JP2023036273A - 情報処理装置及び情報処理プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、表示部に表示された表示内容に対するユーザの回答中に、ユーザによる不正行為の可能性を判定することを目的とする。【解決手段】プロセッサを備え、前記プロセッサは、表示部に表示中のユーザによる回答を要求する表示内容に対する前記ユーザの視線の動作を示す第1動作と、前記表示内容に応じた視線の動作として想定される第2動作とを用いて判定した、前記ユーザによる不正行為の可能性を示す判定結果を外部へ出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理プログラムに関する。
特許文献1には、虹彩認証システムでの不正認証による取引を完全に防ぐためのシステムが記載されている。
特開2006-085226号公報
近年、インターネットの普及により検定試験及び資格試験等の各種試験がオンライン上で行われる機会が増えてきた。このオンライン上での各種試験(以下、「オンライン試験」とする)は、試験会場で受験する場合と異なり、受験者を監督する監督者が受験者の近くにいないため、試験中における受験者のカンニング等の不正行為を発見することが困難である。
このとき、オンライン試験のように、継続した不正行為の可能性の判定が必要な場合において、試験問題とは別の表示例を表示して不正行為の可能性を判定することも想定されるが、受験者の集中力を妨げることになり望ましくない。
そこで、本発明は、表示部に表示された表示内容に対するユーザの回答中に、ユーザによる不正行為の可能性を判定することを目的とする。
第1の態様の情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、表示部に表示中のユーザによる回答を要求する表示内容に対する前記ユーザの視線の動作を示す第1動作と、前記表示内容に応じた視線の動作として想定される第2動作とを用いて判定した、前記ユーザによる不正行為の可能性を示す判定結果を外部へ出力する。
第2の態様の情報処理装置は、第1の態様の情報処理装置であって、前記表示内容は問題文を読んで回答する設問であり、前記プロセッサは、前記第1動作としての前記問題文に対する前記ユーザの視線の移動方向が、前記第2動作による前記問題文に対する視線の移動方向と異なる場合に、前記判定結果を外部へ出力する。
第3の態様の情報処理装置は、第2の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記第1動作としての前記問題文に対する前記ユーザの視線の移動速度が、前記第2動作による前記問題文に対する視線の移動速度から閾値以上乖離している場合に、前記判定結果を外部へ出力する。
第4の態様の情報処理装置は、第1から第3の何れかの態様の情報処理装置であって、前記表示内容は画像を見て回答する設問であり、前記プロセッサは、前記第1動作としての前記画像に関する音声出力中における前記ユーザの視線の位置が、前記第2動作による前記画像に関する音声出力中における視線の位置と異なる場合に、前記判定結果を外部へ出力する。
第5の態様の情報処理装置は、第4の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記画像に関する音声出力中における前記ユーザの視線の位置が前記画像上にない場合に、前記判定結果を外部へ出力する。
第6の態様の情報処理装置は、第5の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記画像に関する音声が予め定めた途中部分まで出力される前に前記ユーザの視線の位置が前記画像上にない場合に、前記判定結果を外部へ出力する。
第7の態様の情報処理装置は、第1から第6の何れかの態様の情報処理装置であって、前記表示内容は回答の入力欄を有する設問であり、前記プロセッサは、前記第1動作としての前記入力欄への回答の入力中における前記ユーザの視線の位置が、前記第2動作による前記入力欄への回答の入力中における視線の位置と異なる場合に、前記判定結果を外部へ出力する。
第8の態様の情報処理装置は、第7の態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記入力欄への回答の入力中における前記ユーザの視線の位置が前記入力欄上にない場合に、前記判定結果を外部へ出力する。
第9の態様の情報処理装置は、第1から第8の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記第1動作と、前記第2動作と、前記ユーザの入力部に対する入力操作及び集音部が集音した音声の少なくとも一方と、を用いて、前記ユーザによる前記不正行為の可能性を判定する。
第10の態様の情報処理装置は、第1から第9の何れかの態様の情報処理装置であって、前記プロセッサは、前記表示部への前記表示内容の表示中に、前記ユーザの本人認証を行う。
第11の態様の情報処理プログラムは、コンピュータに、表示部に表示中のユーザによる回答を要求する表示内容に対する前記ユーザの視線の動作を示す第1動作と、前記表示内容に応じた視線の動作として想定される第2動作とを用いて判定した、前記ユーザによる不正行為の可能性を示す判定結果を外部へ出力する、処理を実行させる。
第1及び第11の態様によれば、表示部に表示された表示内容に対するユーザの回答中に、ユーザによる不正行為の可能性を判定することができる。
第2の態様によれば、表示部に表示された設問の回答中に、問題文に対する視線の移動方向が想定とは異なる方向に移動したユーザが不正行為をしている可能性があると判定することができる。
第3の態様によれば、表示部に表示された設問の回答中に、問題文に対する視線の移動速度が想定される移動速度と閾値以上乖離したユーザが不正行為をしている可能性があると判定することができる。
第4の態様によれば、表示部に表示された設問の回答中に、画像に関する音声出力中における視線の位置が想定とは異なる位置にあるユーザが不正行為をしている可能性があると判定することができる。
第5の態様によれば、表示部に表示された設問の回答中に、画像に関する音声出力中に当該画像上から視線を外したユーザが不正行為をしている可能性があると判定することができる。
