JP6556341B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

この発明は、出力軸の回転角を検出するための回転センサを装着した回転電機に関するものである。
従来の回転電機として、例えば、車両用電動パワーステアリング装置の電動モータに回転センサを装着させた装置が知られている。さらに、回転センサにより検出した回転信号から回転位置、回転角を算出する制御ユニットを、回転電機に一体化させた装置も知られている。このように、回転センサおよび制御ユニットを一体化した回転電機では、装置全体を小型化、軽量化したことにともなって、ノイズ抑制、回転精度向上という課題が生じていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第3738966号
特許文献1には、回転電機のリング磁石(センサマグネット)とホール素子(回転センサ)の位置決めに関しての記載がある。この構造では、ステータコイルの極近傍にリング磁石が装着され、ホール素子は、軸受の筒部に装着されている。そして、リング磁石とホール素子は、わずかな隙間を介して対向配置されている。この特許文献1に示された装置の構造では、リング磁石、ホール素子は極近傍に配置され、さらに周辺の部材に密着させることによって小型化を図っていた。
また、特許文献1に開示された構造では、リング磁石から磁気バイパス部材への軸方向の磁束密度を検出する構造となっており、複数位置での検出が必要であった。その場合には、ホール素子の位置精度によって回転角度の検出精度が決定されるため、複数のホール素子の位置精度を管理する必要があった。
この発明は、上記のような問題点を解決するためになされたものであり、出力軸の回転角度を検出するための回転センサの配置を最適化させた回転電機を得ることを目的とする。
この発明に係わる回転電機は、回転電機の出力軸、上記出力軸を取り囲む上記回転電機のケース内に固定された磁性体、上記出力軸に固定され、上記出力軸の回転角度を検出するための磁界を発生させるセンサマグネット、上記回転電機のケース内に固定され、上記出力軸の軸方向において、上記磁性体と上記センサマグネットとの間に配置され、回転角検出用の上記磁界の強度に応じて信号を出力する回転センサを備え、上記センサマグネットは、上記出力軸を中心とした周方向にS極、N極が着磁され、上記回転センサは、上記磁界の磁束密度の、上記出力軸を中心とした径方向成分と周方向成分の振幅比をkとしたとき、振幅比kで表現されるn次(nは偶数)の角度誤差fn(k)が、要求される回転角検出精度Eを満たす領域に配置されることを特徴とするものである。
この発明の回転電機によれば、センサマグネットと磁性体が生成する磁界の磁束密度の径方向成分と周方向成分の基本波振幅の差異を抑制することができ、出力軸の回転角検出精度を向上させることが可能となる。
この発明の上記以外の目的、特徴、観点および効果は、図面を参照する以下のこの発明の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。
本発明の実施の形態1に係る回転電機の側断面図である。 実施の形態1の回転電機のセンサマグネットの平面図である。 実施の形態1の回転電機の制御ユニットを示す側断面図である。 実施の形態1の回転電機の制御ユニットを示す側断面図である。 図5(a)は、回転電機において発生する磁界の磁束密度Bの径方向成分Brと周方向成分Bθの振幅比が1である場合の、磁束密度の角度依存性を示す図であり、図5(b)は、正弦信号Vsinと余弦信号Vcosの信号値の角度依存性を示す図である。 図6(a)は、回転電機において発生する磁界の磁束密度Bの径方向成分Brと周方向成分Bθの振幅比が1.2である場合の、磁束密度の角度依存性を示す図であり、図6(b)は、正弦信号Vsinと余弦信号Vcosの信号値の角度依存性を示す図である。 図7(a)は、回転電機において発生する磁界の磁束密度Bの径方向成分Brと周方向成分Bθの振幅比が1.8である場合の、磁束密度の角度依存性を示す図であり、図7(b)は、正弦信号Vsinと余弦信号Vcosの信号値の角度依存性を示す図である。 回転電機の軸方向と径方向の座標上における角度検出精度を示した模試図である。 本発明の実施の形態2の回転電機の制御ユニットを示す側断面図である。 本発明の実施の形態2の回転電機の制御ユニットを示す側断面図である。 