JP6560280B2 - ハーネスプロテクタ - Google Patents

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本発明は、主として、車体に設けられるワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタに関する。
車体パネルにワイヤハーネスを配置する場合、車体パネルとワイヤハーネスの接触による損傷を防止するためにハーネスプロテクタが設けられることがある。特許文献1及び2は、この種のハーネスプロテクタを開示する。
特許文献1は、ロッカパネルに沿って配置されるワイヤハーネスを保護するプロテクタを開示する。このプロテクタには、下端が開口しているクリップ部が形成されている。また、ロッカパネルには、上方に突出しているフランジ部が形成されている。このフランジ部とクリップ部とが嵌合することでプロテクタがロッカパネルに固定される。また、ワイヤハーネスには、車体係止用のクリップが取り付けられている。このクリップは、ロッカパネルに形成された係止孔に挿入される。これにより、ワイヤハーネスが係止及び位置決めされる。
特許文献2は、車体パネルの取付孔を挿通するワイヤハーネスを保護するプロテクタを開示する。このプロテクタには、凹部を有するロック部材が設けられている。車体パネルの取付孔のエッジに、このロック部材の凹部が入り込むことで、プロテクタが車体パネルに固定される。
特開2009−143467号公報 特開2009−189167号公報
ここで、車体パネル及びハーネスプロテクタ等の機械部品には公差が存在する。従って、特許文献1の構成では、ロッカパネルの係止孔とクリップとの間には隙間が存在することとなる。そのため、車体に振動が発生した場合、ロッカパネルとクリップとのガタツキによる異音が発生する。また、特許文献2の構成では、ロック部材の弾性力は、凹部が取付孔のエッジに入り込むために用いられており、プロテクタのガタツキを効果的に防止することはできない。
本発明は以上の事情に鑑みてされたものであり、その主要な目的は、車体の振動時における車体パネルとの接触による異音の発生を抑制可能なハーネスプロテクタを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、車体パネルに形成されたパネル孔に取り付けられるとともに、当該パネル孔を通るワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタにおいて、以下の構成が提供される。即ち、このハーネスプロテクタは、閉鎖板と、接触片と、弾性片と、固定部と、を備える。前記閉鎖板は、前記パネル孔を塞ぐとともに、前記ワイヤハーネスが通る貫通孔が形成されている。前記接触片は、前記閉鎖板に複数立設されており、少なくとも1つが前記パネル孔の内壁に接触する。前記弾性片は、複数の前記接触片の少なくとも1つに設けられた板状の部材である。前記固定部は、前記閉鎖板に設けられており、前記車体パネルへの取付後において少なくとも一部が前記パネル孔の径方向外側に位置することで、当該閉鎖板を前記車体パネルに固定する。前記車体パネルへの取付後において前記パネル孔の軸方向で見たときにおいて、前記弾性片の厚み方向と垂直な方向を当該弾性片の配置方向と称したときに、前記弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に対して傾斜している。また、前記弾性片は、前記パネル孔の内壁に当接しているとともに弾性変形しており、当該弾性変形による弾性力により前記パネル孔の内壁を押圧する。前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、前記固定部と前記弾性片とは、前記閉鎖板上において前記パネル孔又は前記接触片を挟んで反対側に配置されている。
これにより、弾性片がパネル孔の内壁を押圧することで、ハーネスプロテクタのガタツキを防止することができるため、車体の振動時の異音を抑制できる。また、弾性片がパネル孔の内壁を押圧することで、固定部がパネル孔の内壁に押し付けられるので固定部による固定を外れにくくすることができる。
前記のハーネスプロテクタにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記弾性片を複数備える。前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、前記閉鎖板上において、前記固定部の前記パネル孔又は前記接触片を挟んで反対側に、前記弾性片が最も多く配置されている。
これにより、固定部がパネル孔の内壁に更に強く押し付けられるので、固定部による固定を更に外れにくくすることができる。
