JP6569448B2 - カラオケシステム、選曲装置及び選曲用プログラム - Google Patents

カラオケシステム、選曲装置及び選曲用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、伴奏に合わせて歌唱を楽しむことのできるカラオケシステム、並びに、歌唱する楽曲を選択する選曲装置及び選曲用プログラムに関する。特に、ユーザー間で歌唱得点の順位を競うことのできるカラオケシステム、並びに、それに使用可能な選曲装置及び選曲用プログラムに関する。
従来、社交の場等では、伴奏に合わせて歌唱を楽しむカラオケが行われている。カラオケを行うためのカラオケ装置では、伴奏を行う以外に、歌唱の採点機能を備えたものが知られている。歌唱した後、数値化された歌唱得点を通知することで、自己の歌唱能力を知ることができる。近年では、通信環境の整備により、評価結果としての歌唱得点を記録し、ユーザー間で順位を競うことが可能となっている。
特許文献1には、歌唱結果としての歌唱得点を競うことのできるカラオケシステムにおいて、ユーザーに適した楽曲を提案することが開示されている。このカラオケシステムは、要求ユーザーが楽曲を歌唱した際の採点結果として記憶部に記憶された楽曲のうち、その楽曲の採点結果たる点数が、該楽曲について分布特定手段により特定された採点分布(正規分布)においてサンプル数が所定以上存在している領域にある楽曲(±2σの領域にある楽曲)をそれぞれ抽出することで、ユーザーが高い順位を獲得できる楽曲を提案することとしている。
特許第4844577号公報
特許文献1に開示されるカラオケシステムは、ユーザーが高い順位を獲得できる楽曲を確認できる点において非常に有効である。しかしながら、各楽曲について採点分布(正規分布)を形成するとともに、サンプル数が所定以上存在している領域(±2σ)を判定する必要があり、サーバー等における負荷は非常に大きくなることが考えられる。また、サンプル数が所定以上存在している領域にあるか否かで判定するため、特許文献1の図6に示されるように、歌うべきか否かといった二値での判定となり、例えば、歌うべき楽曲が複数存在する場合、ユーザーはどの楽曲を歌うべきか迷うことが考えられる。
そのため本発明に係るカラオケシステムは、以下の構成を採用したことを特徴としている。
ユーザーに楽曲を選択させる選曲処理と、
前記選曲処理で選択された楽曲を再生する楽曲再生処理と、
マイクロホンから入力される歌唱音声を採点し、ユーザー及び楽曲に対応した歌唱得点を算出する採点処理と、
各楽曲について蓄積された歌唱得点分布を参照し、前記採点処理で算出された歌唱得点に対応する順位を通知する通知処理と、を実行可能とし、
前記選曲処理は、楽曲を選択するユーザーが過去に歌唱した楽曲について、各楽曲の推奨度に基づいて形成した選曲画面を表示してユーザーに楽曲を選択させる処理であり、
推奨度は、判定対象となる楽曲の歌唱得点分布において、ユーザーの過去の歌唱得点から所定得点加算した歌唱得点までの範囲に含まれるユーザー数のカウントに基づいて判定されたことを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケシステムにおいて、
前記選曲処理は、各楽曲の推奨度に基づき、楽曲毎に推奨度を示す情報を表示することを特徴とすることを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケシステムにおいて、
前記選曲処理は、複数の楽曲の推奨度に基づき、複数の楽曲間における相対的な推奨度が分かる選曲画面を表示することを特徴とする。
さらに本発明に係るカラオケシステムにおいて、
推奨度の算出に使用する所定点数は、ユーザーの操作に応じて変更可能とすることを特徴とする。
また本発明に係る選曲装置は、
ユーザーが過去に歌唱した楽曲について、各楽曲の推奨度に基づいて形成した選曲画面を表示してユーザーに楽曲を選択させる選曲処理と、
前記選曲処理で選択された楽曲の再生指示を出力する指示処理と、を実行可能とし、
推奨度は、判定対象となる楽曲の歌唱得点分布において、ユーザーの過去の歌唱得点から所定得点加算した歌唱得点までの範囲に含まれるユーザー数のカウントに基づいて判定されたことを特徴とする。
また本発明に係る選曲用プログラムは、
