JP6560905B2 - 配線覆い用カバーの取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば回路遮断器を収納する分電盤等に使用される電気機器収納用箱体において、配線覆い用カバーを取り付けるための取付構造に関するものである。
従来、たとえば回路遮断器を収納する分電盤等に使用される電気機器収納用箱体の背板には、収納される分電盤等から延びる配線を覆うための配線覆い用カバーが取り付けられている。そして、この配線覆い用カバーは、背面に対し上下方向を軸とした片開き動作により開閉可能に蝶着されている(たとえば特許文献1)。
実用新案登録第2586125号公報
しかしながら、上述したように配線覆い用カバーを蝶着すると、自重等により蝶着されていない側が片下がりしてしまい、配線覆い用カバーを閉じることができなくなるといった問題が生じてしまう。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、たとえ配線覆い用カバーが片下がりしたとしても、その片下がりを矯正することができ、配線覆い用カバーを確実に閉じることができる配線覆い用カバーの取付構造を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、前方へ立設された覆い立ての先端部に、上下方向を軸とした片開き可能に配線覆い用カバーを取り付けるための配線覆い用カバーの取付構造であって、基部と、前記基部の前側に設けられ、前方から第2固定ネジをねじ込み可能なネジ止め部と、前記ネジ止め部の右側に設けられ、前方へ開口して前記配線覆い用カバーの軸を軸支可能な軸支部とを一体的に有するブロック状の第2矯正金具が設けられているとともに、上下方向へ長い板状の本体と、本体の上部に設けられ、前方から第1固定ネジをねじ込み可能なネジ孔と、前記本体の前面で前記ネジ孔の下側において上下方向へ延びており、左右方向へ所定の間隔を隔てて対向するように前方に立設された一対のアーム片と、前記アーム片の下側に設けられ、両前記アーム片間を塞いでいる支持部と、前記支持部を上下に貫通しており、矯正ネジをねじ込み可能な矯正孔とを有し、両前記アーム片間の空間が、前記第2矯正金具の前記基部を嵌め込むことで、前記基部の上下方向への移動を案内可能な案内部とされた第1矯正金具が設けられており、前記覆い立ての先端部と前記配線覆い用カバーとの間において、前記先端部の前面前記第1固定ネジを用いて前記第1矯正金具が固定されているとともに、前記第1矯正金具に対して、前記案内部に前記基部を嵌め込んだ状態で前記第2固定ネジを用いて前記第2矯正金具が固定され、該第2矯正金具に前記配線覆い用カバー取り付けられている一方、前記第2固定ネジを一旦緩め、前記支持部の下側から前記矯正ネジをねじ込み、前記矯正ネジの先端で前記第2矯正金具を押し上げることにより、前記案内部での前記第2矯正金具の上下方向での位置を調整した後、前記第2固定ネジを再び締めつけることで、前記配線覆い用カバーの片下がりを矯正することができることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、前方へ立設された覆い立ての先端部に、上下方向を軸とした片開き可能に配線覆い用カバーを取り付けるための配線覆い用カバーの取付構造であって、後側及び左側に開口する箱状に形成されており、前面、上面、右側面、及び下面により囲まれる後側の空間へ、覆い立ての先端部が、その上端面及び下端面を上面及び下面の内面に夫々当接させた状態で嵌め込まれることで、前記先端部の上端面及び下端面に沿って左右方向へスライド可能とされた第1矯正金具を設け、前記第1矯正金具の前面右部に、前記先端部に第1固定ネジを利用してネジ止めするためのネジ孔であって、左右方向へ長い長孔として形成された左右調整部を設けるとともに、前記第1矯正金具の前面左部に、第2矯正金具を固定するためのネジ孔を穿設し、該ネジ孔の下方に、下端位置にある前記第2矯正金具を下方から支持するための支持突起を前方へ突設し、さらに前記第2矯正金具の上下方向へのスライドを案内するための案内凸条を上下方向へ延設する一方、前記第2矯正金具が、基部と、前記基部の後面側に設