JP6559471B2 - 空調システム及びその運転方法 - Google Patents

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Description

本発明は、空調を行う空調システム等に関する。
近年、情報処理技術の発達に伴い、大量の情報を処理するためのデータセンタがビジネスとして脚光を浴びている。データセンタのサーバルームには、サーバ等の電子機器(以下、「機器」という。)が集約された状態で多数設置され、昼夜にわたって稼動している。
なお、サーバルームにおける機器の収納方式は、ラックマウント方式が主流になっている。ラックマウント方式は、複数の機器をラックに段積みして収納する方式であり、このようなラックがサーバルームに配列されている。
また、機器の温度上昇を抑制する技術として、冷媒自然循環式の空調システムが知られている。冷媒自然循環式の空調システムは、凝縮器と蒸発器との高低差を利用して冷媒を自然循環させるシステムであり、冷媒ポンプによって冷媒を圧送する構成と比較して、空調に要する消費電力量を大幅に低減できるという利点がある。しかしながら、冷媒自然循環式の空調システムは、凝縮器で凝縮した冷媒の液ヘッド(つまり、液柱の高さ)が不足した場合、冷媒の自然循環が停止してしまうという欠点がある。このような欠点を考慮した技術として、例えば、以下に示すものが知られている。
すなわち、特許文献1には、冷媒の自然循環状態を監視し、自然循環障害(つまり、自然循環の停止)が生じた場合、強制循環手段によって冷媒を強制的に循環させる技術について記載されている。
特開平01−147290号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、前記した強制循環手段(ポンプ)を設けているため、場合によっては、空回りやキャビテーションが生じて、強制循環手段が故障する可能性がある。このように強制循環手段が故障すると、いったん停止した自然循環を復帰させることが困難になる。
そこで、本発明は、信頼性の高い空調システム等を提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、本発明は、冷熱源によって冷媒を凝縮させる凝縮器と、前記凝縮器よりも高さが低い位置に設けられ、室内空気との熱交換によって冷媒を蒸発させる蒸発器と、前記蒸発器に室内空気を送り込む送風機と、前記凝縮器及び前記蒸発器に接続され、前記凝縮器において凝縮した冷媒を前記蒸発器に導く第1配管と、前記蒸発器及び前記凝縮器に接続され、前記蒸発器において蒸発した冷媒を前記凝縮器に導く第2配管と、両端が前記第1配管に接続され、液状の冷媒を貯留する冷媒貯留管と、前記冷媒貯留管に設置される冷媒貯留弁と、前記凝縮器、前記第1配管、前記蒸発器、及び前記第2配管を介した冷媒の自然循環が停止したか否かの判定に用いられる状態量を検出する状態量検出手段と、前記状態量検出手段によって検出される状態量に基づいて、冷媒の自然循環が停止したと判定した場合、前記冷媒貯留弁を開弁する制御手段と、を備え、前記第1配管は、水平に延びる水平部と、前記水平部の下流側に接続され、鉛直に延びる鉛直部と、を有し、前記冷媒貯留管は、一端が前記水平部に接続され、他端が前記鉛直部に接続され、前記状態量検出手段は、前記鉛直部の上部における冷媒の圧力と、前記鉛直部の下部における冷媒の圧力と、の差圧を検出する差圧センサと、前記蒸発器に向かう室内空気の温度を検出する第1温度センサと、前記蒸発器において放熱した室内空気の温度を検出する第2温度センサと、を有し、前記制御手段は、前記第1温度センサの検出値、及び前記第2温度センサの検出値に基づいて、前記蒸発器における単位時間当たりの空気の放熱量を算出し、前記放熱量が所定閾値未満であり、かつ、前記差圧センサによって検出される差圧が所定閾値未満である場合、冷媒の自然循環が停止したと判定することを特徴とする。
