JP6565718B2 - 光ファイバ心線のマーキング方法およびマーキング装置 - Google Patents

光ファイバ心線のマーキング方法およびマーキング装置 Download PDF

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本発明は、光ファイバ心線のマーキング方法およびマーキング装置に関し、より詳しくは、インク滴をインクノズルから光ファイバ心線に被着することにより、光ファイバ識別用の識別マークを光ファイバ心線の表面に印字する光ファイバの製造方法および装置に関する。
光ファイバは、一般的に光導波路をなすガラスファイバの外側に2層の被覆層を設け、更にその外側に着色層を設けた構造となっている。ガラスファイバおよび2層の被覆層からなる光ファイバは、光ファイバ心線とも呼ばれている。従前は、上記のように光ファイバ心線に着色層を設け、色分けによって光ファイバケーブル中の光ファイバを識別していたが、光ファイバケーブルの多心化等に伴い、色分け以外の手法でも光ファイバを識別する必要が出てきている。このため、色分けに加えて光ファイバ識別用の識別マークを光ファイバ心線の表面に設け、識別マークのパターンなどで光ファイバを識別する手法が採用されている。
一般に、識別マークを光ファイバ心線の表面に設けるには、インクジェット方式のプリンタなどを使用する。しかし、光ファイバ心線の走行速度が速くなると、インク滴とインク滴との間隔が開くため、視認性が低下したり、所定の識別マーク長よりも長くなるため、本来のマーキング機能が得られなくなるという問題があった。
このため、例えば、特許文献1には、プリンタのインクノズルを、走行する光ファイバ心線の長手方向にスキャン(移動)し、インク滴を光ファイバ心線に吹き付ける技術が開示されている。この技術は、インクヘッドのインクノズルの移動方向を、光ファイバ心線の走行方向と一致させることによって、インクノズルと光ファイバ心線との相対速度を小さくし、速い光ファイバ心線の走行速度に対しても、良好なマーキング品質を得ようとするものである。
特開2005−123041号公報
しかし、特許文献1に開示された光ファイバ心線のマーキング方法では、インクヘッドあるいはインクノズルを光ファイバ心線に沿って平行移動させる必要があるため、光ファイバ心線の走行速度がさらに高速になった場合は、インクヘッドの慣性により追従できない。そのため、インクノズルと光ファイバ心線との相対速度が大きくなってしまい、結局は、インク滴とインク滴との間隔が開くといった課題を解決するためには限界があった。
本発明は、これらの実情に鑑みてなされたものであり、識別マーク長が光ファイバ心線の走行速度に依存しないあるいは識別マーク長の走行速度依存性を小さくした、視認性の良好な印字が可能な光ファイバ心線のマーキング方法およびマーキング装置を提供することをその目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の光ファイバ心線のマーキング方法は、インクヘッドから吐出する複数のインク滴を走行する光ファイバ心線に吹き付けることにより、光ファイバ識別用の識別マークを前記光ファイバ心線の表面に印字する光ファイバ心線のマーキング方法であって、前記インク滴の吐出方向を前記光ファイバ心線の上流側に向けるとともに、前記インクヘッドから前記光ファイバ心線までの前記インク滴の飛翔距離が、先に吐出するインク滴よりも後で吐出するインク滴のほうが短い光ファイバ心線のマーキング方法である。
また、本発明の光ファイバ心線のマーキング装置は、インクノズルと、該インクノズルから吐出されるインク滴を帯電させる帯電電極と、帯電した前記インク滴の飛翔方向を偏向させる偏向電極を備え、前記インク滴を走行する光ファイバ心線に向けて吐出するインクヘッドを有する光ファイバ心線のマーキング装置であって、前記インク滴の前記インクヘッドからの吐出方向が前記ファイバ心線の走行方向上流に向けられている光ファイバ心線のマーキング装置である。
本発明によれば、識別マーク長が光ファイバ心線の走行速度に依存しないあるいは識別マーク長の走行速度依存性を小さくできるため、光ファイバ心線の走行速度が速い製造過程下においても、視認性の良好な印字が可能な光ファイバ心線を得ることができる。より具体的には、高線速であっても所望の線速において、インクヘッドの傾斜角度等のパラメータを適正に設定することで、視認性の良い印字品質を実現することができ、このため、光ファイバ心線の製造時の歩留まりを向上することができる。
