JP6561371B1 - 電気刺激装置 - Google Patents

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【課題】意図しない強い刺激の発生を抑制することができる電気刺激装置及び電気刺激方法を提供する。【解決手段】電気刺激装置1は、3つ以上の電極を有する電極群10と、この電極群10にエネルギーを与える駆動手段20とを備えている。駆動手段20は、電極群10のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性とし、第1極性とする電極を順番に切り替えて電極群10にエネルギーを与えるように構成されている。また、電極群10にエネルギーを与えた時に利用者に電気的刺激が与えられたか否かを検出することにより、電気的接続の不良を検出する接続不良検知手段30を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、3つ以上の電極を有する電極群を用いて身体に電気的刺激を与える電気刺激装置及び電気刺激方法に関する。
近年、身体の所定位置に電極を接触させて身体に電気的刺激を与え、筋肉のトレーニング等を行う電気刺激装置が知られている。このような電気刺激装置としては、例えば、特定の対となる電極にエネルギーを与え、それらの電極間に電気的刺激を与えるものがある。例えば、特許文献1には、患者の身体の腰下部に適用される電極セグメントA1,A2と、患者の身体の対向する脇腹に各々適用される電極B,Cとを備え、電極Bと電極Cとの間に流れる筋肉刺激電流パルスの第1群と、電極セグメントA1,A2と電極B,Cとの間に流れる筋肉刺激電流パルスの第2群とを交互に与える装置が記載されている。
特表2012−531990号公報
しかしながら、特許文献1の装置では、電極セグメントA1,A2と電極B,Cとの間にエネルギーを与えているので、刺激を与える電極が多電極対多電極の関係となっており、一部の電極について配線状態又は電極と身体との接触状態に不十分な状態が発生した場合に、他の一部の電極に意図しない強い刺激が加えられてしまう場合があるという問題があった。
例えば、特許文献1の装置において、電極セグメントA1,A2と電極B,Cとの間にエネルギーを与える時に、電極Bに剥がれが生じていると、電極Cに刺激が集中し、意図しない強い刺激が加えられてしまう。これにより、利用者が強い刺激を感じて不快な感覚を受けたり、また、強い刺激に驚き、反射的に体が動いてしまうことも考えられ、怪我につながる恐れもある。更に、電流が集中することにより、低温火傷を負ってしまう恐れもある。
加えて、多電極と多電極との間にエネルギーを与えると、配線状態又は電極と身体との接触状態のばらつきにより、人体が感じる刺激の強度が電極毎にばらついてしまうという問題もあった。
本発明は、このような問題に基づきなされたものであり、第1の目的は、意図しない強い刺激の発生を抑制することができる電気刺激装置及び電気刺激方法を提供することにある。
本発明の第2の目的は、各電極についてばらつきの少ない刺激を与えることができる電気刺激装置及び電気刺激方法を提供することにある。
本発明の第3の目的は、電気的接続の不良を容易に検出することができる電気刺激装置及び電気刺激方法を提供することにある。
本発明の電気刺激装置は、利用者に電気的刺激を与えるものであって、利用者に接触して配置される3つ以上の電極を有する電極群と、この電極群のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性とし、第1極性とする電極を順番に切り替えて前記電極群にエネルギーを与える駆動手段と、電極群にエネルギーを与えた時に利用者に電気的刺激が与えられたか否かを検出することにより、電気的接続の不良を検出する接続不良検知手段とを備えたものである。
本発明の電気刺激方法は、3つ以上の電極を有する電極群を用いて身体に電気的刺激を与えるものであって、電極群のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性とし、第1極性とする電極を順番に切り替えて前記電極群にエネルギーを与え、電極群にエネルギーを与えた時に身体に電気的刺激が与えられたか否かを検出することにより、電気的接続の不良を検出するものである。
