JP6569027B1 - 集団健診における個人認証及び健診データ管理システム、健診機器、及びプログラム - Google Patents

集団健診における個人認証及び健診データ管理システム、健診機器、及びプログラム Download PDF

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Abstract

本発明は、共用の健診機器を用いて測定した被健診者毎の健診データを収集する際の正確な個人認証と、収集した多量の健診データを集中的に一元管理するためのデータの管理システムを提供するものであり、集団健診における被健診者の個人認証及び収集した健診データを集中的に一元管理するための集団健診における個人認証及び健診データ管理システムであって、収集した健診データを、公衆通信網を介して格納する大容量データメモリを備え、前記健診データの利用を可能とした健康管理サーバーと、視認可能に添付したQRコードを有し、前記健康管理サーバーと公衆通信網を介して接続し、測定された健診データを前記健康管理サーバーに送信する通信制御部を備えている共用の健診機器と、前記QRコードを撮影するカメラと、前記カメラにより撮影したQRコードの情報の解析を実行可能に搭載したプログラムと、前記QRコードの情報を当該被健診者の個人認証情報と共に前記健康管理サーバーに送信する通信制御部とを備える被健診者端末とを含む、集団健診における個人認証及び健診データ管理システムにより達成できる。

Description

本発明は、集団健診に係り、特に企業や自治体あるいは学校等において共用の健診機器を用いて測定した各個人毎の健診データを収集する際の正確な個人認証と、収集した多量の健診データを集中的に一元管理するためのデータの管理システム、それに用いることができる健診機器、及びプログラムに関する。
会社、工場、商店など(以下、事業所)では、疾病、異常の有無を医学的に判定するための集団での健康診断(以下、単に健診と言う場合がある。)が行われている。特に近年は、健康寿命増進の必要性が高まっており、独自の健康維持・増進の取組みが増えてきている。
その独自の取組みの一つとして、例えば体脂肪率などの体成分測定、体力(運動能力)、各種の体状態パラメータ、あるいはストレス、自律神経等の精神面からみた健康度などを集団的に定期測定することで、生活習慣改善のモチベーションを向上する取り組みも推奨されている。
現行の集団健診の多くは、健康診断を行うための測定器・測定設備(以下、健診機器)の1台毎に補助員(健診アテンダント)1名以上が付き添い、記入票やパーソナルコンピュータの表計算ソフトを使って被健診者毎の測定データを入力する方法が一般的である。
例えば、特許文献1に記載された関連技術では、健診機器にICカードリーダー・ライターを取り付け、被健診者毎に所持するICカードの記憶・通信機能を介して測定データをコンピューターシステムに入力させる方法が行われている。
また、特許文献2には、測定器にQRコード(登録商標)を作成・表示する機能を設け、測定データ(健診データ)をQRコード化して表示し、そのQRコードをスマートフォンやフューチャーホン等のユーザー携帯端末(以下、単にユーザー端末)で撮影する事で、測定データをコンピューターシステムに入力する方法が開示されている。
その他にも、健診機器の画面に測定結果を表示し、これをユーザー端末のカメラで撮影し、文字認識することで、測定データをユーザー端末に搭載されている健診用のアプリケーション・プログラムを用いて保存する方法や、健診機器に無線通信機能を搭載して、ユーザー端末に搭載された同様のアプリケーション・プログラムを用いて測定データを入力する方法も知られている。
特開平07−028905号公報 特開2008−269304号公報
上記に開示された従来技術のうち、補助員を配置する方式では、人件費が発生し、補助員が人間であるが故の入力ミスが起きる可能性もある。
被健診者によっては体重、体脂肪等のプライバシーに関わる測定データを補助員に見られるのを嫌う場合もある。また、測定データを時系列で保存して置かなければ、被健診者毎の健康管理を効果的に行うことは難しい。
特許文献1には、各被健診者に対して健診に使用できるICカードを持たせ、健診機器の全てにICカードの読取り/書き込み装置(リーダー/ライター)を付加する方式が開示されている。この方式では、被健診者の数だけのICカードの準備をする必要があり、健診装置のコスト高と共に、初期コストも大きい。
また、特許文献2に開示された、スマートフォンやタブレットなどのユーザー端末のカメラで健診機器の表示部に表示されたQRコード化された測定データを撮影する方式では、測定結果が多数ある場合、表示部に一回に測定できる項目は限られる為、測定データをすべて取得するのに何度も撮影を繰り返す必要がある。
健診機器に備える無線通信機能(Bluetooth(ブルートゥース)(登録商標)等)を用いて健診結果をユーザー端末に送信する従来技術では、測定者が1名の場合は問題ないが、大人数の集団測定(集団健診)の場合は健診機器と被健診者の端末をペアリング処理し、健診後に次の被健診者の為にペアリング解除をする操作を繰り返す必要がある。これは検診機器に被検診者がペアリング処理のみ続け、次の測定の為にその近傍にいると、測定器と被健検診者が同時に複数ペアリングされてしまう為、測定器から見るとだれの測定データなのか区別が出来なくなる為である。
また、このような方式では、健診以外の前後処理に時間を要する。特に、Bluetoothのように同じ電波帯域を使用する通信では、大人数が短時間に集中的な送受信を行うことで、電波障害が起きる可能性もある。
