JP6569165B1 - サラウンド回路及びそのサラウンド回路を利用した音響システム - Google Patents

サラウンド回路及びそのサラウンド回路を利用した音響システム Download PDF

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Abstract

【課題】特に出力を制限することなくデジタルアンプでもマトリクスサラウンドを聴くことができる。【解決手段】入力端子11,12から左右チャンネルの音声信号L,Rが入力される第一デジタルアンプ10の出力端子13,14に接続された第一スピーカー21と第二スピーカー22と、入力端子31,32から左右チャンネルの音声信号L,Rが入力される第二デジタルアンプ30の出力端子33,34に接続された第一サラウンドスピーカー41と第二サラウンドスピーカー42と、第二デジタルアンプ30の入力端子31,32と左右チャンネルの音声信号L,Rの間に、外部電源を要することなく設けられ、左右チャンネルの差異信号Sを生成する差異信号抽出回路100を備える。【選択図】 図1

Description

本発明は、スピーカーマトリクス方式のサラウンド回路及びそのサラウンド回路を利用した音響システムに関する。
従来より、左右チャンネルのステレオ信号を、部屋の前側から流すとともに、それらステレオ信号をマトリクス処理した音声信号を部屋の後側から流して、サラウンド再生することが知られている。
サラウンド再生はアナログアンプ(アンバランスアンプ)を使用した場合には特に問題なく行うことができるが、デジタルアンプ(バランスアンプ)を使用した場合には、デジタルアンプ(バランスアンプ)の各チャンネルの正極より出力された音声信号に電位差(不平衡)が生じた状態となり、デジタルアンプ(バランスアンプ)における各チャンネルの負極に流れる帰還電流が相互間でバランスが異なった状態で各チャンネルの負極よりアンプ内に返る状態となる。
これを平衡に保つために、デジタルアンプの回路内のLSIやパワーMOSFETドライバなどに過剰な負荷がかかり異常処理が発生してデジタルアンプ内部の増幅回路が焼き切れるといった問題がある。
そのため、過去のアナログアンプ(アンバランスアンプ)で行うことができたマトリクスサラウンド結線が、近年登場したデジタルアンプ(バランスアンプ)では行うことができず、マトリクスサラウンドを聴くためにはアンバランスタイプの旧式のアナログアンプを入手してスピーカーに接続するしか手段がない状態となっていた。
これに対して、サラウンド時にはパワーアンプへの供給電圧を非サラウンド時より小さくすることでパワーアンプの出力制限を行うようにしたもので、特に切替え回路を必要とすることなく入力側にリミッタ回路を設けたサラウンド回路が開示されている(例えば、特許文献1)。
特開平3−172100号公報
特許文献1に記載の発明によれば、サラウンド時の出力制限を簡単な回路構成で行うことができる。
しかしながら、サラウンド時には出力が制限されるので臨場感が溢れた迫力のあるサウンドを聴くことができない。
そこで、本発明の目的とするところは、特に出力を制限することなくデジタルアンプでもマトリクスサラウンドを聴くことのできるサラウンド回路及びそのサラウンド回路を利用した音響システムを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係るサラウンド回路は、
入力端子(11,12)から左右チャンネルの音声信号(L,R)が入力される第一デジタルアンプ(10)の出力端子(13,14)に接続された第一スピーカー(21)と第二スピーカー(22)と、
入力端子(31,32)から前記左右チャンネルの音声信号(L,R)が入力される第二デジタルアンプ(30)の出力端子(33,34)に接続された第一サラウンドスピーカー(41)と第二サラウンドスピーカー(42)と、
前記第二デジタルアンプ(30)の入力端子(31,32)と前記左右チャンネルの音声信号(L,R)の間に、外部電源を要することなく設けられ、前記左右チャンネルの差異信号(S)を生成する差異信号抽出回路(100,200)を備えるとともに、
前記差異信号抽出回路(100)は、巻数及び巻線比が同一で同じ極性を持つアイソレーショントランス(110,120)を2個使用し、それらの第一アイソレーショントランス(110)の一次巻線(111)の一方端子(X)と第二アイソレーショントランス(120)の一次巻線(121)の一方端子(X)を接続するとともに、第一アイソレーショントランス(110)の二次巻線(112)の一方端子(X)と第二アイソレーショントランス(120)の二次巻線(122)の一方端子(X)を接続し、第二アイソレーショントランス(120)の二次巻線(122)の他方端子(Y)をグランド(GND)に接続したもので、