本発明の実施の形態1および実施の形態2の回転電機の説明図であり、パワー部を流れる電流が生成する磁界がシールドされることを示す模式図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1の回転電機は、モータと制御ユニットが一体化された構造であり、出力軸の回転角度を検出する回転センサを備えている。そして、一つの回転センサによって、センサマグネットと磁性体との間に生じる磁界の磁束密度を計測し、出力軸の回転角度を検出する。一つの回転センサで出力軸の回転角度を検出する場合には、出力軸を中心とした磁束密度の径方向成分と、磁束密度の周方向成分との関係から、回転角を算出することができる。しかし、磁束密度の径方向成分と周方向成分の振幅比が1からずれると、そのズレに応じて回転センサの出力値に角度誤差が表れる。
そこで、本発明の回転電機では、検出する回転角度の誤差低減のため、回転センサを、磁束密度の径方向成分と周方向成分の振幅比のずれ量を低減できる領域に配置することを提案している。
以下、この発明の実施の形態1による回転電機について、図1ないし図8を用いて説明する。各図において、同一または相当する部分については同一符号を付して説明する。
図1は、回転電機100の側断面図であり、例えば、電動パワーステアリング装置を示している。回転電機100は、モータ1と制御ユニット20を一体化させた構造である。そして、図1に例示するように、出力軸7の端部側(紙面下側)にモータ1が配置され、出力軸7の出力側(紙面上側)に、制御ユニット20が、同軸上に配置されている。
モータ1は、主構成要素として、ヨーク2、ステータ3、ロータ4等を含んでいる。そして、ヨーク2の内部には、巻線コイルが巻回されたステータ3が配置されている。ステータ3の両端には、巻線コイルの端部を構成するコイルエンド5が位置し、コイルエンド5から巻線端子9が、環状の支持部8を介してモータ1の外部に延出されている。
そして、ステータ3の中心部には、出力軸7が配置され、ステータ3の内周側には、出力軸7に固定されたロータ4が配設されている。このロータ4は、永久磁石を装着してなる。
出力軸7は、図1中において、回転電機100の上部および下部に設けられた軸受6により回転可能に支持されている。軸受6は、出力軸7に固定された内輪6aとケース21に固定された外輪6bによってボールを保持する構成である。
モータ1は、その上部がフレーム10によって覆われている。そして、このフレーム10から下部がモータ1に相当している。
モータ1がブラシレス3相モータである場合、少なくとも3相分の巻線端子9がフレーム10の孔に挿通されて図中上側に延出されている。
回転電機100を構成する制御ユニット20は、出力軸7の出力側、つまり、モータ1のフレーム10の上部に設けられている。出力軸7を取り囲み、制御ユニット20を構成するケース21は、ヨーク2と同径となるように設けられ、その内部には回路部を構成する制御基板22が配置されている。制御基板22は、CPUを搭載しており、モータ1を駆動するための制御信号を出力する。
図1において、制御基板22の下側には、その制御信号を受けて、モータ1の巻線コイルに電流を供給するためのパワー部23が配置されている。このパワー部23には、モータ1がブラシレス3相モータである場合、多数のスイッチング素子がブリッジ構成で搭載されている。このパワー部23は、図1中の左右に1個ずつ計2個が配置されている。モータ1への電流供給のため、パワー部23ではスイッチング素子の制御により発熱があり、フレーム10をヒートシンクとして利用し、放熱する構成を採っている。フレーム10(ヒートシンク)を貫通した巻線端子9と、パワー部23の端子とは接続されており、その接続は、例えば溶接によってなされている。さらにパワー部23からは複数の端子が制御基板22へ延出され、この端子には上述の制御信号が伝達される構成となっている。
制御基板22とパワー部23との中間には、絶縁性部材よりなる中間部材24が配設されている。この中間部材24には、パワー部23への電源ライン(+、−)他の導電体が挿通されている。また中間部材24と制御基板22との空間にはコンデンサ他の部品を配置して、空間を有効に利用している。