本発明の一実施形態に係る光ファイバ心線のマーキング装置の構成例を説明するための図である。 本発明によって得られた光ファイバ心線の一例を示す図である。 図2Aに示す光ファイバ心線のB−B線における矢視断面図である。 本発明の光ファイバ心線のマーキング方法における、光ファイバ心線に対するインク滴の飛翔の関係を模式的に説明するための図である。 本発明の光ファイバ心線のマーキング方法におけるインク滴の吐出から被着までの時間を説明するための図である。 インクヘッドの傾斜角度を変えた際の、光ファイバ心線の走行速度と識別マークの長さとの関係を示す図である。 光ファイバ心線の走行速度を変えた際の、インクヘッドの傾斜角度と識別マークの長さとの関係を示す図である。
最初に本願発明の実施形態を列記して説明する。
(1)本願の光ファイバのマーキング方法は、インクヘッドから吐出する複数のインク滴を走行する光ファイバ心線に被着することにより、光ファイバ識別用の識別マークを前記光ファイバ心線の表面に印字する光ファイバ心線のマーキング方法であって、前記インク滴の吐出方向を前記光ファイバ心線の上流側に向けるとともに、前記インクヘッドから前記光ファイバ心線までの前記インク滴の飛翔距離が、先に吐出するインク滴よりも後で吐出するインク滴のほうが短い光ファイバ心線のマーキング方法である。これにより、識別マーク長が光ファイバ心線の走行速度に依存しないあるいは識別マーク長の走行速度依存性を小さくすることができる。
(2)上記(1)の光ファイバ心線のマーキング方法において、前記インクヘッドに設けた帯電電極によって前記インク滴を帯電させ、前記インクヘッドに設けた偏向電極によって前記インク滴の吐出方向を変更する。これにより、本発明の光ファイバ心線のマーキング方法では、インクヘッド自体を動かすことなく、インク滴の吐出方向を変更することができる。
(3)上記(1)または(2)の光ファイバ心線のマーキング方法において、前記複数のインク滴の最初に吐出されるインク滴と最後に吐出されるインク滴が同時に前記光ファイバ心線に被着することが望ましい。これにより、光ファイバ心線の走行速度に依存することなく所定長さの識別マークを印字できる。
(4)本発明の光ファイバ心線のマーキング装置は、インクノズルと、該インクノズルから吐出されるインク滴を帯電させる帯電電極と、帯電した前記インク滴の飛翔方向を偏向させる偏向電極を備え、前記インク滴を走行する光ファイバ心線に向けて吐出するインクヘッドを有する光ファイバ心線のマーキング装置であって、前記インク滴の前記インクヘッドからの吐出方向が前記ファイバ心線の走行方向上流に向けられている光ファイバ心線のマーキング装置である。これにより、識別マーク長が光ファイバ心線の走行速度に依存しないあるいは識別マーク長の走行速度依存性を小さくすることができる。
(本願発明の実施形態の詳細)
以下に図面を参照しつつ、本発明に係る光ファイバ心線のマーキング方法およびマーキング装置の具体例について説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内ですべての変更が含まれる。以下の説明において、異なる図面においても同じ符号を付した構成は同様のものであるとして、その説明を省略する場合がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る光ファイバ心線のマーキング装置の構成例を説明するための図である。また、図2Aは、本発明によって得られた光ファイバ心線の一例を示す図であり、図2Bは、図2Aに示す光ファイバ心線のB−B線における矢視断面図である。マーキング装置1は、インク滴2を連続的に吐出するインクノズル11と、インクノズル11の前方に配置され、インクノズル11から吐出され飛翔するインク滴2に所定の電荷を与える荷電電極12と、荷電電極12の前方にインク滴2の飛翔経路を挟んで配置された偏向電極13からなるインクヘッド10を備えている。インクノズル11には、加圧ポンプ14によって図示しないインクタンクから吸い上げたインクが加圧されて供給される。インクノズル11には圧電素子15が設けられており、駆動回路21から圧電素子15に周期的な電圧を印加することによって、圧電素子15を振動させ、インクノズル11から吐出するインクを、所定の間隔に分裂して飛翔する連続的なインク滴2としている。
