JP4674533B2 - 交流電流検出用コイル - Google Patents

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Description

本発明は、家庭用分電盤の分岐回路等に流れる電流を測定する電流センサとして機能する、絶縁性基板上に形成された交流電流検出用コイルに関する。
一般に、送変電機器や家庭用分電盤等に通電される交流電流量を非接触で測定するための電流センサとして、貫通型の電流センサが多く用いられている。このような貫通型の電流センサに用いられる交流電流検出用コイルの従来例を図14、図15に示す(特許文献1参照)。これらの図において、交流電流検出用コイル100は、円形の基板開口部101を有する両面積層基板102(以下、プリント基板と記す)と、この基板開口部101の周囲に配置されたコイル本体103とを備える空芯コイルである。プリント基板102の材質は、ガラス入りエポキシ樹脂である。コイル本体103は、基板開口部101を中心として放射状にプリントされた導電膜の導体部を備え、この導体部はプリント基板102の厚み方向すなわちコイル本体103の軸方向に貫通する接続部を介して直列に結合することにより、プリント基板102にコイルを形成している。接続部は、プリント基板102の貫通孔の内面に形成された導電膜のスルーホールである。プリント基板102に巻かれているコイルは、2方向に一定ピッチで巻き回され、時計回り(矢印104の向き)の巻き進みコイル105(以下、進みコイルという)と反時計回り(矢印106の向き)の戻しコイル107(以下、戻しコイルという)とからなり、進みコイル105の終端と戻しコイル107の始端を接続することにより、両コイル105、107は、直列接続されている。図15において、進みコイル105は、プリント基板102の表面に形成された導体部が太実線で、裏面に形成された導体部を太破線で示し、戻しコイル107は、プリント基板102の表面に形成されている導体部を二重実線で示し、裏面に形成された導体部を二重破線で示している。プリント基板102の表面及び裏面では、両コイル105、107の各導体部が交互に一定ピッチで配列されている。進みコイル105は、表面及び裏面で、長さの異なる導体部が交互に一定ピッチで配列され、戻しコイル107も、同様に表面及び裏面で長さの異なる導体部が交互に一定ピッチで配列されている。また、進みコイル105では、各導体部が基板開口部101から離れた側で各導体部のピッチ間が接続部(スルーホール)により接続され、戻しコイル107では、各導体部が基板開口部101の近い側で各導体部のピッチ間が接続部により接続されている。
このような交流電流検出用コイル100を用いた電流測定では、基板開口部101に被測定導体が通され、この被測定導体に流れる電流による磁束が両コイル105、107のプリント基板102の矢印104又は矢印106の方向から視たときの導体部によって囲まれる断面領域を通ることにより発生する誘導電流を検出する。一方、コイル本体103の軸方向に視たとき、両コイル105、107の導体部によって囲まれる領域の正面面積内には、被測定導体からの検出されるべき磁界(測定磁界と呼ぶ)以外に、被測定導体以外の電線から発生された磁界(外部磁界と呼ぶ)の磁束も通っていることがある。この外部磁界は、本来の電流測定にとって不要なものである。しかしながら、円形で形成される両コイル105、107は、それら自体が等価的に一つの大きなコイルと見なされるので、それらの正面面積内に、不要な外部磁界が通過すると、この外部磁界による電流も同時に検出される。この外部磁界による検出電流は測定誤差となるため、できるだけ影響が小さいことが望ましい。そして、この測定誤差を抑制するには、外部磁界に対して巻き方向が互いに逆方向である両コイル105、107の各正面面積を同等にして、不要検出電流を相殺する必要がある。
しかしながら、上記従来の電流センサは、両コイル105、107を軸方向に視たとき、進みコイル105の正面面積は、戻しコイル107の正面面積よりも大きく、それぞれの正面面積が異なっている。従って、両コイル105、107で外部磁界による誘導電流の検出量が異なり、完全に相殺されないので、測定誤差を抑制することが困難となっていた。
また、上記電流測定では、測定感度を上げるには、両コイル105、107の測定に寄与する測定磁界からの誘導電圧を多くする必要があり、両コイル105、107において、基板に直交する面で断面したとき導体部によって囲まれる断面領域の各断面面積を同等にし、均一に誘導電圧を発生させることが望ましい。しかしながら、両コイル105、107の断面面積は巻き回ピッチ毎に異なっており、従って、測定感度が劣化するという問題があった。
さらに、この両コイル105、107間において、断面面積が異なると、この断面面積を通過する外部磁界の磁束量が異なるので、両コイル間で検出される外部磁界の検出量に差を生じ、相殺される外部磁界量が少なくなり、測定誤差をさらに増大する。特に、この断面面積の違いによる外部磁界の検出の差は、電流センサと検出不要な外部磁界を発生する電線との距離が近いほど大きく現れる。すなわち、検出不要な外部磁界を発生する電線が検出コイルの近くにあると、遠くにある場合に比べて、斜め成分の磁束が相対的に多くなることから、進みコイルと戻しコイルの断面面積の違いにより、外部磁界の検出に差が生じて、不要磁界の相殺作用が低下することになる。
