JP6555023B2 - トルクセンサ - Google Patents

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Description

本発明は、トルクセンサに関する。
従来、磁歪式のトルクセンサが知られている。磁歪式のトルクセンサでは、応力が付与された際に透磁率が変化する磁歪特性を有する回転軸を用い、トルクが付与された際の回転軸の透磁率の変化を検出コイルのインダクタンスの変化として検出することにより、回転軸に付与されたトルク(回転トルク)を検出するように構成されている。
回転軸にトルクが付与されると、軸方向に対して+45度傾斜した方向に圧縮(または引張)の応力が作用し、軸方向に対して−45度傾斜した方向に引張(または圧縮)の応力が作用する。よって、軸方向に対して+45および−45度度傾斜した方向の透磁率の変化を2つの検出コイルでそれぞれ検出するように構成し、かつ、ブリッジ回路等を用いて両検出コイルの両端電圧の差分を測定するように構成することで、回転軸に付与されたトルクを感度よく検出することが可能になる。
従来の磁歪式のトルクセンサとして、特許文献1がある。
特許文献1では、フレキシブル基板に形成した配線パターンにより、回転軸の軸方向に対して+45度および−45度傾斜した直線部を有する検出コイルを形成し、当該フレキシブル基板を磁性体リングの内周面に装着した基板コイル型のトルクセンサが提案されている。特許文献1では、4層の配線層を有する多層構造のフレキシブル基板を用いて、+45度傾斜した直線部を有する検出コイルと、−45度傾斜した直線部を有する検出コイルとを2つずつ形成しており、両検出コイルを交互にかつ環状に接続したブリッジ回路を用いて回転軸に付与されたトルクを検出している。
特許第4888015号公報
ところで、フレキシブル基板を用いた基板コイル型のトルクセンサでは、配線の重なりを避けるためにビア(接続ビア、スルーホール)を用いる必要があり、このビアを形成するために、外層に形成される配線層にはめっきが施された構成となる。具体的には、例えば、内層の2層の配線層は圧延銅箔から構成され、外層の2層の配線層は、薄い電解銅箔上に銅めっきを施して構成される。このように、各配線層では製法に差異があり、この製法の差異によって配線層間で特性差(特に抵抗差)が生じてしまう。
また、圧延銅箔からなる内層の配線層では、エッチングにより高精度にパターニングを行うことができるが、めっきによりパターニングを行う外層の配線層では、内層と比較してパターニング精度が低くなってしまう。そのため、このパターニング精度の差異に起因して、配線パターンの幅等が各配線層間で異なってしまい、配線層間で特性差が生じてしまう。
このような配線層間の特性差は、製造条件の厳格化や選別では事実上対応不可能であり、配線層間で特性差が生じてしまうことは避けられない。具体的には、内層の配線層に形成される検出コイルのインピーダンスと、外層の配線層に形成される検出コイルのインピーダンスとの差異を10%未満とすることは困難である。
ブリッジ回路では、例えば、トルクが非印加であるときに各検出コイルの抵抗とインダクタンスが同じとなり、出力電圧がゼロとなるように構成される。しかし、上述の配線層間の特性差が、検出コイル間の特性差、すなわち、各検出コイルの抵抗やインダクタンスのばらつきを生じ、これにより、ブリッジ回路にアンバランスが生じて、トルクが非印加であるときにも電圧が出力されてしまう。トルクの非印加にブリッジ回路から出力される電圧(設定電圧からの電圧差)をオフセット電圧という。
このオフセット電圧は、温度によって変動することが知られている。なお、温度に応じてオフセット電圧を補正することも考えられるが、オフセット電圧が大きいと補正量も大きくなり、補正誤差も大きくなってしまう。
よって、配線層間で特性差がある場合であっても、オフセット電圧をできるだけ小さくし、測定精度を向上させることが望まれている。
なお、ここでは検出コイルを4つ用いてブリッジ回路を構成する場合について述べたが、検出コイルを2つ用いた場合も同様の問題が生じる。検出コイルを2つ用いた場合、例えば、両検出コイルを直列接続して交流電圧を印加し、何れか一方のコイルの両端電圧を測定し、その両端電圧を基にトルクを検出することが考えられるが、この場合にも、配線層間の特性差に起因して、トルクが非印加であるときの両端電圧が予め設定した設定電圧(例えば印加した交流電圧の1/2)とはならず、オフセット電圧が生じてしまう。