ユーザーが過去に歌唱した楽曲について、各楽曲の推奨度に基づいて形成した選曲画面を表示してユーザーに楽曲を選択させる選曲処理と、
前記選曲処理で選択された楽曲の再生指示を出力する指示処理と、を情報処理装置に実行させることを可能とし、
推奨度は、判定対象となる楽曲の歌唱得点分布において、ユーザーの過去の歌唱得点から所定得点加算した歌唱得点までの範囲に含まれるユーザー数のカウントに基づいて判定されたことを特徴とする。
本発明に係るカラオケシステム、選曲装置及び選曲方法によれば、判定対象となる楽曲の歌唱得点分布において、ユーザーの過去の歌唱得点から所定得点加算した歌唱得点までの範囲に含まれるユーザー数のカウントする簡易な処理で、ユーザーに順位を上げやすい楽曲を推奨することが可能である。また、推奨度は、二値よりも多い多値で得ることができるため、多様な形態で楽曲を推奨することが可能となる。
カラオケシステムの構成を示す図 アクティブユーザートップ画面を示す図 履歴検索処理を示すフロー図 調子選択画面を示す図 履歴作成処理を示すフロー図 各種情報の構成を示す図 歌唱得点分布を説明するための図 履歴選曲画面を示す図 楽曲確認画面を示す図 楽曲再生処理を示すフロー図 歌唱結果画面を示す図 他の実施形態の履歴選曲画面を示す図
図1は、本実施形態のカラオケシステムの構成を示す図である。本実施形態におけるカラオケシステムは、カラオケ装置2(コマンダ)と、リモコン装置1を含んで構成されている。カラオケ装置2とリモコン装置1は、LAN100及びアクセスポイント110を利用してネットワークを形成するように接続されている。
カラオケボックスなどの店舗に設置されるカラオケ装置2は、楽曲を演奏するための演奏部として音響制御部25を備えている。また、カラオケ装置2は、ユーザーからの各種入力を受け付ける操作部21を備える。カラオケ装置2は、操作部21からの入力を解釈してCPU30に伝達する操作処理部22を備える。また、カラオケ装置2は、各種情報を記憶する記憶部としてのハードディスク32を備える。カラオケ装置2は、LAN100に接続してネットワークに加入する通信手段としてのLAN通信部24を備えている。
また、カラオケ装置2は、モニタ41に対して歌詞映像、背景映像を表示させる映像再生手段を備える。この映像再生手段は、映像情報に基づいて映像を再生する映像再生部29、再生する映像を一時的に蓄積するビデオRAM28、再生された映像に対する歌詞テロップの重畳、映像効果を付与する映像制御部31を備えて構成される。
さらに、このカラオケ装置2では、外部に接続されるモニタ41以外に、タッチパネルモニタ33に対して各種情報を表示することを可能としている。タッチパネルモニタ33は映像制御部31から入力された映像情報を表示する表示部33aと、タッチ入力された位置を操作処理部22に出力するタッチパネル33bが重畳されて構成されている。このタッチパネルモニタ33は、カラオケ装置2の操作部、あるいは、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11などと同様、カラオケ装置2の入力部として機能する。ユーザーは、タッチパネルモニタ33にて楽曲を選択することで、直接カラオケ装置2に予約をさせるなど、カラオケ装置2に対する各種操作を行うことが可能である。
さらに、カラオケ装置2は、各構成を統括して制御するためのCPU30、各種プログラムを実行するにあたって必要となる情報を一時記憶するためのメモリ27を備えて構成される。
このような構成にてカラオケ装置2は、各種処理を実行することとなるが、カラオケ装置2の主な機能として、楽曲予約処理、楽曲再生処理などを実行可能としている。楽曲予約処理は、ユーザーからの指定に基づいて楽曲を指定、予約するための処理であってリモコン装置1と連携して実行される。ユーザーの操作により、リモコン装置1などの入力部で指定された予約情報をメモリ27中の予約テーブルに登録する。楽曲再生処理は、予約された楽曲を再生させる処理であって、楽曲演奏処理と歌詞再生処理とが同期して実行される処理である。
楽曲演奏処理は、楽曲情報に含まれる演奏情報に基づき、音響制御部25に演奏を実行させる処理である。音響制御部25にて演奏された楽曲は、歌唱用マイク43a、43bから入力される歌唱音声と一緒にスピーカ42から放音される。歌詞再生処理は、楽曲情報に含まれる歌詞情報をモニタ41に表示させることで歌唱補助を行う処理である。この歌詞再生処理で表示される歌詞に、背景映像を重畳させて表示させる背景映像表示処理を実行することとしてもよい。