本発明によれば、信頼性の高い空調システム等を提供できる。
本発明の第1実施形態に係る空調システムの構成図である。 制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る空調システムの構成図である。 制御装置が実行する処理を示すフローチャートである。 本発明の変形例に係る空調システムの構成図である。
≪第1実施形態≫
<空調システムの構成>
図1は、第1実施形態に係る空調システムSの構成図である。
空調システムSは、凝縮器21や蒸発器22を介して冷媒を自然循環させ、蒸発器22における冷媒の蒸発潜熱で室内空気を冷やして、機器Fの温度上昇を抑制するシステムである。図1に示すように、空調システムSは、1次側システム10と、2次側システム20と、を備えている。
1次側システム10は、凝縮器21の伝熱管r2を流れる冷媒を冷やして凝縮させるためのシステムであり、冷熱源11と、冷水管w1と、冷水ポンプ12と、を備えている。
冷熱源11は、例えば、ターボ冷凍機であり、所定温度(例えば、12℃)の冷水を凝縮器21に供給するようになっている。冷水管w1は、冷水が流れる配管であり、冷熱源11及び凝縮器21を経由するように設置されている。冷水ポンプ12は、冷水管w1を介して冷水を循環させるポンプであり、冷水管w1に設置されている。
2次側システム20は、凝縮器21や蒸発器22を介して冷媒を循環させ、蒸発器22で冷やされた空気を機器Fに送り込むためのシステムである。なお、図1に示す機器Fは、前記したラックマウント方式でラックRに収納されている。また、機器Fにはファン(図示せず)が設置され、蒸発器22で冷やされた室内空気をコールドアイルC(低温領域)から吸い込み、機器Fから吸熱した室内空気をホットアイルH(高温領域)に向けて吹き出すようになっている。図1に示す例では、機器Fにおける室内空気の吹出側が対面するように各ラックRが配置されている。
図1に示す2次側システム20は、凝縮器21と、蒸発器22と、送風機23と、冷媒液管h(第1配管)と、冷媒ガス管k(第2配管)と、冷媒貯留管gと、冷媒貯留弁24と、差圧センサ25(状態量検出手段)と、制御装置26(制御手段)と、を備えている。図1に示すように、凝縮器21と、冷媒液管hと、蒸発器22と、冷媒ガス管kと、は環状に順次接続されている。
凝縮器21は、冷水との熱交換によって(つまり、冷熱源11によって)冷媒を凝縮させるための熱交換器であり、伝熱管r1,r2を備えている。一方の伝熱管r1には冷水が通流し、他方の伝熱管r2には冷媒が通流し、冷水と冷媒との間で熱交換が行われるようになっている。この凝縮器21は、例えば、建物の屋上に設置されている。
蒸発器22は、室内空気との熱交換によって冷媒を蒸発させるための熱交換器であり、冷媒が通流する伝熱管r3を備えている。また、蒸発器22は、その高さが、凝縮器21よりも低い位置に設けられている。
送風機23は、蒸発器22に室内空気(ホットアイルHの空気)を送り込むファンであり、蒸発器22の付近に設置されている。
図1に示す例では、蒸発器22と、送風機23と、を備える天吊型の冷却装置JがホットアイルHに設置されている。この冷却装置Jは、送風機23を所定の回転速度で駆動する制御装置(図示せず)を備えている。
冷媒液管hは、凝縮器21において凝縮した冷媒を蒸発器22に導く配管である。冷媒液管hの上流端は、凝縮器21の伝熱管r2に接続されている。冷媒液管hの下流端は、蒸発器22の伝熱管r3に接続されている。図1に示すように、冷媒液管hは、水平部haと、鉛直部hbと、を備えている。
水平部haは、後記する冷媒貯留管gの一端mが接続される配管であり、略水平に延びている。鉛直部hbは、冷媒貯留管gの他端nが接続される配管であり、略鉛直に延びている。鉛直部hbの長さは、この鉛直部hbにおける冷媒液柱の液ヘッド(冷媒液柱の高さ)によって、冷媒が自然循環するように設定されている。図1に示すように、下流側に向かって、凝縮器21の伝熱管r2、水平部ha、及び鉛直部hbが順次接続され、水平部ha・鉛直部hbを含む冷媒液管hを介して蒸発器22に冷媒液を導くようになっている。