インクノズル11から吐出したインク滴2は、荷電回路22によって駆動される荷電電極12によって所定の電荷レベルに帯電される。その後、帯電されたインク滴2が偏向回路23によって駆動される一対の偏向電極13間を通過するとき、インク滴2は、偏向電極13の電界により、その荷電レベルに応じて飛翔方向が偏向される。このため、インクノズル11から吐出されたインク滴2は、インクヘッド10から吐出する際に、その吐出方向が変更された後、矢印A方向に走行する光ファイバ心線3に向かう。そして、光ファイバ心線3に被着した複数個のインク滴2によって、識別マーク長Lvfの識別マーク4が形成される。加圧ポンプ14、駆動回路21、荷電回路22、および、偏向回路23は、コントローラ20によって制御され、インク滴2の吐出速度、吐出間隔、偏向角度などが調整される。そして、マーキング装置1のインクヘッド10からのインク滴2の吐出方向は、光ファイバ心線3の上流側に向けられている。
なお、本説明では、図2に示すように、識別マーク長Lvfは、インク滴2の大きさを点とみなし、最初に被着したインク滴21stの中心と最後に被着したインク滴2lastの中心との間の距離としている。このため、インク滴2が光ファイバ心線3に被着した際の広がりを考慮した際の識別マーク長Lvf’は、識別マーク長Lvfよりもインク滴2の大きさの分だけ長くなる。
光ファイバ心線3は、ガラスファイバ33、プライマリ樹脂層34、セカンダリ樹脂層35、識別マーク4、着色層36からなる。ガラスファイバ33は、透明な誘電体、例えば石英ガラスからなるコア部31およびクラッド部32を有し、標準外径が例えば125μmの光導波路である。プライマリ樹脂層34は、外径が190〜200μm程度で形成され、ヤング率が比較的低い軟質の樹脂からなる被覆層である。セカンダリ樹脂層35は、外径が240〜250μm程度で形成され、ヤング率が比較的高い硬質の樹脂からなる被覆層である。着色層36は、厚みが5〜10μm程度で形成され、紫外線硬化型インク(例えばウレタンアクリレート)からなる透明あるいは半透明の着色された層であり、識別マーク4の印刷後に形成される。また、識別マーク4は、セカンダリ樹脂層35の外周の一部を覆い、光ファイバ心線3の周方向に回り込み、その範囲は、180°よりも大きな中心角を有している。
次に、図1に示すマーキング装置1を用いて、光ファイバ心線3に識別マークを付与する方法について説明する。図3は、本発明の光ファイバ心線のマーキング方法における、光ファイバ心線に対するインク滴の飛翔の関係を模式的に説明するための図である。図4は、本発明の光ファイバ心線のマーキング方法におけるインク滴の吐出から被着までのタイムチャートを説明するための図である。
図3において、マーキング装置1のインクヘッド10は、インクヘッド10の先端から光ファイバ心線3へ下した垂線Xを基準に光ファイバ心線3の走行方向の上流側に向かって角度θhead傾斜して配置されている。なお、以下の説明では、角度は、インクヘッド10の先端からの垂線Xを基準に光ファイバ心線3の走行方向の上流側に向かって測った角度を意味するものとする。そして、インクヘッド10から複数のインク滴によって一つの識別マークを形成する場合、最初に吐出されるインク滴21stは、インクヘッド10から角度θheadで吐出される。その後、順次吐出されるインク滴2は、偏向電極13によって光ファイバ心線3の走行方向下流側に向くように、荷電電極12への印加電圧が荷電回路22によって変更される。なお、角度θheadはインクヘッドの傾斜角度に相当する。
そして、最後に吐出されるインク滴2lastは、図3に示すインクヘッド10から角度θhead−θscan(ただし、θhead―θscan≧0°)で吐出されるようにしている。このように、複数のインク滴によって一つの識別マークを形成する場合、インクヘッド10は、最初に吐出するインク滴21stから最後に吐出するインク滴2lastまで、インク滴2をスキャン(走査)しながら吐出している。これによって、インクヘッド10から光ファイバ心線3までの飛翔距離が、先に吐出するインク滴2よりも後で吐出するインク滴2が短くなる。このため、インクヘッド10から最初に吐出するインク滴21stの光ファイバ心線3までの飛翔距離をL1st、最後に吐出するインク滴2lastの光ファイバ心線3までの飛翔距離をLlastとすると、常に、L1st>Llastの関係が得られる。なお、角度θscanはインクヘッド10のスキャン角度に相当する。
次に、最初のインク滴21stと最後のインク滴2lastとが光ファイバ心線3へ被着する関係について説明する。図4は、本発明の光ファイバ心線のマーキング方法におけるインク滴の吐出から被着までの時間を説明するための図である。最初のインク滴21stはインクヘッド10から吐出され、時間T1st後に光ファイバ心線3上に被着するものとする。また、最後のインク滴2lastは、最初のインク滴21stが吐出されてからスキャン時間ΔT後にインクヘッド10から吐出され、吐出されてから時間Tlast後に光ファイバ心線3に被着するものとする。ここで、ΔTはスキャン時間(最初のインク滴21stの吐出から最後のインク滴2lastの吐出までの時間)に相当する。