第6の態様によれば、表示部に表示された設問の回答中に、画像に関する音声が予め定めた途中部分まで出力される前に当該画像上から視線を外したユーザが不正行為をしている可能性があると判定することができる。
第7の態様によれば、表示部に表示された設問の回答中に、入力欄への回答の入力中における視線の位置が想定とは異なる位置にあるユーザが不正行為をしている可能性があると判定することができる。
第8の態様によれば、表示部に表示された設問の回答中に、入力欄への回答の入力中に当該入力欄上から視線を外したユーザが不正行為をしている可能性があると判定することができる。
第9の態様によれば、第1動作及び第2動作のみを用いてユーザによる不正行為の可能性を判定する構成に比べて、精度よくユーザによる不正行為の可能性を判定することができる。
第10の態様によれば、表示内容の表示前にのみユーザの本人認証を行う構成に比べて、表示内容の回答を行うユーザのなりすましを抑制できる。
情報処理システムの概略構成を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 受験者端末及び監督者端末のハードウェア構成を示すブロック図である。 情報処理装置による判定処理の流れを示すフローチャートである。 受験者端末の表示部に表示される第1の表示例である。 図5に示す表示例における想定動作を示す説明図である。 図5に示す表示例における実動作を示す説明図である。 受験者端末の表示部に表示される第2の表示例である。 図8に示す表示例における想定動作を示す説明図である。 図8に示す表示例における実動作を示す説明図である。 受験者端末の表示部に表示される第3の表示例である。 図11に示す表示例における想定動作を示す説明図である。 図11に示す表示例における実動作を示す説明図である。
以下、本実施の形態に係る情報処理システム10について説明する。
図1は、情報処理システム10の概略構成を示す図である。情報処理システム10は、オンライン上での各種試験(以下、「オンライン試験」とする)中における受験者の不正行為の可能性を判定するためのシステムである。当該不正行為には、一例として、カンニング、受験者のなりすまし(いわゆる替え玉受験)、オンライン試験用の画面とは別の画面を見る、及び画面外を見る等の行為が含まれる。受験者は「ユーザ」の一例である。
図1に示すように、情報処理システム10は、情報処理装置20と、受験者端末40と、監督者端末60とを含む。情報処理装置20、受験者端末40、及び監督者端末60は、ネットワークNを介して接続され、互いに通信可能となっている。
情報処理装置20は、予め定めた事業者が保有するサーバコンピュータである。
受験者端末40は、オンライン試験の受験者が保有する端末である。
監督者端末60は、オンライン試験の受験者を監督する監督者が保有する端末である。監督者端末60は「外部」の一例である。受験者端末40及び監督者端末60には、一例として、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ(=PC)等の汎用的なコンピュータ装置、携帯可能なパーソナルコンピュータ(=ノートPC)、スマートフォン、又はタブレット端末等が適用される。本実施の形態では、一例として、受験者端末40及び監督者端末60はノートPCとする。
図2は、情報処理装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理装置20は、CPU21(=Central Processing Unit)、ROM22(=Read Only Memory)、RAM23(=Random Access Memory)、記憶部24、入力部25、表示部26、及び通信部27を備えている。各構成は、バス28を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU21は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU21は、ROM22又は記憶部24からプログラムを読み出し、RAM23を作業領域としてプログラムを実行する。CPU21は、ROM22又は記憶部24に記憶されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。CPU21は「プロセッサ」の一例である。
ROM22は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM23は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
記憶部24は、HDD(=Hard Disk Drive)、SSD(=Solid State Drive)又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、各種プログラム、及び各種データを格納する。本実施の形態では、記憶部24には、少なくとも後述する判定処理を実行するための情報処理プログラムが記憶されている。なお、情報処理プログラムは、情報処理装置20に予めインストールされていてもよいし、不揮発性の記憶媒体に記憶したり、又は、ネットワークNを介して配布したりして、情報処理装置20に適宜インストールしてもよい。不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM、光磁気ディスク、HDD(=Hard Disk Drive)、DVD-ROM、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
入力部25は、一例として、マウス等のポインティングデバイス、各種ボタン、キーボード、及びマイク等を含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部26は、一例として、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示部26は、タッチパネル方式を採用して、入力部25として機能してもよい。
通信部27は、他の機器と通信するためのインターフェースである。当該通信には、たとえば、イーサネット(登録商標)若しくはFDDI等の有線通信の規格、又は、4G、5G、若しくはWi-Fi(登録商標)等の無線通信の規格が用いられる。