一方、リモコン装置1は、予約情報などカラオケ装置2に対して各種指示を送信するとともに、カラオケ装置2あるいはインターネット上に接続されたサーバー装置5から各種情報を受信する。本実施形態では、ユーザーから各種指示を受け付けるユーザインターフェイスとして、操作部17と、タッチパネルモニタ11を備えている。タッチパネルモニタ11は、表示部11aとタッチパネル11bを有して構成され、表示部11aに各種インターフェイスを表示するとともに、ユーザーからのタッチ入力を受付可能としている。
さらにリモコン装置1は、楽曲検索に必要とされるデータベース、各種プログラム、並びに、プログラム実行に伴って発生する各種情報を記憶する記憶部として、メモリ14、そして、これら構成を統括して制御するためのリモコン側制御部を備えて構成される。リモコン側制御部には、CPU15、タッチパネルモニタ11に対して表示する映像を形成する映像制御部13、表示する映像情報を一時的に蓄えるビデオRAM12、タッチパネルモニタ11あるいは操作部17からの入力を解釈してCPU15に伝える操作処理部18が含まれている。
また、リモコン装置1は、無線LAN通信部16によって、アクセスポイント110と無線接続されることで、LAN100によって構成されるネットワークに接続される。なお、各リモコン装置1は、特定のカラオケ装置2に対して事前に対応付けされている。リモコン装置1から出力される各種命令は、対応付けされたカラオケ装置2にて受信されることとなる。
このようなリモコン装置1の構成により、ユーザーからの各種入力をタッチパネルモニタ11、あるいは、操作部17から受付けるとともに、映像情報をタッチパネルモニタ11の表示により各種情報を提供することで、カラオケ装置2に対して楽曲予約などの各種指示を行うことが可能とされている。
図2には、本実施形態のアクティブユーザートップ画面が示されている。本実施形態のカラオケシステムは、複数のユーザーが同時にログインして使用することが可能である。ユーザーはログインすることで、自己のユーザー情報を使用した各種サービスを受けることが可能である。このアクティブユーザートップ画面は、ユーザーがログインした直後に表示される画面である。ユーザーが受けることのできるサービスとしては、ユーザーが登録したお気に入り楽曲、お気に入りアーティスト(歌手)、履歴を使用した楽曲検索、あるいは、ユーザーの属性に応じた楽曲の推奨等がある。ユーザーは、このアクティブユーザートップ画面から、希望するサービスを選択することが可能である。
図2に示すアクティブユーザートップ画面の上方には、カラオケシステムにログインしているユーザーに関する情報が表示されている。ログインユーザー欄103には、カラオケシステムにログインしているユーザーの分身像103a〜103e(本実施形態では顔部分)が表示される。またログインユーザー欄103中、右端に背景がハイライト(白色)で示されるユーザー(分身像103e)が、アクティブユーザー(この例ではAさん)であって、分身像103eに対応するアクティブユーザーに対するサービスが実行されている状態となっている。アクティブユーザーの切り替えは、ユーザー切り替えボタン101を操作することで行うことが可能である。また、ユーザー登録していないユーザーは、ゲストボタン102を操作することで、ゲストユーザーとしてカラオケシステムを使用することが可能である。
本実施形態のカラオケシステムは、提供するサービスの1つとして、歌唱した楽曲について歌唱評価処理を行うことで、歌唱評価結果としての歌唱得点を算出することとしている。さらに、算出された歌唱得点を集計することで、ユーザー間で楽曲毎の歌唱得点の順位を競うことを可能としている。また、楽曲をユーザーに選択させる際、ユーザーが過去に歌唱した楽曲から選択させる履歴検索処理を行うことが可能となっている。履歴検索処理では、過去に歌唱した楽曲について、順位を上げやすい楽曲を推奨することとしている。