けられ、前記案内凸条を嵌め込み可能で、その内部を前記案内凸条が相対的に上下方向へ移動することができる案内部と、前記基部の上側に設けられ、自身を前記第1矯正金具に第2固定ネジを利用してネジ止めするためのネジ孔であって、上下方向へ長い長孔として形成された上下調整部と、前記基部の右側に設けられ、前方へ開口して前記配線覆い用カバーの軸を軸支可能な軸支部とを有しており、前記覆い立ての先端部と前記配線覆い用カバーとの間において、前記先端部の前面に前記第1固定ネジを用いて前記第1矯正金具が固定されているとともに、前記第1矯正金具に対して、前記案内凸条を前記案内部内へ嵌め込んだ状態で前記第2固定ネジを用いて前記第2矯正金具が固定され、該第2矯正金具に前記配線覆い用カバーが取り付けられている一方、前記第2固定ネジを一旦緩め、前記上下調整部を利用して前記第1矯正金具に対する前記第2矯正金具の上下方向での固定位置を調整するとともに、前記第1固定ネジを一旦緩め、前記左右調整部を利用して前記先端部に対する前記第1矯正金具の左右方向での固定位置を調整した後、前記第1固定ネジ及び前記第2固定ネジを再び締めつけることで、前記配線覆い用カバーの片下がりを上下方向及び左右方向において矯正することができることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、覆い立ての先端部と配線覆い用カバーとの間において、先端部の前面に第1固定ネジを用いて第1矯正金具が固定されているとともに、第1矯正金具に対して、案内部に基部を嵌め込んだ状態で第2固定ネジを用いて第2矯正金具が固定され、該第2矯正金具に配線覆い用カバーが取り付けられている。そして、第2固定ネジを一旦緩め、支持部の下側から矯正ネジをねじ込み、矯正ネジの先端で第2矯正金具を押し上げることにより、案内部での第2矯正金具の上下方向での位置を調整した後、第2固定ネジを再び締めつけることで、配線覆い用カバーの片下がりを矯正することができるようになっている。
また、請求項2に記載の発明によれば、覆い立ての先端部と配線覆い用カバーとの間において、先端部の前面に第1固定ネジを用いて第1矯正金具が固定されているとともに、第1矯正金具に対して、案内凸条を案内部内へ嵌め込んだ状態で第2固定ネジを用いて第2矯正金具が固定され、該第2矯正金具に配線覆い用カバーが取り付けられている。そして、第2固定ネジを一旦緩め、上下調整部を利用して第1矯正金具に対する第2矯正金具の上下方向での固定位置を調整するとともに、第1固定ネジを一旦緩め、左右調整部を利用して先端部に対する第1矯正金具の左右方向での固定位置を調整した後、第1固定ネジ及び第2固定ネジを再び締めつけることで、配線覆い用カバーの片下がりを上下方向及び左右方向において矯正することができるようになっている。
したがって、本発明によれば、たとえ配線覆い用カバーに片下がりが生じたとしても、第1矯正金具に対する第2矯正金具の固定位置を上下方向で調整することにより、配線覆い用カバーの片下がりを矯正することができ、配線覆い用カバーを確実に閉じることができる。
また、作業者は、片下がりを矯正するに際して、配線覆い用カバーを取り外したり、第1矯正金具と第2矯正金具とを分解したりする必要がなく、配線覆い用カバーの片下がりを非常に容易に矯正することができる。
さらに、特に請求項2に記載の発明によれば、取付構造全体としては上下方向のみならず、左右方向へも矯正させることができ、配線覆い用カバーの片下がりをより正確に矯正することができる。
片下がり矯正後の配線覆い用カバーの取付状態を示した斜視説明図である。 第1矯正金具を示した斜視説明図である。 第2矯正金具を示した斜視説明図である。 両矯正金具の組み付け状態を示した説明図であり、(a)は片下がり矯正前、(b)は片下がり矯正後となっている。 片下がり矯正前の状態にある配線覆い用カバーの取付状態を示した斜視説明図である。 片下がり矯正前の状態にある取付構造の断面を示した説明図である。 片下がり矯正後の状態にある取付構造の断面を示した説明図である。 変更例となる第1矯正金具及び第2矯正金具を用いて配線覆い用カバーを取り付けた状態を示した説明図である。 