本発明の目的は、上記従来の技術における諸課題を解決し、共用の健診機器を用いて測定した被健診者毎の健診データを収集する際の正確な個人認証と、収集した多量の健診データを集中的に一元管理するためのデータの管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、集団健診における被健診者の個人認証及び収集した健診データを集中的に一元管理するためのデータの管理システムであって、以下の構成としたことを特徴とする。
[1] 集団健診における被健診者の個人認証及び収集した健診データを集中的に一元管理するための集団健診における個人認証及び健診データ管理システムであって、
収集した健診データを、公衆通信網を介して格納する大容量データメモリを備え、前記健診データの利用を可能とした健康管理サーバーと、
視認可能にコードを表示し、前記健康管理サーバーと公衆通信網を介して接続され、前記健診機器の健診機器識別情報及び測定された健診データを前記健康管理サーバーに送信する通信制御部を備えている共用の健診機器と、
前記コードを撮影するカメラと、前記カメラにより撮影したコードに含まれるコード識別情報の解析を実行可能に搭載したプログラムと、前記コード識別情報を当該被健診者の個人認証情報と共に前記健康管理サーバーに送信する通信制御部とを備える被健診者端末とを含み、
前記健康管理サーバーは、前記健診機器から受信した健診データが被健診者のものであるか確認させるため、前記健診機器から受信した前記健診機器識別情報と、前記被健診者端末から受信した前記コード識別情報とを比較し、一致の判定がなされたときに、前記被健診者の個人認証情報は、前記健診機器と紐づけされる、集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[2]前記健康管理サーバーは、前記被健診者端末から受信した前記コード識別情報と、前記健診機器から受信した前記健診機器識別情報とが不一致である判定がなされたときに、当該被健診者端末の被健診者に再度測定の指示を送信する再測定指示部を有することを特徴とする[1]に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[3]前記健康管理サーバーは、前記健診機器を用いて得られた健診データを受信し、その後、前記健診データを前記被健診者端末に送信する、[1]又は[2]に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[4]前記健康管理サーバーは、前記健診機器から受信した前記健診データを前記被健診者端末に送信し、前記健診者端末から前記健診データが適切である旨の信号を受信後、前記大容量データメモリに前記健診データを格納する、[3]に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[5]前記健康管理サーバーは、前記被健診者の個人認証情報と、前記健診機器とが紐づけされた状態で、前記被健診者とは異なる別の被健診者の被健診者端末から前記健診機器のコード識別情報を受信した場合、前記別の被健診者の被健診者端末に警告を表示させる、[1]乃至[4]のいずれか一項に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[6]前記健診機器で収集した健診データを、集団の健診データとして管理する健診データ連携端末をさらに備えたことを特徴とする[1]乃至[5]のいずれか一項に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[7]前記健診データ連携端末が、さらに表示部を備えることを特徴とする[6]に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[8]前記健診データ連携端末が、前記健診機器から受信した前記健診データを、クラスタリングし、集団毎のクラスタ・データとして前記健康管理サーバーに送信することができる、[6]又は[7]に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[9]前記コード識別情報は、集団の属性、健診機器名および健診機器番号の情報を含むことを特徴とする[1]乃至[8]のいずれか一項に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[10]前記コードは、プリンタで印刷した紙片を健診の開始前に前記健診機器に添付されるものであることを特徴とする[1]乃至[9]のいずれか一項に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
[11]集団健診における共用の健診機器であって、
コード識別情報を含む、視認可能に表示されたコードと、
前記健診機器に登録してある健診機器識別情報及び健診データを、公衆通信網を利用して外部へ送信することができると共に、外部から測定開始の指示を受信することができる通信制御部とを含む、共用の健診機器。
[12]集団検診における被健診者端末にインストールされるプログラムであって、
共用の健診機器に視認可能に表示されたコードを認識することにより、コード識別情報を取り込むステップと、
前記コード識別情報を、被健診者端末に登録済の前記被健診者の個人認証情報と共に、前記被健診者端末と公衆通信網を介して接続される健康管理サーバーに送信するステップと、
前記健康管理サーバーにおいて、前記健診機器から受信した健診機器識別情報と、前記プログラムによって前記被健診者端末から受信した前記コード識別情報とが一致したときに、測定を開始するかどうかを、前記被健診者端末に表示するステップと、
前記表示された内容に対する前記被健診者の指示内容を、前記健康管理サーバーに送信するステップとを含む、プログラム。
