JP6559355B2 - 移動通信方法、基地局、プロセッサ及びユーザ装置 - Google Patents

移動通信方法、基地局、プロセッサ及びユーザ装置 Download PDF

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Description

本開示は、移動通信方法、基地局、及びユーザ端末に関する。
移動通信システムの標準化プロジェクトである3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、1つの単位時間(例えば、1つのサブフレーム=1msec)において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅(例えば、9MHz)よりも狭い第2帯域幅(例えば、6PRB(Physical Resource Block)=1.08MHz)を用いて第2ユーザ端末と通信を行う技術(以下、MTC;Machine Type Communication)が検討されている(例えば、非特許文献1)。
3GPP技術報告書 「TR36.888 V12.0.0」 2013年6月
一の実施形態に係る移動通信方法は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成された基地局が、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を第2ユーザ端末へ割り当てるための情報を送信するステップを備える。
一の実施形態に係る基地局は、制御部と、送信部と、を備える。前記制御部は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成される。前記送信部は、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を割り当てるための情報を第2ユーザ端末へ送信するよう構成される。
一の実施形態に係るユーザ端末は、受信部を備える。前記受信部は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成された基地局から、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を割り当てるための情報を受信するよう構成される。
図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。 図2は、実施形態に係るUE100のブロック図である。 図3は、実施形態に係るeNB200のブロック図である。 図4は、実施形態に係る無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。 図5は、実施形態に係るLTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。 図6は、実施形態に係る適用シーンを説明するための図である。 図7は、実施形態に係る適用シーンを説明するための図である。 図8は、実施形態に係る適用シーンを説明するための図である。 図9は、実施形態に係る移動通信方法を示すシーケンス図である。 図10は、変更例1を説明するための図である。 図11は、変更例1を説明するための図である。 図12は、変更例2を説明するための図である。 図13は、変更例2を説明するための図である。 図14は、変更例2を説明するための図である。 図15は、変更例2を説明するための図である。 図16は、FeMTCサービス用のMTCチャネルを広げるための2つのオプションを説明するための図である。
以下において、実施形態に係る移動通信システムについて、図面を参照しながら説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。
但し、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なる場合があることに留意すべきである。従って、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきである。図面相互間においても互いの寸法の関係又は比率が異なる部分が含まれる場合があることは勿論である。
[開示の概要]
背景技術で触れたMTCは、低データ量及び低モビリティの第2ユーザ端末をターゲットとして検討されている。しかしながら、MTCをウェアラブル端末に適用するユースケースを考えると、MTCにおけるスループットの増大が望ましい。
一の実施形態に係る移動通信方法は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成された基地局が、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を第2ユーザ端末へ割り当てるための情報を送信するステップを備える。
前記移動通信方法は、前記ユーザ端末は、前記基地局から受信した前記情報に基づいて、前記割り当てられた拡張帯域を用いて前記基地局との通信を行うステップをさらに備えてもよい。
前記拡張帯域は、複数の狭帯域により構成されてもよい。
前記拡張帯域と対応付けられたグループを含むテーブルが定められていてもよい。前記情報は、前記テーブルに含まれる前記グループを示す情報であってもよい。
前記情報は、周波数方向における前記拡張帯域の長さを示してもよい。
前記情報は、前記拡張帯域において前記第2ユーザ端末に割り当てられる物理リソースブロックの配置を示す情報を含んでもよい。
一の実施形態に係る基地局は、制御部と、送信部と、を備える。前記制御部は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成される。前記送信部は、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を割り当てるための情報を第2ユーザ端末へ送信するよう構成される。
一の実施形態に係るユーザ端末は、受信部を備える。前記受信部は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成された基地局から、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を割り当てるための情報を受信するよう構成される。
一の実施形態に係る移動通信方法では、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅の狭帯域を用いて、基地局と第2ユーザ端末との間の所定通信を行う。前記移動通信方法は、前記所定通信における所定繰り返し回数を示す情報を前記基地局から送信するステップAと、所定条件が満たされた場合において、前記所定繰り返し回数とは異なる繰り返し回数で、前記所定通信における繰り返し送信を停止するステップBとを備える。
前記移動通信方法は、前記所定繰り返し回数に対するオフセット回数を特定する情報を前記基地局から通知するステップCを備えてもよい。前記所定条件は、前記オフセット回数がゼロ以外であってもよい。前記ステップBは、前記オフセット回数及び前記所定繰り返し回数に基づいた繰り返し回数で、前記所定通信における繰り返し送信を停止するステップを含んでもよい。
前記オフセット回数の候補回数を定義するリストが予め定められていてもよい。前記オフセット回数を特定する情報は、前記リストで定義される候補回数のうち、前記オフセット回数として用いる候補回数を特定する情報であってもよい。
前記リストは、上位層によって定められる最大繰り返し回数に応じて定められてもよい。
前記オフセット回数は、前記オフセット回数及び前記所定繰り返し回数に基づいた繰り返し回数が前記最大繰り返し回数を超えないように定められてもよい。
前記ステップCは、前記所定通信に用いる所定制御チャネルを介して前記基地局から送信される所定制御情報に前記オフセット回数を特定する情報を含めて、前記所定制御情報を送信するステップであってもよい。
前記オフセット回数は、前記所定通信に用いる所定制御チャネルの送信候補位置に基づいて定められてもよい。前記ステップCは、前記送信候補位置によって前記オフセット回数を特定する情報を通知するステップであってもよい。
前記オフセット回数は、前記所定通信に用いる所定制御チャネルの復号に用いるマスクに基づいて定められてもよい。前記ステップCは、前記マスクの値によって前記オフセット回数を特定する情報を通知するステップであってもよい。