本発明によれば、電極群のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性とするようにしたので、第1極性の1つの電極と、第2極性の残りの複数の電極との間に電流が流れ、第1極性の1つの電極に刺激が集中し、第2極性の複数の電極については刺激を小さくすることができる。場合によっては、第2極性の電極の刺激を無くすることができるか、又は、非常に微弱とすることができる。よって、例えば、第2極性の複数の電極のうちのいずれかについて、配線が断線したり、又は、剥がれなどにより身体との接触状態が悪くなっても、第2極性の他の電極に意図しないような強い刺激が加えられることを抑制することができる。従って、利用者が強い刺激を感じて不快な感覚を受けたり、また、強い刺激に驚いて反射的に体が動いてしまうことを抑制することができ、更に、電流の集中による低温火傷を防止することができる。このような効果は、特に、高域の電気刺激を与える場合において有効である。
また、第1極性を1つ、第2極性を複数としてエネルギーを与えることにより、第1極性の1つの電極に刺激を集中させ、この第1極性の電極を電極群において順番に切り替えるようにしたので、全ての電極について、順番に、ばらつきの少ない強い刺激を加えることができる。更に、第1極性の1つの電極に刺激を集中させることができるので、従来よりも低エネルギーで強い刺激を加えることができる。
加えて、電極群にエネルギーを与えた時に利用者に電気的刺激が与えられたか否かを検出することにより、電気的接続の不良を検出するようにすれば、電気的刺激を与えながら、容易に不良を検出することができる。よって、電極の剥がれや接触不良が生じた場合には、利用中にすぐに直すことができる。
更にまた、電極群のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性として電極群にエネルギーを与えるので、第1極性とした電極について電気的接続の不良があると利用者に電気的刺激が与えられないことを利用して、容易に電気的接続の不良を検出することができる。
加えてまた、少なくとも、第1電極を右側腹直筋に対応して配置し、第2電極を左側腹直筋に対応して配置し、第3電極を右側腹斜筋に対応して配置し、第4電極を左側腹斜筋に対応して配置し、第1電極と第2電極とが連続して第1極性とならないように第1極性とする電極を順番に切り替えるようにすれば、近くに配置される第1電極と第2電極との近傍の筋肉に連続して電気的刺激が与えられて弛緩動作が不十分となることを抑制することができる。よって、電極群を配置した範囲全体において、より効果的に弛緩動作を可能とすることができ、早期の筋肉疲労や、利用者が不快な感覚を受けることを抑制することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る電気刺激装置の構成を表す図である。 図1に示した駆動手段の回路構成を表す図である。 図1に示した接続不良検出手段の回路構成を表す図である。 図1に示した電気刺激装置の作用を説明するための図である。 図1に示した電気刺激装置の作用を説明するための他の図である。 従来の電気刺激装置における作用を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る電気刺激装置の構成を表す図である。 図7に示した駆動手段により電極群にエネルギーを与える際の第1電極の順番を表す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電気刺激装置1の構成を表すものである。図2及び図3は、電気刺激装置1の回路構成を表すものである。この電気刺激装置1は、例えば、利用者に電気的刺激を与えるものであり、3つ以上の電極を有する電極群10と、この電極群10にエネルギーを与える駆動手段20と、電気的接続の不良を検出する接続不良検知手段30と、電極群10が所定の位置に配置された衣類40と、駆動手段20を制御する制御手段50とを備えている。
電極群10は、例えば、利用者の身体に接触して所定の位置に配置される。本実施の形態では、例えば、電極群10は腹部などの胴体に配置され、少なくとも3つの電極を有している。具体的には、腹直筋に対応して配置される第1電極11と、右側腹斜筋に対応して配置される第2電極12と、左側腹斜筋に対応して配置される第3電極13とを有している。
駆動手段20は、電極群10のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性とし、第1極性とする電極を順番に切り替えて電極群10にエネルギーを与えるように構成されている。これにより、第1極性の1つの電極に刺激が集中し、第2極性の複数の電極については刺激が分散されて、第1極性の電極において強い刺激を与えることができるようになっている。なお、第1極性と第2極性は異なる極性であり、例えば、第1極性は正極、第2極性は負極、又は、第1極性は負極、第2極性は正極である。第1極性とする電極の切り替える順番は、例えば、第1電極11、第2電極12、第3電極13の順に繰り返すようにしてもよく、第1電極11、第3電極13、第2電極12の順に繰り返すようにしてもよく、第1電極11、第2電極12、第1電極11、第3電極13の順に繰り返すようにしてもよい。