出力軸7は、制御ユニット20の中央を通り、ケース21を貫通して外部に延出されている。出力軸7の先端では減速機(図示せず)と嵌合する構成となっている。その出力軸7の回転の状態を検出することは、特にブラシレスモータでは重要である。そして、この回転角の検出精度が悪いと、回転角から算出される回転位置の検出精度も同様に悪くなり、モータ1の回転のスムーズ性に影響することがわかっている。そのため、出力軸7の回転状態を検出するための回転センサ26は、検出精度が重要な設計アイテムとなっている。さらに、回転センサ26が満たすべき要件に、小型化の要素が含まれることは上述の通りである。
制御ユニット20には、回転角検出のための磁界を発生させるセンサマグネット27が配設される。本構成の回転電機100においては、モータ1と制御ユニット20とを一体化し、小型化したため、センサマグネット27は、出力軸7の端部に装着することができず、中間部に配置される。このセンサマグネット27は、回転角の検出精度向上、ノイズ抑制のため、モータ1の駆動電流が流れているパワー部23に近接配置させることはできない。よって、センサマグネット27は、制御基板22の、パワー部23とは反対側の面(図1中上側)に配設される。
図2に、センサマグネット27の平面図を示す。センサマグネット27は、平面形状が環状であり、一様な厚さを持つ板状部材である。そして、図2に示すように、N極、S極が、出力軸7の軸方向を中心とした円周方向に着磁されている。ここでは1極対のものについて説明するが、多極対のものであっても同様のことが言える。そして、図1に示すように、このN、Sの磁界を検出する回転センサ26は、センサマグネット27の上側に配置されている。
ここで、出力軸7の軸方向において、回転センサ26を、センサマグネット27から見て制御基板22側に、または制御基板22上に配置することも考えられる。しかし、磁界の強さの変化を検出するためには所望の方向成分の磁界を実現するための磁性体が必要である。磁性体を配置するスペースが、制御基板22側、または制御基板22上にある場合は、そのような構成も採用できる。
ここでは装置の小型化のため、図1に示すように、磁性体28を、センサマグネット27から見て制御基板22側には配置せず、制御基板22が設けられていないセンサマグネット27の上側に配置する場合について説明する。
磁性体28が収納されるケース21は、鉄系の磁性体ではなく、アルミニウム系の非磁性体とする。そして、そのケース21の内側に環状の磁性体28(例えば鉄製)を装着している。さらに、この磁性体28の図1中下側には回転センサ26を搭載したセンサ基板25が配置されている。回転センサ26への電源供給、さらにはセンサからの検出信号等の送受信のため、電気配線29によりセンサ基板25と制御基板22は接続されている。
センサマグネット27のN極の磁束の一部は、磁性体28へ到達する。回転センサ26は、センサマグネット27と磁性体28との中間部に配置されている。
図3を用いて、磁性体28の外径よりもセンサマグネット27aの外径が小さい場合の、回転センサ26aの配置について詳細に説明する。図3は、図1の回転電機100の制御ユニット20の側断面図であり、回転センサ26aの配置領域付近の拡大図を示している。センサマグネット27aの外径は、磁性体28の外径よりも小さい。センサマグネット27aから磁性体28へ向かって生成される磁界のうち、回転センサ26aによって高精度に回転角を検出することが可能となる磁束の有効範囲31aは、図3に示すように四角形で示すことができる。この有効範囲31aは、回転角検出用の磁界の強度に応じて決められた領域に相当する。
つまり、有効範囲31aに回転センサ26aを配置すれば、出力軸7の回転角度の検出誤差を低減することができる。回転センサ26aは、その一部が検出部となっているが、その検出部が、有効範囲31aに入るように配置すればよく、回転センサ26aの検出部以外の部分が有効範囲31aからはみ出して配置されていても問題ない。
有効範囲31aは、図3に示すように、センサマグネット27aの外径(最大円周端)から磁性体28の外周部へ延ばされた矢印30bと、センサマグネット27aの内周のある位置から磁性体28の内周端へ延ばされた矢印30aで囲まれた四角形の範囲に相当している。
センサマグネット27の外径が、磁性体28の外径よりも小さい場合、回転センサ26aは、センサマグネット27を投影した範囲よりも径方向外側に配置することができる。
次に、この有効範囲31aの決定方法について説明する。
図3中の矢印zは出力軸の軸方向(z方向)を示し、矢印rはセンサマグネット27aの径方向(r方向)を示す。紙面奥から手前に向けての方向が周方向(θ方向)を示し、このθ方向に、センサマグネット27aは回転する。
