JP6560528B2 - 成形装置及び成型装置を作動させる方法 - Google Patents

成形装置及び成型装置を作動させる方法 Download PDF

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Description

発明の詳細な説明
本発明は、機械ベッドと、工具を保持するための工具ホルダであって、機械ベッドに対して可動に搭載された工具ホルダと、工具ホルダに接続されたドライブユニットと、ドライブユニットを作動させるための機械制御部と、工具ホルダの移動を監視し、予め設定可能な監視事象が起こった場合に、ドライブユニットの上流の断路器ユニットにシャットダウン信号を提供するように設計されたモニタリングデバイスとを有する成形装置であって、モニタリングデバイスは、少なくとも1つの放射源と、放射源に対向して搭載された幾つかの放射検出器とを含み、放射源から放出されるビームの少なくとも一部分は工具の加工用エッジに沿って整列され、モニタリングデバイスは、それぞれが機械ベッドに対する工具ホルダの位置を判定するために位置信号を送出するように設計される第1の距離測定システム及び第2の距離測定システムをさらに備え、機械制御部はドライブユニットを作動させるために第1の距離測定システムに接続される、成形装置に関する。本発明はまた、成形装置を作動させるための方法に関する。
独国特許出願公開第102004058472号明細書は、安全デバイス、及び、第1の機械部品が第2の機械部品に対して作業移動を実行する機械においてオーバートラベル距離を判定するための方法を開示する。この場合、機械は、少なくとも第1及び第2の光バリアを含む。2つの光バリアは、作業移動において第1の機械部品を伴う。ここで、第1の光バリアは、第1の機械部品に先行して第1の距離に延び、第2の光バリアは、第1の光バリアから第2の距離に配列される。また、第1の光バリアが遮断されると第1の機械部品の作業移動を停止するように設計されるコントロールユニットが設けられる。また、試験ユニット及び阻止ユニットが設けられ、それにより、試験ユニットを用いて、第1の機械部品が停止した後に、第2の光バリアが遮断されるかどうかをチェックすることが可能である。阻止ユニットは、試験ユニットからの試験結果に応じて作業移動を阻止するように機能する。
独国特許出願公開第102004058472号明細書では、独国実用新案第202 17 426号明細書に対して言及がなされ、該独国実用新案第202 17 426 号明細書は、ドライブユニットがシャットダウンされるときの、工具のオーバートラベル距離の判定に関し、この目的のために、CNC制御及び関連する距離測定システムの使用を開示している。独国特許出願公開第102004058472号明細書は、この手順の欠点として、関連する安全規定、具体的には欧州規格EN954−1に適合するオーバートラベル距離についての確実な判定及び監視を保証するためにかなりのコストがかかると考えている。
国際公開第01/92777号は、第1の機械部品が第2の機械部品に対して作業移動を実行する曲げプレス等の機械用の保護デバイスを開示し、保護デバイスは、機械部品間に位置決めされ、可動機械部品に取り付けられる光電バリア構成を有し、光ビームが遮断される場合に可動機械部品の作業移動を停止するための停止デバイスを有し、他方の機械部品によって光ビームが遮断される少なくとも直前に停止デバイスを非アクティブ化する非アクティブ化デバイスを有し、速度測定デバイスは、可動機械部品のために設けられ、非アクティブ化デバイスは、予め設定可能な限界速度未満で停止デバイスを少なくとも部分的に非アクティブ化するための手段を有し、可動機械部品の作業移動用の制御ユニットは、他方の機械部品によって光ビームが遮断される直前に速度を限界速度未満に減少させる。
欧州特許出願公開第2644962号明細書は、より低い安全レベルに位置する距離測定システムからの情報が、適切に配列された光電バリアについての的を絞った評価によって提供されるローカル情報を用いて確認される成形装置を開示し、光電バリア及び関連する評価ユニットは、機械制御部が速い工具移動から遅い工具移動に切り替えるかどうか、また、安全指向光電バリアの抑制が可能であるかどうかを決定することを可能にするために、より高い安全レベルに位置付けられている。
本発明の課題は、成形装置及び成形装置を作動させる方法を提供することにあり、監視されている事象が起きた場合に、ドライブユニットの安全指向シャットダウンを、最小の技術的経費によって、また工作物の取扱性を損なうことなく達成することができる。
この課題は、請求項1の特徴によって、上述されるタイプの成形装置に関する本発明の第1の態様により解決される。ここで、第1の距離測定システムが、第1の速い作業サイクルで第1の位置信号を周期的に提供するように設計されること、及び、第2の距離測定システムが、第2の遅い作業サイクルで第2の位置信号を周期的に提供するように設計されることが実現され、モニタリングデバイスは、第1及び第2の位置信号を比較するように設計され、それにより、機械ベッドに対して工具ホルダが予め設定可能な位置に到達したことを示す第1の距離測定システムの位置信号の存在下で、第2の位置信号との比較が行われ、比較時に、第1の位置信号と第2の位置信号との差が予め設定可能な許容範囲内である場合、少なくとも1つの放射検出器の非アクティブ化が起こるため、機械ベッドに対する工具ホルダの閉鎖移動が継続され得る。
