JP6565518B2 - 温度監視装置および温度監視方法 - Google Patents

温度監視装置および温度監視方法 Download PDF

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Description

本発明は、シート材に塗膜を形成する技術に関するものであり、特に、塗膜の乾燥工程における温度監視技術に関するものである。
基材となるシート材の上に機能性を有する塗膜を形成したシート部材が広く用いられている。シート材上の塗膜は、基材シートに塗料を塗工し、乾燥させることで形成されることが多い。部材の特性に合わせてパターニングされた塗膜を形成する場合には、塗料は、間欠塗工によって塗工される。また、連続的なパターンの塗膜を形成する場合には、塗料は連続塗工によって塗工される。そのような塗膜が形成されたシート部材の生産では、ロールから供給した基材のシート材を連続的に搬送して、塗料の塗工および乾燥が行われる。また、生産性を高めるため、シート材の搬送速度はできだけ速いことが望ましい。
塗膜を形成したシート部材では、塗膜に含まれる物質の均一性や膜厚の均一性が部材としての特性の安定性に大きな影響を与える。また、シート材からの塗膜の剥離は、品質を大きく低下させる。塗膜に含まれる物資の均一性、膜厚の均一性および塗膜の剥離耐性は、塗膜形成時の塗料の乾燥工程の影響を強く受ける。例えば、乾燥工程における塗料の溶剤の蒸発速度は、それらの特性に大きな影響を与えるため、溶剤の乾燥・蒸発速度は一定の範囲内に収めることが望ましい。
一方で、溶剤が塗膜中に残存した場合には、シート部材の特性が劣化するため、高速で基材のシート材を搬送しつつ、確実に溶剤を蒸発させて塗膜を形成する必要がある。そのため、シート材上に塗膜を形成する工程において、塗膜の均一性を維持しつつ溶剤を確実に乾燥させるための乾燥工程の温度管理が重要であり、関連する技術の開発が行われている。そのような、シート材上に塗膜を形成する際の乾燥工程の温度管理に関する技術としては、例えば、特許文献1のような技術が開示されている。
特許文献1は、シート部材の製造装置に関するものである。特許文献1の製造装置に備えられている乾燥装置は、塗膜が形成されたシート材を乾燥初期、乾燥中期および乾燥後期の3ステップに分けて乾燥させている。乾燥初期は、塗料が塗工された部分である塗工部が乾燥炉内に入り、温度が比較的急に上昇する工程である。乾燥中期は、均一性を維持して塗料を乾燥させるため、一定温度または比較的ゆるやかな温度上昇によって乾燥させる工程である。乾燥後期は、温度を上昇させ溶剤を乾燥させるための工程である。
特許文献1の製造装置に備えられた乾燥装置は、各ステップにおけるシート材の表面状態を検出する表面状態検知手段を備えている。特許文献1の乾燥装置では、温度センサー等で構成される表面状態検知手段で検知した温度情報を基に、乾燥に用いる熱風の温度を制御している。特許文献1では、このように乾燥工程を複数ステップに分け、シート材の表面温度等に応じて熱風の温度を制御することで、望ましい品質の部材を安定して製造することができるとしている。
特開2012−209074号公報
しかしながら、特許文献1の技術は次のような点で十分ではない。特許文献1の製造装置に備えられた乾燥装置は、シート材の表面温度を表面状態検知手段で検知し、表面温度に応じて乾燥に用いる熱風の温度を制御している。特許文献1の表面状態検知手段が検知する表面温度は、表面状態検知手段の測定箇所を通過するシート材の表面温度の所定の時間単位での平均温度となる。例えば、塗膜がパターニングされた設計で、シート材上に塗膜が形成されている塗工部と塗膜が形成されていないシート部がある場合に、塗工部の温度とシート部の温度が切り分けされずに平均化されて検出される。そのため、特許文献1の温度検出の方法では、詳細に表面状態を検知したい塗工部の表面温度の検出精度が低下する。
塗工部の表面温度の検出精度が低下することで、乾燥工程の温度制御の精度が低下し塗膜の均一性等を維持するための温度管理を十分には恐れがある。よって、特許文献1の技術は、間欠塗工等でパターニングされた塗膜の乾燥工程において、塗膜の品質を十分に維持するための温度制御を行う技術としては十分ではない。
本発明は、上記の課題を解決するため、パターニングされた塗膜の乾燥工程において、塗膜の表面状態に基づいた温度制御によって塗膜の品質を維持することができる温度監視装置を得ることを目的としている。