駆動手段20は、例えば、衣類40に対して配設されており、電極群10、接続不良検知手段30、及び、制御手段50と接続されている。駆動手段20の回路構成としては、例えば、図示しない電源に接続され、高圧の直流電圧を生成する高圧生成回路21と、この高圧生成回路21に接続され、波形を整形する高圧整形回路22と、この高圧整形回路22及び電極群10の各電極に接続され、電極群10の各電極に刺激波形を出力する刺激波形出力回路23とを有している。
高圧生成回路21は、生成する電圧値が一定に定められていてもよいが、制御手段50により、生成する電圧値を変更できるように構成されていることが好ましい。高圧整形回路22は、整形後の波形が一定に定められていてもよいが、制御手段50により、波形を変更できるように構成されていることが好ましい。刺激波形出力回路23は、例えば、電極群10のうち1つの電極を第1極性、残りの電極を第2極性とし、第1極性とする電極を順番に切り替えて各電極間に電圧を印加するように構成されている。
接続不良検知手段30は、電極群10にエネルギーを与えた時に利用者に電気的刺激が与えられたか否かを検出することにより、電気的接続の不良を検出するものである。電気的接続の不良としては、例えば、電極群10の各電極について、配線の切断、又は、利用者の身体からの剥離や、接触不良が挙げられる。例えば、接続不良検知手段30は、電極群10にエネルギーを与えた時に利用者に電気的刺激が与えられない場合に、第1極性とした電極について電気的接続の不良があることを検出するように構成されている。これは、駆動手段20では、電極群10のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性とし、第1極性とする電極を順番に切り替えて電極群10にエネルギーを与えるので、第1極性とした電極について電気的接続の不良があると利用者に電気的刺激が与えられないことを利用したものである。
接続不良検知手段30の回路構成としては、例えば、図3(A)に示した構成が挙げられる。接続不良検知手段30は、例えば、エミッタ接地としたNPNバイポーラトランジスタ31を有しており、NPNバイポーラトランジスタ31のベースに刺激波形出力回路23の各電極に対応するLow側スイッチ群23Aが接続されている。これにより、接続不良検知手段30では、例えば、図3(A)に示したように、刺激波形出力回路23の各電極に対応するLow側スイッチ群23A及びHigh側スイッチ群23Bがすべて開状態とされ、電極群10にエネルギーを与えていない時には、NPNバイポーラトランジスタ31のコレクタはHighとなり、コレクタからはHighの状態検知信号が得られるようになっている。
また、図3(B)に示したように、刺激波形出力回路23のHigh側スイッチ群23Bにおいて第1電極11に対応するスイッチが閉状態、他のスイッチが開状態とされ、かつ、Low側スイッチ群23Aにおいて第1電極11に対応するスイッチが開状態、他のスイッチが閉状態とされて、第1電極11を第1極性、他の第2電極12及び第3電極13を第2極性として電極群10にエネルギーを与えた時には、電流が第1電極11と第2電極12及び第3電極13との間に利用者の身体を通って流れ、NPNバイポーラトランジスタ31のベースに電位が加えられ、コレクタ電流が流れて、コレクタはLowとなり、コレクタからはLowの状態検知信号が得られるようになっている。すなわち、コレクタの状態検知信号は、電極群10にエネルギーを与えていない時とは異なる信号となる。
但し、図3(B)と同様に、第1電極11を第1極性、他の第2電極12及び第3電極13を第2極性として電極群10にエネルギーを与えた時であっても、第1電極11に剥がれ等による電気的接続の不良があった場合には、図3(C)に示したように、第1電極11と第2電極12及び第3電極13との間に電流が流れず、利用者には電気的刺激が与えられないので、NPNバイポーラトランジスタ31のベースに電位が加えられず、コレクタはHighとなり、コレクタからはHighの状態検知信号が得られるようになっている。すなわち、コレクタの状態検知信号は、電極群10にエネルギーを与えていない時と同じ信号となる。よって、電極群10にエネルギーを与えた時に利用者に電気的刺激が与えられたか否で、コレクタの状態信号が異なる。