第1の距離測定システムは、リアルタイムで又は少なくともほぼリアルタイムで位置信号を提供するように設計される。この第1の位置信号を使用することによって、機械制御部は、工具ホルダの実際の現在位置に基づいて、又は時間的にごくわずかに遅延する工具ホルダの位置に関する情報に基づいて、ドライブユニットを制御することができる。例えば、工具ホルダの最大移動速度が200mm/sであること、及び、第1の位置信号が、第1の距離測定システムにおいて1000Hzの作業サイクルで測定され、したがって、1msの遅延で機械制御部に提供されることが推定される。機械制御部における第1の位置信号の処理は、例えば1msで行われる。その結果、200mm/sの工具ホルダの最大速度における2msの位置信号の使用についての総合時間遅れに基づく、第1の距離測定システム及び機械制御部内の遅延に起因する雌型の制御についての位置誤差は、0.4mmである。しかしながら、この第1の位置信号はまた、技術的設計要因又は第1の距離測定システムの取り付けによる更なる誤差を有する場合があり、それにより、機械制御部は、ドライブユニットの制御において、不正確な位置データを使用している場合がある。第1の位置信号の精度を検証するために、本発明によれば、第2の距離測定システムの第2の位置信号を使用する。第2の距離測定システムは、より高い精度及び信頼性を有する第2の位置信号を提供するように設計される。第2の距離測定システムの作業サイクルは、例えば、100Hzであると推定され得るが、第2の距離測定システムの作業サイクルが遅いことに起因して、200mm/sの工具ホルダの最大速度において2mmの位置誤差をもたらし得る。第2の距離測定システムの第2の位置信号のみを使用することは、成形装置上での使用時に、機械制御部によるドライブユニットの制御について、制限された適合性のみを有することになる。その理由は、遅延した信号が提供されるため、機械ベッドに対する工具ホルダについての許容できない位置誤差が生じることになるからである。本発明によれば、第2の位置信号が、第1の位置信号を確認するために使用されるため、例えば、少なくとも1つの放射検出器が非アクティブ化され得るかどうかに関しての判定が、モニタリングデバイスによって行われなければならない予め設定可能な位置において、2つの位置信号の比較により、機械制御部が使用する第1の位置信号が予め設定可能な許容範囲内で正しいかどうかを判定することができる。許容範囲は、例えば、2つの位置信号間の距離の差を含み得る。したがって、モニタリングデバイスは、位置信号の比較が第1の位置信号と第2の位置信号との差が予め設定可能な許容範囲内であることを示す場合、機械ベッドに対する工具ホルダの閉鎖移動を許容し続け得る。そうでなければ、モニタリングデバイスは、シャットダウン信号を断路器ユニットに提供して、更なる移動、特に、機械ベッドに対する工具ホルダの閉鎖移動を停止するように設計される。これは、第1の位置信号と第2の位置信号との比較に基づいて、予め設定される許容範囲に対応する差が上回った場合に生じ、ドライブユニットを制御するために機械制御部によって使用される第1の位置信号が不正確であることが推測されなければならない。
本発明の有利な発展形態は、従属請求項の主題である。
本発明の変形例では、第1の距離測定システムが、又は第1の距離測定システム及び機械制御部が、安全規格の第1の安全カテゴリに従って設計されること、及び、モニタリングデバイス及び断路器ユニットが第2の距離測定システムと共に、安全規格の第2の安全カテゴリに従って設計される安全動作システムを形成し、第2の安全カテゴリが、安全規格内で第1の安全カテゴリより高いレベルに位置することが実現される。
利用可能な安全規格は、例えば、EN ISO 13849−1及びEN/IEC 62061等の国内規格又は国際規格であり、該規格では、例えば、監視事例における機械及び関連する機械構成要素の信頼性及び/又は規定された挙動についての要件が指定され、構成要素の動作信頼性又は耐故障性が、互いに明確に境界決定することが通常可能である安全クラス又は安全カテゴリに分類される。通常、安全規格の特定の安全カテゴリに割当てられる構成要素は、その目的のために、製造業者及び/又は独立の試験センターによって試験されるべきであり、必要な場合には、その構成要素が関連する安全カテゴリの全ての要件を満たすかどうかについて証明されるべきである。実際には、これは、例えば、より高い安全カテゴリに割当てられる構成要素が、より低い安全カテゴリに割当てられる構成要素に比べて高い信頼性、したがって、低い故障発生度を有することを意味し得る。
それぞれ所望される安全カテゴリの要件に対する機械構成要素の設計は、構成要素の設計及び製造においてかなりの費用を伴い得るが、該当する場合、これらの構成要素を関連する機械に統合するときにも、機械生産コストに悪い影響を及ぼし得る。したがって、安全規格の高い安全カテゴリに適合するように設計される考えられる最小数の機械構成要素を有することが好都合であり、残りの機械構成要素はより低い安全カテゴリに適合するように設計され、したがって、費用がより安価である。
モニタリングデバイス、断路器ユニット、及び第2の距離測定システムが第2のより高い安全カテゴリに分類されるため、信号、特に、第2の位置信号の提供及び処理が、第1のより低い安全カテゴリに属する第1の距離測定システム及び機械制御部の場合よりも低い速度で行われることも許容されなければならないことも考慮される。したがって、第2の距離測定システムは、第2の位置信号をリアルタイムで又はリアルタイムと比較して最小の遅延で提供できない。その代わりに、必要な安全アーキテクチャのために、より遅い信号処理が第2の距離測定システムについて許容されなければならず、このことが、第2の距離測定システムの作業サイクル用のより低い周波数を正当化する。
本発明によれば、安全動作システムについてのシステム限界は、安全動作システム内の構成要素の数及び安全動作システムのコストを最小限に維持するために、共通の高い安全カテゴリに適合するように設計される成形装置の構成要素の群の周りに厳密に描かれる。