なお、図3中において、回転センサ26aおよび支持基板となるセンサ基板25は、それらの配置が、角度検出用の磁界の強度に応じて決められることから、仮想線にて表示を行っているものである。
まず、回転センサ26aのz方向における配置は、センサマグネット27aと磁性体28との距離に関係し、磁界の強さは、磁極の強さの積に比例し、距離の2乗に反比例するというクーロンの法則によって決定される。
回転センサ26aのセンサマグネット27aからのz方向の距離は、磁界の強さ(磁束密度)を確保できる距離に決められるため、この最大距離は自ずと決定される。つまり、磁性体28とセンサマグネット27aの距離は、磁性体28が十分に磁束を吸い寄せることができる範囲とするとよい。回転センサ26aは、センサ基板25上に設けるが、z方向の距離が決まれば、センサ基板25を有効距離に配置するために、脚部25a等を用いてセンサ基板25の高さ調整を行うことができる。
次に、矢印30bで表されるセンサマグネット27a(磁極)の最外周端と磁性体28の外周側との間を結ぶ境界線は、矢印zと同様に、磁界が距離の2乗で減衰することを考慮して決定することができる。そのため、有効範囲31aは、磁性体28の外周端までは使用していないものである。
同様に、磁性体28の外径よりもセンサマグネット27bの外径が大きい場合の、回転センサ26bの配置について詳細に説明する。図4は、図1の回転電機100の制御ユニット20の側断面図であり、回転センサ26bの配置領域付近の拡大図を示している。図4を用いて回転センサ26bの配置について詳細に説明する。センサマグネット27bの外径は磁性体28の外径よりも大きい。センサマグネット27bから磁性体28へ向かって生成される磁界のうち、回転センサ26bによって高精度に回転角を検出することが可能となる磁束の有効範囲31bは、図4に示すように四角形で示すことができる。
つまり、有効範囲31bに回転センサ26bを配置すれば、回転角度の検出誤差を低減することができる。この有効範囲31bは、有効範囲31aと同様に決定すればよく、図4に示すように、センサマグネット27bの外径端部から磁性体28の外周部へ延ばされた矢印30dと、センサマグネット27bの内周のある位置から磁性体28の内周端へ延ばされた矢印30cで囲まれた四角形の範囲に相当している。有効範囲31bは、回転角検出用の磁界の強度に応じて決められた領域に相当する。
センサマグネット27の外径が、磁性体28の外径より大きい場合、回転センサ26bは、センサマグネット27を投影した範囲内に配置することができる。
また、回転センサ26(26a、26b)の配置を決定する上で、磁界の径方向r、周方向θについては適切な関係があることを考慮して、有効範囲31a、31bの内周側の境界線を決定する必要がある。
ここで、回転センサ26となる磁気センサとしては、例えばMR素子がある。MR素子は磁気抵抗素子であり、磁束密度にほぼ比例してその磁気抵抗値が増加する。このような磁気抵抗素子を直列に2個接続し、磁石などの磁界によって電気抵抗が変化する素子の両端に現れる電圧を検出する。磁界が両抵抗素子に均等にかかれば中央値(中点電圧)となり、均等ではなく差異があるように磁界がかかれば、その中心の電圧が変化することから、検出した電圧から出力軸7の回転角を求めることができる。回転センサ26は、ここで検出できる方向成分の異なる磁気抵抗素子を2つ有することによって、一方を正弦信号Vsin、他方を余弦信号Vcosとして検出することができる。ここでは直列に2個接続した磁気抵抗素子を持つ回転センサ26を用いて説明するが、磁気抵抗素子であれば同様のことが言えることはいうまでもない。
磁束密度Bは3方向の成分を持つベクトルとして表現でき、径方向成分Br、周方向成分Bθ、軸方向成分Bzは、次の式(1)で与えられる。
Figure 0006556341
VcosおよびVsin、BrおよびBθの関係は、次の式(2)で与えられる。
Figure 0006556341
BrとBθの振幅が等しい場合には式(2)の分母は一定値ar1となるが、振幅が異なる場合には変動する。分母に平方根を含む式をテイラー展開した場合には、次の式(3)のように展開できるので、VcosおよびVsinは次の式(4)のように与えられる。
Figure 0006556341
Figure 0006556341
つまり、BrとBθの振幅比が1とは異なる場合には、VcosおよびVsinには奇数次の誤差成分が重畳される。
このとき角度誤差eは、次の式(5)のような近似式で与えられる。