図3は、本実施形態の履歴検索処理を示すフロー図である。履歴検索処理は、主にリモコン装置1で行われる処理であるが、カラオケ装置2側で行われる場合もある。履歴検索処理は、図2で説明したアクティブユーザートップ画面において、階層的なメニューを選択することで開始される。履歴検索処理は、まず、ユーザーに今日の歌唱の調子を選択させる調子選択画面をタッチパネルモニタ11に表示する(S101)。
図4は、リモコン装置1のタッチパネルモニタ11に表示される調子選択画面を示した図である。この調子選択画面を使用して、ユーザーは自己の歌唱の調子を選択することが可能である。この実施形態では、歌唱の調子が普通、あるいは悪い「慎重派」、歌唱の調子がよい「積極派」の2つの中から選択することが可能となっている。ユーザーは歌唱の調子が普通、あるいは、悪いと思われる場合には「慎重派」と表記されたボタン104を選択し、悪いと思われる場合には「積極派」と表記されたボタン105を選択する。
本実施形態では、この調子選択画面で選択したユーザーの調子を使用して推奨度を算出している。
調子選択画面で歌唱の調子が選択される(S102:Yes)と、リモコン装置1は、サーバー装置5に対して履歴要求情報を送信する(S103)。履歴要求情報は、ユーザーの歌唱履歴に基づいて、楽曲を選択する履歴選曲画面を形成するために必要な履歴応答情報を要求するため情報である。図6(A)には、履歴要求情報のデータ構成を記載したものである。履歴要求情報には、履歴検索処理を実行しているアクティブユーザーのユーザーIDと、調子選択画面での選択結果(0:慎重派、1:積極派)を含んで構成されている。
サーバー装置5は、履歴要求情報を受信(S201)し、受信した履歴要求情報と、サーバー装置5の記憶部51に記憶するデータベースに基づいて、履歴応答情報を形成し、要求のあったリモコン装置1に履歴応答情報を送信する(S202)。サーバー装置5が所持するデータベースでは、アカウントを所持するユーザーの歌唱履歴である履歴情報を管理している。図6(B)は、履歴情報のデータ構成を示したものである。履歴情報は、ユーザーID、楽曲ID、歌唱日時、歌唱得点を含んで構成されている。サーバー装置5は、同じユーザー(ユーザーIDで特定)が同じ楽曲(楽曲IDで特定)を歌唱した場合、データベースの履歴情報を更新する。
図5は、本実施形態の履歴作成処理(S210)を示すフロー図である。この履歴作成処理は、サーバー装置5において、履歴要求情報を受信(S201)したことを契機に開始される処理である。履歴作成処理では、まず、受信した履歴要求情報内の調子情報が積極派(調子情報:0)か、積極派(調子情報:1)かを判定する(S211)。調子情報が慎重派である場合(S211:慎重派)、所定得点αを4に設定する(S212)。一方、調子情報が積極派である場合(S211:積極派)、所定得点αを8に設定する(S213)。そして、要求を行ったユーザー、具体的には履歴要求情報で特定されるユーザーが過去に歌唱した楽曲を1つずつ抽出し、当該楽曲の順位と推奨度を判定する(S214〜S219)。
まず、履歴要求情報に含まれるユーザーIDに対応する1の履歴情報をデータベースから抽出する(S214)。この抽出は履歴情報の歌唱日時が新しい順で抽出する等、適宜条件で抽出することが考えられる。次に、S214で抽出した楽曲の歌唱得点分布を取得する(S215)。図7には歌唱得点分布の例を模式的に示したものである。歌唱得点分布は、ある楽曲について、ユーザーの歌唱得点の分布を示した情報であり、図7のように横軸に歌唱得点、縦軸にユーザーの人数で模式的に表される。この歌唱得点分布を使用することで、判定対象としている楽曲について、現在の順位と、推奨度を判定することが可能となる。そのため、データベース内の履歴情報を参照し、判定対象としている楽曲について、要求を行ったユーザーの歌唱得点Xが取得される(S216)。
S215で取得した歌唱得点分布と、S216で取得したユーザーの歌唱得点Xとを照らし合わせることで、歌唱得点Xに対する順位が判定される(S217)。次に、S214で取得した歌唱得点分布上、歌唱得点Xから所定得点α内に含まれるユーザー数をカウントする(S218)。図7(A)は、ある楽曲Aについて歌唱得点分布を示した図であって、ユーザーの歌唱得点XからX+αまでの領域が斜線で示されている。この斜線で示される領域内に含まれるユーザー数は、自分の歌唱得点Xより所定得点α上の範囲に属するユーザー数であって、ユーザーが今回の歌唱で所定得点αを上げた場合に、上昇する順位に対応している。本実施形態では、調子選択画面において歌唱の調子を選択可能としているが、歌唱の調子に基づき、所定得点αを変更することで、楽曲の推奨度が伴って変更されることになる。積極派の場合は、慎重派に比べて所定得点αは大きく設定されている。これは、歌唱の調子に自信がある場合、歌唱得点を前回よりも大幅に上げることが予想されるためである。
