係数の範囲から外れた組合せでは、本発明の効果が得られ難くなる。具体的には、見かけ粘度が10Pa・s未満かつチクソトロピー係数が1.1未満では、吐出し易くなるが、吐出後に流動しすぎて形状保持性に劣り好ましくない。また、見かけ粘度が4000Pa・s超かつチクソトロピー係数が10超の場合には、吐出圧が高くなり吐出が困難になり、加えて塗布時の引張応力に対して切れ易くなったり、径膨張が起こり易くなったりするので好ましくない。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に活性エネルギー線を照射して硬化させた硬化物は、E硬度(JIS K6253準拠)が55以下であり、より好ましくは50以下であり、さらに好ましくは40以下であり、かつ圧縮永久歪が(JIS K6262準拠)における70℃温度環境下25%圧縮条件において35%以下であり、より好ましくは30%以下であり、さらに好ましくは20%以下である。この特性の範囲とすることで、低硬度で且つ低圧縮永久歪性が発揮されるため、シール材として好適に用いることができる。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、容器に充填した態様でシール材等の形成に用いられる。本発明における容器とは、本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物が容器内に充填・封入されて、「活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を充填・封入した容器」として販売されるものであって、例えば、シリンジやチューブ等が挙げられる。そのため、本発明における容器には、流体収納部と、流体注入口、流体注出口、流体を注入・注出させるピストンや羽車、キャップ又はシール等が備えられており、流体を貯蔵でき、任意量を注入及び/又は注出できる機能を有する容器が含まれる。この容器には、さらに、ビード状に吐出可能なニードル状塗工部が装着されて使用されるが、予め、容器にニードル状塗工部が取り付けられていてもよく、あるいは一体化形成されていてもよい。さらに、活性エネルギー線硬化性樹脂が紫外線硬化型の場合には、自然光の紫外線による硬化を防止するために、遮光性容器とすることが好ましい。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を、ニードル状塗工部から加圧手段によってビード状に吐出してビード状吐出体とし、同時もしくは続いて、ビード状吐出体に活性エネルギー線を照射して硬化させることによって、ビード状のシール材となる。本発明のシール材は、良好なシール性を有するとともに、低硬度で低反発性であるため、シール材の反発性で筐体を歪めることもなく、圧縮永久歪みが小さいためシール性能の経時的信頼性に優れているので、小型で薄厚の筐体のシール材として好適である。
ビード状のシール材の形状や径寸法は、ニードル状塗工部の吐出孔径や塗工条件で調整できる。ニードル状塗工部の吐出孔の内径(円形の場合)は、用途により適宜選択できるが、1mm以下で従来技術に比較して、本発明の作用効果が優位的に発揮され、0.75mm以下、より好ましくは0.5mm以下で顕著に発揮される。
また、ニードルの移動速度は、吐出速度とのバランスで適宜調整されるが、吐出速度よりも移動速度が大きくなるほど、被塗布基体上に吐出されたビード状吐出体とニードル吐出口との間において、ビード状吐出体に掛かる引張応力が増加するが、本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、コシが強いので、従来品に比べて移動速度を大きくすることができる。また、このコシの強さの利点を利用して、ニードルの移動速度を速めて、意図的に引張応力を付加することで、ビード状吐出体の径を細径化してもよい。ただし、移動速度が大きすぎると、ビード状吐出体が切れたり、ビード状吐出体の径が極端に細くなり、ビード状のシール材として機能しなくなるので、好ましくない。
本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、少なくとも2つの作用部材間に、ニードル状塗工部から加圧手段によってビード状またはドット状に吐出して吐出体を配置し、同時もしくは続いて、前記吐出体に活性エネルギー線を照射して硬化させることによって、各種機能、例えば、防水性、防塵性、隙間補完性、がたつき防止性、ずれ防止性、衝突音低減性などの機能を発揮するビード状またはドット状のシール材として、好適に適用できる。また、2つの作用部材間に配置される用途に限らず、例えば、筐体の表面にCIP工法でビード状またはドット状の塗工硬化物を複数配置した構造として、外部からの衝撃物が衝突した際の緩衝作用も発揮させる用途や、対向する部材が近接した時にのみシール性と緩衝性を発揮させる構造へ適用した場合のように、片面開放の形態で使用する用途にも有効である。