ちなみに、図1に示す例では、鉛直部hbの下流側において冷媒液管hが略水平に延びているが、より詳しく説明すると、建物の梁や機器の配置等の制約によって、上り勾配の段差Qが存在している。このような段差Qを有する配管を、以下では「鳥居配管」という。
冷媒ガス管kは、蒸発器22において蒸発した冷媒を凝縮器21に導く配管である。冷媒ガス管kの上流端は、蒸発器22の伝熱管r3に接続されている。冷媒ガス管kの下流端は、凝縮器21の伝熱管r2に接続されている。図1に示す例では、冷媒ガス管kも、冷媒液管hと同様に鳥居配管になっている(下りの段差Qが存在する)。このような鳥居配管が存在する場合、冷媒ガス管kの段差Qの下流側において、高さが低くなっている部分に冷媒液が溜まりやすくなる。
また、例えば、凝縮器21が屋外に設置されていて、低温の外気にさらされている場合、凝縮器21内の冷媒の圧力が冷媒液管hにおける冷媒の圧力よりも低くなり、凝縮器21に冷媒液が溜まり込むことがある(凝縮器21内の冷媒液に作用する重力と表面張力とが釣り合う、液封が生じる等)。このように凝縮器21に冷媒液が溜まり込んだり、前記した鳥居配管に冷媒液が溜まったりすることで、場合によっては、それまで継続していた自然循環が停止することがある。以下で説明する冷媒貯留管g及び冷媒貯留弁24は、自然循環が停止した場合、冷媒液管hに冷媒液を流し込むことで自然循環を復帰させるものである。
なお、冷媒液管h及び冷媒ガス管kが鳥居配管になっているという事項は、自然循環の停止が起こりやすい状況を説明するためのものであり、空調システムSの構成を限定するものではない。
図1に示す冷媒貯留管gは、冷媒液を貯留するための配管であり、その両端が冷媒液管hに接続されている。冷媒貯留管gの一端mは水平部haに接続され、他端nは鉛直部hbに接続されている。
なお、図1に示すように冷媒液管hが鳥居配管になっている場合には、冷媒液管hにおける段差Qの下流側(自然循環が停止しているときに冷媒が存在しない可能性が高い部分)の容積以上の冷媒液を貯留できるように、冷媒貯留管gの長さ(容積)を設定することが好ましい。これによって、自然循環が停止した後、冷媒貯留弁24を開くことで冷媒液が蒸発器22に押し流され、自然循環が復帰しやすくなるからである。
図1に示す冷媒貯留弁24は、閉弁状態において冷媒貯留管gに冷媒液を貯留し、開弁状態において、冷媒貯留管gに貯留されている冷媒液を冷媒液管hに流し込むための弁である。冷媒貯留弁24は、冷媒貯留管gの他端n(鉛直部hbとの接続箇所)の付近に設置されている。
差圧センサ25は、鉛直部hbの上部における冷媒の圧力と、鉛直部hbの下部における冷媒の圧力と、の差圧ΔPを検出するセンサであり、鉛直部hbに設置されている。この差圧センサ25は、冷媒の自然循環が停止したか否かの判定に用いられる状態量(つまり、差圧ΔP)を検出する「状態検出手段」に相当する。差圧センサ25によって検出される差圧ΔPは、制御装置26に出力される。
制御装置26は、差圧センサ25から入力される差圧ΔPに基づいて冷媒貯留弁24の開閉を制御する装置であり、図示はしないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えている。制御装置26は、差圧センサ25によって検出される差圧ΔPが所定閾値ΔP1未満である場合、冷媒の自然循環が停止したと判定する機能を有している。前記した「所定閾値ΔP1」は、冷媒の自然循環が停止したか否かの判定基準であり、事前の実験に基づいて設定されている。
また、制御装置26は、冷媒の自然循環が停止したと判定した場合、それまで閉弁状態で維持していた冷媒貯留弁24を開弁する機能も有している。なお、制御装置26が実行する処理については後記する。
<空調システムの動作>