第1矯正金具及び第2矯正金具を用いた配線覆い用カバーの取付構造の分解状態を示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となる配線覆い用カバーの取付構造について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、片下がり矯正後の配線覆い用カバー2の取付状態を示した斜視説明図である。図2は、第1矯正金具10を示した斜視説明図である。図3は、第2矯正金具20を示した斜視説明図である。図4は、両矯正金具10、20の組み付け状態を示した説明図であり、(a)は片下がり矯正前、(b)は片下がり矯正後となっている。図5は、片下がり矯正前の状態にある配線覆い用カバー2の取付状態を示した斜視説明図である。図6は、片下がり矯正前の状態にある取付構造の断面を示した説明図である。図7は、片下がり矯正後の状態にある取付構造の断面を示した説明図である。
1は、キャビネット等の電気機器収納用箱体の背板(図示せず)の前面に固定されるレール部材(たとえば図8に示す)の所定位置から前方へ立設される覆い立てであり、配線覆い用カバー2は、覆い立て1の前面に、矯正金具10、20を介して背板に対し上下方向を軸として片開き自在に取り付けられる。なお、レール部材は、上下方向へ長い角柱状に形成された金属製の部材であり、該レール部材の前面には、覆い立て1や電気機器を搭載するための固定金具等をボルトで固定するための固定孔が上下方向へ多数設けられている。また、覆い立て1は、前方へ延びる金属製のアーム体であって、基部側にはレール部材へ固定するための固定部3が設けられている一方、先端部4は鉛直平面として形成されており、第1矯正金具10をネジ止めするためのネジ孔等が穿設されている。
ここで、まず本発明の要部となる第2矯正金具20について説明すると、第2矯正金具20は、第1矯正金具10の案内部14内へ上方から嵌め込み可能で、案内部14内を上下方向へスライド可能な基部21と、基部21の前側に設けられ、前方から第2固定ネジ42をねじ込み可能としたネジ止め部22と、ネジ止め部22の右側に設けられ、前方へ開口して配線覆い用カバー2の蝶着軸5を軸支可能な軸支部23とを有するブロック体に形成されている。
次に、本発明の要部となる第1矯正金具10について説明すると、第1矯正金具10は、上下方向へ長い板状の本体11を有しており、本体11の上部には、第1固定ネジ(図示せず)を前側からねじ込むことにより、自身を覆い立て1の先端部4に固定するためのネジ孔12が穿設されている。また、ネジ孔12の下方には、左右方向に所定の間隔を隔てて対向するように前側へ立設された一対のアーム片13、13が上下方向へ延設されており、アーム片13、13間の空間が、第2矯正金具20の基部21を嵌め込み可能な案内部14となっている。さらに、アーム片13、13の下方には、案内部14の下側開口を塞ぐようにブロック状の支持部15が設けられており、案内部14内に嵌め込まれた第2矯正金具20の基部21を下方から支持可能となっている。加えて、該支持部15の上面から下面にわたって貫通するように、矯正ネジ40をねじ込み可能な矯正孔16が設けられている。
そして、上記矯正金具10、20を用いた配線覆い用カバー2の取り付け、及び片下がり矯正について説明すると、まずレール部材へ固定された覆い立て1の前面に、第1固定ネジを用いて第1矯正金具10を覆い立て1に強固にネジ止めする。次に、案内部14内へ基部21を嵌め込んだ状態で、第2固定ネジ42をねじ込んで第1矯正金具10の本体11の表面に押し付けることにより、第2矯正金具20を第1矯正金具10に強固にネジ止めする(図4(a))。この際、支持部15の下面側から矯正孔16内へ矯正ネジ40をねじ込んでおいてもよいが、その先端が案内部14内へ突出しない状態とし、第2矯正金具20の基部21の下面が支持部15の上面に当接し、基部21が支持部15により支持された状態とする(図6)。そして、第2矯正金具20の軸支部23に、配線覆い用カバー2の蝶着軸5を軸支させる。すると、取り付け直後は片下がりを矯正する必要もないことから、配線覆い用カバー2の取り付けは完了となる(図5)。
