JP6560639B2 - 顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法 - Google Patents

顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6560639B2
JP6560639B2 JP2016081976A JP2016081976A JP6560639B2 JP 6560639 B2 JP6560639 B2 JP 6560639B2 JP 2016081976 A JP2016081976 A JP 2016081976A JP 2016081976 A JP2016081976 A JP 2016081976A JP 6560639 B2 JP6560639 B2 JP 6560639B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
atm
staff
user
information
customer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016081976A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017191549A (ja
Inventor
樹理 田口
樹理 田口
正卓 板倉
正卓 板倉
卓也 恒川
卓也 恒川
筒井 俊之
俊之 筒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2016081976A priority Critical patent/JP6560639B2/ja
Publication of JP2017191549A publication Critical patent/JP2017191549A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6560639B2 publication Critical patent/JP6560639B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法に関するものであり、具体的には、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して迅速かつ的確な対応を行えるよう、金融機関のスタッフを支援する技術に関する。
金融機関における業務効率改善やサービス品質向上等のため、様々な施策が検討、導入されてきた。このような技術としては、以下のような従来技術が存在する。
すなわち、銀行内で、当該銀行に来店した顧客に対して営業及びサービスを行うための銀行営業支援システムにおいて、この銀行内に設置された銀行業務機器を使用した顧客との自動取引の際、当該顧客に対して即時に営業すべき情報及び提供するサービスに関する情報を伝達する送信手段と、前記営業すべき情報及び提供するサービスに関する情報を受信し、表示するデータ端末装置とを有する銀行営業支援システム(特許文献1参照)などが提案されている。
また、顧客のキャッシュカードを読み込む受付端末と、顧客との取引業務を行うための窓口端末と、顧客により操作されるタブレット端末とがネットワークを介して接続されるサーバを有する営業店の取引支援システムにおいて、該サーバは、該タブレット端末の入力の処理と各端末の画面を制御する制御部と、顧客の口座番号を含む顧客情報を格納する顧客情報DBと、受付日時を含む取引案件の情報を格納する案件DBと、を有し、該制御部は、該受付端末で読み取られる顧客のキャッシュカードの個人情報に基づいて、顧客情報を該顧客情報DBに登録し、顧客の受付日時を含む案件情報に案件番号を付して該案件DBに登録し、該顧客情報及び顧客により該タブレット端末に入力された取引金額を含む取引予定内容を該窓口端末の画面に表示し、該窓口端末の画面上に配置された顧客呼び出しのボタンがテラーにより操作されたことを検知して、該タブレット端末の画面に顧客呼び出しのコメントを表示させる営業店の取引支援システム(特許文献2参照)なども提案されている。
特開平8−171597号公報 特開2016−9439号公報
上述のような施策の一環として、ATMなど、いわゆるセルフチャネルの導入が続いてきた。そうした傾向は、金融機関における各種チャネルの中でもATMの利用割合が高い顧客の増加に繋がっている。
その結果、顧客が金融機関を訪れることがあっても、当該顧客が金融機関のスタッフと何らコンタクトせず、ひいてはセールス機会の損失となっているケースもある。また、丁寧な接遇が望まれる重要顧客や、操作補助が必要な高齢者などに対し、スタッフが相応の対応をとることなく終始し、顧客損失につながりかねないケースも存在する。
また、ATMを介して行われる各種取引に関して、その内容に基づく規定上、或いは運用トラブルなどに応じてスタッフ対応が必要な状況も存在する。しかし、こうした状況に
おいても、従来技術では好適な対応が難しく、対応遅れ等により顧客満足度や処理効率の低下に繋がることがあった。
そこで本発明の目的は、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して迅速かつ的確な対応を行えるよう、金融機関のスタッフを支援する技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の顧客対応支援システムは、ATMの利用者または処理の属性とスタッフ対応の優先度との対応関係を規定したテーブルを格納する記憶装置と、各ATMから通知される、当該ATMの利用者または当該利用者による取引に伴う処理の情報を、前記テーブルに照合し、当該利用者または当該処理に関するスタッフ対応の優先度を特定して、前記特定した優先度の高い順にソートした各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に対して配信する演算装置と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の顧客対応支援方法は、ATMの利用者または処理の属性とスタッフ対応の優先度との対応関係を規定したテーブルを格納する記憶装置を備えた情報処理システムが、各ATMから通知される、当該ATMの利用者または当該利用者による取引に伴う処理の情報を、前記テーブルに照合し、当該利用者または当該処理に関するスタッフ対応の優先度を特定して、前記特定した優先度の高い順にソートした各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に対して配信する、ことを特徴とする。
本発明によれば、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して迅速かつ的確な対応を行えるよう、金融機関のスタッフを支援可能となる。
本実施形態の顧客対応支援システムを含むネットワーク構成図である。 本実施形態における顧客対応支援システムのハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の優先度テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態の顧客管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態のタブレット管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態のATM管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例1を示す図である。 本実施形態における画面例1を示す図である。 本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例2を示す図である。 本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例3を示す図である。 本実施形態における画面例3を示す図である。 本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例4を示す図である。 本実施形態における画面例4を示す図である。 本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例5を示す図である。 本実施形態における画面例5を示す図である。 本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例6を示す図である。 本実施形態における画面例6を示す図である。