ここで、機械ベッドに対する工具ホルダの移動を監視するモニタリングデバイスのみが、監視事例においてドライブユニットに対する電力供給を遮断するように設計される断路器ユニット及び第2の距離測定システムと共に、安全動作システムの部品として設けられる。好ましくは、モニタリングデバイスは、機械制御部における大規模な介入を必要とすることなく、組み込んで既存の成形装置を改造することも可能な独立の構成要素として設計される。特に、モニタリングデバイスが、工具を保持するために設けられる工具ホルダに対して、手動又は電動調整用の機構によって取り付けられることが好ましい。モニタリングデバイスはまた、機械制御部と通信するように設計される。このことは、例えば、工具固有のパラメータ、例えば、工具の範囲、及び、嵌合工具に向かう工具の閉鎖方向に沿って機械ベッドに固定されるべき嵌合工具の範囲、同様に該当する場合、機械加工される工作物の材料厚をモニタリングデバイスに提供することを可能にするため、モニタリングデバイスは、閉鎖方向に沿って工具ホルダ上で適切に位置決めされ得る。
機械制御部及び第1の距離測定システムを用いて、機械ベッドに対する工具ホルダの位置が判定され、機械ベッドに向かう工具ホルダの接近中に予め設定可能な相対位置に到達すると、試験信号が提供される。第1の距離測定システムを用いて、機械ベッド又は機械ベッドに取り付け可能な嵌合工具に対する、閉鎖方向に沿った工具ホルダの位置が制御又は調節され得る。ここで、以下でコメントするように又は単純化するため、機械ベッドという用語に対する限定が行われる。機械ベッドは、設けられる任意の嵌合工具を含むことも意図される。ここで、第1の距離測定システム及び機械制御部は、成形装置の概念が基礎とする安全規格の観点から、安全規格によって要求される信頼性によって、オペレータに対する傷害が排除される成形装置の動作を保証するのにそれ自体が適切に安全であるとは考えられない。したがって、機械制御部は、その技術的な安全監視のためではなく、成形プロセスの制御又は調節のために主に設けられる。
機械制御部は、安全規格によって要求される信頼性によってオペレータに対する傷害が排除され得る安全機能に関して、機械ベッドに向かう工具ホルダの接近中に予め設定可能な相対位置に到達すると、試験信号がモニタリングデバイスに提供されるという効果に寄与する。この試験信号は、機械制御部が安全規格内で採用する安全カテゴリに割当てられるべきものである。機械制御部の安全カテゴリが、本発明によればモニタリングデバイスの安全カテゴリよりも低いため、試験信号もまた、「安全でない(unsafe)」として口語的に呼ばれる。試験信号は、モニタリングデバイスにおいて、モニタリングデバイスの安全カテゴリによって実施されるべき予め設定された試験ステップを引き起こすように機能し、その予め設定された試験ステップを用いて、機械ベッドに対する工具ホルダの実際の位置に関するステートメントが行われ得る。このステートメントは、モニタリングデバイスの安全カテゴリのレベルで行われ、したがって、「安全な(safe)」ステートメントとして口語的に呼ばれる。この「安全な」ステートメントの場合、モニタリングデバイスは、第2の距離測定システムの第2の位置信号を使用する。しかしながら、この第2の位置信号は、遅延がある状態でだけ提供されるため、モニタリングデバイスは、時間遅延した第2の位置信号を、リアルタイム又は少なくともほぼリアルタイムで提供された第1の位置信号と比較し、第1の位置信号と第2の位置信号との差が予め設定された許容範囲を超えない場合、ポジティブな比較結果に達するように構成される。この場合、工具ホルダの移動が継続され得るように、モニタリングデバイスが断路器ユニットのアクティブ化を不要にすることが可能である。モニタリングデバイスはまた、この場合、工具ホルダによって保持される工具と機械ベッド又は機械ベッドに割当てられる嵌合工具との間の、残りの作業間隔を保護するために設けられる1つ又は複数の放射検出器を非アクティブ化し得る。これに関連して、作業間隔が閉鎖するにつれて、放射源及び放射検出器を用いて監視されなければならない危険ゾーンも減少するため、個々の放射検出器の連続的な非アクティブ化又は消失が起こり得ることが推測される。
通常、危険ゾーンは、工具の加工用エッジから閉鎖方向に機械ベッドまで延在する空間の実質的に立方状の部分を含み、該部分は、機械ベッドに対する工具の作業移動中に減少し、身体部分の圧壊のリスクをもたらす。好ましくは、モニタリングデバイスは、危険ゾーンを監視するためのみならず、危険ゾーンを境界付けし、閉鎖移動方向を横断する方向に延在する安全ゾーンを監視するためにも設計される。この安全ゾーンは、好ましくは、閉鎖移動方向を横断する方向の範囲において可変である。好ましくは、この方向における安全ゾーンの範囲は、工具と機械ベッドとの間の距離に応じて、かつ/又は、機械ベッドに対する工具の移動速度に応じて変動する。安全ゾーンの範囲は、放射検出器の配置によって、また、モニタリングデバイスによる個々の放射検出器からの信号の積分によって決定される。