また、本発明の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の塗工性の優れた効果は、ニードル状塗工部の吐出孔の内径が1mm以下の場合に顕著に発揮されるが、ニードル状塗工部の吐出孔の内径が1mmを超える場合でも、塗工性や形状保持性、硬化後の低反発性や低圧縮永久歪み性に優れているので、そのような用途にも好適に適用できる。
(1)見かけ粘度
JIS Z8803(円錐−平板形回転粘度計)に準じて、ブルックフィールド社製 コーンプレート型粘度計 DT−3Tを使用して、25℃におけるせん断速度1.0s−1にて見かけ粘度を測定した。
上記(1)見かけ粘度と同じ測定方法で測定した、せん断速度0.1s−1及び1.0s−1の見かけ粘度から、上記数式1を用いてチクソトロピー係数を算出した。
透明PETフィルム上に、硬化後に厚み2mmとなるように活性エネルギー線硬化性樹脂組成物をシート状に成型し、天面及び底面から365nmの紫外線をそれぞれ2J/cm2ずつ照射して硬化させた後に、同様に成形し硬化させたシートを5枚重ねて測定サンプルとし、JIS K6253に準じてタイプEデュロメータを用いて硬度を測定した。測定した硬度から低反発性を評価し、E硬度50未満の場合を「○」(合格:良)、E硬度50以上55以下の場合を「△」(合格:可)、E硬度56以上の場合を「×」(不合格)と判断した。
活性エネルギー線硬化性樹脂組成物をφ13mm、高さ6.3mmとなる透明な樹脂型に注型し、天面及び底面から365nmの紫外線をそれぞれ2J/cm2ずつ照射して硬化させたものをサンプルとし、JIS K−6262に準じて70℃温度環境下25%圧縮条件で23時間保持した後の歪率を測定評価し、圧縮永久歪が30%以下の場合を「○」(合格:良)、30%超から35%以下の場合を「△」(合格:可)、35%超の場合を「×」(不合格)と判断した。
内径断面形状(吐出口径)が円形で内径φ0.5mmのニードルが装着された遮光性シリンジに活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を充填した容器を紫外線照射装置を附属させたエアー加圧式ディスペンシング装置(武蔵エンジニアリング社製 型式ショットマスター(登録商標)200DS)に装着し、150kPaの空気圧を印加して、ニードルから活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を吐出してビード状吐出体を形成させると同時にUV照射し、ビード状硬化物とした。ビード状硬化物の断面外径(塗布幅)を、顕微鏡(ニコン社製MM−800/LFA 倍率20倍)で測定し、吐出ニードル内径IDnとビード状硬化物の外径ODbとの比率ODb/IDnで評価し、比率が1.5以下の場合を「○」(合格:良)、1.5を超えた場合を「×」(不合格)とした。
内径断面形状(吐出口径)が円形で内径φ0.5mmのニードルが装着された遮光性シリンジに活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を充填した容器を紫外線照射装置を附属させたエアー加圧式ディスペンシング装置(武蔵エンジニアリング社製 型式ショットマスター(登録商標)200DS)に装着し、150kPaの空気圧を印加して、ニードルから活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を16mm/sで吐出するとともに、ニードルを15mm/sの速度で移動させながら、図2に示すパターンのビード状吐出体を形成したときに、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物をニードルから16mm/sで吐出可能な場合を「○」(合格:良)、吐出可能であるがニードル移動速度(15mm/s)よりも吐出速度が遅く、ビード状吐出体が伸び易い組成物を「△」(合格:可)、著しく吐出速度が小さいか、吐出困難な組成物を「×」(不合格)とした。