本発明の第2の観点によれば、車体パネルに形成されたパネル孔に取り付けられるとともに、当該パネル孔を通るワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタにおいて、以下の構成が提供される。即ち、このハーネスプロテクタは、閉鎖板と、接触片と、弾性片と、を備える。前記閉鎖板は、前記パネル孔を塞ぐとともに、前記ワイヤハーネスが通る貫通孔が形成されている。前記接触片は、前記閉鎖板に複数立設されており、少なくとも1つが前記パネル孔の内壁に接触する。前記弾性片は、複数の前記接触片の少なくとも1つに設けられた板状の部材である。前記車体パネルへの取付後において前記パネル孔の軸方向で見たときにおいて、前記弾性片の厚み方向と垂直な方向を当該弾性片の配置方向と称したときに、前記弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に対して傾斜している。また、前記弾性片は、前記パネル孔の内壁に当接しているとともに弾性変形しており、当該弾性変形による弾性力により前記パネル孔の内壁を押圧する。また、前記弾性片のうち前記閉鎖板側とは反対側の端面には、前記パネル孔の内壁に近づくに従って前記閉鎖板に近づくように傾斜した傾斜案内部が形成されている。
これにより、弾性片がパネル孔の内壁を押圧することで、ハーネスプロテクタのガタツキを防止することができるため、車体の振動時の異音を抑制できる。また、ハーネスプロテクタをパネル孔に取り付ける際に、傾斜案内部とパネル孔の内壁とが接触した場合においても、傾斜案内部の傾斜に沿ってハーネスプロテクタをパネル孔の奥側へ案内することができる。従って、ハーネスプロテクタをパネル孔に取り付ける作業が容易になる。
前記のハーネスプロテクタにおいては、前記車体パネルへの取付け後において、前記弾性片の輪郭のうち前記パネル孔の内壁から最も遠い1辺のみが前記接触片に接続されていることが好ましい。
これにより、弾性片の弾性変形による変形量を大きくすることができるので、弾性片が及ぼす力を強くして、ハーネスプロテクタのガタツキ及び異音の発生を一層抑制できる。
本発明の第3の観点によれば、車体パネルに形成されたパネル孔に取り付けられるとともに、当該パネル孔を通るワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタにおいて、以下の構成が提供される。即ち、このハーネスプロテクタは、閉鎖板と、接触片と、弾性片と、を備える。前記閉鎖板は、前記パネル孔を塞ぐとともに、前記ワイヤハーネスが通る貫通孔が形成されている。前記接触片は、前記閉鎖板に複数立設されており、少なくとも1つが前記パネル孔の内壁に接触する。前記弾性片は、複数の前記接触片の少なくとも1つに設けられた板状の部材である。前記車体パネルへの取付後において前記パネル孔の軸方向で見たときにおいて、前記弾性片の厚み方向と垂直な方向を当該弾性片の配置方向と称したときに、前記弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に対して傾斜している。また、前記弾性片は、前記パネル孔の内壁に当接しているとともに弾性変形しており、当該弾性変形による弾性力により前記パネル孔の内壁を押圧する。また、前記閉鎖板を厚み方向で見たときに、当該閉鎖板の輪郭は、対向するように配置される第1辺部及び第2辺部と、当該第1辺部及び第2辺部を接続する第3辺部及び第4辺部と、を有している。前記弾性片は、前記第1辺部及び前記第2辺部に少なくとも1つ設けられるとともに、前記第3辺部及び前記第4辺部に少なくとも1つ設けられる。また、前記第1辺部及び前記第2辺部の少なくとも1つには、前記弾性片としての第1弾性片と第2弾性片とが取り付けられている。前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、前記第1弾性片の配置方向は前記パネル孔の内壁から引いた垂線に対して一側に傾斜しており、前記第2弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁から引いた垂線に対して他側に傾斜している。例えば、前記第1弾性片と前記第2弾性片の配置方向は、この垂線に対して、一側又は他側に30度から60度傾斜している。
これにより、弾性片がパネル孔の内壁を押圧することで、ハーネスプロテクタのガタツキを防止することができるため、車体の振動時の異音を抑制できる。また、複数の方向でハーネスプロテクタのガタツキを防止することができる。また、ハーネスプロテクタに回転方向を含む様々な方向の力が掛かった場合においても、弾性片により閉鎖板の回転を防止できる。
前記のハーネスプロテクタにおいては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、前記第1辺部及び第2辺部は直線状であり、前記第3辺部及び前記第4辺部は曲線状である。前記第1弾性片は、前記第1辺部のうち前記第3辺部の近傍に形成されている。前記第1弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に近づくに従って前記第3辺部側に近づく方向に傾斜している。前記第2弾性片は、前記第1辺部のうち前記第4辺部の近傍に形成されている。前記第2弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に近づくに従って前記第4辺部側に近づく方向に傾斜している。
