JP6562269B2 - サージ防護素子 - Google Patents
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Description
例えば、このサージ防護素子としては、対向した電極を密閉空間内に保持し、その空間に各種ガスを封止し、電極間の放電によって異常電圧をアースに流す避雷器(アレスタ)等がある。
特許文献1及び2に記載の技術では、各電極間隔と、使用する共通のガスとがその放電電圧を決定するパラメータであり、独立してパラメータを選択できないことから、設計の自由度が比較的小さいという不都合があった。また、特許文献3に記載の技術では、各素子について個々にパラメータを選択することができるが、多極化する場合に直線的に素子を配置して連結する必要があり、素子全体が長くなって大きなアスペクト比を持たざるを得ず、使用対象や設置状況が限定されてしまう問題があった。また、電極間隔は使用部材の設定によって比較的自由に選択できるが、封止時に加熱を伴うプロセスが必要であり、各放電空間に異なるガスを封入しようとする場合、何度も加熱するか、あるいは溶融温度の異なるロウ材を使用する必要があり、実際には実現性が低い。
すなわち、このサージ防護素子では、内側キャップ内に封入されたガスと、外側キャップ内に封入されたガスとが、互いに異なる種類であるので、異なるガス種の設定によって内側素子部と外側の素子部とで異なる放電特性を個別に設定することが可能になる。
すなわち、このサージ防護素子では、複数の内側素子部のうち、少なくとも一つの内側キャップ内に封入されたガスが、他の内側素子部の内側キャップ内に封入されたガスと異なる種類であるので、異なるガス種の設定によって異なる放電特性の内側素子部を内蔵することが可能になる。
すなわち、このサージ防護素子では、複数の内側素子部のうち、少なくとも一つの一対のリード線の間隔が、他の内側素子部の一対のリード線の間隔と異なるので、電極間隔が異なる内側素子部により、異なる放電特性の内側素子部を内蔵することができる。
すなわち、本発明に係るサージ防護素子によれば、筒状の金属製の外側ステム部材と、外側ステム部材内に封着ガラスで絶縁封着され貫通状態で気密に保持された複数の内側素子部と、外側ステム部材上に固定され複数の内側素子部の上部を気密に封止する金属製の外側キャップとを備えているので、複数の内側素子部と、内側素子部の内側キャップを電極とした外側の素子部とで、それぞれ個別にアレスタ部として機能する。
したがって、外側キャップ内に封入するガス種や内側素子部毎に封入するガス種、又は各内側素子部の配置や寸法等のパラメータを、上記アレスタ部毎に独自に選択可能であり、高い設計自由度を得ることができる。
これにより、用途の異なるアレスタ部を一体化することができ、例えば電源用とESD対策用とをアレイ化することが可能になる。
例えば、上記内側キャップ7A,7B内に封入されたガスと、外側キャップ4内に封入されたガスとが、互いに異なる種類に設定されている。
また、複数の内側素子部3A,3Bのうち、少なくとも一つの内側キャップ7A,7B内に封入されたガスを、他の内側素子部3A,3Bの内側キャップ7A,7B内に封入されたガスと異なる種類に設定しても構わない。
なお、上記放電制御ガスは、He、Ar、Ne、Xe、SF6、CO2、C3F8、C2F6、CF4、H2、N2、空気及びこれらの混合ガスが選択可能である。
外側ステム部材2及び内側ステム部材5A,5Bは、例えば鉄ニッケル合金等で形成されている。
内側キャップ7A,7Bは、真空引き又はガス置換した後に下部が内側ステム部材5A,5B上に圧入、ロウ付け、コールドウェルド(冷間圧接)、電気溶接等で接合され、内側ステム部材5A,5B内に低融点ガラスの封着ガラスGでハーメチック溶接されたリード線6A,6Bと電気的に絶縁されてハーメチックシール構造となっている。
なお、外側キャップ4及び外側ステム部材2は、内側キャップ7A,7B及び内側ステム部材5A,5Bを内蔵可能な内径を有している。
また、加熱工程が不要になるため、使用している部材の熱による変性や脱ガスが起こり難くなり、想定外の放電現象が起こり難くなる。
例えば、内側アレスタ部である各内側素子部3A,3Bを静電気対策用とすると共に、外側アレスタ部を電源用とし、異なる用途に用いることが可能である。
さらに、複数の内側素子部3A,3Bのうち、少なくとも一つの内側キャップ7A,7B内に封入されたガスを、他の内側素子部3A,3Bの内側キャップ7A,7B内に封入されたガスと異なる種類に設定することで、異なるガス種の設定によって異なる放電特性の内側素子部3A,3Bを内蔵することが可能になる。
このように第2実施形態のサージ防護素子21では、内側素子部23Aの一対のリード線26Aの間隔d1が、内側素子部26Bの一対のリード線26Bの間隔d2と異なるので、電極間隔が異なる内側素子部23A,23Bにより、異なる放電特性の内側素子部23A,23Bを内蔵することができる。
また、上記各実施形態のサージ防護素子では、2つの内側素子部を内蔵しているが、3以上の内側素子部を備えても構わない。
Claims (4)
- 筒状の金属製の外側ステム部材と、
前記外側ステム部材内に封着ガラスで絶縁封着され貫通状態で気密に保持された複数の内側素子部と、
前記外側ステム部材上に固定され複数の前記内側素子部の上部を気密に封止する金属製の外側キャップとを備え、
前記内側素子部が、前記外側ステム部材内に封着ガラスで絶縁封着され貫通状態で気密に保持された筒状の金属製の内側ステム部材と、
前記内側ステム部材内に封着ガラスで絶縁封着され貫通状態で気密に保持された一対のリード線と、
前記内側ステム部材上に固定され前記リード線の先端側を気密に封止する金属製の内側キャップとを備えていることを特徴とするサージ防護素子。 - 請求項1に記載のサージ防護素子において、
前記内側キャップ内及び前記外側キャップ内にガスが封入され、
前記内側キャップ内に封入されたガスと、前記外側キャップ内に封入されたガスとが、互いに異なる種類であることを特徴とするサージ防護素子。 - 請求項1又は2に記載のサージ防護素子において、
前記内側キャップ内にガスが封入され、
複数の前記内側素子部のうち、少なくとも一つの前記内側キャップ内に封入されたガスが、他の前記内側素子部の前記内側キャップ内に封入されたガスと異なる種類であることを特徴とするサージ防護素子。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載のサージ防護素子において、
複数の前記内側素子部のうち、少なくとも一つの一対の前記リード線の間隔が、他の前記内側素子部の一対の前記リード線の間隔と異なることを特徴とするサージ防護素子。
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