上記の情報処理プログラムを実行する際に、情報処理装置20は、上記のハードウェア資源を用いて、当該情報処理プログラムに基づく処理を実行する。
図3は、受験者端末40及び監督者端末60のハードウェア構成を示すブロック図である。なお、受験者端末40及び監督者端末60は、基本的には一般的なコンピュータ構成であるため、受験者端末40を代表して説明する。
図3に示すように、受験者端末40は、CPU41、ROM42、RAM43、記憶部44、入力部45、表示部46、撮像部47及び通信部48を備えている。各構成は、バス49を介して相互に通信可能に接続されている。
CPU41は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU41は、ROM42又は記憶部44からプログラムを読み出し、RAM43を作業領域としてプログラムを実行する。CPU41は、ROM42又は記憶部44に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御及び各種の演算処理を行う。
ROM42は、各種プログラム及び各種データを格納する。RAM43は、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
記憶部44は、HDD、SSD又はフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、各種プログラム、及び各種データを格納する。
入力部45は、一例として、マウス等のポインティングデバイス、各種ボタン、キーボード、及びマイク等を含み、各種の入力を行うために使用される。
表示部46は、一例として、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示部46は、タッチパネル方式を採用して、入力部45として機能してもよい。表示部46は「表示部」の一例である。
撮像部47は、CCD(=Charge Coupled Device)又はCMOS(=Complementary Metal-Oxide Semiconductor)等のイメージセンサを含んで構成されている。撮像部47は、一例として、受験者端末40において表示部46の上部に設けられ、受験者へ向けられている。そして、撮像部47は、予め定めたタイミングで受験者の顔を含む範囲を撮像する。撮像部47により撮像された受験者の映像は、記憶部44に記憶されるとともに情報処理装置20に送信される。本実施の形態では、オンライン試験の試験時間中は撮像部47により継続的に受験者の映像が撮像される。
通信部48は、他の機器と通信するためのインターフェースである。当該通信には、たとえば、イーサネット(登録商標)若しくはFDDI等の有線通信の規格、又は、4G、5G、若しくはWi-Fi(登録商標)等の無線通信の規格が用いられる。
図4は、情報処理装置20によるオンライン試験中における受験者の不正行為の可能性を判定する判定処理の流れを示すフローチャートである。CPU21が記憶部24から情報処理プログラムを読み出して、RAM23に展開して実行することにより、判定処理が行われる。
図4に示すステップS10において、CPU21は、オンライン試験の試験問題を示す問題情報を記憶部24から取得する。そして、ステップS11に進む。問題情報には、当該試験問題として表示するコンテンツ、及び当該コンテンツの画面における表示位置が少なくとも含まれる。なお、問題情報は、記憶部24に予め記憶されていてもよいし、又は、ネットワークNを介して外部の端末から受信したものを記憶部24に適宜記憶させてもよい。
ステップS11において、CPU21は、ステップS10で取得した問題情報が示す試験問題の設問に応じた視線の動作として想定される想定動作を決定する。具体的には、CPU21は、当該試験問題の設問毎の想定動作を決定する。設問は「表示内容」の一例であり、想定動作は「第2動作」の一例である。また、CPU21は、決定した想定動作を記憶部24に記憶させる。そして、ステップS12に進む。
ここで、想定動作は、試験問題の設問が表示される画面における視線の位置、視線の移動方向、及び視線の移動速度等の視線の動作の組合せである。一例として、CPU21が決定する想定動作には、「視線の初期位置は画面中央、当該画面中央に表示された文字に対する視線の移動方向は左から右、当該画面中央に表示された文字に対する視線の移動速度は各行20秒、当該画面中央から画面左下に向かって視線が移動する」といった情報が含まれている。
また、試験問題の設問の内容が新規である場合、CPU21は、問題情報を用いて新たに想定動作を生成し、当該設問の想定動作を決定する。一例として、CPU21は、試験問題として表示するコンテンツ及び当該コンテンツの画面における表示位置を用いて、当該設問の視線の位置及び視線の移動方向を決定する。また、CPU21は、当該コンテンツの文字数及び文字種類等の文字情報を用いて、当該コンテンツの標準的な黙読速度を算出し、算出した黙読速度から視線の移動速度を決定する。
一方、試験問題の設問の内容が過去に出題済みである場合、CPU21は、過去に出題した設問の想定動作を記憶部24から取得し、当該試験問題の設問における想定動作として決定する。
ステップS12において、CPU21は、ステップS10で取得した問題情報を受験者端末40に送信する。そして、問題情報を受信した受験者端末40では、当該問題情報が示す試験問題が表示部46に表示される。そして、ステップS13に進む。
ステップS13において、CPU21は、撮像部47により撮像された受験者の映像を受験者端末40から取得する。そして、ステップS14に進む。
ステップS14において、CPU21は、ステップS13で取得した受験者の映像を用いて、表示部46に表示中の試験問題の設問に対する受験者の視線の動作を示す実動作を決定する。実動作は「第1動作」の一例である。そして、ステップS15に進む。