ただ、配線覆い用カバー2を取り付けてから時間が経つにつれ、どうしても配線覆い用カバー2は片下がりし、矯正する必要が生じる。そこで、配線覆い用カバー2に片下がりが生じると、第2固定ネジ42を緩め、第2矯正金具20を第1矯正金具10に対して上下方向へ移動可能とする。その後、矯正ネジ40の先端が案内部14内へ突出するように、矯正ネジ40をねじ込む。すると、第2矯正金具20が矯正ネジ40の先端に押し上げられる格好で、案内部14内を上方へ移動する(図4(b)、図7)。そこで、適当な高さ位置で第2固定ネジ42を再び締めつけ、第2矯正金具20を第1矯正金具10に強固にネジ止めすれば、片下がりが矯正されることになる(図1)。
以上のような構成を有する配線覆い用カバー2の取付構造によれば、覆い立て1の先端部4に固定される第1矯正金具10と、第1矯正金具10に固定可能であるとともに、第1矯正金具に対して上下方向へ固定位置を調整可能な第2矯正金具20とを介して、配線覆い用カバー2を覆い立て1に、ひいては電気機器収納用箱体に取り付けている。したがって、たとえ配線覆い用カバー2に片下がりが生じたとしても、第1矯正金具10に対する第2矯正金具20の固定位置を上下方向で調整することにより、配線覆い用カバー2の片下がりを矯正することができ、配線覆い用カバー2を確実に閉じることができる。
また、第1矯正金具10に、左右方向に所定の間隔を隔てて対向するように前側へ立設された一対のアーム片13、13が上下を方向へ延設し、当該アーム片13、13間を第2矯正金具20の基部21を嵌め込み可能な案内部14とするとともに、基部21を下方から支える支持部15を、案内部14の下側開口を塞ぐように設け、さらに支持部15に、矯正ネジ40を、その先端が支持部15の上面から案内部14内へ突出可能に取り付けている。そして、矯正ネジ40のねじ込み量を調整することにより、第2矯正金具20の基部21の案内部14内での上下方向位置を、すなわち第2矯正金具20の第1矯正金具10に対する固定位置を上下方向で調整可能としている。したがって、作業者は、片下がりを矯正するに際して、配線覆い用カバー2を取り外したり、第1矯正金具10と第2矯正金具20とを分解したりする必要がなく、配線覆い用カバー2の片下がりを非常に容易に矯正することができる。
さらに、第1矯正金具10及び第2矯正金具20を、配線覆い用カバー2の蝶着部に設置しているため、蝶着部の近傍で配線覆い用カバー2の姿勢を矯正することができる。したがって、一層確実に配線覆い用カバー2の片下がりを矯正することができる。
なお、本発明に係る配線覆い用カバーの取付構造は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、第1矯正金具や第2矯正金具の構成等について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記第1矯正金具及び第2矯正金具に代えて、図8及び図9に示すような第1矯正金具50及び第2矯正金具60を採用することも可能である。図8は、変更例となる第1矯正金具50及び第2矯正金具60を用いて配線覆い用カバー2を取り付けた状態を示した説明図である。図9は、第1矯正金具50及び第2矯正金具60を用いた配線覆い用カバー2の取付構造の分解状態を示した説明図である。なお、覆い立て1に関しては上記実施形態のものと同じであるため、図8及び図9では同じ符号を付している。また、図8及び図9における30は、覆い立て1が固定されるレール部材であり、上記実施形態においても同様のレール部材30が電気機器収納用箱体の背板に取り付けられている。
第1矯正金具50は、後側及び左側に開口する箱状に形成されており、前面、上面、右側面、及び下面により囲まれる後側の空間が、覆い立て1の先端部4を、その上端面及び下端面を上面及び下面の内面に夫々当接させた状態で嵌め込み可能で、先端部4の上端面及び下端面に沿って左右方向へスライドする第1の案内部51として機能するようになっている。また、第1矯正金具50の前面右部には、自身を覆いたての先端部4に第1固定ネジ41を利用してネジ止めするためのネジ孔が、左右方向へ長い長孔として形成されており、当該長孔が第1矯正金具50の覆い立て1に対する固定位置を左右方向で調整するための左右調整部52として機能するようになっている。さらに、第1矯正金具50の前面左部には、第2矯正金具60を固定するためのネジ孔53が穿設されているとともに、該ネジ孔53の下方には、下端位置にある第2矯正金具60を下方から支持するための支持突起54、及び第2矯正金具60の上下方向へのスライドを案内するための案内凸条55が上下方向へ延設されている。