Figure 0006556341
奇数次の信号誤差成分は偶数次の角度誤差として表れるため、信号に含まれる高次の誤差成分が大きいほど検出角度に出てくる高次の誤差も大きくなるため、回転センサ26が検出する正弦信号Vsinおよび余弦信号Vcosが共に歪みの少ない波形であるほど、回転角検出精度を向上させることができる。
図5、図6、図7に、BrとBθの振幅比(1.0、1.2、1.8)に応じたBrおよびBθの波形と、Vcos、Vsinの波形を示す。
図5(a)は、BrとBθの振幅比が1:1、つまり振幅が等しい場合のBrとBθの磁束密度Bの角度依存性を示したものであり、図5(b)は、そのときのVcos、Vsinの信号値Vの角度依存性を示すものである。
図6(a)は、BrとBθの振幅比が1:1.2の場合のBrとBθの磁束密度Bの角度依存性を示したものであり、図6(b)は、そのときのVcos、Vsinの信号値Vの角度依存性を示すものである。
図7(a)は、BrとBθの振幅比が1:1.8の場合のBrとBθの磁束密度Bの角度依存性を示したものであり、図7(b)は、そのときのVcos、Vsinの信号値Vの角度依存性を示すものである。
図5、図6、図7から明らかなように、BrとBθの振幅比が1で、基本は振幅が同等となる場合には、正弦信号Vsinおよび余弦信号Vcosの歪みがなく、BrとBθの振幅比が1と異なる場合に、正弦信号および余弦信号の歪みが見られることが分かる。これは、式(4)の高周波成分、特に奇数次3次、5次、7次成分が大きくなるためであり、その結果、BrとBθの振幅が同等でなくなると、角度誤差が発生する。
なお、装置の仕様によって要求される回転角検出精度が異なる場合があり、要求される精度を基にrとθとの比率を決定することができる。例えば、図5(a)、図5(b)、図6(a)、図6(b)に示すように、振幅の比率が1〜1.2となる場合は精度を満たしたものと判断し、この振幅比に該当する装置は使用可とする。そして、図7(a)、図7(b)に示すように、振幅の比率が1.8となる場合は精度を満たしていないものと判断し、この振幅比に該当するような装置は使用不可とする。このように、BrとBθの振幅比によって仕様に合致する許容範囲を決定する。
Vcos、Vsin、角度誤差の次数成分は振幅比kによる関数となっているため、n次(nは偶数)の角度誤差成分をfn(k)、要求される回転角検出精度をEと表現すると、振幅比kは、次の式(6)を満たす範囲にすればよい。
Figure 0006556341
例えば、振幅比kが1.2程度の場合について説明する。このとき、VcosおよびVsinは、次の式(7)のようになる。
Figure 0006556341
ここでは簡単のため式(3)の第3項までを用いて近似して展開すると、VcosおよびVsinは、次の式(8)で与えられる。
Figure 0006556341
このとき角度誤差eは、次の式(9)で与えられる。
Figure 0006556341
つまり、角度誤差の次数成分fn(k)は、次の式(10)で表すことができる。
Figure 0006556341
これらの誤差を、要求される回転角検出精度Eを満たす値とするためには、次の式(11)で決定する範囲内に振幅比kを設定する必要がある。
Figure 0006556341
ここでは、2次、4次および6次の成分で許容範囲を決定したが、低次成分は公知の補正方法により低減する場合であれば、補正対象では無い次数成分のみを対象とすればよい。また、振幅比が大きい場合にはさらに高次の成分まで考慮して角度誤差eを見積もるとよい。なお、範囲を決定するために考慮すべき次数成分誤差のうち低次のものが最も大きいため、この成分が要求される回転角検出精度E以下となるように考えてもよい。
さらに、図8は、原点を出力軸の軸方向のセンサマグネット27の上面(磁性体28側の面)の高さに設定し、軸方向zおよび径方向rの両距離座標に、同じ大きさの区画を割り振り、該当する区画における回転角検出精度を示した模試図である。各区画には回転角検出精度に応じた精度レベルが数字で示されている。その数字は、回転角検出精度が高い程大きい数となっている。
図8では、回転角検出精度の精度レベルが5段階に示された場合を例示しており、回転角検出精度が低い(誤差が大きい)領域40は、ハッチング無しのスペースに数字0が表示されている。領域40の次に回転角検出精度が低い領域41は、斜め線のハッチングスペースに数字1が表示されている。領域41の次に回転角検出精度が低い領域42は、格子のハッチングスペースに数字2が表示されている。領域42の次に回転角検出精度が低い領域43は、横縞のハッチングスペースに数字3が表示されている。回転角検出精度が最も高い(誤差がほとんどない)領域44は、縦縞のハッチングスペースに数字の4が表示されている。