これにより、閉鎖板の回転を一層確実に防止することができる。
本発明の第4の観点によれば、車体パネルに形成されたパネル孔に取り付けられるとともに、当該パネル孔を通るワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタにおいて、以下の構成が提供される。即ち、このハーネスプロテクタは、閉鎖板と、接触片と、弾性片と、を備える。前記閉鎖板は、前記パネル孔を塞ぐとともに、前記ワイヤハーネスが通る貫通孔が形成されている。前記接触片は、前記閉鎖板に複数立設されており、少なくとも1つが前記パネル孔の内壁に接触する。前記弾性片は、複数の前記接触片の少なくとも1つに設けられた板状の部材である。前記車体パネルへの取付後において前記パネル孔の軸方向で見たときにおいて、前記弾性片の厚み方向と垂直な方向を当該弾性片の配置方向と称したときに、前記弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に対して傾斜している。また、前記弾性片は、前記パネル孔の内壁に当接しているとともに弾性変形しており、当該弾性変形による弾性力により前記パネル孔の内壁を押圧する。また、このハーネスプロテクタは、隣り合う位置に配置された前記接触片としての第1接触片と第2接触片とを備える。前記弾性片は、前記第1接触片から内壁側へ延びるように形成されており、前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、前記弾性片の先端は、前記第2接触片に接触していない。
これにより、弾性片がパネル孔の内壁を押圧することで、ハーネスプロテクタのガタツキを防止することができるため、車体の振動時の異音を抑制できる。また、弾性片が第2接触片に邪魔されずにパネル孔の内壁を略確実に押圧することとなるので、ガタツキ及び車体振動時の異音をより確実に抑制できる。
前記のハーネスプロテクタにおいては、前記閉鎖板は、前記車体パネルとの間に軟質部材を挟み込んで固定されていることが好ましい。
これにより、ガタツキ及び車体振動時の異音をより確実に抑制できる。
本発明の一実施形態に係るハーネスプロテクタが車体パネルに取り付けられている様子を示す斜視図。 ハーネスプロテクタを軸方向で見た正面図。 弾性片の近傍の拡大斜視図。
次に、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。初めに、図1を参照して、ハーネスプロテクタ40の取付構造の概要について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るハーネスプロテクタ40が車体パネル10に取り付けられている様子を示す斜視図である。なお、以下の説明では、位置関係、大きさ、又は形状等を説明する用語は、その用語の意味が完全に成立している構成だけでなく、その用語の意味が略成立している構成も含むものとする。
車体パネル10は、自動車内の所定の空間(例えば荷室側の空間と車室側の空間)を仕切っている。以下の説明では、図1に示すように、車体パネル10によって仕切られる空間の一方(具体的には主としてハーネスプロテクタ40が配置される側)を第1空間と称し、仕切られる空間の他方を第2空間と称する。車体パネル10には、パネル孔11と、内壁12と、縁13と、が形成されている。
パネル孔11は、車体パネル10に形成された略長円形の貫通孔である。また、以下の説明において、パネル孔11の軸方向(パネル孔11の中心を通る線が示す方向)を単に「軸方向」と称する。なお、本実施形態では、軸方向は、車体パネル10の厚み方向、パネル孔11の近傍におけるワイヤハーネス20の長手方向、後述の閉鎖板42の法線方向、後述の接触片44の突出方向等と同じ方向である。また、パネル孔11を軸方向で見たときに、パネル孔11の中心から外側に広がる方向を「径方向」と称する。なお、パネル孔11の形状は略長円形に限られず、円形、楕円形、矩形等であっても良い。
内壁12は、パネル孔11の内壁(軸方向に平行な面)である。言い換えれば、車体パネル10のうち、パネル孔11との境界に相当する部分である。なお、車体パネル10は、パネル孔11の近傍(パネル孔11との境界)において、第2空間側に突出するように折り曲げられている。従って、内壁12の軸方向の長さは、車体パネル10の厚みよりも大きい。
縁13は、車体パネル10の一部であり、具体的には、パネル孔11よりも径方向外側の部分であって、パネル孔11の近傍の部分である。
ワイヤハーネス20は、複数の電線を束ねるとともに、各電線の端部にコネクタを取り付けたものである。ワイヤハーネス20は、自動車が備える各種電気機器へ電力又は制御信号を送信するために用いられる。本実施形態のワイヤハーネス20は、車体パネル10のパネル孔11を通るように配置されるとともに、ハーネスプロテクタ40によって保護される。