これにより、接続不良検知手段30では、NPNバイポーラトランジスタ31のコレクタの状態検知信号を検出することにより、電極群10にエネルギーを与えた時に利用者に電気的刺激が与えられたか否かを検出し、利用者に電気的刺激が与えられない場合に、第1極性とした電極について電気的接続の不良があることを検出するように構成されている。
なお、上記説明では、刺激波形出力回路23のHigh側スイッチ群23Bにおいて第1極性とする電極に対応するスイッチを閉状態とし、Low側スイッチ群23Aにおいて第1極性とする電極に対応するスイッチを開状態とする場合について説明したが、Low側スイッチ群23Aにおいて第1極性とする電極に対応するスイッチを閉状態とし、High側スイッチ群23Bにおいて第1極性とする電極に対応するスイッチを開状態とした場合についても、同様である。
接続不良検知手段30は、例えば、衣類40に対して配設されており、駆動手段20及び制御手段50と接続されている。接続不良検知手段30は、例えば、電気的接続の不良を検出すると、制御手段50に不良信号を出力するように構成されていることが好ましい。制御手段50は、接続不良検知手段30から不良信号を受けると、電気的接続が不良の電極を表示するように構成されていることが好ましい。
衣類40は、身に着けるものであればどのようなものでもよい。例えば、図1に示したようなランニングシャツやTシャツのように胴体を覆うものでもよいが、腹部に巻き付ける帯状またはベルト状とされていてもよい。なお、図1では袖なしのものを示したが、袖を有していてもよく、また、上半身のみでなく、下半身を覆う部分を有していてもよい。また、衣類40は、伸縮性を有する材料により構成されることが好ましい。電極群10を身体に密着させることができるからである。
制御手段50は、例えば、衣類40に配設されずに、手元に置いて制御できるように構成されている。制御手段50と駆動手段20及び接続不良検知手段30とは、有線により接続されていてもよく、無線により接続されていてもよい。制御手段50には、また、例えば、駆動手段20に駆動及び停止を指示するスイッチが設けられていることが好ましい。
なお、電極群10の各電極は、例えば、基材に導電性高分子が付着された導電体により構成することができる。基材を構成する材料はどのようなものでもよいが、繊維が好ましく、例えば、シルク及び木綿等の天然繊維、及び、合成繊維等の化学繊維からなるうちの少なくとも1種を含むものが好ましい。導電性高分子としては、例えば、ポリ3,4−エチレンジオキシチオフェン(PEDOT)が好ましく挙げられる。導電体は、例えば、基材に付着させた導電性高分子の単量体を酸化剤により重合させることにより得ることができる。その際、導電性高分子の単量体と共に、導電性高分子に導電性を発現させるためのドーパント、又は、増粘剤を基材に付着させてもよい。
酸化剤としては、例えば、鉄塩が好ましく挙げられる。ドーパントとしては、例えば、p−トルエンスルホン酸が好ましく挙げられ、p−トルエンスルホン酸の鉄塩(pTS)を用いるようにすれば、酸化剤及びドーパントとして機能させることができるのでより好ましい。ドーパントとしては、他にも、アセトニトリルやトリフルオロ酢酸などが挙げられる。増粘剤は、導電性高分子のにじみを小さくすると共に、単量体の重合反応を促進させるためのものである。増粘剤としては、導電性高分子の重合反応に反応しないものが好ましく、例えば、グルセロール、ポリエチレングリコール、ゼラチン、又は、多糖類が好ましく挙げられる。
電極群10の各電極は、例えば、衣類40を構成する繊維を基材とし、導電性高分子を印刷等により付着させて、衣類40に直接形成してもよく、また、衣類40とは別に用意した基材に導電性高分子を付着させて形成した導電体を衣類40に貼り付けたり縫い付けたりすることにより配設するようにしてもよい。電極群10の各電極と駆動手段20とを接続する導線15についても、電極群10と同様に構成することができる。
この電気刺激装置1は、次のようにして用いられる。まず、利用者は衣類40を身に着けることにより、電極群10の各電極を身体の所定の位置に配置する。次いで、制御手段50により駆動手段20に駆動を指示する。駆動手段20では、例えば、電極群10のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性とし、第1極性とする電極を順番に切り替えて電極群10にエネルギーを与える。これにより、第1極性の1つの電極と、残りの複数の第2極性の電極との間に電流が流れる。よって、第1極性の1つの電極に刺激が集中し、第1極性の電極において順番にばらつきの少ない強い刺激が与えられる。