前記基地局から前記第2ユーザ端末へのダウンリンク通信に適用すべき前記オフセット回数は、前記第2ユーザ端末における前記ダウンリンク通信の受信品質に基づいて定められてもよい。前記第2ユーザ端末から前記基地局へのアップリンク通信に適用すべき前記オフセット回数は、前記基地局における前記アップリンク通信の受信品質に基づいて定められてもよい。
前記基地局から前記第2ユーザ端末へのダウンリンク通信に適用すべき前記オフセット回数は、前記第2ユーザ端末の近傍に地理的に位置する隣接端末から取得される情報に基づいて定められてもよい。
前記移動通信方法は、送信ノードからの信号の受信に受信ノードが成功した場合に、前記受信ノードから前記送信ノードに対して、前記繰り返し送信の停止を要求する停止インディケーションを送信するステップDを備えてもよい。前記送信ノードは、前記基地局及び前記第2ユーザ端末のいずれか一方のノードであってもよい。前記受信ノードは、前記基地局及び前記第2ユーザ端末のいずれか他方のノードであってもよい。
前記停止インディケーションは、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)の受信確認であってもよい。前記停止インディケーションは、前記所定通信に用いる信号として定義されてもよい。
前記停止インディケーションは、予め定められた送信候補位置で送信されてもよい。
前記送信候補位置は、前記基地局によって指定されてもよい。
前記停止インディケーションは、予め定められた送信候補位置で送信されてもよい。前記ステップDは、前記送信ノードからの信号の受信成功から前記送信候補位置までの間に、前記所定繰り返し回数に亘って前記繰り返し送信が終了しない場合に、前記停止インディケーションを送信するステップを含んでもよい。
前記ステップDは、前記送信ノードからの信号の受信成功から所定時間が経過した後に、前記停止インディケーションを送信するステップを含んでもよい。
一の実施形態に係る移動通信方法では、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅の狭帯域を用いて、基地局と第2ユーザ端末との間の所定通信を行う。前記移動通信方法は、前記1つの単位時間において前記第2ユーザ端末に割り当てる1つの第2帯域幅よりも広い帯域幅を有する拡張帯域を特定する狭帯域割当情報を前記基地局から送信するステップAを備えてもよい。
前記狭帯域割当情報は、前記所定通信に用いる所定制御チャネルを介して前記基地局から送信される所定制御情報に含まれてもよい。
前記狭帯域割当情報は、前記拡張帯域を直接的に示す情報であってもよい。
前記拡張帯域は周波数方向において連続してもよい。前記狭帯域割当情報は、前記拡張帯域の先頭位置及び前記周波数方向における前記拡張帯域の長さを示す情報であってもよい。
前記拡張帯域と対応付けられたグループを含むテーブルが定められていてもよい。前記狭帯域割当情報は、前記テーブルに含まれる前記グループを示す情報であってもよい。
前記狭帯域割当情報は、RRC(Radio Resource Control)メッセージに含まれる情報要素であってもよい。前記情報要素は、前記所定通信に用いる所定制御チャネルを介して前記基地局から送信される所定制御情報の解釈方法を指定してもよい。
前記解釈方法は、前記拡張帯域が割り当てられた旨の解釈を少なくとも含んでもよい。
前記狭帯域割当情報は、RRC(Radio Resource Control)メッセージに含まれる情報要素であってもよい。前記情報要素は、前記第2ユーザ端末に専用で割り当てられる前記拡張帯域を直接的に示す要素であってもよい。
前記狭帯域割当情報は、RRC(Radio Resource Control)メッセージに含まれる情報要素であってもよい。前記情報要素は、前記拡張帯域と対応付けられたグループを示す要素であってもよい。
前記第2ユーザ端末に割り当てられるリソースブロックは、前記拡張帯域において連続的に割り当てられてもよい。
前記第1帯域幅の帯域は、前記狭帯域として用いられない帯域を含んでもよい。前記拡張帯域は、前記狭帯域として用いられない帯域を含んでもよい。
一の実施形態に係る基地局は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅の狭帯域を用いて、第2ユーザ端末と所定通信を行う。前記基地局は、前記所定通信における所定繰り返し回数を示す情報を送信する送信部と、所定条件が満たされた場合において、前記所定繰り返し回数とは異なる繰り返し回数で、前記所定通信における繰り返し送信を停止する制御部とを備える。
一の実施形態に係る第2ユーザ端末は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅の狭帯域を用いて、基地局と所定通信を行う。前記第2ユーザ端末は、前記所定通信における所定繰り返し回数を示す情報を前記基地局から受信する受信部と、所定条件が満たされた場合において、前記所定繰り返し回数とは異なる繰り返し回数で、前記所定通信における繰り返し送信を停止する制御部とを備える。
一の実施形態に係る基地局は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅の狭帯域を用いて、第2ユーザ端末と所定通信を行う。前記基地局は、前記1つの単位時間において前記第2ユーザ端末に割り当てられた1つの第2帯域幅よりも広い帯域幅を有する拡張帯域を特定する狭帯域割当情報を送信する送信部を備える。
一の実施形態に係る第2ユーザ端末は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅の狭帯域を用いて、基地局と所定通信を行う。前記第2ユーザ端末は、前記1つの単位時間において前記第2ユーザ端末に割り当てられた1つの第2帯域幅よりも広い帯域幅を有する拡張帯域を特定する狭帯域割当情報を受信する受信部を備える。
開示の概要に係る移動通信方法は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅の狭帯域を用いて、基地局と第2ユーザ端末との間の所定通信を行う方法である。前記移動通信方法は、前記所定通信における所定繰り返し回数を示す情報を前記基地局から送信するステップAと、所定条件が満たされた場合において、前記所定繰り返し回数とは異なる繰り返し回数で、前記所定通信における繰り返し送信を停止するステップBとを備える。
開示の概要では、所定条件が満たされた場合において、既存技術で定められた所定回数とは異なる繰り返し回数で所定通信における繰り返し送信を停止することによって、MTCにおけるスループットの増大を見込むことができる。例えば、所定繰り返し回数として、1回、4回、8回及び16回が定められている場合に、9回の繰り返し送信で信号の受信に成功する環境下において、16回の繰り返し送信ではなく9回の繰り返し送信を行うことによって、MTCにおけるスループットの増大を見込むことができる。
開示の概要に係る移動通信方法は、1つの単位時間において第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅の狭帯域を用いて、基地局と第2ユーザ端末との間の所定通信を行う方法である。前記移動通信方法は、前記1つの単位時間において前記第2ユーザ端末に割り当てられた1つの第2帯域幅よりも広い帯域幅を有する拡張帯域を特定する狭帯域割当情報を前記基地局から送信するステップAを備える。
開示の概要では、既存技術で第2ユーザ端末に割当可能であった1つの第2帯域幅の狭帯域の拡張によって、MTCにおけるスループットの増大を見込むことができる。拡張帯域は、1つの第2帯域幅よりも広い帯域幅を有していればよい。拡張帯域は、2以上の第2帯域幅の帯域を含んでもよい。
[実施形態]
移動通信システムとして、3GPP規格に基づいたLTEシステムを例に挙げて、実施形態を説明する。
(システム構成)
実施形態に係るLTEシステムのシステム構成について説明する。図1は、実施形態に係るLTEシステムの構成図である。
図1に示すように、実施形態に係るLTEシステムは、UE(User Equipment)100、E−UTRAN(Evolved−UMTS Terrestrial Radio Access Network)10、及びEPC(Evolved Packet Core)20を備える。