−−−ネットワーク構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本実施形態の顧客対応支援システム100を含むネットワーク構成図である。図1に示す顧客対応支援システム100は、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して迅速かつ的確な対応を行えるよう、金融機関のスタッフを支援するコンピュータシステムである。
本実施形態の顧客対応支援システム100は、例えば金融機関が運用するサーバ装置である。また当該顧客対応支援システム100は、適宜なネットワーク10を介して、各営業店に所属するATM200およびフロアスタッフのタブレット300(スタッフ端末)と、通信可能に結ばれている。ここで、フロアスタッフとは、金融機関の営業店に所在し、ATM200の利用者に対するサポート業務等を担う者である
−−−ハードウェア構成−−−
図2に本実施形態における顧客対応支援システム100のハードウェア構成例を示す。本実施形態の顧客対応支援システム100のハードウェア構成は以下の如くとなる。顧客対応支援システム100は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ネットワーク10と接続し他装置との通信処理を担う通信装置105、を備える。
なお、記憶装置101内には、本実施形態の顧客対応支援システム100として必要な機能を実装する為のプログラム102の他、優先度テーブル125、顧客管理テーブル126、タブレット管理テーブル127、および、ATM管理テーブル128が少なくとも記憶されている。これら、各テーブルの具体的なデータ構成については後述する。
−−−データ構造例−−−
続いて、本実施形態の顧客対応支援システム100が用いるテーブル類について説明する。図3に、本実施形態における優先度テーブル125の一例を示す。
当該優先度テーブル125は、ATM200の利用者の属性、または、利用者によるATM200での取引に伴う処理の属性と、スタッフ対応の優先度との対応関係を規定したテーブルである。そのデータ構造は、属性をキーとして、当該属性に対応する優先度の値を対応付けたレコードの集合体である。ここでは、優先度の値が大きいほど、優先度が高い、とする。
また、図4に、本実施形態における顧客管理テーブル126の一例を示す。当該顧客管理テーブル126は、金融機関の顧客に関する情報を格納したテーブルである。
そのデータ構造は、顧客を一意に特定する顧客IDをキーとして、当該顧客の氏名、年齢、職業、役職、および、割当スタッフ、などといったデータを対応付けたレコードの集合体である。このうち割当スタッフの値は、当該顧客がATM200の利用時に、何らかのスタッフ対応が必要と判定され、割り当てられたフロアスタッフのIDである。
また、図5に、本実施形態におけるタブレット管理テーブル127の一例を示す。当該タブレット管理テーブル127は、金融機関の各営業店におけるフロアスタッフが携行するタブレット300に関する情報を格納したテーブルである。
そのデータ構造は、タブレット300を一意に特定する端末IDをキーとして、使用者たるフロアスタッフのID、所属する営業店のID、および、ネットワーク上のアドレス
といった値を対応付けたレコードの集合体である。
また、図6に、本実施形態のATM管理テーブル128のデータ構成例を示す。当該ATM管理テーブル128は、金融機関の各営業店に所属するATM200に関する情報を格納したテーブルである。
そのデータ構造は、ATM200を一意に特定するATMIDをキーとして、所属する営業店のID、ネットワーク上のアドレス、当該ATM利用中の顧客ID、実行中取引、および、当該取引に伴う処理、といった値を対応付けたレコードの集合体である。
−−−フロー例1−−−
以下、本実施形態における顧客対応支援方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する顧客対応支援方法に対応する各種動作は、顧客対応支援システム100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、このプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図7は、本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例1を示す図である。ここでは、金融機関の顧客が所定の取引を行うべく或る営業店を訪れ、そこに所在するATM200を操作する状況を想定する。
この場合、ATM200は、こうした顧客の生体情報とキャッシュカードに対する読み取りと、当該読み取りで得た情報に基づく適宜な本人認証処理等を行う。ATM200は、本人認証に成功した顧客に対し、タッチパネル等の適宜なインターフェイスにて、顧客所望の取引に関する指示を受け付ける。ATM200における、こうした処理に関しては既存のものと同様である。
上述のATM200は、本人認証処理で得た当該顧客の顧客IDと、インターフェイスで受け付けた操作で指定された取引の種類、および、当該取引に伴うATM200での各種処理の各情報について、ネットワーク10を介して顧客対応支援システム100に送信する。こうしたATM200による情報の送信は、顧客に対する本人認証処理を実行するごと、つまり新たな顧客を受け入れるごと、または、新たな取引や処理を実行するごと、に実行される。
一方、顧客対応支援システム100は、上述した各ATM200からネットワーク10を介し送信されてくる、当該ATM200の利用者の顧客ID、当該顧客による取引の種類、および、当該取引に伴う処理の各情報のうち、少なくともいずれかの情報を受信し、ATM管理テーブル128にて当該ATM200のレコードを受信情報で更新する(s100)。
次に顧客対応支援システム100は、s100で得た各情報を、記憶装置101の優先度テーブル125に照合する(s101)。
なお、ATM200から得られた情報が顧客IDを含んでいた場合、顧客対応支援システム100は、優先度テーブル125への照合に先立ち、顧客管理テーブル126に顧客IDを照合することで、当該顧客の年齢、職業、役職、といった属性情報を取得する。そして顧客対応支援システム100は、ここで取得した当該顧客の属性情報を、優先度テーブル125に照合する。
続いて顧客対応支援システム100は、上述のs101での照合処理の結果、当該顧客、当該取引、および、当該処理の少なくともいずれかの属性に応じた、スタッフ対応の優
先度を特定する(s102)。
例えば、顧客対応支援システム100が、ATMID「a001」なるATM200から、その利用者の顧客ID「c001」と、取引「振込」の各値を受信したとする。顧客対応支援システム100は、この顧客ID「c001」を顧客管理テーブル126に照合して、その属性情報たる役職「CEO」の値を特定する。引き続いて顧客対応支援システム100は、当該顧客の役職「CEO」の値を、優先度テーブル125に照合し、ATM「a001」の現利用者「c001」について、その役職「CEO」故のスタッフ対応の優先度「4」と、取引「振込」故の優先度「2」とを特定し、両値を合算して総合的な優先度「6」を特定する。