前記左チャンネルの音声信号(L)を、第二アイソレーショントランス(120)の一次巻線(121)の他方端子(Y)に入力するとともに、前記右チャンネルの音声信号(R)を、第一アイソレーショントランス(110)の一次巻線(111)の他方端子(Y)に入力し、前記差異信号(S)を、第一アイソレーショントランス(110)の二次巻線(112)の他方端子(Y)から出力するようにしたことを特徴とする。
また、本発明は、前記第一アイソレーショントランスの一次巻線の一方端子(X)と第二アイソレーショントランスの一次巻線の一方端子(X)を接続したものをグランド(GND)に接続し、第二アイソレーショントランスの二次巻線の他方端子(Y)にも接続したことを特徴とする。
また、本発明は、入力端子(11,12)から左右チャンネルの音声信号(L,R)が入力される第一デジタルアンプ(10)の出力端子(13,14)に接続された第一スピーカー(21)と第二スピーカー(22)と、
入力端子(31,32)から前記左右チャンネルの音声信号(L,R)が入力される第二デジタルアンプ(30)の出力端子(33,34)に接続された第一サラウンドスピーカー(41)と第二サラウンドスピーカー(42)と、
前記第二デジタルアンプ(30)の入力端子(31,32)と前記左右チャンネルの音声信号(L,R)の間に、外部電源を要することなく設けられ、前記左右チャンネルの差異信号(S)を生成する差異信号抽出回路(100,200)を備えるとともに、
前記差異信号抽出回路(200)は、巻数及び巻線比が同一で同じ極性を持つアイソレーショントランス(210,220)を2個使用し、それらの第一アイソレーショントランス(210)の二次巻線(212)の一方端子(X)と第二アイソレーショントランス(220)の二次巻線(222)の一方端子(X)を接続し、第二アイソレーショントランス(220)の二次巻線(222)の他方端子(Y)をグランド(GND)に接続したもので、
前記左チャンネルの音声信号(L)のプラス極及びマイナス極を、第二アイソレーショントランス(220)の一次巻線(221)の他方端子(Y)及び一方端子(X)にそれぞれ入力するとともに、前記右チャンネルの音声信号(R)のプラス極及びマイナス極を、第一アイソレーショントランス(210)の一次巻線(211)の他方端子(Y)及び一方端子(X)にそれぞれ入力し、前記差異信号(S)を、第一アイソレーショントランス(210)の二次巻線(212)の他方端子(Y)から出力するようにしたことを特徴とする。
また、本発明に係るサラウンド回路を利用した音響システムは、前記請求項1乃至3のうちいずれか一つのサラウンド回路において、
前記第一スピーカー(21)を部屋(1)の前方左側に、前記第二スピーカー(22)を前記部屋(1)の前方右側に配置するとともに、
前記第一サラウンドスピーカー(41)を前記部屋(1)の後方左側に、前記第二サラウンドスピーカー(42)を前記部屋(1)の後方右側に配置したことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明の実施の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明のサラウンド回路によれば、第一デジタルアンプに接続された第一スピーカーと第二スピーカーからは左右チャンネルの音声信号によって通常のステレオサウンドが流れる。
同時に、左右チャンネルの音声信号は、第一サラウンドスピーカーと第二サラウンドスピーカーが接続された第二デジタルアンプの前段に設けられた差異信号抽出回路によって左右チャンネルの差異信号が生成され、その差異信号は、第一サラウンドスピーカーと第二サラウンドスピーカーから流されるので、デジタルアンプを使用した場合であっても容易にステレオ信号をマトリクス処理した音声信号を流してサラウンド再生することができる。
特に、この差異信号抽出回路は、第二デジタルアンプの入力端子と左右チャンネルの音声信号の間に、外部電源を要することなく設けられたものであるので、回路そのものを小型化することができ、構成を簡素化することができる。
また、従来例で示したように特に出力を制御することなく、しかもデジタルアンプに故障を誘発することなくマトリクスサラウンドを出力することができる。
また、本発明によれば、差異信号抽出回路を、巻数及び巻線比が同一で同じ極性を持つアイソレーショントランスを2個使用し、それぞれの一次巻線と二次巻線の配線を工夫したものであるので、非常に単純な構成である。
