JP6560634B2 - 空調制御システムおよび方法 - Google Patents

空調制御システムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6560634B2
JP6560634B2 JP2016031845A JP2016031845A JP6560634B2 JP 6560634 B2 JP6560634 B2 JP 6560634B2 JP 2016031845 A JP2016031845 A JP 2016031845A JP 2016031845 A JP2016031845 A JP 2016031845A JP 6560634 B2 JP6560634 B2 JP 6560634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
request
requests
zone
air conditioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016031845A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017150701A (ja
Inventor
功 山田
功 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Azbil Corp
Original Assignee
Azbil Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Azbil Corp filed Critical Azbil Corp
Priority to JP2016031845A priority Critical patent/JP6560634B2/ja
Publication of JP2017150701A publication Critical patent/JP2017150701A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6560634B2 publication Critical patent/JP6560634B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、空調制御技術に関し、特に移動端末から通知された要望に基づいて、移動端末が位置するゾーンの空調を制御する空調制御技術に関する。
従来、オフィスビルのように、広い床面積を有するエリアに存在する多数の利用者に対して、より良い空調サービスを提供する技術として、各利用者からの空調制御に対する要望を受け付ける技術が提案されている。
例えば、特許文献1の技術では、エリアを複数のゾーンに区分して、これらゾーンごとに空調装置と空調制御装置とを設置した上で、各ゾーンに配置されている固定端末や利用者が携帯する移動端末から、それぞれの利用者が設定した当該ゾーンにおける所望の室温設定値を定期的に収集し、これら室温設定値を集計して多数決することにより各ゾーンにおける代表室温設定値を特定し、これら代表室温設定値に基づいて個々のゾーンにおける空調環境を制御している。
特開2013−253778号公報
しかしながら、このような従来技術では、固定端末や移動端末の位置に基づいて、これら端末から集計した室温設定値を、どのゾーンの代表室温設定値の特定に用いるかを決定している。したがって、利用者が移動端末を携帯して他のゾーンへ一時的に移動した場合、利用者の意図とは別個に、移動端末に設定されている移動元ゾーンにおける室温設定値が、移動先ゾーンにおける室温設定値として収集されて、移動先ゾーンにおける代表室温設定値の特定に用いられてしまうことになる。このため、移動先ゾーンにおける代表室温設定値に誤差が生じて、移動先ゾーンに本来存在する利用者の要望を反映した空調環境を提供することができないという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、ゾーン間を利用者が移動端末を携帯して移動する場合でも、移動端末から収集した利用者の要望に応じて、利用者の要望を反映した空調環境を提供できる空調制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる空調制御システムは、複数の利用者が利用するエリアを複数のゾーンに分割し、これらゾーンに存在する利用者が携帯する移動端末から無線送信された空調制御に対する要望を、前記ゾーンのそれぞれに設けられた無線基地局で受信して、空調コントローラにより、これら要望を前記ゾーンごとに集計し、得られた集計結果に基づいて前記ゾーンのそれぞれに設けられた空調機器を制御する空調制御システムであって、前記無線基地局に対してアクセスが許可されている前記移動端末が予め登録されている許可リストを保持するリスト保持部と、前記許可リストの登録内容に基づいて、前記無線基地局で受信した前記要望のそれぞれが、前記要望を受信した前記無線基地局に対してアクセスが許可されている移動端末からの有効要望か否かを判定する要望判定部と、前記要望のうち前記有効要望と判定された要望のみを前記ゾーンごとに集計する要望集計部と、前記ゾーンごとに得られた前記要望の集計結果に基づいて、前記ゾーンのそれぞれに設けられた前記空調機器を制御する空調制御部とを備えている。