推奨度判定の元になるユーザー数は、楽曲毎に異なる歌唱得点分布、及び、ユーザーの過去の歌唱得点よって異なることになる。図7は、このような違いを説明するための図であって、図7(A)は、楽曲Aについて、ユーザーの歌唱得点がXであった場合を示した歌唱得点分布であり、図7(B)は、楽曲Bについて、ユーザーの歌唱得点がYであった場合を示した歌唱得点分布である。S218では、両歌唱得点分布において、斜線(歌唱得点からα上)内に含まれるユーザー数をカウントすることになるが、一見して、図7(A)の斜線部分の面積が、図7(B)の斜線部分の面積に対して大きいことが分かる。これは、判定対象となっているユーザーは、歌唱得点を所定得点αだけ上昇させたとき、楽曲Aの方が、順位が上がりやすいことを示している。本実施形態では、このように斜線内に含まれるユーザー数をカウントすることで、複雑な計算を伴うことなく簡易に推奨度を判定することが可能である。また、推奨度を、楽曲を奨めるか奨めないかという2値の度合いではなく、多値の度合いとして判定できるため、ユーザーに各種形態で楽曲を推奨することが可能となる。
S219では、S218でカウントしたユーザー数を使用して、判定対象としている楽曲について推奨度が判定される。本実施形態の推奨度は、カウントしたユーザー数をそのまま使用している。例えば、ユーザー数が多いほど推奨度が高い楽曲とすることが考えられる。推奨度は、このような形態以外に、カウントしたユーザー数に演算を施すことで算出される値であってもよい。
S220では、S214で抽出した履歴情報に対応する1つの楽曲について、S217で判定した順位と、S218で判定した推奨度を含む履歴応答情報が作成される。図6(C)は、履歴応答情報のデータ構成であって、履歴応答情報には、楽曲ID、歌唱得点、順位、推奨度を含んで構成されている。S214〜S220を繰り返すことで、ユーザーが過去に歌唱した楽曲毎に、最新の順位と、ユーザーに対する推奨度を含んだ履歴応答情報が作成される。本実施形態では、所定数の履歴応答情報を作成し、要求のあったリモコン装置1に送信(S202)することとしている。S214〜S220を繰り返すことで、履歴応答情報が所定数作成された場合(S221:Yes)、履歴作成処理を終了する。
サーバー装置5で作成された履歴応答情報を受信したリモコン装置1は、受信した履歴応答情報に基づいて履歴選曲画面を表示する(S105)。図8は、履歴選曲画面を示す図である。履歴表示画面は、履歴応答情報を使用して、楽曲毎に曲名、歌唱得点、順位、推奨度が表示される。本実施形態では、推奨度を0〜5までにランク分けし、星印の数で推奨度を示している。
この場合、ユーザーに示される推奨度は、各楽曲に決まる絶対的な指標となる。このような形態とは別に、複数の楽曲間の推奨度の関係で相対的に推奨度が分かるようにしてもよい。前述のように楽曲毎の推奨度を使用してランク分けする場合、同じランクに集中してしまうことが考えられる。このように相対的な関係を使用することで、推奨度が近似している場合であっても、ランクを異ならせることが可能である。また、このような形態では、複数の楽曲間においてランキング形式で楽曲を推奨することも可能である。図12は、他の実施形態の履歴選曲画面を示した図である。この履歴選曲画面は、図8のように星印で推奨度を示す形態に代え、推奨度の大小に基づくランキング形式で楽曲を表示した形態となっている。
さらに本実施形態の履歴選曲画面には、慎重派、積極派を切り替えるボタン106が設けられている。例えば、調子選択画面で積極派を選択したユーザーも、ボタン106を操作することで、慎重派の履歴選曲画面に変更することが可能である。ボタン106による調子の変更操作が行われた場合(S106:Yes)、リモコン装置1は、再度履歴要求情報をサーバー装置5に送信することで、サーバー装置5は、変更操作に応じた内容で、履歴作成処理(S210)を行い、更新された履歴応答情報をカラオケ装置5へ送信することで、カラオケ装置5は、履歴選曲画面を更新表示する(S105)。