図1の実線矢印で示すように、凝縮器21において凝縮した冷媒は、冷媒液管hを介して蒸発器22に向かう。蒸発器22において蒸発した冷媒は、冷媒ガス管kを介して凝縮器21に向かう。なお、鉛直部hb内に存在する冷媒液柱の液ヘッドによって、自然循環が継続される。前記したように、冷媒液管hや冷媒ガス管kが鳥居配管になっていたり、凝縮器21に冷媒液が溜まり込んでいたりすると、場合によっては、自然循環が停止することがある。
図2は、制御装置26が実行する処理を示すフローチャートである。
ステップS101において制御装置26は、差圧センサ25によって検出される差圧ΔPを読み込む。
ステップS102において制御装置26は、差圧ΔPが所定閾値ΔP1未満であるか否かを判定する。差圧ΔPが所定閾値ΔP1未満である場合(S102:Yes)、制御装置26は、冷媒の自然循環が停止していると判定し、ステップS103の処理に進む。
一方、ステップS102において差圧ΔPが所定閾値ΔP1以上である場合(S102:No)、制御装置26は、冷媒の自然循環が継続していると判定し、「START」に戻る(RETURN)。
ステップS103において制御装置26は、冷媒貯留弁24を開弁する。これによって、それまで冷媒貯留管gに略満液状態で貯留されていた冷媒液が、重力によって冷媒液管hに流れ落ちる。その結果、冷媒液管h内に存在していた冷媒液が蒸発器22に向けて押し流されるとともに、鉛直部hbに冷媒液が溜められる。また、それまで冷媒貯留管gに貯留されていた冷媒液が冷媒液管hに流れ落ちることで、凝縮器21に溜まり込んでいた冷媒液が、冷媒液管hや冷媒貯留管gに流入しやすくなる。このようにして、鉛直部hb内に存在する冷媒液柱の高さが徐々に高くなり、冷媒の自然循環が復帰する。
ステップS104において制御装置26は、冷媒貯留弁24を開弁してから所定時間Δtが経過したか否かを判定する。この所定時間Δt(例えば、10秒)は、冷媒貯留管gに貯留されていた冷媒液の略全てを冷媒液管hに供給できるように設定されている。冷媒貯留弁24を開弁してから所定時間Δtが経過した場合(S104:Yes)、制御装置26の処理はステップS105に進む。一方、冷媒貯留弁24を開弁してから所定時間Δtが経過していない場合(S104:No)、制御装置26の処理はステップS103に進む。
ステップS105において制御装置26は、冷媒貯留弁24を閉弁する。これによって、冷媒の自然循環を継続しつつ、冷媒貯留管gに再び冷媒液を貯留することができる。なお、冷媒貯留弁24が閉弁された直後は、凝縮器21において凝縮した冷媒が、鉛直部hbよりも先に冷媒貯留管gに流入する。これは、冷媒貯留管gの一端mが、鉛直部hbよりも上流側の水平部haに接続されているからである。そして、冷媒貯留管gが略満液状態になった後、凝縮器21において凝縮した冷媒液が鉛直部hbに流入し、鉛直部hb内の冷媒液柱の高さが徐々に高くなっていく。
ステップS105の処理を行った後、制御装置26の処理は「START」に戻る。なお、冷媒貯留弁24を開閉した場合(S103,S105)、これに伴う過渡状態を経て自然循環が安定するまでの所定時間が経過した後、制御装置26の処理を「START」に戻すことが好ましい。これによって、冷媒貯留弁24を徒に開弁することなく、次回に備えて冷媒貯留管gを早期に満液状態にできるからである。
<効果>
本実施形態によれば、冷媒の自然循環が停止した場合(S102:Yes)、制御装置26によって冷媒貯留弁24を開くことで(S103)、それまで冷媒貯留管gに貯留されていた冷媒液を冷媒液管hに流し込み、自然循環を復帰させることができる。