ここで、実動作は、表示部46に表示中の試験問題の設問に対する受験者の視線の位置、視線の移動方向、及び視線の移動速度等の視線の動作の組合せである。一例として、CPU21が決定する実動作には、「視線の位置は画面中央、当該画面中央に表示された文字に対する視線の移動方向は左から右、当該画面中央に表示された文字に対する視線の移動速度は一行20秒、当該画面中央から画面左下に向かって視線が移動」といった情報が含まれている。本実施の形態では、一例として、CPU21は、公知のレイトレーシング法を用いて受験者の視線の動作を検出し、当該検出した視線の動作から実動作を決定する。
ステップS15において、CPU21は、受験者による不正行為の可能性があるか否かを判定し、不正行為の可能性があると判定した場合(ステップS15:YES)はステップS16に進む。一方、CPU21により不正行為の可能性がないと判定された場合(ステップS15:NO)はステップS17に進む。
ここで、CPU21は、ステップS14で決定した表示部46に表示中の試験問題の設問に対する実動作と、ステップS11で決定した当該設問に対する想定動作とを用いて、受験者による不正行為の可能性があるか否かを判定する。この詳細については後述する。
ステップS16において、CPU21は、受験者による不正行為の可能性があることを示す判定結果として、第1判定結果を監督者端末60へ出力する。そして、ステップS18に進む。ステップS17において、CPU21は、受験者による不正行為の可能性がないことを示す判定結果として、第2判定結果を監督者端末60へ出力する。そして、ステップS18に進む。なお、第1判定結果及び第2判定結果の具体例については後述する。
ステップS18において、CPU21は、受験者が試験問題の回答を終了したか否かを判定し、回答を終了したと判定した場合(ステップS18:YES)は当該処理を終了する。一方、CPU21により回答を終了したと判定されない場合(ステップS18:NO)はステップS13に戻る。一例として、CPU21は、受験者が、後述する終了ボタン75を操作したことを示す情報を受験者端末40から取得した場合に「受験者が試験問題の回答を終了した」と判定し、後述する次へボタン74を操作したことを示す情報を受験者端末40から取得した場合に「受験者が試験問題の回答を終了した」と判定しない。
次に、CPU21が受験者による不正行為の可能性があるか否かを判定する判定方法について、図5から図13を用いて説明する。
図5は、受験者端末40の表示部46に表示される第1の表示例である。受験者端末40のCPU41は、情報処理装置20から問題情報を受信した場合に図5に示す表示例を表示部46に表示させる。
図5に示す表示例には、パート表示部70と、問題文表示部71と、選択肢表示部72と、回答選択部73と、次へボタン74と、終了ボタン75とが表示されている。
パート表示部70は、問題情報が示す試験問題の設問のパート(=章)を表示する部分である。一例として、図5に示すパート表示部70には、「<パート1>」と表示され、現在の設問のパートが「パート1」であることを示している。
問題文表示部71は、問題情報が示す試験問題の設問の問題文を表示する部分である。一例として、図5に示す問題文表示部71には、問題文として「問1:以下の文を読んで、正しいものを選べ。ああああああああああああああああああああああああああああああああああ ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」と表示されている。
選択肢表示部72は、問題情報が示す試験問題の設問の回答の選択肢を表示する部分である。一例として、図5に示す選択肢表示部72には、選択肢として「(A)あああ (B)いいい (C)ううう」と表示されている。
回答選択部73には、問題情報が示す試験問題の設問の回答を選択するためのアイコンが表示されている。一例として、図5に示す回答選択部73には、アイコンとして、円内部に「A」と表示された選択肢(A)に対応する第1アイコン73A、円内部に「B」と表示された選択肢(B)に対応する第2アイコン73B、及び円内部に「C」と表示された選択肢(C)に対応する第3アイコン73Cが表示されている。
次へボタン74は、表示部46に表示される試験問題の設問を次の設問へと切り替えるためのボタンである。受験者端末40のCPU41は、受験者による次へボタン74の操作を受付けた場合、次へボタン74を操作したことを示す情報を情報処理装置20に送信する。
終了ボタン75は、問題情報が示す試験問題の回答を終了するためのボタンである。受験者端末40のCPU41は、受験者による終了ボタン75の操作を受付けた場合、終了ボタン75を操作したことを示す情報を情報処理装置20に送信する。
図6は、図5に示す表示例における想定動作を示す説明図である。図6では、図5に示す表示例に重ねて実線で示す矢印A1-A8を表示しており、A1→A2→A3・・・の順に視線の移動が行われることを想定している。
具体的には、図6に示す想定動作は、矢印A1-A3に示すように、視線の初期位置は表示部46において上部に位置する問題文表示部71にあり、当該問題文表示部71に表示された問題文に対する視線の移動方向は左から右、当該問題文に対する視線の移動速度は一行目が10秒、二行目及び三行目が20秒となっている。次の当該想定動作は、矢印A4-A6に示すように、視線の位置が問題文表示部71から選択肢表示部72に移動し、当該選択肢表示部72に表示された選択肢に対する視線の移動方向は左から右、当該選択肢に対する視線の移動速度は各行3秒となっている。次の当該想定動作は、矢印A7に示すように、視線の位置が選択肢表示部72から回答選択部73に移動し、当該回答選択部73に表示されたアイコンに対する視線の移動方向は左から右、当該アイコンに対する視線の移動速度は3秒となっている。そして、最後の当該想定動作は、矢印A8に示すように、視線の位置が回答選択部73から斜め右上に移動して、次へボタン74又は終了ボタン75に向かうことが想定されている。
図7は、図5に示す表示例における実動作を示す説明図である。図7では、図5に示す表示例に重ねて破線で示す矢印B1-B8を表示しており、B1→B2→B3・・・の順に視線の移動が行われたことを示している。