また、電極群10において、1つの電極に例えば剥がれが生じ、電気的接続が不良の場合には、次のように作用する。例えば、第1極性の電極の電気的接続が不良の場合には、第2極性の他の電極は同一波形のため、意図しない刺激は生じない。例えば、図4に示したように、第1電極11を第1極性、第2電極12及び第2電極13を第2極性とするときに、第1電極11の電気的接続が切断された場合には、第2電極12及び第2電極13は、同一信号のために刺激は発生しない。なお、図4において、第1極性の電極は網掛けで表し、第2極性の電極は梨地で表し、電気的接続が不良の電極はグレーで表している。
一方、第2極性の1つの電極について電気的接続が不良の場合には、第2極性の他の電極が1以上あり、1つの第1極性の電極に対して1以上の第2極性の電極の関係となるので、意図しない強い刺激は発生せず、弱い刺激となる。例えば、図5に示したように、第1電極11を第1極性、第2電極12及び第2電極13を第2極性とするときに、第2電極12の電気的接続が不良の場合には、本来、1つの第1極性の電極に対して2つの第2極性の電極の関係であったのが、1つの第1極性の電極に対して1つの第2極性の電極の関係になるので、強い刺激は発生しない。なお、図5において、第1極性の電極は網掛けで表し、第2極性の電極は梨地で表し、電気的接続が不良の電極はグレーで表している。
これに対して、複数電極と複数電極との間にエネルギーを与えた場合には、1つの電極に例えば剥がれが生じ、電気的接続が不良となると、次のように作用する。例えば、図6に示した電気刺激装置100は、電極群110が4つの電極、右腹直筋に対応して配置される第1電極111と、左腹直筋に対応して配置される第2電極112と、右側腹斜筋に対応して配置される第3電極113と、左側腹斜筋に対応して配置される第4電極114とを有し、駆動手段120により、第1電極111及び第3電極113を第1極性とし、第2電極112及び第4電極114を第2極性として、電極群110にエネルギーを与えるものである。なお、他は本実施の形態に係る電気刺激装置1と同様の構成を有しているので、図6において、電気刺激装置1に対応する構成要素には、100を足した符号を付して表している。
この電気刺激装置100において、第1電極111に電気的接続が切断された場合には、本来、複数の第1極性の電極に対して複数の第2極性の電極の関係であったのが、1つの第1極性の電極に対して複数の第2極性の電極の関係となり、第3電極113に刺激が集中して、第3電極113に意図しない強い刺激が発生してしまう。なお、図6において、第1極性の電極は網掛けで表し、第2極性の電極は梨地で表し、電気的接続が不良の電極はグレーで表している。
このように、本実施の形態に係る電気刺激装置1では、一部の電極で電気的接続が切断されても、意図しない強い刺激の発生が抑制される。
なお、各電極において電気的接続が断線や剥がれなどにより不良があると、例えば、接続不良検知手段30により検出される。例えば、図3(C)に示したように、第1電極11を第1極性、他の第2電極12及び第3電極13を第2極性として電極群10にエネルギーを与えた時に、第1極性の第1電極11に剥がれ等による電気的接続の不良があると、第1電極11と第2電極12及び第3電極13との間に電流が流れず、利用者には電気的刺激が与えられない。よって、NPNバイポーラトランジスタ31のベースに電位が加えられず、コレクタからはHighの状態検知信号が得られる。
これに対して、各電極に電気的接続の不良がない場合には、例えば、図3(B)に示したように、第1電極11と第2電極12及び第3電極13との間に電流が流れ、利用者に電気的刺激が与えられる。よって、NPNバイポーラトランジスタ31のベースに電位が加えられ、コレクタからはLowの状態検知信号が得られる。従って、電極群10にエネルギーを与えた時に利用者に電気的刺激が与えられたか否をコレクタの状態信号が異なることを利用して検出し、利用者に電気的刺激が与えられない場合に、第1極性とした電極について電気的接続の不良があることを検出する。接続不良検知手段30は電気的接続の不良を検出すると、例えば、不良信号を制御手段50に出力し、制御手段50は電気的接続が不良の電極を表示する。
なお、第2極性の電極に電気的接続の不良がある場合には、第2極性とされた時には電気的接続の不良は検出されないが、駆動手段20では、第1極性とする電極を順番に切り替えるので、第1極性とされた時に電気的接続の不良が検出される。