本発明によれば、補助員による測定データの記入や入力が必要としないので、被健診者が一人でも測定できるので、前記したようなプライバシー上の懸念もない。
また、健診機器にICカードのリーダー・ライターやQRコード等のコード表示装置を設置する必要が無く、測定者にICカードを発行する必要も無いため、コストも抑えられる。
更に、健診機器が計測したすべてのデータを無線あるいは有線経由でコンピューターシステムに登録することができ、健診機器と被健診者端末(ユーザー端末)とのペアリングやペアリング解除のような操作が不要なため、短時間で信頼性のある健診が可能である。
また、本発明によれば、被健診者端末とコンピューターシステムのデータ連携により、過去の測定データとの比較や、測定に必要な個人データ(性別、年齢、身長等)の入力の省略ができる。
更に、予め用意されたアルゴリズムや人工知能により、被健診者に対する生活習慣の改善アドバイスなどもオンラインで表示させることができる。
このようなインタラクティブな対応により、被健診者の生活習慣改善へのモチベーションを高める効果も期待できる。
図1は、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムを説明する構成図を示す。 図2は、本発明の実施例1に係る健診機器の構成を説明する機能ブロック図を示す。 図3は、本発明の実施例1に係る被健診者端末の構成を説明する機能ブロック図を示す。 図4は、本発明の実施例1に係る健康管理サーバーの構成を説明する機能ブロック図を示す。 図5は、本発明の実施例1に係るデータ連携端末の構成を説明する機能ブロック図を示す。 図6Aは、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムの実行手順を説明するフローチャートを示す。 図6Bは、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムの実行手順を説明する図6Aに続くフローチャートを示す。 図6Cは、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムの実行手順を説明する図6Bに続くフローチャートを示す。 図6Dは、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムの実行手順を説明する図6Cに続くフローチャートを示す。 図7は、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムのケース1の動作(通常動作)を説明するフローチャートを示す。 図8は、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムのケース2の動作を説明するフローチャートを示す。 図9は、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムのケース3の動作を説明するフローチャートを示す。 図10は、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムのケース4の動作を説明するフローチャートを示す。 図11は、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムのケース5の動作を説明するフローチャートを示す。 図12は、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムのケース6の動作を説明するフローチャートを示す。 図13は、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムのケース7の動作を説明するフローチャートを示す。 図14は、本発明の実施例2に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムを説明する構成図を示す。
以下、本発明に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムの実施の形態について、実施例の図面を用いて詳細に説明する。
[システムの構成]
図1は本発明に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムの実施例(実施例1)を説明する構成図であり、複数の健診機器100(101,102,103,104,‥)がLAN700に接続されている。このLAN700には健診データ連携端末(データ連携用PC)500が接続されている。なお、健診機器100、健診データ連携端末500はWi−Fi(登録商標)、その他の無線LANにより接続可能となっている。さらに、これら健診機器100は単独で、あるいは健診データ連携端末500を仲介して、インターネットなどの公衆通信網(以下、インターネット)300を介して健康管理サーバー400と通信可能に構成されている。
被健診者端末200は、カメラ210、及びカメラ210で撮影したQRコード(登録商標)の解析プログラム220を有している。
図2は図1に示された健診機器の機能を説明するブロック図で、健診機器100において、処理部(演算処理および制御部)120、メインメモリ121、初期設定やユーザー情報などのデータを入力するためのキーボード、テンキー、ICカードリーダー・ライターなどの入力部122、外部メモリや周辺機器と接続するためのUSBやLAN、RS232Cなどのインターフェース123、測定部124、表示部125、通信制御部126がデータバス127によって接続されている。通信制御部126は健康管理サーバー400、健診データ連携端末500(図1参照)との間での無線及び有線通信を制御する。健診機器100は、下記する健康管理サーバー400と通信でき、健診データを健康管理サーバーに送信することができるため、入力等に必要な人的リソースが不要となり、さらには人為的な入力ミスを生じにくくすることができる。また、実施例1の個人認証及び健診データ管理システムは、さらに、処理部120、メインメモリ121、入力部122、インターフェース123、及び通信制御部126を備えない健診機器を備えてもよく、このような健診機器は、健診するための測定部124と、測定したデータを表示する表示部125を備えていればよい。