また、差異信号抽出回路に、左右チャンネルの音声信号が入力される場合であっても、左右チャンネルの音声信号のプラス極及びマイナス極が入力される場合であっても対応することができる。左右チャンネルの音声信号のプラス極及びマイナス極が入力される場合とは、音響機器間でGNDを共有しないものであり、例えば、シンセサイザーなどの電子楽器が入力される場合である。
この場合、左右チャンネルに入力された電気的な信号の位相のズレを抽出(検出)することが可能となる。
また、本発明によれば、第一アイソレーショントランスの一次巻線の一方端子と第二アイソレーショントランスの一次巻線の一方端子を接続したものをグランド(GND)に接続し、第二アイソレーショントランスの二次巻線の他方端子にも接続することにより一方の出力をGNDとして共有することによりノイズを防止することができる。
また、本発明のサラウンド回路を利用した音響システムによれば、一般家庭の部屋や、カラオケルームなどに対して、第一スピーカーを部屋の前方左側に、第二スピーカーを部屋の前方右側に配置するとともに、第一サラウンドスピーカーを部屋の後方左側に、第二サラウンドスピーカーを部屋の後方右側に配置することで、ユーザは部屋の真中の位置において、例えば、コンサートライブの音声を聴いた場合、ライブホールの反響音(歓声)やマイクの残響(リバーブ)だけを聴き、臨場感のあるマトリクスサラウンドを聴くことができる。
また、マイクからの音声が聴こえる位置に移動することで、ユーザはコンサート会場の観客席で音楽を聴くと同様の感覚を得ることもできる。
なお、このような差異信号抽出回路を設けることについては、特許文献1にはまったく記載されていない。
本発明の実施形態に係るサラウンド回路の概要を示す電気構成図である。 図1に示す差異信号抽出回路の内容を示す電気回路図である。 図1に示す差異信号抽出回路の別態様の内容を示す電気回路図である。 図1に示す差異信号抽出回路のさらに別態様の内容を示す電気回路図である。 本発明の実施形態に係るサラウンド回路を利用した音響システムの一例を示す平面図である。
図1及び図2を参照して、本発明の実施形態に係るサラウンド回路について説明する。
本発明の実施形態に係るサラウンド回路は、図1に示すように、左右チャンネルの音声信号L,Rを、第一デジタルアンプ10及び第二デジタルアンプ30で増幅して4個のスピーカー21,22,41,42から流すものである。
第一デジタルアンプ10の入力端子11,12には、左右チャンネルの音声信号L,Rが入力され、第一デジタルアンプ10の出力端子13,14には第一スピーカー21と第二スピーカー22が接続されている。
これにより、第一スピーカー21からは左チャンネルの音声信号Lが出力され、第二スピーカー22からは右チャンネルの音声信号Rが出力され、通常のステレオサウンドが流れるように構成される。
また、第二デジタルアンプ30と、左右チャンネルの音声信号L,Rの間には左右チャンネルの音声信号L,Rの差異信号Sを生成する差異信号抽出回路100が設けられている。
第二デジタルアンプ30の入力端子11,12には、差異信号抽出回路100で生成された差異信号Sが入力され、第二デジタルアンプ30の出力端子33,34には第一サラウンドスピーカー41と第二サラウンドスピーカー42が接続されている。
また、差異信号抽出回路100には左右チャンネルの音声信号L,Rが直接入力されている。
ここでは、第一デジタルアンプ10と第二デジタルアンプ30は、同じ規格のものを使用した。
差異信号抽出回路100は、特に外部電源を要することなく設けられたもので、簡易な回路によって左右チャンネルの差異信号Sを生成するものである。
より具体的には、差異信号抽出回路100は、図2に示すように、巻数及び巻線比が同一で同じ極性を持つ、600Ω:600Ω(数値は一例であり、特に限定されるものではない)のアイソレーショントランス110,120を2個使用したものである。
第一アイソレーショントランス110の一次巻線111の一方端子Xと第二アイソレーショントランス120の一次巻線121の一方端子Xを接続するとともにグランドGNDに接続し、第一アイソレーショントランス110の二次巻線112の一方端子Xと第二アイソレーショントランス120の二次巻線122の一方端子Xを接続し、第二アイソレーショントランス120の二次巻線122の他方端子YをグランドGNDに接続している。
そして、左チャンネルの音声信号Lを、第二アイソレーショントランス120の一次巻線121の他方端子Yに入力するとともに、右チャンネルの音声信号Rを、第一アイソレーショントランス110の一次巻線111の他方端子Yに入力し、差異信号Sを、第一アイソレーショントランス110の二次巻線112の他方端子Yから出力するようにしたものである。
