JP6562741B2 - 電気機器 - Google Patents

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Description

本発明は、デモモードから通常モードに自動的に変更することが可能な据え置き型の電気機器に関する。
近年、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ及びテレビジョン受信機など、様々な電気機器には、マイコンの制御により、様々な便利機能が付与されている。例えば、購買者の購買意欲を喚起するために、店頭展示用のデモモードが付与されている。当該デモモードでは、通常モードと異なり、操作パネルなどの操作ボタンを押しても、運転動作を切り替えない。例えば、冷蔵庫では、デモモードで起動すると、圧縮機が起動せず、冷却運転が行われない。
例えば、特許文献1には、通常モードとデモモードとを備える家庭電化機器が開示されている。このような家庭電化機器では、デモモードの投入及び解除を異なる操作方法により行う。また、解除操作を行わないとデモモードが解除しない。
また、特許文献2には、空気調和機が開示されている。このような空気調和機は、一度デモモードを設定することにより、意識的に解除しない限り、次回電源投入時に再設定しなくてもデモモードで起動させることができる。
また、特許文献3には、店頭展示用のデモモードを備えた冷蔵庫が開示されている。このような冷蔵庫では、デモモードは特定の操作により解除される。例えば、全ての扉を閉めた状態で、冷蔵室温度調節ボタン、急速製氷ボタンを同時に5秒以上押圧操作することによりデモモードを解除することができる。
特開2004−333079号公報 特許第4422879号公報 特許第4908368号公報
しかしながら、特許文献1〜3では、デモモードを解除するために、解除操作を必要とするため、展示品とされた電気機器が購入された際に、販売店又は設置者がデモモードの解除操作を忘れる場合がある。このような場合、電気機器は、設置された後に外部電源が投入されると、デモモードで起動する。電気機器を通常モードで運転させるために、デモモードの解除操作を取扱説明書などにより調べることがあり、手間がかかる。また、電気機器がデモモードで起動されたことに使用者が気付かないと、実際の使用に支障がでる。例えば冷蔵庫には、庫内に冷気が流通していないため貯蔵物を傷めることになり、利便性が悪い問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、デモモードから通常モードに自動的に変更することが可能な据え置き型の電気機器を提供することを目的とする。
本発明に係る電気機器は、外部電源により給電され、運転モードが通常モード及び展示用のデモモードを有する据え置き型の電気機器において、外部電源が遮断されたか否かを判断する判断部と、該判断部により外部電源が遮断されたと判断された後且つ外部電源が再投入される前の自機器の圧力変化を検知することで自機器が移動されたことを検知する検知部と該記憶部に記憶されている検知結果に基づいて、前記運転モードを通常モード又はデモモードに設定する設定部とを備え、前記設定部は、外部電源が遮断された後に自機器が移動されたことが検知され、かつ外部電源が遮断される直前の運転モードがデモモードであった場合に、運転モードを通常モードに設定して自機器を起動させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電気機器は、外部電源により給電され、運転モードが通常モード及び展示用のデモモードを有する据え置き型の電気機器において、前記外部電源が遮断された後に自機器が移動されたことを検知する検知部と、該検知部の検知結果を記憶する記憶部と、該記憶部に記憶されている検知結果に基づいて、前記運転モードを通常モード又はデモモードに設定する設定部とを備え、前記検知部は、自機器が傾いたことを検知することにより、自機器が移動されたことを検知するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電気機器は、前記検知部は、自機器が移動された場合に、電力を発生するようにしてあり、前記記憶部は、前記検知部に発生した電力により記憶状態を変化させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る電気機器は、前記検知部は、自機器が移動された場合に、電気抵抗が変化するようにしてあり、前記記憶部は、前記検知部の電気抵抗の変化により記憶状態を変化させるようにしてあることを特徴とする。