また、健診機器100は、健診機器100の外側に、QRコード(登録商標)111,112,113,114が視認可能に添付してある。QRコードに含まれる情報は、本明細書及び特許請求の範囲では、QRコード識別情報といい、当該QRコードが表示してある健診機器100の所属情報(団健診対象の集団の名称(企業・事業所名)、健診機器名称、健診機器番号)等を含むものであるが、それ以外の情報を含んでもよい。なお、QRコードは、紙等に印刷したものを健診機器等に添付してもよいし、健診機器100が表示部125を備えたものであれば、当該表示部等に表示してもよい。
ここで、QRコード(登録商標)とは、マトリックス型二次元コードの一種である。本発明の個人認証及び健診データ管理システムにおいては、健診機器100の所属情報等を表現したものであれば、QRコード以外のコードを使用することができ、例えば、1次元コードやQRコード以外の二次元コードを使用することができる。2次元コードにおいては、スタック式でもマトリックス式でもよい。なお、本明細書及び特許請求の範囲において、コードとは、健診機器の所属情報等のデータを表現するために付けられた符号のことである。また、本明細書及び特許請求の範囲において、コードにより表現された健診機器の所属情報等をコード識別情報とする。
図3は図1に示された被健診者端末の機能を説明するブロック図である。被健診者端末200は、スマートフォンやタブレットなどであり、本実施例ではスマートフォンとする。
この被健診者端末200は、制御演算処理部(演算処理および制御部)301、メインメモリ302、入力部304、外部メモリや周辺機器と接続するためのUSBやHDMI(登録商標)などのインターフェース305、カメラ部306、表示部307、及び通信制御部308で構成される。符号310はデータバスを示す。カメラ部306はカメラ210を備え、制御演算処理部301にはQRコード解析プログラム220が搭載されている。QRコード解析プログラム220は、健診機器100に表示されているQRコードをカメラ210で撮影し、認証して得られるQRコード識別情報を解析するプログラムである。被健診者端末200にインストールされるアプリケーション・プログラムを構成するプログラムの一つとすることができる。
図4は図1に示された健康管理サーバーの構成を説明する機能ブロック図である。この健康管理サーバー400は処理部(演算処理および制御部)401、メインメモリ402、健診データやそれに付随する情報を取り出し、追加、バックアップ等するための外部メモリ403、再測定指示部(再測定指示信号生成部)404、外部メモリや周辺機器と接続するためのUSBやLANなどのインターフェース405、大容量データメモリ406、通信制御部407を備える。符号408はデータバスを示す。健康管理サーバー400を直接操作、制御するために、ディスプレーなどの表示部やキーボード、マウスなどの入力部などを備えてもよい。
再測定指示部404は、被健診者の測定器取り違え、あるいはデータ処理、通信路上でのノイズの影響等に起因するデータエラーで、健診機器から受信した健診機器識別情報と、被健診者端末から受信したQRコード識別情報とを比較し、不一致となった場合に、その旨を当該被健診者に知らせて再測定を指示する。
健診機器に表示されたQRコードの汚染などで被健診者端末でのQRコード読み取り・解析にエラーが生じた場合も再計測の指示が当該被健診者端末に送信される。このようなエラーが所定回数発生した場合には、健康管理サーバー400やデータ連携端末500の管理者に警告する機能も有する。
図5は図1に示される健診データ連携端末(データ連携用PC)500の構成を説明する機能ブロック図である。健診データ連携端末500は、処理部(演算処理および制御部)501、メインメモリ502、入力部504、外部メモリやディスプレー、プリンタなどの周辺機器と接続するためのUSBやLAN、HDMIなどのインターフェース505、情報やプログラムの読み込みや保存のためのディスクドライブ506、表示部507、ルータやモデム、ハブなどの通信部508、通信制御部509、及びプリンタ510で構成される。符号511はデータバスを示す。
健診データ連携端末500は、集団で健診する際の健診機器などの情報を管理するものであり、健診機器100と同じネットワーク内に配置される。必要により、集団健診のスケジュールが決まった段階で健診依頼元の所属情報(会社名、事業所名等)、健診機器(測定器)、同一機能の測定器が複数ある場合に必須の健診機器(測定器)番号などの識別情報をQRコード化することができ、プリンタ510等を用いて印刷することもできる。印刷したQRコードをそれぞれの対応する健診機器(測定器)のカメラ撮影可能位置に貼付し、QRコードを視認可能にする。各健診機器に液晶パネルを取り付けて、健診データ連携端末500からこのパネルにQRコードを表示させるようにすることも可能である。
なお、当然のことながら、健診機器100は、自身の健診機器識別情報を健康管理サーバー400に送信してQRコードが正しく添付されたか否かを事前にテストする。この操作は健診データ連携端末500の機能として一括して実行するのが望ましい。勿論、健診機器100それぞれにテスト送信機能を負荷しておいて、上記の事前テストを実行するように構成することもできる。