上記の課題を解決するため、本発明の温度監視装置は、温度データ取得手段と、基準設定手段と、温度算出手段を備えている。温度データ取得手段は、塗膜が形成されている領域である塗工部と、塗膜が形成されていない領域であるシート部とを表面に有するシート材の表面温度のデータを計測温度データとして取得する。基準設定手段は、計測温度データを基に、塗工部が属する温度領域の基準値を設定する。温度算出手段は、基準値を基に、計測温度データから塗工部の温度データを算出する。
本発明の温度監視方法は、塗膜が形成されている領域である塗工部と、塗膜が形成されていない領域であるシート部とを表面に有するシート材の表面温度のデータを計測温度データとして取得する。本発明の温度監視方法は、計測温度データを基に、塗工部が属する温度領域の基準値を設定する。本発明の温度監視方法は、基準値を基に、計測温度データから塗工部の温度データを算出する。
本発明によると、塗膜の表面状態に基づいた温度制御によって塗膜の品質を維持することができる。
本発明の第1の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の構成の概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態における温度計測部の配置の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における温度計測部の配置の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の装置の一部の構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態の乾燥部の温度プロファイルの例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における動作フローの概要を示す図である。 本発明の第2の実施形態の温度計測部で計測される温度分布の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における乾燥部の温度変化の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における乾燥部の温度変化の例を示す図である。 本発明の第2の実施形態における他の動作フローの例を示す図である。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図1は、本実施形態の温度監視装置の構成の概要を示したものである。本実施形態の温度監視装置は、温度データ取得手段1と、基準設定手段2と、温度算出手段3を備えている。温度データ取得手段1は、塗膜が形成されている領域である塗工部と、塗膜が形成されていない領域であるシート部とを表面に有するシート材の表面温度のデータを計測温度データとして取得する。基準設定手段2は、計測温度データを基に、塗工部が属する温度領域の基準値を設定する。温度算出手段3は、基準値を基に、計測温度データから塗工部の温度データを算出する。
本実施形態の温度監視装置では、温度データ取得手段1が塗工部とシート部を表面に有するシート材の表面温度のデータを計測温度データとして取得している。また、基準設定手段2が、塗工部の温度領域の基準値を設定し、温度算出手段3が、基準値を基に計測温度データから塗工部の温度データを算出している。このように、本実施形態の温度監視装置は、シート材の表面温度のデータから塗工部の温度データを算出することができる。そのため、本実施形態の温度監視装置を用いることで、間欠塗工で塗工部が形成されているシート材であっても、計測温度データから塗工部の温度を算出し、塗工部の基にシート材を乾燥する温度を制御することができるので、温度管理の精度が向上する。その結果、本実施形態の温度監視装置を用いることで、塗膜の表面状態に基づいた温度制御によって塗膜の品質を維持することができる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態について図を参照して詳細に説明する。図2は、本実施形態の塗工装置の構成の概要を示したものである。
本実施形態の塗工装置は、塗布部10と、乾燥部20と、制御部30を備えている。本実施形態の塗工装置は、塗布部10においてシート材41に塗料が塗工され、乾燥部20内をシート材41が搬送されることで、塗工された塗料の溶剤を蒸発させ、シート材41の表面に塗膜が形成される。本実施形態の塗工装置では、塗布部10において、塗料は、シート材41上に間欠塗工される。そのため、シート材41の搬送方向の塗膜のパターンの間に、塗膜が形成されていない領域が存在する。また、乾燥部20内の温度は、制御部30によって制御される。また、本実施形態では、シート材41上の塗膜のパターンが形成されている領域を塗工部、塗膜のパターン間などで塗膜が形成されていない領域をシート部と呼ぶ。