本発明によれば、電気機器が運送された旨を検出して、デモモードから通常モードに自動に変更することができるため、展示品とされた電気機器は、購入された後にデモモードの解除操作がなされなくても、通常モードで起動することができる。
実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫の要部の配置例を示す模式図である。 実施の形態1に係る冷蔵庫のCPUが実行する処理のフローチャートである。 実施の形態2に係る冷蔵庫の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫の要部構成を示すブロック図である。 実施の形態3に係る冷蔵庫の要部の配置例を示す模式図である 実施の形態3に係る冷蔵庫のCPUが実行する処理のフローチャートである。 実施の形態4に係る冷蔵庫の要部の配置例を示す模式図である。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る冷蔵庫の正面図である。冷蔵庫は、断熱箱体からなり内部が冷蔵室及び冷凍室などとされる本体10と、本体10のハウジングの底板11に設けられている4つの脚部12、12…とを備える。冷蔵庫は、各脚部12の支持により床などに据え置いて使用される。
冷蔵庫は、外部電源(図示しない)により給電され、運転モードが通常モード、及び店頭展示用のデモモードを有する。通常モードでは、圧縮機などを運転させて、各室内の冷却を行う。デモモードでは、展示用のため、圧縮機を停止させて冷却を行わず、冷蔵庫の扉が開けてある期間のみに庫内灯を点灯させる。
図2は実施の形態1に係る冷蔵庫の要部構成を示すブロック図である。図2に示すように、冷蔵庫は、給電回路2と、圧電素子3と、コンデンサ4と、マイコン5とを備える。
給電回路2は、プラグなどを介して、外部電源から電力を受けて、冷蔵庫の内部に給電する。圧電素子3は、冷蔵庫が移動された場合、衝撃などにより圧力が変化し、起電力を発生する。コンデンサ4は、圧電素子3に接続されており、圧電素子3の起電力により蓄電される。
マイコン5は、CPU50、インターフェイス51、及びメモリ52を備える。マイコン5は、インターフェイス51を介して、冷蔵庫の各部と信号又はデータを入出力して冷蔵庫の各部を制御する。
インターフェイス51は、例えば、給電回路2の電圧を示す給電回路電圧信号、及びコンデンサ4の電圧を示すコンデンサ電圧信号などが入力され、これらの信号をCPU50に出力する。
メモリ52は、CPU50が実行すべき制御プログラム、処理に必要な各種データなどを予め記憶している。メモリ52はCPU50による制御プログラムの実行時に発生するデータを一時的に記憶する。また、メモリ52は、デモモードを示すモードデータを記憶するための不発揮性領域を備える。デモモードに設定された場合には、モードデータがメモリ52の不発揮性領域に記憶される。デモモードが解除された場合、又は通常モードに設定された場合には、メモリ52の不発揮性領域に記憶されたモードデータがクリアされる。
CPU50は、メモリ52に記憶してある制御プログラムを読み出して適宜実行することにより種々の処理を行う。CPU50は、給電回路電圧信号に基づいて、外部電源の投入及び遮断を検出する。CPU50は、コンデンサ電圧信号に基づいて、コンデンサ4に蓄電されているか否かを検出する。また、CPU50は、コンデンサ4の蓄電状態及びメモリ52の不発揮性領域の記憶状態に基づいて、冷蔵庫の運転モードを設定する。具体的には、CPU50は、モードデータを残すことにより、運転モードをデモモードに設定するが、モードデータをクリアすることにより、運転モードを通常モードに設定する。なお、CPU50は、外部電源が投入された場合に、設定された運転モードで冷蔵庫を起動させる。