このように、検出用コイル100では、たとえ進みコイル及び戻しコイルの正面面積が等しい場合でも、それらのコイルの断面面積が異なると、検出不要の外部磁界を発生する電線の近傍においては、相殺される外部磁界の量が低下し、測定誤差が増大する。従って、外部磁界の影響を厳密に削減するためには、進みコイル及び戻しコイルの各正面面積が略同じであると共に、コイルの断面方向の断面面積も略同じであることが必要となる。
なお、交流電流検出用コイルとして、絶縁性基板に基板開口の周囲にコイル本体を配置し、導電膜でコイル状に形成された巻き進みコイルと巻き戻しコイルを有し、これらを直列に接続した空芯コイルが知られている(特許文献2参照)。しかしながら、この空芯コイルでは、コイルの軸方向から視たとき、巻き進みコイルは、鋸歯状の模様を形成し、巻き戻しコイルは三角状の形状をしており、両コイルで形状が異なっている。このため、両コイルが囲む面積が同じでないので、両コイルで通過する外部磁界の磁束量に差が出ることになり、前記同様に外部磁界の影響を十分排除することができないという問題があった。
特開平06−176947号公報 特開2004−87619号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、進みコイルと戻しコイルの表面と裏面におけるコイルパターンの偏りを無くしたコイル構造とすることにより、コイル近傍に配置された電線からの検出不要な外部磁界を進みコイル及び戻しコイル間で相殺してその検出を抑え、測定誤差の少ない、測定感度の良い交流電流検出用コイルを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、絶縁性基板に開口を形成すると共に、前記開口の周囲の表裏両面に放射状に形成された複数の放射状ラインと、この放射状ラインの一端側にあって周方向に延設され前記基板の表裏両面の放射状ライン間を電気的に接続する接続部と、表面側の放射状ラインの端部又は前記接続部と裏面側にある放射状ラインの端部又は前記接続部とを接続するスルーホール及びスルーホール接続用のランドとを有するトロイダルコイルを備え、このトロイダルコイルを前記基板の表裏に巻き進み方向と巻き戻し方向とにそれぞれ形成し、かつ、これら巻進み方向コイル(進みコイルという)と巻戻し方向コイル(戻しコイルという)とを直列に接続している、前記開口内を通る被測定導体に流れる交流電流を検出するための交流電流検出用コイルにおいて、前記接続部を、該接続部が接続された放射状ラインに隣接する放射状ラインを避けるように形成し、前記進みコイル及び戻しコイルの一巻きのコイルのピッチを等しくし、かつ、一巻の進みコイルと戻しコイルの外周側でのスルーホールを、一方は少なくとも1個、他方は少なくとも3個用いて、前記進みコイル及び戻しコイルにおける放射状ラインと前記接続部とをそれぞれ前記基板の表裏に、その表裏から視て同一形状に形成し、前記接続部は、その表面側パターン裏面側パターンとがスルーホールによる繋ぎ部で接続されると共に、この繋ぎ部は、該繋ぎ部を挟んで前記接続部の表面側パターンと裏面側パターンとが等しい長さになるように配設されているものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の交流電流検出用コイルにおいて、表面側の進みコイルと戻しコイルにおける隣接する放射状ライン間距離、及び裏面側の進みコイルと戻しコイルにおける隣接する放射状ライン間距離を、それらの放射状ラインをそれぞれ部分的に折り曲げることにより、それらの放射状ラインが直線である場合の互いに隣接する放射状ライン間距離に比べ、短くするものである。
請求項3の発明は、請求項1及び請求項2に記載の交流電流検出用コイルにおいて、前記進みコイルの放射状ラインと接続部との境界部分であって、前記スルーホールの形成されていない領域に、前記スルーホール接続用のランドの外形と同等の大きさを有するランドパターンを設けたものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の交流電流検出用コイルにおいて、前記絶縁性基板の開口側のスルーホールを介して接続される表面側及び裏面側の2つの放射状ライン線を前記基板の開口の中心軸から基板の厚み方向に視たとき、これら2つの放射状ライン線の成す角度(θ)を2等分する直線が、トロイダルコイルの中心を中心とする所定の半径を有する円に接するものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の交流電流検出用コイルにおいて、前記進みコイル又は戻しコイルの出力部分に、被測定導体以外の導体に電流が流れることによって発生する外部磁界の影響を打消すための外部磁界補正用のコイルを設けたものである。
請求項1の発明によれば、進みコイル戻しコイルの一巻きの、基板面に垂直な方向から見た正面面積及び断面積を等しくすることができるので、これらコイルにおける正面方向、断面方向からの外部磁界の通過量が略等しくな、両コイル間における外部磁界の相殺精度が向上し、コイル近傍に配置された電線からの検出不要な外部磁界に対しても影響を少なくして電流測定誤差を低減でき、電流測定精度を高めることができる。
