JP6556496B2 - 2噴射容器の噴射機構 - Google Patents

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Description

本発明は、2個並べた噴射容器(例えば、エアゾール容器やポンプ式噴射容器)の上端に設けられている2つの噴射用ステムに接続し、これを押し込むことによりこれら2つの噴射容器の内容物を噴射し且つ混合できる2つの噴射容器の2つの噴口の角度を変更できる噴口角度変更機構を有する噴射機構に関するものである。
従来より、エアゾール製品にあっては、消臭剤や芳香剤、クリーナー等の家庭用品、化粧品や医薬品等の人体用品、住宅用や車用の塗料用品、防虫・殺虫用の殺虫用品、防錆剤や潤滑剤等の工業用品、曇り止め等の車用品、その他スポーツ用品等々各種のものが存在しているが、異なる2液を混合するタイプのものも存在する。
この場合、1つのエアゾール容器の内部に内部容器を収納するもの、1つのエアゾール容器の内部が分割され且つ使用時にその分割が破壊されるタイプのもの、更には、2つのエアゾール容器を並べて配置して、同時にこれら2つのエアゾール容器のバルブステムを押下して同時に噴射し且つ混合させるタイプのもの等が存在している。
混合される2液は、例えば、銀鏡液と還元液、或いは、異なる2色の塗料等を挙げることができる。
本願発明においては、これら2つの異なる内容物を収容する別のエアゾール容器の上端の2つのバルブステムに連結でき、これら2つのバルブステムを同時の押下し、2つのエアゾール容器内の異なる内容物を同時噴射し、混合することができるタイプのものに関する。
また、本発明においては、上記エアゾール容器ばかりでなく、ポンプ式の噴射容器にも適用することができ、これら2つの噴射容器内の異なる内容物を同時に噴射し、混合することができるものにも適用することができる。
従来のこの種のタイプの噴射機構としては、以下の特許文献に記載のものを挙げることができる。
下記特許文献1に記載の発明は、2種類の組成物を混合して発泡内容物を吐出する2液混合吐出装置に関するものである。
その構成は、2つのステムを受け入れるステム係合部と、それぞれのステムから供給される組成物を混合する混合室と、その混合された組成物を発泡し、吐出する発泡室と、ステム係合部および混合室を連通する2本の本体内通路と、混合室と発泡室を連通し、組成物の流れを制限する絞り孔とを備える2液混合吐出装置である。
下記特許文献2に記載の発明は、吐出される混合液が常時安定した混合形態をとり、外観上常時同じ形態の吐出液が得られる二液混合吐出器を提案する。
その構成は、上方付勢状態で押し下げ可能に突出したステムの押し下げにより収納液がステムより吐出するように構成した一対の第1吐出用容器及び第2吐出用容器と、各吐出用容器内の二液を混合して吐出する吐出具とを備え、吐出具は、一方の第1吐出用容器内と連通する第1流路と、他方の第2吐出用容器内と連通する第2流路と、両流路が合流するノズルとを有する吐出ヘッドを備え、吐出ヘッドの押し下げにより各吐出用容器内の液がそれぞれ第1流路及び第2流路からノズルを介して吐出される二液混合吐出器であって、ノズル内に混練羽根を収納固定するとともに、ノズル基端部の混練羽根の存在位置にそれぞれ第1流路及び第2流路を開口したものである。
特開2013−79082号公報 特開2011−73766号公報
上記従来の発明においては、2エアゾール容器から排出される2内容物をその吐出器により混合して、外界に吐出させるものであるが、本願発明においては、この2エアゾール容器のそれぞれの噴射口部材からそれぞれの内容物を噴射させ、その後にこれら2内容物を混合させるものを提供することを課題とする。
そして、その適切な混合を実現させるために、それぞれのエアゾール容器の上端部のバルブステムに接続されている噴射口部材の噴口の噴射方向を変更できるものを提供することをその課題とする。
これにより、2エアゾール容器の内容物は、それぞれのエアゾール容器から噴射された後に混合することができることとなるのである。
このようにすることにより、つまり、それぞれの噴射口部材の噴口からの噴射角度を調整し、変更する(交わる方向に変更する)ことにより、2エアゾール容器内の内容物は、それぞれの噴口から所定距離離れた所望の位置で混合させることができることとなるのである。