ハーネスプロテクタ40は、車体パネル10に取り付けられている。ハーネスプロテクタ40は、ワイヤハーネス20を覆うことで、ワイヤハーネス20を保護する。特に、本実施形態のハーネスプロテクタ40は、ワイヤハーネス20のうち、第1空間に位置する部分と、パネル孔11を通る部分(第1空間と第2空間の境界)と、を保護する。
次に、図1から図3を参照して、ハーネスプロテクタ40の詳細な形状について説明する。図2は、ハーネスプロテクタ40を軸方向で見た正面図である。図3は、弾性片45の近傍の拡大斜視図である。
図1から図3に示すように、ハーネスプロテクタ40は、本体部41と、閉鎖板42と、複数の接触片44と、複数の弾性片45と、2つの固定部46と、を備える。
本実施形態のハーネスプロテクタ40は、第1構成部材40aと、第2構成部材40bと、を組み合わせて構成されている。第1構成部材40aは、ハーネスプロテクタ40の略半分(図1の上側、複数の弾性片45が配置される側、固定部46が配置されていない側)を構成している。第2構成部材40bは、ハーネスプロテクタ40の残りの部分(図1の下側、弾性片45が1つだけ配置される側、固定部46が配置される側)を構成している。第1構成部材40aと、第2構成部材40bとは、連結部40cによって連結されている。なお、ハーネスプロテクタ40は、3つ以上の部品から構成されていても良いし、1つの部品から構成されていても良い。
本体部41は、第1空間に位置するワイヤハーネス20を保護する部分である。本体部41の内部には、ワイヤハーネス20を収容するための収容空間が形成されている。
閉鎖板42は、パネル孔11を塞ぐとともに、ワイヤハーネス20が通るための貫通孔43が形成されている。図2に示すように、閉鎖板42は、鎖線で示すパネル孔11よりも大きい。詳細には、閉鎖板42は、第1構成部材40aの全体及び第2構成部材40bの一部(第1構成部材40aに近い側)においてパネル孔11よりも大きく、それ以外の部分においてパネル孔11と同じ大きさである。そして、閉鎖板42のうちパネル孔11よりも大きい部分は、車体パネル10の第1空間側の縁13に押し付けられた状態で固定される。また、本実施形態では、閉鎖板42と縁13の間にウレタン(軟質部材)30が配置されており、このウレタン30を介して(ウレタンを挟み込んで)、閉鎖板42が縁13に押し付けられる。このとき、ウレタン30は閉鎖板42と縁13の形状に応じて押し縮められるので、閉鎖板42と縁13の間のガタツキ及び車体振動時の異音を抑制する。
また、閉鎖板42は、パネル孔11と同様に略長円形である。詳細には、図2に示すように、閉鎖板42の輪郭は、対向するように配置される第1辺部42a及び第2辺部42bと、第1辺部42a及び第2辺部42bを接続する第3辺部42c及び第4辺部42dと、を有している。本実施形態では、第1辺部42a及び第2辺部42bは直線状であり、第3辺部42c及び第4辺部42dは曲線状であるが、それらの構成に限られない。また、各部の境界は例えば曲率の変化等に基づいて定めることができる。
接触片44は、閉鎖板42から軸方向に沿って第2空間側に延びるように形成(立設)された部材である。接触片44は板状(軸方向で見たときに細長状)であり、接触片44の厚み方向と閉鎖板42とは平行である。接触片44は、軸方向で見たとき(図2)において、略格子状に並べて配置されている。接触片44は、パネル孔11の内壁12に接触することで、ハーネスプロテクタ40の位置ズレを防ぐ部材である(そのため、複数の接触片44のうち少なくとも1つが内壁12に接触している)。従って、接触片44の径方向の外側の端部の位置は、パネル孔11の輪郭(即ち内壁12)の位置と略一致している。また、接触片44には、端面(厚み方向に平行な面)が内壁12に接触するように構成される部材と、側面(厚み方向に垂直な面)が接触するように構成される部材と、が配置されている。また、接触片44は、第1辺部42a〜第4辺部42dの何れにも複数形成されている。
弾性片45は、複数の接触片44の一部(本実施形態では4つ)に設けられている。弾性片45は、接触片44と同様に板状(軸方向で見たときに細長状)であり、弾性片45の厚み方向と閉鎖板42とは平行である。弾性片45は、弾性変形可能であり、パネル孔11の内壁12に当接した状態で弾性力を及ぼすことで、パネル孔11の内壁12を押圧する。これにより、ハーネスプロテクタ40とパネル孔11のガタツキ及び車体振動時の異音が抑制される。更に、ハーネスプロテクタ40の直線方向又は回転方向の位置ズレを防止することができる。
また、図3に示すように、弾性片45のうち、接触片44に接続されている部分を基端部45aと称し、その反対側を先端部45bと称する。弾性片45は、基端部45aのみが他の部材と接続されており、基端部45a以外は他の部分(閉鎖板42等)と接続されていない。言い換えると、弾性片45の輪郭のうちパネル孔11の内壁から最も遠い1辺である基端部45aのみが接触片44に接続されている。この構成により、先端部45bの弾性変形による変形量を大きくすることができるので、内壁12に及ぼす弾性力を大きくすることができる。