請求項2の発明によれば、進みコイルと戻しコイルの正面方向から視た面積が狭くなることにより、両コイルで発生する誘導起電力を小さくすることができるので、進みコイル及び戻しコイルの各誘導起電力の相殺精度を向上することができる。
請求項3の発明によれば、進みコイルと戻しコイルを貫く磁界の影響をより均等にでき、進みコイルと戻しコイルによる外部磁界を相殺する効果が向上する。
請求項4の発明によれば、進みコイルと戻しコイルの各ターンを形成する2つの放射状ライン線間の成すコイル角度が均等になることにより、各コイルがトロイダルコイルの中心軸に対して軸対称となるので、外部磁界に対して各コイルのそれぞれのターンで発生する誘導起電力を相殺する効果が向上する。
請求項5の発明によれば、微小コイルによりコイル出力部分におけるコイル長の不均一性を補正できるので、進みコイルと戻しコイルの出力部分を外部磁界に対して均一化することができ、外部磁界を打ち消すことができる。
以下、本発明の第1の実施形態に係る交流電流検出用コイルについて、図1乃至図6を参照して説明する。図1、図2において、本実施形態の交流電流検出用コイル1(以下、検出用コイルと記す)は、コイルの非磁性体コアとなる円盤状の絶縁性基板2と、絶縁性基板2の中心に形成された略円形の開口3と、絶縁性基板2の外周と開口3の間に形成されたトロイダルコイル4を備える。トロイダルコイル4は、巻き進み方向の巻き進みコイル5(以下、進みコイルという)と巻き戻し方向の巻き戻しコイル6(以下、戻しコイルという)とを有し、それらが同じ絶縁性基板2上に二重形成され、直列に連続接続されている。これらの進みコイル5、戻しコイル6は、絶縁性基板2の表裏両面に開口3から放射状に形成された複数の放射状ライン7と、この複数の放射状ライン7間を接続する外周上に等ピッチ間隔で表裏面に設けられ接続部8と、表裏の放射状ライン7と接続部8とを電気的に連続接続するスルーホール9により形成される。これらの放射状ライン7及び接続部8は、図1、2において、絶縁性基板2の表面側において濃い実線で示され、裏面側において薄い実線で示されている。なお、絶縁性基板2の形状は、円形とは限らず用途に応じて矩形等、任意の形状にできる。
接続部8は、表裏両面において、隣接する放射状ラインを避けるように引き回し形成される。また、接続部8は、巻き進み方向のコイル(進みコイルという)及び巻き戻し方向のコイル(戻しコイルという)において、接続部8の表面側コイルと裏面側コイルをスルーホール9aによる繋ぎ部で接続すると共に、この繋ぎ部は、繋ぎ部を挟んで両コイルの表面側と裏面側とが略等分の長さになるように配設されている。
スルーホール9は、開口3の中心10を略中心とする開口3に遠い側及び近い側の円周上にスルーホール9a、9bを等間隔に同数配設されると共に、戻しコイル6における表裏の放射状ライン7及び接続部8(8b)の各端部である境界部分には、表裏の放射状ライン7及び接続部8(8b)間を接続するスルーホール9c、9dが設けられている。この9c、9dは、スルーホール9a、9bを結ぶ直線に対して対称に配設されている。また、最外周上に存在するスルーホール9a(半径R1の円周上とする)と接続部8を接続する円周上のスルーホール9c、9d(半径R2の円周上とする)は、外部磁界に対して影響を抑えるため、半径R1、R2の差は出来るだけ小さいことが望ましく、このR1とR2の差は、絶縁体基板からなるプリント基板の製造上の制約(ライン幅、スルーホールランド径)から、具体的には1mm以下としている。
放射状ライン7は、開口3の中心10を略中心として放射状に一定ピッチで絶縁性基板2上に配列されている。放射状ライン7及び接続部8を構成する導体部は、絶縁性基板2に銅箔で形成され、この銅箔は、例えばガラス入りエポキシ樹脂から成る両面プリント基板をエッチング加工することにより形成することができる。
接続部8は、放射状ライン7の外周側の端部(ここでは、放射状ライン7及び接続部8との境界部分となり、例えば、戻しコイル6ではスルーホール9c又は9dを指し、進みコイル5においては、戻しコイル6のスルーホール9c又は9dに対応する進みコイル5の放射状ライン7上の位置となる)から円周方向に延設され、絶縁性基板2の表裏両面の放射状ライン7間を電気的に接続する。そして、スルーホール9(9a〜9d)を介して、絶縁性基板2の表裏両面に形成された複数の放射状ライン7の端部及び接続部8と、反対側の面にある放射状ライン7の端部及び接続部8とが電気的に直列に接続されることにより、絶縁性基板2を導体部で巻回するコイルが形成される。
進みコイル5は、表側及裏側における放射状ライン7及び進みコイル5の接続部8aを、接続部8aの中間位置に設けられたスルーホール9aを繋ぎ部として、スルーホール9aで電気的に接続することにより一巻きのコイルを形成する。同様に、戻しコイル6は、表側及裏側における放射状ライン7及び戻しコイル6の接続部8bを互いにスルーホール9(9a、9c、9d)で電気的に接続することにより一巻きのコイルを形成する。そして、この進みコイル5及び戻しコイル6の一巻きのコイルのピッチは、等しく形成されている。また、接続部8は、隣接する放射状ライン7を避けるように引き回して形成され、この接続部8と、進みコイル5及び戻しコイル6における放射状ライン7とは、絶縁性基板2の表裏から視て、それぞれ絶縁性基板2の表裏で同一形状として形成されている。以上の構成により、トロイダルコイル4のコイルを形成する導体部(導体膜)は、絶縁性基板2の開口3の中心10の中心軸に関してほぼ対称に、かつ均一に形成される。また、この検出用コイル1を用いた電流測定では、開口部3に電流が流れる被測定導体が通され、この電流による磁界(測定磁界と呼ぶ)の磁束が両コイル5、6の断面領域を通ることにより発生する誘導電流を検出する。
