JP6568840B2 - 上衣 - Google Patents

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本発明はバイアス(bias)カット布を含む上衣に関する。
一般の衣類及びスポーツ衣類においては、編み物及び織物などの生地は、生地のタテ−ヨコを基準として裁断し、縫製して衣類に仕上げるのが普通である。生地のタテ−ヨコを基準に裁断するのが、生地の歩留まりが高いからである。これは例えば編み物又は弾性糸を含む生地のような少なくとも一方向に伸びる生地においても同じである。バイアスカット布を含む衣類の従来例として、特許文献1にはシャツなどの上衣の後身頃パーツ全面をバイアスカット布にする例と、後身頃の上部パーツをバイアスカット布とし、その伸び方向を中心から斜め下部に向けて配置することが提案されている。特許文献2には長袖シャツの後身頃の袖部から背中部までのヨーク部にバイアスカット布を配置することが提案されている。
特開2004−027460号公報 特開2005−307369号公報
しかし、前記従来の上衣は、人体の腕や肩の動きにマッチしておらず、運動機能を損ねるという問題があった。
本発明は、前記従来の問題を解決するため、人体の腕や肩の動きにマッチングし、運動機能を損ねない上衣を提供する。
本発明の上衣は、少なくとも一方向に伸びる生地を含む上衣であって、前記生地はバイアスカット布であり、後身頃上部は少なくとも肩甲骨を覆い、かつ背骨の位置を中心線として左右対称に半袖の袖口に相当する位置まで、前記生地の伸び方向が、前記背骨の位置が下で前記両袖口に相当する位置が斜め上になるように連続して配置され、脇部を含む両サイド部には、前記少なくとも一方向に伸びる生地が、伸び方向が身丈方向になるように配置されていることを特徴とする。
本発明の上衣は、少なくとも一方向に伸びる生地を含み、前記生地はバイアスカット布であり、少なくとも肩甲骨を覆う位置に、身体の中心部から外側に向けて配置されていることにより、人体の腕や肩の動きにマッチングし、運動機能を損ねない上衣となる。
図1は本発明の一実施形態の上衣の模式的裏面図である。 図2は同、模式的正面図である。 図3は従来例の上衣の模式的裏面図である。 図4は同、模式的正面図である。
本発明の上衣は、少なくとも一方向に伸びる生地を含み、前記生地はバイアスカット布であり、少なくとも肩甲骨を覆う位置に、身体の中心部から外側に向けて配置されている。これにより、例えばバレーボールのアタック時の腕の上げ易さを改良できる。他のスポーツ衣類においても、野球、ソフトボール、テニス、バドミントン、スカッシュなど、腕を大きく振るスポーツの上衣に好適である。腕の大きな動きは袖によっても阻害されるので、本発明の好ましい上衣は袖を有する上衣である。
前記少なくとも肩甲骨を覆う位置に配置されたバイアスカット布は、背骨の位置を中心線として左右対称に配置されているのが好ましい。これにより、両腕の上げ易さを改良できる。
前記上衣は半袖シャツであり、前記バイアスカット布は後身頃上部に配置され、背骨の位置から袖口まで連続しているのが好ましい。これにより、後身頃上部と袖が一体化した形態となり、半袖シャツの腕の上げ易さをさらに改良できる。
前記少なくとも肩甲骨を覆う位置に配置したバイアスカット布は、袖部の肩峰ラインより前側に位置しているのが好ましい。これにより、肩部はさらに動きやすい形態となる。
前記少なくとも一方向に伸びる生地は、後身頃下部に伸びる方向が身丈方向になるように配置され、前身頃に伸びる方向が身幅方向になるように配置されているのが好ましい。後身頃下部に一方向に伸びる方向を身丈方向になるように配置すると、後身頃下部は捲れ難くなる。また、前身頃の全面に一方向に伸びる方向を身幅方向になるように配置すると、お腹から胸にかけてゆったりとした着心地感となる。
前記少なくとも一方向に伸びる生地は、タテ及びヨコのいずれか一方向が、幅50mm、荷重17.7Nのときの伸長率が50〜150%であるのが好ましい。さらに好ましい伸長率は75〜95%である。前記の伸長率であれば、バイアスカット布としたとき、腕の様々な動きに対応できる。編み物の場合、タテ、ヨコ、ナナメの伸長率の関係は、タテの伸長率<ナナメの伸長率<ヨコの伸長率が好ましい。