なお、ここでは、第一アイソレーショントランス110の一次巻線111の一方端子Xと第二アイソレーショントランス120の一次巻線121の一方端子Xを接続するとともにグランドGNDに接続し、これを第二アイソレーショントランス120の二次巻線122の他方端子Yに接続することで、一層、ノイズ防止を図ることができるようにしたが、図3に示すように、第一アイソレーショントランス110の一次巻線111の一方端子Xと第二アイソレーショントランス120の一次巻線121の一方端子Xを接続したものを特にグランドGNDに接続しないようにすることもできる。
さらには、図2に示すように、切替えスイッチ50を、第一アイソレーショントランス110の一次巻線111の一方端子Xと第二アイソレーショントランス120の一次巻線121の一方端子Xを接続するとともにグランドGNDに接続したものを、第二アイソレーショントランス120の二次巻線122の他方端子Yに接続する回線に設けて、切替えスイッチ50のオンでGND回路を共有接続してノイズ防止を図り、オフでGND回路の共有接続を切断するように構成することもできる。
また、差異信号抽出回路100では、左右チャンネルの音声信号L,Rがそれぞれ一つずつ入力される場合を示したが、左右チャンネルの音声信号L,Rのプラス極及びマイナス極が入力される場合には、図4に示すような、差異信号抽出回路200を適用することができる。
差異信号抽出回路200も、差異信号抽出回路100と同様に、特に外部電源を要することなく設けられたもので、簡易な回路によって左右チャンネルの差異信号Sを生成するものである。
より具体的には、差異信号抽出回路200は、図4に示すように、巻数及び巻線比が同一で同じ極性を持つ、600Ω:600Ω(数値は一例であり、特に限定されるものではない)のアイソレーショントランス210,220を2個使用したものである。
第一アイソレーショントランス210の二次巻線212の一方端子Xと第二アイソレーショントランス220の二次巻線222の一方端子Xを接続し、第二アイソレーショントランス220の二次巻線222の他方端子YをグランドGNDに接続している。
そして、左チャンネルの音声信号Lのプラス極及びマイナス極を、第二アイソレーショントランス220の一次巻線221の他方端子Y及び一方端子Xにそれぞれ入力するとともに、右チャンネルの音声信号Rのプラス極及びマイナス極を、第一アイソレーショントランス210の一次巻線211の他方端子Y及び一方端子Xにそれぞれ入力し、差異信号Sを、第一アイソレーショントランス210の二次巻線212の他方端子Yから出力するようにしたものである。
以上のように構成されたサラウンド回路によれば、第一デジタルアンプ10に接続された第一スピーカー21と第二スピーカー22から通常のステレオサウンドが流され、それと同時に、第二デジタルアンプ30に接続された第一サラウンドスピーカー41と第二サラウンドスピーカー42から、第二デジタルアンプ30の前段に設けられた差異信号抽出回路100,200によって生成された差異信号が流されるので、デジタルアンプ10,30を使用した場合であっても容易にステレオ信号をマトリクス処理した音声信号を流してサラウンド再生することができる。
特に、この差異信号抽出回路100,200は、第二デジタルアンプ30の入力端子31,32と左右チャンネルの音声信号L,Rの間に、外部電源を要することなく設けられたものであるので、回路そのものを小型化することができ、構成を簡素化することができる。
また、従来例で示したように特に出力を制御することもない。そして、デジタルアンプ10,30に故障を誘発することなくマトリクスサラウンドを出力することができる。
次に、このようなサラウンド回路を利用した音響システムの一例を図5に示す。
これは、一般家庭の部屋(カラオケルームなどであってもよい)1に対して、第一スピーカー21を部屋1の前方左側に、第二スピーカー22を部屋1の前方右側に配置するとともに、第一サラウンドスピーカー41を部屋1の後方左側に、第二サラウンドスピーカー42を部屋1の後方右側に配置することで、ユーザは部屋の真中の位置において、例えば、コンサートライブの音声を聴いた場合、ライブホールの反響音(歓声)やマイクの残響(リバーブ)だけを聴き、臨場感のあるマトリクスサラウンドを聴くことができる。
また、マイクからの音声が聴こえる位置に移動することで、ユーザはコンサート会場の観客席で音楽を聴くと同様の感覚を得ることもできる。
さらに、ユーザは聴く位置を色々と変えることで音色の強弱あるいは音の有無により様々な音を楽しむことができる。