次に、図2を参照して、進みコイル5と戻しコイル6との接続の詳細を説明する。進みコイル5は、コイル引出端子11aから繋がる最初の放射状ライン71からスタートし、内周側のスルーホール9b、裏側の放射状ライン72、裏側の接続部8、外周側のスルーホール9a及び表側の接続部8を経て、次の放射状ライン73に接続され、以下同様にして、反時計方向に約一周して巻き進み、最後の放射状ライン74を経て内周側のスルーホール9bを介し裏側の放射状ライン75で終了する。その後、同ライン75に連続する繋ぎの折返し用ライン76(接続ポイント)を経て、戻しコイル6が始まる。戻しライン6は、折り返し用ライン76が接続された接続部8の一方の境界部のスルーホール9dを介して、最初の表面の放射状ライン77からスタートし、スルーホール9bを経て、裏面の放射状ライン78に接続され、さらに、スルーホール9cから表面の接続部8bに結合されて、繋ぎ部のスルーホール9aから接続部8bの裏面側に接続される。以下、同様にして時計方向に約一周して巻き進み、最後の放射状ライン79で終了し、終端となるスルーホール9aを経てコイル引出端子11bに接続される。
このように、進みコイル5と戻しコイル6は、各コイルの一巻きのピッチが等しく形成されると共に、誘導起電力が電気的に同じ向きになるように巻き進み方向と巻き戻し方向に巻回されている。これにより、両コイル5、6は、これらのコイル断面を通過する磁束に対しては、同一方向の誘導電流を検出し、絶縁性基板2の垂直方向からの外部磁界に対しては、互いに逆方向の誘導電流を検出する。すなわち、検出用コイル1では、トロイダルコイル4全体において、被測定導体からの測定磁界に対する検出電流は、両コイル5、6に発生する各誘導電流の和となり、全コイルの巻き数に比例した誘導電流が得られ、検出不要な外部磁界に対しては、両コイル5、6で検出される誘導電流の差が測定され、相殺される。両コイル5、6からの検出電流は、コイル引出端子11a、11bから出力される。
次に、図3を参照して、進みコイル5と戻しコイル6におけるそれぞれの接続部8a、8bについて説明する。図3は、図1におけるB部の接続部8とC部の放射状ライン7の部分を模式的に平面に展開して示したものであり、進みコイル5及び戻しコイル6の表側パターンは、太線と細線で示し、裏面パターンはそれぞれを対応する点線で示す。
進みコイル5は、表側の放射状ライン7a、裏側の放射状ライン7b、接続部8a及びスルーホール9aによって形成される。接続部8aは、放射状ライン7と接続部8との境界部分12a、12bに接続される同じ長さの表面側の接続ラインL1と裏面側の接続ラインL2を有し、これら接続ラインL1、L2は繋ぎ部のスルーホール9aで接続される。これにより、接続部8aは、表裏両面で同じパターン形状を成す。同様に、戻しコイル6は、裏面側の放射状ライン7c、表面側の放射状ライン7d、接続部8b及びスルーホール9a、9c、9dによって形成される。接続部8bは、放射状ライン7と接続部8との境界部分であるスルーホール9c、9dに接続される同じ長さの表面側の接続ラインL3と裏面側の接続ラインL4を有し、これら接続ラインL3、L4は繋ぎ部のスルーホール9aで接続される。この構成により、接続部8bは、表裏両面で同じパターン形状を成す。これにより、図3に斜線で示すように、進みコイル5と戻しコイル6のコイル正面から視た領域S1、S2の正面面積(面積もS1、S2とする)が略等しくなる。
次に、図4を参照して、進みコイル5と戻しコイル6によりコイル正面から入射する外部磁界の影響が削減されることについて説明する。絶縁性基板2の軸方向に視たときの進みコイル5と巻き戻しコイル6の各1コイルパターンにより囲まれた領域を、領域S1及び領域S2で示す。領域S1は、表側の放射状ライン7aと裏側の放射状ライン7bと表裏面の接続部8aによって囲まれれた斜線を施した領域である。領域S2は、戻しコイル6の裏面の放射状ライン7cと、表面の放射状ライン7dと、表裏面の接続部8bとによって囲まれたクロス斜線を施した領域である。また、実線と破線を交互に施した部分は、各コイル共通の領域S3である。本実施形態の検出用コイル1では、放射状ライン7及び接続部8は、絶縁性基板2の表裏で同一形状に形成されているので、進みコイル5と戻しコイル6のパターンの1コイル当りの面積はほぼ等しくなっている。
従って、進みコイル5及び戻しコイル6の巻き回数をそれぞれ例えば30ターンとすると、
領域S1の面積×30ターン=領域S2の面積×30ターン
となる。このため、外部電磁界による進みコイル5及び戻しコイル6にそれぞれ発生する誘導起電力は等しく、かつ各誘導起電力は電気的に互いに逆向きであるため、検出用コイル1の外部磁界による誘導起電力は相殺される。これにより、電流測定精度が向上すると共に、感度が向上する。