塗布部10は、シート材41上に塗膜を形成する機能を有する。塗布部10は、塗工ヘッド11と、塗工ローラ12を備えている。
塗工ヘッド11は、シート材41に塗料を塗工し、シート材41上に塗膜を形成する機能を有する。塗工ヘッド11は、塗工ローラ12上を搬送されるシート材41に塗料を塗工する。塗工ヘッド11は、部材の設計に基づいたパターンがシート材41上に形成されるように塗料を塗工する。そのため、塗工ヘッド11は、塗料をシート材41に間欠塗工する。
塗工ローラ12は、塗布部10においてシート材41を搬送する機能を有する。塗工ローラ12は、塗料がシート材41に塗工される際に、塗工ヘッド11とシート材41の表面が一定の距離となるようにシート材41を搬送する。シート材41は、塗工ローラ12で搬送されて乾燥部20に送られる。
乾燥部20は、シート材41に塗工された塗膜を乾燥する機能を有する。乾燥部20は、ヒーター部21と、温度計測部22と、搬送部23を備えている。
ヒーター部21は、乾燥部20内の温度を塗膜の乾燥に適した温度に保つ機能を有する。本実施形態では、ヒーター部21は、乾燥部20内のシート材41の搬送方向に4個、備えられている。ヒーター部21は、温度制御部33から温度制御信号S21として送られてくる乾燥温度の情報に基づいて乾燥部20内を加熱する。本実施形態では、ヒーター部21が実際に動作する際の温度の設定値を乾燥温度と呼ぶ。
各ヒーター部21は、備えられている場所に応じてそれぞれ異なる温度に設定されて動作する。ヒーター部21のうちいくつかが同じ温度で動作してもよい。また、乾燥部20内に備えられているヒーター部21の数は、3個以下でもよく、また、5個以上でもよい。
ヒーター部21には、例えば、赤外線ヒーターを用いることができる。赤外線ヒーターを用いる場合には、シート材41の幅方向の長さに対応したヒーターユニットが用いられる。シート材41の幅方向のとは、シート材41の平面の搬送方向に対して垂直な方向のことをいう。ヒーター部21には、赤外線ヒーター以外の加熱装置を用いてもよい。例えば、ヒーター部21が、乾燥部20内に熱風を送風する装置として構成されていてもよい。
温度計測部22は、シート材41の表面温度を計測する機能を有する。温度計測部22には、非接触型の温度計が用いられる。本実施形態の温度計測部22には、放射温度計が用いられている。温度計測部22は、シート材41の表面温度を計測し、計測した温度のデータを温度計測信号S22として制御部30に送る。本実施形態の塗工装置では、温度計測部22は、シート材41の搬送方向の異なる位置に5個備えられている。温度計測部22は、4個以下でもよく、また、6個以上、備えられていてもよい。
本実施形態の温度計測部22は、放射温度計以外の温度計測手段であってもよい。例えば、温度計測部22には、シート材41の表面の輝度または反射率の計測計や、シート材41を撮像した画像の画像処理装置等を用いることもできる。温度計測部22は、幅方向とシート材41の搬送方向にそれぞれ複数、備えられていてもよい。
図3および図4は、温度計測部22の設置位置を模式的に示したものである。図3は、シート材41の搬送方向に対して、複数の箇所に温度計測部22を1つずつ配置した例を示している。また、図4は、シート材41の搬送方向に対して複数の箇所に温度計測部22を配置するとともに、幅方向に対しても複数の温度計測部22配置した例を示している。このように、温度計測部22を配置することで、乾燥部20内を搬送されているシート材41の表面温度を、複数個所で計測することができる。
搬送部23は、シート材41を搬送する機能を有する。搬送部23は、乾燥部20の入り口から出口方向にシート材41を一定の速度で搬送する。シート材41を搬送する速度は、塗工する塗料の特性等に基づいて設定されている。
制御部30は、シート材41の温度の計測結果を基に、乾燥部20内の温度を制御する機能を有する。図5は、本実施形態の制御部30の構成の概要を示したものである。制御部30は、温度監視部31と、温度データ保存部32と、温度制御部33を備えている。