本発明の更なる変形例では、第2の距離測定システムが、互いに独立した少なくとも2つの内部距離信号に基づいて、又は、1つの内部距離信号及び1つの外部距離信号、特に第1の位置信号に基づいて、第2の位置信号を生成するために設計されることが実現される。第2の位置信号の確実な提供を可能にするために、第2の距離測定システムは、ガラス製定規等の実量器又は実量器をスキャンするためのスキャニングセンサが正しく配置され、正しく働いているかどうかを検証できるように、少なくとも一つの制御データを必要とする。この目的のために、第2の距離測定システムが互いに独立に測定された2つの内部距離信号を処理すること、又は、第2の距離測定システムが内部で測定された距離信号を第1の距離測定システムの位置信号と比較すること、のいずれかが実現され得る。例として、1つ又は複数の内部距離信号の提供がリアルタイムで行われ、一方、該当する場合、1つ又は複数の内部距離信号及び第1の位置信号の処理が、第2の距離測定システムの安全指向設計に起因してある遅延後にのみ起こり、その遅延が、その後、予め設定可能な許容範囲の枠内で、モニタリングデバイスにおける第1の位置信号と第2の位置信号との比較において考慮されることが推測される。
第1の放射検出器が、第1の移動速度、特に迅速横断からドライブユニットをシャットダウンさせる間に、少なくとも工具ホルダのオーバートラベル距離に対応する工具の加工用エッジからの距離に、工具ホルダの閉鎖移動の方向に沿って配置されるときが有利である。第1の放射検出器についての問題は、ドライブユニットがオーバートラベル距離内で、すなわちドライブユニットが工具ホルダを第1の移動速度から停止状態まで制動するのに必要とされる制動経路内で、ドライブユニットの安全なシャットダウンを保証することにある。例えば、第1の放射検出器に作用するビームが、例えば危険ゾーン内に到達したオペレータの手によって遮断される場合、工具ホルダは、ユーザの手が工具と機械ベッドとの間で圧壊されることを防止するために十分に迅速に停止状態とされることが保証されなければならない。
第2の態様によれば、本発明の課題は、請求項1〜6のいずれか一項に従って設計される、成形装置を作動させるための方法によって解決される。ここで、以下のステップ、すなわち、第1の移動速度での機械ベッドに対する工具ホルダの接近移動を実行するステップと、モニタリングデバイスによって幾つかの放射検出器の放射適用を監視するステップと、第1の距離測定システムからの位置信号を用いて機械制御部によって閉鎖移動の方向に沿った工具ホルダの位置を判定するステップと、機械制御部により予め設定可能な相対位置に到達したと判定されると、機械制御部からモニタリングデバイスに試験信号を提供するステップと、モニタリングデバイスにおいて第1の位置信号を第2の位置信号と比較するステップと、比較が第1の位置信号と第2の位置信号との差が予め設定可能な許容範囲内であることを示すときに少なくとも1つの放射検出器を非アクティブ化するステップであって、それにより、機械ベッドに対する工具ホルダの閉鎖移動が継続されることができる、非アクティブ化するステップとが提供される。
本発明の更なる変形例では、機械制御部によってモニタリングデバイスに試験信号が提供された後に、第1の位置信号と第2の位置信号との差が予め設定可能な許容範囲内であることを位置信号の比較が示す場合、第2の低い移動速度へのドライブユニットの制動が行われ、第2の移動速度への制動の開始によって、閉鎖移動の方向を横断する方向に整列される第1の放射検出器と共通の第1の平面内に配置される放射検出器についての非アクティブ化が行われることが実現される。本発明によれば、機械制御部及び関連する距離測定システムの安全カテゴリにしたがって、機械制御部が利用可能な「安全でない」情報を用いて、工具が、変形される工作物からの少なくともオーバートラベル距離によって依然として位置決めされていると機械制御部が推定しなければならないときに、機械制御部からの試験信号が提供される。機械制御部のこの推定が、第1及び第2の距離測定システムの位置信号の比較を介してモニタリングデバイスによって確認できる場合には、第1の移動速度から第2の移動速度への工具ホルダの制動が生じ、これにより、工具は、工作物に接触すると、工作物の変形にとって有利である第2の移動速度に確実に達している。
本方法の更なる変形例では、第2の移動速度への制動の開始時に、第1の平面に平行な第2の平面内において第1の平面よりも工具の加工用エッジから近い距離に配置される少なくとも1つの放射検出器が、予め設定可能な時間が経過した後に非アクティブ化されることが実現される。第2のレベルで配置される1つ又は複数の放射検出器は、機械制御部による試験信号の提供時の後に、安全ゾーン又は危険ゾーンを監視するように機能する。試験信号が提供された直後に、全ての場合に、工具ホルダの制動が起こって、工作物の機械加工を実施するか、又は、成形装置を安全状態にもたらすことから、安全ゾーン及び危険ゾーンを監視するための要求は、この時点以降低いため、第2のレベルで配置される1つ又は複数の放射検出器であって、安全ゾーン内に、したがって危険ゾーンに先行して配置される放射検出器を特に含み得る、1つ又は複数の放射検出器による時間制御式の監視は、必要なレベルの安全性を保証するのに十分であると見なされる。
本方法の更なる変形例では、試験信号が提供された後、それぞれ非アクティブ化された放射検出器の監視は全く行われず、アクティブな放射検出器上での光線の非存在だけが、ドライブユニットの上流の断路器ユニットに対するシャットダウン信号の提供をもたらすことが実現される。
本方法の更なる変形例では、第2の移動速度に達すると、全ての放射検出器の非アクティブ化が起こることが実現される。第2の移動速度は、現在有効な安全規制に従って、危険ゾーン及び/又は安全ゾーンの更なる監視が全く必要でないように選択される。例として、「クリープフィード(creep feed)」とも呼ばれる第2の移動速度は、約10mm/秒と20mm/秒との間である。