また、図2に示すように、弾性片45は、内壁12に弾性力を及ぼすために、外力が掛かっていない状態において、少なくとも先端部45bがパネル孔11よりも外側に位置している。更に、先端部45bから基端部45aに向かう方向(言い換えれば、軸方向で見たときの厚み方向に垂直な方向)を弾性片45の配置方向としたときに、弾性片45の配置方向は、内壁12に対して傾斜しているため、弾性片45を弾性変形させることができる。また、図2には、弾性片45を弾性変形させたときの軌跡を鎖線の矢印で示している。このように、ある接触片44(第1接触片)から延びる弾性片45を弾性変形させた場合においても、この弾性片45は隣の接触片44(第2接触片)に接触しない。従って、ハーネスプロテクタ40を車体パネル10に取り付けた後においても、弾性片45は隣の接触片44に接触しない。従って、弾性片45が隣の接触片44に邪魔されずにパネル孔11の内壁12を略確実に押圧することとなるので、ガタツキ及び車体振動時の異音をより確実に抑制できる。
また、図3に示すように、弾性片45の端面のうち、閉鎖板42とは反対側の端面には、パネル孔11の内壁12に近づくに従って閉鎖板42に近づくように傾斜した傾斜案内部45cが形成されている。これにより、ハーネスプロテクタ40をパネル孔11に取り付ける際に、傾斜案内部45cとパネル孔11の内壁12とが接触した場合においても、傾斜案内部45cの傾斜に沿ってハーネスプロテクタ40をパネル孔11の奥側(第2空間側)へ案内することができる。従って、ハーネスプロテクタ40をパネル孔11に取り付ける作業が容易になる。また、弾性片45だけでなく、接触片44も同様に傾斜している。具体的に説明すると、接触片44の端面のうち、閉鎖板42とは反対側の端面には、平坦部44aと、傾斜案内部44bと、が形成されている。平坦部44aは、閉鎖板42と平行であり(即ち、径方向に平行な面であり)、傾斜案内部45c及び傾斜案内部44b等と異なり傾斜していない。傾斜案内部44bは、傾斜案内部45cと同様に、内壁12のパネル孔11の内壁12に近づくに従って閉鎖板42に近づくように傾斜している。傾斜案内部44bを備えることにより、接触片44は、弾性片45と同様、ハーネスプロテクタ40をパネル孔11の奥側に案内し易い等の効果を発揮できる。また、傾斜案内部44bと傾斜案内部45cの傾斜角度は同じであるが、異なっていても良い。なお、弾性片45は、傾斜案内部44bに接続されているが、平坦部44aに接続されていても良い。
固定部46は、閉鎖板42に接続される支持部46aと、支持部46aに支持される弾性固定片46bと、を備える。弾性固定片46bは、外力が掛かっていない状態では、少なくとも一部がパネル孔11よりも径方向外側に位置する。また、弾性固定片46bに外力を加えて弾性変形させることで、弾性固定片46bをパネル孔11の内部に位置させることができる。従って、弾性固定片46bを弾性変形させてハーネスプロテクタ40の一部(固定部46)をパネル孔11に挿入して、弾性変形を元に戻すことで、ハーネスプロテクタ40を車体パネル10に固定することができる。なお、支持部46aは、接触片44と同様に、パネル孔11の内壁12に接触可能に構成されている。
次に、図2を参照して、弾性片45のレイアウトについて説明する。
弾性片45は、1つ形成されているだけでも、閉鎖板42上においてパネル孔11を挟んで反対側に配置されている接触片44を内壁12に押し付けることができる(互いに対向する内壁12の一方が弾性片45から弾性力を受け、他方の内壁12が接触片44から力を受ける)ので、ガタツキ及び車体振動時の異音を抑制したり、ハーネスプロテクタ40の直線方向又は回転方向の位置ズレを防止したりすることができる。しかし、複数の弾性片45を配置することが更に好ましい。
また、弾性片45は、内壁12を押圧することで、閉鎖板42上においてパネル孔11を挟んで反対側に配置されている接触片44及び固定部46を内壁12に押し付けることを目的としているため、閉鎖板42上においてパネル孔11を挟んで片側のみに配置することが好ましい(両側に配置しても良い)。なお、閉鎖板42上においてパネル孔11を挟んで弾性片45の反対側に固定部46を配置とは、例えば、第1辺部42aに弾性片45を配置した場合に、第2辺部42bに固定部46を配置させることをいう。本実施形態では、第1辺部42aと第2辺部42bのうち第1辺部42aのみに複数(3つ)の弾性片45が形成されている。また、第3辺部42cと第4辺部42dのうち第4辺部42dのみに1つの弾性片45が形成されている。特に、第1辺部42aに弾性片45が形成されていることで、比較的長い第2辺部42bに配置されている接触片44及び固定部46を内壁12に押し付けることができるので、ハーネスプロテクタ40のガタツキを防止し易い。また、第1辺部42aに加えて、更に第4辺部42dに弾性片45が形成されることで、様々な方向のガタツキや位置ズレを防止できる。