一方、変更操作が行なわれず(S106:No)、履歴選曲画面で、楽曲が選択された場合(S107:Yes)、楽曲の詳細を確認するための楽曲確認画面を表示する(S108)。図9は、楽曲確認画面を示す図である。アクティブユーザーとして楽曲を選択した場合、この楽曲確認画面にて、予約を行う楽曲に間違いがないか、曲名、歌手名、歌い出しなどを表示してユーザーに確認させる。本実施形態の楽曲確認画面には、音程設定欄107が設けられている。音程設定欄107は、演奏する際、ユーザーが歌唱しやすいように音程調整を行うための設定欄であり、音程設定欄107の右下に表示されている変更ボタンを操作することで、音程設定用の子画面(図示せず)が表示され、予約する楽曲に対し音程調整値を設定することが可能である。さらに、楽曲確認画面には、履歴応答情報に基づいて、歌唱得点、順位、推奨度を示す星印を含む欄108が設けられており、ユーザーは、過去の記録と、推奨度を確認することが可能となっている。
楽曲確認画面にて歌唱する楽曲を決定したユーザーは、予約ボタン109を操作して楽曲を予約する。予約ボタン109が操作された場合、リモコン装置1からカラオケ装置2に予約情報が送信される。図6(D)は、予約情報のデータ構成を示した図である。予約情報には、再生する楽曲を示す楽曲IDの他、アクティブユーザーによる予約の場合にはユーザーIDが含まれる。また、音程設定欄107を使用した音程変更が行われた場合、予約情報には音程調整値が含まれる。カラオケ装置2は、リモコン装置1などから予約情報を受け取った場合、受け取った予約情報を、カラオケ装置2のメモリ27で管理する予約テーブルに登録する。
図10は、本実施形態の楽曲再生処理を示すフロー図である。楽曲再生処理が開始されると、カラオケ装置2内のメモリ27に記憶している予約テーブルを参照し、次に再生させる楽曲の有無が判定される(S301)。予約テーブル中、次に再生させる楽曲がある場合(S302:Yes)には、当該楽曲の再生を開始する(S303)。楽曲の再生は、楽曲情報中の演奏情報を音響制御部25に再生させる楽曲演奏処理と、楽曲情報中の歌詞情報を再生する歌詞再生処理と、採点処理(S304)を同期して実行する。採点評価処理(S304)は、楽曲情報に含まれる模範旋律と、歌唱用マイク43a、43bに入力される歌唱音声を比較する等して、ユーザーの歌唱力を判定する処理である。採点処理(S304)の評価結果は、歌唱得点として出力される。
楽曲の再生が終了した場合(S205:Yes)、今回の再生に基づく履歴情報をサーバー装置5に送信する(S207)。図6(B)で説明したように、履歴情報には、ユーザーID、楽曲ID、歌唱日時、歌唱得点が含まれている。サーバー装置5は、受信した履歴情報をデータベースに登録してユーザーの履歴情報を更新する(S401)。そして、受信した履歴情報内の楽曲IDに対応する歌唱得点分布に、このユーザーの歌唱得点(図7の横軸)及び、人数に反映(図7の縦軸)に反映した、新たな歌唱得点分布を取得(S402)し、今回の歌唱得点に対応する順位を判定する(S403)。そして、履歴情報を送信してきたカラオケ装置2に順位を送信する(S404)。順位を受信したカラオケ装置2は、今回の歌唱についての歌唱結果画面をモニタ41に表示する(S209)。
図11は、歌唱終了後にモニタ41に表示される歌唱結果画面を示した図である。歌唱結果画面には、曲名、歌手名、歌唱したユーザーの分身像の他、今回の歌唱得点、及び、サーバー装置5から受信した順位が表示されている。なお、この例では、楽曲の平均得点、他のユーザーについて順位、歌唱得点、歌唱した店舗名が表示されている。これらの情報は、サーバー装置5から順位を受信する際、一緒に受信して表示される。
以上、本実施形態のカラオケシステムについて説明したが、本実施形態では、図7(A)で説明したように、自己の歌唱得点Xから所定得点α上の歌唱X+αに含まれるユーザー数をカウントする簡易な処理で推奨度を判定することが可能となる。また、推奨度は二値よりも多い多値で得ることができるため、多様な形態で楽曲を推奨することが可能である。さらに、本実施形態では、カウントするユーザーの範囲を決める所定得点αをユーザーによって設定させること、推奨度判定の基準を変更することが可能となっている。なお、所定得点αの設定は、本実施形態のように「慎重派」、「積極派」の2段階以上の多段階で設定可能としてもよい。また、所定得点αの設定は、推奨度判定の付加機能であり、外すこと、すなわち、所定得点αを固定値とすることも可能である。