本方法の更なる変形例では、第1の距離測定システム及び機械制御部の予め設定可能な相対位置における試験信号の提供が、第1の距離測定システムよりも高い安全カテゴリに属する第2の距離測定システムの位置信号を用いて判定された相対位置のチェックに比べて、予め設定可能な安全規格によるより低い安全カテゴリで行われることが実現される。これは、より安全でない第1の距離測定システム及びより安全でない機械制御部に起因する情報を用いた試験信号の出力は、工具ホルダ及び工具ホルダに取り付けられた工作物の実際の位置を第2の距離測定システムによってチェックする結果よりも誤差を受け易いことを意味し、第2の距離測定システムは、第1の距離測定システム及び機械制御部と比較して、予め設定可能な安全規格のより高い安全カテゴリに関連づけられ、したがって、第1の距離測定システムの位置信号の場合に比べて正確である蓋然性が高い位置信号を供給する。第2の距離測定システムの位置信号を用いて第1の距離測定システムの位置信号をチェックすることによって、少なくともほぼリアルタイムで提供される機械制御部のより安全でない位置信号が、成形装置における完全な移動シーケンスのために使用され得る。工具ホルダについての臨界の位置において、第1の距離測定システムの位置信号の正確さが、第2の距離測定システムの位置信号を用いてチェックされるため、成形装置の安全でない状態は、以下に述べるように、高いレベルの確率で排除され得る。
第1の距離測定システム及び機械制御部の「安全でない」位置信号が、ポジティブに誤る可能性がある場合、すなわち、機械制御部が、実際に存在する距離よりも工具ホルダと機械ベッドとの間の距離が短いと推定する場合、機械制御部からの試験信号が、余りに早く出力されるため、後に判定される第2の距離測定システムの位置信号の許容範囲に入らない。この場合、エラーが存在すると推定されるため、断路器ユニットをアクティブ化することによって、ドライブユニットのシャットダウンが行われる。「安全でない」位置信号が、ネガティブに誤る可能性がある場合、すなわち、機械制御部が、実際に存在する距離よりも工具ホルダと機械ベッドとの間の距離が長いと推定する場合、第1の放射検出器の遮蔽が、試験信号の提供前であっても起こる。これは、モニタリングデバイスからドライブユニットの上流に位置する断路器ユニットへのシャットダウン信号によって、ドライブユニットのシャットダウンを直接もたらす。
第1の距離測定システム及び機械制御部が、機械ベッドに対する工具ホルダの位置を正しく判定している場合、したがって、第1の放射検出器が機械ベッドによってまだ遮蔽されていない時点で試験信号を同様に提供し、第1の距離測定システムの位置信号が、第2の距離測定システムの位置信号の周囲の予め設定可能な許容範囲内に存在する場合にのみ、第1の距離測定システムの位置信号が、モニタリングデバイスによって正しいと評価され、成形装置の更なる作動が許容されることになる。
本発明の有利な実施形態は、次の通りに図面に示される。
モニタリングデバイスと、雌型の端部に取り付けられた安全デバイスとを有する型曲げ機の斜視図である。 機械ベッドに向かって工具ホルダを移動させるための概略的な距離―時間図である。 モニタリングデバイスの受信ユニットの第1の実施形態の側面図である。 モニタリングデバイスの受信ユニットの第2の実施形態の側面図である。
例として型曲げ機1の形態をとる成形装置は、2つのガイドロッド3が取り付けられる機械ベッド2を含み、工具ホルダ4の直線移動機構を搭載するように設計される。工具ホルダ4は、工具として機能するパンチ5を雌型6に向けて移動させるために、ガイドロッド3に沿って直線的に移動され得る。閉鎖移動方向へのパンチ5の移動中に、パンチ5と雌型6との間の間隔が減少し、パンチ5と雌型6との間に挿入され得る図示しない工作物の変形を可能にする。
型曲げ機1は、例として幾つかの構成要素で構成された、モニタリングデバイス7を装備し、モニタリングデバイス7は、型曲げ機1による傷害の可能性を最小限にし、工作物が機械加工されるための迅速かつ故障の無い機械加工シーケンスを保証するために設けられる。例として、モニタリングデバイス7は光グリッドを含み、光グリッドは、工具ホルダ4上に搭載され、かつ、雌型6の最長エッジに平行に整列されるとともに送信ユニット8と受信ユニット9との間に延びる検出ビーム14を有する。光グリッドの受信ユニット9は、いずれの場合にも、光グリッドの検出ビーム14が遮断されると、電気的切替信号を評価ユニット10に提供し、一方、評価ユニット10は、モニタリングデバイス7の更なる構成要素を形成する。
型曲げ機1は、第1の距離測定システム12及び足操作式スイッチ15に電気接続された機械制御部11を含む。機械制御部11は、例えばCNC(コンピュータ数値制御)の形態であってもよい。機械制御部11は、パンチ5、雌型6、及び図示しない工作物の幾何形状に関する情報に加えて、オペレータによる工作物の所望される変形に関する情報の入力を容易にし、該情報から、雌型6に向かうパンチ5についての移動シーケンスを決定する。足操作式スイッチ15は、オペレータによる移動シーケンスの開始を容易にする。例として、第1の距離測定システム12及び機械制御部11が安全規格の第1の安全カテゴリに従って設計されることが実現される。例えば、第1の距離測定システム12は、機械制御部11における1msのクロックレートに対応する1000Hzの、作業サイクルとも呼ばれるクロック周波数によって、第1の位置信号をリアルタイムで提供するように設計される。例えば、機械制御部が、1000Hzのクロック周波数によって第1の位置信号を同様に処理するため、特にモニタリングデバイス7に対して、機械制御部11によって出力される第1の位置信号が、検出後、2msの最大時間遅れで提供される(本明細書では、これは、依然としてリアルタイムと考えられ得る)ことも実現される。