そこで、本発明は、配線層間の特性差に起因した測定誤差を抑制し、測定精度を向上させることが可能なトルクセンサを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決することを目的として、磁歪特性を有する回転軸の周囲に取り付けられ、前記回転軸に付与されたトルクを測定するトルクセンサであって、少なくとも2層の配線層を有し、前記回転軸と離間して同軸に配置されるフレキシブル基板と、前記フレキシブル基板の前記配線層に形成され、前記回転軸の軸方向に対して所定角度傾斜した第1直線部を有する第1検出コイルと、前記フレキシブル基板の前記配線層に形成され、前記回転軸の軸方向に対して前記第1直線部と反対方向に前記所定角度傾斜した第2直線部を有する第2検出コイルと、前記両検出コイルのインダクタンスの変化を検出することにより、前記回転軸に付与されたトルクを測定する測定部と、を備え、2層の前記配線層の一方に前記第1直線部を含む前記第1検出コイルの一部を形成すると共に、2層の前記配線層の他方に前記第1直線部を含む前記第1検出コイルの他部を形成し、かつ、2層の前記配線層の他方に前記第2直線部を含む前記第2検出コイルの一部を形成すると共に、2層の前記配線層の一方に前記第2直線部を含む前記第2検出コイルの他部を形成し、2層の前記配線層にわたって前記両検出コイルが形成されるように構成した、トルクセンサを提供する。
本発明によれば、配線層間の特性差に起因した測定誤差を抑制し、測定精度を向上させることが可能なトルクセンサを提供できる。
本発明の一実施の形態に係るトルクセンサを回転軸に取り付けた際の斜視図である。 (a)はフレキシブル基板の積層構造を示す断面図、(b)はフレキシブル基板の各配線層に形成される配線パターンの一例を示す図である。 測定部の概略構成図である。
[実施の形態]
以下、本発明の実施の形態を添付図面にしたがって説明する。
(トルクセンサの全体構成)
図1は、本実施の形態に係るトルクセンサを回転軸に取り付けた際の斜視図である。
図1に示すように、トルクセンサ1は、磁歪特性を有する回転軸2の周囲に取り付けられ、回転軸2に付与されたトルク(回転トルク)を測定するものである。
回転軸2は、磁歪特性を有する材料から構成され、円柱状(棒状)に形成されている。磁歪特性を有する材料としては、例えば、ニッケル、鉄−アルミニウム合金、鉄−コバルト合金等が挙げられる。なお、回転軸2に用いる材料としては、圧縮時に透磁率が低下し引張時に透磁率が増加する正磁歪材料、圧縮時に透磁率が増加し引張時に透磁率が低下する負磁歪材料のどちらを用いても構わない。回転軸2は、例えば、パワートレイン系のトルク伝達に用いられるシャフト、あるいは車両のエンジンのトルク伝達に用いられるシャフトである。
トルクセンサ1は、回転軸2と離間して同軸に配置されるフレキシブル基板3と、フレキシブル基板3の周囲に同軸に配置される磁性体リング4と、を備えている。
磁性体リング4は、磁性体(強磁性体)からなり、中空円筒状に形成されている。フレキシブル基板3は、磁性体リング4の内周面に接着固定されている。磁性体リング4は、後述する検出コイル6,7で生じた磁束が外部に漏れて感度が低下することを抑制する役割を果たす。
トルクセンサ1では、フレキシブル基板3と回転軸2との間には隙間5が形成され、トルクセンサ1が回転軸2に接触しないように構成されている。トルクセンサ1は、ハウジング等の固定部材に固定され、回転軸2の回転に伴って回転しないようにされる。
(フレキシブル基板3の積層構造の説明)
図2(a)は、フレキシブル基板3の積層構造を示す断面図である。
図2(a)に示すように、フレキシブル基板3は、少なくとも2層の配線層21を有している。ここでは、第1配線層21a、第2配線層21b、第3配線層21c、第4配線層21dの4層の配線層21を有する場合を説明するが、配線層21の層数はこれに限定されない。