なお、前記した特許文献1のように、自然循環が停止した場合に冷媒を強制循環させるポンプを備える構成では、このポンプが故障した場合に冷媒を循環させることができなくなる。これに対して本実施形態では、前記した事態が生じるおそれがないため、従来よりも信頼性の高い空調システムSを提供できる。また、ポンプを設ける必要がない分、空調システムSの製造コストやメンテナンスにかかるコストを低減できる。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、第1実施形態で説明した構成(図1参照)に吸込温度センサ27(図3参照)及び吹出温度センサ28(図3参照)を追加し、差圧センサ25、吸込温度センサ27、及び吹出温度センサ28の検出値に基づいて冷媒の自然循環が停止したか否かを判定する点が、第1実施形態とは異なっている。なお、その他の構成については第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態とは異なる部分について説明し、重複する部分については説明を省略する。
図3は、第2実施形態に係る空調システムSAの構成図である。
図3に示すように、空調システムSAは、1次側システム10と、2次側システム20Aと、を備えている。1次側システム10は、第1実施形態と同様の構成である。
2次側システム20Aは、凝縮器21と、蒸発器22と、送風機23と、冷媒液管hと、冷媒ガス管kと、冷媒貯留管gと、冷媒貯留弁24と、差圧センサ25(状態量検出手段)と、吸込温度センサ27(状態量検出手段、第1温度センサ)と、吹出温度センサ28(状態量検出手段、第2温度センサ)と、制御装置26と、を備えている。
吸込温度センサ27は、蒸発器22に向けて吸い込まれる室内空気(つまり、機器Fから吸熱した室内空気)の温度を検出するセンサである。
吹出温度センサ28は、蒸発器22から吹き出される室内空気(つまり、蒸発器22において放熱した室内空気)の温度を検出するセンサである。
吸込温度センサ27及び吹出温度センサ28の検出値は、制御装置26に出力される。
制御装置26は、差圧センサ25、吸込温度センサ27、及び吹出温度センサ28の検出値に基づいて、冷媒の自然循環が停止したか否かを判定し、冷媒の自然循環が停止している場合に冷媒貯留弁24を開弁する機能を有している。
<空調システムの動作>
図4は、制御装置26が実行する処理を示すフローチャートである。
ステップS201において制御装置26は、各センサの検出値を読み込む。すなわち、制御装置26は、差圧センサ25、吸込温度センサ27、及び吹出温度センサ28の検出値を読み込む。
ステップS202において制御装置26は、蒸発器22における単位時間当たりの空気の放熱量qを算出する。すなわち、制御装置26は、吸込温度センサ27の検出値、及び吹出温度センサ28の検出値に基づいて、蒸発器22における単位時間当たりの空気の放熱量qを算出する。ちなみに、本実施形態では、送風機23の回転速度を一定(例えば、3000m/h)としている。
ステップS203において制御装置26は、空気の放熱量qが所定閾値q1未満であるか否かを判定する。前記した所定閾値q1は、冷媒の自然循環が停止しているか否かの判定に用いられる閾値であり、事前の実験に基づいて設定されている。
ステップS203において空気の放熱量qが所定閾値q1未満である場合(S203:Yes)、制御装置26の処理はステップS204に進む。一方、空気の放熱量qが所定閾値q1以上である場合、制御装置26は、冷媒の自然循環が継続していると判定し、「START」に戻る(RETURN)。
ステップS204において制御装置26は、差圧センサ25によって検出される差圧ΔPが所定閾値ΔP1未満であるか否かを判定する。この所定閾値ΔP1は、冷媒の自然循環が停止しているか否かの判定等に用いられる閾値であり、事前の実験に基づいて設定されている。
ステップS204において差圧ΔPが所定閾値ΔP1未満である場合(S204:Yes)、制御装置26は、冷媒の自然循環が停止しているが、後記する「異常」は発生していないと判定し、ステップS205に進む。つまり、蒸発器22における空気の放熱量qが所定閾値q1未満であり(S203:Yes)、かつ、鉛直部hbにおける差圧ΔPが所定閾値ΔP1未満である場合(S204:Yes)、制御装置26は、冷媒の自然循環が停止していると判定し、ステップS205の処理に進む。