第2矯正金具60は、後面側に案内凸条55を嵌め込み可能で、その内部を案内凸条55が相対的に上下方向へ移動するための第2の案内部(図示せず)を有する基部61を有する。また、基部61の上側には、自身を第1矯正金具50に第2固定ネジ42を利用してネジ止めするためのネジ孔が、上下方向へ長い長孔として形成されており、当該長孔が第2矯正金具60の第1矯正金具50に対する固定位置を上下方向で調整するための上下調整部62として機能するようになっている。さらに、基部61の右側には、前方へ開口して配線覆い用カバー2の蝶着軸5を軸支可能な軸支部63が設けられている。
上記矯正金具50、60を用いるにあたっては、第1の案内部51内へ先端部4を嵌め込んだ状態で、第1固定ネジ41を用いて第1矯正金具50を覆い立て1に強固にネジ止めする。次に、第2の案内部内へ案内凸条55を嵌め込んだ状態で、第2固定ネジ42を用いて第2矯正金具60を第1矯正金具50に強固にネジ止めする。それから、第2矯正金具60の軸支部63に、配線覆い用カバー2の蝶着軸5を軸支させることで、配線覆い用カバー2の取り付けは完了となる。そして、当該配線覆い用カバー2に片下がりが生じると、上記実施形態同様、第2固定ネジ42を緩め、第1矯正金具50に対する第2矯正金具の上下方向での固定位置を調整するとともに、第1固定ネジ41も緩め、覆い立て1に対する第1矯正金具50の左右方向での固定位置を調整し、配線覆い用カバー2の片下がりを矯正することになる。
このような第1矯正金具50及び第2矯正金具60を用いた配線覆い用カバー2の取付構造によっても、配線覆い用カバー2に片下がりが生じた際、第1矯正金具50に対する第2矯正金具60の固定位置を上下方向で調整することにより、配線覆い用カバー2の片下がりを矯正することができ、配線覆い用カバー2を確実に閉じることができる。
また、第1矯正金具50の覆い立て1に対する固定位置を左右方向でも調整することができるため、取付構造全体としては上下方向のみならず、左右方向へも矯正させることができ、配線覆い用カバー2の片下がりをより正確に矯正することができる。
さらに、第1矯正金具50及び第2矯正金具60を用いた場合にも、作業者は、片下がりを矯正するに際して、配線覆い用カバー2を取り外したり、第1矯正金具50と第2矯正金具60とを分解したりする必要がなく、配線覆い用カバー2の片下がりを非常に容易に矯正することができるといった効果や、第1矯正金具50及び第2矯正金具60を、配線覆い用カバー2の蝶着部に設置しているため、一層確実に配線覆い用カバー2の片下がりを矯正することができるといった効果を奏し得る。
また、実施形態の第2矯正金具20のネジ止め部22に設けられたネジ孔を、上記変更例の上下調整部62同様、上下方向へ長い長孔としたり、実施形態の第1矯正金具10のネジ孔11を、上記変更例の左右調整部52同様、左右方向へ長い長孔とすることは可能である。
さらに、変更例の第1矯正金具50に矯正ネジ40を設け、第2矯正金具60の上下位置を矯正ネジ40のねじ込み量により調整するように構成することも当然可能である。
1・・覆い立て、2・・配線覆い用カバー、10・・第1矯正金具、12・・ネジ孔、13・・アーム片、14・・案内部(上下調整部)、15・・支持部、16・・矯正孔(上下調整部)、20・・第2矯正金具、21・・基部、22・・ネジ止め部、23・・軸支部、40・・矯正ネジ(上下調整部)、41・・第1固定ネジ、42・・第2固定ネジ、50・・第1矯正金具、51・・第1の案内部、52・・左右調整部、54・・支持突起(支持部)、55・・案内凸条、60・・第2矯正金具、61・・基部、62・・上下調整部、64・・軸支部。

Claims (2)

  1. 前方へ立設された覆い立ての先端部に、上下方向を軸とした片開き可能に配線覆い用カバーを取り付けるための配線覆い用カバーの取付構造であって、