型曲げ機1はまた、モニタリングデバイス7の更なる構成要素として設計され、例えば評価ユニット10に接続される、第2の距離測定システム13を含む。モニタリングデバイス7及び断路器ユニット17は、ここでは、第2の距離測定システム13と共に、安全規格の第2の安全カテゴリに従って設計される安全動作システムを形成し、第2の安全カテゴリは、安全規格内の第1の安全カテゴリより高いレベルに位置する。第2の距離測定システム13が、より高い安全カテゴリに分類されるため、一方では、第2の距離測定システム13が、考えられ得る測定誤差が極力なくなるように、互いに独立した少なくとも2つの距離信号を処理することが必要である。例として、第2の距離測定システム13は、この目的のために、第1の位置信号を外部距離信号として受信することが実現される。第2の距離測定システム13に適用されるより高い安全カテゴリの要件はまた、より包括的な計算及び第2の位置信号のチェックを要求するため、第2の距離測定システム13から評価ユニット10への第2の位置信号の出力は、例えば低いクロック周波数で、例えば10msのクロックレートに対応する100Hzのクロック周波数で行われる。図2は、概略的な距離−時間図すなわちs/t図を有し、所定時間にわたる工具ホルダ4の直線移動が示される。第1の距離測定システム12及び機械制御部11を用いて、工具ホルダ4の移動は、例えば2msの最大時間遅延にてリアルタイムで制御又は調節され得る。X軸(時間軸)に適用されるスケーリングは、例えば、工具ホルダ4についての位置の値を10msごとに測定できる第2の距離測定システム13の作業サイクルに対応する。例として、第2の距離測定システムはまた、測定された距離信号から第2の位置信号を生成するために少なくとも約10msを必要とする。例えば、時点t6直後に、所望の標的位置に到達したという結論に機械制御部11が達したため、機械制御部11によって試験信号が出力される場合、型曲げ機1の更なる動作のためには、測定された位置をチェックすることが必要であり、これは、時点t6にて既に測定されているが、以下で詳細に述べるように、時点t7にて処理ユニット10に到達するにすぎない第2の距離測定システム13の位置信号を用いて行われる。
図1に示す工具ホルダ4及び工具ホルダ4上に搭載されたパンチ5に関する移動を開始するために、型曲げ機1は、例えば、ガイドロッド3に割当てられた図示しない油圧シリンダにオイル流を供給できる電動式油圧ポンプ16を含む。この目的のために必要とされる電力を提供するために、油圧ポンプ16は、機械制御部11に電気的に接続される。油圧ポンプ16の安全動作のため、断路器ユニット17が、ループを構成するように、機械制御部11及びモニタリングデバイス7に対する電気接続部に接続される。
異なるパンチ5に対する、光グリッド、すなわち送信ユニット8及び受信ユニット9の位置の適合を容易にするために、送信ユニット8及び受信ユニット9はそれぞれ、ガイド手段18を搭載することによって設けられる直線移動機構によって工具ホルダ4上に搭載される。好ましくは、送信ユニット8及び受信ユニット9用のガイド手段18は、2つのガイド手段18の同期調整が保証されるように、互いに移動が連動される。
工具ホルダ4及び工具ホルダ4に取り付けられたパンチ5についての移動シーケンスを実施するために、モニタリングデバイス7による監視下で、パンチ5が、機械ベッド2に取り付けられた雌型6及び雌型6上に載置された図示しない工作物に対して、予め設定可能な位置に到達すると、遮断されない上側の検出ビーム14と共に、遮断される最も低い検出ビーム14の測定が行われる。検出ビーム14が上述したように受信ユニット9上に衝当する場合、パンチ5が雌型6に対して正しく位置決めされていると推定されることができ、このことは、モニタリングデバイス7を用いて確認され得る。
雌型6は、図3に概略的に詳細に示すスロット様の、例えばV字状の、凹部19を有し、凹部19は、スロット基部に入る最も低い検出ビーム14についての自由ビーム経路を保証する。
モニタリングデバイスの受信ユニットの第1の実施形態の図3に示す側面図の助けを借りると、例えば、離散的に設計されたフォトダイオードを含み得る個々の放射検出器28〜32がどのように配置されるか、また、これらの放射検出器が、例えば、対応する検出ビーム14によってどのように照射され得るかを見ることができる。例として、放射検出器29及び30、同様に31及び32はそれぞれ、共通の検出ビーム14によって照射される。
送信ユニット8及び受信ユニット9の位置は、閉鎖移動方向33への加工用エッジ36からの第1の放射検出器28の距離が、少なくとも工具ホルダ4のオーバートラベル距離に対応するように、閉鎖移動方向33に沿って、ガイド手段18による適切な変位によって設定される。
図3には、放射検出器28〜32によって監視される、安全及び危険ゾーン40、41に入る、オペレータによる考えられる侵入方向39が示される。この場合、危険ゾーン41は、閉鎖移動中にパンチ5と雌型6との間でパンチ5によって横断される領域を示し、その領域では、圧壊のリスクが存在する。安全ゾーン40は、オペレータが自分の身体の一部を危険な方法で危険ゾーン41に配置する前にパンチ5の確実な停止を保証するために、オペレータによる侵入が検出されるべき、危険ゾーン41に先行する空間部分である。
図4に示す受信ユニット109の実施形態では、図3の実施形態のような離散的なフォトダイオードの形態の放射検出器に代えて、例えばCCD(電荷結合素子)センサを含む、矩形ラスタ形態で配列される検出器セルの検出器マトリクスが使用される。ここで例えば、それぞれが互いに境界付けする2つの検出器セルを有する放射検出器128〜132が形成されることが実現される。こうした検出器マトリクスも、工作物機械加工のそれぞれの境界条件に対する、モニタリングのために使用される検出器セルの位置の調整を容易にする。例えば現在進行中の工作物機械加工において、検出器セルが、図3に示す実施形態による放射検出器28〜32と同様の方法で、又は、おそらく機械加工プロセスに対する改善された調整を容易にし得る異なる方法で、非アクティブ化されることを実現することも可能である。