UE100は、ユーザ端末に相当する。UE100は、移動型の通信装置であり、eNB200によって形成されるセル(UE100がRRCコネクティッド状態である場合には、サービングセル)との無線通信を行う。UE100の構成については後述する。
E−UTRAN10は、無線アクセスネットワークに相当する。E−UTRAN10は、eNB200(evolved Node−B)を含む。eNB200は、無線基地局に相当する。eNB200は、X2インターフェイスを介して相互に接続される。eNB200の構成については後述する。
eNB200は、1又は複数のセルを形成しており、自セルとの接続を確立したUE100との無線通信を行う。eNB200は、無線リソース管理(RRM)機能、ユーザデータのルーティング機能、モビリティ制御・スケジューリングのための測定制御機能などを有する。「セル」は、無線通信エリアの最小単位を示す用語として使用される。「セル」は、UE100との無線通信を行う機能を示す用語としても使用される。
EPC20は、コアネットワークに相当する。EPC20は、MME(Mobility Management Entity)/S−GW(Serving−Gateway)300を含む。MMEは、UE100に対する各種モビリティ制御などを行う。S−GWは、ユーザデータの転送制御を行う。MME/S−GW300は、S1インターフェイスを介してeNB200と接続される。E−UTRAN10及びEPC20は、LTEシステムのネットワークを構成する。
図2は、UE100のブロック図である。図2に示すように、UE100は、複数のアンテナ101、無線送受信機110、ユーザインターフェイス120、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機130、バッテリ140、メモリ150、及びプロセッサ160を備える。メモリ150及びプロセッサ160は、制御部を構成する。無線送受信機110及びプロセッサ160は、送信部及び受信部を構成する。UE100は、GNSS受信機130を有していなくてもよい。メモリ150をプロセッサ160と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
アンテナ101及び無線送受信機110は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機110は、プロセッサ160が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ101から送信する。無線送受信機110は、アンテナ101が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ160に出力する。
ユーザインターフェイス120は、UE100を所持するユーザとのインターフェイスであり、例えば、ディスプレイ、マイク、スピーカ、及び各種ボタンなどを含む。ユーザインターフェイス120は、ユーザからの操作を受け付けて、受け付けた操作の内容を示す信号をプロセッサ160に出力する。GNSS受信機130は、UE100の地理的な位置を示す位置情報を得るためにGNSS信号を受信するとともに、受信されたGNSS信号をプロセッサ160に出力する。バッテリ140は、UE100の各ブロックに供給すべき電力を蓄える。
メモリ150は、プロセッサ160により実行されるプログラム、及びプロセッサ160による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ160は、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)とを含む。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行う。CPUは、メモリ150に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサ160は、さらに、音声・映像信号の符号化・復号を行うコーデックを含んでもよい。プロセッサ160は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図3は、eNB200のブロック図である。図3に示すように、eNB200は、複数のアンテナ201、無線送受信機210、ネットワークインターフェイス220、メモリ230、及びプロセッサ240を備える。メモリ230及びプロセッサ240は、制御部を構成する。無線送受信機210(及び/又はネットワークインターフェイス220)及びプロセッサ240は、送信部及び受信部を構成する。メモリ230をプロセッサ240と一体化し、このセット(すなわち、チップセット)をプロセッサとしてもよい。
アンテナ201及び無線送受信機210は、無線信号の送受信に用いられる。無線送受信機210は、プロセッサ240が出力するベースバンド信号(送信信号)を無線信号に変換してアンテナ201から送信する。無線送受信機210は、アンテナ201が受信する無線信号をベースバンド信号(受信信号)に変換してプロセッサ240に出力する。
ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイスを介して隣接eNB200と接続される。ネットワークインターフェイス220、S1インターフェイスを介してMME/S−GW300と接続される。ネットワークインターフェイス220は、X2インターフェイス上で行う通信及びS1インターフェイス上で行う通信に用いられる。
メモリ230は、プロセッサ240により実行されるプログラム、及びプロセッサ240による処理に使用される情報を記憶する。プロセッサ240は、ベースバンドプロセッサと、CPU(Central Processing Unit)とを含む。ベースバンドプロセッサは、ベースバンド信号の変調・復調及び符号化・復号などを行う。CPUは、メモリ230に記憶されるプログラムを実行して各種の処理を行う。プロセッサ240は、後述する各種の処理及び各種の通信プロトコルを実行する。
図4は、LTEシステムにおける無線インターフェイスのプロトコルスタック図である。図4に示すように、無線インターフェイスプロトコルは、OSI参照モデルの第1層乃至第3層に区分されている。第1層は。物理(PHY)層である。第2層は、MAC(Medium Access Control)層、RLC(Radio Link Control)層、及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)層を含む。第3層は、RRC(Radio Resource Control)層を含む。
物理層は、符号化・復号、変調・復調、アンテナマッピング・デマッピング、及びリソースマッピング・デマッピングを行う。UE100の物理層とeNB200の物理層との間では、物理チャネルを介してユーザデータ及び制御情報が伝送される。
MAC層は、データの優先制御、ハイブリッドARQ(HARQ)による再送処理、及びランダムアクセス手順などを行う。UE100のMAC層とeNB200のMAC層との間では、トランスポートチャネルを介してユーザデータ及び制御情報が伝送される。eNB200のMAC層は、スケジューラを含む。スケジューラは、アップリンク及びダウンリンクのトランスポートフォーマット(トランスポートブロックサイズ、変調・符号化方式(MCS))及びUE100への割当リソースブロックを決定する。
RLC層は、MAC層及び物理層の機能を利用してデータを受信側のRLC層に伝送する。UE100のRLC層とeNB200のRLC層との間では、論理チャネルを介してユーザデータ及び制御情報が伝送される。
PDCP層は、ヘッダ圧縮・伸張、及び暗号化・復号化を行う。PDCP層には、データユニット(PDCP PDU)を送信するための送信エンティティ又はデータユニット(PDCP PDU)を受信するための受信エンティティが形成されることに留意すべきである。
RRC層は、制御情報を取り扱う制御プレーンでのみ定義される。UE100のRRC層とeNB200のRRC層との間では、各種設定のための制御情報(RRCメッセージ)が伝送される。RRC層は、無線ベアラの確立、再確立及び解放に応じて、論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルを制御する。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がある場合に、UE100はRRCコネクティッド状態である。UE100のRRCとeNB200のRRCとの間に接続(RRC接続)がない場合に、UE100はRRCアイドル状態である。
RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理及びモビリティ管理などを行う。
図5は、LTEシステムで使用される無線フレームの構成図である。LTEシステムは、ダウンリンクにはOFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiplexing Access)、アップリンクにはSC−FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access)がそれぞれ適用される。
図5に示すように、無線フレームは、時間方向に並ぶ10個のサブフレームで構成される。各サブフレームは、時間方向に並ぶ2個のスロットで構成される。各サブフレームの長さは1msであり、各スロットの長さは0.5msである。各サブフレームは、周波数方向に複数個のリソースブロック(RB)を含み、時間方向に複数個のシンボルを含む。各リソースブロックは、周波数方向に複数個のサブキャリアを含む。1つのシンボル及び1つのサブキャリアにより1つのリソースエレメント(RE)が構成される。UE100に割り当てられる無線リソース(時間・周波数リソース)のうち、周波数リソースはリソースブロックにより特定でき、時間リソースはサブフレーム(又はスロット)により特定できる。
(適用シーン)
適用シーンについて説明する。図6〜図8は、実施形態に係る適用シーンを説明するための図である。以下においては、LTEシステムにおける所定通信(MTC;Machine Type Communication)について主として説明する。
図6に示すように、LTEシステムのシステム帯域の帯域幅は10MHzである。システム帯域は、一般的な第1ユーザ端末が対応可能な第1帯域幅の第1帯域と、MTCに対応する第2ユーザ端末(以下、MTC端末)が対応可能な第2帯域幅の第2帯域(以下、狭帯域)とを含む。第1帯域幅は、例えば、50PRB(Physical Resource Block)=9MHzである。第2帯域幅は、例えば、6PRB(Physical Resource Block)=1.08MHzである。狭帯域は、第1帯域の一部である。このような前提下において、上述したMTCは、狭帯域を用いてMTC端末とeNB200との間の所定通信(以下、MTC)を行う技術である。
図7に示すように、MTCでは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH;Physical Downlink Control Channel)をMTC端末が受信することができず、MTCに用いる所定制御チャネル(以下、M−PDCCH;MTC Physical Downlink Control Channel)が採用される。M−PDCCHは、MTCに用いる所定制御情報(以下、DCI;Downlink Control Information)の送信に用いられる。MTCでは、送信ノードから受信ノードへの信号の到達性を向上する観点から、繰り返し送信が採用されている。例えば、送信ノードがeNB200であり、受信ノードがMTC端末である場合には、図7に示すように、複数のサブフレームに亘ってPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)の送信が繰り返される。
図8に示すように、MTCでは、繰り返し送信の回数として所定繰り返し回数が定められている。具体的には、上位層(例えば、RRC層)で最大繰り返し回数が構成されていない場合には、所定繰り返し回数は、1回(=n1)、2回(=n2)、4回(=n3)及び8回(=n4)の中から選択された回数である。最大繰り返し回数が16回である場合には、所定繰り返し回数は、1回(=n1)、4回(=n2)、8回(=n3)及び16回(=n4)の中から選択された回数である。最大繰り返し回数が32回である場合には、所定繰り返し回数は、1回(=n1)、4回(=n2)、16回(=n3)及び32回(=n4)の中から選択された回数である。所定繰り返し回数は、M−PDCCHのDCIに含まれる情報(n1〜n4)によって指定される。
このような背景下において、小容量のデータ通信のみが想定されるセンサだけではなく、センサよりも大容量のデータ通信が想定されるウェアラブル端末などにMTCを用いるニーズが考えられる。このようなニーズを満たすためには、MTCにおけるスループットの増大が望まれる。
実施形態では、MTCにおけるスループットの増大を目的として、背景技術における所定繰り返し回数と比べて、繰り返し回数を細かく制御する方法について提案する。
具体的には、所定繰り返し回数がeNB200から送信されている環境下において、所定条件が満たされた場合に、所定繰り返し回数とは異なる繰り返し回数で、MTCにおける繰り返し送信を停止する。このような技術は、送信ノードがeNB200であり、受信ノードがMTC端末であるダウンリンク通信に適用されてもよい。送信ノードがMTC端末であり、受信ノードがeNB200であるアップリンク通信に適用されてもよい。
具体的には、eNB200は、所定繰り返し回数に対するオフセット回数を特定する情報を送信する。このようなケースにおいて、送信ノードは、オフセット回数及び所定繰り返し回数に基づいた繰り返し回数で、MTCにおける繰り返し送信を停止する。オフセット回数は、所定繰り返し回数から減算すべき値であってもよい。オフセット回数は、所定繰り返し回数に加算すべき値であってもよい。オフセット回数及び所定繰り返し回数に基づいた繰り返し回数は、上述した最大繰り返し回数を超えないように定められてもよい。
ここで、送信ノードは、オフセット回数が通知されていない、或いは、オフセット回数がゼロである場合には、M−PDCCHのDCIによって指定される所定繰り返し回数で繰り返し送信を停止する。一方で、送信ノードは、オフセット回数がゼロ以外である場合には、M−PDCCHのDCIによって指定される所定繰り返し回数及びオフセット回数に基づいた繰り返し回数で、MTCにおける繰り返し送信を停止する。従って、上述した所定条件は、オフセット回数がゼロ以外であることである。
eNB200は、オフセット回数を特定する情報を通知する。例えば、eNB200は、オフセット回数を特定する情報をM−PDCCHのDCIに含めて、M−PDCCHのDCIを送信してもよい。オフセット回数を特定する情報としては、例えば、以下に示す情報が考えられる。
第1に、オフセット回数を特定する情報は、オフセット回数を直接的に示す情報であってもよい。このような情報は、既存技術のDCIの拡張情報として新たに定義されてもよい。
第2に、オフセット回数の候補回数を定義するリストが予め定められている前提下において、オフセット回数を特定する情報は、リストで定義される候補回数のうち、オフセット回数として用いる候補回数を特定する情報であってもよい。例えば、“−2”、“−1”、“+1”及び“+2”の候補回数がリストで定義されている場合に、オフセット回数を特定する情報は、“−2”、“−1”、“+1”及び“+2”のいずれかを指定する情報である。
互いに異なる候補回数を定義する複数のリストが準備されている場合には、リストは、上位レイヤによって定められる最大繰り返し回数に応じて定められてもよい。例えば、最大繰り返し回数が構成されていないケースに適用すべきリスト、16回の最大繰り返し回数が構成されているケースに適用すべきリスト、及び、32回の最大繰り返し回数が構成されているケースに適用すべきリストが準備されてもよい。これらのリストで定義される候補回数は互いに異なっていてもよい。
上述したケースでは、M−PDCCHのDCIの送信によって、オフセット回数を特定する情報が通知される。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。オフセット回数を特定する情報の通知は、以下のように行われてもよい。
第1に、オフセット回数は、MTCに用いるM−PDCCHの送信候補位置に基づいて定められてもよい。このようなケースでは、送信候補位置によってオフセット回数を特定する情報が通知される。M−PDCCHの送信候補位置は、例えば、MTC用に定義されるSIB(System Information Block)に含まれてもよい。