そして、図8のデータを参照し、回転電機100の要求する精度から、回転センサ26の配置のために領域43、44のみが使用可能なのか、あるいは領域42でも使用可能なのかを判定する。そして、定められた有効範囲に回転センサ26を配置することで、回転センサ26の回転角検出誤差を低減させることが可能となる。
以上の結果から、定性的にセンサマグネット27と回転センサ26の配置に関して説明すると次のことが言える。
出力軸7近傍では、磁界は磁性体28を経由せずにセンサマグネット27から出力軸7へ直接進む。そのため、図3および図4において示したセンサマグネット27と出力軸7の近傍の領域32a、32bは、回転センサ26aを配置するために使用することができない。領域32a、32bと有効範囲31a、31bの間の領域は、上記BrとBθの関係からr方向成分がθ方向成分より大きく、正弦信号および余弦信号が歪むため使用不可領域である。有効範囲31a、31bが、z、r、θの全部を考慮して得られた回転角度検出精度が良好な領域(Br:Bθ≒1:1の関係を有する領域)となる。
なお、図3、図4においては、ここでは有効範囲31a、31bの境界線(矢印30a、30b、30c、30d)を斜めに書いたが、これに限定するものでは無い。例えば、センサマグネット27と磁性体28との距離によって磁束密度Bの各方向成分は変化するため、センサマグネット27と回転センサ26のz方向の距離によって、有効範囲31a、31bは変化する。そして、センサマグネット27と回転センサ26のz方向の距離が小さくなるほど、有効範囲31aの内径側の線(矢印30a)とz軸のなす角、有効範囲31bの外径側の線(矢印30d)とz軸のなす角は小さくなる。
つまり、図3に示すように、回転センサ26aをセンサマグネット27の外径より外側に置き、有効範囲31aを使用する場合には、z方向の距離が小さくなるほど回転センサ26aを内径側に配置した方が、BrとBθの振幅比を1に近づけることができ、回転角検出誤差を低減させることができる。
一方、図4に示すように、回転センサ26bをセンサマグネット27の外径より内側に置き、有効範囲31bを使用する場合には、z方向の距離が小さくなるほど回転センサ26bを外径側に配置した方が、BrとBθの振幅比を1に近づけることができ、回転角検出誤差を低減させることができる。
以上のように、センサマグネット27、回転センサ26、磁性体28の配置を、z、r、θを考慮して決定し、回転角検出精度を向上させることにより、出力軸の回転精度向上およびノイズ耐量向上という効果を得ることができる。また磁性体28においても、回転角検出誤差が低減される領域である有効範囲31a、31bを考慮して配置することで、磁性体28自体の大きさを無駄に大きくする必要がなく、軽量化・小型化を図ることが可能となる。
なお、環状の磁性体28は、ケース21の内面とセンサ基板25との間に挟持される構造であり、磁性体28と同じの高さの脚部25aをケース21内に固定し、この脚部25aにセンサ基板25を固定させて、両者間に磁性体28を配設している。なお、この脚部25aを磁性体28と同じ厚みに形成することで、磁性体28を、センサ基板25を固定する脚部として兼用することもでき、この場合、部品削減が可能となる。
また磁性体28の厚み方向の寸法制限は、センサマグネット27からの磁束密度Bが飽和しない程度の厚みであれば問題ない。ここでは、環状の磁性体28として説明したが、センサマグネット27と磁性体28の間で構成される磁気回路が有効であれば、切り欠き部を持つ形状であっても同様の効果を得られる。
本実施の形態1では、より顕著に効果が出るMR素子を回転センサ26(26a、26b)として用いる例を示したが、ホール素子など他の素子を用いてもBrとBθの振幅比が良好となる範囲に回転センサ26を配置させる構成とすることで、出力軸7の回転角検出誤差を小さく抑制することが可能となる。
また、図1ではモータ出力軸の出力側に制御ユニット20を配置し、その中にセンサマグネット27、回転センサ26を装着させた例を示したが、図中下側の出力軸7の反出力側に制御ユニットを配置した構造であっても同様に回転センサ26の配置は決定することができる。
実施の形態2.