具体的には、図7に示す実動作は、矢印B1-B3に示すように、視線の初期位置は表示部46において上部に位置する問題文表示部71にあり、当該問題文表示部71に表示された問題文に対する視線の移動方向は右から左、当該問題文に対する視線の移動速度は一行目が10秒、二行目及び三行目が20秒であった。次の当該実動作は、矢印B4-B6に示すように、視線の位置が問題文表示部71から選択肢表示部72に移動し、当該選択肢表示部72に表示された選択肢に対する視線の移動方向は左から右、当該選択肢に対する視線の移動速度は各行3秒であった。次の当該実動作は、矢印B7に示すように、視線の位置が選択肢表示部72から回答選択部73に移動し、当該回答選択部73に表示されたアイコンに対する視線の移動方向は左から右、当該アイコンに対する視線の移動速度は3秒であった。そして、最後の当該実動作は、矢印B8に示すように、視線の位置が回答選択部73から斜め右上に移動して、次へボタン74又は終了ボタン75に向かっていた。
ここで、情報処理装置20のCPU21は、図5に示す表示例のような問題文を読んで回答する設問の場合、実動作における問題文に対する受験者の視線の移動方向が、想定動作による問題文に対する視線の移動方向と異なるときに、受験者による不正行為の可能性があると判定する。そのため、CPU21は、上記の場合、図6において矢印A1-A3で示す想定動作による問題文に対する視線の移動方向と、図7において矢印B1-B3で示す実動作における問題文に対する視線の移動方向とが異なるため、受験者による不正行為の可能性があると判定する。そして、CPU21は、受験者による不正行為の可能性があると判定した場合、第1判定結果を監督者端末60へ出力する。一例として、CPU21は、第1判定結果として、図6に示す説明図のような想定動作がコンテンツ上に表示された情報と、図7に示す説明図のような実動作がコンテンツ上に表示された情報と、を監督者端末60へ出力する。なお、CPU21が受験者による不正行為の可能性がないと判定し、第2判定結果を監督者端末60へ出力する場合、当該第2判定結果は、第1判定結果のように想定動作及び実動作を含んだ情報ではなく、監督者端末60に「不正行為の可能性はありません」等のメッセージを少なくとも表示可能な情報であればよい。
上記の構成により、本実施の形態によれば、受験者端末40の表示部46に表示された設問の回答中に、問題文に対する視線の移動方向が想定とは異なる方向に移動した受験者が不正行為をしている可能性があると判定することができる。
上記のように、CPU21は、問題文に対する視線の移動方向により、図5に示す表示例の設問の回答中における受験者が不正行為をしている可能性があると判定したが、問題文に対する視線の移動方向が想定と同じ方向に移動していた場合には、以下の方法により受験者による不正行為の可能性があるか否かを判定する。
具体的には、CPU21は、図5に示す表示例のような問題文を読んで回答する設問の場合、問題文に対する視線の移動方向が想定と同じ方向に移動していても、実動作における問題文に対する受験者の視線の移動速度が、想定動作による問題文に対する視線の移動速度から閾値以上乖離しているときに、受験者による不正行為の可能性があると判定する。そして、CPU21は、受験者による不正行為の可能性があると判定した場合、第1判定結果を監督者端末60へ出力する。なお、上記の閾値は、特に限定されず、設問の内容等に応じて任意の値を設定することができる。
上記の構成により、本実施の形態によれば、受験者端末40の表示部46に表示された設問の回答中に、問題文に対する視線の移動速度が想定される移動速度と閾値以上乖離した受験者が不正行為をしている可能性があると判定することができる。
図8は、受験者端末40の表示部46に表示される第2の表示例である。受験者端末40のCPU41は、図5に示す表示例の表示中に次へボタン74の操作を受付けた場合に図8に示す表示例を表示部46に表示させる。
図8に示す表示例には、パート表示部70と、問題文表示部71と、回答選択部73と、次へボタン74と、終了ボタン75と、画像表示部76とが表示されている。
一例として、図8に示すパート表示部70には、「<パート1>」と表示され、現在の設問のパートが「パート1」であることを示している。
一例として、図8に示す問題文表示部71には、問題文として「問2:音声を聴いて、以下の画像に関して正しいものを選べ。」と表示されている。
一例として、図8に示す回答選択部73には、アイコンとして、円内部に「A」と表示された第1アイコン73A、円内部に「B」と表示された第2アイコン73B、及び円内部に「C」と表示された第3アイコン73Cが表示されている。
画像表示部76は、設問に関する画像を表示する部分である。
図9は、図8に示す表示例における想定動作を示す説明図である。図9では、図8に示す表示例に重ねて実線で示す矢印A11-A14を表示しており、A11→A12→A13→A14の順に視線の移動が行われることを想定している。
具体的には、図9に示す想定動作は、矢印A11に示すように、視線の初期位置は表示部46において上部に位置する問題文表示部71にあり、当該問題文表示部71に表示された問題文に対する視線の移動方向は左から右、当該問題文に対する視線の移動速度は10秒となっている。次の当該想定動作は、矢印A12に示すように、視線の位置が問題文表示部71から画像表示部76に移動することとなっている。また、図8に示す表示例は、音声出力される問題を聴いて、画像表示部76に表示された画像の内容を回答する設問のため、当該画像に関する音声出力中は、視線の位置が画像表示部76上にあることが想定動作として想定されている。次の当該想定動作は、矢印A13に示すように、当該画像に関する音声出力が終了した後に視線の位置が画像表示部76から回答選択部73に移動し、当該回答選択部73に表示されたアイコンに対する視線の移動方向は左から右、当該アイコンに対する視線の移動速度は3秒となっている。そして、最後の当該想定動作は、矢印A14に示すように、視線の位置が回答選択部73から斜め右上に移動して、次へボタン74又は終了ボタン75に向かうことが想定されている。
図10は、図8に示す表示例における実動作を示す説明図である。図10では、図8に示す表示例に重ねて破線で示す矢印B11-B13を表示しており、B11→B12→B13の順に視線の移動が行われたことを示している。