図3は実施の形態1に係る冷蔵庫の要部の配置例を示す模式図である。図3は、説明の便宜上、本体10、底板11及び脚部12を点線で示している。図3に示すように、1つの脚部12の内部には、圧電素子3が埋め込まれている。脚部12に衝撃がかかると、圧電素子3には、圧力変化により起電力を発生する。
本体10のハウジング内には、コンデンサ4が底板11の内面に設けられている。マイコン5はコンデンサ4に接続されている。コンデンサ4は、圧電素子3の起電力により蓄電されるため、外部からのノイズの影響を受けにくい場所に設置することが好ましく、また、圧電素子3に近づく箇所に設けることが好ましい。なお、図示しないが、圧電素子3とコンデンサ4との間には、圧電素子3に発生した起電力を整流して直流化する回路を設けることが好ましい。
このような冷蔵庫が展示品として使用される場合には、デモモードに設定されているため、メモリ52の不発揮記憶領域にモードデータが記憶されている。展示品とされた冷蔵庫は、購入された場合に、外部電源を遮断して移動する必要がある。移動時には、脚部12への衝撃などにより、脚部12に埋め込んだ圧電素子3にかかる圧力が変化し、起電力を発生する。当該起電力により、コンデンサ4は蓄電される。このように、外部電源が遮断された後に冷蔵庫が移動された場合には、圧電素子3が起電力を発生して脚部12への圧力変化を検知し、コンデンサ4が蓄電により当該検知結果を記憶する。
一方で、展示品とされた冷蔵庫は、外部電源が遮断されたが移動されなかった場合に、圧電素子3に起電力を発生せず、コンデンサ4が蓄電されない。
外部電源が再投入されると、CPU50は、外部電源が遮断された後に冷蔵庫が移動されたことが検知され、かつ外部電源が遮断される直前の運転モードがデモモードであった場合に、運転モードを通常モードに設定して冷蔵庫を起動させる。また、CPU50は、外部電源が遮断された後に冷蔵庫が移動されたことが検知していない場合に、冷蔵庫を電源が遮断される直前の運転モードを維持して冷蔵庫を起動させる。
図4は実施の形態1に係る冷蔵庫のCPU50が実行する処理のフローチャートである。CPU50は外部電源が投入されたと判断した場合に、処理を実行する。なお、CPU50は外部電源が投入されている期間中の適切な時点又は外部電源が遮断された時点に、コンデンサ4を放電しておく。これにより、外部電源が投入されている期間中にコンデンサ4に蓄えられた電荷によって、外部電源の再投入時に冷蔵庫が移動されたと誤判断することを防止できる。
CPU50は冷蔵庫の運転モードがデモモードに設定されているか否かを判断する(ステップS1)。
冷蔵庫の運転モードがデモモードに設定されていると判断した場合(ステップS1:YES)、CPU50はコンデンサ4が蓄電されているか否かを判断する(ステップS2)。
コンデンサ4が蓄電されていると判断した場合(ステップS2:YES)、CPU50は、冷蔵庫の運転モードを通常モードに設定し(ステップS3)、冷蔵庫を通常モードで起動させ(ステップS4)、処理を終了する。
CPU50は、冷蔵庫の運転モードがデモモードに設定されていないと判断した場合(ステップS1:NO)、処理をステップS4に移行する。
CPU50は、コンデンサ4が蓄電されていないと判断した場合(ステップS2:NO)、冷蔵庫をデモモードで起動させ(ステップS5)、処理を終了する。
実施の形態1では、冷蔵庫の脚部12に圧電素子3を組み込み、冷蔵庫が移動された時に、圧力変化により圧電素子3に発生した起電力でコンデンサ4を蓄電させ、CPU50にてコンデンサ4の蓄電状態及びメモリ52の不発揮性領域の記憶状態に基づいて、運転モードを通常モード又はデモモードに設定する。これにより、展示品とされた冷蔵庫は、購入された後にデモモードの解除操作がなされなくても、外部電源の投入時にデモモードから通常モードに自動的に変更して起動することができる。その一方で、展示品として運転する状態では、冷蔵庫は移動されないため、閉店などで外部電源が遮断されたとしても、翌日開店時にデモモードを維持して運転できる。