内径断面形状(吐出口径)が円形で内径φ0.5mmのニードルが装着された遮光性シリンジに活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を充填した容器を紫外線照射装置を附属させたエアー加圧式ディスペンシング装置(武蔵エンジニアリング社製 型式ショットマスター(登録商標)200DS)に装着し、ニードルからの各活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の吐出速度とニードルの移動速度とを同じにして、ガラス板(平岡ガラス社製、ソーダガラス)上にビード状吐出体を形成した。ビード状吐出体を30秒間自然放置して、ビード状吐出体の形状変化(ダレの程度)を観察した。評価基準は、ビード状吐出体の幅と高さを、顕微鏡(ニコン製 MM−800−LFA)を用いて測定し、線高さと線幅との比(高さ/幅)が0.9〜1を「◎」(合格:優)、0.8〜0.9未満を「○」(合格:良)、0.5〜0.8未満を「△」(合格:可)、0.5未満を「×」(不合格)とした。
蓋つきプラスチック容器に、活性エネルギー線硬化性樹脂(A)を100重量部として、活性エネルギー線硬化性樹脂(A)となるグリコール単位とアルキル基を有する(メタ)アクリロイルモノマー(a)として表1のA−1を54重量部とA−4を7.5重量部、分子中に水酸基を有する(メタ)アクリロイルモノマー(b)としてA−6を6重量部、アルキル(メタ)アクリレートモノマー(c)としてA−9を22.5重量部、ウレタンアクリレートとしてA−15を10重量部、重合開始剤(B)として表2のB−1とB−2を各0.5重量部、及びシリカ粒子(C)として表3のc−1を10重量部、をそれぞれ加え、株式会社シンキー社製 自転・公転ミキサー あわとり錬太郎ARE−250を用いて、2000rpmにて3分間混練して活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。この活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の一部を内容量50mlの遮光シリンジに充填し、武蔵エンジニアリング株式会社製 アワトロン(登録商標)AW−50を用いて脱泡処理を行い、活性エネルギー線硬化性樹脂組成物が充填された容器を作製し、ビード状吐出体の径膨張の低減効果、吐出性及びビード状吐出体の形状保持性の評価用サンプルとした。一方、遮光シリンジに充填しなかった残りの活性エネルギー線硬化性樹脂組成物は、見かけ粘度、チクソトロピー係数、硬度及び圧縮永久歪の評価用の測定用サンプルとした。
各構成材料の種類及び配合を表4の通りとした以外は、実施例1と同様の方法で各実施例の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の評価用サンプル及び測定用サンプルを用いて、物性の評価及び効果の評価を行った。
各構成材料の種類及び配合を表5の通りとして、主に(メタ)アクリロイルモノマー(a)と(メタ)アクリロイルモノマー(b)との重量比率(a):(b)を変えた構成とした以外は、実施例1と同様の方法で各実施例の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の評価用サンプル及び測定用サンプルを用いて、物性の評価及び効果の評価を行った。
各構成材料の種類及び配合を表6の通りとして、主に(メタ)アクリロイルモノマー(a)中に含まれる(メタ)アクリロイルモノマー(a2)の含有量を変えた構成とした以外は、実施例1と同様の方法で各実施例の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の評価用サンプル及び測定用サンプルを用いて、物性の評価及び効果の評価を行った。
各構成材料の種類及び配合を表7及び表8の通りとして、主にアルキル(メタ)アクリレートモノマー(c)の種類と配合割合{(a)+(b)}:(c)を変更した構成とした以外は、実施例1と同様の方法で各実施例の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の評価用サンプル及び測定用サンプルを用いて、物性の評価及び効果の評価を行った。
各構成材料の種類及び配合を表8の通りとして、主に活性エネルギー線硬化性樹脂(A)に含有するウレタンアクリレートの重量割合を変更した構成とした以外は、実施例1と同様の方法で各実施例の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の評価用サンプル及び測定用サンプルを用いて、物性の評価及び効果の評価を行った。
各構成材料を表9に示した各構成及び配合とした以外は、実施例1と同様の方法で各比較例の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。得られた活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の評価用サンプル及び測定用サンプルを用いて、物性の評価及び効果の評価を行った。
10 ビード状吐出体
11 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物