温度監視部31は、温度計測部22から送られてくるデータを基にシート材41の温度を算出する機能を有する。温度監視部31は、温度計測部22から温度計測信号S22として送られてくる温度データを、温度計測部22ごとに温度データ保存部32に保存する。温度監視部31は、所定の時間分の温度データを基に、各温度計測部22の温度データを塗工部とシート部のデータに分離する基準値を設定する。温度監視部31は、基準値を基に各温度計測部22の温度データを塗工部とシート部のデータに分離する。
所定の時間は、シード41の搬送速度等を基にあらかじめ設定されている。所定の時間は、塗工部とシート部が1回ずつ温度計測部22の下を通過する時間以上に設定される。温度監視部31は、分離した各温度計測部22の塗工部とシート部の温度データを温度制御部33に温度データ信号S31として送る。また、本実施形態の温度監視部31は、第1の実施形態の温度監視装置に相当し、温度データ取得手段1、基準設定手段2および温度算出手段3に相当する。
温度データ保存部32は、温度計測部22で計測された温度データを保存する機能を有する。温度データ保存部32は、温度監視部31から送られてくる温度データを、温度計測部22ごとに計測温度データとして保存する。温度データ保存部32は、温度監視部31が塗工部とシート部の温度データを算出する際に用いる所定の時間分以上の長さの温度データを保存する。温度データ保存部32に保存されている温度データは、あらかじめ設定された時間の経過、または、あらかじめ設定されたデータ量の蓄積によって消去されるようにしてもよい。
温度制御部33は、ヒーター部21の温度を制御する機能を有する。温度制御部33は、ヒーター部21の設定温度と、計測温度データから分離された塗工部の温度の差が小さくなるようにヒーター部21の乾燥温度を制御する。設定温度と塗工部の温度の差に応じたヒーター部21における乾燥温度は、あらかじめ設定されている。また、各ヒーター部21と温度計測部22の対応情報はあらかじめ温度制御部33に保存されている。
温度監視部31および温度制御部33には、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の半導体装置を用いることができる。また、温度データ保存部32には、半導体記憶装置を用いることができる。温度監視部31、温度データ保存部32および温度制御部33の全てまたは一部は、1つの半導体装置として形成されていてもよく、また、1つのパッケージ内に形成されていてもよい。
本実施形態の塗工装置の動作について説明する。始めに、本実施形態の塗工装置において塗布部10でシート材41に塗料が塗工されて塗膜が形成され、乾燥部20で塗膜が乾燥される際の動作について説明する。塗布部10の塗工ヘッド11によって、塗料がシート材41に塗工され塗膜が形成される。塗料は、塗工ローラ12によって搬送されているシート材41上に、塗工ヘッド11によって間欠塗工される。塗料が塗工されたシート材41は、乾燥部20内に搬送される。
シート材41は、乾燥部20内を搬送される際に、乾燥部20の各ヒーター部21によって加熱され、表面に塗工された塗膜の乾燥が進む。乾燥が進むと、シート材41上に塗工された塗膜の溶剤は、徐々に蒸発し塗膜中の固形分がシート材41に固着する。また、乾燥の際に加えられる熱によって、塗膜中に含まれる物質間の重合反応や架橋反応などによって塗工部の固化が進むような塗料が用いられることもある。乾燥部20内を搬送されたシート材41は、乾燥部20の出口の外でロール状に巻き取られて一時保管されるか、新たな層の付加や切断等の次工程の処理が行われる。
本実施形態の塗工装置の乾燥部20内では、乾燥初期、乾燥中期および乾燥後期の3つのステップでシート材41上の塗膜の乾燥が行われる。図6は、乾燥部20内で乾燥が行われているシート材41の搬送方向の温度プロファイルを模式的に示したものである。図6の上側の図は、横軸に搬送方向の位置、縦軸に塗工部とシート部の温度を示したグラフである。図6の上側の図のA、B、CおよびDは、温度計測部22が配置されている位置を示している。図6の上側の図の位置Aは、乾燥初期に対応する位置である。また、図6の上側の図の位置Bおよび位置Cは、乾燥中期に対応し、位置Dは、乾燥後期に対応する位置である。
また、図6の下側の図は、各位置に配置された温度計測部22の温度変化を模式的に示したグラフである。センサー位置Aのグラフは、位置Aに配置された温度計測部22で計測される温度の時間変化を模式的に示したものである。また、センサー位置B、センサー位置Cおよびセンサー位置Dのグラフは、それぞれ位置B、位置Cおよび位置Dに配置された温度計測部22で計測される温度の時間変化を模式的に示したものである。