    基部と、前記基部の前側に設けられ、前方から第2固定ネジをねじ込み可能なネジ止め部と、前記ネジ止め部の右側に設けられ、前方へ開口して前記配線覆い用カバーの軸を軸支可能な軸支部とを一体的に有するブロック状の第2矯正金具が設けられているとともに、
    上下方向へ長い板状の本体と、本体の上部に設けられ、前方から第1固定ネジをねじ込み可能なネジ孔と、前記本体の前面で前記ネジ孔の下側において上下方向へ延びており、左右方向へ所定の間隔を隔てて対向するように前方に立設された一対のアーム片と、前記アーム片の下側に設けられ、両前記アーム片間を塞いでいる支持部と、前記支持部を上下に貫通しており、矯正ネジをねじ込み可能な矯正孔とを有し、両前記アーム片間の空間が、前記第2矯正金具の前記基部を嵌め込むことで、前記基部の上下方向への移動を案内可能な案内部とされた第1矯正金具が設けられており、
    前記覆い立ての先端部と前記配線覆い用カバーとの間において、前記先端部の前面前記第1固定ネジを用いて前記第1矯正金具が固定されているとともに、前記第1矯正金具に対して、前記案内部に前記基部を嵌め込んだ状態で前記第2固定ネジを用いて前記第2矯正金具が固定され、該第2矯正金具に前記配線覆い用カバー取り付けられている一方、
    前記第2固定ネジを一旦緩め、前記支持部の下側から前記矯正ネジをねじ込み、前記矯正ネジの先端で前記第2矯正金具を押し上げることにより、前記案内部での前記第2矯正金具の上下方向での位置を調整した後、前記第2固定ネジを再び締めつけることで、前記配線覆い用カバーの片下がりを矯正することができることを特徴とする配線覆い用カバーの取付構造。
  2. 前方へ立設された覆い立ての先端部に、上下方向を軸とした片開き可能に配線覆い用カバーを取り付けるための配線覆い用カバーの取付構造であって、
    後側及び左側に開口する箱状に形成されており、前面、上面、右側面、及び下面により囲まれる後側の空間へ、覆い立ての先端部が、その上端面及び下端面を上面及び下面の内面に夫々当接させた状態で嵌め込まれることで、前記先端部の上端面及び下端面に沿って左右方向へスライド可能とされた第1矯正金具を設け、
    前記第1矯正金具の前面右部に、前記先端部に第1固定ネジを利用してネジ止めするためのネジ孔であって、左右方向へ長い長孔として形成された左右調整部を設けるとともに、前記第1矯正金具の前面左部に、第2矯正金具を固定するためのネジ孔を穿設し、該ネジ孔の下方に、下端位置にある前記第2矯正金具を下方から支持するための支持突起を前方へ突設し、さらに前記第2矯正金具の上下方向へのスライドを案内するための案内凸条を上下方向へ延設する一方、
    前記第2矯正金具が、基部と、前記基部の後面側に設けられ、前記案内凸条を嵌め込み可能で、その内部を前記案内凸条が相対的に上下方向へ移動することができる案内部と、前記基部の上側に設けられ、自身を前記第1矯正金具に第2固定ネジを利用してネジ止めするためのネジ孔であって、上下方向へ長い長孔として形成された上下調整部と、前記基部の右側に設けられ、前方へ開口して前記配線覆い用カバーの軸を軸支可能な軸支部とを有しており、
    前記覆い立ての先端部と前記配線覆い用カバーとの間において、前記先端部の前面に前記第1固定ネジを用いて前記第1矯正金具が固定されているとともに、前記第1矯正金具に対して、前記案内凸条を前記案内部内へ嵌め込んだ状態で前記第2固定ネジを用いて前記第2矯正金具が固定され、該第2矯正金具に前記配線覆い用カバーが取り付けられている一方、
    前記第2固定ネジを一旦緩め、前記上下調整部を利用して前記第1矯正金具に対する前記第2矯正金具の上下方向での固定位置を調整するとともに、前記第1固定ネジを一旦緩め、前記左右調整部を利用して前記先端部に対する前記第1矯正金具の左右方向での固定位置を調整した後、前記第1固定ネジ及び前記第2固定ネジを再び締めつけることで、前記配線覆い用カバーの片下がりを上下方向及び左右方向において矯正することができることを特徴とする配線覆い用カバーの取付構造。
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