JP6564806B2 - 視力検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検者の視力を検査する視力検査装置に関する。
被検者の視力を検査する方法として、被検者が提示された視標であるランドルト環の切れ目の方向を判読し、被検者が切れ目の方向を回答する方法があり、被検者が切れ目の方向を入力して回答する視力検査装置がある。切れ目の方向を回答する4つの回答スイッチを備える自動視力計が特許文献1(特開昭62−27916号公報)に記載されている。視標を見て、視標の方向に倒して回答する操作桿を備える視機能測定装置が特許文献2(特開平11−225961号公報)に記載されている。
特開昭62−27916号公報 特開平11−225961号公報
特許文献1、2に記載された視力検査装置のように、従来は提示された1つの視標を被検者が判読し、切れ目の方向をボタンやジョイスティックなどの入力装置を用いて回答し、視力検査装置が視力値を判定している。提示される視標は主に上下左右に切れ目がある4種類の視標であり、被検者が判読して入力装置を用いて回答するには異なる4種類の操作、すなわち4つのボタンの中から1つを押す、4方向のうち1方向にジョイスティックを倒す必要がある。このため、被検者が入力装置を用いて回答するには煩雑な操作になり、お年寄りや子供にとっては、操作が難しいという課題がある。
そこで本発明は上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、簡単で分かりやすい操作によって視力値を判定できる視力検査装置を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の視力検査装置は次の構成を備える。すなわち本発明は、異なる大きさであって、それぞれの視力値が設定され、複数の視標のうち最も高い視力値を第1の視力値、最も低い視力値を第2の視力値とする視力検査用の複数の視標を同時に提示する視標提示部と、被検者が、前記視標提示部に同時に提示された複数の視標を判読し、前記視標提示部に同時に提示された複数の視標が全て同じ形か否かという応答を入力可能な入力部と、前記視標提示部に提示させる視標を制御し、前記入力部から入力された応答情報を認識する制御部とを具備する視力検査装置であって、前記制御部は、前記視標提示部に提示させた視標に関する視標情報と、入力された応答情報とを比較して、正誤を判定する視標正誤判定部と、該視標正誤判定部による判定結果に基づいて視力値を算出する算出部と、を有し、前記視標正誤判定部は、前記視標提示部に同時に提示させた複数の視標の全てが同じ形であり、前記応答情報が同時に提示された複数の視標の全てが同じ形の視標であると認識した場合、または、前記視標提示部に同時に提示させた複数の視標の中に異なる形の視標が含まれ、前記応答情報が同時に提示された複数の視標のうち異なる形の視標が含まれると認識した場合、第1の視力値における正答と判定し、前記視標提示部に同時に提示させた複数の視標の全てが同じ形であり、前記応答情報が同時に提示された複数の視標のうち異なる形の視標が含まれると認識した場合、または、前記視標提示部に同時に提示させた複数の視標の中に異なる形の視標が含まれ、前記応答情報が同時に提示された複数の視標の全てが同じ形の視標であると認識した場合、第2の視力値における誤答と判定し、前記算出部は、視力値ごとの正答数と誤答数を集計し、前記正答数と前記誤答数に基づいて正答率を算出し、前記正答率が所定の基準を満たした視力値を前記被検者の視力値であると算出することを特徴とする。この構成によれば、異なる大きさの視標が複数提示されていても、提示された複数の視標が全て同じ形か否かという簡単な応答によって視力値を判定できる。
また、本発明において、前記制御部は、前記視標正誤判定部において、前記第1の視力値における正答であると判定された場合、前記第1の視力値よりも1段階高い視力値における視標を含む視標が前記視標提示部に提示されるように制御する。これによれば、提示された視標よりも1段階高い視標を含めて提示されるので、より高い視力値における視力検査ができる。
また、本発明において、前記制御部は、前記視標正誤判定部において、前記第2の視力値における誤答であると判定された場合、前記第2の視力値よりも1段階低い視力値における視標を含む視標が前記視標提示部に提示されるように制御する。これによれば、提示された視標よりも1段階低い視標を含めて提示されるので、より低い視力値における視力検査ができる。
また、本発明において、前記入力部は、前記視標提示部に提示させた複数の視標が判読できないという応答が入力可能であり、前記入力部から判読できないという応答が入力されたことによって、または、視標が前記視標提示部に提示されてから一定時間が経過して応答がないことによって、前記視標正誤判定部は、前記応答情報が判読できないと認識した場合、不明であると判定し、前記第1の視力値における誤答と判定する。これによれば、視標が判読できない場合は、より低い視力値が視標提示部に提示されて視力検査ができる。