また、例えば、顧客対応支援システム100が、ATMID「a002」なるATM200から、その利用者の顧客ID「c020」と取引「納付書による公金納付」の情報を受信したとする。顧客対応支援システム100は、この顧客ID「c020」を顧客管理テーブル126に照合して、その属性情報たる年齢「85」の値を特定する。引き続いて顧客対応支援システム100は、当該顧客の年齢「85」の値と、取引「納付書による公金納付」の値を、優先度テーブル125に照合し、ATM「a002」の現利用者「c020」について、その年齢「85」故のスタッフ対応の優先度「5」と、「納付書による公金納付」故の優先度「3」とを特定し、両値を合算して総合的な優先度「8」を特定する。
顧客対応支援システム100は、その他のATM200から得た各情報に基づき、同様の処理により各ATM200の利用者に対する、スタッフ対応の優先度をそれぞれ特定する。
次に顧客対応支援システム100は、各顧客に関してs102で特定した優先度の高い順に、s100で得た各ATMの情報(ATM管理テーブル128の各レコードと同意)をソートする(s103)。このソートにより、当該金融機関にとっての重要顧客や介助が必要となる高齢者が操作中のATM、或いは、一般的な金融取引と異なる取引(例:納税等)や、機器不具合時の処理などを実行中のATMなど、優先的にスタッフ対応が必要となる顧客が操作中のATMを明らかにすることができる。
続いて顧客対応支援システム100は、上述のs103でソートした情報において、例えば上位のATM200から順に、ATMIDをキーにしたATM管理テーブル128での検索を実行し、当該ATM200の所属営業店を特定する(s104)。
また、顧客対応支援システム100は、s104で特定した営業店のIDをキーにしたタブレット管理テーブル127での検索を実行し、当該営業店における各フロアスタッフのタブレット300を特定する(s105)。
次に、顧客対応支援システム100は、s105で特定した各タブレット300に対し、ネットワーク10を介し、s103でソートした順に列挙した、各ATMを操作中の顧客とその取引等に関する各情報(図8の画面700)を配信する(s106)。
これ以降、上述のs100で受信すべき情報がATM200から送信されるごとに、上述のs100〜s106を繰り返し実行することになる。つまり、各ATM200における、その利用者たる顧客と当該顧客が行っている取引の処理に関する最新の情報が、各営業店の各フロアスタッフのタブレット300に継続配信される。
−−−フロー例2−−−
なお、上述のフロー例1のs106にて情報配信を受けた各タブレット300は、例えば、当該情報の受信時刻を、当該情報が示す各ATM200における当該顧客の取引開始時刻と認識し、以降の時間経過を当該タブレット300のクロック機能で計時する。
この場合の処理フローを図9に示す。図9は、本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例2を示す図である。
ここでタブレット300は、上述のように計時している、各ATM200の当該顧客の取引開始時刻からの経過時間を、所定時間ごとに顧客対応支援システム100に通知する。
一方、顧客対応支援システム100は、上述の通知を各タブレット300から受ける(s200)。
また、顧客対応支援システム100は、上述の通知が示す各ATMの当該顧客による取引開始からの経過時間を、予め定めた所定基準時間と比較する(s201)。
顧客対応支援システム100は、上述の比較により、取引開始からの経過時間が所定基準を超えている顧客を特定する(s202)。
また、顧客対応支援システム100は、上述のs202で特定した当該顧客について、優先的にスタッフ対応すべき者として当該ATMの所属店舗の各タブレット300に通知する(s203)。
なお、上述のごとく、優先的にスタッフ対応すべき顧客を、顧客対応支援システム100が特定し通知する形態ではなく、タブレット300が上述のs201、s202を実行するとしてもよい。
この場合、タブレット300は、自身の表示画面上において、当該ATMおよび当該顧客に関する表示情報に、適宜な強調表示処理を行うか、所定のアイコンやポップアップ等の描画オブジェクトを追加表示させるなどする。
−−−フロー例3−−−
次に、上述のフロー例1で示した情報配信の後、或いは、フロー例2で示した、優先的にスタッフ対応すべき顧客に関する通知の後、当該情報等をタブレット300で閲覧したフロアスタッフが、適宜な行動を起こした場合の処理について図に基づき説明する。
図10は、本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例3を示す図であり、図11は本実施形態における画面例3を示す図である。
各ATMの利用者たる顧客の情報をタブレット300で閲覧した各フロアスタッフは、各ATMの顧客のうち、最も優先度が高い顧客に対し、対応する旨の要求指示を入力する。この場合、図11の画面1100で例示するように、当該フロアスタッフは、画面最上部、すなわち最も優先度が高いATMの顧客の情報欄において、対応要求指示用のアイコン1101をタッチすることになる。
なお、上述のフロアスタッフが対応する顧客を画面1100で選択する時点では、各顧客に対して、まだ誰も対応スタッフが紐付いていない状態であるとする。上述のアイコン1101にてタッチを受けたタブレット300は、当該ATMの顧客に対応する要求が当該フロアスタッフからある旨を、顧客対応支援システム100に送信する。つまり、当該
顧客に関するスタッフ対応の要求は、各フロアスタッフ間で最初のものとなる。
顧客対応支援システム100は、上述の要求、すなわち要求の最初のものを受信し(s300)、当該顧客の対応者として当該スタッフの情報を紐付けて、顧客管理テーブル126に格納する(s301)。この場合の顧客対応支援システム100は、当該要求が示す、当該顧客の顧客IDをキーに顧客管理テーブル126でレコードを検索し、当該レコードの割当スタッフ欄に、当該要求が示す当該フロアスタッフのIDを設定することになる。
次に顧客対応支援システム100は、上述のフロー例1にて情報配信の対象とした各タブレット300のうち、上述の要求を通知してきた当該タブレット300と同店舗の他タブレット300を、タブレット管理テーブル127にて特定する(s302)。
続いて顧客対応支援システム100は、s302で特定した各タブレット300のネットワークアドレスに宛て、上述の最初の要求を通知してきたフロアスタッフが当該顧客の対応者となった旨の通知を配信する(s303)。
また、顧客対応支援システム100は、当該顧客に関する情報欄における上述のアイコン1101を操作不可、または当該アイコン1101を削除した情報を、s302で特定した他タブレット300に配信する(s304)。
こうしたs303、s304の処理により、当該顧客についてスタッフ対応するフロアスタッフが既に決定済みであることが、各フロアスタッフの共通認識となり、また、対応者となろうと操作すること自体が出来ない状況となる。
なお、上述のステップs304を実行しない形態を採用した場合、顧客対応支援システム100は、下記の処理を実行することになる。
すなわち顧客対応支援システム100は、タブレット300のいずれかから当該顧客(s300で既に最初の要求を受けている顧客)に対応する旨の要求を更に受けた場合、当該顧客に関して顧客管理テーブル126の割当スタッフ欄を参照し、いずれかのフロアスタッフのID(勿論、更なる要求を送信してきたフロアスタッフ以外のフロアスタッフのもの)が設定済みであるか特定する。s300に関して説明したように、当該顧客に関して、フロアスタッフからの最初の要求は既に受けているため、当該更なる要求を送信してきた当該タブレット300に対し、当該顧客の対応者となれない旨の通知を行い、処理を終了する。他方、当該顧客に関する割当スタッフ欄に、フロアスタッフのIDが未設定状態である場合、顧客対応支援システム100は、上述のs301以降の処理を同様に実行することになる。