具体的には、図10に示す実動作は、矢印B11に示すように、視線の初期位置は表示部46の右端から表示部46の外に向かっていた。次の当該実動作は、矢印B12に示すように、視線の位置が表示部46の外から回答選択部73に向かっていた。そして、最後の当該実動作は、矢印B13に示すように、視線の位置が回答選択部73から斜め右上に移動して、次へボタン74又は終了ボタン75に向かっていた。
ここで、情報処理装置20のCPU21は、図8に示す表示例のような画像を見て回答する設問の場合、実動作としての画像に関する音声出力中における受験者の視線の位置が、想定動作による画像に関する音声出力中における視線の位置と異なるときに、受験者による不正行為の可能性があると判定する。一例として、CPU21は、実動作としての画像に関する音声出力中における受験者の視線の位置が画像表示部76上にない場合に、受験者による不正行為の可能性があると判定する。つまり、本実施の形態では、図8に示す表示例は、音声出力される問題を聴いて、画像表示部76に表示された画像の内容を回答する設問のため、当該画像に関する音声出力中は画像表示部76上の画像を見ているか否かを判定している。そのため、CPU21は、上記の場合、図10において矢印B11-B13で示す実動作における受験者の視線の位置が画像表示部76上になかったので、受験者による不正行為の可能性があると判定する。そして、CPU21は、受験者による不正行為の可能性があると判定した場合、第1判定結果を監督者端末60へ出力する。一例として、CPU21は、第1判定結果として、図9に示す説明図のような想定動作がコンテンツ上に表示された情報と、図10に示す説明図のような実動作がコンテンツ上に表示された情報と、を監督者端末60へ出力する。
上記の構成により、本実施の形態によれば、受験者端末40の表示部46に表示された設問の回答中に、画像に関する音声出力中における視線の位置が想定とは異なる位置にある受験者が不正行為をしている可能性があると判定することができる。具体的には、本実施の形態によれば、受験者端末40の表示部46に表示された設問の回答中に、画像に関する音声出力中に当該画像上から視線を外した受験者が不正行為をしている可能性があると判定することができる。
なお、図8に示す表示例のような画像を見て回答する設問の場合におけるCPU21の受験者による不正行為の可能性があるか否かの判定方法は上記の方法に限られない。
他の例として、CPU21は、実動作において、画像に関する音声が予め定めた途中部分まで出力される前に受験者の視線の位置が画像表示部76上にない場合に、受験者による不正行為の可能性があると判定し、第1判定結果を監督者端末60へ出力してもよい。この場合は、想定動作として、当該画像に関する音声出力中において、当該画像に関する音声が予め定めた途中部分まで出力されるまでは視線の位置が画像表示部76上にあることが想定されている。
ここで、上記の「予め定めた途中部分」とは、各設問に対して用意された画像に関する全ての音声が出力される前の部分であり、例えば、設問に対する正解の回答が可能な部分、及び全ての選択肢に関する音声が出力された部分等と適宜設定することができる。これにより、当該構成では、例えば、設問に対する正解の回答が可能な音声が出力された後、又は全ての選択肢に関する音声が出力された後に、視線の位置が回答選択部73に移動するか否かを判定することができる。
上記の構成により、本実施の形態によれば、受験者端末40の表示部46に表示された設問の回答中に、画像に関する音声が予め定めた途中部分まで出力される前に当該画像上から視線を外した受験者が不正行為をしている可能性があると判定することができる。
図11は、受験者端末40の表示部46に表示される第3の表示例である。受験者端末40のCPU41は、図8に示す表示例の表示中に次へボタン74の操作を受付けた場合に図11に示す表示例を表示部46に表示させる。
図11に示す表示例には、パート表示部70と、問題文表示部71と、次へボタン74と、終了ボタン75と、画像表示部76と、回答入力部77とが表示されている。
一例として、図11に示すパート表示部70には、「<パート2>」と表示され、現在の設問のパートが「パート2」であることを示している。
一例として、図11に示す問題文表示部71には、問題文として「問1 左の画像について述べよ。」と表示されている。
回答入力部77は、設問に対する回答を入力する部分である。一例として、受験者端末40のCPU41は、回答入力部77の枠内が入力部45の操作により選択された場合に回答入力部77への入力部45の操作による文字入力を可能とする。
ここで、本実施の形態では、試験問題の設問のパート毎に受験者端末40の表示部46に表示するコンテンツの表示位置を変更している。具体的には、図5及び図8に示すパート1では、問題文表示部71に表示される問題文を表示部46における上部に表示していたが、図11に示すパート2では、問題文表示部71に表示される問題文を表示部46における右端に表示している。また、図5及び図8に示すパート1では、次へボタン74及び終了ボタン75を表示部46における右下部に表示していたが、図11に示すパート2では、次へボタン74及び終了ボタン75を表示部46における左下部に表示している。また、当該コンテンツの表示位置は、オンライン試験を受験する受験者毎に異ならせてもよい。
図12は、図11に示す表示例における想定動作を示す説明図である。図12では、図11に示す表示例に重ねて実線で示す矢印A15-A18を表示しており、A15→A16→A17→A18の順に視線の移動が行われることを想定している。
具体的には、図12に示す想定動作は、矢印A15に示すように、視線の初期位置は表示部46において右端に位置する問題文表示部71にあり、当該問題文表示部71に表示された問題文に対する視線の移動方向は上から下、当該問題文に対する視線の移動速度は10秒となっている。次の当該想定動作は、矢印A16に示すように、視線の位置が問題文表示部71から画像表示部76に移動することとなっている。次の当該想定動作は、矢印A17に示すように、視線の位置が画像表示部76から回答入力部77に移動することとなっている。また、図11に示す表示例は、回答入力部77に設問に対する回答を文字入力する設問のため、回答入力部77への回答の入力中における視線の位置が回答入力部77上にあることが想定動作として想定されている。そして、最後の当該想定動作は、矢印A18に示すように、回答入力部77への回答の入力が完了した後に視線の位置が回答入力部77から斜め左下に移動して、次へボタン74又は終了ボタン75に向かうことが想定されている。なお、回答入力部77への回答の入力完了は、一例として、回答入力部77外をクリックすること、及び回答入力部77への文字入力後から予め定めた時間が経過したこと等により判定すればよい。