また、本発明において、検査者が前記視標提示部に提示させる視標を選択可能な操作部を有していてもよい。これによれば、視標提示部に提示する視標の種類、配列、視力値を選択して、視力検査を始めることができる。
また、本発明において、前記入力部および前記操作部のうち少なくとも一方が、携帯端末であってもよい。これによれば、入力部、操作部が持ち運び可能であるので検査しやすい。
本発明の視力検査装置によれば、簡単で分かりやすい操作によって視力値を判定することができる。
本実施形態の視力検査装置のブロック図である。 本実施形態の視力検査装置の検査における処理(制御プログラム)の一例を表すフローチャートである。 本実施形態の視力検査に提示される視標と入力部の一例である。 本実施形態の視力検査に提示される視標と入力部の別の例である。
以下、図面を参照して、本実施形態に係る視力検査装置10を詳細に説明する。図1に本実施形態の視力検査装置10のブロック図を示す。図2に本実施形態の視力検査装置10の検査における処理(制御プログラム)の一例を表すフローチャートを示す。図3、図4に本実施形態の視力検査装置10の視標提示部20に提示される視標と、入力部30の一例として応答ボタン12を示す。本実施形態の視力検査装置10に提示される視標の一例として、図3に複数の視標が異なる視力値が含まれる場合を示す。図4に複数の視標が同じ視力値である場合を示す。
本実施形態の視力検査装置10は、被検者に視認させる視力検査用の複数の視標を提示する視標提示部20と、入力部30と、制御部40とを具備し、被検者の視力値を算出することができる。本実施形態の視力検査装置10は、被検者が壁に向かい、液晶製のディスプレイなどの視標提示部20を用いて検査する立て掛けタイプの装置や、被検者が左右のレンズを通して装置内に示された視標を判読する覗き込むタイプの装置にも応用することができる。立て掛けタイプの装置の場合、視標提示部20は、液晶製のディスプレイの他、視標板などがある。入力部30は応答ボタン12の他、ジョイスティック、コンピュータ端末上のタッチパネル面がある。被検者は、応答ボタン12の操作、ジョイスティックの操作、タッチパネル面へのタッチ操作により、視標提示部20に提示された複数の視標の状態に対する応答情報を入力する。制御部40は、中央処理装置(CPU)、メモリ、その他の周辺回路を有し、予め記憶させた制御プログラムに基づいて動作する。
入力部30は、被検者が視標提示部20に提示された複数の視標を判読して応答するためにあり、複数の視標がどのような状態にあるかという内容を入力することができる。例えば、入力部30には、視標提示部20に提示された複数の視標が全て同じ形か否かということを応答する2つの選択肢があり、被検者は選択肢から選んで応答する情報を入力することができる。このため、被検者は回答する選択肢が少ないので、簡単で分かりやすく、回答しやすい。図3、図4に示す入力部30である応答ボタン12は、提示された複数の視標が全て「同じ・合同」な状態にあるときに押す応答ボタン12a、「違う」状態にあるときに押す応答ボタン12b、「判読できない・わからない」ときに押す応答ボタン12cが示されている。
制御部40は、視標提示部20に提示させる視標を制御する。制御される視標に関する情報の一例は、視力値に対応する視標の大きさやランドルト環の空いている方向などの視標の形状に関すること、ランドルト環、ひらがなやカタカナなどの文字、Eチャートなどの視標の種類に関することである。他にも、視標提示部20における視標の数や配置に関することがある。視標の制御に関するこれらの視標情報は、視標を制御するための情報として制御部40に記憶され、抽出可能である。この情報を基に、制御部40は視標提示部20に視標を自動配列することが可能である。視標提示部20には、視標の種類と形状と配置の組み合わせの違いによる、非常に多くの種類の視標表を提示可能である。なお、本実施形態では視標の種類一例としてランドルト環を採用している。また、制御部40は、被検者が入力部30から入力した応答情報を認識するものである。
図3には2つの視標が示され、図3Aは視力値が0.1、0.2のランドルト環が1つずつ示され、2つの視標が全て同じ形である。図3Bは視力値が0.4、0.5のランドルト環が示され、2つの視標はそれぞれ形が異なる。なお、後述するように、図3Aにおいて、複数の視標のうち最も高い視力値である0.2を第1の視力値、最も低い視力値である0.1を第2の視力値とする。図3Bにおいては、視力値0.5を第1の視力値、視力値0.4を第2の視力値とする。図4のA〜Dにはそれぞれ2つの視標が示され、2つの視標はそれぞれ視力値が同じであり、図4Aは視力値が0.2、図4Bは視力値が0.3、図4Cは視力値が0.4、図4Dは視力値が0.3のものが示されている。図4のA〜Dにそれぞれに示される視標の視力値は、第3の視力値とする。
