JP6560043B2 - 導電性経編物およびその使用 - Google Patents
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Description
しかしながらこういったウエアラブルデバイスを開発する上で障害となるのが、人体の動きを妨げない伸縮性の付与であり、従来さまざまな方法が提案されているが、まだ満足とはいえなかった。
その際、ただしmは1以上の整数であり、nは2以上の整数である。また、前記導電糸が、金属メッキされたアラミド繊維もしくその樹脂被覆体、または銅線もしくはその樹脂被覆体を含むことが好ましい。また、前記非導電糸がアラミド繊維またはポリエステル繊維を含むことが好ましい。また。「12/10」もしくは「01/21」の耳組織を有し、該耳組織は非導電糸で構成されることが好ましい。また、導電性経編物がウエアラブルセンサー用であることが好ましい。
また、本発明によれば、前記の導電性経編物を人体に沿って配置する、導電性経編物の
使用が提供される。
まず、本発明における導電糸とは、導電体を含む糸であり、非導電糸とは導電体を含まない糸である。ここで導電体とは比抵抗(体積抵抗率ともいう。)が108Ω・cm未満のものであり、比抵抗が108Ω・cm以上のものを非導電体とする。ここで「比抵抗」とは、どのような材料が電気を通しにくいかを比較するために用いられる物性値であり、例えば、「JIS K−7194」により測定することができる。
ここで、巾が5〜100mmの範囲内であることが好ましい。また、前記地組織において経糸密度が40本/2.54cm未満であることが好ましい。また、経方向の伸び率が10〜50%の範囲内であることが好ましい。
さらには、染色加工、紫外線遮蔽あるいは抗菌剤、消臭剤、防虫剤、蓄光剤、再帰反射剤、マイナスイオン発生剤、撥水剤等の機能を付与する各種加工や装飾などが施されていてもよい。
本発明の経編物は、導電糸と非導電糸を含む導電性経編物であってテープ状の形状を有しているので、例えば、包帯のように人体(胴体、腕、脚など)に巻きつけて使用する際、人体の動きに追従でき、伸縮しても電気抵抗値が変化しにくい。
また、使用方法も特に限定されないが、包帯のように人体に巻きつけ、または肌着等に貼り付け使用することが好ましい。
(1)経方向の伸び率
JIS L1018「ニット生地試験方法」8.13に従いカットストリップ法にて試験片幅2.5cm×20cm、つかみ間隔10cm、引張速度10cm/minにより破断するまでの伸び率を測定した。
編機:20Gラッセルレース機を用い、各ガイドに配置する糸、経糸の配置、組織を表1の通りとし、図1に示す編組織図でテープ状の形状を有する導電性経編物を編成した。得られた導電性経編物において伸び率は10%であった。巾は12mmあった。また、該導電性経編物を人体に巻きつけて使用したところ、電気抵抗値が変化しにくいものであった。
編機:18Gラッセルレース機を用い、各ガイドに配置する糸、経糸の配置、組織を表2の通りとし、図2に示す編組織図でテープ状の形状を有する導電性経編物を編成した。得られた導電性経編物において伸び率は30%であった。巾は13mmであった。また、該導電性経編物を人体に巻きつけて使用したところ、電気抵抗値が変化しにくいものであった。
編機:20Gラッセルレース機を用い、各ガイドに配置する糸、経糸の配置、組織を表3の通りとし、図3に示す編組織図でテープ状の形状を有する導電性経編物を編成した。得られた導電性経編物において伸び率は10%であった。巾は12mmであった。また、該導電性経編物を人体に巻きつけて使用したところ、電気抵抗値が変化しにくいものであった。
編機:20Gラッセルレース機を用い、各ガイドに配置する糸、経糸の配置、組織を表4の通りとしたが、導電糸に伸びがなく硬いためニードルが糸をキャッチし沈み込む(ノックオーバー)際に糸切れは発生し編成できなかった。なお、編組織図は図4の通りである。巾は12mmであった。
編機:18Gラッセルレース機を用い、各ガイドに配置する糸、経糸の配置、組織を表5の通りとしたが、導電糸に伸びがなく硬いためニードルが糸をキャッチし沈み込む(ノックオーバー)際に糸切れは発生し編成できなかった。なお、編組織図は図5の通りである。巾は13mmであった。
Claims (6)
- 導電糸と非導電糸を含む導電性経編物であって、テープ状の形状を有し、巾が5〜100mmの範囲内であり、10/m(m+1)」もしくは「01/(m+1)m」の地組織、および「00/nn」の挿入組織を有し、前記地組織は前記非導電糸で構成され、一方、前記挿入組織は前記導電糸で構成され、前記地組織においてウエール数が40本/2.54cm未満であり、経方向の伸び率が10〜50%の範囲内であることを特徴とする導電性経編物。
ただしmは1以上の整数であり、nは2以上の整数である。 - 前記導電糸が、金属メッキされたアラミド繊維もしくはその樹脂被覆体、または銅線もしくはその樹脂被覆体を含む、請求項1に記載の導電性経編物。
- 前記非導電糸がアラミド繊維またはポリエステル繊維を含む、請求項1または請求項2に記載の導電性経編物。
- 「12/10」もしくは「01/21」の耳組織を有し、該耳組織は非導電糸で構成される、請求項1〜3のいずれかに記載の導電性経編物。
- 導電性経編物がウエアラブルセンサー用である、請求項1〜4のいずれかに記載の導電性経編物。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の導電性経編物を人体に沿って配置する、導電性経編物の使用。
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JP2015144828A JP6560043B2 (ja) | 2015-07-22 | 2015-07-22 | 導電性経編物およびその使用 |
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