以上、本発明についてカラオケシステムを用いて説明したが、本発明はカラオケシステムに限られるものではなく、カラオケシステムで使用するリモコン装置1(選曲装置)であってもよい。また、現在、スマートフォンにアプリ(プログラム)をインストールすることで、スマートフォンをカラオケシステムのリモコンとして使用する形態もある。このようなスマートフォン等の情報処理装置にインストールすることで、本発明の機能を実現する選曲用プログラムについても本発明の範疇に属するものである。
1:リモコン装置 30:CPU
2:カラオケ装置 31:映像制御部
5:サーバー装置 32:ハードディスク
11:タッチパネルモニタ 33:タッチパネルモニタ
11a:表示部 33a:表示部
11b:タッチパネル 33b:タッチパネル
12:ビデオRAM 41:モニタ
13:映像制御部 42:スピーカ
14:メモリ 43a、43b:歌唱用マイク
15:CPU 51:記憶部
16:無線LAN通信部 101:ユーザー切り替えボタン
17:操作部 102:ゲストボタン
18:操作処理部 103:ログインユーザー欄
21:操作部 103a〜103e:分身像
22:操作処理部 104〜106:ボタン
24:LAN通信部 107:音程設定欄
25:音響制御部 108:欄
27:メモリ 109:予約ボタン
28:ビデオRAM 110:アクセスポイント
29:映像再生部

Claims (6)

  1. ユーザーに楽曲を選択させる選曲処理と、
    前記選曲処理で選択された楽曲を再生する楽曲再生処理と、
    マイクロホンから入力される歌唱音声を採点し、ユーザー及び楽曲に対応した歌唱得点を算出する採点処理と、
    各楽曲について蓄積された歌唱得点分布を参照し、前記採点処理で算出された歌唱得点に対応する順位を通知する通知処理と、を実行可能とし、
    前記選曲処理は、楽曲を選択するユーザーが過去に歌唱した楽曲について、各楽曲の推奨度に基づいて形成した選曲画面を表示してユーザーに楽曲を選択させる処理であり、
    推奨度は、判定対象となる楽曲の歌唱得点分布において、ユーザーの過去の歌唱得点から所定得点加算した歌唱得点までの範囲に含まれるユーザー数のカウントに基づいて判定されたことを特徴とする
    カラオケシステム。
  2. 前記選曲処理は、各楽曲の推奨度に基づき、楽曲毎に推奨度を示す情報を表示することを特徴とすることを特徴とする
    請求項1に記載のカラオケシステム。
  3. 前記選曲処理は、複数の楽曲の推奨度に基づき、複数の楽曲間における相対的な推奨度が分かる選曲画面を表示することを特徴とする
    請求項1に記載のカラオケシステム。
  4. 推奨度の算出に使用する所定点数は、ユーザーの操作に応じて変更可能とすることを特徴とする
    請求項1から請求項3の何れか1項に記載のカラオケシステム。
  5. ユーザーが過去に歌唱した楽曲について、各楽曲の推奨度に基づいて形成した選曲画面を表示してユーザーに楽曲を選択させる選曲処理と、
    前記選曲処理で選択された楽曲の再生指示を出力する指示処理と、を実行可能とし、
    推奨度は、判定対象となる楽曲の歌唱得点分布において、ユーザーの過去の歌唱得点から所定得点加算した歌唱得点までの範囲に含まれるユーザー数のカウントに基づいて判定されたことを特徴とする
    選曲装置。
  6. ユーザーが過去に歌唱した楽曲について、各楽曲の推奨度に基づいて形成した選曲画面を表示してユーザーに楽曲を選択させる選曲処理と、
    前記選曲処理で選択された楽曲の再生指示を出力する指示処理と、を情報処理装置に実行させることを可能とし、
    推奨度は、判定対象となる楽曲の歌唱得点分布において、ユーザーの過去の歌唱得点から所定得点加算した歌唱得点までの範囲に含まれるユーザー数のカウントに基づいて判定されたことを特徴とする
    選曲用プログラム。
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