乾燥初期に相当する位置Aでは、シート材41の温度は急激に上昇する。また、乾燥初期では、シート部の温度は塗工部の温度よりも高く、温度差が徐々に大きくなる。また、図6の下側のセンサー位置Aのグラフに示す通り、温度計測部22において時間の経過とともに塗工部に対応する低温の部分と、シート部に対応する塗工部よりも高温の部分が繰り返し計測される。しかし、シート材41を温度計測部22で計測した場合には、搬送速度に対する放射温度計の応答速度の関係から、実際に計測される温度データは、塗工部とシート部の温度が平均化されたデータである。
乾燥中期に相当する位置Bおよび位置Cでは、塗膜の均一性が損なわれないようにシート材41の塗工部の温度が大きく変化しないように乾燥が行われる。乾燥中期では、溶媒の蒸発速度がほぼ一定の範囲内に収まるように制御される。乾燥中期では、塗工部の温度がほぼ一定で、シート部の温度は乾燥時間とともに上がるので温度差は地点Bと地点Cで広がっている。また、図6の下側のセンサー位置Bおよびセンサー位置Cのグラフに示す通り、温度計測部22において時間の経過とともに塗工部に対応する低温の部分と、シート部に対応する塗工部よりも高温の部分が繰り返し計測される。しかし、搬送速度に対する放射温度計の応答速度の関係から、実際に計測される温度データは、塗工部とシート部の温度が平均化されたデータである。
乾燥後期に相当する位置Dでは、溶剤の蒸発が進み塗工部の温度が上がることで塗工部とシート部の温度差が小さくなっている。塗工部とシート部の温度差がほぼ無くなる状態は、塗膜の乾燥が正常に行われた状態である。また、塗工部とシート部の温度差が小さくなるので図6の下側のセンサー位置Dのグラフに示す通り、温度計測部22において計測される温度サイクルは小さくなる。
次に、本実施形態の塗工装置において、塗料が塗工されたシート材41が乾燥部20内を搬送されて塗料の乾燥が行われる際における、乾燥部20内の温度の監視と制御の動作について説明する。図7は、本実施形態の塗工装置において、乾燥部20内の温度の監視と制御を行う際の動作フローを示したものである。
シート材41が乾燥部20内を搬送されているとき、乾燥部20の各温度計測部22は、シート材41の表面温度を計測する。各温度計測部22は、シート材41の表面の温度を計測すると、計測した温度のデータを温度計測信号S22として制御部30にそれぞれ送る。
制御部30に入力された温度計測信号S22は、温度監視部31にそれぞれ送られる。温度監視部31は、温度計測信号S22として温度計測部22がそれぞれ計測した温度データを受け取ると、受け取った温度データを温度データ保存部32に保存する。温度監視部31は、温度データを温度計測部22ごとに温度データ保存部32に保存する。温度監視部31は、計測を開始してから所定の時間分の温度データが温度データ保存部23に保存されるまでデータの保存の動作を行う(ステップ101)。
所定の時間の温度データを保存すると、温度監視部31は、所定の時間の温度データを基に温度分布のデータを生成する(ステップ102)。温度監視部31は、温度ごとの所定の時間内の発生回数を集計し温度分布のデータを生成する。図8は、横軸に温度、縦軸に各温度における発生回数を示した温度データのグラフである。温度監視部31は、例えば1.0度ごとに発生回数を集計する。発生回数を集計する際の温度の最小単位は1.0度以外の値であってもよい。
間欠塗工によって塗料が塗工されたシート材41の表面において、塗工部よりもシート部の温度の方が高い。また、塗工部よりもシート部の面積の方が小さいので、塗工部を測定した温度データの方がシート部の温度データよりも発生回数は多い。そのため、シート材41の表面温度の測定結果を集計した温度分布のグラフは、図8のように、低温側にみられる発生回数の多い塗工部のピークと、高温側に見られる発生回数の少ないシート部のピークの2つのピークを持つ。
温度監視部31は、温度分布のデータを生成すると、各温度計測部22から取得した温度データごとに所定の時間の平均値を算出する(ステップ103)。所定の時間の平均値は、各温度計測部22が所定の時間に計測した温度データの平均値であり、塗工部とシート部の温度が平均化された値である。