[健診機器]
上記のような集団健診における個人認証及び健診データ管理システムに、好適に使用することができる健診機器100は、QRコード識別情報を含む、視認可能に表示されたQRコードと、前記健診機器に登録してある健診機器識別情報及び健診データを、公衆通信網を利用して外部へ送信することができると共に、外部から測定開始の指示を受信することができる通信制御部とを含むものである。ここでの外部とは、健診機器100から離れた場所にあるサーバー等のことを指し、図1では、健康管理サーバー400のことである。
[アプリケーション・プログラム]
上記のような集団健診における個人認証及び健診データ管理システムにおいて、被健診者端末200に好適にインストールされるプログラム(アプリケーション・プログラム)は、共用の健診機器100に視認可能に表示されたQRコードを認識することにより、QRコード識別情報を取り込むステップと、QRコード識別情報を、被健診者端末200に登録済の前記被健診者の個人認証情報と共に、前記被健診者端末と公衆通信網を介して接続される健康管理サーバー400に送信するステップと、健康管理サーバー400において、健診機器100から受信した健診機器識別情報と、プログラムによって被健診者端末200から受信した前記QRコード識別情報とが一致したときに、健康管理サーバー400等の指示に基づいて測定を開始するかどうかを、被健診者端末200に表示するステップと、表示された内容に対する前記被健診者の指示内容を、前記健康管理サーバーに送信するステップとを含むものである。このプログラムを用いることにより、本発明の個人認証及び健診データ管理システムは、容易に個人認証でき、健診データを管理することができる。なお、当該プログラムは、QRコードの解析プログラム220を含んでもよい。
[実行手順]
図6A乃至図6Dは、本発明の実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムの実行手順を説明するフローチャートであり、全体的な流れを示すものである。また、図7乃至13は、実行手順において、ケースごとに説明した図である。
一般的な実施例1の実行手順を、図6A乃至6D、及び図7を参考にしながら、説明する。
実施例1では、被健診者(便宜上「ユーザー」と称する場合もある。)をA、B、Cの三名(それぞれ、ユーザーA、ユーザーB、ユーザーC)とし、それぞれ被健診者端末200(以下、ユーザーA端末、ユーザーB端末、ユーザーC端末)を携帯して健診に臨むことを例として説明する。
説明を簡略にするため、健診機器100(便宜上「測定器」と称する場合もある。)は三台で、測定器a、測定器b、測定器cとする。図6A乃至6Dの紙面に向かって左第1欄から右方向第2欄、第3欄にユーザーA端末、ユーザーB端末、ユーザーC端末の動作を紙面の縦下方向に沿って時系列で示す。動作の内容はユーザーA端末の欄に示される。
ユーザーC端末の右欄には健康管理サーバー400の動作を紙面の縦下方向に沿って時系列で示す。健康管理サーバー400の右欄には健診データ連携端末500(以下、便宜上データ連携用PCとする場合もある。)の動作が、その右欄には三台の測定器(測定器a、測定器b、測定器c)の動作が順に表示されている。
通常、一つの測定器にチェックインできるのは一人のユーザーである。また、一人のユーザーがチェックインできるのは一つの測定器である。したがって、チェックインした時に、他の測定器にそのユーザーがチェックイン状態になっていた場合には、当該ユーザーは他の測定器の全てからチェックアウトした状態になる。
なお、その測定器に当該ユーザーがチェックインした時刻を記録してもよい。
また、そのチェックイン時間が予め設定した一定時間を経過した場合には、測定者がいないものとして、自動的にチェックアウトする構成にすることもできる。
実行手順としては、まず、健診機器(健康測定器、単に測定器とも称する)100を、健康管理サーバー400にインターネット経由でログイン状態にし、インターネット経由で健康管理サーバー400とデータ送信ができるようにする。健診機器100をログインさせるためには、各健診機器が備えている通信制御部126により直接ログインすることができるが、健診データ連携用端末500の指令でも行うことができる。
健診機器100が健康管理サーバー400にログインすることにより、健康管理サーバー400は、健診機器100の集団健診対象の集団の名称(企業・事業所名)、測定器名称、測定器番号等の健診機器識別情報を認識する。更に、必要に応じて各健康測定器の測定データの参照を行う(図6A参照)。
健診機器100には、前記したように、予めQRコード111、112、113をユーザー端末200のカメラ210で撮影できる位置に張り付けておく。実施例1では、QRコード111、112、113の内容は健診集団名(企業名、事業所名等)、測定器名、及び測定器番号とする。同じ測定器が複数ある場合、被健診者が目視できる箇所に測定器番号を目立つように明示しておくことが好ましい。同一機器が存在するので、番号を確認するように注意書きを添えるのが望ましい。
ユーザー端末200には、QRコードの解析プログラム220がインストールされているか、QRコードの解析プログラム220を含む健康管理用アプリケーション・プログラムがインストールされている状態である。健康管理用アプリケーション・プログラムにより、ユーザー端末200は公衆通信網(インターネット)経由で健康管理サーバー400にログインすることができる。
被健診者端末200の制御演算処理部301は被健診者端末200のカメラ機能を立ち上げ、ユーザーは測定する健診機器100(101、102、103、104)のQRコード111、112、113、114をカメラ210で撮影する。