また、本発明にかかる上記空調制御システムの一構成例は、前記空調コントローラが、前記要望判定部、前記要望集計部、および前記空調制御部を含み、前記要望判定部は、前記無線基地局のそれぞれで受信された前記要望のすべてを収集して、これら要望のそれぞれについて前記有効要望か否かを判定するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記空調制御システムの一構成例は、前記空調コントローラが、前記要望集計部および前記空調制御部を含み、前記無線基地局のそれぞれは、前記要望判定部を含み、自局で受信した前記要望のそれぞれについて前記有効要望か否かを前記要望判定部で判定し、有効要望と判定された要望のみを前記空調コントローラへ転送するようにしたものである。
また、本発明にかかる他の空調制御システムは、複数の利用者が利用するエリアを複数に分割して設けたゾーンごとに設置されている空調機器と、これら空調機器を一括して制御する空調コントローラとを備え、前記空調コントローラが、前記利用者が携帯する移動端末から収集した空調制御に対する要望を、前記移動端末が位置する前記ゾーンごとに集計し、得られた集計結果に基づいて前記ゾーンのそれぞれに対応する前記空調機器を制御する空調制御システムであって、前記ゾーンごとに前記要望の受付を許可する前記移動端末を示す許可リストを保持するリスト保持部を備え、前記空調コントローラは、前記移動端末から収集した前記要望を前記ゾーンごとに集計する際、前記許可リストの登録内容に基づいて、前記ゾーンにおいて受付が許可されている移動端末からの有効要望のみを集計するようにしたものである。
また、本発明にかかる空調制御方法は、複数の利用者が利用するエリアを複数に分割して設けたゾーンごとに設置されている空調機器と、これら空調機器を一括して制御する空調コントローラとを備える空調制御システムで用いられる空調制御方法であって、前記利用者が携帯する移動端末から収集した空調制御に対する要望を、前記移動端末が位置する前記ゾーンごとに集計する要望集計ステップと、前記ゾーンごとに得られた前記要望の集計結果に基づいて、前記ゾーンのそれぞれに設けられた前記空調機器を制御する空調制御ステップとを備え、前記要望集計ステップは、前記ゾーンごとに前記要望を集計する際、前記要望の受付を許可する前記利用者の移動端末が前記ゾーンごとに予め登録されている許可リストの登録内容に基づいて、前記ゾーンにおいて受付が許可されている移動端末からの有効要望のみを集計するようにしたものである。
本発明によれば、移動端末から無線送信された要望をゾーンごとに集計する際、受け付けるべきゾーンから通知された要望、すなわち空調環境を制御する権限を持つ利用者からの要望のみが、ゾーンごとに集計されることになる。したがって、ゾーン間を利用者が移動端末を携帯して移動する場合でも、移動端末から収集した利用者の要望に応じて、利用者の要望を反映した空調環境を提供することが可能となる。
空調制御システムの構成を示すブロック図である。 許可リストの構成例である。 空調制御動作を示すシーケンス図である。
次に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
[空調制御システム]
まず、図1を参照して、本実施の形態にかかる空調制御システム1について説明する。図1は、空調制御システムの構成を示すブロック図である。
この空調制御システム1は、複数の利用者が利用するエリアを複数のゾーン#1,#2,〜,#N(Nは2以上の整数)に分割し、空調コントローラ10で、これらゾーンに存在する利用者が携帯する移動端末Mから、無線基地局APおよび通信回線L1を介して収集した空調制御に対する要望をゾーンごとに集計し、得られた集計結果に基づいて各ゾーンに設けられているVAV(Variable Air Volume:可変定風量装置)などの空調機器Vを通信回線L2を介して制御するシステムである。
一般に、ある部屋に設置されているエアコンのリモコン操作は、エアコンの空調制御対象となる領域で行われる。わざわざ別の部屋に移動して元の部屋のエアコンをリモコン操作することはない。もし、別の部屋からのリモコン操作を受け付けた場合、元の部屋にいる利用者が意図しない空調環境へ、勝手に変更されることになる。したがって、リモコンには本来操作すべき領域、すなわち利用者が空調環境を制御する権限を持つ領域が存在していることになる。
本発明のように、複数の利用者が利用するエリアを複数のゾーンに分割して、それぞれのゾーンごとに空調制御を行う場合も同様である。あるゾーンの空調制御を移動端末Mから操作する場合、わざわざ別のゾーンに移動して元のゾーンの空調制御を移動端末Mから操作することはない。したがって、移動端末Mには本来操作すべき領域が存在していることになる。