なお、差異信号抽出回路100,200から出力される差異信号Sは、モノラル出力であるので、モノラルバランスアンプのスピーカーが1個のみの環境においてもマトリクスサラウンドを聴くことができる。
1 部屋
10 第一デジタルアンプ
11 入力端子
12 入力端子
13 出力端子
14 出力端子
21 第一スピーカー
22 第二スピーカー
30 第二デジタルアンプ
31 入力端子
32 入力端子
33 出力端子
34 出力端子
41 第一サラウンドスピーカー
42 第二サラウンドスピーカー
50 切替えスイッチ
100 差異信号抽出回路
110 第一アイソレーショントランス
111 一次巻線
112 二次巻線
120 第一アイソレーショントランス
121 一次巻線
122 二次巻線
200 差異信号抽出回路
210 第一アイソレーショントランス
211 一次巻線
212 二次巻線
220 第一アイソレーショントランス
221 一次巻線
222 二次巻線
L 左チャンネルの音声信号
R 右チャンネルの音声信号
S 左右チャンネルの差異信号

Claims (4)

  1. 入力端子から左右チャンネルの音声信号が入力される第一デジタルアンプの出力端子に接続された第一スピーカーと第二スピーカーと、
    入力端子から前記左右チャンネルの音声信号が入力される第二デジタルアンプの出力端子に接続された第一サラウンドスピーカーと第二サラウンドスピーカーと、
    前記第二デジタルアンプの入力端子と前記左右チャンネルの音声信号の間に、外部電源を要することなく設けられ、前記左右チャンネルの差異信号を生成する差異信号抽出回路を備えるとともに、
    前記差異信号抽出回路は、巻数及び巻線比が同一で同じ極性を持つアイソレーショントランスを2個使用し、それらの第一アイソレーショントランスの一次巻線の一方端子と第二アイソレーショントランスの一次巻線の一方端子を接続するとともに、第一アイソレーショントランスの二次巻線の一方端子と第二アイソレーショントランスの二次巻線の一方端子を接続し、第二アイソレーショントランスの二次巻線の他方端子をグランド(GND)に接続したもので、
    前記左チャンネルの音声信号を、第二アイソレーショントランスの一次巻線の他方端子に入力するとともに、前記右チャンネルの音声信号を、第一アイソレーショントランスの一次巻線の他方端子に入力し、前記差異信号を、第一アイソレーショントランスの二次巻線の他方端子から出力するようにしたことを特徴とするサラウンド回路。
  2. 前記第一アイソレーショントランスの一次巻線の一方端子と第二アイソレーショントランスの一次巻線の一方端子を接続したものをグランド(GND)に接続し、第二アイソレーショントランスの二次巻線の他方端子にも接続したことを特徴とする請求項1に記載のサラウンド回路。
  3. 入力端子から左右チャンネルの音声信号が入力される第一デジタルアンプの出力端子に接続された第一スピーカーと第二スピーカーと、
    入力端子から前記左右チャンネルの音声信号が入力される第二デジタルアンプの出力端子に接続された第一サラウンドスピーカーと第二サラウンドスピーカーと、
    前記第二デジタルアンプの入力端子と前記左右チャンネルの音声信号の間に、外部電源を要することなく設けられ、前記左右チャンネルの差異信号を生成する差異信号抽出回路を備えるとともに、
    前記差異信号抽出回路は、巻数及び巻線比が同一で同じ極性を持つアイソレーショントランスを2個使用し、それらの第一アイソレーショントランスの二次巻線の一方端子と第二アイソレーショントランスの二次巻線の一方端子を接続し、第二アイソレーショントランスの二次巻線の他方端子をグランド(GND)に接続したもので、
    前記左チャンネルの音声信号のプラス極及びマイナス極を、第二アイソレーショントランスの一次巻線の他方端子及び一方端子にそれぞれ入力するとともに、前記右チャンネルの音声信号のプラス極及びマイナス極を、第一アイソレーショントランスの一次巻線の他方端子及び一方端子にそれぞれ入力し、前記差異信号を、第一アイソレーショントランスの二次巻線の他方端子から出力するようにしたことを特徴とするサラウンド回路。
  4. 前記請求項1乃至3うちいずれか一つのサラウンド回路において、
    前記第一スピーカーを部屋の前方左側に、前記第二スピーカーを前記部屋の前方右側に配置するとともに、
    前記第一サラウンドスピーカーを前記部屋の後方左側に、前記第二サラウンドスピーカーを前記部屋の後方右側に配置したことを特徴とするサラウンド回路を利用した音響システム。
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