−−−フロー例4−−−
次に、顧客対応を行うことになったフロアスタッフにとって、その業務遂行に有効な処理について図に基づき説明する。当該フロアスタッフとは、上述のフロー例3におけるs301の対象者、すなわち、ATM200の利用者たる顧客の対応者として顧客管理テーブル126に設定されたフロアスタッフである。
図12は、本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例4を示す図であり、図13は、本実施形態における画面例4を示す図である。
或るATM200を利用中の顧客に関し、そのスタッフ対応を担当することにしたフロアスタッフは、当該顧客への接遇を実行することになる。すると当然ながら、当該顧客に
関する情報(取引やそれに伴う処理等に関する情報)をタブレット300にて何度か確認する機会がある一方で、他の顧客に関する情報閲覧は不要となる。よって、接遇中の顧客以外の他顧客の情報がタブレット300に表示されることは回避することが好適である。
そこで、顧客対応支援システム100は、上述のステップs300にて最初の要求を受信し、s301にて、当該顧客の対応者として当該スタッフの情報を紐付けて顧客管理テーブル126に格納したか判定する(s400)。
この判定の結果、最初の要求をタブレット300から受信し、顧客管理テーブル126における上述の格納処理を実行したと特定した場合(s401:y)、顧客対応支援システム100は、各ATM200から、当該ATM200における利用者の変遷や取引の推移等に伴う新たな情報を受信したか判定する(s402)。
上述の判定の結果、各ATM200から新たな情報を受信したことが判明した場合(s403:y)、顧客対応支援システム100は、上述の最初の要求が示す、当該要求の発信元であるタブレット300に対し、s301以降に配信する情報として、各顧客のうち当該顧客およびその取引に関する情報(図13の画面1300)のみ配信する(s404)。
その後、顧客対応支援システム100は、当該顧客に対するスタッフ対応が完了したかいなか、当該タブレット300ないし当該ATM200からの情報通知に基づき判定する(s405)。
当該判定の結果、当該顧客に関するスタッフ対応が完了したことが判明した場合(s406:y)、顧客対応支援システム100は、当該顧客へのスタッフ対応を行っていたフロアスタッフのタブレット300に対し、当該顧客以外の他顧客に関する情報の配信も再会する(s407)。
−−−フロー例5−−−
次に、ATM200を利用した顧客ではあるものの、その優先度が高くないなど、フロアスタッフからの接遇を受けない結果となった顧客のうち、所定の属性を示す者についてフロアスタッフが別途対応を行う状況に対応した処理について説明する。
図14は、本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例5を示す図であり、図15は、本実施形態における画面例5を示す図である。
フロー例1におけるステップs106での情報配信の実行後、顧客対応支援システム100は、いずれかの顧客が当該ATM200の利用を終了した旨の通知を、当該ATM200から受けた際、当該ATM200の利用者たる顧客に関して、顧客管理テーブル126の割当スタッフ欄にフロアスタッフのIDが設定済みか特定する(s500)。
上述の特定の結果、当該顧客に関してフロアスタッフのIDが紐付けされていない、すなわちスタッフ対応を行った事実が無いことが判明した場合(s501:n)、顧客対応支援システム100は、 当該ATM200とその利用者たる当該顧客およびその取引とに関する情報を履歴情報(図15の画面1500)とし、各タブレット300に配信する(s502)。
顧客対応支援システム100は、s502の実行後、予め定めた所定時間内は、各ATM200での顧客による利用終了や取引変遷等に伴う新たに情報配信を行う際も、上述の履歴情報を各タブレット300に配信する。
従って、優先度が高くない、特段のスタッフ対応が必要とされないATM利用者が、一定時間内に複数の取引を連続して行った場合、一連の取引に応じた履歴情報が各タブレット300に配信されることになる。ただし、こうした一連の履歴情報は、本来ならスタッフ対応が必要な顧客を特定する手がかりになりうるケースがある。
そこで、顧客対応支援システム100は、1または複数の所定取引ないし当該取引の失敗に関する情報を示す履歴情報のうち、同一の顧客に関するもので、所定時間内に所定頻度以上で当該取引を繰り返した又は所定の時間以上継続させたものがあるか判定する(s503)。
上述の判定の結果、該当する履歴情報が存在することが判明した場合(s504:y)、顧客対応支援システム100は、当該履歴情報の配信後に、当該顧客が新たな取引をATM200で開始したか否か、フロー例1のステップs100同様に各ATM200から受信した情報に基づき判定する(s505)。
上述の判定の結果、当該顧客が新たな取引をATM200で開始したことが判明した場合(s506:y)、顧客対応支援システム100は、当該顧客は優先的にスタッフ対応すべき者として、その旨を、当該ATM200の所属店舗の各タブレット300に通知する(s507)。
−−−フロー例6−−−
次に、ATM200で金融商品の情報を閲覧した顧客が、その金融商品に興味を抱き、営業店窓口でのテラー等の対応を希望するケースがある。この場合の顧客は、ATM200のタッチパネル等にて「窓口対応希望」に関する指示入力を行う。一方、ATM200は、この指示を受け、これを顧客対応支援システム100に通知する
ここでは、顧客対応支援システム100が当該通知をATM200から受信した場合の処理について図に基づき説明する。図16は、本実施形態における顧客対応支援方法のフロー例6を示す図であり、図17は、本実施形態における画面例6を示す図である。
顧客対応支援システム100は、上述の窓口対応要求の事象についてATM200より通知を受信した場合(s600)、当該ATM200に対し窓口での対応待ち行列の番号発番とレシート印字の指示を通知する(s601)。
これを受けたATM200では、好ましくは当該営業店の対応待ち行列の発券機での最終発行番号を取得し、この番号から1つインクリメントした番号を、当該顧客の当該ATM200での所定取引の終了時の発行レシートに印字する。またATM200は、こうした発行レシートでの番号印字の事象について、顧客対応支援システム100に通知する。
顧客対応支援システム100は、上述の発行レシートでの番号印字を行った当該ATM200およびその利用者たる顧客や窓口対応を希望中の金融商品に関する情報(図17の画面1700)を、当該ATM200の所属店舗の各タブレット300に対して配信する(s602)。
この配信を受けたタブレット300の操作者、すなわちフロアスタッフは、金融商品に関して説明等を希望する顧客について認識し、必要に応じて当該ATM200に赴いて、窓口への誘導や窓口誘導前の事前説明など適宜な顧客対応を行うことも可能となる。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明は