また、本願発明においては、このように噴口の噴射角度を変更できる構造を有する噴射機構を提案するのであるが、その際に、最も簡易な構成のものを提供すること、更には、その操作部をより操作し易い構造とすること等もその課題となる。
更に、この噴射機構は、そのままポンプ式の噴射容器にも適用できるため、かかるポンプ式噴射容器をもその権利範囲に含めることもその課題となる。
上記課題を解決するために、本発明の第1のものは、少なくとも2個並べた噴射容器の上端の2個の噴射用ステムに連結でき、これら2個の噴射用ステムを同時に押下でき、これら2個の噴射容器の内容物を同時に噴射できる噴射機構であって、この噴射機構は、一対の噴射口部材と、これら一対の噴射口部材を連結する連結部材と、この連結部材を下方に押下できる操作部材とから成り、前記噴射口部材は、その基端部が前記噴射用ステムと連結し、その先端部が噴口を成し、前記連結部材はその略中央部で二分割され、分割された両連結部材はその分割された中央部で前記操作部材に軸支され、これにより、前記操作部材を後方に移動することにより、前記両連結部材の軸支部も後方に引き寄せられて、前記一対の噴射口部材の先端の2つの噴口が近付く方向に両連結部材が回動し、噴口の噴射方向が交差する方向に両噴射口部材が回動し、前記操作部材が、その操作本体部と、この操作本体部の上面で前後にスライド可能な前後スライド部とからなり、前記両連結部の略中央部が前記前後スライド部に軸支され、この前後スライド部を後方に引き寄せることにより前記一対の噴射口部材の両噴口が近付く方向に回動し、前記操作本体部及び前後スライド部を押下することにより2噴射容器の内容物が噴射されることを特徴とする2噴射容器の噴射機構である。
本発明の第のものは、上記第1発明において、前記2噴射容器の上端部に冠着できるキャップ部材を付加し、このキャップ部材の後方部に使用者の手によって把持することができる把持部を設け、この把持部を把持して前記操作部材を押下することができることを特徴とする2噴射容器の噴射機構である。
本発明の第のものは、上記第の発明において、前記操作部材の前端部が前記キャップ部材に回動自在に連結され、前記操作部材の後端部を押下することにより2個の噴射容器の内容物を同時に噴射できることを特徴とする2噴射容器の噴射機構である。
本発明の第のものは、上記何れかの発明において、前記一対の噴射口部材の噴口に噴射案内管を連結することができ、この噴射案内管は、内部に導通路が形成され、基端側が二股に形成されて2つの連結端部を有し、その先端には噴口部が形成され、前記連結端部を前記噴射口部材の噴口に連結することにより、2つの噴射容器の内容物が噴射案内管の導通路内で混合して先端の噴口部から外部に噴射されることを特徴とする2噴射容器の噴射機構である。
本発明の第1のものにおいては、2噴射容器内の内容物がそれぞれ噴射され、その後に、それぞれの噴口から所定距離離れた位置で両内容物を混合させることができるため、例えば銀鏡皮膜等を形成させるために、一方の噴射容器内には銀鏡液を、他方の噴射容器内には還元液を収容して両者を噴霧し、所定距離離れた被塗装物品の表面に銀鏡皮膜を簡単に形成させることができる。
或いは、2色の塗料を2噴射容器に収納し、当該2色を混合した別の色目に所定距離離れた被塗装物品の表面に簡単に塗布することができることとなるのである。
この場合に、本発明においては、噴口を適宜平行又は離隔させて2色の縞模様に塗布着色することもでき、或いは、噴口を交差させる方向に配置すれば、当該2色の混合色に塗布着色することもできることとなるのである。
その他の2内容物を混合する例としては、クエン酸と重曹とを混合することにより、化粧品等であれば、炭酸パックや炭酸シャンプーとして製品化することができ、或いは、家庭用のものであれば、洗浄剤として製品化することも可能である。
本発明においては、操作部材の構成をより限定したものであり、即ち、この操作部材を操作本体部とこの操作本体部の上面で前後にスライド可能な前後スライド部とから形成し、2つの連結部の中央側の端部を前記前後スライド部に軸支することにより、この前後スライド部を後方に引き寄せることにより一対の噴射口部材の両噴口が近付く方向に回動し、その逆に前方に移動させることにより一対の噴口が離隔する方向に回動することとなるのである。