高い視力値とは、より小さい視標に対することであり、低い視力値とは、より大きい視標に対することである。視力値が高いとは小さい視標でも判読できることである。
ここで、視標が同じ形とは上下左右の見た目の形状が同じであり、回転や反転による形状の違いは異なる形とする。視標がランドルト環の場合は切れ目の方向を見る。複数のランドルト環を見比べて、ランドルト環の切れ目の方向が同じ場合は、複数の視標が同じ形であり、ランドルト環の切れ目の方向が異なる場合は、複数の視標のうち異なる形の視標が含まれるとする。なお、図3、図4では視標提示部20に2つの視標が示されているが、3つ以上でも構わない。
制御部40は、視標正誤判定部50を有し、制御プログラムによって実現される。視標正誤判定部50は、視標提示部20に提示させた視標に関する視標情報と入力された応答情報とを比較して、入力された応答情報が正答であるか誤答であるかを判定する。例えば、形状に関する視標情報であり、視標提示部20に提示させた複数の視標が全て同じ形であり、応答情報が複数の視標の全てが同じ形の視標であると認識した場合、正答であると判定する。また、視標提示部20に提示させた複数の視標の中に異なる形の視標が含まれ、応答情報が複数の視標のうち異なる形の視標が含まれると認識した場合、正答であると判定する。
逆に、視標正誤判定部50は、視標提示部20に提示させた複数の視標が全て同じ形であり、応答情報が複数の視標のうち異なる形の視標が含まれると認識した場合、誤答であると判定する。また、視標提示部20に提示させた複数の視標の中に異なる形の視標が含まれ、応答情報が複数の視標の全てが同じ形の視標であると認識した場合、誤答であると判定する。
制御部40は、算出部60を有し、制御プログラムによって実現される。算出部60は、視標正誤判定部50による判定結果に基づいて、視力値を算出する。視力の算出には、複数の判定結果に基づいて行われるので、必要数の判定結果が得られるまで、視標を提示して被検者は応答する。判定結果の数が少なく視力値の判定(確定)が不可能である場合は、再度、視標提示部20に視標を提示し、被検者が入力部30により応答情報を入力し、視標正誤判定部50による判定し、視力値を算出できる数の判定結果が得られるまで繰り返す。再度、視標提示部20に提示される視標は、制御部40が、判定結果、算出結果に基づいて、相応しい視標を視標情報の中から複数個を抽出したものである。視力値を算出できる数の判定結果が得られたと制御部40が判断すれば、視力値を確定できる。
視力検査装置10の視標提示部20に、異なる大きさであって、それぞれの視力値が設定されている複数の視標が提示される場合における被検者の視力値を算出する方法について述べる。
図2に示すフローチャートより、視力検査が開始されると、制御部40は、0または1の乱数を発生させ、それぞれの数字に応じて、複数の視標の中に異なる形の視標が含まれるもの、または、複数の視標の全てが同じ形のものを視標提示部20に提示する。被検者は、視標提示部20に提示された複数の視標を判読し、応答を入力部30から入力する。そして、視標正誤判定部50により、正答か誤答であるかが判定される。
視標正誤判定部50による判定結果が正答である場合、制御部40は、視標提示部20に提示させた複数の視標の視力値のうち、最も高い視力値(第1の視力値)を識別し、第1の視力値における正答と判定する。算出部60は、第1の視力値の正答数として数える。続いて、制御部40は、第1の視力値よりも1段階高い視力値における視標を含む視標が視標提示部20に提示されるように制御する。1段階高い視力値、1段階低い視力値とは、被検者に視認させる視力検査用の視標全体に基づいて適宜決定され、必ずしも視力値が0.1ずつ高くなったり低くなったりするものではない。図3Aの場合は、視力値が0.2より1段階高い0.3のランドルト環が少なくとも1つ含まれるようにする。図3Bの場合は、視力値が0.5より1段階高い0.6のランドルト環が少なくとも1つ含まれるようにする。そして、再び乱数を発生させ、視力検査を所定の基準を満たす視力値が現れるまで、または所定の基準を満たさなくなる視力値が現れるまで試験を繰り返す。算出部60は、視力値ごとの正答数と誤答数を集計し、正答率が所定の基準を満たした視力値を被検者の視力値であると算出し、検査が終了する。