第1配線層21aは、ポリイミドからなる第1ベース樹脂層22aの表面に形成されており、第1ベース樹脂層22aの裏面は接着層23bを介して第2配線層21bに接着固定されている。第1配線層21aの表面には、接着層23aを介してポリイミドからなる第1カバーレイ層24aが設けられ、絶縁処理が施されている。第1ベース樹脂層22aの厚さは25μm、第1カバーレイ層24aの厚さは12.5μm、接着層23a,23bの厚さはそれぞれ15μm、25μmとした。
第2配線層21aは、ポリイミドからなる第2ベース樹脂層22bの表面に形成されており、第2ベース樹脂層22bの裏面には、第3配線層21cが形成されている。
第4配線層21dは、ポリイミドからなる第3ベース樹脂層22cの裏面に形成されており、第3ベース樹脂層22cの表面は接着層23cを介して第3配線層21cに接着固定されている。第4配線層21bの表面には、接着層23dを介してポリイミドからなる第2カバーレイ層24bが設けられ、絶縁処理が施されている。第3ベース樹脂層22cの厚さは25μm、第2カバーレイ層24bの厚さは12.5μm、接着層23c,23dの厚さはそれぞれ25μm、15μmとした。
第2カバーレイ層24aには、厚さ50μmの両面テープ25が貼付され、この両面テープ25を介して、フレキシブル基板3が磁性体リング4に接着固定される。これにより、回転軸2側から磁性体リング4側にかけて、第1配線層21a、第2配線層21b、第3配線層21c、第4配線層21dが順次形成されることになる。
フレキシブル基板3の内層となる第2配線層21bと第3配線層21cとは、厚さ18μmの圧延銅箔からなる。フレキシブル基板3の外層となる第1配線層21aと第4配線層21dとは、厚さ2μmの電解銅箔に厚さ16μmの銅めっきを施したものからなる。詳細は後述するが、トルクセンサ1では、フレキシブル基板3にビア(スルーホール)を形成する必要があるため、外層である第1,4配線層21a,21dでは、めっきを施した構成となる。
(検出コイルの説明)
図2(b)は、フレキシブル基板3の各配線層21に形成される配線パターンの一例を示す図である。図2(b)では、フレキシブル基板3を展開して平面とした際の各配線層21の配線パターンを模式的に示している。
図2(b)に示すように、トルクセンサ1は、フレキシブル基板3の配線層21に形成され、回転軸2の軸方向に対して所定角度傾斜した第1直線部61を有する第1検出コイル6と、フレキシブル基板3の配線層21に形成され、回転軸2の軸方向に対して第1直線部61と反対方向に所定角度傾斜した第2直線部71を有する第2検出コイル7と、を備えている。
ここでは、4層の配線層21a〜21dに、2つの第1検出コイル6と2つの第2検出コイル7とを形成し、合計4つの検出コイル6,7を形成する場合を説明する。なお、図2(b)では、第1検出コイル6を実線で示し、第2検出コイル7を破線で示している。
トルクセンサ1では、回転軸2にトルクが付与された際の透磁率の変化は軸方向に対して±45度の方向で最も大きくなる。よって、第1直線部61を軸方向に対して+45度傾斜するように形成し、第2直線部71を軸方向に対して−45度傾斜するように形成することで、検出感度を向上できる。
なお、直線部61,71の軸方向に対する傾斜角度は±45度に限定されない。ただし、直線部61,71の軸方向に対する傾斜角度が小さすぎたり大きすぎたりすると感度が低下するため、直線部61,71の軸方向に対する傾斜角度は±30〜60度の範囲とすることが望ましい。
さて、従来のトルクセンサでは、4層の配線層21のそれぞれに検出コイル6,7を形成していたが、この場合、配線層21間の特性差に起因して各検出コイル6,7に特性差が生じてしまう。
そこで、本実施の形態に係るトルクセンサ1では、第1検出コイル6を形成する配線層21と、第2検出コイル7を形成する配線層21の配線パターンを一部入れ替え、2層の配線層21にわたって両検出コイル6,7が形成されるように構成している。
すなわち、本実施の形態に係るトルクセンサ1では、2層の配線層21の一方に第1検出コイル6の一部を形成すると共に、2層の配線層21の他方に第1検出コイル6の他部を形成し、かつ、2層の配線層21の他方に第2検出コイル7の一部を形成すると共に、2層の配線層21の一方に第2検出コイル7の他部を形成し、2層の配線層21にわたって両検出コイル6,7が形成されるように構成している。