このように、本発明においては、前後スライド部の前後へのスライドにより簡単に両噴射口部材の噴口の角度を変更し、調整することができることとなるのである。
本発明の第のものは、上記第1の発明において、更に、キャップ部材を付加したものである。
つまり、前記2噴射容器の上端部に冠着できるキャップ部材を付加し、このキャップ部材の後方部に使用者の手によって把持することができる把持部を設け、この把持部を保持して前記操作部材の後端部を押下することができるようにしたものである。
これにより、使用者は、このキャップ部材の把持部を把持して容易に且つ操作し易く操作部材を押下することができることとなるのである。
本発明の第のものは、上記第2の発明において、操作部材の前端部を前記キャップ部材に回動自在に連結し、前記操作部材の後端部を押下することにより2個の噴射容器の内容物を同時に噴射できるようにしたものである。
尚、この操作部材は、このようにキャップ部材に連結せずに形成することも当然可能である。
というのも、この操作部材は2噴射容器の2噴射用ステムに連結した噴射口部材を連結する連結部材が軸支された操作部材を単に下方に押下することにより2エアゾール容器の内容物を同時に噴射することも可能だからである。
しかし、このような第の発明の如く操作部材の前端部をキャップ部材に回動自在に連結することにより、キャップ部材の把持部を把持して、操作部材の後端部を押下することにより梃子式に確実に楽に操作を行うことができることとなるのである。
本発明の第のものにおいては、上記何れかの発明において、一対の噴射口部材の噴口に更に噴射案内管を接続したものである。
この噴射案内管を接続することにより、この案内管の導通路内部で2つの噴射容器内の内容物が混合してその先端の噴口部より外界に噴射され、予め混合された内容物が噴射されることとなるのである。
即ち、一定の所定距離前方の位置で混合されるのでなく、噴口部から既に混合された内容物が噴射されることとなるのである。
本発明の噴射機構に係る一実施形態の平面図であって、その(A)が2つの噴射口部材の噴射方向が略平行の状態を示し、その(B)が2つの噴射口部材の噴射方向が交わる方向にある状態を示すものである。 上記実施形態を示しており、その(A)が側面図、その(B)が背面図である。 上記実施形態に係る噴射機構の作動を示しており、その(A)が非作動状態の斜視図、その(B)が(A)図のB−B線断面図、その(C)が作動状態の斜視図、その(D)が(C)図のD−D線断面図である。 上記実施形態に係る噴射機構の噴射口部材の噴口に更に噴射案内管を連結した状態を示し、その(A)が(B)図のA−A線断面図、その(B)が斜視図である。
以下、添付の図面と共に本発明の実施形態について説明する。
下記実施形態では2個のエアゾール容器に係る噴射機構を例示しているが、同一の噴射機構を2個のポンプ式噴射容器にそのまま適用することができるものである。
図1は、本発明の噴射機構に係る一実施形態の平面図であって、その(A)が2つの噴射口部材の噴射方向が略平行の状態を示し、その(B)が2つの噴射口部材の噴射方向が交わる方向にある状態を示すものである。
図2は、同じく上記実施形態を示しており、その(A)が側面図、その(B)が背面図である。
これらの2図から解る通り、本発明に係る噴射機構は、2つのエアゾール容器K、Kの上端部に装着されるものである。
この実施形態においては、これら2つのエアゾール容器K、Kの上端部に冠着できるキャップ部材30を設けている。
このキャップ部材30は、これを設けずに実施することもできるのであるが、このキャップ部材30には、その背面側(内容物の噴射方向と反対側)に把持部31を設けている関係上、この把持部31を手で把持して本発明に係る噴射機構の操作部材20を押下する際に便利なものとなるのである。
本発明に係る噴射機構は、図1から解る通り、エアゾール容器K、Kの上端部に設けられたバルブステムにその基端部が接続する噴射口部材10、10と、これら2つの噴射口部材10、10を連結する連結部材12、12と、これら2つの連結部材12、12の中央側端部の軸支部13でこれらの連結部材12、12を軸支する操作部材20とから構成されている。