次に実施の形態2について図9および図10を用いて説明する。図9および図10は、制御ユニット20の側断面図であり、回転センサ26a、26bの配置領域付近をそれぞれ示している。
上述の実施の形態1では、磁性体28を配設した例を示していたが、この実施の形態2では、図9、図10に示すように、磁性体28は用いず、代わりに軸受6の外輪6dを磁性体として用いる例を示している。図9は、センサマグネット27の外径が軸受6の外径よりも小さい場合を示し、図10は、センサマグネット27の外径が軸受の外径よりも大きい場合を示している。
図9、10に示すように、軸受6は、ケース21によって保持され、軸受6の近傍にセンサマグネット27が配置されている。そして、図3、4の場合と比較して、軸受6とセンサマグネット27との距離を縮めるため、軸受6の下面がケース21の内壁面とほぼ同一の高さとなるように配設されている。軸受6の内輪6cとボール6eは、出力軸7と一緒に回転するが、外輪6dはケース21側に固定されており、回転はしない。
また、この外輪6dはセンサマグネット27と同様の環状であり、一定の径を有した構造である。さらに、この外輪6dは磁性体であり、例えば鉄製である。そのため、この外輪6dを、実施の形態1の磁性体28の代わりに利用し、磁界を集める役目を請け負わせる構造となっている。
この実施の形態2では、外輪6dの配置に応じて、回転センサ26a、26bの配置を決定する。
まず、回転センサ26a、26bを配置できない領域として、図9、図10に示すように、出力軸7の軸方向に平行となるように、センサマグネット27から内輪6cの外径へ伸びる破線矢印30cと、出力軸7との間の領域があり、上述した実施の形態1のr、θとの関係を考慮した配置禁止領域となる。同様にセンサマグネット27の外周部から外輪6dの外径(最外周端)へ伸びる矢印30bより外径側の領域も配置禁止領域となる。
センサマグネット27から軸受6の外輪6dの内径(最内周端)へ伸びる矢印30aは、上述の実施の形態1と同様に、Br:Bθ≒1:1の関係を有する領域となるように設定することができる。そして、矢印30a、30b、センサマグネット27、外輪6dで囲まれた四角形の有効範囲31bの領域上に回転センサ26a、26bを配置することができる。

なお、出力軸7の太さ、出力軸7の回転トルクにより、軸受6の性能が決定され、軸受6の大きさが決まる。そのため、図9、図10に示したように、有効範囲31a、31bの内周側の矢印30aは、破線矢印30cの接点となるセンサマグネット27上の位置と外輪6dの内径を結んだ線上に位置した状態となる。
ここで、外輪6dは、センサマグネット27と同様に環状である。そして、外輪6dとセンサマグネット27の表面形状は、角部のスムージングなどがされていない、凹凸のない滑らかな表面形状であり、z方向に依存して内径および外径が変化しない形状とする必要がある。
外輪6dおよびセンサマグネット27の外表面角部が、角が削られた滑らかな曲面となっている場合には、図9、図10中の、紙面左右方向(径方向)及び上下方向に凹凸(寸法変化)があると、部分的に外輪6dとセンサマグネット27の距離z、rに変化が生じることになる。回転センサ26a、26bのz、r方向の距離が変化すれば、検出精度悪化となる。
このように、外輪6dを磁性体として使用する本構成においては、外輪6dの外径が実施の形態1の磁性体28よりも小さく形成される傾向にあり、図9、図10に示したように、回転センサ26a、26bを配置することが可能となる有効範囲31a、31bは、径方向の幅が実施の形態1の図3、図4と比較して狭くなる。
有効範囲31a、31bを広げるためには、外輪6dに接して磁性体として機能する部品を追加するなどして、磁性体自体の形成範囲を広げることが有効である。そのためには、例えばボール6eに磁性体よりなるカバーを取り付ける、または、外輪6dの当接する外径方向に実施の形態1と同様な磁性体28を配置する、あるいは、外輪6dの外側に別の外輪を装着させるなどすることで、磁性体として機能する部分の幅方向の寸法を、外輪6dのみを用いた場合よりも大きくすることが可能となる。
上述の実施の形態1、およびこの実施の形態2においては、回転電機100の軸方向に、磁性体28または軸受6の外輪6d、回転センサ26、センサマグネット27、パワー部23を順に配置した例を示した。しかし、回転センサ26は、磁界の磁束密度Bの、径方向成分Brと周方向成分Bθの振幅が同等となる領域、かつ、センサマグネット27からの距離が、回転角度検出用の磁界の強度に応じて決められた領域内に配置されるという条件を満たすことができれば、センサマグネット27、回転センサ26、磁性体28、パワー部23という順に軸方向に配置させることも可能であることは言うまでもない。
図11は、本発明の実施の形態1および実施の形態2の回転電機100の説明図であり、パワー部23を流れる電流50が生成する磁界51をシールドすることを示す模式図である。図11に示すように、パワー部23を流れる電流50が生成する磁界51は、磁性体28(実施の形態2においては、軸受6の外輪6d。)によってシールドすることが可能である。磁性体28(外輪6d)によって磁界51の影響を低減した領域に回転センサ26を配置することで、回転センサ26の検出値への磁界51の影響を低減させることが可能である。
なお、磁性体28(外輪6d)は環状であることを例示していたが、図11では、磁性体28の配置による磁界51の変化を説明するため、回転センサ26の近傍にのみ磁性体28を配設したモデルを用いて説明している。