型曲げ機1は、例えば、次の通りに作動し得る。最初に、機械ベッド2及びその取り付けられた雌型6から最大距離にある工具ホルダ4の静止位置にて光グリッドの自己試験が行われる。ここで、検出器ビーム14が放射検出器28〜32に衝当したときに、検出器ビーム14が適切な信号を引き起こすかどうかに関してチェックが行われる。工具ホルダ4上に搭載されるパンチ5において、ガイド手段18による光ガイドの送信及び受信ユニット8、9の位置決めも存在する。これは、パンチ5の幾何形状及び工具ホルダ4のオーバートラベル距離についての許容度を含むため、第1の放射検出器28は、第1の放射検出器28と加工用エッジ36との間の距離が少なくともオーバートラベル距離に対応するように、パンチ5の加工用エッジ36に対して配置される。その後、オペレータは、雌型6上に工作物を配置した後に、足操作式スイッチ15を作動させることによって機械加工を開始することができる。この目的のために、例えば以下のステップを含み得る予め設定可能な移動シーケンスが、パンチ5について提供される。第1のステップでは、足操作式スイッチ15を作動させた後、工具ホルダ4は、「迅速横断(rapid treverse)」又は「高速横断(fast traverse)」とも呼ばれる第1の移動速度まで加速される。この迅速移動中に、例えば放射検出器28〜32の監視が行われる。工具ホルダ4が雌型6に接近し、検出ビーム14の少なくとも1つの遮断が検出されない場合、機械制御部11は、第1の距離測定システム12の第1の位置信号を用い、また工具ホルダ4に対する光グリッドの位置が分かっているため、図3に概略的に示す工作物表面38による、第1の放射検出器28上に衝当する検出ビーム14のその後の予想される遮断を防止するために、例えば、第1の放射検出器28の非アクティブ化が行われなければならない地点を判定する。機械制御部11によって判定されるこの地点において、試験信号が、機械制御部11によりモニタリングデバイス7に送信される。第1の距離測定システム12及び機械制御部11が、第2の距離測定システム13及びモニタリングデバイス7より低い安全カテゴリに構成されるため、明白に、第1の位置信号及び試験信号は共に、モニタリングデバイス7にリアルタイムで伝達される。しかしながら、判定された地点について測定誤差及び/又は計算ミスが存在するため、判定された地点のチェックが行われなければならないことが、このことから推定されなければならない。このチェックは、評価ユニット10において、例えばリアルタイムで、すなわち、例えば1000Hzのクロック周波数で行われる。しかしながら、チェックは、より遅いクロック周波数で、例えば100Hzのクロック周波数で動作する第2の距離測定システム13の第2の位置信号を用いて行われる。したがって、機械制御部11が試験信号を送出した地点をチェックするために最も不都合な場合においては、既に古い第2の位置信号が提供される。
例として、最も不都合な場合においては、位置の値が2ms前もって測定される第1の位置信号を、10ms前もって測定される位置の値を有するがために、もはやリアルタイム値とみなされない可能性がある第2の位置信号と比較することが必要であろう。2つの位置信号間のこの時間の不一致を見込むために、予め設定可能な許容範囲を有して働く計算アルゴリズムが評価ユニット10に格納される。
例えば、試験信号を出力するために機械制御部11によって判定される地点が、試験信号が処理ユニット10に到達した後、第2の距離測定システム13によって処理ユニット10に出力される地点から最大2mmだけ異なるときに、正しく判定されているとモニタリングデバイス7によって見なされることが実現され得る。2mmの例示的な許容範囲は、以下の推定、すなわち、工具ホルダ4の最高速度が200m/sであること、処理デバイス10に試験信号が到達した後、第2の位置信号を提供するための最大時間遅れが10msであり、その結果、2mmの最大の地点不一致をもたらすということに基づく。工具ホルダ4についての異なる最高速度又は第1及び/もしくは第2の距離測定システム12、13についての異なるクロック周波数が存在する場合、異なる許容範囲が予め設定され得る。
モニタリングデバイス7が、上記地点の判定を用いて、型曲げ機1の機械制御部11の正しい機能を確立した場合、共通の第1の平面34内に配置される放射検出器28及び32は、放射検出器31と共に、マスクアウトされ得る。第2の平面35内に配置される放射検出器29をマスクアウトするためのタイマーの始動を実現することも可能であり、マスクアウトするまでの時間は、この放射検出器31に関する検出ビーム14の工作物による遮断が予想されないように設定される。「クリープフィード」とも呼ばれる予め設定可能な移動速度に達しない場合、最後の放射検出器30もまたマスクアウトされ得る。この時点以降、パンチ5と工作物との間の間隔が完全に閉鎖されること、及び、もはや直近の圧壊のリスクが全く存在しないことが推定される。第2の遅い移動速度中、型曲げ機1が今や、限定されたリスクの可能性だけを有することも推定される。

Claims (12)