撮影されたQRコード111から、被健診者端末200に搭載されているQRコード解析プログラム220により集団名(企業名、事業所名、等)、測定機器名及び測定機器番号等のQRコード識別情報が被健診者端末200のメインメモリ302に読み込まれる。
次に、被健診者端末200からインターネット300経由で健康管理サーバー400にQRコード識別情報及び被健診者端末200の情報(ユーザーAの情報)を送信する。このような操作により、ユーザーAは測定器aに対しチェックインした状態になる。なお、QRコード識別情報に含まれる集団名(企業名、事業所名、等)、測定機器名及び測定機器番号の情報は、健診機器100が健康管理サーバー400にログインしたときに健康管理サーバー400に送信する集団名(企業名、事業所名、等)、測定機器名及び測定機器番号の情報と同一である。
そして、被健診者(ユーザー)は、健診機器100の前で、被健診者端末200の入力部304より測定モードを選択する(図6A及び図7)。
健康管理サーバー400は、被健診者端末200から受け取ったQRコード識別情報とユーザーのログイン情報から、集団(企業・事業所)、測定器・測定器番号を用いてどのユーザーがどの測定を開始しようとしているか(同一かどうか)を確認し、被健診者端末200と集団(企業・事業所)、測定器・測定器番号を関連付けする。
QRコード識別情報と、健診機器識別情報が同一である場合は、その測定器にチェックイン状態のフラグを立てる。この状態で測定開始モードとなり、測定器に搭載された測定シーケンスに基づいた測定を行う準備を整えることができる。
次に、被健診者端末200では、健康管理サーバー400の指示により、表示部に測定を開始するかどうか表示させ、ユーザーは被健診者端末200の入力部304からインターネット300経由で健康管理サーバー400に測定開始指示を出す。指示を受けた健康管理サーバー400は、健診機器100に測定開始の指示を出す(図6B及び図7)。なお、測定開始指示が必要ない測定器には指示を出さない。
ユーザーが健診機器100を操作することで、その健診機器100は測定を開始する。ユーザーの測定操作が終了すると測定は自動的に終了する。なお、ユーザーは被健診者端末200の入力部から測定終了を指示するようにしてもよい(図6C及び図7)。
測定終了後は、被健診者端末200は、ユーザーの操作により、インターネット300経由で健康管理サーバー400に測定データ取得指示を出し、指示を受けた健康管理サーバー400は健診機器100にデータ取得指示を出す。なお、健診機器100は、測定が終了したら、被健診者端末200の指示がなくとも、自動的に測定データを健康管理サーバー400に送信してもよい。
健康管理サーバー400は、被健診者端末200に個人識別情報、測定器名称、測定器番号、測定データ等をインターネット300経由で送信する。被健診者端末200のアプリは個人識別情報、測定器名称、測定器番号、測定データ等を表示部に表示する。ユーザーは測定器が正しいか、送信された測定データが、測定器に表示されている測定データと同じか確認する事ができる。その後、被健診者端末200にその測定データが正しいか選択させるボタンを表示させ、そのデータで良いか選択させる。これにより、間違ったデータを保存するようなミスを防ぐ事ができる。
データに誤りがない旨の情報を被健診者端末から受信した場合には健康管理サーバー400は測定器にチェックイン状態にあるユーザーの割り当てられたメインメモリ302又は外部メモリ303に測定データを格納する。
更に、健康管理サーバー400は測定データだけでなく、他のデータベースから生活習慣改善のアドバイスなどのコメント、図表、動画などのデータを被健診者端末200に送信し、ユーザーにアピールさせることができる。また、被健診者端末200から測定終了の指令を健康管理サーバー400に送信し、その測定器のチェックインフラグを解除する。必要により、測定終了時には、自動的にチェックアウトさせる。
次に、ユーザーが測定器を取り違えた場合等ついて図8〜13で説明する。
図8、図9、図10、図11、図12、図13は実施例1に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムのケース2乃至7の動作を説明するフローチャートである。
図8は、ケース2の状態を示す。ケース2は、ユーザーAが測定器aにチェックインした後、測定器aで測定せずに、測定器aが不調などの原因で、測定器を変更して、測定器bで測定したときの態様である。この場合、測定器bのQRコードを撮影することにより、ユーザーAは、測定器bにチェックインし、測定器bを測定開始モードにする。健康管理サーバー400は、測定器aおよび測定器bにおいて、ユーザーAが同時にチェックインしている状態であることを検知し、測定器aのチェックイン状態を取り消し、測定器aは測定状態ではない待機状態となる。これにより、一人の被健診者が測定器aとbに同時にチェックインすることを防止することができる。
図9は、ケース3の状態を示す。ケース3は、ユーザーAが測定器aにチェックインしたが、測定器aで測定せずに、測定器bで測定した場合である。ただし、ケース3では、測定器bは、測定開始モードを必要とせず、いつでも測定できる測定器であることとする。ケース3の場合、測定器bによる測定そのものは実行できるものの、測定器aの結果はユーザーAのユーザー端末200に表示されない。表示されないことにより、ユーザーAは測定器aで測定しなかったことを理解し、測定器aに戻り、測定器aで測定を開始することができる。