これに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して迅速かつ的確な対応を行えるよう、金融機関のスタッフを支援可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の顧客対応支援システムにおいて、前記演算装置は、前記配信を行ったスタッフ端末のいずれかから、当該スタッフ端末を使用するスタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求の最初のものを受信した場合、当該利用者の対応者として当該スタッフの情報を紐付けて記憶装置に保持する処理と、前記配信を行った各スタッフ端末のうち当該スタッフ端末と同店舗の他スタッフ端末に対し、前記スタッフが当該利用者の対応者となった旨の通知を配信する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、ATMの利用者への対応を行うスタッフが決まった以降、他のスタッフが当該利用者の対応者になる意向を持つことが効果的に回避される。このことは、各スタッフがATMの利用者に対して的確に対応する一方で、無駄な動作の発生を抑制することにつながる。ひいては、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して、更に迅速かつ的確な対応を行えるよう金融機関のスタッフを支援出来る。
また、本実施形態の顧客対応支援システムにおいて、前記演算装置は、スタッフ端末のいずれかから当該利用者に対応する旨の要求を受けた場合、当該利用者の対応者としていずれかのスタッフの情報が前記記憶装置にて既に保持されているか特定し、当該利用者の対応者としてスタッフの情報が未保持の状態である場合、当該スタッフの情報を当該利用者の対応者として記憶装置に保持し、当該利用者の対応者としてスタッフの情報が既に保持された状態であった場合、前記要求を送信してきた当該スタッフ端末に対し、当該利用者の対応者となれない旨の通知を行う処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、ATMの利用者への対応を行うスタッフが決まった以降、他のスタッフが当該利用者の対応者になる意向を持った場合であっても、この意向を許容せず、各スタッフにおける無駄な動作の発生を抑制できる。ひいては、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して、更に迅速かつ的確な対応を行えるよう金融機関のスタッフを支援出来る。
また、本実施形態の顧客対応支援システムにおいて、前記演算装置は、前記情報を記憶装置に保持する処理または前記他スタッフ端末に通知を配信する処理に合わせて、当該利用者に関して対応者となる要求を受け付けるインターフェイスを操作不可とした、または当該インターフェイスを有しない画面データにおいて、前記各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を含めて、前記他スタッフ端末に配信する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、ATMの利用者への対応を行うスタッフが決まった以降、他のスタッフが当該利用者の対応者になる意向を持つことがより確実に回避される。このことは、各スタッフがATMの利用者に対して的確に対応する一方で、無駄な動作の発生を更に確実に抑制することにつながる。ひいては、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して、更に迅速かつ的確な対応を行えるよう金融機関のスタッフを支援出来る。
また、本実施形態の顧客対応支援システムにおいて、前記演算装置は、前記配信を行ったスタッフ端末のいずれかから、当該スタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求の最初のものを受信した場合、当該スタッフのスタッフ端末に対し、当該利用者およびその取引に関する情報は配信するが、他のATMの利用者およびその取引に関する情報の配信は停止し、当該利用者に対する当該スタッフの対応が完了した通知を当該スタッフ端末
から受信した場合、前記他のATMの利用者およびその取引に関する情報の配信を再開するものである、としてもよい。
これによれば、ATMの利用者への対応を行うスタッフが、他のATMの利用者に関する情報に煩わされることなく、当該利用者への対応に集中出来る。他方、このスタッフは、当該利用者への対応が完了すれば、それまで配信されていなかった情報も含め、各ATMとその利用者、取引に関する最新の情報を取得出来る。ひいては、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して、更に迅速かつ的確な対応を行えるよう金融機関のスタッフを支援出来る。
また、本実施形態の顧客対応支援システムにおいて、前記演算装置は、前記各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する前記情報を配信後、所定の利用者が所定ATMの利用を終了した旨の通知を当該ATMから受けるまでの間に、前記各スタッフ端末のいずれからも、当該スタッフ端末を使用するスタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求を受信しなかった場合、当該ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を履歴情報として、当該利用者による当該ATMの利用終了後も一定時間だけ前記配信の対象として前記各スタッフ端末に配信する処理と、前記履歴情報にて示された利用者のうち、1または複数の所定取引ないし当該取引の失敗を所定頻度で繰り返した又は所定の時間以上継続させた者で、当該履歴情報の配信後に新たな取引をATMで開始した者を特定し、当該利用者は優先的にスタッフ対応すべき者として、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に通知する処理と、を更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、ATMでの操作に不慣れな者や或いは他の利用者の迷惑になりかねないほどATMを占有している者など、いずれにしてもスタッフ対応が必要な利用者を的確に特定し、適宜な対応につなげることが出来る。ひいては、スタッフ対応が必要なATM利用者に対して、更に迅速かつ的確な対応を行えるよう金融機関のスタッフを支援出来る。
また、本実施形態の顧客対応支援システムにおいて、前記演算装置は、各ATMに配信した金融商品・サービスの情報に対し、当該ATMの利用者が営業店での窓口対応を要求した事象について当該ATMより通知を受け、当該利用者に対して窓口での対応待ち行列の番号を発番し、当該番号を、当該ATMでの取引終了に伴う発行レシート中に印字する指示を当該ATMに通知する処理と、前記発行レシートでの番号印字を行った当該ATMおよびその利用者に関する情報を、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に対して配信する処理と、を更に実行するものであるとしてもよい。
これによれば、ATM利用に際して金融商品・サービスに対して興味を持った利用者に対し、効率的な窓口誘導を行うと共に、当該利用者に関してスタッフ対応が必要な状況が生じれば、当該利用者に対して迅速かつ的確な対応を行えるよう金融機関のスタッフを支援出来る。
また、本実施形態の顧客対応支援システムにおいて、前記演算装置は、前記情報の配信先である各スタッフ端末が、各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関し、当該取引を開始してからの経過時間をカウントした値を、当該各スタッフ端末から取得して、当該経過時間が所定基準を超えた利用者を特定し、当該利用者は優先的にスタッフ対応すべき者として、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に通知する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、ATMでの操作に不慣れな者や或いは他の利用者の迷惑になりかねないほどATMを占有している者など、いずれにしてもスタッフ対応が必要な利用者をATMの利用時間によって的確に特定し、適宜な対応につなげることが出来る。ひいては、スタ