噴射口部材10は、後の図3においても説明するが、その内部に導通路を有し、その導通路の入口部(噴射口部材10の基端部)で、エアゾール容器Kのバルブステムと連結する。
他方、噴射口部材10の前記導通路の出口部は、略水平方向を向き、噴口を成すものであり、エアゾール容器Kの内容物は、この噴射口部材10が押下されることによりこの噴口から外界に噴射されることとなる。
即ち、上記導通路は、その入口部でバルブステムと連結して上下方向に設けられ、その後、略水平方向に折れ曲がり、出口部である噴口へと連絡するのである。
左右一対の噴射口部材10、10の構造及び外形形状は同一である。
これら左右一対の噴射口部材10、10の後端部側に連結部材12、12が連結されるのである。
これらの連結部材12、12は、その中央側の端部の軸支部13で、操作部材20に軸支されている。
また、この操作部材20は、前後に長い板状体のものからなり、その前端部21でキャップ部材30に回動自在に連結されており、その上面には前後スライド部23が前後摺動可能に設けられている。
つまり、この実施形態では、前記一対の連結部材12、12の中央側の軸支部13は、上記前後スライド部23に軸支されているのである。
従って、この前後スライド部23が後方に向かってスライドされると、軸支部13も後方に移行し、それ故、連結部材12、12の中央側の軸支部13も後方に移動し、その結果、噴射口部材10、10の先端の噴口10f、10fは、相互に近付くように移動する。
即ち、噴射口部材10は、その基端部であるバルブステムと連結する入口部を中心として左の噴射口部材10は右方向に回動し、右の噴射口部材10は左方向に回動することとなるのである。
その結果、噴射口部材10、10の噴口10f、10fの噴射方向は交差する方向に移動し、エアゾール容器K、K内に収容されている異なる内容物が、噴射口部材10の噴口10fから所定距離離れた位置で混合することとなるのである。
従って、例えば、エアゾール容器K、Kの内容物として、一方に銀鏡液を、他方に還元液を収納しておけば、前後スライド部23を後方に移行させて、噴射口部材10、10の噴射方向を交わる方向に回動させることにより、所定距離離れた被塗装物品上に銀鏡皮膜の塗布を容易に行うことができることとなるのである。
或いは、2つのエアゾール容器K、K内に異なる色の塗料を収納しておき、同様に前後スライド部23を後方に摺動させ、操作部材20及び前後スライド部23を押下することにより、噴口10fから所定距離離れた被塗装物品に上記2色が収納されたエアゾール容器K、K内の二色が混合された色目に容易に当該物品が着色塗装されることとなるのである。
図3は、上記実施形態に係る噴射機構の作動を示しており、その(A)が非作動状態の斜視図、その(B)が(A)図のB−B線断面図、その(C)が作動状態の斜視図、その(D)が(C)図のD−D線断面図である。
特に、上記(B)図及び(D)図から解る通り、操作部材20を矢印Yの方向に押下することにより、連結部材12、12を介して、一対の噴射口部材10、10も下方に押し込まれて、エアゾール容器K、K内の内容物が噴口10f、10fから同時に外界に噴射される。
噴射口部材10、10の先端の噴口10f、10fは、キャップ部材30の前面部に設けられた2つの孔部から外部に突出している。
この状態は、図1(A)及び(B)からも見て取ることができる。
この孔部の外形形状は、横長の長円形の孔部から形成され、噴射口部材10、10の先端の噴口10f、10fが相互に近付き、又は、遠ざかる方向に移動することを許容するように形成されている。
また図3(B)及び(D)から解る通り、操作部材20の先端部はキャップ部材30の前面部30fに回動自在に枢着されている。
従って、この枢着部を支点として、この操作部材20の後方部分を押下して一対の噴射口部材10、10を同時に押下することができる。
上記操作部材20の上面部には前後にスライド可能な前後スライド部23が設けられており、この前後スライド部23に連結部材12、12の中央側の端部が軸支されている。
それ故、この前後スライド部23を後方に移動させると、連結部材12、12を介して、噴射口部材10、10の前端の噴口10f、10fが相互に近付く方向に移動するのである。
反対に、前後スライド部23を前方に移動させれば、連結部材12、12を介して、噴射口部材10、10の前端の噴口10f、10f同士は相互に遠ざかる方向に移動するのである。