前記少なくとも一方向に伸びる生地は、編み物、ワンウエイ編み物、ツーウエイ編み物、ワンウエイ織物及びツーウエイ織物から選ばれる少なくとも一つであるのが好ましい。編み物は、編み組織により一方向の伸び率が高いものもある。糸使いにもよるが、例えば丸編み(横編み,ニット)は相対的にヨコ方向の伸長率が高く、経編(トリコット、ラッシェル)は相対的にタテ方向の伸長率が高い。ワンウエイ及びツーウエイの編み物又は織物は、ポリウレタン糸のような弾性糸を使用する。弾性糸はそのまま使用してもよいし、ポリエステル糸、ナイロン糸のようなリジット糸によりシングルカバリング糸又はダブルカバリング糸として使用してもよい。
本発明の生地としては、通常の生地を採用できる。例えば、編物としては、丸編、緯編、経編(トリコット編、ラッセル編を含む)、パイル編等を含み、平編、天竺編、リブ編、スムース編(両面編)、ゴム編、パール編、デンビー組織、コード組織、アトラス組織、鎖組織、挿入組織などがある。織物としては、平織、斜文織、朱子織、変化平織、変化斜文織、変化朱子織、変わり織、紋織、片重ね織、二重組織、多重組織、経パイル織、緯パイル織、絡み織等がある。
前記少なくとも一方向に伸びる生地は、単位面積当たりの質量(目付)が80〜300g/m2の範囲が好ましい。さらに好ましくは、100〜250g/m2の範囲である。前記目付であればスポーツ衣類として有用である。また、前記上衣は、シャツ、ミドルウェア及びアウターウエアから選ばれる少なくとも一つが好ましい。これらはいずれもスポーツ衣類として有用であり、大きな腕の動きを妨げない機能が要求される。
以下図面を用いて説明する。以下の図面において、同一符号は同一物を示す。図1は本発明の一実施形態の上衣の模式的裏面図である。この上衣はバレーボール用の半袖シャツ1であり、少なくとも一方向に伸びる生地で縫製されており、バイアスカット布2a,2bは肩甲骨を覆う後身頃上部の位置に、身体の中心部から外側に向けて配置されている。各パーツの線の方向は伸びの大きい方向を示す。バイアスカット布2a,2bは、背骨の位置を中心線として左右対称に配置されており、背骨の位置から袖口まで連続している。前記少なくとも一方向に伸びる生地は、後身頃下部3に伸びる方向が身丈方向になるように配置されている。
図2は同、模式的正面図である。前記少なくとも肩甲骨を覆う位置に配置したバイアスカット布2a,2bは、袖部の肩峰ラインより前側に位置している。前記少なくとも一方向に伸びる生地は、前身頃4の全面に伸びる方向が身幅方向になるように配置されている。両サイド上部5a,5bは前記少なくとも一方向に伸びる生地を身丈方向に配置している。肩の縫製ラインは、前側に位置している分なだらかであった。
図3は従来例の一般的な上衣の模式的裏面図、図4は同、模式的正面図であり、バレーボール用半袖シャツ6である。このバレーボール用半袖シャツ6は、少なくとも一方向に伸びる生地で縫製されているが、タテ−ヨコ方向に裁断されており、前身頃10、後身頃7、袖部8a,8bは伸びる方向をタテ方向としている。前身頃10及び後身頃7と袖部8a,8bは、縫製ライン9a,9bにより縫製されている。
以下実施例により本発明を具体的に説明する。なお本発明は下記の実施例に限定されるものではない。
<伸長率の測定>
生地の伸長率は、タテ及びヨコ方向共にJIS L1096 A法 カットストリップ法(17.7N(1.8kg)荷重、5cm幅)で測定する。
(実施例1)
<編み物の編成>
ポリエステル(PET)マルチフィラメント仮より加工糸(総繊度:200decitex,繊維本数:192本)を使用し、丸編機によりゴム編みのニットを編成し、常法により染色した。得られたニットの目付は159g/m2であった。このニットの伸長率(測定数5の平均値)は、タテ32.6%、ヨコ83.0%であり、タテに比べてヨコは2.54倍伸長した。ナナメの伸長率は45.4%であった。