次に、図5(a)、(b)と図6(a)〜(d)を参照して、進みコイル5と戻しコイル6により、コイルの断面から入射する外部磁界の影響が削減されることについて説明する。図5(a)、(b)は、本実施形態の検出用コイル1の立体形状及び一部部分拡大図である。これらの図で実線は表面側のコイルパターンを示し、点線は裏面側のコイルパターンを示す。図6(a)〜(d)は、基板に直交する面で断面したときの進みコイル5と戻しコイル6を模式的に示す。
図5(b)に示すように、絶縁体基板2の厚みを貫通するスルーホール9(9a〜9d)を介して、表裏面の放射状ライン7及び接続部8を接続して形成される進みコイル5と戻しコイル6では、コイル正面側からの外部磁界だけでなくコイル断面から入射する外部磁界も考慮する必要がある。特に、外部磁界がコイル正面に対して斜め方向に入射する場合には、斜め入射磁界(Hとする)がコイル正面に垂直な垂直成分Hyに加え、コイル正面に水平な水平成分Hxを持つので、この水平成分Hxにより、進みコイル5、戻しコイル6の各コイル断面へ入射する外部磁界が増えることになる。これに対し、本実施形態では、進みコイル5と戻しコイル6のコイル断面積を略等しくすることにより、断面方向においても外部磁界の影響を抑えるように構成したものである。
図5(b)に示した進みコイル5と戻しコイル6の断面形状について、図6(a)〜(d)を参照して説明する。図6(a)、(b)は、進みコイル5のコイル構成の模式と、その繋がるコイルラインのコイル断面を示す。図6(a)、(b)において、裏面側の放射状ライン7bは、スルーホール9bから表面側の放射状ライン7a、境界部分12aを経て、接続部8aの接続ラインL1に接続される。そして、接続ラインL1は、最外周部にあるスルーホール9aから接続部8aの裏面側の接続ラインL2に接続され、境界部分12bを経て、次のコイルターンの放射状ライン7bに接続される。これにより、図6(a)に点線の矢印で示すように、進みコイル5の1コイルが形成される。この構成により、表面側と裏面側に同じ形状と長さの接続部8aが形成される。
同様に、図6(c)、(d)において、裏面側の放射状ライン7cは、スルーホール9cから表面側の接続部8bの接続ラインL3に接続される。そして、この接続ラインL3は、最外周部にあるスルーホール9aから接続部8bの裏面側の接続ラインL4に接続され、スルーホール9dを経て表面側の次のコイルターンの放射状ライン7dに接続される。これにより、図6(c)に点線の矢印で示すように、戻しコイル6の1コイルが形成される。この構成により、表面側と裏面側に同じ形状と長さの接続部8bが形成される。
図6(a)乃至(d)の進みコイル5と戻コイル6の断面において、各コイルの放射状ライン7a〜7dの長さ及び接続ラインL1〜L4の長さが略同じであることにより、両コイルの放射状ライン7と接続部8とスルーホール9で形成される各断面面積S4,S5が略等しくなる。これにより、検出されるべき測定磁界が断面内を連続的にスムーズに流れることができ、電流測定感度が向上すると共に、コイル断面への外部磁界に対しては、進みコイル5と戻コイルによる相殺作用が向上し、外部磁界の影響をより抑制することができる。
上述のように、本実施形態の交流電流検出用コイル1によれば、放射状ラインが絶縁性基板の表裏で同一形状であると共に、表裏における接続部も同一形状にできる。これにより、進みコイル5、戻しコイル6の正面方向から視た前記正面面積S1、S2(領域S1、S2の面積)及び断面方向から視た断面面積S4、S5がそれぞれ略等しくなるので、両コイル間において、正面方向及び断面方向からの外部磁界の通過量を略等しくできる。従って、両コイル間における外部磁界の相殺精度を向上し、外部磁界の影響を少なくして電流測定誤差を低減でき、電流測定精度を高めることができる。特に、コイル近傍に配置された電線が発する外部磁界に対して、より測定精度を高めることができる。
また、本実施形態の交流電流検出用コイル1においては、トロイダルコイル4の導体部を、前述の開口3の中心を通る中心軸の周りにほぼ対称に、かつ均一に形成することができるので、進みコイル5と戻しコイル6の接続部8を含めた円周方向の断面を同形状で面積を等しくでき、連続するコイル内を磁束がスムーズに流れる。これにより、均一に誘導電流を発生させることができ、測定感度が向上する。また、開口3を有する一枚の両面プリント基板にエッチングパターンとスルーホールを形成することにより、小型で簡単に製作することができ、製造コストも低減する。そして、1mm以下のプリント基板のコイル形状で数十mA以上の電流計測ができることになり、小型化、高性能化が可能となる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る交流電流検出用コイルについて、図7を参照して説明する。本実施形態の検出用コイル1は、前記実施形態において、表面側の進みコイル5と戻しコイル6における隣接する放射状ライン7a、7d間の距離、及び裏面側の進みコイル5と戻しコイル6における隣接する放射状ライン7b、7c間の距離を短くしたものである。