本発明は、移動端末Mからの要望を受け付けるべきゾーンが存在すること、換言すれば、利用者が空調環境を制御する権限を持つゾーンがあることに着目し、移動端末Mからの要望が、受け付けるべきゾーンから通知されたものかどうかを判定し、受け付けるべき領域から通知された要望のみを集計するようにしたものである。
より具体的には、ゾーンごとに要望の受付を許可する移動端末Mを示す許可リストを保持するリスト保持部21を備え、空調コントローラ10は、移動端末Mから収集した要望をゾーンごとに集計する際、許可リストの登録内容に基づいて、ゾーンにおいて受付が許可されている移動端末Mからの有効要望のみを集計するようにしたものである。
[空調コントローラ]
空調コントローラ10は、全体として産業用のコントローラからなり、予め設定されているプログラムを実行することにより、各ゾーンの空調制御を行う機能を有している。
空調コントローラ10には、主な機能部として、要望判定部11、要望集計部12、空調制御部13が設けられている。
要望判定部11は、データベース装置20のリスト保持部21で保持されている許可リストの登録内容に基づいて、通信回線L1を介して各無線基地局APから収集した要望のそれぞれが、要望を受信した無線基地局APに対してアクセスが許可されている移動端末Mからの有効要望か否かを判定する機能を有している。要望はパケットによりやり取りされるため、その要望を送信した移動端末Mのアドレスなどの移動端末識別情報が含まれているとともに、受信した無線基地局APのアドレスなどの無線基地局識別情報が含まれている。したがって、これら移動端末識別情報と無線基地局識別情報とに基づいて許可リストを参照すれば、移動端末Mが無線基地局APに対してアクセスが許可されているか否かを判定できる。
要望集計部12は、無線基地局APから収集した要望のうち、要望判定部11により有効要望と判定された要望のみをゾーンごとに集計する機能を有している。要望が室温設定値からなる場合、各要望に含まれる室温設定値の平均値や最頻値(多数決方式)など、これら室温設定値を代表する代表値を統計処理により集計結果として計算すればよい。集計結果の計算方法については、これに限定されるものではなく、例えば特許文献1などの公知の技術を用いればよい。
空調制御部13は、要望集計部12でそれぞれのゾーンごとに得られた集計結果に基づいて、各ゾーンに設けられている空調機器Vの設定内容、例えば室温設定値を変更することにより、各ゾーンにおける空調環境を制御する機能を有している。
[データベース装置]
データベース装置20は、全体としてサーバ装置などの情報記憶装置からなり、通信回線L1を介して空調コントローラ10や管理端末30と、データ通信可能に接続されている。
データベース装置20には、主な機能部として、リスト保持部21が設けられている。
リスト保持部21は、無線基地局APごとに、無線基地局APに対してアクセスが許可されている移動端末Mが登録された許可リストを保持する機能と、空調コントローラ10からの照会要求に応じて、無線基地局APに対する移動端末Mのアクセス可否を照会結果として返送する機能とを有している。
図2は、許可リストの構成例である。ここでは、ゾーンごと、すなわち無線基地局APに固有の無線基地局識別情報ごとに、そのゾーンすなわち無線基地局APにアクセス可能な移動端末Mを示す移動端末識別情報が登録されている。
許可リストは、利用者がどのゾーンの空調環境を制御する権限を持つか否かを表している。例えば、利用者が常在するゾーンや頻繁に利用するゾーンについては、空調環境を制御する権限を与え、利用者が一時的にしか利用しないゾーンや単に通過するだけのゾーンについては、空調環境を制御する権限を与えない。このような権限有無をアクセス許可有無として、利用者の移動端末Mと関連付けて許可リストに登録される。
なお、リスト保持部21については、空調コントローラ10に実装してもよく、後述するように各無線基地局APへ分割して設定してもよい。
[管理端末]
管理端末30は、全体としてパーソナルコンピュータなどの情報処理端末からなり、通信回線L1を介して管理端末30とデータ通信可能に接続されている。オペレータ操作に応じて、リスト保持部21の許可リストを登録編集する機能を有している。
[移動端末]
移動端末Mは、全体として利用者のIDカード、スマートホン、携帯電話などの各利用者が携帯する通信端末からなり、利用者操作に応じて空調制御に対する要望、例えば室温設定値、室温の上げ下げ指示、あるいは寒い・暑いなどの冷温感などからなる要望を記憶し、通知周期ごとに無線送信する機能を有している。
[無線基地局]
無線基地局APは、全体として移動端末Mとの間で、電波や赤外線などを用いて無線通信を行う無線アクセスポイントからなり、移動端末Mが無線送信された要望などのデータを、宛先として指定された空調コントローラ10などの装置へ転送する機能を有している。空調制御システム1において、移動端末Mから空調コントローラ10に対して一方向に要望を送信するだけの場合には、無線基地局APとして送信機能のない受信機器を用いてもよい。
[本実施の形態の動作]