一方の配線層21に形成される第1検出コイル6と、他方の配線層21に形成される第1検出コイル6とは、ビアを介して電気的に接続される。第1検出コイル6は、少なくとも、第1直線部61が2層の配線層21の両方にそれぞれ形成されるように、2層の配線層21にわたって形成される。
同様に、一方の配線層21に形成される第2検出コイル7と、他方の配線層21に形成される第2検出コイル7とは、ビアを介して電気的に接続される。第2検出コイル7は、少なくとも、第2直線部71が2層の配線層21の両方にそれぞれ形成されるように、2層の配線層21にわたって形成される。
両検出コイル6,7を2層の配線層21にわたって形成することで、両検出コイル6,7を用いてブリッジ回路を構成した際に、2層の配線層21の特性差を相殺し、オフセット電圧を小さくすることが可能になる。つまり、配線層21間の特性差に起因した測定誤差を抑制し、測定精度を向上させることが可能になる。
両検出コイル6,7は、その全長のうち半分が2層の配線層21の一方に形成され、残りの半分が2層の配線層21の他方に形成されることが望ましい。これにより、2層の配線層21に両検出コイル6,7が半分ずつ形成されることになるので、両検出コイル6,7の特性差をより低減することが可能になる。
本実施の形態では、隣り合う内層と外層の配線層21、すなわち、第1配線層21aと第2配線層21b、第3配線層21cと第4配線層21dをペアとし、第1配線層21aと第2配線層21bとにわたって両検出コイル6a,7aを形成すると共に、第3配線層21cと第4配線層21dとにわたって両検出コイル6b,7bを形成するように構成した。
このように構成することで、第2配線層21bと第3配線層21c間にビアを形成する必要がなくなるので、製造コストを低減できる。また、特性差の大きい銅箔からなる内層の配線層21(第2配線層21b、第3配線層21c)と、銅箔と銅めっきとからなる外層の配線層21(第1配線層21a、第4配線層21d)とにわたって両検出コイル6,7を形成することになるため、両検出コイル6,7でブリッジ回路を構成した際に内層と外層の配線層21の特性差を相殺し、オフセット電圧を小さくすることが可能になる。
本実施の形態では、第1配線層21aと第3配線層21c、および、第2配線層21bと第4配線層21dに形成される配線パターンは、略同じパターンとされる。また、第1配線層21aと第3配線層21c、および、第2配線層21bと第4配線層21dに形成される配線パターンに流れる電流(第1検出コイル6a,6bに流れる電流、および第2検出コイル7a,7bに流れる電流)は、同じ向きとなるようにされる。図2(b)では、白抜き矢印で電流の向きを示している。また、図2(b)では、第1検出コイル6a,6bの入力側電極を符号62a,63a、出力側電極を符号62b,63bで示し、第2検出コイル7a,7bの入力側電極を符号72a,73a、出力側電極を符号72b,73bで示している。なお、図2(b)に示す各配線層21の配線パターンはあくまで一例であり、配線パターンの具体的な構造はこれに限定されるものではない。各配線層21の配線パターンの幅は、例えば50〜100μmである。
なお、基板コイル型のトルクセンサ1では、各配線層21においてループ状に配線を行い、検出コイル6,7を形成する必要があるため、配線の重なりを避けるためにビアを介して他の配線層21(ペアとなる配線層21)に配線の一部を逃がすように構成されている。図2(b)における符号a〜y,A〜Yは、ビアによる接続関係を便宜的に表すものであり、同じ符号同士がビアを介して電気的に接続されていることを表している。
(測定部の構成)
図3に示すように、トルクセンサ1は、第1検出コイル6と第2検出コイル7のインダクタンスの変化を検出することにより、回転軸2に付与されたトルクを測定する測定部41を備えている。
以下、第1配線層21aと第2配線層21bとにわたって形成される第1検出コイル6aのインピーダンスをZ1(抵抗R1、インダクタンスL1)、第1配線層21aと第2配線層21bとにわたって形成される第2検出コイル7aのインピーダンスをZ2(抵抗R2、インダクタンスL2)、第3配線層21cと第4配線層21dとにわたって形成される第2検出コイル7bのインピーダンスをZ3(抵抗R3、インダクタンスL3)、第3配線層21cと第4配線層21dとにわたって形成される第1検出コイル6bのインピーダンスをZ4(抵抗R4、インダクタンスL4)とする。