実施の形態1では、圧電素子3の起電力により蓄電されるコンデンサ4を設けた例について説明したが、コンデンサ4の代わりに、圧電素子3の起電力により晶質が変化する結晶体、又は圧電素子3の起電力により磁化パターンが変化する磁性体から構成される素子を設けてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態1では、圧電素子3の起電力によりコンデンサ4を蓄電させる形態について説明したが、実施の形態2では、圧電素子3の起電力によりマイコン5のメモリ52の不発揮性領域の記憶状態を変化させる形態について説明する。なお、以降の説明において、実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
図5は実施の形態2に係る冷蔵庫の要部構成を示すブロック図である。実施の形態2に係る冷蔵庫では、実施の形態1におけるコンデンサ4が設けられておらず、圧電素子3がインターフェイス51に接続されている。圧電素子3に発生した起電力により、メモリ52の不発揮性領域の記憶内容がクリアされる。また、図示しないが、圧電素子3とインターフェイス51との間には、圧電素子3に発生した起電力を整流して直流化する回路を設けることが好ましい。
このような冷蔵庫が展示品として使用される場合には、デモモードに設定されているため、メモリ52の不発揮性領域にモードデータが記憶されている。展示品とされた冷蔵庫は、外部電源が遮断され移動されると、脚部12への衝撃などにより、圧電素子3に圧力が変化して起電力を発生する。当該起電力は、インターフェイス51を介して、メモリ52の不発揮性領域に記憶されているモードデータをクリアする。
一方で、展示品とされた冷蔵庫は、外部電源が遮断されたが移動されなかった場合に、圧電素子3に起電力を発生せず、モードデータがメモリ52の不発揮性領域に残っている。
外部電源が投入されると、CPU50は、メモリ52の不発揮性領域にモードデータが記憶されている場合に冷蔵庫をデモモードで起動させるが、メモリ52の不発揮性領域にモードデータが記憶されていない場合に、冷蔵庫を通常モードで起動させる。
実施の形態2では、冷蔵庫の脚部12に圧電素子3を組み込み、冷蔵庫が移動された時に、圧力変化により圧電素子3に発生した起電力でメモリ52の不発揮性領域にモードデータをクリアする。これにより、コンデンサ4等の外部記憶素子を必要とせずに、簡単な構成で冷蔵庫の運転モードを設定することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1、2では、冷蔵庫が移動されたことを圧電素子3にて検知する形態について説明したが、実施の形態3では、メカニカルスイッチにて検知する形態について説明する。なお、以降の説明において、実施の形態1と同様の構成については、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
図6は実施の形態3に係る冷蔵庫の要部構成を示すブロック図である。図6に示すように、冷蔵庫は、給電回路2と、コンデンサ4と、メカニカルスイッチ7と、マイコン5とを備える。
コンデンサ4は、冷蔵庫の外部電源が投入されている期間中に給電回路2の電力にて充電しておき、外部電源が遮断されても一定時間、例えば2、3日間に亘って電荷が残留するように構成されている。メカニカルスイッチ7は、コンデンサ4に接続されており、圧力変化によりオンとされ、コンデンサ4を放電させるように構成されている。なお、冷蔵庫が通常モードに設定されている場合には、冷蔵庫の移動判定が不要のため、外部電源が投入されている期間中にコンデンサ4を充電しないようにしてもよい。これにより、殆どの運転時間を占める通常モードでコンデンサ4への電力供給を絶つため、省電力化できる。
図7は実施の形態3に係る冷蔵庫の要部の配置例を示す模式図である。図7に示すように、脚部12の内部には、実施の形態1における圧電素子3の代わりに、メカニカルスイッチ7が埋め込まれている。
このような冷蔵庫が展示品として使用される場合には、デモモードに設定されているため、メモリ52の不発揮記憶領域にモードデータが記憶されており、コンデンサ4が給電回路2の電力にて充電しておく。展示品とされた冷蔵庫は、外部電源が遮断され移動されると、脚部12が一度浮くなどにより、メカニカルスイッチ7にかかる圧力が変化し、メカニカルスイッチ7がオンとされる。このため、コンデンサ4は放電される。このように、外部電源が遮断された後に冷蔵庫が移動された場合には、メカニカルスイッチ7の電気抵抗が変化して、脚部12への圧力変化を検知し、コンデンサ4が放電により検知結果を記憶する。