パワー部23を流れる電流の大きさ、回転センサ26と磁性体28(外輪6d)の距離、磁性体28(外輪6d)とパワー部23の距離、センサマグネット27が回転センサ26の位置で生成する磁界51の強度などによって影響度は異なるが、磁性体28(外輪6d)の大きさを調整することによって回転電機100の回転角に要求される精度に収めることが可能となる。
また、実施の形態1、実施の形態2においては、一つの回転電機100に、回転センサ26を一つ配設する場合について説明をした。しかし、回転電機100のケース21内に十分なスペースがある場合においては、この回転センサ26を複数個配置させることも可能であり、一つの回転センサ26に異常が見られる場合に、他の回転センサ26に回路を切り替える構成とすることができる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。

Claims (13)

  1. 回転電機の出力軸、
    上記出力軸を取り囲む上記回転電機のケース内に固定された磁性体、
    上記出力軸に固定され、上記出力軸の回転角度を検出するための磁界を発生させるセンサマグネット、
    上記回転電機のケース内に固定され、上記出力軸の軸方向において、上記磁性体と上記センサマグネットとの間に配置され、回転角検出用の上記磁界の強度に応じて信号を出力する回転センサを備え、
    上記センサマグネットは、上記出力軸を中心とした周方向にS極、N極が着磁され、
    上記回転センサは、上記磁界の磁束密度の、上記出力軸を中心とした径方向成分と周方向成分の振幅比をkとしたとき、振幅比kで表現されるn次(nは偶数)の角度誤差fn(k)が、要求される回転角検出精度Eを満たす領域に配置されることを特徴とする回転電機。
  2. 上記回転センサは、上記出力軸の軸方向において、上記センサマグネットからの距離が、回転角検出用の上記磁界の強度に応じて決められた領域内に配置されることを特徴とする請求項1記載の回転電機。
  3. 上記磁性体は、平面形状が環状であり、上記出力軸と同軸に、上記出力軸の外周から離間して配置されたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の回転電機。
  4. 上記センサマグネットは、平面形状が環状であり、上記出力軸の外周に内接し、径方向に広がって配置され、
    上記回転センサは、上記センサマグネットを軸方向に投影した範囲内に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の回転電機。
  5. 上記センサマグネットは、平面形状が環状であり、上記出力軸の外周に内接し、径方向に広がって配置され、
    上記回転センサは、上記センサマグネットを軸方向に投影した範囲よりも外側に配置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の回転電機。
  6. 上記出力軸は軸受によって保持され、上記軸受は上記出力軸と一体となり回転する内輪と、回転しない外輪とを備え、上記外輪を上記磁性体として用いたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の回転電機。
  7. 上記出力軸は軸受によって保持され、
    上記磁性体は上記軸受と上記回転センサとの間に配置され、上記磁性体の外径は、上記軸受の外径よりも大きいことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の回転電機。
  8. 上記回転センサは、上記磁性体の外径よりも内側に配置されたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項記載の回転電機。
  9. 上記磁性体は、上記回転センサを装着するセンサ基板と上記ケースの内壁面に当接することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項記載の回転電機。
  10. 上記出力軸の軸上に、上記回転電機のモータを構成するステータおよびロータを覆うためのフレームを備え、上記出力軸の軸方向において、上記センサマグネットと上記フレームとの間に上記回転電機を制御する制御基板が配置されたことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載の回転電機。
  11. 上記回転電機に電圧を印加するためのパワー部を備え、
    上記磁性体、上記回転センサ、上記センサマグネット、上記パワー部の順に軸方向に配置されたことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項記載の回転電機。
  12. 上記回転電機に電圧を印加するためのパワー部を備え、
    上記センサマグネット、上記回転センサ、上記磁性体、上記パワー部の順に軸方向に配置されたことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項記載の回転電機。
  13. 電動パワーステアリング装置の構成要素として用いられたことを特徴とする請求項1から12のいずれか一項記載の回転電機。
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