4 ニードル状塗工部
5 活性エネルギー線硬化性樹脂組成物を充填した容器
8 活性エネルギー線照射ユニット
9 三次元制御式塗付装置
90 圧力空気供給管
B 試料台(ステージ)
Claims (8)
- 活性エネルギー線硬化性樹脂(A)と重合開始剤(B)とシリカ粒子(C)とを含んでなる活性エネルギー線硬化性樹脂組成物であって、
前記活性エネルギー線硬化性樹脂(A)は、分子中にオリゴグリコール単位とアルキル基を有する下記式(1)(式中のR1は水素又はメチル基、R2はアルキル基、Wはアルキレン基、nは1から20の整数である。)で示される(メタ)アクリロイルモノマー(a)と、分子中に水酸基を有する下記式(2)(式中のR3は水素又はメチル基、R4はフェノキシメチレン基である。)で示される(メタ)アクリロイルモノマー(b)と、下記式(3)(式中のR5は水素又はメチル基、R6は炭素数が5以上のアルキル基である。)で示されるアルキル(メタ)アクリレートモノマー(c)を含んでなり、前記(メタ)アクリロイルモノマー(a)と前記(メタ)アクリロイルモノマー(b)の合計重量が活性エネルギー線硬化性樹脂(A)の重量に占める割合は50重量%以上であり、前記(メタ)アクリロイルモノマー(a)と前記(メタ)アクリロイルモノマー(b)の合計重量とアルキル(メタ)アクリレートモノマー(c)の重量との比{(a)+(b)}:(c)が99:1〜50:50であり、
前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に占める前記活性エネルギー線硬化性樹脂(A)の重量割合が80重量%以上であり、
前記活性エネルギー線硬化性樹脂組成物に占める前記シリカ粒子(C)の重量割合が2〜12重量%であることを特徴とする活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 前記(メタ)アクリロイルモノマー(a)と前記(メタ)アクリロイルモノマー(b)との重量比(a):(b)が99:1〜70:30であることを特徴とする請求項1に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 前記(メタ)アクリロイルモノマー(a)が、前記式1中のnが1〜5である(メタ)アクリロイルモノマー(a1)とnが6〜20である(メタ)アクリロイルモノマー(a2)とからなり、(メタ)アクリロイルモノマー(a)に占める(メタ)アクリロイルモノマー(a2)の重量割合が1重量%以上90重量%未満であることを特徴とする請求項1〜2に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 前記活性エネルギー線硬化性樹脂(A)が、重量平均分子量が6000以上のウレタン(メタ)アクリレートを20重量%未満含有していることを特徴とする請求項1〜3に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 未硬化の状態でのせん断速度0.1〜2s−1の範囲における活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の粘度(JIS Z8803準拠 円錐−平板形回転粘度計 25℃)が10〜4000Pa・sかつ、前記せん断速度の範囲においてJIS Z8803準拠 円錐−平板形回転粘度計(25℃)で測定された前記粘度から下記式(4)によって求められるチクソトロピー係数(T.I.)が1.1〜10であるとともに、活性エネルギー線硬化後のE硬度(JIS K6253準拠)が55以下であることを特徴とする請求項1〜4に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
(式中、η(D 1 )はせん断速度D 1 で測定された粘度であり、η(D 2 )はせん断速度D 2 で測定された粘度であり、0.1s −1 ≦D 1 <D 2 ≦2s −1 である。) - 活性エネルギー線硬化後の圧縮永久歪(JIS K6262準拠 70℃ 25%圧縮)が35%以下であることを特徴とする請求項1〜5に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の活性エネルギー線硬化性樹脂組成物の硬化物からなるシール材。
- 請求項1〜6に記載の活性エネルギー線硬化組成物を基体表面にビード状または点状に吐出塗布して吐出体を形成し、該吐出体に活性エネルギー線を照射して硬化させてシール材を形成することを特徴とするシール材の製造方法。
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