次に、図3を参照して、本実施の形態にかかる空調制御システム1の動作について説明する。図3は、空調制御動作を示すシーケンス図である。
空調制御システム1は、一定の通知周期で図3の空調制御動作を実行する。
まず、各ゾーン#1,#2,〜,#Nに位置する移動端末Mは、通知周期の到来に応じて、あるいは通知周期に基づく無線基地局APからの通知要求に応じて、利用者が操作入力した空調制御に対する要望、例えば室温設定値、室温の上げ下げ指示、あるいは寒い・暑いなどの冷温感などからなる要望を、無線送信する(ステップ100)。
これら要望は、移動端末Mが位置するゾーンの無線基地局APで受信され、通信回線L1を介して空調コントローラ10へ転送される(ステップ101)。
空調コントローラ10の要望判定部11は、各無線基地局APから収集した要望のそれぞれについて、その要望を送信した移動端末Mの識別情報と、その要望が受信された無線基地局APの識別情報とを確認し、通信回線L1を介してデータベース装置20へ、無線基地局APに対する移動端末Mのアクセス可否に関する照会を要求する(ステップ102)。
データベース装置20のリスト保持部21は、この照会要求に応じて許可リストを参照し、指定された無線基地局APに対する移動端末Mのアクセス可否を紹介結果として返送する。
要望判定部11は、照会要求に応じてデータベース装置20から返送された無線基地局APに対する移動端末Mのアクセス可否に基づいて、各無線基地局APから収集した要望のそれぞれが、その要望を受信した無線基地局APに対してアクセスが許可されている移動端末Mからの有効要望か否かを判定する(ステップ103)。
ここで、許可リストにおいて、無線基地局APに対して移動端末Mのアクセスが許可されており、無線基地局APから収集した要望が有効要望である場合(ステップ103:YES)、要望判定部11は、当該要望を要望集計部12へ出力する(ステップ104)。
一方、許可リストにおいて、無線基地局APに対して移動端末Mのアクセスが許可されておらず、無線基地局APから収集した要望が有効要望でない場合(ステップ103:NO)、要望判定部11は、当該要望を破棄する(ステップ105)。
これにより、許可リストにおいて予め登録された、ゾーンの空調環境を制御する権限を持つ利用者からの要望のみが選択されて集計されることになる。
続いて、要望集計部12は、各無線基地局APで受信した要望のうち、要望判定部11により有効要望と判定された要望のみをゾーンごとに集計し(ステップ110)、これら集計結果を空調制御部13へ出力する(ステップ111)。
この後、空調制御部13は、要望集計部12によりゾーンごとに得られた要望の集計結果、例えば室温設定値を、ゾーンのそれぞれに設けられた空調機器Vに設定することにより、それぞれの空調機器Vを制御する(ステップ112)。これにより、各ゾーンにおける空調環境が、当該ゾーンの空調環境を制御する権限を有する利用者からの要望に応じて制御されることになる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、リスト保持部21が、無線基地局APに対してアクセスが許可されている移動端末Mが予め登録されている許可リストを保持し、要望判定部11が、許可リストの登録内容に基づいて、無線基地局APで受信した要望のそれぞれが、要望を受信した無線基地局APに対してアクセスが許可されている移動端末Mからの有効要望か否かを判定し、要望集計部12が、要望のうち有効要望と判定された要望のみをゾーンごとに集計し、空調制御部13が、ゾーンごとに得られた要望の集計結果に基づいて、ゾーンのそれぞれに設けられた空調機器Vを制御するようにしたものである。
これにより、移動端末Mから無線送信された要望をゾーンごとに集計する際、受け付けるべきゾーンから通知された要望、すなわち空調環境を制御する権限を持つ利用者からの要望のみが、ゾーンごとに集計されることになる。
したがって、ゾーン間を利用者が移動端末Mを携帯して移動する場合でも、移動端末Mから収集した利用者の要望に応じて、利用者の要望を反映した空調環境を提供することが可能となる。
また、本実施の形態において、空調コントローラ10が、要望判定部11、要望集計部12、および空調制御部13を含み、要望判定部11が、無線基地局APのそれぞれで受信された要望のすべてを収集して、これら要望のそれぞれについて有効要望か否かを判定するようにしたので、既存の空調制御システムにおいて、空調コントローラ10で実行するプログラムのみを変更するだけで本発明を実施することができる。このため、ハードウェアの変更を必要とすることなく、最低限の作業負担およびコストで、より良い空調制御を導入することが可能となる。
また、本実施の形態において、空調コントローラ10が、要望集計部12および空調制御部13を含み、無線基地局APのそれぞれに要望判定部11を設けて、自局で受信した要望のそれぞれについて有効要望か否かを要望判定部11で判定し、有効要望と判定された要望のみを空調コントローラ10へ転送するようにしてもよい。この際、前述と同様にして無線基地局APからデータベース装置20へアクセス可否を照会してもよいが、予めデータベース装置20から各無線基地局APへ、無線基地局APに関するアクセスの可否のみに関する分割許可リストをダウンロードして設定しておき、要望判定の際には、自局内に設定されている分割許可リストを参照するようにしてもよい。