ッフ対応が必要なATM利用者に対して、更に迅速かつ的確な対応を行えるよう金融機関のスタッフを支援出来る。
また、本実施形態の顧客対応支援方法において、前記情報処理システムが、前記配信を行ったスタッフ端末のいずれかから、当該スタッフ端末を使用するスタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求の最初のものを受信した場合、当該利用者の対応者として当該スタッフの情報を紐付けて記憶装置に保持する処理と、前記配信を行った各スタッフ端末のうち当該スタッフ端末と同店舗の他スタッフ端末に対し、前記スタッフが当該利用者の対応者となった旨の通知を配信する処理と、を更に実行するとしてもよい。
本実施形態の顧客対応支援方法において、前記情報処理システムが、スタッフ端末のいずれかから当該利用者に対応する旨の要求を受けた場合、当該利用者の対応者としていずれかのスタッフの情報が前記記憶装置にて既に保持されているか特定し、当該利用者の対応者としてスタッフの情報が未保持の状態である場合、当該スタッフの情報を当該利用者の対応者として記憶装置に保持し、当該利用者の対応者としてスタッフの情報が既に保持された状態であった場合、前記要求を送信してきた当該スタッフ端末に対し、当該利用者の対応者となれない旨の通知を行う処理を更に実行する、としてもよい。
本実施形態の顧客対応支援方法において、前記情報処理システムが、前記情報を記憶装置に保持する処理または前記他スタッフ端末に通知を配信する処理に合わせて、当該利用者に関して対応者となる要求を受け付けるインターフェイスを操作不可とした、または当該インターフェイスを有しない画面データにおいて、前記各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を含めて、前記他スタッフ端末に配信する処理を更に実行する、としてもよい。
本実施形態の顧客対応支援方法において、前記情報処理システムが、前記配信を行ったスタッフ端末のいずれかから、当該スタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求の最初のものを受信した場合、当該スタッフのスタッフ端末に対し、当該利用者およびその取引に関する情報は配信するが、他のATMの利用者およびその取引に関する情報の配信は停止し、当該利用者に対する当該スタッフの対応が完了した通知を当該スタッフ端末から受信した場合、前記他のATMの利用者およびその取引に関する情報の配信を再開する、としてもよい。
本実施形態の顧客対応支援方法において、前記情報処理システムが、前記各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する前記情報を配信後、所定の利用者が所定ATMの利用を終了した旨の通知を当該ATMから受けるまでの間に、前記各スタッフ端末のいずれからも、当該スタッフ端末を使用するスタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求を受信しなかった場合、当該ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を履歴情報として、当該利用者による当該ATMの利用終了後も一定時間だけ前記配信の対象として前記各スタッフ端末に配信する処理と、前記履歴情報にて示された利用者のうち、1または複数の所定取引ないし当該取引の失敗を所定頻度で繰り返した又は所定の時間以上継続させた者で、当該履歴情報の配信後に新たな取引をATMで開始した者を特定し、当該利用者は優先的にスタッフ対応すべき者として、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に通知する処理とを更に実行するとしてもよい。
本実施形態の顧客対応支援方法において、前記情報処理システムが、各ATMに配信した金融商品・サービスの情報に対し、当該ATMの利用者が営業店での窓口対応を要求した事象について当該ATMより通知を受け、当該利用者に対して窓口での対応待ち行列の番号を発番し、当該番号を、当該ATMでの取引終了に伴う発行レシート中に印字する指示を当該ATMに通知する処理と、前記発行レシートでの番号印字を行った当該ATMお
よびその利用者に関する情報を、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に対して配信する処理とを更に実行するとしてもよい。
本実施形態の顧客対応支援方法において、前記情報処理システムが、前記情報の配信先である各スタッフ端末が、各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関し、当該取引を開始してからの経過時間をカウントした値を、当該各スタッフ端末から取得して、当該経過時間が所定基準を超えた利用者を特定し、当該利用者は優先的にスタッフ対応すべき者として、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に通知する処理を更に実行するとしてもよい。
10 ネットワーク
100 顧客対応支援システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 優先度テーブル
126 顧客管理テーブル
127 タブレット管理テーブル
128 ATM管理テーブル
200 ATM
300 タブレット(スタッフ端末)

Claims (16)

  1. ATMの利用者または処理の属性とスタッフ対応の優先度との対応関係を規定したテーブルを格納する記憶装置と、
    各ATMから通知される、当該ATMの利用者または当該利用者による取引に伴う処理の情報を、前記テーブルに照合し、当該利用者または当該処理に関するスタッフ対応の優先度を特定して、前記特定した優先度の高い順にソートした各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に対して配信する演算装置と、
    を備えることを特徴とする顧客対応支援システム。
  2. 前記演算装置は、
    前記配信を行ったスタッフ端末のいずれかから、当該スタッフ端末を使用するスタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求の最初のものを受信した場合、当該利用者の対応者として当該スタッフの情報を紐付けて記憶装置に保持する処理と、前記配信を行った各スタッフ端末のうち当該スタッフ端末と同店舗の他スタッフ端末に対し、前記スタッフが当該利用者の対応者となった旨の通知を配信する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の顧客対応支援システム。
  3. 前記演算装置は、
    スタッフ端末のいずれかから当該利用者に対応する旨の要求を受けた場合、当該利用者の対応者としていずれかのスタッフの情報が前記記憶装置にて既に保持されているか特定し、当該利用者の対応者としてスタッフの情報が未保持の状態である場合、当該スタッフの情報を当該利用者の対応者として記憶装置に保持し、当該利用者の対応者としてスタッフの情報が既に保持された状態であった場合、前記要求を送信してきた当該スタッフ端末に対し、当該利用者の対応者となれない旨の通知を行う処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の顧客対応支援システム。
  4. 前記演算装置は、
    前記情報を記憶装置に保持する処理または前記他スタッフ端末に通知を配信する処理に合わせて、当該利用者に関して対応者となる要求を受け付けるインターフェイスを操作不可とした、または当該インターフェイスを有しない画面データにおいて、前記各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を含めて、前記他スタッフ端末に配信する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の顧客対応支援システム。