ステップS205〜S207の処理は、第1実施形態(図2参照)で説明したステップS103〜S105と同様である。すなわち、制御装置26は、冷媒貯留弁24を所定時間Δtだけ開弁した後(S205、S206)、冷媒貯留弁24を閉弁する(S207)。これによって、冷媒貯留管gから冷媒液管hに冷媒液が流れ落ちるため、いったん停止した自然循環を復帰させることができる。
ちまみに、図4では省略したが、冷媒貯留弁24を開閉した場合(S205,S207)、これに伴う過渡状態を経て自然循環が安定するまでの所定時間が経過した後、制御装置26の処理を「START」に戻すことが好ましい。
一方、ステップS204において差圧ΔPが所定閾値ΔP1以上である場合(S204:No)、制御装置26の処理はステップS208に進む。
ステップS208において制御装置26は、冷媒の循環経路において異常が発生していると判定し、その異常を音声や画像によって管理者に報知する。つまり、蒸発器22における空気の放熱量qが所定閾値q1未満であり(S203:Yes)、かつ、鉛直部hbにおける差圧ΔPが所定閾値ΔP1以上である場合(S204:No)、制御装置26は空調システムSAの異常を報知する。この場合、配管に異物が詰まっていたり、冷媒の通流/遮断を手動で切り替える弁(図示せず)が誤って閉じられたりしている可能性が高いからである。
ステップS209において制御装置26は、異常が解消されたか否かを判定する。例えば、異常の解消を示す信号が入力手段(マウス、キーボード等:図示せず)の操作によって入力された場合、制御装置26は、「空調システムSAの異常が解消された」と判定し(S209:Yes)、「START」に戻る(RETURN)。一方、空調システムSAの異常が解消していない場合(S209:No)、制御装置26の処理はステップS208に進む。
<効果>
本実施形態によれば、差圧センサ25、吸込温度センサ27、及び吹出温度センサ28の検出値に基づいて、空調システムSAで異常が発生しているか否かを判定できる(S203:Yes、S204:No、S208)。つまり、冷媒の自然循環が停止している場合において、冷媒貯留弁24を開弁すれば自然循環が復帰するのか(S205)、それとも、配管の詰まり等の異常が発生しているのか、を適切に判定し、異常の発生時には管理者に報知できる(S208)。
≪変形例≫
以上、本発明に係る空調システムS,SAについて各実施形態により説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
図5は、変形例に係る空調システムSBの構成図である。なお、図5では、冷媒液管hBの一部(下流側)、蒸発器22、送風機23、冷媒ガス管kの一部(上流側)、及び差圧センサ25の図示を省略している。また、冷媒液管hB・冷媒貯留管gB以外の構成については、第1実施形態(図1参照)と同様である。
図5に示す例では、冷媒液管hBの水平部haが、水平面上で屈曲している。つまり、水平部haは、屈曲箇所Eよりも下流側の第1分流部h1aを備えている。この第1分流部h1aの下流端は、鉛直部hbに接続されている。冷媒貯留管gBは、その一端が水平部haの屈曲箇所Eに接続され、他端が鉛直部hbに接続されている。また、冷媒貯留管gBは、略水平に延びる第2分流部gaを備えている。この第2分流部gaは、前記した第1分流部h1aと同軸上に配置されている。
第1、第2実施形態では、冷媒貯留弁24(図1、図3参照)を開閉することで自然循環が復帰した後、冷媒貯留管gが満液状態になってから、鉛直部hbに冷媒液が流れ込むように冷媒貯留管gが配設されていた。これに対して図5に示す構成では、冷媒貯留弁24の閉弁直後において、第1分流部h1aを介して鉛直部hbに冷媒液が流れ込むとともに、第2分流部gaを介して冷媒貯留管gBに冷媒液が流れ込む。つまり、冷媒貯留弁24の閉弁直後は、屈曲箇所Eにおいて冷媒液が分流し、鉛直部hbにも冷媒液が流れ込むようになっている。これによって、冷媒貯留弁24の閉弁直後に、鉛直部hbにおける液柱の高さが一時的に低くなることが抑制されるため、自然循環が継続しやすくなる。