図7において、進みコイル及び戻しコイルの表側パターンは、太線と細線で示し、裏面パターンはそれぞれを対応する点線で示す。進みコイル5は、表側の放射状ライン7a−1、裏側の放射状ライン7b−1、接続部8a及びスルーホール9aによって形成される。接続部8aは、放射状ライン7と接続部8との境界部分12a、12bに接続される同じ長さの表面側の接続ラインL1と裏面側の接続ラインL2を有し、これら接続ラインL1、L2は繋ぎ部のスルーホール9aで接続される。これにより、接続部8aは、表裏両面で同じパターン形状を成す。同様に、戻しコイル6は、裏面側の放射状ライン7c−1、表面側の放射状ライン7d−1、接続部8b及びスルーホール9a、9c、9dによって形成される。接続部8bは、放射状ライン7と接続部8との境界部分であるスルーホール9c、9dに接続される同じ長さの表面側の接続ラインL3と裏面側の接続ラインL4を有し、これら接続ラインL3、L4は繋ぎ部のスルーホール9aで接続される。これにより、接続部8bは、表裏両面で同じパターン形状を成す。
上記放射状ライン7a−1、放射状ライン7b−1は、先述の放射状ライン7a、7bを各隣接する戻しコイル6の放射状ライン7d、7cにそれぞれ接近され、各隣接する放射状ライン間距離が短く形成されている。放射状ライン7aと放射状ライン7dとの間隔(d1とする)は、接続部8aの境界部分12aとスルーホール9bを結んだライン(放射状ライン7aに相当)と、接続部8bのスルーホール9cとスルーホール9bを結んだライン(放射状ライン7dに相当)間の間隔であり、ここで間隔d1は略前記境界部分付近の間隔(例えば、境界部分12aとスルーホール9d間の間隔)となる。一方、放射状ライン7a−1、放射状ライン7d−1の間隔(d2とする)は、放射状ライン7a、7dを部分的に折り曲げてライン形成することにより共に接近され、その間隔d2は放射状ライン7bと放射状ライン7dの間隔d1より短く形成されている。同様のライン構成により、放射状ライン7b−1、放射状ライン7c−1間もその間隔(d2)を放射状ライン7bと放射状ライン7c間の間隔(d1と同じ)より短く形成される。
このように放射状ライン間の間隔を短くしたことにより、図7に斜線及びクロス斜線で示したように、進みコイル5及び戻しコイル6のコイル正面から視た正面面積S6、S7を、表面、裏面の両面において略同形状にして、かつ共に小さくすることができる。また、実線と破線を交互に施した部分は、各コイル共通の領域S3である。ここで、ライン間距離d2は、なるべく小さい方が良いが、プリント基板の製造上、具体的には0.2mm程度となる。
このように、本実施形態の交流電流検出用コイル1によれば、表面、裏面の各面の放射状ライン7において、進みコイル5と戻しコイル6の正面方向から視た面積を小さくすることができるので、進みコイル5、戻しコイル6の各コイルで発生する外部磁界の誘導起電力を小さくすることができ、両コイル5、6間における各誘導起電力の相殺精度を向上させることができる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る交流電流検出用コイルについて、図8(a)、(b)を参照して説明する。本実施形態の検出用コイル1は、進みコイル5の放射状ライン7と接続部8との境界部分で、スルーホールの形成されていない領域(境界部分12a、12bに相当)に、スルーホール接続用のランドの外形と同等の大きさを有するランドパターン13a、13bを設けたものである。
図8(a)、(b)において、進みコイル5は、接続部8と放射状ライン7との境界におけるスルーホールの形成されていない領域の前記境界部分12a、12bにおいて、スルーホール接続用のランドの外形と同等の大きさを有するランドパターン13a、13bが設けられている。戻しコイル6は、接続部8と放射状ライン7との境界部分にスルーホール9c、9dを有し、スルーホール9c、9dにはランドパターンが形成されている。
上記進みコイル5は、表裏面間における接続部8aの接続において、先述のように、接続部8aと放射状ライン7間の境界部分における表裏接続が構成上不要となるため、接続部8aの表裏面間の接続を繋ぎ部であるスルーホール9aを通してのみ行っている。従って、接続部8aには、スルーホールが1つしかなく、スルーホール用のランドパターンは、1箇所である。本実施形態では、ランドパターン13a、13bを設けることにより進みコイル5の接続部8aにおいて3箇所のランドパターンを形成し、戻しコイル6の接続部8bのスルーホール9a、9c、9dに設けられた3箇所のランドパターンと同形にすることができるので、進みコイル5と戻しコイル6は同じランドパターン構成となる。この構成により、進みコイル5と戻しコイル6において、コイル正面から視たコイルパターンを各スルーホールのランドパターンを含めて同形に近づけることができる。これにより、絶縁性基板2を貫く外部磁界に対し、進みコイル5と戻しコイル6において受ける影響を同じにすることができ、さらに相殺効果を高めることができる。
このように、本実施形態によれば、コイル正面から視たコイルパターン形状が、進みコイル5と戻しコイル6で略同じ形状となり、両コイル5、6のパターン形状を精度良く等しくできるので、進みコイル5と戻しコイル6を貫く磁界の影響を均等にでき、進みコイルと戻しコイルにおける外部磁界の影響を相殺する効果が向上する。