これについては既に上で説明をした。
図4は、上記実施形態に係る噴射機構の噴射口部材の噴口に更に噴射案内管を連結した状態を示し、その(A)が(B)図のA−A線断面図、その(B)が斜視図である。
この図に示した噴射案内管40は、平面視Y字形状を有し、内部に導通路を有する管体からなり、二股の基端部側の連結部41、41と、先端の噴口を成す噴口部42を有する。
この実施形態では、上記噴口部42には噴口チップ42tを設けている。
噴口チップ42tとしては各種の形態のものがあるが、所望の噴射形態を得るのに適したものを使用すればよい。
この噴射案内管40では、噴射口部材10、10の噴口を適宜角度内側方向に近付けた状態において連結しているが、この噴射口部材10、10を略平行にした状態でその基端部の連結部41、41を接続できるように構成することも当然可能である。
その場合には、二股の角度を大きく形成し、基端部の連結部41、41を略平行に延長して設ければよいからである。
このように、この噴射案内管40を利用することにより、予め、エアゾール容器K、Kの内部の内容物を混合した状態で噴射案内管40の先端の噴口部42から2内容物混合済みのものを外界に噴射することができることとなる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明においては、以下の通り種々設計変更を行うことができる。
尚、本発明に係る噴射機構は、上記エアゾール容器ばかりでなく、ポンプ式の噴射容器にもそのまま適用することができる。
このポンプ式噴射容器においても、エアゾール容器のバルブステムと同様に、ポンプから内容液が噴射される噴射用ステムが存在し、この噴射用ステムにそのまま上記実施形態に係る噴射機構を適合させることができるからである。
先ず第一に、本発明においては、上記したキャップ部材については、これを設けずに実施することができる。
即ち、操作部材は、その上面に2つの連結部材の軸支部を有し、この操作部材を押下することによりこれら連結部材を介して左右の一対の噴射口部材を押下することができれば、その機能を十全に発揮することができるからである。
勿論、キャップ部材を設けてその前面部に操作部材の前端部を回動自在に連結することにより、キャップ部材の把持部を手で把持して容易に操作部材の後端部を押下し易く構成した方がより望ましいものとなる。
尚、このキャップ部材は、上記実施形態では、その天部が開放されたものを採用しているが、この天部は、このように開放せずに、閉鎖したものとして実施することもできる。
この場合には、内部構造を隠すことができ、よりスマートなものとして製品化することができる。
噴射口部材の形態も自由に設計変更することができ、要は、内部に導通路が形成され、その基端部である入口部がエアゾール容器のバルブステムやポンプ式噴射容器の噴射用ステムと連結し、その導通路の出口部を噴口とすればよいのであって、その外観形状も適宜変更することができるものである。
連結部材も棒状又は板状の長尺状のものであって、その一対のものをその中央側の軸支部で軸支出来る形態のものであれば、どのような形態のものでもよい。
この軸支部は、操作部材の上面部に設けられていればよく、この操作部材が両側の一対の噴射口部材を共に同時に押下することができ、前後方向に移動できる形態のものであればよい。
上記実施形態では、この操作部材の上面に前後スライド部を設け、この前後スライド部に連結部材の中央側端部を軸支したが、この前後スライド部を設けずに実施することも可能である。
その際には、操作部材自体が前後に動く構成とする必要がある。
また、上記実施形態では、操作部材の前端部をキャップ部材の前面部に回動自在に連結しているが、この構成を採用することにより、操作部材の後端部の押し下げ動作をより確実・容易なものとしている。
噴射案内管の形態も自由に設計変更することができ、要は、内部に導通路が形成され、基端側が二股に構成されて噴射口部材の噴口に連結できる形態であって、先端に噴口部が形成されたものであれば、どのような形態のものであってもよい。
その先端に別体の噴口チップを嵌合し、各種の形態の噴射形態を有するものとすることもできる。