測定部41は、2つの第1検出コイル6と2つの第2検出コイル7とを交互にかつ環状に順次接続して構成されるブリッジ回路42と、ブリッジ回路42における第1検出コイル6と第2検出コイル7の4つの接続点C1〜C4のうち、隣り合わない2つの接続点C1,C3に交流電圧を印加する発振器43と、発振器43により交流電圧が印加されていない2つの接続点C2,C4間の電圧を測定する電圧測定回路44と、電圧測定回路44で測定した電圧を基に回転軸2に付与されたトルクを演算するトルク演算部45と、を備えている。
ここでは、第1検出コイル6a、第2検出コイル7b、第1検出コイル6b、第2検出コイル7aの順に環状に接続してブリッジ回路42を構成したが、これに限らず、第1検出コイル6a、第2検出コイル7a、第1検出コイル6b、第2検出コイル7bの順に環状に接続してブリッジ回路42を構成してもよい。
また、ここでは、第1検出コイル6aと第2検出コイル7a間の接続点C1と、第1検出コイル6bと第2検出コイル7b間の接続点C2との間に発振器43により交流電圧を印加し、かつ、第1検出コイル6aと第2検出コイル7b間の接続点C2と、第1検出コイル6bと第2検出コイル7a間の接続点C4との間の電圧を電圧測定回路44により測定するように構成したが、接続点C2,C4間に発振器43により交流電圧を印加し、接続点C1,C3間の電圧を電圧測定回路44により測定するように構成してもよい。
本実施の形態では、各検出コイル6,7が2層の配線層21にわたって形成されているため、配線層21間の特性差が相殺され、各検出コイル6,7の抵抗R1〜R4は略等しくなる。回転軸2にトルクが付与されない状態では、各検出コイル6,7のインダクタンスL1〜L4も略等しくなり、Z1・Z4=Z2・Z3の平衡条件が満たされ、電圧測定回路44で検出される電圧が略0となる。つまり、トルクセンサ1によれば、オフセット電圧を略0に抑制することができる。
回転軸2にトルクが付与されると、軸方向に対して+45度の方向の透磁率が減少(または増加)し、軸方向に対して−45度方向の透磁率が増加(または減少)する。よって、発振器43から交流電圧を印加した状態で回転軸2にトルクが付与されると、第1検出コイル6ではインダクタンスが減少(または増加)し、第2検出コイル7ではインダクタンスが増加(または減少)する。その結果、電圧測定回路44で検出される電圧が変化するので、この電圧の変化を基に、トルク演算部45が回転軸2に付与されたトルクを演算する。
各検出コイル6,7は直線部61,71の傾き方向が異なる以外は略同じ構成であるから、図3のようなブリッジ回路42を用いることで、温度による各検出コイル6,7のインダクタンスへの影響をキャンセルすることが可能であり、精度よく回転軸2に付与されたトルクを検出することができる。また、トルクセンサ1では、第1検出コイル6でインダクタンスが増加(または減少)すれば、必ず第2検出コイル7ではインダクタンスが減少(または増加)するため、図3のようなブリッジ回路42を用いることで、検出感度をより向上することができる。
(実施の形態の作用及び効果)
以上説明したように、本実施の形態に係るトルクセンサ1では、2層の配線層21の一方に第1直線部61を含む第1検出コイル6の一部を形成すると共に、2層の配線層21の他方に第1直線部61を含む第1検出コイル7の他部を形成し、かつ、2層の配線層21の他方に第2直線部71を含む第2検出コイル7の一部を形成すると共に、2層の配線層21の一方に第2直線部71を含む第2検出コイル7の他部を形成し、2層の配線層21にわたって両検出コイル6,7が形成されるように構成している。
このように構成することで、製法の差異やパターニング精度の差異に起因して配線層21間に特性差が存在する場合であっても、両検出コイル6,7を用いてブリッジ回路42を形成した際に、配線層21の特性差を相殺してオフセット電圧を小さくすることが可能になり、配線層21間の特性差に起因した測定誤差を抑制し、測定精度を向上させることが可能になる。