  5. 前記演算装置は、
    前記配信を行ったスタッフ端末のいずれかから、当該スタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求の最初のものを受信した場合、当該スタッフのスタッフ端末に対し、当該利用者およびその取引に関する情報は配信するが、他のATMの利用者およびその取引に関する情報の配信は停止し、当該利用者に対する当該スタッフの対応が完了した通知を当該スタッフ端末から受信した場合、前記他のATMの利用者およびその取引に関する情報の配信を再開するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の顧客対応支援システム。
  6. 前記演算装置は、
    前記各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する前記情報を配信後、所定の利用者が所定ATMの利用を終了した旨の通知を当該ATMから受けるまでの間に、前記各スタッフ端末のいずれからも、当該スタッフ端末を使用するスタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求を受信しなかった場合、当該ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を履歴情報として、当該利用者による当該ATMの利用終了後も一定時間だけ前記配信の対象として前記各スタッフ端末に配信する処理と、
    前記履歴情報にて示された利用者のうち、1または複数の所定取引ないし当該取引の失敗を所定頻度で繰り返した又は所定の時間以上継続させた者で、当該履歴情報の配信後に新たな取引をATMで開始した者を特定し、当該利用者は優先的にスタッフ対応すべき者として、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に通知する処理と、
    を更に実行するものであることを特徴とする請求項1に記載の顧客対応支援システム。
  7. 前記演算装置は、
    各ATMに配信した金融商品・サービスの情報に対し、当該ATMの利用者が営業店での窓口対応を要求した事象について当該ATMより通知を受け、当該利用者に対して窓口での対応待ち行列の番号を発番し、当該番号を、当該ATMでの取引終了に伴う発行レシート中に印字する指示を当該ATMに通知する処理と、
    前記発行レシートでの番号印字を行った当該ATMおよびその利用者に関する情報を、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に対して配信する処理と、
    を更に実行するものであることを特徴とする請求項1に記載の顧客対応支援システム。
  8. 前記演算装置は、
    前記情報の配信先である各スタッフ端末が、各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関し、当該取引を開始してからの経過時間をカウントした値を、当該各スタッフ端末から取得して、当該経過時間が所定基準を超えた利用者を特定し、当該利用者は優先的にスタッフ対応すべき者として、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に通知する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の顧客対応支援システム。
  9. ATMの利用者または処理の属性とスタッフ対応の優先度との対応関係を規定したテーブルを格納する記憶装置を備えた情報処理システムが、
    各ATMから通知される、当該ATMの利用者または当該利用者による取引に伴う処理の情報を、前記テーブルに照合し、当該利用者または当該処理に関するスタッフ対応の優先度を特定して、前記特定した優先度の高い順にソートした各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に対して配信する、
    ことを特徴とする顧客対応支援方法。
  10. 前記情報処理システムが、
    前記配信を行ったスタッフ端末のいずれかから、当該スタッフ端末を使用するスタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求の最初のものを受信した場合、当該利用者の対応者として当該スタッフの情報を紐付けて記憶装置に保持する処理と、
    前記配信を行った各スタッフ端末のうち当該スタッフ端末と同店舗の他スタッフ端末に対し、前記スタッフが当該利用者の対応者となった旨の通知を配信する処理と、
    を更に実行することを特徴とする請求項9に記載の顧客対応支援方法。
  11. 前記情報処理システムが、
    スタッフ端末のいずれかから当該利用者に対応する旨の要求を受けた場合、当該利用者の対応者としていずれかのスタッフの情報が前記記憶装置にて既に保持されているか特定し、当該利用者の対応者としてスタッフの情報が未保持の状態である場合、当該スタッフの情報を当該利用者の対応者として記憶装置に保持し、
    当該利用者の対応者としてスタッフの情報が既に保持された状態であった場合、前記要求を送信してきた当該スタッフ端末に対し、当該利用者の対応者となれない旨の通知を行う処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の顧客対応支援方法。
  12. 前記情報処理システムが、
    前記情報を記憶装置に保持する処理または前記他スタッフ端末に通知を配信する処理に合わせて、当該利用者に関して対応者となる要求を受け付けるインターフェイスを操作不可とした、または当該インターフェイスを有しない画面データにおいて、前記各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を含めて、前記他スタッフ端末に配信する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の顧客対応支援方法。
  13. 前記情報処理システムが、
    前記配信を行ったスタッフ端末のいずれかから、当該スタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求の最初のものを受信した場合、当該スタッフのスタッフ端末に対し、当該利用者およびその取引に関する情報は配信するが、他のATMの利用者およびその取引に関する情報の配信は停止し、当該利用者に対する当該スタッフの対応が完了した通知を当該スタッフ端末から受信した場合、前記他のATMの利用者およびその取引に関する情報の配信を再開する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の顧客対応支援方法。
  14. 前記情報処理システムが、
    前記各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する前記情報を配信後、所定の利用者が所定ATMの利用を終了した旨の通知を当該ATMから受けるまでの間に、前記各スタッフ端末のいずれからも、当該スタッフ端末を使用するスタッフが当該ATMの利用者に対応する旨の要求を受信しなかった場合、当該ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関する情報を履歴情報として、当該利用者による当該ATMの利用終了後も一定時間だけ前記配信の対象として前記各スタッフ端末に配信する処理と、