第2に、オフセット回数は、MTCに用いるM−PDCCHの復号に用いるマスクに基づいて定められる。このようなケースでは、マスクを生成するための情報の送信によってオフセット回数を特定する情報が通知される。例えば、マスクは、CRC(Cyclic Redundancy Check)に用いるマスクであり、マスクの値(種類)とオフセット回数とが対応付けられていればよい。マスクの値は、MTC用に定義されるSIB(System Information Block)に含まれる情報によって指定されてもよい。
これらのケースにおいて、M−PDCCHの送信候補位置又はマスクを生成するための情報の送信は、オフセット回数と直接的に対応付けられていてもよく、リストで定義される候補回数と対応付けられていてもよい。
実施形態において、オフセット回数は、以下のように定められてもよい。例えば、eNB200からMTC端末へのダウンリンク通信に適用すべきオフセット回数は、MTC端末におけるダウンリンク通信の受信品質に基づいて定められる。MTC端末からeNB200へのアップリンク通信に適用すべきオフセット回数は、eNB200におけるアップリンク通信の受信品質に基づいて定められる。受信品質は、例えば、RSRP(Reference Signal Received Power)であってもよく、MTCにおけるデータのSNR(Signal to Noise Ratio)又はSINR(Signal to Interference Noise Ratio)であってもよい。
さらに、eNB200からMTC端末へのダウンリンク通信に適用すべきオフセット回数は、MTC端末の近傍に地理的に位置する隣接端末から取得される情報に基づいて定められてもよい。eNB200は、MTC端末及び隣接端末の位置情報(GPS情報)に基づいて隣接端末を特定してもよい。eNB200は、MTC端末及び隣接端末からの信号の到来方向及び受信強度に基づいて隣接端末を特定してもよい。隣接端末から取得される情報は、ダウンリンク通信の受信品質であってもよい。隣接端末がMTC端末である場合には、隣接端末から取得される情報は、隣接端末が信号の受信に成功した繰り返し回数を示す情報であってもよい。
(移動通信方法)
移動通信方法について説明する。図9は、実施形態に係る移動通信方法を説明するための図である。図9では、UE100がMTC端末であり、ダウンリンク通信のMTCが行われるケースについて主として説明する。
図9に示すように、ステップS11において、eNB200は、システム情報を報知する。システム情報は、MIB(Master Information Block)及びSIBである。SIBは、MTC用に定義されたSIBである。
ステップS12において、RRC接続手順が行われる。RRC接続手順では、RRCコネクションリクエスト、RRCコネクションセットアップなどのRRCメッセージの通信が行われる。
ステップS13において、eNB200は、M−PDCCHをUE100に送信する。M−PDCCHのDCIは、少なくとも、所定繰り返し回数を示す情報を含む。
ステップS14において、eNB200は、PDSCHの繰り返し送信を行う。eNB200は、オフセット回数及び所定繰り返し回数に基づいた繰り返し回数で、MTCにおける繰り返し送信を停止する。
ここで、オフセット回数を特定する情報はUE100に通知される。オフセット回数を特定する情報の通知方法としては、上述したように、様々な方法が考えられる。
図9では、ダウンリンク通信のMTCについて例示したが、実施形態は、アップリンク通信のMTCにも適用可能である。
(作用及び効果)
実施形態では、eNB200は、オフセット回数及び所定繰り返し回数に基づいた繰り返し回数で、MTCにおける繰り返し送信を停止することによって、MTCにおけるスループットの増大を見込むことができる。例えば、所定繰り返し回数として、1回、4回、8回及び16回が定められている場合に、9回の繰り返し送信で信号の受信に成功する環境下において、オフセット回数を用いることによって9回の繰り返し送信を実現することが可能である。さらに、オフセット回数の導入によれば、所定繰り返し回数を細かく定義するケースと比べて、eNB200から送信するデータ量の増大を抑制することがきる。
[変更例1]
変更例1について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例1では、上述したオフセット回数を用いずに、繰り返し送信の停止を要求する停止インディケーションを用いる。具体的には、受信ノードは、送信ノードからの信号の受信に成功した場合に、繰り返し送信の停止を要求する停止インディケーションを送信ノードに送信する。
変更例1は、送信ノードがeNB200であり、受信ノードがMTC端末であるダウンリンク通信に適用されてもよい。変更例1は、送信ノードがMTC端末であり、受信ノードがeNB200であるアップリンク通信に適用されてもよい。
第1に、停止インディケーションは、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)の受信確認であってもよい。具体的には、受信ノードは、送信ノードからの信号の受信に成功した場合に、繰り返し送信の回数が所定繰り返し回数に達する前であっても、HARQの受信確認(Ack)を送信ノードに送信する。既存技術では、繰り返し送信の回数が所定繰り返し回数に達した後にHARQの受信確認(Ack)が送信されていた点に留意すべきである。
第2に、停止インディケーションは、MTCに用いる信号として新たに定義されてもよい。ダウンリンク通信において、停止インディケーションは、新たに定義されたPUCCH(Physical Uplink Control Channel)に含まれる情報要素であってもよい。アップリンク通信において、停止インディケーションは、M−PDCCHに含まれる新たなDCIとして定義されてもよい。このようなケースにおいて、eNB200は、MTCよりも優先度が高いダウンリンク通信が生じた場合に、停止インディケーションをユニキャスト又はブロードキャストにて送信してもよい。
このようなケースにおいて、停止インディケーションを送信するタイミングは、例えば、以下に示す通りである。
例えば、FD−FDD(Full Duplexing−Frequency Division Duplex)が用いられるシステムでは、停止インディケーションの送信タイミングに特に制限がない。従って、送信ノードからの信号の受信に成功した場合に、停止インディケーションが送信されてもよい。送信ノードからの信号の受信成功から所定時間(例えば、4msec)が経過した後に、停止インディケーションが送信されてもよい。このような手順は、ダウンリンク通信だけではなく、アップリンク通信にも適用可能である。
HD−FDD(Half Duplexing−Frequency Division Duplex)が用いられるシステムでは、アップリンク及びダウンリンクに用いることが可能なサブフレームがSIB1−BR(Bandwidth Reduced)によってeNB200から通知されている。従って、ダウンリンク通信において、MTC端末は、eNB200によって指定されたアップリンク用サブフレーム(送信候補位置)において停止インディケーションを送信してもよい。アップリンク通信において、eNB200は、eNB200によって指定されたダウンリンク用サブフレーム(送信候補位置)において停止インディケーションを送信してもよい。
TDD(Time Division Duplex)が用いられるシステムでは、アップリンク及びダウンリンクに用いることが可能なサブフレームが予め定められている。従って、ダウンリンク通信において、MTC端末は、eNB200によって指定されたアップリンク用サブフレーム(送信候補位置)において停止インディケーションを送信してもよい。アップリンク通信において、eNB200は、eNB200によって指定されたダウンリンク用サブフレーム(送信候補位置)において停止インディケーションを送信してもよい。