このように本実施の形態によれば、電極群10のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性とするようにしたので、第1極性の1つの電極と、第2極性の残りの複数の電極との間に電流が流れ、第1極性の1つの電極に刺激が集中し、第2極性の複数の電極については刺激を小さくすることができる。場合によっては、第2極性の電極の刺激を無くすることができるか、又は、非常に微弱とすることができる。よって、例えば、第2極性の複数の電極のうちのいずれかについて、配線が断線したり、又は、剥がれなどにより身体との接触状態が悪くなっても、第2極性の他の電極に意図しないような強い刺激が加えられることを抑制することができる。従って、利用者が強い刺激を感じて不快な感覚を受けたり、また、強い刺激に驚いて反射的に体が動いてしまうことを抑制することができ、更に、電流の集中による低温火傷を防止することができる。
このような効果は、特に、高域周波数の電気刺激を与える場合において有効である。高域周波数というのは、例えば、1kHzから100kHzの範囲である。
また、第1極性を1つ、第2極性を複数としてエネルギーを与えることにより、第1極性の1つの電極に刺激を集中させ、この第1極性の電極を電極群10において順番に切り替えるようにしたので、全ての電極について、順番に、ばらつきの少ない強い刺激を加えることができる。更に、第1極性の1つの電極に刺激を集中させることができるので、従来よりも低エネルギーで強い刺激を加えることができる。
加えて、電極群10にエネルギーを与えた時に利用者に電気的刺激が与えられたか否かを検出することにより、電気的接続の不良を検出するようにすれば、電気的刺激を与えながら、容易に不良を検出することができる。よって、電極の剥がれや接触不良が生じた場合には、利用中にすぐに直すことができる。
更にまた、電極群10のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性として電極群10にエネルギーを与えるので、第1極性とした電極について電気的接続の不良があると利用者に電気的刺激が与えられないことを利用して、容易に電気的接続の不良を検出することができる。
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る電気刺激装置2の構成を表すものである。図8は、電気刺激装置2の動作を説明するものである。この電気刺激装置2は、電極群210及び駆動手段220の構成が異なることを除き、他は第1の実施の形態と同様の構成を有している。よって、第1の実施の形態と同一の構成要素には同一の符号を付し、対応する構成要素には200を足した符号を付して、同一部分についての詳細な説明は省略する。
電極群210は、第1の実施の形態と同様に腹部などの胴体に配置され、少なくとも4つの電極を有している。具体的には、右腹直筋に対応して配置される第1電極211と、左腹直筋に対応して配置される第2電極212と、右側腹斜筋に対応して配置される第3電極213と、左側腹斜筋に対応して配置される第4電極214とを有している。他は、第1の実施の形態の電極群10と同様の構成を有している。
駆動手段220は、第1極性とする電極の切り替えの具体的な順番が異なることを除き、他は第1の実施の形態と同様の構成を有している。駆動手段220では、第1極性とする電極の切り替えにおいて、第1電極211と第2電極212とが連続して第1極性とならない順番とするように構成されていることが好ましい。腹直筋に対応して配置される第1電極211と第2電極212とは物理的に近い位置にあるので、連続して第1極性とすると、第1電極211及び第2電極212の近傍の筋肉は短い間隔で連続して電気的刺激を受けることになり、弛緩動作が不十分となり、早期の筋肉疲労や、利用者が不快な感覚を受けてしまうからである。これに対して、腹斜筋に対応して配置される第3電極213及び第4電極214は物理的に離れた位置関係になり、また、第1電極211及び第2電極212との距離も離れているので、このような問題がない。
例えば、駆動手段220は、図8に示したように、第1極性とする電極を第1電極211、第4電極214、第2電極212、第3電極213の順に繰り返して切り替えるように構成されていることが好ましい。なお、図8では、第1極性とする電極を網掛けで表し、第2極性とする電極を梨地で表している。
本実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様の作用・効果を得ることができる。特に、第2極性の1つの電極について電気的接続が不良の場合には、第2極性の電極が他に2つ残っており、電流が分散されるので、強い刺激の発生が抑制される。