また、第1実施形態では、差圧センサ25の検出値に基づいて自然循環が停止している否かを判定し、第2実施形態では、差圧センサ25、吸込温度センサ27、及び吹出温度センサ28の検出値に基づいて自然循環が停止しているか否かを判定する場合について説明したが、これに限らない。例えば、冷媒の流量を検出する流量センサ(状態量検出手段:図示せず)を冷媒液管h又は冷媒ガス管kに設置し、この流量センサの検出値が所定閾値未満である場合、冷媒の自然循環が停止したと判定するようにしてもよい。
また、各実施形態では、鉛直部hbに差圧センサ25を設置する構成について説明したが、これに限らない。すなわち、差圧センサ25に代えて、鉛直部hbの上部の圧力を検出する圧力センサと、下部の圧力を検出する別の圧力センサを設置し、各検出値の差をとることで鉛直部hb内の差圧を算出するようにしてもよい。
また、第2実施形態で説明したフローチャート(図4参照)のステップS201、S202の間に、吸込温度センサ27の検出値が所定閾値以上であるか否かの判定処理を挿入してもよい。前記した判定処理において、吸込温度センサ27の検出値が所定閾値以上である場合、制御装置26の処理はステップS202に進む(又は、ホットアイルHの温度が高すぎることを管理者に報知する)。一方、吸込温度センサ27の検出値が所定閾値未満である場合、制御装置26の処理は「START」に戻る。これによって、機器Fの温度上昇が適切に抑制されているか否かを判定できる。
また、各実施形態では、空調システムS,SAが1つの蒸発器22を備える構成について説明したが、並列接続された複数の蒸発器を備えるようにしてもよい。
また、各実施形態では、機器Fを収納するラックRの上側に蒸発器22を配置する構成について説明したが、蒸発器をラックRの背面(空気の吸込側)に設置してもよい。また、例えば、コールドアイルの床に多数の孔(図示せず)を設け、各孔を介して冷風を送り込む周知の床吹出し方式にも各実施形態を適用できる。
また、各実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に記載したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、前記した機構や構成は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての機構や構成を示しているとは限らない。
S,SA,SB 空調システム
10 1次側システム
11 冷熱源
12 冷水ポンプ
20,20A 2次側システム
21 凝縮器
22 蒸発器
23 送風機
24 冷媒貯留弁
25 差圧センサ(状態量検出手段)
26 制御装置(制御手段)
27 吸込温度センサ(状態量検出手段、第1温度センサ)
28 吹出温度センサ(状態量検出手段、第2温度センサ)
h,hB 冷媒液管(第1配管)
ha 水平部
hb 鉛直部
g,gB 冷媒貯留管
m 一端
n 他端
k 冷媒ガス管(第2配管)

Claims (4)

  1. 冷熱源によって冷媒を凝縮させる凝縮器と、
    前記凝縮器よりも高さが低い位置に設けられ、室内空気との熱交換によって冷媒を蒸発させる蒸発器と、
    前記蒸発器に室内空気を送り込む送風機と、
    前記凝縮器及び前記蒸発器に接続され、前記凝縮器において凝縮した冷媒を前記蒸発器に導く第1配管と、
    前記蒸発器及び前記凝縮器に接続され、前記蒸発器において蒸発した冷媒を前記凝縮器に導く第2配管と、
    両端が前記第1配管に接続され、液状の冷媒を貯留する冷媒貯留管と、
    前記冷媒貯留管に設置される冷媒貯留弁と、