図13は、図11に示す表示例における実動作を示す説明図である。図13では、図11に示す表示例に重ねて破線で示す矢印B14及びB15を表示しており、B14→B15の順に視線の移動が行われたことを示している。
具体的には、図13に示す実動作は、視線の初期位置は回答入力部77にあったが、その後、回答入力部77への回答の入力が完了する前に、矢印B14に示すように、視線の位置が回答入力部77から表示部46の外に向かっていた。次の当該実動作は、視線の位置が表示部46の外にある状態で、回答入力部77への回答の入力が継続していた。そして、最後の当該実動作は、矢印B15に示すように、回答入力部77への回答の入力が完了した後に視線の位置が表示部46の外から左に移動して、次へボタン74又は終了ボタン75に向かっていた。
ここで、情報処理装置20のCPU21は、図11に示す表示例のような回答の入力欄、具体的には、回答入力部77を有する設問の場合、実動作としての回答入力部77への回答の入力中における受験者の視線の位置が、想定動作による回答入力部77への回答の入力中における視線の位置と異なるときに、受験者による不正行為の可能性があると判定する。一例として、CPU21は、実動作としての回答入力部77への回答の入力中における受験者の視線の位置が回答入力部77上にない場合に、受験者による不正行為の可能性があると判定する。そのため、CPU21は、上記の場合、図13に示す実動作において、視線の位置が表示部46の外にある状態で、回答入力部77への回答の入力が継続していたため、受験者による不正行為の可能性があると判定する。そして、CPU21は、受験者による不正行為の可能性があると判定した場合、第1判定結果を監督者端末60へ出力する。一例として、CPU21は、第1判定結果として、図12に示す説明図のような想定動作がコンテンツ上に表示された情報と、図13に示す説明図のような実動作がコンテンツ上に表示された情報と、を監督者端末60へ出力する。
上記の構成により、本実施の形態によれば、受験者端末40の表示部46に表示された設問の回答中に、回答入力部77への回答の入力中における視線の位置が想定とは異なる位置にある受験者が不正行為をしている可能性があると判定することができる。具体的には、本実施の形態によれば、受験者端末40の表示部46に表示された設問の回答中に、回答入力部77への回答の入力中に当該回答入力部77上から視線を外した受験者が不正行為をしている可能性があると判定することができる。
以上説明したように、本実施の形態では、情報処理装置20のCPU21が、受験者端末40の表示部46に表示中の試験問題の設問に対する実動作と想定動作とを用いて判定した、受験者による不正行為の可能性を示す判定結果を監督者端末60へ出力する。そのため、本実施の形態によれば、当該表示部46に表示された試験問題の設問に対する受験者の回答中に、受験者による不正行為の可能性を判定することができる。
(その他)
上記の実施形態では、情報処理装置20のCPU21が、受験者端末40の表示部46に表示中の試験問題の設問に対する実動作と想定動作とを用いて、受験者による不正行為の可能性を判定した。しかし、これに加え、CPU21は、受験者の受験者端末40の入力部45に対する入力操作及び受験者端末40の集音部(図示せず)が集音した音声の少なくとも一方を用いて、受験者による不正行為の可能性を判定してもよい。例えば、当該入力部45に対する入力操作を用いる際は、設問の回答の入力を入力部45のマウスのみの操作で行うオンライン試験中に、入力部45のキーボードの操作が行われたことに基づいて、CPU21は、受験者による不正行為の可能性があると判定してもよい。また、当該集音部が集音した音声を用いる際は、事前に受験者の音声登録が行われている場合には、登録された受験者の音声とは異なる音声を集音部が集音したことに基づいて、CPU21は、受験者による不正行為の可能性があると判定してもよい。さらに、当該集音部が集音した音声を用いる際は、事前に受験者の音声登録が行われていない場合には、複数人の音声を集音部が集音したことに基づいて、CPU21は、受験者による不正行為の可能性があると判定してもよい。なお、当該入力部45に対する入力操作及び当該集音部が集音した音声の双方を用いる際は、CPU21は、何れか一方の結果に基づいて受験者による不正行為の可能性を判定してもよいし、双方の結果に基づいて受験者による不正行為の可能性を判定してもよい。
上記の構成によれば、実動作及び想定動作のみを用いて受験者による不正行為の可能性を判定する構成に比べて、精度よく受験者による不正行為の可能性を判定することができる。
また、受験者端末40の表示部46に表示中の試験問題の設問に対する実動作と想定動作とを用いて受験者による不正行為の可能性を判定することに加え、CPU21は、オンライン試験の試験時間中に、受験者の視線の位置が表示部46の外に予め定めた回数以上移動した場合に、受験者による不正行為の可能性があると判定してもよい。
ここで、上記の実施形態では、オンライン試験の試験開始前に、受験者端末40の撮像部47により撮像された受験者の映像、及び集音部(図示せず)により集音された受験者の音声等を用いて、受験者端末40の前にいる人物が受験者本人であるか否かを認証する本人認証を行っている。しかし、オンライン試験の試験開始前に本人認証を行うことに限らず、これに加え、オンライン試験の試験中に本人認証を行ってもよい。この場合、情報処理装置20のCPU21は、受験者端末40から送信された受験者の映像及び受験者の音声等を用いて、表示部46への設問の表示中、すなわち、オンライン試験の試験中に、受験者の本人認証を行う。これにより、この構成によれば、設問の表示前にのみ受験者の本人認証を行う構成に比べて、設問の回答を行う受験者のなりすましを抑制できる。なお、本人認証に受験者の映像を用いる場合は、受験者の顔写真が記憶部24に事前に記憶され、本人認証に受験者の音声を用いる場合は、受験者の音声が記憶部24に事前に記憶されており、CPU21は、記憶部24に記憶された顔写真又は音声と、受験者端末40から送信された映像又は音声とを照合することで受験者の本人認証を行う。