ここで、TDDが用いられるシステムにおけるダウンリンク通信について、図10を例に挙げて説明する。図10に示すように、7回目の繰り返し送信によって信号の受信に成功した場合において、MTC端末は、第1候補のアップリンク用サブフレームで停止インディケーションを送信せずに、第2候補のアップリンク用サブフレームで停止インディケーションを送信してもよい。第1候補のアップリンク用サブフレームで停止インディケーションを送信しない理由は、信号の受信成功から所定時間(例えば、4msec)が経過していないためである。
図10に示すケースでは、MTC端末は、信号の受信成功から第2候補のアップリンク用サブフレームまでの間に、16回の繰り返し送信が行われないため、停止インディケーションを送信する。しかしながら、MTC端末は、信号の受信成功から第2候補のアップリンク用サブフレームまでの間に、16回の繰り返し送信が行われるようなケースでは、第2候補のアップリンク用サブフレームで停止インディケーションを送信しなくてもよい。
すなわち、受信ノードは、送信ノードからの信号の受信成功から送信候補位置までの間に、所定繰り返し回数に亘って繰り返し送信が終了しない場合に、停止インディケーションを送信してもよい。受信ノードは、送信ノードからの信号の受信成功から送信候補位置までの間に、所定繰り返し回数に亘って繰り返し送信が終了する場合に、停止インディケーションを送信しなくてもよい。
変更例1において、停止インディケーションを送信する機会は特に限定されるものではないが、停止インディケーションを送信する機会は、予め定められていてもよく、eNB200から送信される信号によって限られてもよい。停止インディケーションを送信する機会とは、例えば、繰り返し送信の回数によって定義されてもよい。
例えば、所定繰り返し回数が16回である場合には、4回、8回、12回などの機会に限って、停止インディケーションが送信されてもよい。すなわち、1回目から4回目までの繰り返し送信で信号の受信に成功した場合に、4回目の繰り返し送信に対する応答として停止インディケーションが送信されてもよい。5回目から8回目までの繰り返し送信で信号の受信に成功した場合に、8回目の繰り返し送信に対する応答として停止インディケーションが送信されてもよい。9回目から12回目までの繰り返し送信で信号の受信に成功した場合に、12回目の繰り返し送信に対する応答として停止インディケーションが送信されてもよい。13回目以降の繰り返し送信で信号の受信に成功した場合には、既存技術と同様に、16回目の繰り返し送信に対する応答としてHARQの受信確認(Ack)が送信されてもよい。
このような構成を採用することによって、停止インディケーションの送信リソースを繰り返し送信毎に割り当てるオーバヘッドを削減することができる。アップリンク通信においては、eNB200からの停止インディケーションをMTC端末が監視する負荷を低減することができる。
(移動通信方法)
移動通信方法について説明する。図11は、変更例1に係る移動通信方法を説明するための図である。図11では、UE100がMTC端末であり、ダウンリンク通信のMTCが行われるケースについて主として説明する。
図11に示すように、ステップS21において、eNB200は、システム情報を報知する。システム情報は、MIB(Master Information Block)及びSIBである。SIBは、MTC用に定義されたSIBである。
ステップS22において、RRC接続手順が行われる。RRC接続手順では、RRCコネクションリクエスト、RRCコネクションセットアップなどのRRCメッセージの通信が行われる。
ステップS23において、eNB200は、M−PDCCHをUE100に送信する。M−PDCCHのDCIは、少なくとも、所定繰り返し回数を示す情報を含む。
ステップS24において、eNB200は、所定繰り返し回数に基づいて、PDSCHの繰り返し送信を開始する。
ステップS25において、UE100は、PDSCHの受信成功に応じて、停止インディケーションを含むPUSCHをeNB200に送信する。eNB200は、停止インディケーションの受信に応じて、繰り返し送信の回数が所定繰り返し回数に達していなくても、PDSCHの繰り返し送信を停止する。
図11では、ダウンリンク通信のMTCについて例示したが、変更例1は、アップリンク通信のMTCにも適用可能である。
(作用及び効果)
変更例1では、受信ノードは、送信ノードからの信号の受信に成功した場合に、繰り返し送信の停止を要求する停止インディケーションを送信ノードに送信する。従って、不要な繰り返し送信が行われないため、MTCにおけるスループットの増大を見込むことができる。
[変更例2]
変更例2について説明する。以下においては、実施形態に対する相違点について主として説明する。
変更例2では、1つの単位時間(サブフレーム)において第2帯域幅(6PRB)よりも広い帯域幅を有する拡張帯域の割り当てについて説明する。既存技術では、1つのサブフレームにおいて第2帯域幅を超える帯域を1つのMTC端末に割り当てていないことに留意すべきである。
具体的には、eNB200は、1つのサブフレームにおいてMTC端末に割り当てられる拡張帯域を特定する狭帯域割当情報を送信する。拡張帯域は、2以上の狭帯域(6PRB)を含んでもよい。
ここで、図6に示したように、第1帯域が50PRBであるのに対して、狭帯域が6PRBであるため、2PRBが余ってしまう。従って、第1帯域が狭帯域として用いられない帯域を含むケースが考えられる。このようなケースにおいて、拡張帯域は、狭帯域として用いられない帯域(2PRB)を含んでもよい。
変更例2において、狭帯域割当情報は、MTCに用いるM−PDCCHを介して基地局から送信されるDCIに含まれる。
このようなケースにおいて、DCIに含まれる狭帯域割当情報は、拡張帯域を直接的に示す情報であってもよい。例えば、図12に示すように、第1狭帯域及び第2狭帯域を拡張帯域が含む場合に、狭帯域割当情報は、第1狭帯域の位置を示す情報及び第2狭帯域の位置を示す情報によって構成される。さらに、狭帯域割当情報は、拡張帯域においてMTC端末に割り当てるPRBの配置を示す情報を含んでもよい。
或いは、拡張帯域が周波数方向において連続している前提下において、DCIに含まれる狭帯域割当情報は、拡張帯域の先頭位置及び周波数方向における拡張帯域の長さを示す情報であってもよい。例えば、図13に示すように、互いに連続する第1狭帯域及び第2狭帯域を拡張帯域が含む場合に、狭帯域割当情報は、第1狭帯域の位置及び拡張帯域の長さ(例えば、12PRB以下のPRB数)を示す情報である。
或いは、拡張帯域と対応付けられたグループを含むテーブルが定められている前提下において、DCIに含まれる狭帯域割当情報は、テーブルに含まれるグループを示す情報(インデックス)であってもよい。例えば、図14に示すように、拡張帯域と対応付けられたグループとしてグループ1及びグループ2が対応付けられている場合に、狭帯域割当情報は、グループ1及びグループ2の少なくともいずれか1つを示す情報である。さらに、狭帯域割当情報は、拡張帯域においてMTC端末に割り当てるPRBの配置を示す情報を含んでもよい。
変更例2において、狭帯域割当情報は、RRC(Radio Resource Control)メッセージに含まれる情報要素であってもよい。
このようなケースにおいて、RRCメッセージに含まれる情報要素は、MTCに用いるM−PDCCHを介してeNB200から送信されるDCIの解釈方法を指定する要素であってもよい。解釈方法は、拡張帯域が割り当てられた旨の解釈を少なくとも含む。例えば、図12及び図13に示すケースにおいてDCIによって第1狭帯域が割り当てられた場合に、RRCメッセージに含まれる情報要素によってDCIの解釈方法を変更し、第1狭帯域及び第2狭帯域の双方がMTC端末に割り当てられると解釈する。解釈方法は任意であり、第1狭帯域及び第2狭帯域が連続していなくてもよい。
或いは、RRCメッセージに含まれる情報要素は、MTC端末に専用で割り当てられる拡張帯域を直接的に示す要素であってもよい。例えば、図12及び図13に示すケースにおいて、情報要素は、第1狭帯域の位置を示す情報及び第2狭帯域の位置を示す情報によって構成される。さらに、情報要素は、拡張帯域においてMTC端末に割り当てるPRBの配置を示す情報を含んでもよい。このようなケースにおいては、狭帯域割当情報がDCIに含まれるケースよりも動的に拡張帯域を割り当てることができないが、拡張帯域をMTC端末に準動的に割り当てるケースで有用である。