そして、最初のインク滴21stが光ファイバ心線3に被着してから時間Tmove後に最後のインク滴2lastが光ファイバ心線3に被着したとすると、最初のインク滴21stが光ファイバ心線3に被着してから、時間Tmoveだけ光ファイバ心線3は走行するため、最後のインク滴2lastが被着した際に、最初のインク滴21stが被着した光ファイバ心線3の被着個所は移動することになる。本実施形態では、上述したように、インクヘッド10から光ファイバ心線3までの飛翔距離が、先に吐出するインク滴2よりも後で吐出するインク滴2が短くなる。したがって、最初のインク滴21stが吐出されてから被着するまでの時間T1stよりも、最後のインク滴2lastが吐出されてから被着するまでの時間Tlastを短くすることができる。このため、後述するように、走行速度Vfで移動する光ファイバ心線3に対して、インクヘッド10の傾け角度θhead、スキャン角度θscan、インク滴2の飛翔速度Vdotを調整することによって、時間Tmoveを0とすることができ、光ファイバ心線3の走行速度Vfに関係なく識別マーク長Lvfを一定の長さとすることができる。
図3に戻り、インクヘッド10の先端から光ファイバ心線3に下した垂線Xが光ファイバ心線3に交差する位置Pを基準として、最初のインク滴21stが光ファイバ心線3に被着する位置までの距離をLa、最後のインク滴2lastが光ファイバ心線3に被着する位置までの距離をLb、最初のインク滴21stが光ファイバ心線3に到達してから最後のインク滴2lastが光ファイバ心線3に到達するまでの時間(Tmove)に光ファイバ心線3が移動する距離をLcとした場合、識別マーク長Lvfは次式で求まる。
Lvf=La−Lb−Lc …式1
式1において、La−Lbは幾何学的長さであり、Lcが時間的補正分に相当する。
ここで、インク滴2が重力や空気の抵抗に影響されないとすると、最初のインク滴21stが吐出されてから光ファイバ心線3に到達するまでの時間T1st、最後に吐出されるインク滴2lastの飛翔距離Llast、最後のインク滴2lastが吐出されてから光ファイバ心線3に到達するまでの時間Tlastは、それぞれ次式で表せる。
T1st=L1st/Vdot …式2
Llast=L1st・cosθhead/cos (θhead−θscan) …式3
Tlast=Llast/Vdot
={L1st・cosθhead/cos(θhead−θscan)}/Vdot …式4
そして、式1のLa、Lb、および、Lcは次式で表せる。
La=L1st・sinθhead …式5
Lb=Llast・sin(θhead−θscan) …式6
Lc=Tmove・Vf
=(ΔT+Tlast−T1st)・Vf …式7
式1に式2から式7を代入すると、式1は次のように表せる。
Lvf=L1st・{sinθhead−cosθhead/cos(θhead−θscan)・sin(θhead−θscan)}−[ΔT+L1st・{cosθhead/cos(θhead−θscan)−1}/Vdot]・Vf …式8
そして、インク滴2が光ファイバ心線3に被着した際の広がりを考慮した際の識別マーク長Lvf’は次式となる。
Lvf’=Lvf+a …式8
ここで、aはインク滴2の広がりと印字位置の精度に依存する長さである。
図5は、インクヘッドの傾斜角度を変えた際の、光ファイバ心線の走行速度と識別マークの長さとの関係を示す図である。図5において、横軸は光ファイバ心線3の走行速度であり、縦軸は識別マーク長Lvf’を示している。そして、図5は、インクヘッド10のスキャン角度θscanを5°、最初のインク滴21stの飛翔距離L1stを40mm、スキャン時間ΔTを0.2ms、インク滴2の飛翔速度Vdotを20000mm/sec、長さaを1mmとした場合の結果を示している。
その結果、図5で示すように、インクヘッド10の傾斜角度θheadを大きくするにしたがって、識別マーク長Lvf’が最小値をとる光ファイバ心線3の走行速度は大きくなるが、傾斜角度θheadが所定の値(図5の場合は53°)で識別マーク長Lvf’が一定値になることが分かる。この角度53°は、式8において、時間的補正分Lcが0になった場合に相当し、最初のインク滴21stと最後のインク滴2lastとが同時に光ファイバ心線3に被着した場合に対応する。なお、識別マーク長Lvf’が最小値(ほぼ1mm)をとる場合は、最初のインク滴21stと最後のインク滴2lastとが光ファイバ心線3の同じ位置に被着する場合である。