また、本実施形態では、パネル孔11の径方向外側に弾性固定片46bが位置することでハーネスプロテクタ40を車体パネル10に固定する構成の固定部46を備える。従って、ハーネスプロテクタ40(特に閉鎖板42)が固定部46側に押圧されることで、固定部46による固定を強固にすることができる。この点、本実施形態では、固定部46が配置される第2辺部42bの反対側の第1辺部42aに弾性片45が形成されている。即ち、固定部46と弾性片45とは、閉鎖板42上においてパネル孔11又は接触片44を挟んで反対側に配置されている(言い換えれば、弾性片45がパネル孔11の内壁12に弾性力を及ぼすことで、パネル孔11の内壁12に押し付けられる箇所の近傍に固定部46が配置されている)。特に、1つではなく複数(4辺で最も多い数)の弾性片45が形成されている。これにより、固定部46による固定を強固にすることができる。
また、弾性片45は、内壁12に対して垂直に押圧するのではなく、弾性片45に垂直な方向に内壁12を押圧する。従って、閉鎖板42を均一に第2辺部42b側に押圧するために、本実施形態では、弾性片45の配置方向を異ならせている。具体的には、図2に示すように、第1辺部42aの中央よりも第3辺部42c側の2つの弾性片45(第1弾性片)の配置方向は、パネル孔11の内壁12に近づくに従って第3辺部42c側に近づく方向に傾斜している(言い換えれば、内壁12の垂線に対して第3辺部42c側に傾斜している)。また、第1辺部42aの中央よりも第4辺部42d側の1つの弾性片45(第2弾性片)の配置方向は、パネル孔11の内壁12に近づくに従って第4辺部42d側に近づく方向に傾斜している(言い換えれば、内壁12の垂線に対して第4辺部42d側に傾斜している)。これにより、閉鎖板42を均一に第2辺部42b側に押圧できるため、回転方向を含む様々な方向の力が掛かった場合であっても、ガタツキ及び車体振動時の異音を発生しにくくすることができる。
また、弾性片45は、第1辺部42a又は第2辺部42bの中央よりは端部にあった方が、ハーネスプロテクタ40の回転方向の位置ズレを効果的に防止できる。なぜなら、ハーネスプロテクタ40が回転する場合、端部の方が位置ズレ量が大きいからである。なお、第3辺部42c又は第4辺部42dに弾性片45を配置する場合、位置ズレ方向によっては弾性片45が位置ズレを防止できない場合があるため、第1辺部42a又は第2辺部42bの端部近傍に設けることが好ましい。この点、本実施形態では、最も第3辺部42c側の弾性片45は、第1辺部42aと第3辺部42cの境界(第1辺部42aのうち第3辺部42c側の端部)の近傍に位置しており、最も第4辺部42d側の弾性片45は、第1辺部42aと第4辺部42dの境界(第1辺部42aのうち第4辺部42d側の端部)の近傍に位置している。従って、ハーネスプロテクタ40の回転方向の位置ズレを効果的に防止できる。
以上に説明したように、ハーネスプロテクタ40は、閉鎖板42と、接触片44と、弾性片45と、を備える。閉鎖板42は、パネル孔11を塞ぐとともに、ワイヤハーネス20が通る貫通孔43が形成されている。接触片44は、閉鎖板42に複数立設されており、少なくとも1つがパネル孔11の内壁12に接触する。弾性片45は、複数の接触片44の少なくとも1つに設けられた板状の部材である。車体パネル10への取付後においてパネル孔11の軸方向で見たときに、弾性片45の配置方向は、パネル孔11の内壁12に対して傾斜している。弾性片45は、パネル孔11の内壁12に当接しているとともに弾性変形しており、当該弾性変形による弾性力によりパネル孔11の内壁12を押圧する。
これにより、弾性片45がパネル孔11の内壁12を押圧することで、ハーネスプロテクタ40のガタツキを防止することができるため、車体の振動時の異音を抑制できる。
また、本実施形態のハーネスプロテクタ40は固定部46を備える。固定部46は、閉鎖板42に設けられており、車体パネル10への取付後において少なくとも一部がパネル孔11の径方向外側に位置することで、当該閉鎖板42を車体パネル10に固定する。車体パネル10への取付後において軸方向で見たときに、固定部46と弾性片45とは、閉鎖板42上においてパネル孔11又は接触片44を挟んで反対側に配置されている。
これにより、弾性片45がパネル孔11の内壁12を押圧することで、固定部46がパネル孔11の内壁12に押し付けられるので、固定部46による固定を外れにくくすることができる。
また、本実施形態のハーネスプロテクタ40は、弾性片45を複数備える。車体パネル10への取付後において軸方向で見たときに、閉鎖板42上において固定部46のパネル孔11又は接触片44を挟んで反対側に、弾性片45が最も多く配置されている。
これにより、固定部46がパネル孔11の内壁12に更に強く押し付けられるので、固定部46による固定を更に外れにくくすることができる。
また、本実施形態のハーネスプロテクタ40において、弾性片45のうち閉鎖板42側とは反対側の端面には、パネル孔11の内壁12に近づくに従って閉鎖板42に近づくように傾斜した傾斜案内部45cが形成されている。