次に、本発明の第4の実施形態に係る交流電流検出用コイルについて、図9、図10及び図11を参照して説明する。本実施形態の検出用コイル1は、進みコイル5及び戻しコイル6において、絶縁性基板2の開口側のスルーホール9bを介して接続される表面側及び裏面側の2つの放射状ライン7a、7b及び放射状ライン7c、7dをトロイダルコイル4の正面から視たとき、これら2つの放射状ライン線の成す角度(θ)を2等分する直線Lcが、トロイダルコイル4の中心を中心とする所定の半径rを有する円14に接するようにしたものである。
図9において、進みコイル5と戻しコイル6では、表側の放射状ライン7a、7c及び裏面の放射状ライン7b、7dが、各放射状ラインの一方の端部においてそれぞれスルーホール9bにより表裏で共通接続され、他方では、接続部8a、8bにより表裏接続される。これら進みコイル5と戻しコイル6において、スルーホール9bにより表裏で共通接続される表側の放射状ライン7a(放射状ライン線)と裏面の放射状ライン7b(放射状ライン線)の成す角度(θ)、及び裏面の放射状ライン7c(放射状ライン線)と表面の放射状ライン7d(放射状ライン線)の成す角度(θ)を2等分する各直線Lcが、トロイダルコイル4の中心10を中心とする所定の半径r(r1)を有する円14に接するように形成されている。このように半径r1の円に接するように放射状ラインを形成することにより、各コイルのターンは検出コイル1の中心軸に対して対性を持つため、コイルとしての検出精度(具体的には、貫通電線の電線位置、貫通角度による影響低減)の向上、及び外部磁界の影響の低減が可能となる。
上記のように、本実施形態によれば、進みコイル5と戻しコイル6の各ターンを形成するスルーホール9bを共通とする2つの放射状ライン間の成すコイル角度を均等にすることにより、各コイル5、6がトロイダルコイル4の中心軸に対して軸対称性となるので、外部磁界に対して各コイルのそれぞれのターンで発生する誘導起電力を相殺する効果を向上することができる。
図10は、上記実施形態の変形例を示す。本変形例は、前記円14の半径rを極端に大きく、開口3と略同半径の大きさになる程度に円14の半径r(r2)を大きくした場合を示す。本構成においては、このように半径rを大きくした場合でもコイルパターンの軸対称性が保たれるので、パターン設計の自由度が増すと共に、前記同様の効果が得られる。
図11は、上記実施形態の他の変形例を示す。本変形例は、前記円14の半径rをゼロかつθをゼロとした場合を示す。この場合は、スルーホール9bを共通とする放射状ライン7の表側ラインと裏側ラインが、コイル正面から視て重なるようになる。
次に、本発明の第5の実施形態に係る交流電流検出用コイルについて、図12、図13を参照して説明する。本実施形態の検出用コイル1は、前記各実施形態において、進みコイル5又は戻しコイル6の出力部分の直近に、外部磁界補正用の微小コイル17を設けたものである。
図12において、検出用コイル1は、進みコイル5のコイル引出端子11aの引出ライン15aと戻しコイル6のコイル引出端子11bの引出ライン15bを有する出力部16を備え、出力部16は引出ライン15aにおいて、進みコイル5との接続近傍におけるコイル基板面に略1ターンの微小コイル17を配置している。この微小コイル17により、出力部16におけるコイルラインの不揃い等によるライン長の不均一性を吸収させ、外部磁界の不均一を補正して均一に近づけることができる。
このように本実施形態では、コイル基板面方向に対する外部磁界に対し、微小コイル17を外部磁界補正用として出力部16に設けて、接続ラインの不均一性を補正してライン長の均一性を高め、進みコイル5と戻しコイル6における外部磁界の影響を打ち消すように微小コイル17の設計を行い、外部磁界の影響を低減することができる。
図13は、前記実施形態の出力部16の変形例であり、出力部16において、コイル断面方向に略1ターンのコイル18を構成したものである。図13において、検出用コイル1は、進みコイル5のコイル引出端子11aの引出ライン15aと戻しコイル6のコイル引出端子11bの引出ライン15bを有する出力部16を備え、この出力部16は引出ライン15aにおいて、進みコイル5と接続近傍におけるコイル基板断面の方向に略1ターンの微小コイル18を形成している。この微小コイル18は、引出ライン15a上に形成されるスルーホール18a、裏面の接続ライン19a、接続ライン19a上のスルーホール18b、表面の接続ライン19bで構成される。この構成において、進みコイル5で検出された誘起電流は、出力部16に近い放射状ライン7aからランドパターン13aを経てスルーホール18aに接続され、裏面の接続ライン19aを経てスルーホール18bにより表面の接続ライン19bに結合され、再度、引出ライン15aに接続される。
本変形例では、コイル断面方向に略1ターンの微小コイル18を形成できるので、進みコイル5と戻しコイル6の出力部16において、コイル断面方向における磁界の不均一性が発生した場合に、外部磁界の影響を打ち消すような微小コイル18の設計を行うことにより、外部磁界の影響を低減できる。また、上記変形例では、略1ターンのコイルの場合について説明したが、外部磁界の影響が大きい場合は、複数のターンを用いて外部磁界を相殺することも可能である。