図10は、ケース4の状態を示す。ケース4は、ユーザーAが測定器aにチェックインし、測定器aで測定せずに、誤って測定器cで測定した場合である。ただし、測定器cは、測定開始モードを必要とする測定器であり、この点で、ケース3と異なる。ユーザーAが測定器aにチェックインし、測定開始モードの状態になった後、測定器aで測定せずに、測定器cによる測定をしようとした場合、測定器cは、測定開始モードになっていないので、測定することができない。なお、測定器cについても、測定開始モードにした場合は、ケース2と同様の態様となる。
図11は、ケース5の態様である。ケース5は、ユーザーAが測定器aにチェックインし、一方、ユーザーBが測定器cにチェックインした状態で、ユーザーAとユーザーBが測定器a及び測定器cを取り違えてしまった場合である。このとき測定器aによる測定及び測定器cによる測定はいずれも進行するが、測定器aに表示されたデータと、ユーザーA末端200に表示されたデータ、測定器名称、測定器番号等が異なって表示されるため、ユーザーA及びユーザーBは、誤って測定したことに気付き、再度QRコード撮影に戻り、測定をやり直すことができる。
図12は、ケース6の態様である。ケース6は、ユーザーAが測定器aにチェックインし、測定器aが測定開始モードになるが、ユーザーAが測定せずに、又は測定途中で測定をやめてしまった場合である。この場合、測定器aは一定時間経過すると、健康管理サーバー400は、ユーザーAを自動的にチェックアウトさせる。
図13は、ケース7の態様である。ケース7は、ユーザーAが測定器aにチェックインし、測定器aが測定開始モードになるが、ユーザーAが測定を行わず、ユーザーBが測定器aのQRコードを撮影して、チェックインをしようとした場合の態様である。ユーザーBがチェックインしようとしたき、健康管理サーバー400はそれを検知し、測定器aには「他の方が測定中です。」等を表示させる指示をし、ユーザーBに注意喚起し、測定続行するかどうか、ユーザーBに選択させる。測定を続行するとした場合は、測定を続ける旨入力し、ユーザーBが測定器aにチェックインすることになり、測定することができるようになる。
ケース3で説明した測定器bのように、本発明の個人認証及び健診データ管理システムにおいては、測定開始モードのない測定器も利用することができる。さらに言えば、本発明の個人認証及び健診データ管理システムは、通信制御部126のような他の機器と通信できる機能を有さない測定器も使用することができる。そのような測定器を用いる場合であっても、本発明で用いる測定器にはQRコードを貼付しておく。被健診者端末200で当該QRコードを撮影し、健康管理サーバー400に測定器情報等のQR識別情報を伝達すると、健康管理サーバー400は、当該健診機器の数値記入欄を被健診者端末200に表示させ、被健診者自身で測定を実施し、測定値をユーザー端末に入力、送信することで、健康管理サーバー100は、当該被健者の健診データを保存することができる。
別の方法としてQRコードと測定値表示画面をユーザー端末200で同時に撮影し、測定値表示画面を文字認識する事で測定値を取込み、健康管理サーバー100に送信する事で当該被検診者の検診データを保存する事もできる。この文字認識の認識ミスを防ぐため、被検診者に文字認識したデータを確認させても良い。
以上、実行手順を説明したが、いかなる場合も、測定に必要な個人データ(性別、年齢、身長等)を健康管理サーバー400のメモリ(ディスクドライブ406)から呼び出して当該測定器100に送信してもよい。しかしながら、上記ケース5の場合は、測定器を取り違えた場合、他人の個人データに基づいたデータが算出されるため、注意が必要である。
また、健康管理サーバー400は、必要に応じて測定器をコントロールする命令や制御をしてもよい。
本実施例によれば、被健診者端末とコンピューターシステムのデータ連携により、過去の測定データとの比較や、測定に必要な個人データ(性別、年齢、身長等)の入力の省略ができる。更に、予め用意されたアルゴリズムや人工知能により被健診者に対する生活習慣の改善アドバイスなどもオンラインで表示させることができる。このようなインタラクティブな対応により、被健診者の生活習慣改善へのモチベーションを高める効果も期待できる。
図14は本発明に係る集団健診における個人認証及び健診データ管理システムの実施例2を説明する構成図である。
実施例2では、健診機器100(101,102,103,・・)と健康管理サーバー400との間の通信を、健診データ連携端末500を介して行うように構成した点で前記の実施例1と異なる。さらに、実施例2の健診データ連携端末500はデータ・クラスタリング分析プログラム800を搭載しており、健診機器100で収集した健診データをクラスタリングし、集団毎のクラスタ・データとして前記健康管理サーバー400に送信する健診データ連携端末500を備えたことを特徴とする。このクラスタリングプログラムを健康管理サーバー400に搭載するよりも利用者に対する迅速なサービスができる。
また、健診データ連携端末500は、社内や学校内の保健室や健康管理室などに設置して、ユーザーが容易に情報を参照できるように、表示部506を設ける。
さらには、表示部506を備えることにより、社内や学校内の保健室や健康管理室などに設置された健診データ連携端末500が、現在、社内や学校でどのような測定が行われるか確認することができ、必要に応じ測定方法等を被検診者にアドバイス等できるため、健康管理担当者にとって非常に有用である。
なお、他の動作は実施例1で説明したものと同様である。
実施例2は、実施例1による効果に加えて、健康管理サーバー400の負荷を軽減でき、クラスタリング結果を健康管理サーバー400に保存しておくことで、測定データの統計的処理結果の効果的な利用を可能とし、それをユーザー端末の要求に応じて出力することもできるというメリットが得られる。さらに、被健診者は、解析された自身の健診データを健康管理サーバー400から容易にダウンロードでき、自身の健康管理に有効利用することができる。