或いは、拡張帯域と対応付けられたグループを含むテーブルが定められている前提下において、RRCメッセージに含まれる情報要素は、テーブルに含まれるグループを示す情報(インデックス)であってもよい。例えば、図14に示すように、拡張帯域と対応付けられたグループとしてグループ1及びグループ2が対応付けられている場合に、情報要素は、グループ1及びグループ2の少なくともいずれか1つを示す情報である。さらに、情報要素は、拡張帯域においてMTC端末に割り当てるPRBの配置を示す情報を含んでもよい。このようなケースにおいては、狭帯域割当情報がDCIに含まれるケースよりも動的に拡張帯域を割り当てることができないが、拡張帯域をMTC端末に準動的に割り当てるケースで有用である。
ここで、変更例2においては、MTC端末に割り当てられるPRBは、拡張帯域において連続的に割り当てられてもよい。例えば、図15に示すように、第1狭帯域及び第2狭帯域を拡張帯域が含んでおり、8つのPRBがMTC端末に割り当てられるケースを想定する。このようなケースにおいて、拡張帯域のみを抜き出すと、MTC端末に割り当てられるPRBが周波数方向において連続する。このような割り当てを採用することによって、送信ノードの消費電力の増大を抑制することができる。特に、アップリンク通信においては、MTC端末の消費電力の増大を抑制することができるため、このような割り当てが有用である。
(作用及び効果)
変更例2では、1つの単位時間(サブフレーム)において第2帯域幅(6PRB)よりも広い帯域幅を有する拡張帯域がMTC端末に割り当てられる。MTC端末は、狭帯域割当情報に基づいて、割り当てられた拡張帯域を用いてeNB200との通信を行う。eNB200は、割り当てられた拡張帯域を用いてMTC端末との通信を行う。従って、MTCにおけるスループットの増大を見込むことができる。
[その他の実施形態]
本開示は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この開示を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
実施形態では特に触れていないが、MTC端末に割り当てられるPRBは、以下の(式1)に従って表されてもよい。
Figure 0006559355
このようなケースにおいて、Log部分は、狭帯域の位置を表す部分であり、5bitは、PRBの配置を表す部分である。従って、変更例2で記載したように、M−PDCCHのDCIに狭帯域割当情報が含まれる場合には、狭帯域割当情報は、2以上の狭帯域の位置を表すためのLog部分を示す情報を含んでもよい。さらに、狭帯域割当情報は、MTC端末に割り当てるPRBの配置を示す5bitを狭帯域毎に含んでもよい。但し、MTC端末に割り当てるPRBの配置は、2以上の狭帯域間で同じでもよい。
実施形態では特に触れていないが、UE100及びeNB200が行う各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
或いは、UE100及びeNB200が行う各処理を実行するためのプログラムを記憶するメモリ及びメモリに記憶されたプログラムを実行するプロセッサによって構成されるチップが提供されてもよい。
実施形態では、移動通信システムの一例としてLTEシステムを説明した。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではない。移動通信システムは、LTEシステム以外のシステムであってもよい。
[付記]
(1)導入
音声ケイパブルウェアラブルデバイス及びヘルスモニタリングデバイス用の1Mbpsよりも高いデータレートをサポートするためのタスクを含む更なる拡張MTCが承認された。この付記では、より高いデータレートのためのデザインに関する我々の見解を提案する。
(2)Rel.13機能の再利用
既存のRel−13eMTCを用いることにより可能となる電力消費、複雑さの削減、及びリンクバジェット拡張特徴を最大限収穫することを検討すべきである。複雑性の低いUEを得るために、既存のMTCデザインは、わずか6つのPRBからなる狭帯域幅(NB)をサポートする。結果として、MTC UEは、システム帯域幅全体を用いて送信されるPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)/PHICH(Physical HARQ Indicator Channel)/PDCCHのようなレガシーチャネルをサポートする必要はない。さらに、MTCは、改善されたリンクバジェットと拡張されたカバレッジ範囲とを得るために、繰り返し送信をサポートします。
FeMTCのためのより高いデータレートの目標を達成するために、より高いデータレートと低い複雑さ/リンクバジェットの改善との間の直接的なトレードオフの関係があるので、上記の特徴のいくつかをあきらめなければならない可能性がある。しかしながら、複雑性の低いUEを有することは、MTC市場にとって重要な側面であり、従って、現在の狭帯域デザインをベースライン帯域幅とみなして現在の狭帯域デザインを維持するよう努めなければならない。
提案1:FeMTCのベースラインとして縮小帯域幅(Rel−13)の概念もサポートすべきである。
(3)より高いデータレートのためのデザイン
(3.1)最大TBS(Transport Block Size)
明らかに、データレートの増加を検討するために、最大許容TBSの増加を検討すべきである。従って、MTC R12/13の1000ビット制限の最大TBSを上昇させることを検討しなければならない。
提案2:最大1000ビットTBSの制限を上昇させることを検討すべきである。
(3.2)より広いMTCチャネル
RAN1は、1Mbpsを超えるデータレートをサポートするためにPDSCH/PUSCHチャネル帯域幅を広げることを検討すべきである。MTC用のより広いチャネルを達成するための2つのオプションがある。まず、図16(OptionA)に示すように、FeMTC(Further Enhancement MTC)サービスを配信するために、ベースライン6RBワイドMTCチャネル(N×6RBMTCチャネル)の連続したセットをグループ化することにより、より広いMTC PDSCHチャネルを得ることができる。OptionAは、複数の統合されたMTCチャネルを示す。
第2のオプションは、図16(OptionB)に示されるように、MTC PDSCHチャネルのチャネル帯域幅を6RBからxRBへ単純に広げる。OptionBは、より広い帯域幅MTCチャネルを示す。両方の場合において、RBの連続したセットを有することは、単一のRF実装とベースバンドにおけるより簡単なチャネル推定を必要とするので、複雑さの低いUEデザインを維持する。
提案3:複雑度の低いUEデザインを維持するために、図16に示すOptionAとBの両方を用いて、MTC PDSCHを拡大することを検討すべきである。
OptionAでは、既存のDCIフォーマット6−0A/1Aを各MTC PDSCHチャネル(LTE R13)に対して独立して使用できる。しかしながら、オプションAが複数のMTCチャネル割当てのために単一のMPDCCHとともに用いられる場合、新しいDCIフォーマットが必要となる。
提案4:複数のMTCチャネル割り当てのための単一のMPDCCHがサポートされる場合、新しいDCIフォーマットが検討されなければならない。
(3.3)より高いMCSインデックス
eMTCでサポートされる最大MCSインデックスは、16−QAM(Quadrature Amplitude Modulation)を使用する15である。スループットを向上させる方法の1つは、より高いMCSインデックスをサポートすることである。2つのオプションがある。第1のアプローチは、送信の変調次数を増加させることである。DL及びULに対する変調次数を64−QAMに増加することは、より高い受信機及び送信機UE複雑度をそれぞれ要求する。しかしながら、DLの変調次数の増加は、UE受信機の複雑さにおいて許容可能な増加と共に可能である可能性が非常に高い。従って、DL用の64−QAMはさらに研究されなければならない。第2のアプローチは、16−QAMの変調次数を維持しながら、トランスポートブロックサイズ(TBS)を増加させることである。これは、DLの場合に、MCSインデックス16をサポートすることによって行うことができる。
提案5:より高いデータレートがUE受信機の複雑さにおける合理的な増加でサポートできるかどうかを見るために、より高い変調次数及び/又はDL送信のためのTBSの増加を検証しなければならない。