温度データの平均値を算出すると、温度監視部31は、塗工部を判断する際に用いる基準値を設定する。塗工部を判断する際に用いる基準値として、温度監視部31は、塗工部の温度として見なす範囲の上限を示す閾値を設定する(ステップ104)。温度監視部31は、例えば、塗工部のピークに対して標準偏差分、高い温度を、塗工部を判断する閾値として設定する。温度監視部31は、例えば、低温側のピーク付近のデータに対してベースラインを設定して、ベースラインとピーク内に含まれるデータを基に標準偏差を算出し、ピークの中心値と標準偏差から閾値の温度を算出する。また、温度監視部31は、低温側のピークの半値幅を算出し、半値幅に含まれる範囲のうち最も高い温度を、塗工部を判断する際の閾値として設定してもよい。
塗工部の閾値を算出すると、温度監視部31は、所定の時間の温度データの平均値と塗工部の閾値を基に塗工部の温度データを所定の時間の温度データから分離して抽出する(ステップ105)。温度監視部31は、所定の時間の温度データに含まれる温度データのうち、平均値以下でかつ塗工部の閾値以下の温度データを塗工部に対応する温度データとして抽出する。温度監視部31は、それぞれの温度計測部22に対応する温度データごとに塗工部に対応する温度データを所定の時間の温度データから分離して抽出する。温度監視部31は、所定の時間の温度データから分離した塗工部の温度を各温度計測部22が計測した塗工部の表面温度とする。また、温度監視部31は、塗工部に対応する温度データの平均値を各温度計測部22における塗工部の表面温度としてもよい。
塗工部の温度データを分離すると、温度監視部31は、シート部を判断する際に用いる基準値を設定する。シート部を判断する際に用いる基準値として、温度監視部31は、シート部の温度として見なす範囲の下限を示す閾値を設定する(ステップ106)。例えば、高温側のシート部のピークに対して標準偏差分、低い温度を、シート部を判断する閾値として設定する。温度監視部31は、例えば高温側のピーク付近のデータに対してベースラインを設定して、ベースラインとピーク内に含まれるデータを基に標準偏差を算出し、ピークの中心値と標準偏差から閾値の温度を算出する。
温度監視部31は、高温側のピークの半値幅を算出し、半値幅に含まれる範囲のうち最も低い温度を、シート部を判断する際の閾値として設定してもよい。また、塗工部およびシート部の閾値は、他のパラメータを用いて設定してもよい。例えば、温度分布のうち温度の高い側から上位10%に相当する温度をシート部の閾値、下位20%に相当する温度を塗工部の閾値として設定してもよい。
シート部の閾値の値を算出すると、温度監視部31は、所定の時間の温度データの平均値とシート部の閾値を基にシート部の温度データを所定の時間の温度データから分離して抽出する(ステップ107)。温度監視部31は、所定の時間の温度データに含まれる温度データのうち、平均値以上でかつシート部の閾値以上の温度データをシート部に対応する温度データとして抽出する。温度監視部31は、それぞれの温度計測部22に対応する温度データごとにシート部に対応する温度データを所定の時間の温度データから分離して抽出する。温度監視部31は、所定の時間の温度データから分離したシート部の温度を各温度計測部22が計測したシート部の表面温度とする。また、温度監視部31は、シート部に対応する温度データの平均値を各温度計測部22におけるシート部22の表面温度としてもよい。
温度監視部31は、各温度計測部22に対応する塗工部とシート部の温度を所定の時間の温度データから分離すると、分離した温度のデータを温度制御部33に温度データ信号S31として送ることで結果を出力する(ステップ108)。温度制御部33は、温度データ信号S31として各温度計測部22における塗工部とシート部の温度データを受け取ると、受け取った温度データを設定温度と比較する。受け取った温度データと設定温度を比較すると、温度制御部33は、受け取った温度データと設定温度の差が小さくなるようにヒーター部21の乾燥温度を制御する。各温度計測部22に対応するヒーター部21は、あらかじめ設定されている。温度制御部33は、補正後の乾燥温度を示す情報をヒーター部21に温度制御信号S21として送ることでヒーター部21を制御する。ヒーター部21は、温度制御信号S21を受けとると、受け取った信号が示す乾燥温度になるように動作温度を変更する。