100(101,102,・・) 健診機器(測定器)
111,112,113,114 QRコード
200 被健診者端末(ユーザー端末)
210 カメラ
220 QRコード解析プログラム
300 公衆通信網(インターネット)
400 健康管理サーバー
500 健診データ連携端末
700 LAN
800 データ・クラスタリング分析プログラム

Claims (11)

  1. 集団健診における被健診者の個人認証及び収集した健診データを集中的に一元管理するための集団健診における個人認証及び健診データ管理システムであって、
    収集した健診データを、公衆通信網を介して格納する大容量データメモリを備え、前記健診データの利用を可能とした健康管理サーバーと、
    視認可能にコードが表示されるか又は添付されており、前記健康管理サーバーと公衆通信網を介して接続され、健診機器識別情報及び測定された健診データを前記健康管理サーバーに送信する通信制御部を備えている共用の健診機器と、
    前記コードを撮影するカメラと、前記カメラにより撮影したコードに含まれるコード識別情報の解析を実行可能に搭載したプログラムと、前記コード識別情報を当該被健診者の個人認証情報と共に前記健康管理サーバーに送信する通信制御部とを備える被健診者端末とを含み、
    前記健康管理サーバーは、前記健診機器から受信した健診データが被健診者のものであるか確認させるため、前記健診機器から受信した前記健診機器識別情報と、前記被健診者端末から受信した前記コード識別情報とを比較し、一致の判定がなされたときに、前記被健診者の個人認証情報は、前記健診機器と紐づけされる、集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  2. 前記健康管理サーバーは、前記被健診者端末から受信した前記コード識別情報と、前記健診機器から受信した前記健診機器識別情報とが不一致である判定がなされたときに、当該被健診者端末の被健診者に再度測定の指示を送信する再測定指示部を有することを特徴とする請求項1に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  3. 前記健康管理サーバーは、前記健診機器を用いて得られた健診データを受信し、その後、前記健診データを前記被健診者端末に送信する、請求項1又は2に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  4. 前記健康管理サーバーは、前記健診機器から受信した前記健診データを前記被健診者端末に送信し、前記健診者端末から前記健診データが適切である旨の信号を受信後、前記大容量データメモリに前記健診データを格納する、請求項3に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  5. 前記健康管理サーバーは、前記被健診者の個人認証情報と、前記健診機器とが紐づけされた状態で、前記被健診者とは異なる別の被健診者の被健診者端末から前記健診機器のコード識別情報を受信した場合、前記別の被健診者の被健診者端末に警告を表示させる、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  6. 前記健診機器で収集した健診データを、集団の健診データとして管理する健診データ連携端末をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  7. 前記健診データ連携端末が、さらに表示部を備えることを特徴とする請求項6に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  8. 前記健診データ連携端末が、前記健診機器から受信した前記健診データを、クラスタリングし、集団毎のクラスタ・データとして前記健康管理サーバーに送信することができる、請求項6又は7に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  9. 前記コード識別情報は、集団の属性、健診機器名および健診機器番号の情報を含むことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  10. 前記添付されているコードは、プリンタで印刷した紙片を健診の開始前に前記健診機器に添付されるものであることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の集団健診における個人認証及び健診データ管理システム。
  11. 集団検診における被健診者端末のシステムに下記ステップを実行させるためのプログラム;
    共用の健診機器に視認可能に表示又は添付されたコードを認識することにより、コード識別情報を取り込むステップ、
    前記コード識別情報を、被健診者端末に登録済の被健診者の個人認証情報と共に、前記被健診者端末と公衆通信網を介して接続される健康管理サーバーに送信するステップ、
    前記健康管理サーバーにおいて、前記健診機器から受信した健診機器識別情報と、前記プログラムによって前記被健診者端末から受信した前記コード識別情報とが一致したことに基づく前記健康管理サーバーからの指示に応じて、測定を開始するかどうかを前記被健診者端末に表示するステップ、及び
    前記表示された内容に対する前記被健診者の指示内容を、前記健康管理サーバーに送信するステップ。
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