上記の実施形態では、情報処理装置20のCPU21は、問題文に対する受験者の視線の移動方向及び視線の移動速度等を用いて、受験者による不正行為の可能性を判定した。しかし、これに限らず、CPU21は、問題文の他に表示部46に表示されているコンテンツ、例えば、選択肢、アイコン、及び画像等に対する受験者の視線の移動方向及び視線の移動速度等を用いて、受験者による不正行為の可能性を判定してもよい。
上記の実施形態では、回答入力部77への回答の入力中における視線の位置が回答入力部77上にあることが想定動作として想定されていたが、予め定めたタイミングにおいて視線を向ける必要があるコンテンツは回答入力部77に限らず、アイコン及び画像等の他のコンテンツであってもよい。
上記の実施形態では、情報処理装置20のCPU21は、設問毎に一の想定動作を決定したが、これに限らず、設問毎に複数の想定動作を決定してもよい。設問毎に複数の想定動作を決定した場合、CPU21は、受験者端末40の表示部46に表示中の試験問題の設問に対する実動作と、当該複数の想定動作の中の各想定動作とを用いて、受験者による不正行為の可能性を判定する。
上記の実施形態では、情報処理装置20のCPU21は、試験問題の各設問で受験者による不正行為の可能性を判定しているが、これに限らず、3問毎及び5問毎等の予め定めた間隔で受験者による不正行為の可能性を判定してもよい。
上記の実施形態では、「表示内容」の一例である設問は、オンライン試験の試験問題の設問であったが、これに限らず、設問は、ネットワークNを介して提供されるアンケート、告知書及び問診票等の設問であってもよい。
上記の実施形態では、撮像部47は、受験者端末40と一体であったが、これに限らず、撮像部47は、受験者端末40と別体であってもよい。
上記各実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば CPU: Central Processing Unit、等)や、専用のプロセッサ(例えば GPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
20 情報処理装置
21 CPU(プロセッサの一例)

Claims (11)

  1. プロセッサを備え、
    前記プロセッサは、
    表示部に表示中のユーザによる回答を要求する表示内容に対する前記ユーザの視線の動作を示す第1動作と、前記表示内容に応じた視線の動作として想定される第2動作とを用いて判定した、前記ユーザによる不正行為の可能性を示す判定結果を外部へ出力する、
    情報処理装置。
  2. 前記表示内容は問題文を読んで回答する設問であり、
    前記プロセッサは、
    前記第1動作としての前記問題文に対する前記ユーザの視線の移動方向が、前記第2動作による前記問題文に対する視線の移動方向と異なる場合に、前記判定結果を外部へ出力する、
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記プロセッサは、
    前記第1動作としての前記問題文に対する前記ユーザの視線の移動速度が、前記第2動作による前記問題文に対する視線の移動速度から閾値以上乖離している場合に、前記判定結果を外部へ出力する、
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示内容は画像を見て回答する設問であり、
    前記プロセッサは、
    前記第1動作としての前記画像に関する音声出力中における前記ユーザの視線の位置が、前記第2動作による前記画像に関する音声出力中における視線の位置と異なる場合に、前記判定結果を外部へ出力する、
    請求項1から3の何れか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記プロセッサは、
    前記画像に関する音声出力中における前記ユーザの視線の位置が前記画像上にない場合に、前記判定結果を外部へ出力する、
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記プロセッサは、
    前記画像に関する音声が予め定めた途中部分まで出力される前に前記ユーザの視線の位置が前記画像上にない場合に、前記判定結果を外部へ出力する、
    請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示内容は回答の入力欄を有する設問であり、
    前記プロセッサは、
    前記第1動作としての前記入力欄への回答の入力中における前記ユーザの視線の位置が、前記第2動作による前記入力欄への回答の入力中における視線の位置と異なる場合に、前記判定結果を外部へ出力する、
    請求項1から6の何れか1項に記載の情報処理装置。
  8. 前記プロセッサは、
    前記入力欄への回答の入力中における前記ユーザの視線の位置が前記入力欄上にない場合に、前記判定結果を外部へ出力する、
    請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記プロセッサは、
    前記第1動作と、前記第2動作と、前記ユーザの入力部に対する入力操作及び集音部が集音した音声の少なくとも一方と、を用いて、前記ユーザによる前記不正行為の可能性を判定する、
    請求項1から8の何れか1項に記載の情報処理装置。
  10. 前記プロセッサは、
    前記表示部への前記表示内容の表示中に、前記ユーザの本人認証を行う、
    請求項1から9の何れか1項に記載の情報処理装置。
  11. コンピュータに、
    表示部に表示中のユーザによる回答を要求する表示内容に対する前記ユーザの視線の動作を示す第1動作と、前記表示内容に応じた視線の動作として想定される第2動作とを用いて判定した、前記ユーザによる不正行為の可能性を示す判定結果を外部へ出力する、
    処理を実行させるための情報処理プログラム。
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