これにより、各無線基地局APにおいて、受信した要望が有効要望か否かの判定が行われるため、既存の空調制御システムにおいて、無線基地局APで実行するプログラムのみを変更するだけで本発明を実施することができる。このため、ハードウェアの変更を必要とすることなく、最低限の作業負担およびコストで、より良い空調制御を導入することが可能となるとともに、空調コントローラ10での処理負担を軽減できる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…空調制御システム、10…空調コントローラ、11…要望判定部、12…要望集計部、13…空調制御部、20…データベース装置、21…リスト保持部、30…管理端末、M…移動端末、AP…無線基地局、V…空調機器、L1,L2…通信回線。

Claims (5)

  1. 複数の利用者が利用するエリアを複数のゾーンに分割し、これらゾーンに存在する利用者が携帯する移動端末から無線送信された空調制御に対する要望を、前記ゾーンのそれぞれに設けられた無線基地局で受信して、空調コントローラにより、これら要望を前記ゾーンごとに集計し、得られた集計結果に基づいて前記ゾーンのそれぞれに設けられた空調機器を制御する空調制御システムであって、
    前記無線基地局に対してアクセスが許可されている前記移動端末が予め登録されている許可リストを保持するリスト保持部と、
    前記許可リストの登録内容に基づいて、前記無線基地局で受信した前記要望のそれぞれが、前記要望を受信した前記無線基地局に対してアクセスが許可されている移動端末からの有効要望か否かを判定する要望判定部と、
    前記要望のうち前記有効要望と判定された要望のみを前記ゾーンごとに集計する要望集計部と、
    前記ゾーンごとに得られた前記要望の集計結果に基づいて、前記ゾーンのそれぞれに設けられた前記空調機器を制御する空調制御部と
    を備えることを特徴とする空調制御システム。
  2. 請求項1に記載の空調制御システムにおいて、
    前記空調コントローラは、前記要望判定部、前記要望集計部、および前記空調制御部を含み、
    前記要望判定部は、前記無線基地局のそれぞれで受信された前記要望のすべてを収集して、これら要望のそれぞれについて前記有効要望か否かを判定する
    ことを特徴とする空調制御システム。
  3. 請求項1に記載の空調制御システムにおいて、
    前記空調コントローラは、前記要望集計部および前記空調制御部を含み、
    前記無線基地局のそれぞれは、前記要望判定部を含み、自局で受信した前記要望のそれぞれについて前記有効要望か否かを前記要望判定部で判定し、有効要望と判定された要望のみを前記空調コントローラへ転送する
    ことを特徴とする空調制御システム。
  4. 複数の利用者が利用するエリアを複数に分割して設けたゾーンごとに設置されている空調機器と、これら空調機器を一括して制御する空調コントローラとを備え、前記空調コントローラが、前記利用者が携帯する移動端末から収集した空調制御に対する要望を、前記移動端末が位置する前記ゾーンごとに集計し、得られた集計結果に基づいて前記ゾーンのそれぞれに対応する前記空調機器を制御する空調制御システムであって、
    前記ゾーンごとに前記要望の受付を許可する前記移動端末を示す許可リストを保持するリスト保持部を備え、
    前記空調コントローラは、前記移動端末から収集した前記要望を前記ゾーンごとに集計する際、前記許可リストの登録内容に基づいて、前記ゾーンにおいて受付が許可されている移動端末からの有効要望のみを集計する
    ことを特徴とする空調制御システム。
  5. 複数の利用者が利用するエリアを複数に分割して設けたゾーンごとに設置されている空調機器と、これら空調機器を一括して制御する空調コントローラとを備える空調制御システムで用いられる空調制御方法であって、
    前記利用者が携帯する移動端末から収集した空調制御に対する要望を、前記移動端末が位置する前記ゾーンごとに集計する要望集計ステップと、
    前記ゾーンごとに得られた前記要望の集計結果に基づいて、前記ゾーンのそれぞれに設けられた前記空調機器を制御する空調制御ステップとを備え、
    前記要望集計ステップは、前記ゾーンごとに前記要望を集計する際、前記要望の受付を許可する前記利用者の移動端末が前記ゾーンごとに予め登録されている許可リストの登録内容に基づいて、前記ゾーンにおいて受付が許可されている移動端末からの有効要望のみを集計する
    ことを特徴とする空調制御方法。