一方、視標正誤判定部50による判定結果が誤答である場合、制御部40は、視標提示部20に提示させた複数の視標の視力値のうち、最も低い視力値(第2の視力値)を識別し、第2の視力値における誤答と判定する。算出部60は、第2の視力値の誤答数として数える。続いて、制御部40は、第2の視力値よりも1段階低い視力値における視標を含む視標が視標提示部20に提示されるように制御する。図3Aの場合は、視力値が0.1より1段階低い0.09のランドルト環が少なくとも1つ含まれるようにする。図3Bの場合は、視力値が0.4より1段階低い0.3のランドルト環が少なくとも1つ含まれるようにする。そして、再び乱数を発生させ、視力検査を所定の基準を満たす視力値が現れるまで、または所定の基準を満たさなくなる視力値が現れるまで試験を繰り返す。算出部60は、視力値ごとの正答数と誤答数を集計し、正答率が所定の基準を満たした視力値を被検者の視力値であると算出し、検査が終了する。
視力値を判定する正答率の基準の一例としては、ある1つの視力値における正答率が60%以上であるかということである。そして少なくとも正答数と誤答数の合計である応答数が2以上、好ましくは5以上であり、1つの視力値における応答数が5の場合は、正答数が3以上の場合に基準を満たすことになる。
また、算出部60は、正答率が所定の基準を満たした視力値のうち最も高い視力値を被検者の視力値であると算出してもよい。他にも、算出部60は、正答率が所定の基準を満たさない視力値のうち最も低い視力値よりも1段階低い視力値を被検者の視力値であると算出してもよい。
次に、視力検査装置10の視標提示部20に、同じ大きさであって、同じ視力値が設定されている複数の視標が提示される場合について述べる。視標提示部20に提示される視標は同じ大きさであるので、同じ形の視標は、合同であるかということで被検者は応答する。ただし、視標提示部20に異なる大きさの複数の視標が提示される場合と同様に、図2に示すフローチャートより説明し、共通部分は省略する。
視標正誤判定部50による判定結果が正答である場合、制御部40は、視標提示部20に提示させた複数の視標の視力値(第3の視力値)を識別し、第3の視力値における正答と判定する。算出部60は、第3の視力値の正答数として数える。続いて、制御部40は、第3の視力値よりも1段階高い視力値における視標を含む視標が視標提示部20に提示されるように制御する。図4Aの場合は、視力値が0.2より1段階高い0.3のランドルト環が複数提示されるようにする(図4B)。そして、再び乱数を発生させ、視力検査を所定の基準を満たすまで、または所定の基準を満たさなくなるまで試験を繰り返す。算出部60は、正答率が所定の基準を満たした視力値を被検者の視力値であると算出し、検査が終了する。
一方、視標正誤判定部50による判定結果が誤答である場合、制御部40は、視標提示部20に提示させた複数の視標の視力値(第3の視力値)を識別し、第3の視力値における誤答と判定する。算出部60は、第3の視力値の誤答数として数える。続いて、制御部40は、第3の視力値よりも1段階低い視力値における視標を含む視標が視標提示部20に提示されるように制御する。図4Bの場合は、視力値が0.3より1段階低い0.2のランドルト環が複数提示されるようにする(図4A)。そして、再び乱数を発生させ、視力検査を所定の基準を満たすまで、または所定の基準を満たさなくなるまで試験を繰り返す。算出部60は、正答率が所定の基準を満たした視力値を被検者の視力値であると算出し、検査が終了する。
視力値は、前述の異なる大きさでそれぞれの視力値が設定されている複数の視標が提示される場合と同様に被検者の視力値を判定する基準を設け、算出部60により算出される。
入力部30は、視標提示部20に提示させた複数の視標が判読できないという応答が入力可能であり、視標正誤判定部50は、応答情報が判読できないと認識した場合、不明であると判定する。視標の形状が区別できなくて判読できない場合だけではなく、視標が提示されてから一定時間が経過して応答がない場合でも、視標正誤判定部50は、応答情報が判読できないと認識する。このとき、視標正誤判定部50は、異なる大きさでそれぞれの視力値が設定されている複数の視標が提示される場合は、第1の視力値における誤答と判定し、同じ大きさで同じ視力値の複数の視標が提示される場合は、第3の視力値における誤答と判定し、算出部60は誤答数として数える。
また、本実施形態の視力検査装置10は、検査者が視標提示部20に提示させる視標を選択可能な操作部を有していてもよい。検査者が操作部から、視標提示部20に提示する視標の種類、配列、視力値を選択して、視力検査を始めることができる。
また、入力部30および操作部のうち少なくとも一方が、携帯可能な携帯端末であってもよい。携帯端末の一例としては、PCや、タッチパネル式の端末などが挙げられ、PDA、タブレット型コンピュータを用いることができる。また、入力部30および操作部がタブレットのような携帯端末である場合、操作者が検査開始時の視標に関する情報を画面から選択してから検査を開始し、携帯端末を被検者に渡し、被検者が画面を選択して応答することで視力検査ができる。このように入力部30と操作部を兼用とすることが可能であり、一人の検査者が複数の被検者に対して同時に検査可能であり、複数の被検者がそれぞれ対応する視標提示部20に示された視標を判読する。制御部40が設けられている場所は特に限定されなく、制御部40は、携帯端末に内蔵されていてもよい。