一方で、展示品とされた冷蔵庫は、外部電源が遮断されたが移動されなかった場合に、メカニカルスイッチ7がオンとされず、コンデンサ4が放電されない。即ち、外部電源が遮断された後に、冷蔵庫が移動されれば、コンデンサ4に電荷が残っていないが、冷蔵庫が移動されなければ、コンデンサ4に電荷が残っている。このように、コンデンサ4の蓄電状態に基づいて、外部電源が遮断された後に冷蔵庫が移動されたか否かを判断することができる。
図8は実施の形態3に係る冷蔵庫のCPU50が実行する処理のフローチャートである。CPU50は外部電源が投入されたと判断した場合に、処理を実行する。
CPU50は冷蔵庫の運転モードがデモモードに設定されているか否かを判断する(ステップS11)。
冷蔵庫の運転モードがデモモードに設定されていると判断した場合(ステップS11:YES)、CPU50はコンデンサ4が蓄電されているか否かを判断する(ステップS12)。
コンデンサ4が蓄電されていないと判断した場合(ステップS12:NO)、CPU50は、冷蔵庫の運転モードを通常モードに設定し(ステップS13)、冷蔵庫を通常モードで起動させ(ステップS14)、処理を終了する。
CPU50は、冷蔵庫の運転モードがデモモードに設定されていないと判断した場合(ステップS11:NO)、処理をステップS14に移行する。
CPU50は、コンデンサ4が蓄電されていると判断した場合(ステップS12:YES)、冷蔵庫をデモモードで起動させ(ステップS15)、処理を終了する。
実施の形態3では、メカニカルスイッチ7を設けることにより、簡単な構成で冷蔵庫の移動を検知することができる。
実施の形態3では、圧力変化を検知できるメカニカルスイッチ7を設けた例について説明したが、メカニカルスイッチ7の代わりに、傾きを検知できる水銀スイッチなどの流体スイッチ、又は傾きによる磁石移動を検知するリードスイッチなどを設けてもよい。また、感振センサなど、傾きにより内部の球体などの物体が移動するようなセンサを設け、物体の移動によりスイッチを作動させるようにしてもよい。このように、冷蔵庫が傾いたことを検知することにより、冷蔵庫が移動されたことを検知することができる。
また、実施の形態3では、実施の形態1、2における圧電素子3を併設してもよい。外部電源が遮断された後に冷蔵庫が移動された場合に、圧電素子3に起電力が発生し当該起電力を整流して、運転中に充電されたコンデンサ4の電位と逆の電位を与えれば、コンデンサ4の放電電位以上の電位差が生じる。これにより、より確実に移動を検知することができる。
さらに、実施の形態3では、冷蔵庫が移動されたことをコンデンサ4にて記憶する例について説明したが、メカニカルスイッチ7のオンによってコンデンサ4の放電電力をマイコン5に供給することで、コンデンサ4の放電電力にて、実施の形態2のようにメモリ52の不発揮性領域の記憶内容をクリアするようにしてもよい。これにより、簡単な構成で冷蔵庫の運転モードを設定することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1、2では、圧電素子3にて冷蔵庫の移動を検知する形態について説明したが、実施の形態4では、コイル及びその内部を移動できる磁性体にて、冷蔵庫の移動を検知する形態について説明する。なお、以降の説明において、実施の形態1、2と同様の構成については、実施の形態1、2を参照するものとし、その説明を省略する。
図9は実施の形態4に係る冷蔵庫の要部の配置例を示す模式図である。図9に示すように、冷蔵庫の本体11と各脚部12との間には、例えば弾性体からなる制振部材13が設けられている。制振部材13により、冷蔵庫の本体11と各脚部12との間には、応力の変化に応じて変形する隙間が形成されている。