JP2016031845A 2016-02-23 2016-02-23 空調制御システムおよび方法 Active JP6560634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016031845A JP6560634B2 (ja) 2016-02-23 2016-02-23 空調制御システムおよび方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016031845A JP6560634B2 (ja) 2016-02-23 2016-02-23 空調制御システムおよび方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017150701A JP2017150701A (ja) 2017-08-31
JP6560634B2 true JP6560634B2 (ja) 2019-08-14

Family

ID=59740708

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016031845A Active JP6560634B2 (ja) 2016-02-23 2016-02-23 空調制御システムおよび方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6560634B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021258777A1 (zh) * 2020-06-24 2021-12-30 珠海格力电器股份有限公司 控制方法、控制装置和云端控制系统

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112665134B (zh) * 2020-12-10 2022-04-29 珠海格力电器股份有限公司 中央空调机房管控方法、装置、设备和中央空调系统

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021258777A1 (zh) * 2020-06-24 2021-12-30 珠海格力电器股份有限公司 控制方法、控制装置和云端控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017150701A (ja) 2017-08-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6943450B2 (ja) 無線通信システムにおける電子装置設置装置及び方法
US10317867B2 (en) Thermostat update and copy methods and systems
US20160063778A1 (en) Proximity security system and method for industrial door openers
CN111750493B (zh) 控制方法、控制装置和云端控制系统
CN104620125A (zh) 计算无线通信系统中的终端的位置的方法和装置
JP2016200373A (ja) 空調制御調整装置、方法、およびプログラム
JP6560634B2 (ja) 空調制御システムおよび方法
JP2015064154A (ja) 空調管理装置
JP2014016091A (ja) 空気調和システム、中央管理装置、遠隔制御器、及びプログラム
JP2008215705A (ja) 空調制御システム及び空調制御方法
JP7450448B2 (ja) 管理装置、空調システム、及び、空調機設定方法
JP5972073B2 (ja) 電力管理装置
CN106610090B (zh) 温度调节方法、装置以及系统
JP2008116061A (ja) 空調制御システム、空調制御方法及び空調制御プログラム
US20190242605A1 (en) Controlling a heating, ventilation and air conditioning (hvac) system with networked hvac zone sensors
JPWO2018105004A1 (ja) リモートコントローラおよび空気調和システム
JP6878691B2 (ja) 空気調和システム、端末装置、空調機操作方法、プログラムおよび空気調和機
JP6326527B2 (ja) 空調管理装置
JP2006340060A (ja) 制御対象機器およびその監視制御システム
KR20200071891A (ko) 실내 위치 측정 장치 및 방법 및 방법
CN110030689B (zh) 空调系统控制方法、空调系统及计算机可读存储介质
JP7030859B2 (ja) 所在人数測定システム、携帯機器及びプログラム
WO2020158837A1 (ja) 所在人数測定システム、携帯機器及びプログラム
JP2019056498A (ja) 空調制御装置、空調制御方法、及び、空調制御プログラム
JP2021032535A (ja) 空調制御装置、空調システムおよびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6560634

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150