また、従来は配線層21間のパターニング精度の差異による影響が大きかったために、オフセット電圧を抑制しつつ各配線層21の配線パターンの幅を小さくすることは困難であったが、本実施の形態によれば、オフセット電圧を増加させることなく、各配線層21の配線パターンの幅を、例えば50〜100μmと狭くし、検出コイル6,7の密度(ターン数)を増加させて、測定精度をより向上させることも可能になる。
なお、トルクセンサ1においては、2層の配線層21にわたって検出コイル6,7を形成する必要があるため、2層の配線層21を電気的に接続するビアは必須となる。しかし、基板コイル型のトルクセンサ1では、そもそも配線の重なりを避けるためにビアは必須であるから、2層の配線層21にわたって検出コイル6,7を形成することによるコストの増加は殆どない。つまり、本実施の形態によれば、コストを増加させることなく、測定精度を向上させることが可能である。
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
[1]磁歪特性を有する回転軸(2)の周囲に取り付けられ、前記回転軸(2)に付与されたトルクを測定するトルクセンサ(1)であって、少なくとも2層の配線層(21)を有し、前記回転軸(2)と離間して同軸に配置されるフレキシブル基板(3)と、前記フレキシブル基板(3)の前記配線層(21)に形成され、前記回転軸(2)の軸方向に対して所定角度傾斜した第1直線部(61)を有する第1検出コイル(6)と、前記フレキシブル基板(3)の前記配線層(21)に形成され、前記回転軸(2)の軸方向に対して前記第1直線部(61)と反対方向に前記所定角度傾斜した第2直線部(71)を有する第2検出コイル(7)と、前記両検出コイル(6,7)のインダクタンスの変化を検出することにより、前記回転軸(2)に付与されたトルクを測定する測定部(41)と、を備え、2層の前記配線層(21)の一方に前記第1直線部(61)を含む前記第1検出コイル(6)の一部を形成すると共に、2層の前記配線層(21)の他方に前記第1直線部(61)を含む前記第1検出コイル(6)の他部を形成し、かつ、2層の前記配線層(21)の他方に前記第2直線部(71)を含む前記第2検出コイル(7)の一部を形成すると共に、2層の前記配線層(21)の一方に前記第2直線部(71)を含む前記第2検出コイル(7)の他部を形成し、2層の前記配線層(21)にわたって前記両検出コイル(6,7)が形成されるように構成した、トルクセンサ(1)。
[2]前記両検出コイル(6,7)は、その全長のうち半分が2層の前記配線層(21)の一方に形成され、残りの半分が2層の前記配線層(21)の他方に形成されている、[1]に記載のトルクセンサ(1)。
[3]前記第1直線部(61)は、前記軸方向に対して+45度傾斜するように形成され、前記第2直線部(71)は、前記軸方向に対して−45度傾斜するように形成される、[1]または[2]に記載のトルクセンサ(1)。
[4]前記フレキシブル基板(3)は、2層の前記配線層(21)を2ペア有し、ペアとなる2層の前記配線層(21)に前記第1検出コイル(6)と前記第2検出コイル(7)をそれぞれ形成して構成される、[1]乃至[3]の何れか1項に記載のトルクセンサ(1)。
[5]前記測定部(41)は、2つの前記第1検出コイル(6)と2つの前記第2検出コイル(7)とを交互にかつ環状に順次接続して構成されるブリッジ回路(42)と、前記ブリッジ回路(42)における前記第1検出コイル(6)と前記第2検出コイル(7)の4つの接続点のうち、隣り合わない2つの接続点に交流電圧を印加する発振器(43)と、前記4つの接続点のうち、前記発振器(43)により交流電圧が印加されていない2つの接続点間の電圧を測定する電圧測定回路(44)と、前記電圧測定回路(44)で測定した電圧を基に前記回転軸(2)に付与されたトルクを演算するトルク演算部(45)と、を備えている、[4]に記載のトルクセンサ(1)。
[6]ペアとなる前記2層の配線層(21)の一方が、銅箔からなる内層の配線層(21)であり、他方が、銅箔と銅めっきとからなる外層の配線層(21)である、[4]または[5]に記載のトルクセンサ(1)。