  1. 機械ベッドと、工具を保持し、かつ、前記機械ベッドに対して可動に搭載された工具ホルダと、前記工具ホルダに接続されたドライブユニットと、前記ドライブユニットを作動させるための機械制御部と、前記工具ホルダの移動を監視し、予め設定可能な監視事象が起こった場合に、前記ドライブユニットの上流の断路器ユニットにシャットダウン信号を提供するように設計されたモニタリングデバイスとを有する成形装置であって、前記モニタリングデバイスは、少なくとも1つの放射源と、前記放射源に対向して搭載された幾つかの放射検出器とを含み、前記放射源から放出されるビームの少なくとも一部分は前記工具の加工用エッジに沿って整列され、前記モニタリングデバイスは、それぞれが前記機械ベッドに対する前記工具ホルダの位置を判定するために位置信号を出力するように設計される第1の距離測定システム及び第2の距離測定システムをさらに備え、前記機械制御部は、前記ドライブユニットを作動させるために前記第1の距離測定システムに接続され、前記第1の距離測定システムは、第1の速い作業サイクルで第1の位置信号を周期的に提供するように設計され、前記第2の距離測定システムは、第2の遅い作業サイクルで第2の位置信号を周期的に提供するように設計され、前記モニタリングデバイスは、前記第1及び第2の位置信号を比較するように設計され、それにより、前記機械ベッドに対して前記工具ホルダが予め設定可能な位置に到達したことを示す前記第1の距離測定システムの位置信号の存在下で、前記第2の位置信号との比較が行われ、該比較時に、前記第1の位置信号と前記第2の位置信号との差が予め設定可能な許容範囲内である場合、少なくとも1つの放射検出器の非アクティブ化が起こ、前記機械ベッドに対する前記工具ホルダの閉鎖移動が継続されることができる、成形装置。
  2. 前記第1の距離測定システム、又は前記第1の距離測定システム及び前記機械制御部は、安全規格の第1の安全カテゴリに従って設計され、前記モニタリングデバイス及び前記断路器ユニットは前記第2の距離測定システムと共に、前記安全規格の第2の安全カテゴリに従って設計される安全動作システムを形成し、前記第2の安全カテゴリは、前記安全規格内で前記第1の安全カテゴリより高いレベルに位置する、請求項1に記載の成形装置。
  3. 前記モニタリングデバイスは、前記第1及び第2の位置信号を比較するように設計され、それにより、該比較が、前記第1の位置信号と前記第2の位置信号との差が前記予め設定可能な許容範囲を上回ったことを示す場合に、前記断路器ユニットに対する前記シャットダウン信号の提供が起こる、請求項1に記載の成形装置。
  4. 前記第2の距離測定システムは、互いに独立した少なくとも2つの内部距離信号に基づいて、又は1つの内部距離信号及び1つの外部距離信号に基づいて、前記第2の位置信号を生成するように設計される、請求項1に記載の成形装置。
  5. 前記第2の距離測定システムは、前記内部距離信号及び前記第1の位置信号に基づいて前記第2の位置信号を生成するように設計される、請求項4に記載の成形装置。
  6. 第1の放射検出器は、第1の移動速度から前記ドライブユニットをシャットダウンさせる間に前記工具ホルダの少なくともオーバートラベル距離に対応する前記工具の前記加工用エッジからの距離に、前記工具ホルダの閉鎖移動の方向に沿って配置される、請求項1に記載の成形装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に従って設計される成形装置を作動させる方法であって、第1の移動速度での前記機械ベッドに対する前記工具ホルダの接近移動を実行するステップと、前記モニタリングデバイスにより幾つかの放射検出器の放射適用を監視するステップと、前記第1の距離測定システムからの位置信号を用いて前記機械制御部によって閉鎖移動の方向に沿って前記工具ホルダの位置を判定するステップと、予め設定可能な相対位置に到達したと前記機械制御部によって判定されると、前記機械制御部から前記モニタリングデバイスに試験信号を提供するステップと、前記モニタリングデバイスにおいて前記第1の位置信号を前記第2の位置信号と比較するステップと、前記比較が前記第1の位置信号と前記第2の位置信号との差が予め設定可能な許容範囲内であることを示すときに少なくとも1つの放射検出器を非アクティブ化するステップであって、それにより、前記機械ベッドに対する前記工具ホルダの閉鎖移動が継続されることができる、非アクティブ化するステップとを特徴とする、方法。
  8. 前記機械制御部が前記モニタリングデバイスに前記試験信号を提供した後、前記位置信号の比較が、前記第1の位置信号と前記第2の位置信号との差が予め設定可能な許容範囲内であることを示す場合、前記ドライブユニットの第2の低い移動速度への制動が行われ、前記第2の移動速度への制動の開始によって、前記閉鎖移動の方向に対して横断的に整列された前記第1の放射検出器と共通の第1の平面内に配置される放射検出器の非アクティブ化が行われる、請求項7に記載の方法。
  9. 前記第2の移動速度への制動の開始時に、前記第1の平面に平行な第2の平面内において前記第1の平面よりも前記工具の加工用エッジから近い距離に配置される少なくとも1つの放射検出器は、予め設定可能な期間が経過した後に非アクティブ化される、請求項に記載の方法。
  10. 前記試験信号を提供した後、それぞれ非アクティブ化された放射検出器の監視は行われず、アクティブな放射検出器上での光線の非存在のみが、前記ドライブユニットの上流の前記断路器ユニットへの前記シャットダウン信号の提供をもたらす、請求項9に記載の方法。
  11. 前記第2の移動速度に達すると、全ての放射検出器の非アクティブ化が起こる、請求項8に記載の方法。
  12. 前記第1の距離測定システム及び前記機械制御部の前記予め設定可能な相対位置における前記試験信号の提供は、前記第1の距離測定システムより高い安全カテゴリに属する前記第2の距離測定システムの位置信号を用いた、前記判定された相対位置のチェックに比較して、予め設定可能な安全規格によるより低い安全カテゴリで行われる、請求項8に記載の方法。
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