これにより、ハーネスプロテクタ40をパネル孔11に取り付ける際に、傾斜案内部45cとパネル孔11の内壁12とが接触した場合においても、傾斜案内部45cの傾斜に沿ってハーネスプロテクタ40をパネル孔11の奥側へ案内することができる。従って、ハーネスプロテクタ40をパネル孔11に取り付ける作業が容易になる。
また、本実施形態のハーネスプロテクタ40は、車体パネル10への取付け後において、弾性片45の輪郭のうちパネル孔11の内壁12から最も遠い1辺のみが接触片44に接続されている。
これにより、弾性片45の弾性変形による変形量を大きくすることができるので、弾性片45が及ぼす力を強くして、ハーネスプロテクタ40のガタツキ及び異音の発生を一層抑制できる。
以上に本発明の好適な実施の形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
上記実施形態では、車体パネル10及びハーネスプロテクタ40は樹脂製であるが、樹脂以外の材料で構成されていても良い。
上記実施形態では、軟質部材としてウレタンを例に挙げて説明したが、押圧により変形する部材であれば、別の部材(ゴム等)を用いることもできる。
上記実施形態で説明したワイヤハーネス20を構成する各部の形状は一例であり、適宜変更することができる。例えば、傾斜案内部45cが形成されていなくても良いし、弾性片45が閉鎖板42にも接続されていても良い。
10 車体パネル
11 パネル孔
12 内壁
13 縁
20 ワイヤハーネス
30 ウレタン(軟質部材)
40 ハーネスプロテクタ
41 本体部
42 開口部
43 閉鎖板
44 接触片
45 弾性片
46 固定部

Claims (8)

  1. 車体パネルに形成されたパネル孔に取り付けられるとともに、当該パネル孔を通るワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタにおいて、
    前記パネル孔を塞ぐとともに、前記ワイヤハーネスが通る貫通孔が形成されている閉鎖板と、
    前記閉鎖板に複数立設されており、少なくとも1つが前記パネル孔の内壁に接触する接触片と、
    複数の前記接触片の少なくとも1つに設けられた板状の部材である弾性片と、
    前記閉鎖板に設けられており、前記車体パネルへの取付後において少なくとも一部が前記パネル孔の径方向外側に位置することで、当該閉鎖板を前記車体パネルに固定する固定部と、
    を備え、
    前記車体パネルへの取付後において前記パネル孔の軸方向で見たときにおいて、
    前記弾性片の厚み方向と垂直な方向を当該弾性片の配置方向と称したときに、前記弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に対して傾斜しており、
    前記弾性片は、前記パネル孔の内壁に当接しているとともに弾性変形しており、当該弾性変形による弾性力により前記パネル孔の内壁を押圧し、
    前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、前記固定部と前記弾性片とは、前記閉鎖板上において前記パネル孔又は前記接触片を挟んで反対側に配置されていることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  2. 車体パネルに形成されたパネル孔に取り付けられるとともに、当該パネル孔を通るワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタにおいて、
    前記パネル孔を塞ぐとともに、前記ワイヤハーネスが通る貫通孔が形成されている閉鎖板と、
    前記閉鎖板に複数立設されており、少なくとも1つが前記パネル孔の内壁に接触する接触片と、
    複数の前記接触片の少なくとも1つに設けられた板状の部材である弾性片と、
    を備え、
    前記車体パネルへの取付後において前記パネル孔の軸方向で見たときにおいて、
    前記弾性片の厚み方向と垂直な方向を当該弾性片の配置方向と称したときに、前記弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に対して傾斜しており、
    前記弾性片は、前記パネル孔の内壁に当接しているとともに弾性変形しており、当該弾性変形による弾性力により前記パネル孔の内壁を押圧し、
    前記弾性片のうち前記閉鎖板側とは反対側の端面には、前記パネル孔の内壁に近づくに従って前記閉鎖板に近づくように傾斜した傾斜案内部が形成されていることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  3. 車体パネルに形成されたパネル孔に取り付けられるとともに、当該パネル孔を通るワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタにおいて、
    前記パネル孔を塞ぐとともに、前記ワイヤハーネスが通る貫通孔が形成されている閉鎖板と、
    前記閉鎖板に複数立設されており、少なくとも1つが前記パネル孔の内壁に接触する接触片と、