制振部材13の内部には、例えば柱状の磁性体8が縦姿勢で貫通するように設けられている。本体10のハウジング内には、底板11の内面にコイル9が設けられている。コイル9は、軸線方向が磁性体8の軸線方向とほぼ同じように設けられている。磁性体8は、一端部が脚部12の内部に固定し、他端部が本体10のハウジング内まで延びており、冷蔵庫の本体11と各脚部12との間の隙間が小さくなることに伴い、磁性体8の他端部がコイル9の内部へ進入するように設けられている。
冷蔵庫が移動されると、移動時の衝撃などにより、制振部材13により形成された隙間が小さくなる。脚部12の内部に埋め込んだ磁性体8は、他端部がコイル9の内部へ進入する。コイル9の内部を磁性体8が移動するため、コイル9内の磁界が変動し、電磁誘導によりコイル9に起電力を発生する。このように、実施の形態4では、脚部12及び本体10に磁性体8及びコイル9を夫々に組み込み、移動時の脚部12の圧力変化によってコイル9に発生した起電力を使用して冷蔵庫の移動を検知することができる。
実施の形態4では、実施の形態1のようにコンデンサ4を設けて、コイル9に発生した起電力にてコンデンサ4を蓄電させて、冷蔵庫が移動されたことを記憶するようにしてもよいし、実施の形態2のように、コイル9に発生した起電力にてメモリ52の不発揮性記憶領域に記憶されたモードデータをクリアするようにしてもよい。
実施の形態4では、脚部12が衝撃を受けた際に磁性体8がコイル9の内部を移動するように構成されているが、脚部12が設置面から浮いた際に磁性体8がコイル9の内部から抜けるように移動するときにコイル9に発生した起電力を使用してもよい。さらに、冷蔵庫が所定角度以上に傾いた際に磁性体8がコイル9の内部を移動するように構成されてもよい。このように、冷蔵庫が傾いたことを検知することにより、冷蔵庫が移動されたことを検知することができる。
以上の実施の形態では、外部電源の投入及び遮断は、給電回路電圧信号に基づいて判断するが、これに限らず、冷蔵庫のプラグの挿抜を検出することにより判断してもよいし、冷蔵庫の電源スイッチの通断を検出することにより判断してもよい。
以上の実施の形態では、デモモードが解除される場合には、メモリ52の不発揮性領域に記憶されているモードデータがクリアされるが、メモリ52の不発揮性領域にデモモードの解除を示す解除データを書き込んでもよい。このような場合、CPUは解除データに基づいてデモモードを解除し、通常モードで冷蔵庫を運転させる。
以上の実施の形態では、冷蔵庫の移動を検出ための圧電素子3、メカニカルスイッチ7、及び磁性体8などは、脚部12の内部に設けられているが、脚部12の付近に設けられてもよい。また、これらの部品を設けた脚部12の個数について、特に限定されないが、1個であってもよいし、複数個であってもよい。また、冷蔵庫の傾きを検知する場合には、冷蔵庫の移動を検出するための素子は、冷蔵庫の任意の箇所への設置が可能である。
以上の実施の形態では、電気機器については、冷蔵庫を例として説明したが、これに限らず、洗濯機、空気調和機、電子レンジ及びテレビジョン受信機などであってもよい。冷蔵庫など床又は台に設置される電気機器では、垂直方向に自重がかかるので、垂直方向の圧力変化に基づいて移動を検知する。空気調和機など壁に設置される電気機器では、横方向に壁に押し当てられているので、壁から取り外す際の横方向の圧力変化に基づいて移動を検知する。
本発明に係る電気機器は、外部電源により給電され、運転モードが通常モード及び展示用のデモモードを有する据え置き型の電気機器において、前記外部電源が遮断された後に自機器が移動されたことを検知する検知部(3,7,8,9)と、該検知部の検知結果を記憶する記憶部(4,52)と、該記憶部(4,52)に記憶されている検知結果に基づいて、前記運転モードを通常モード又はデモモードに設定する設定部(50)とを備えることを特徴とする。
本発明において、外部電源が遮断された後に電気機器が移動されたことを検知し、検知結果を記憶し、記憶されている検知結果に基づいて、電気機器の運転モードを通常モード又はデモモードに設定する。これにより、外部電源が遮断された後の再投入時に、外部電源が遮断される直前にデモモードで運転した電気機器は、移動された場合に通常モードで運転するとともに、移動されなかった場合にデモモードで運転することができる。