また、本実施の形態によれば、少なくとも、第1電極211を右側腹直筋に対応して配置し、第2電極212を左側腹直筋に対応して配置し、第3電極213を右側腹斜筋に対応して配置し、第4電極214を左側腹斜筋に対応して配置し、第1電極211と第2電極212とが連続して第1極性とならないように第1極性とする電極を順番に切り替えるようにすれば、近くに配置される第1電極211と第2電極212との近傍の筋肉に連続して電気的刺激が与えられて弛緩動作が不十分となることを抑制することができる。よって、電極群210を配置した範囲全体において、より効果的に弛緩動作を可能とすることができ、早期の筋肉疲労や、利用者が不快な感覚を受けることを抑制することができる。
以上、実施の形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態では、電極群10を衣類40に対して配設する場合について説明したが、電極群10の各電極を個別に身体に直接配設するようにしてもよく、また、電極群10を身体の所定の位置に配置できるようにまとめて配設部材に対して配設し、配設部材を身体に対して固定することにより、電極群10をまとめて身体の所定の位置に配置するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、電極群10が3つ又は4つの電極を有する場合について具体的に説明したが、本願発明は少なくとも3つの電極を有する場合について適用することができ、電極群10の電極の数は5つ以上でも同様の効果を得ることができる。
更に、上記実施の形態では、電極を腹部において右側腹直筋、左側腹直筋、右側腹斜筋、左側腹斜筋に対応して設ける場合について説明したが、本願発明は電極の配置位置に関係なく、適用することができる。例えば、電極を腹部の他の位置に配置してもよく、また、腹部に限らず、背面に配置してもよく、背面と腹部に配置してもよい。更にまた、胴体に限らず、腕、又は、大腿部等の脚に配置してもよい。
加えてまた、上記実施の形態では、各構成要素についても具体的に説明したが、全ての構成要素を備えていなくてもよく、他の構成要素を備えていてもよい。
1…電気刺激装置、10…電極群、11…第1電極、12…第2電極、13…第3電極、15…導線、20…駆動手段、21…高圧生成回路、22…高圧整形回路、23…刺激波形出力回路、30…接続不良検知手段、40…衣類、50…制御手段、2…電気刺激装置、210…電極群、211…第1電極、212…第2電極、213…第3電極、214…第4電極、220…駆動手段

Claims (5)

  1. 利用者に電気的刺激を与える電気刺激装置であって、
    前記利用者に接触して配置される3つ以上の電極を有する電極群と、
    この電極群のうち1つの電極を第1極性、残りの複数の電極を第2極性とし、第1極性とする電極を順番に切り替えて前記電極群にエネルギーを与える駆動手段と、
    前記電極群にエネルギーを与えた時に前記利用者に電気的刺激が与えられたか否かを検出することにより、電気的接続の不良を検出する接続不良検知手段とを備え
    前記各電極は、繊維よりなる基材に導電性高分子が付着された導電体により構成された
    ことを特徴とする電気刺激装置。
  2. 前記接続不良検知手段は、前記電極群にエネルギーを与えた時に前記利用者に電気的刺激が与えられない場合に、第1極性とした電極について電気的接続の不良があることを検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の電気刺激装置。
  3. 前記電極群は、少なくとも、腹直筋に対応して配置される第1電極と、右側腹斜筋に対応して配置される第2電極と、左側腹斜筋に対応して配置される第3電極とを有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電気刺激装置。
  4. 前記電極群は、少なくとも、右側腹直筋に対応して配置される第1電極と、左側腹直筋に対応して配置される第2電極と、右側腹斜筋に対応して配置される第3電極と、左側腹斜筋に対応して配置される第4電極とを有し、
    前記駆動手段は、前記第1電極と前記第2電極とが連続して第1極性とならないように第1極性とする電極を切り替える
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電気刺激装置。
  5. 前記駆動手段は、第1極性とする電極を第1電極、第4電極、第2電極、第3電極の順に切り替えることを特徴とする請求項記載の電気刺激装置。
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