図9は、乾燥中期と乾燥後期の位置に配置された温度計測部22で計測される温度の時間変化を示したグラフである。図9の左側のグラフは乾燥中期の温度計測部22で計測される温度の時間変化を示している。また、図9の右側のグラフは乾燥後期の温度計測部22で計測される温度の時間変化を示している。乾燥中期、乾燥後期ともに平均値以下で、塗工部を判断する閾値以下の温度の部分が塗工部の温度を示すと判断される。また、平均値以上で、シート部を判断する閾値以上の温度の部分がシート部の温度を示すと判断される。よって、図9のグラフでは温度変化があまりない領域のうち、低温側が塗工部の温度を示し、高温側がシート部の温度を示している。また、塗工部とシート部の温度差は、乾燥中期における温度差よりも乾燥後期における温度差の方が小さい。
本実施形態の塗工装置において、温度監視部31が、各温度計測部22における塗工部とシート部の温度データを表示装置等に出力して、作業者が確認できるようにしてもよい。例えば、塗工装置の操作部に備えられている液晶表示装置に、温度計測部22ごとに時間に対する塗工部とシート部の温度データをグラフとして表示してもよい。グラフとして塗工部とシート部の温度データを表示することで、作業者は温度変化を容易に確認できるようになる。
図10の下側の図は、乾燥後期のシート部と塗工部、および、乾燥中期のシート部と塗工部の温度の時間変化を示したグラフである。図10の上側の図は、搬送方向の位置による温度変化を模式的に示したグラフである。図10の下側の図の乾燥中期および乾燥後期の温度は、図10の上側の図の中期および後期の付近にそれぞれ配置された温度計測部22で計測された温度データを基に抽出された温度である。図10の下側の図に示す通り、乾燥後期では時間によらずにシート部と塗工部の温度差が小さい。また、乾燥中期においてはシート部の温度が塗工部よりも高くそれぞれ一定の温度を保っている。図10の下側のようなグラフを表示装置に出力することで、異常が生じて温度変化が生じたときに作業者が視認しやすくなる。
本実施形態の塗工装置において、温度制御部33が塗膜の異常の有無を判断する機能を備えていてもよい。例えば、乾燥後期の温度計測部22における塗工部とシート部の温度差が所定の範囲内に入らなかったときに、温度制御部33は、塗膜に異常が生じていると判断する。塗膜に異常が生じていると判断すると、温度制御部33は、警告を示す信号を塗工装置の制御部に出力し作業者等に通知する。そのように、異常の有無を判断することで、異常の生じた部材の後工程への流出を防ぐことができる。また、温度制御部33は、各温度計測部22の塗工部の温度と設定温度との差が所定の差以上のときに、異常が生じていると判断するようにしてもよい。
本実施形態の塗工装置において、温度監視部31が塗工部とシート部の切り分けを行う際に温度データの平均値を用いていたが他の基準を用いてもよい。例えば、平均値の代わりに中央値を用いてもよい。図11は、平均値の代わりに中央値を用いて塗工部とシート部の温度を、所定の時間の温度データから分離する際の動作フローを示したものである。中央値を用いた場合にも第2の実施形態のステップ101からステップ108と同様に、図11に示すステップ111からステップ118の動作を行うことで塗工部とシート部の温度を分離することができる。また、中央値を用いることで特異的な温度データが含まれるときに、特異的なデータの影響を受けずに、塗工部とシート部の温度を分離することができる。その結果、温度制御の精度が向上し、塗工装置で形成される塗膜の品質を維持することができる。
本実施形態の塗工装置では、温度計測部22が乾燥部20内の搬送方向の各位置においてシート材41の表面温度を計測している。また、温度監視部31は、温度計測部22が計測した温度データを基に、シート材41の塗工部とシート部を切り分ける際の基準値を算出している。温度監視部31が温度データと基準値を基に塗工部とシート部の切り分けを行うことで、各温度計測部22における塗工部の温度のデータを得ることができる。温度監視部31が分離した各温度計測部22における塗工部の温度のデータを基に、温度制御部33がヒーター部21を制御することで、シート材41の乾燥工程における温度制御を精密に行うことができる。そのため、シート材41に形成される塗膜の均一性の低下等が抑制され、塗膜の品質を維持することができる。
本実施形態の塗工装置では、温度監視部31が温度データを塗工部とシート部に切り分けているので、塗膜が間欠塗布によって形成されたシート材41であっても、塗工部の表面温度に基づいて乾燥温度を制御することができる。そのため、塗膜が間欠塗布によって形成されたシート材41であっても、乾燥工程における温度制御を精密に行うことができるので塗膜の品質を維持することができる。その結果、本実施形態の塗工装置では、塗膜の表面状態に基づいた温度制御によって塗膜の品質を維持することができる。
1 温度データ取得手段
2 基準設定手段