本発明に係る電気機器は、前記検知部(3,7,8,9)が、自機器への圧力変化を検出することにより、自機器が移動されたことを検知するようにしてあることを特徴とする。
本発明において、検知部は電気機器への圧力変化に基づいて、電気機器の移動を検知することができる。これにより、電気機器の設置又は運輸などにより衝撃を受けた場合には、電気機器が移動されたことを検知することができる。
本発明に係る電気機器は、前記検知部(8,9)が、自機器が傾いたことを検知することにより、自機器が移動されたことを検知するようにしてあることを特徴とする。
本発明において、検知部は、電気機器の傾斜に基づいて、電気機器の移動を検知することができる。これにより、電気機器の設置又は運輸などにより傾斜を発生した場合には、電気機器が移動されたことを検知することができる。
本発明に係る電気機器は、前記検知部(3,8,9)が、自機器が移動された場合に、電力を発生するようにしてあり、前記記憶部(4,52)が、前記検知部に発生した電力により記憶状態を変化させるようにしてあることを特徴とする。
本発明において、電気機器が移動された場合に、検知部に電力を発生し、発生した電力により記憶部の記憶状態が変化する。これにより、簡単な構成で電気機器の移動を検知し記憶することができる。
本発明に係る電気機器は、前記検知部(7)が、自機器が移動された場合に、電気抵抗が変化するようにしてあり、前記記憶部(4,52)が、前記検知部の電気抵抗の変化により記憶状態を変化させるようにしてあることを特徴とする。
本発明において、電気機器が移動された場合に、検知部の電気抵抗が変化し、これに伴い、記憶部の記憶状態が変化する。これにより、簡単な構成で電気機器の移動を検知し記憶することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10 本体
11 底板
12 脚部
13 制振部材
2 給電回路
3 圧電素子
4 コンデンサ
5 マイコン
7 メカニカルスイッチ
8 磁性体
9 コイル

Claims (4)

  1. 外部電源により給電され、運転モードが通常モード及び展示用のデモモードを有する据え置き型の電気機器において、
    外部電源が遮断されたか否かを判断する判断部と、
    該判断部により外部電源が遮断されたと判断された後且つ外部電源が再投入される前の自機器の圧力変化を検知することで自機器が移動されたことを検知する検知部と、
    該検知部の検知結果を記憶する記憶部と、
    該記憶部に記憶されている検知結果に基づいて、前記運転モードを通常モード又はデモモードに設定する設定部と
    を備え、
    前記設定部は、外部電源が遮断された後に自機器が移動されたことが検知され、かつ外部電源が遮断される直前の運転モードがデモモードであった場合に、運転モードを通常モードに設定して自機器を起動させるようにしてあることを特徴とする電気機器。
  2. 外部電源により給電され、運転モードが通常モード及び展示用のデモモードを有する据え置き型の電気機器において、
    前記外部電源が遮断された後に自機器が移動されたことを検知する検知部と、
    該検知部の検知結果を記憶する記憶部と、
    該記憶部に記憶されている検知結果に基づいて、前記運転モードを通常モード又はデモモードに設定する設定部と
    を備え、
    前記検知部は、自機器が傾いたことを検知することにより、自機器が移動されたことを検知するようにしてあることを特徴とする電気機器。
  3. 前記検知部は、自機器が移動された場合に、電力を発生するようにしてあり、
    前記記憶部は、前記検知部に発生した電力により記憶状態を変化させるようにしてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気機器。
  4. 前記検知部は、自機器が移動された場合に、電気抵抗が変化するようにしてあり、
    前記記憶部は、前記検知部の電気抵抗の変化により記憶状態を変化させるようにしてあることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電気機器。
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