上述した各種実施形態に係る検出用コイル1によれば、進みコイル5と戻しコイル6の正面面積及び断面面積を共に略等しくできることにより、検出用コイル1の近傍の電線からの検出不要な外部磁界の影響も低減することができ、検出誤差の少ない、検出感度の高い電流検出コイルが得られる。これにより、小型、高性能で、かつ量産し易く低コストの電流センサを実現することができる。なお、上述した各種実施形態では、プリント基板を用いてコイルを形成したが、プリント基板でなくてもコイルを形成するものであれば何でもよい。
本発明の第1の実施形態に係る交流電流検出用コイルの平面図。 図1のA部の拡大図。 図1のB部とC部を拡大した進みコイルと戻しコイルの各接続部と放射状ラインの模式図。 上記検出用コイルの進みコイルと戻しコイルの形成する面積を示す図。 (a)は上記実施形態の斜視図、(b)は(a)のD部の拡大図。 (a)は上記実施形態の進みコイルの模式図、(b)は(a)の断面図、(c)は上記実施形態の戻しコイルの模式図、(d)は(c)の断面図。 本発明の第2の実施形態に係る交流電流検出用コイルの平面図。 (a)は本発明の第3の実施形態に係る交流電流検出用コイルの平面図、(b)は(a)のE部の拡大図。 本発明の第4の実施形態に係る交流電流検出用コイルの平面図。 上記検出用コイルの変形例を示す図。 上記検出用コイルの他の変形例を示す図。 本発明の第5の実施形態に係る交流電流検出用コイルの平面図。 上記検出用コイルの変形例を示す図。 従来の交流電流検出用コイルの正面図。 上記検出用コイルの部分拡大図。
符号の説明
1 交流電流検出用コイル
2 絶縁性基板
3 開口
4 トロイダルコイル
5 進みコイル
6 戻しコイル
7、7a、7b、7c、7d 放射状ライン
8、8a、8b 接続部
9、9b、9c、9d スルーホール
9a スルーホール、繋ぎ部
12a、12b 境界部分
13、13a、13b ランドパターン
14 円
16 出力部分
17、18 微小コイル
71〜79 放射状ライン

Claims (5)

  1. 絶縁性基板に開口を形成すると共に、前記開口の周囲の表裏両面に放射状に形成された複数の放射状ラインと、この放射状ラインの一端側にあって周方向に延設され前記基板の表裏両面の放射状ライン間を電気的に接続する接続部と、表面側の放射状ラインの端部又は前記接続部と裏面側にある放射状ラインの端部又は前記接続部とを接続するスルーホール及びスルーホール接続用のランドとを有するトロイダルコイルを備え、このトロイダルコイルを前記基板の表裏に巻き進み方向と巻き戻し方向とにそれぞれ形成し、かつ、これら巻進み方向コイル(進みコイルという)と巻戻し方向コイル(戻しコイルという)とを直列に接続している、前記開口内を通る被測定導体に流れる交流電流を検出するための交流電流検出用コイルにおいて、
    前記接続部を、該接続部が接続された放射状ラインに隣接する放射状ラインを避けるように形成し、
    前記進みコイル及び戻しコイルの一巻きのコイルのピッチを等しくし、かつ、一巻の進みコイルと戻しコイルの外周側でのスルーホールを、一方は少なくとも1個、他方は少なくとも3個用いて、前記進みコイル及び戻しコイルにおける放射状ラインと前記接続部とをそれぞれ前記基板の表裏に、その表裏から視て同一形状に形成し、
    前記接続部は、その表面側パターン裏面側パターンとがスルーホールによる繋ぎ部で接続されると共に、この繋ぎ部は、該繋ぎ部を挟んで前記接続部の表面側パターンと裏面側パターンとが等しい長さになるように配設されていることを特徴とする電流検出用コイル。
  2. 表面側の進みコイルと戻しコイルにおける隣接する放射状ライン間距離、及び裏面側の進みコイルと戻しコイルにおける隣接する放射状ライン間距離を、それらの放射状ラインをそれぞれ部分的に折り曲げることにより、それらの放射状ラインが直線である場合の互いに隣接する放射状ライン間距離に比べ、短くすることを特徴とする請求項1に記載の交流電流検出用コイル。
  3. 前記進みコイルの放射状ラインと接続部との境界部分であって、前記スルーホールの形成されていない領域に、前記スルーホール接続用のランドの外形と同等の大きさを有するランドパターンを設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交流電流検出用コイル。
  4. 前記絶縁性基板の開口側のスルーホールを介して接続される表面側及び裏面側の2つの放射状ライン線を前記基板の開口の中心軸から基板の厚み方向に視たとき、これら2つの放射状ライン線の成す角度(θ)を2等分する直線が、トロイダルコイルの中心を中心とする所定の半径を有する円に接することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の交流電流検出用コイル。
  5. 前記進みコイル又は戻しコイルの出力部分に、被測定導体以外の導体に電流が流れることによって発生する外部磁界の影響を打消すための外部磁界補正用のコイルを設けたことを特徴とする前記請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の交流電流検出用コイル。
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