    前記履歴情報にて示された利用者のうち、1または複数の所定取引ないし当該取引の失敗を所定頻度で繰り返した又は所定の時間以上継続させた者で、当該履歴情報の配信後に新たな取引をATMで開始した者を特定し、当該利用者は優先的にスタッフ対応すべき者として、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に通知する処理と、
    を更に実行することを特徴とする請求項9に記載の顧客対応支援方法。
  15. 前記情報処理システムが、
    各ATMに配信した金融商品・サービスの情報に対し、当該ATMの利用者が営業店での窓口対応を要求した事象について当該ATMより通知を受け、当該利用者に対して窓口での対応待ち行列の番号を発番し、当該番号を、当該ATMでの取引終了に伴う発行レシート中に印字する指示を当該ATMに通知する処理と、
    前記発行レシートでの番号印字を行った当該ATMおよびその利用者に関する情報を、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に対して配信する処理と、
    を更に実行することを特徴とする請求項9に記載の顧客対応支援方法。
  16. 前記情報処理システムが、
    前記情報の配信先である各スタッフ端末が、各ATMと当該ATMの利用者およびその取引とに関し、当該取引を開始してからの経過時間をカウントした値を、当該各スタッフ端末から取得して、当該経過時間が所定基準を超えた利用者を特定し、当該利用者は優先的にスタッフ対応すべき者として、当該ATMの所属店舗の各スタッフ端末に通知する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の顧客対応支援方法。
JP2016081976A 2016-04-15 2016-04-15 顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法 Active JP6560639B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081976A JP6560639B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016081976A JP6560639B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017191549A JP2017191549A (ja) 2017-10-19
JP6560639B2 true JP6560639B2 (ja) 2019-08-14

Family

ID=60086427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016081976A Active JP6560639B2 (ja) 2016-04-15 2016-04-15 顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6560639B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001297190A (ja) * 2000-02-07 2001-10-26 Fujitsu Ltd 役席者承認システムおよび役席者承認プログラム
JP2002109234A (ja) * 2000-07-27 2002-04-12 Asahi Bank Ltd Atmによる顧客毎に対応した情報提供方法、その通信システム及び情報記録媒体
JP2002041792A (ja) * 2000-07-31 2002-02-08 Shogin Future-Sight Institute Ltd 顧客受付システム
JP2004046551A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Oki Electric Ind Co Ltd 受付システムおよび受付管理装置
JP5286164B2 (ja) * 2008-11-20 2013-09-11 株式会社日立製作所 取引支援方法
US8090648B2 (en) * 2009-03-04 2012-01-03 Fair Isaac Corporation Fraud detection based on efficient frequent-behavior sorted lists

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017191549A (ja) 2017-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101460265B1 (ko) 금융 자동화 기기 및 상기 금융 자동화 기기와 연동하는 시스템
US20080021829A1 (en) Rule-based selection of financial account for payment card transaction
JP6679206B2 (ja) 取引受付システム及び取引受付方法
JP2002032515A (ja) 宝くじ販売システム
JP4807019B2 (ja) 自動取引システム、自動取引装置、情報管理サーバおよび自動取引方法
TWI455057B (zh) 自動交易系統
JP5054067B2 (ja) 自動受付システム
JP6560639B2 (ja) 顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法
JP6850186B2 (ja) 取引支援システムおよび取引支援方法
JP6850247B2 (ja) 顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法
JP2020095587A (ja) 決済システム、サーバ、決済端末及び決済端末の制御プログラム
CN111630554A (zh) 信息处理装置、信息处理方法、支付系统以及程序
JP2009099101A (ja) 窓口管理装置
JP6857515B2 (ja) 伝票管理システムおよび伝票管理方法
JP2021105995A (ja) 監視装置、金融取引システム及びプログラム
JP2003303286A (ja) 現金処理機及び役席承認プログラム
JP4791519B2 (ja) ローン情報提供システム、ローン情報提供方法及びローン情報提供プログラム
JP6654130B2 (ja) 端末管理システムおよび端末管理方法
JP6489872B2 (ja) 通信装置及び情報処理システム並びに情報処理方法
JP2020030530A (ja) 顧客対応支援システムおよび顧客対応支援方法
JP2004265200A (ja) 店頭受付システムおよびその受付管理サーバとそのプログラム並びにそれにより蓄積した来店履歴の活用方法
JP6617048B2 (ja) 窓口業務支援システムおよび窓口業務支援方法
US20160117649A1 (en) Payment processing system and method for purchasing regulated goods
JP2008077586A (ja) インターネットバンキング新規契約システムおよびインターネットバンキング新規契約方法
JP6155358B1 (ja) 画面制御システム、画面制御方法及び画面制御プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180803

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190530

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6560639

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150