図6は、光ファイバ心線の走行速度を変えた際の、インクヘッドの傾斜角度と識別マークの長さとの関係を示す図である。図6において、横軸はインクヘッド10の傾斜角度θheadであり、縦軸は識別マーク長Lvf’を示している。図6は、インクヘッド10のスキャン角度θscan、最初のインク滴2の飛翔距離L1st、スキャン時間ΔT、インク滴2の飛翔速度Vdot、長さaの各値は、図5の場合と同様の値を用いた結果を示している。
その結果、図6で示すように、光ファイバ心線3の走行速度Vfを変化させても、インクヘッド10の傾斜角度θheadを変化させていくと、各走行速度での識別マーク長の線は傾斜角度θheadが53°をとる際に1点で交わることが分かる。これは、図5の説明で述べた場合と同様に、最初のインク滴21stと最後のインク滴2lastとが同時に光ファイバ心線3に到達する場合に対応している。
なお、最初に吐出するインク滴21stの光ファイバ心線3までの飛翔距離L1stを長くしすぎると、外乱によって被着点がぶれて印字位置の精度が悪化する。このため、インクヘッド10の傾斜角度θheadを大きくする際は飛翔距離L1stの長さがあまり変わらないようにすることが好ましい。このため、傾斜角度θheadを大きくするとインクヘッド10が光ファイバ心線3に接近することになる。インクヘッド10のサイズ等考慮すると、インクヘッド10が光ファイバ心線3に接触しないようにするために、傾斜角度θheadは60度程度を上限とすることが好ましい。また、傾斜角度θheadが大きすぎるとインク滴2が光ファイバ心線3に被着して跳ね返る現象が発生し、このため印字が薄くなって視認性が劣化する問題がある。したがって、この問題からもインクヘッド10の傾斜角度θhead60度程度を上限とすることが好ましい。
以上、インクヘッド10の傾斜角度θhead、スキャン角度θscan、最初のインク滴2の飛翔距離L1st、スキャン時間ΔT、インク滴2の飛翔速度Vdot、長さaの各パラメータを適正に設定することによって、光ファイバ心線3の走行速度が高線速であっても所望の線速において、視認性の良い印字品質を実現することができる。そして、識別マーク長Lvf'が線速によらず一定となるように各パラメータを設定した場合は、例えば光ファイバ心線3の巻取開始から所定の線速になるまでの間の線速が増加している間であっても、一定の識別マーク長を実現できるために、これまで不良品として廃却していた光ファイバ心線3の部分を良好品とすることができる。
1…マーキング装置、2…インク滴、2last…最初のインク滴、3…光ファイバ心線、4…識別マーク、10…インクヘッド、11…インクノズル、12…荷電電極、13…偏向電極、14…加圧ポンプ、15…圧電素子、20…コントローラ、21…駆動回路、21st…最後のインク滴、22…荷電回路、23…偏向回路、31…コア部、32…クラッド部、33…ガラスファイバ、34…プライマリ樹脂層、35…セカンダリ樹脂層、36…着色層。

Claims (4)

  1. インクヘッドから吐出する複数のインク滴を走行する光ファイバ心線に被着することにより、光ファイバ識別用の識別マークを前記光ファイバ心線の表面に印字する光ファイバ心線のマーキング方法であって、前記インク滴の吐出方向を前記光ファイバ心線の上流側に向けるとともに、前記インクヘッドから前記光ファイバ心線までの前記インク滴の飛翔距離が、先に吐出するインク滴よりも後で吐出するインク滴のほうが短い光ファイバ心線のマーキング方法。
  2. 前記インクヘッドに設けた帯電電極によって前記インク滴を帯電させ、前記インクヘッドに設けた偏向電極によって前記インク滴の吐出方向を変更する請求項1に記載の光ファイバ心線のマーキング方法。
  3. 前記複数のインク滴の最初に吐出されるインク滴と最後に吐出されるインク滴が同時に前記光ファイバ心線に被着する請求項1または2に記載の光ファイバ心線のマーキング方法。
  4. インクノズルと、該インクノズルから吐出されるインク滴を帯電させる帯電電極と、帯電した前記インク滴の飛翔方向を偏向させる偏向電極を備え、前記インク滴を走行する光ファイバ心線に向けて吐出するインクヘッドを有する光ファイバ心線のマーキング装置であって、前記インク滴の前記インクヘッドからの吐出方向が前記ファイバ心線の走行方向上流側に向けられている光ファイバ心線のマーキング装置。
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