この噴射案内管は、連結される噴射口部材が略平行の状態にあるとき、或いは、その噴射口部材の噴口が近付いた状態にあるときに連結できる形態のものとすることができる。
更には、この噴射案内管はその材質として塑性変形可能な柔軟なものを採用することにより、噴射口部材の噴口がどの方向を向いていても連結できる形態のものとして実施することも可能である。
最後に、本発明においては、2噴射容器の噴射機構として特定しているが、これは最低限の構成要素を示したものであり、この噴射容器が3個以上であっても、この噴射機構を適用することが可能である。
というのも、連結される噴射容器が3個であれば、中央の噴射容器の噴射用ステムに連結する噴射口部材上に操作部材を設け、この操作部材を後方にスライドすることにより左右両側の噴射口部材を回動可能とし、これら3つの噴射口部材を同時に操作部材が押下できるように構成すればよいからである。
更に、4個の噴射容器であれば、中央の2つの噴射用ステムの中間位置に操作部材を配置し、この中央位置の操作部材を後方にスライドさせて押下することにより、4つの噴射口部材の噴口を中央に向け、全て同時に押下させる構成とすればよいからである。
以上、本発明においては、一対の噴射口部材の噴口の噴射角度を変更し調整して噴口から所定距離離れた位置で2噴射容器内の内容物を混合して噴射塗布することができ、或いは、これらの噴口に噴射案内管を連結して、予め2噴射容器内の内容物を混合した状態で噴射できる噴射機構を提供することができたものである。
10 噴射口部材
10f 噴口
12 連結部材
13 軸支部
20 操作部材
21 前端部
23 前後スライド部
30 キャップ部材
30f 前面部
31 把持部
40 噴射案内管
41 連結部
42 噴口部
42t 噴口チップ
K エアゾール容器

Claims (4)

  1. 少なくとも2個並べた噴射容器の上端の2個の噴射用ステムに連結でき、これら2個の噴射用ステムを同時に押下でき、これら2個の噴射容器の内容物を同時に噴射できる噴射機構であって、
    この噴射機構は、一対の噴射口部材と、これら一対の噴射口部材を連結する連結部材と、この連結部材を下方に押下できる操作部材とから成り、
    前記噴射口部材は、その基端部が前記噴射用ステムと連結し、その先端部が噴口を成し、
    前記連結部材はその略中央部で二分割され、分割された両連結部材はその分割された中央部で前記操作部材に軸支され、
    これにより、前記操作部材を後方に移動することにより、前記両連結部材の軸支部も後方に引き寄せられて、前記一対の噴射口部材の先端の2つの噴口が近付く方向に両連結部材が回動し、噴口の噴射方向が交差する方向に両噴射口部材が回動し、
    前記操作部材が、その操作本体部と、この操作本体部の上面で前後にスライド可能な前後スライド部とからなり、
    前記両連結部の略中央部が前記前後スライド部に軸支され、
    この前後スライド部を後方に引き寄せることにより前記一対の噴射口部材の両噴口が近付く方向に回動し、
    前記操作本体部及び前後スライド部を押下することにより2噴射容器の内容物が噴射されることを特徴とする2噴射容器の噴射機構。
  2. 前記2噴射容器の上端部に冠着できるキャップ部材を付加し、このキャップ部材の後方部に使用者の手によって把持することができる把持部を設け、この把持部を把持して前記操作部材を押下することができることを特徴とする請求項1に記載の2噴射容器の噴射機構。
  3. 前記操作部材の前端部が前記キャップ部材に回動自在に連結され、前記操作部材の後端部を押下することにより2個の噴射容器の内容物を同時に噴射できることを特徴とする請求項に記載の2噴射容器の噴射機構。
  4. 前記一対の噴射口部材の噴口に噴射案内管を連結することができ、
    この噴射案内管は、内部に導通路が形成され、基端側が二股に形成されて2つの連結端部を有し、その先端には噴口部が形成され、
    前記連結端部を前記噴射口部材の噴口に連結することにより、2つの噴射容器の内容物が噴射案内管の導通路内で混合して先端の噴口部から外部に噴射されることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の2噴射容器の噴射機構。
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