[7]中空円筒状の磁性体からなる磁性体リング(4)をさらに備え、前記フレキシブル基板(3)は、前記磁性体リング(4)の内周面に固定されている、[1]乃至[6]の何れか1項に記載のトルクセンサ(1)。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変形して実施することが可能である。
また、上記実施の形態では、ブリッジ回路42を用いた測定部41について説明したが、測定部41の構成はこれに限定されるものではない。
また、上記実施の形態では、第1検出コイル6と第2検出コイル7をそれぞれ2つ形成する場合について説明したが、検出コイル6,7の数はこれに限定されず、1つあるいは3つ以上であってもよい。
1…トルクセンサ
2…回転軸
3…フレキシブル基板
6…第1検出コイル
61…第1直線部
7…第2検出コイル
71…第2直線部
21…配線層
41…測定部

Claims (7)

  1. 磁歪特性を有する回転軸の周囲に取り付けられ、前記回転軸に付与されたトルクを測定するトルクセンサであって、
    少なくとも2層の配線層を有し、前記回転軸と離間して同軸に配置されるフレキシブル基板と、
    前記フレキシブル基板の前記配線層に形成され、前記回転軸の軸方向に対して所定角度傾斜した第1直線部を有する第1検出コイルと、
    前記フレキシブル基板の前記配線層に形成され、前記回転軸の軸方向に対して前記第1直線部と反対方向に前記所定角度傾斜した第2直線部を有する第2検出コイルと、
    前記両検出コイルのインダクタンスの変化を検出することにより、前記回転軸に付与されたトルクを測定する測定部と、を備え、
    2層の前記配線層の一方に前記第1直線部を含む前記第1検出コイルの一部を形成すると共に、2層の前記配線層の他方に前記第1直線部を含む前記第1検出コイルの他部を形成し、前記配線層の一方に形成される前記第1検出コイルの一部と、前記配線層の他方に形成される前記第1検出コイルの他部とをビアを介して電気的に接続し、
    かつ、2層の前記配線層の他方に前記第2直線部を含む前記第2検出コイルの一部を形成すると共に、2層の前記配線層の一方に前記第2直線部を含む前記第2検出コイルの他部を形成し、前記配線層の他方に形成される前記第2検出コイルの一部と、前記配線層の一方に形成される前記第2検出コイルの他部とをビアを介して電気的に接続し、
    2層の前記配線層にわたって前記両検出コイルが形成されるように構成した、
    トルクセンサ。
  2. 前記両検出コイルは、その全長のうち半分が2層の前記配線層の一方に形成され、残りの半分が2層の前記配線層の他方に形成されている、
    請求項1に記載のトルクセンサ。
  3. 前記第1直線部は、前記軸方向に対して+45度傾斜するように形成され、
    前記第2直線部は、前記軸方向に対して−45度傾斜するように形成される、
    請求項1または2に記載のトルクセンサ。
  4. 前記フレキシブル基板は、2層の前記配線層を2ペア有し、
    ペアとなる2層の前記配線層に前記第1検出コイルと前記第2検出コイルをそれぞれ形成して構成される、
    請求項1乃至3の何れか1項に記載のトルクセンサ。
  5. 前記測定部は、2つの前記第1検出コイルと2つの前記第2検出コイルとを交互にかつ環状に順次接続して構成されるブリッジ回路と、
    前記ブリッジ回路における前記第1検出コイルと前記第2検出コイルの4つの接続点のうち、隣り合わない2つの接続点に交流電圧を印加する発振器と、
    前記4つの接続点のうち、前記発振器により交流電圧が印加されていない2つの接続点間の電圧を測定する電圧測定回路と、
    前記電圧測定回路で測定した電圧を基に前記回転軸に付与されたトルクを演算するトルク演算部と、を備えている、
    請求項4に記載のトルクセンサ。
  6. ペアとなる前記2層の配線層の一方が、銅箔からなる内層の配線層であり、他方が、銅箔と銅めっきとからなる外層の配線層である、
    請求項4または5に記載のトルクセンサ。
  7. 中空円筒状の磁性体からなる磁性体リングをさらに備え、
    前記フレキシブル基板は、前記磁性体リングの内周面に固定されている、
    請求項1乃至6の何れか1項に記載のトルクセンサ。
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