    複数の前記接触片の少なくとも1つに設けられた板状の部材である弾性片と、
    を備え、
    前記車体パネルへの取付後において前記パネル孔の軸方向で見たときにおいて、
    前記弾性片の厚み方向と垂直な方向を当該弾性片の配置方向と称したときに、前記弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に対して傾斜しており、
    前記弾性片は、前記パネル孔の内壁に当接しているとともに弾性変形しており、当該弾性変形による弾性力により前記パネル孔の内壁を押圧し、
    前記閉鎖板を厚み方向で見たときに、当該閉鎖板の輪郭は、対向するように配置される第1辺部及び第2辺部と、当該第1辺部及び第2辺部を接続する第3辺部及び第4辺部と、を有しており、
    前記弾性片は、前記第1辺部及び前記第2辺部に少なくとも1つ設けられるとともに、前記第3辺部及び前記第4辺部に少なくとも1つ設けられ
    前記第1辺部及び前記第2辺部の少なくとも1つには、前記弾性片としての第1弾性片と第2弾性片とが取り付けられており、
    前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、前記第1弾性片の配置方向は前記パネル孔の内壁から引いた垂線に対して一側に傾斜しており、前記第2弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁から引いた垂線に対して他側に傾斜していることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  4. 車体パネルに形成されたパネル孔に取り付けられるとともに、当該パネル孔を通るワイヤハーネスを保護するハーネスプロテクタにおいて、
    前記パネル孔を塞ぐとともに、前記ワイヤハーネスが通る貫通孔が形成されている閉鎖板と、
    前記閉鎖板に複数立設されており、少なくとも1つが前記パネル孔の内壁に接触する接触片と、
    複数の前記接触片の少なくとも1つに設けられた板状の部材である弾性片と、
    を備え、
    前記車体パネルへの取付後において前記パネル孔の軸方向で見たときにおいて、
    前記弾性片の厚み方向と垂直な方向を当該弾性片の配置方向と称したときに、前記弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に対して傾斜しており、
    前記弾性片は、前記パネル孔の内壁に当接しているとともに弾性変形しており、当該弾性変形による弾性力により前記パネル孔の内壁を押圧し、
    隣り合う位置に配置された前記接触片としての第1接触片と第2接触片とを備え、
    前記弾性片は、前記第1接触片から内壁側へ延びるように形成されており、前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、前記弾性片の先端は、前記第2接触片に接触していないことを特徴とするハーネスプロテクタ。
  5. 請求項に記載のハーネスプロテクタであって、
    前記弾性片を複数備え、
    前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、前記閉鎖板上において、前記固定部の前記パネル孔又は前記接触片を挟んで反対側に、前記弾性片が最も多く配置されていることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  6. 請求項1からまでの何れか一項に記載のハーネスプロテクタであって、
    前記車体パネルへの取付け後において、前記弾性片の輪郭のうち前記パネル孔の内壁から最も遠い1辺のみが前記接触片に接続されていることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  7. 請求項に記載のハーネスプロテクタであって、
    前記車体パネルへの取付後において前記軸方向で見たときに、
    前記第1辺部及び第2辺部は直線状であり、前記第3辺部及び前記第4辺部は曲線状であり、
    前記第1弾性片は、前記第1辺部のうち前記第3辺部の近傍に形成されており、前記第1弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に近づくに従って前記第3辺部側に近づく方向に傾斜しており、
    前記第2弾性片は、前記第1辺部のうち前記第4辺部の近傍に形成されており、前記第2弾性片の配置方向は、前記パネル孔の内壁に近づくに従って前記第4辺部側に近づく方向に傾斜していることを特徴とするハーネスプロテクタ。
  8. 請求項1からまでの何れか一項に記載のハーネスプロテクタであって、
    前記閉鎖板は、前記車体パネルとの間に軟質部材を挟み込んで固定されていることを特徴とするハーネスプロテクタ。
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