    前記凝縮器、前記第1配管、前記蒸発器、及び前記第2配管を介した冷媒の自然循環が停止したか否かの判定に用いられる状態量を検出する状態量検出手段と、
    前記状態量検出手段によって検出される状態量に基づいて、冷媒の自然循環が停止したと判定した場合、前記冷媒貯留弁を開弁する制御手段と、を備え
    前記第1配管は、
    水平に延びる水平部と、
    前記水平部の下流側に接続され、鉛直に延びる鉛直部と、を有し、
    前記冷媒貯留管は、一端が前記水平部に接続され、他端が前記鉛直部に接続され、
    前記状態量検出手段は、
    前記鉛直部の上部における冷媒の圧力と、前記鉛直部の下部における冷媒の圧力と、の差圧を検出する差圧センサと、
    前記蒸発器に向かう室内空気の温度を検出する第1温度センサと、
    前記蒸発器において放熱した室内空気の温度を検出する第2温度センサと、を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1温度センサの検出値、及び前記第2温度センサの検出値に基づいて、前記蒸発器における単位時間当たりの空気の放熱量を算出し、
    前記放熱量が所定閾値未満であり、かつ、前記差圧センサによって検出される差圧が所定閾値未満である場合、冷媒の自然循環が停止したと判定すること
    を特徴とする空調システム。
  2. 前記冷媒貯留管は、一端が前記水平部において前記鉛直部との接続箇所よりも上流側に接続され、他端が前記鉛直部に接続されていること
    を特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  3. 前記水平部は、平面視でL字状に屈曲しており、
    前記冷媒貯留管は、一端が前記水平部の前記L字状の屈曲箇所に接続され、他端が前記鉛直部に接続され、
    前記冷媒貯留管において、前記水平部との接続箇所の付近は、前記水平部と同軸に延びていること
    を特徴とする請求項1に記載の空調システム。
  4. 凝縮器、第1配管、蒸発器、及び第2配管を順次介して冷媒を自然循環させる空調システムの運転方法であって、
    前記空調システムは、
    両端が前記第1配管に接続され、液状の冷媒を貯留する冷媒貯留管と、
    前記冷媒貯留管に設置される冷媒貯留弁と、
    前記蒸発器に室内空気を送り込む送風機と、を備えるとともに、
    前記凝縮器、前記第1配管、前記蒸発器、及び前記第2配管を介した冷媒の自然循環が停止したか否かの判定に用いられる状態量を検出する状態量検出手段と、
    前記状態量検出手段によって検出される状態量に基づいて、冷媒の自然循環が停止したと判定した場合、前記冷媒貯留弁を開弁する制御手段と、を備え、
    前記蒸発器は、前記凝縮器よりも高さが低い位置に設けられ、
    前記第1配管は、
    水平に延びる水平部と、
    前記水平部の下流側に接続され、鉛直に延びる鉛直部と、を有し、
    前記冷媒貯留管は、一端が前記水平部に接続され、他端が前記鉛直部に接続され、
    前記状態量検出手段は、
    前記鉛直部の上部における冷媒の圧力と、前記鉛直部の下部における冷媒の圧力と、の差圧を検出する差圧センサと、
    前記蒸発器に向かう室内空気の温度を検出する第1温度センサと、
    前記蒸発器において放熱した室内空気の温度を検出する第2温度センサと、を有し、
    前記制御手段は、
    前記第1温度センサの検出値、及び前記第2温度センサの検出値に基づいて、前記蒸発器における単位時間当たりの空気の放熱量を算出し、
    前記放熱量が所定閾値未満であり、かつ、前記差圧センサによって検出される差圧が所定閾値未満である場合、冷媒の自然循環が停止したと判定すること
    を特徴とする空調システムの運転方法。
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