3 温度算出手段
10 塗布部
11 塗工ヘッド
12 塗工ローラ
20 乾燥部
21 ヒーター部
22 温度計測部
23 搬送部
30 制御部
31 温度監視部
32 温度データ保存部
33 温度制御部
41 シート材
S21 温度制御信号
S22 温度計測信号
S31 温度データ信号

Claims (10)

  1. 塗膜が形成されている領域である塗工部と、前記塗膜が形成されていない領域であるシート部とを表面に有するシート材の表面温度のデータを計測温度データとして取得する温度データ取得手段と、
    前記計測温度データを基に、前記塗工部が属する温度領域の基準値を設定する基準設定手段と、
    前記基準値を基に、前記計測温度データから前記塗工部の温度データを算出する温度算出手段と、
    を備えることを特徴とする温度監視装置。
  2. 前記基準設定手段は、所定の時間の前記計測温度データを基に温度分布のデータを生成し、前記温度分布のデータを基に前記基準値を算出することを特徴とする請求項1に記載の温度監視装置。
  3. 前記基準設定手段は、前記基準値として、前記塗工部と前記シート部のいずれの温度領域に属するかを判断する基準を設定する手段であり、
    前記温度算出手段は、前記計測温度データを基に、前記塗工部と前記シート部の温度データを算出することを特徴とする請求項1または2に記載の温度監視装置。
  4. 前記基準設定手段は、前記基準値として、前記塗工部を判断する第1の基準値と、前記シート部を判断する第2の基準値を算出し、
    前記計測温度データのうち、前記第1の基準値以下、かつ、前記計測温度データの平均値以下の温度を前記塗工部の温度データとして判断し、
    前記計測温度データのうち、前記第2の基準値以上、かつ、前記計測温度データの平均値以上の温度を前記シート部の温度データとして判断することを特徴とする請求項3に記載の温度監視装置。
  5. 前記塗工部と前記シート部の温度をそれぞれグラフとして表示する表示手段をさらに備え、
    前記温度算出手段は、前記計測温度データから算出した前記塗工部と前記シート部の温度データを温度データ信号として出力し、
    前記表示手段は、前記温度データ信号を基に前記塗工部と前記シート部の温度をそれぞれグラフとして表示することを特徴とする請求項3または4いずれかに記載の温度監視装置。
  6. 請求項1から5いずれかに記載の温度監視装置と、
    前記温度監視装置が算出した前記塗工部の前記温度データを基に、前記シート材を乾燥する温度を制御する温度制御手段と、
    を備えることを特徴とする温度制御装置。
  7. 請求項6に記載の温度制御装置と、
    前記シート材の表面温度を計測する温度計測手段と、
    前記シート材を乾燥する加熱手段と、を備え、
    前記温度データ取得手段は、前記温度計測手段が計測した前記シート材の表面温度を前記計測温度データとして取得し、
    前記温度制御手段は、前記塗工部の前記温度データを基に、前記加熱手段を制御して前記シート材を乾燥する温度を制御することを特徴とする乾燥装置。
  8. 前記シート材に間欠塗工により塗料を塗工し前記塗膜を形成する印刷手段と、
    請求項7に記載の乾燥装置と、を備え、
    前記印刷手段で前記塗膜を形成した前記シート材の前記塗膜を、前記乾燥装置で乾燥することを特徴とする塗工装置。
  9. 塗膜が形成されている領域である塗工部と、前記塗膜が形成されていない領域であるシート部とを表面に有するシート材の表面温度のデータを計測温度データとして取得し、
    前記計測温度データを基に、前記塗工部が属する温度領域の基準値を設定し、
    前記基準値を基に、前記計測温度データから前記塗工部の温度データを算出することを特徴とする温度監視方法。
  10. 所定の時間の前記計測温度データを基に温度分布のデータを生成し、
    前記温度分布データを基に、前記塗工部を判断する第1の基準値と、前記シート部を判断する第2の基準値を算出し、
    前記計測温度データのうち、前記第1の基準値以下、かつ、前記計測温度データの平均値以下の温度を前記塗工部の温度データとして判断し、
    前記計測温度データのうち、前記第2の基準値以上、かつ、前記計測温度データの平均値以上の温度を前記シート部の温度データとして判断することを特徴とする請求項9に記載の温度監視方法。
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