また、携帯端末は、撮影可能なカメラ機能を有していてもよい。そして、制御部40によって、カメラ機能によって撮影された対象物を、視標提示部20に提示させることも可能である。この場合、撮影された対象物の大きさを視力値に対応する大きさに変更して視標提示部20に提示することができる。例えば、カメラ機能により画面に示された枠内に対象物を収めて撮影し、制御部40は対象物の大きさを測定し、予め制御部40に記憶された視標情報を基に、0.1、0.2などのそれぞれの視標の大きさに合わせて対象物の大きさを変更して視標提示部20に提示する。
10 視力検査装置
12 応答ボタン
12a 応答ボタン
12b 応答ボタン
12c 応答ボタン
20 視標提示部
30 入力部
40 制御部
50 視標正誤判定部
60 算出部

Claims (6)

  1. 異なる大きさであって、それぞれの視力値が設定され、複数の視標のうち最も高い視力値を第1の視力値、最も低い視力値を第2の視力値とする視力検査用の複数の視標を同時に提示する視標提示部と、
    被検者が、前記視標提示部に同時に提示された複数の視標を判読し、前記視標提示部に同時に提示された複数の視標が全て同じ形か否かという応答を入力可能な入力部と、
    前記視標提示部に提示させる視標を制御し、前記入力部から入力された応答情報を認識する制御部とを具備する視力検査装置であって、
    前記制御部は、
    前記視標提示部に提示させた視標に関する視標情報と、入力された応答情報とを比較して、正誤を判定する視標正誤判定部と、
    該視標正誤判定部による判定結果に基づいて視力値を算出する算出部と、を有し、
    前記視標正誤判定部は、
    前記視標提示部に同時に提示させた複数の視標の全てが同じ形であり、前記応答情報が同時に提示された複数の視標の全てが同じ形の視標であると認識した場合、または、前記視標提示部に同時に提示させた複数の視標の中に異なる形の視標が含まれ、前記応答情報が同時に提示された複数の視標のうち異なる形の視標が含まれると認識した場合、第1の視力値における正答と判定し、
    前記視標提示部に同時に提示させた複数の視標の全てが同じ形であり、前記応答情報が同時に提示された複数の視標のうち異なる形の視標が含まれると認識した場合、または、前記視標提示部に同時に提示させた複数の視標の中に異なる形の視標が含まれ、前記応答情報が同時に提示された複数の視標の全てが同じ形の視標であると認識した場合、第2の視力値における誤答と判定し、
    前記算出部は、
    視力値ごとの正答数と誤答数を集計し、前記正答数と前記誤答数に基づいて正答率を算出し、前記正答率が所定の基準を満たした視力値を前記被検者の視力値であると算出することを特徴とする視力検査装置。
  2. 前記制御部は、前記視標正誤判定部において、前記第1の視力値における正答であると判定された場合、前記第1の視力値よりも1段階高い視力値における視標を含む視標が前記視標提示部に提示されるように制御することを特徴とする請求項1に記載の視力検査装置。
  3. 前記制御部は、前記視標正誤判定部において、前記第2の視力値における誤答であると判定された場合、前記第2の視力値よりも1段階低い視力値における視標を含む視標が前記視標提示部に提示されるように制御することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の視力検査装置。
  4. 前記入力部は、前記視標提示部に提示させた複数の視標が判読できないという応答が入力可能であり、前記入力部から判読できないという応答が入力されたことによって、または、視標が前記視標提示部に提示されてから一定時間が経過して応答がないことによって、前記視標正誤判定部は、前記応答情報が判読できないと認識した場合、不明であると判定し、前記第1の視力値における誤答と判定することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の視力検査装置。
  5. 検査者が前記視標提示部に提示させる視標を選択可能な操作部を有していることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか一項に記載の視力検査装置。
  6. 前記入力部および前記操作部のうち少なくとも一方が、携帯端末であることを特徴とする請求項に記載の視力検査装置。
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