このニットを用いて図1〜2に示す半袖シャツを縫製した。この半袖シャツをバレーボールの愛好者(20歳代台から40歳代)8名に着用してもらい、バレーボールの練習に使用した。着用試験は本実施例の半袖シャツと比較例1の半袖シャツをそれぞれ着用し、比較する方法で実施した。結果は後にまとめて表1に示す。
(比較例1)
図3〜4に示すデザインとした以外は実施例1と同様にシャツを縫製した。着用試験の結果を表1に示す。
Figure 0006568840
表1から明らかなとおり、実施例1の半袖シャツは比較例1の半袖シャツ(従来品)に比較して、全体的に優れていたが、とくにスパイクとトスの動作時の腕の動きの評価はきわめて高いことが確認できた。
(実施例2)
この実施例は、ポリウレタン弾性糸を使ったワンウエイ編み物の例である。ポリエステル(PET)マルチフィラメント加工糸(75decitex)、ポリウレタン弾性糸(20decitex)を使用し、トリコット編機を使用してベア天竺を編成し、染色した。得られた編地の目付は179g/m2であった。このニットの伸長率(測定数5の平均値)は、タテ40%、ヨコ90%であり、タテに比べてヨコは2.25倍伸長した。ナナメの伸長率は52%であった。この編地を使用して実施例1と同様に半袖シャツに縫製して着用試験したところ、実施例1と同様の結果が得られた。
(実施例3)
この実施例は、ポリウレタン弾性糸を使ったワンウエイ編み物の例である。ポリエステル(PET)マルチフィラメント加工糸(75decitex)、ポリウレタン弾性糸(20decitex)を使用し、トリコット編機を使用してベア天竺を編成し、染色した。得られた編地の目付は187g/m2であった。染色加工時に縦に引っ張らずにセットし、伸びが出るようにした。このニットの伸長率(測定数5の平均値)は、タテ75%、ヨコ90%であり、タテに比べてヨコは1.2倍伸長した。ナナメの伸長率は57.4%であった。この編地を使用して実施例1と同様に半袖シャツに縫製して着用試験したところ、実施例1と同様の結果が得られた。
本発明の上衣は、腕や肩の動きにマッチングし、運動機能を損ねず、ツッパリ感もないことから、肩凝り防止機能も発揮する。それ故、肩凝り防止用上衣としても有用である。
1,6 半袖シャツ
2a,2b バイアスカット布
3 後身頃下部
4,10 前身頃
5a,5b 両サイド上部
7 後身頃
8a,8b 袖部
9a,9b 縫製ライン

Claims (8)

  1. 少なくとも一方向に伸びる生地を含む上衣であって、
    前記生地はバイアスカット布であり、後身頃上部は少なくとも肩甲骨を覆い、かつ背骨の位置を中心線として左右対称に半袖の袖口に相当する位置まで、前記生地の伸び方向が、前記背骨の位置が下で前記両袖口に相当する位置が斜め上になるように連続して配置され、
    脇部を含む両サイド部には、前記少なくとも一方向に伸びる生地が、伸び方向が身丈方向になるように配置されていることを特徴とする上衣。
  2. 前記少なくとも肩甲骨を覆う位置に配置したバイアスカット布は、袖部の肩峰ラインより前側に位置している請求項1に記載の上衣。
  3. 前記少なくとも一方向に伸びる生地は、後身頃下部に伸びる方向が身丈方向になるように配置され、前身頃に伸びる方向が身幅方向になるように配置されている請求項1又は2に記載の上衣。
  4. 前記少なくとも一方向に伸びる生地は、前記生地組織のタテ及びヨコのいずれか一方向が、幅5cm、荷重17.7Nのときの伸長率が50〜150%である請求項1〜3のいずれかに記載の上衣。
  5. 前記少なくとも一方向に伸びる生地は、ワンウエイ編み物、ツーウエイ編み物、ワンウエイ織物及びツーウエイ織物から選ばれる少なくとも一つである請求項1〜4のいずれかに記載の上衣。
  6. 前記上衣は、シャツ、ミドルウェア及びアウターウエアから選ばれる少なくとも一つである請求項1〜5のいずれかに記載の上衣。
  7. 前記少なくとも一方向に伸びる生地は、単位面積当たりの質量(目付)が80〜300g/m2である請求項1〜6のいずれかに記載の上衣。
  8. 前記上衣はスポーツ用である請求項1〜7のいずれかに記載の上衣。
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