(3.4)再送回数の削減
より高いデータ転送速度を達成する別の方法は、eMTCにおける送信に使用される繰り返しの数を減らすことである。カバレッジ拡張をもたらすリンクバジェットを改善するために反復メカニズムが導入された。現在のLTEリリースでは、CE(Coverage Enhancement)モードAでは、PDSCH/PUSCHの最大反復回数は、32回である。最大スループットは変更せずに、カバレッジ範囲がより小さいコストと共に効果的なより高いスループットを得るために、繰り返し送信回数を減らすことは可能である。さらに、多数の繰り返し送信は、FeMTCタイプのアプリケーションのいくつかでは許容できない可能性がある遅延を引き起こす。
提案6:より高いデータレートとより低い待ち時間を要求するいくつかのシナリオの繰り返し回数を減らすことを検討すべきである。
一部のFeMTCアプリケーションでは、PDSCH/PUSCHの繰り返しが要求されなくてもよい。しかしながら、低減されたチャネル帯域幅は、MTCチャネルに限定されたRB割り当てを必要とするように依然として用いられるかもしれない。そのような場合、DCIフォーマット0/1/1AのようなレガシーDCIフォーマットは、依然としてRB割当てのために再使用することができる。
提案7:FeMTCチャネル割り当てにレガシーDCIフォーマット0/1/1Aを再利用することを検討すべきである。
米国仮出願第62/373159号(2016年8月10日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。

Claims (11)

  1. 移動通信方法であって、
    1つの単位時間において第1ユーザ装置が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成された基地局が、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を第2ユーザ装置へ割り当てるための割当情報をM−PDCCH(MTC Physical Downlink Control Channel)を介して送信するステップを備え、
    前記第2帯域幅は、6リソースブロックの帯域幅であり、
    前記第3帯域幅は、6リソースブロックの整数倍の帯域幅であり、
    前記基地局が、前記M−PDCCHを介して前記基地局から送信されるDCI(Downlink Control Information)の解釈方法を定める情報要素を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを送信するステップをさらに備える移動通信方法。
  2. 前記割当情報は、前記拡張帯域に含まれる狭帯域を示す情報を含む請求項1に記載の移動通信方法。
  3. 前記第2ユーザ装置が、前記基地局から受信した前記割当情報に基づいて、前記割り当てられた拡張帯域を用いて前記基地局との通信を行うステップをさらに備える請求項1又は2に記載の移動通信方法。
  4. 前記拡張帯域は、複数の狭帯域により構成される請求項1乃至3のいずれか1項に記載の移動通信方法。
  5. 移動通信方法であって、
    1つの単位時間において第1ユーザ装置が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成された基地局が、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を第2ユーザ装置へ割り当てるための割当情報をM−PDCCH(MTC Physical Downlink Control Channel)を介して送信するステップを備え、
    前記第2帯域幅は、6リソースブロックの帯域幅であり、
    前記第3帯域幅は、6リソースブロックの整数倍の帯域幅であり、
    前記拡張帯域を構成する狭帯域のグループを含むテーブルが定められており、
    前記割当情報は、前記テーブルに含まれる前記グループを示すインデックスである移動通信方法。
  6. 前記割当情報は、前記拡張帯域において前記第2ユーザ装置に割り当てられる物理リソースブロックの配置を示す情報を含む請求項1乃至のいずれか1項に記載の移動通信方法。
  7. 基地局であって、
    制御部と、
    送信部と、を備え、
    前記制御部は、1つの単位時間において第1ユーザ装置が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成され、
    前記送信部は、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を割り当てるための割当情報をM−PDCCH(MTC Physical Downlink Control Channel)を介して第2ユーザ装置へ送信するよう構成され、
    前記第2帯域幅は、6リソースブロックの帯域幅であり、
    前記第3帯域幅は、6リソースブロックの整数倍の帯域幅であり、
    前記送信部は、前記M−PDCCHを介して前記基地局から送信されるDCI(Downlink Control Information)の解釈方法を定める情報要素を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを送信するよう構成される基地局。
  8. 基地局であって、
    制御部と、
    送信部と、を備え、
    前記制御部は、1つの単位時間において第1ユーザ装置が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成され、
    前記送信部は、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を割り当てるための割当情報をM−PDCCH(MTC Physical Downlink Control Channel)を介して第2ユーザ装置へ送信するよう構成され、
    前記第2帯域幅は、6リソースブロックの帯域幅であり、
    前記第3帯域幅は、6リソースブロックの整数倍の帯域幅であり、
    前記拡張帯域を構成する狭帯域のグループを含むテーブルが定められており、
    前記割当情報は、前記テーブルに含まれる前記グループを示すインデックスである基地局。
  9. ユーザ装置のためのプロセッサであって、
    1つの単位時間において第1ユーザ装置が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成された基地局から、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を割り当てるための割当情報をM−PDCCH(MTC Physical Downlink Control Channel)を介して受信するよう構成され、
    前記第2帯域幅は、6リソースブロックの帯域幅であり、
    前記第3帯域幅は、6リソースブロックの整数倍の帯域幅であり、
    前記プロセッサは、前記M−PDCCHを介して前記基地局から送信されるDCI(Downlink Control Information)の解釈方法を定める情報要素を含むRRC(Radio Resource Control)メッセージを送信するよう構成されるプロセッサ。
  10. ユーザ装置のためのプロセッサであって、
    1つの単位時間において第1ユーザ装置が対応可能な第1帯域幅よりも狭い第2帯域幅である狭帯域を用いて通信するよう構成された基地局から、前記1つの単位時間において前記第2帯域幅よりも広く且つ前記第1帯域幅よりも狭い第3帯域幅を有する拡張帯域を割り当てるための割当情報をM−PDCCH(MTC Physical Downlink Control Channel)を介して受信するよう構成され、
    前記第2帯域幅は、6リソースブロックの帯域幅であり、
    前記第3帯域幅は、6リソースブロックの整数倍の帯域幅であり、
    前記拡張帯域を構成する狭帯域のグループを含むテーブルが定められており、
    前記割当情報は、前記テーブルに含まれる前記グループを示すインデックスであるプロセッサ。
  11. 請求項9又は10に記載のプロセッサを備えるユーザ装置。
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