JP6554092B2 - 減衰特性が改善されたテンショナ - Google Patents

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Description

(関連出願の相互参照)
本出願は、2013年5月14日に出願された米国仮特許出願番号61/822,914の利益を主張し、その開示内容は、本明細書に詳細に十分に記載されるかのように参照によって組み込まれている。
(技術分野)
本開示は、ベルト等の無端駆動部材のテンショナ、詳細には減衰要素を備えたテンショナに関する。
本技術分野ではベルト等の無端駆動部材のテンショナは公知である。テンショナが張力を付与されたベルトの振動にさらされた場合、テンショナでの共振の進行を阻止するようにある種の減衰作用をもたらすテンショナを提供することは有用である。特定のテンショナによってもたらされる減衰量は、広範囲の条件下で共振を防止するには不十分であり、減衰特性の改善に対する一般的ニーズがある。
さらに、特定のテンショナは、テンショナの静止部と枢動部との間に存在するブッシュの不均一な摩耗に起因して、早期故障が生じることが分かっている。ブッシュの不均一な摩耗の問題を解決することが有益である。
ある態様では、エンジンの無端駆動部材に張力をかけるためのテンショナが提供され、該テンショナは、静止部材に取付けられた基部と、基部に枢動可能に結合されテンショナアーム軸の周りで枢動するテンショナアームと、テンショナアームに回転可能に取り付けられ、テンショナアーム軸から離間したプーリ軸の周りで回転するプーリと、テンショナバネと、減衰部材とを備える。テンショナバネは、テンショナアームを無端駆動部材に付勢するように位置決めされる。バネは、第1のヘリカル端部及び第2のヘリカル端部を有する。第1のヘリカル端部は、基部の第1のバネ端部力伝達面に対して力を伝達するように位置決めされ、第2のヘリカル端部は、テンショナアームの第2のバネ端部力伝達面に対して力を伝達するように位置決めされる。減衰部材は、テンショナバネを取り囲む関係に位置決めされる。減衰部材は、第1の端面と、第1の端面から選択された角度間隔で離間した第2の端面とを有するバネ力調整部材を含む。減衰部材は、バネ力調整部材を含み概して剛性の第1の部材と、第1の部分に隣接して第1の部分に可撓性に結合された少なくとも1つの第2の部分とを含む、バネ力調整部材は、バネ端部のうちの1つと、基部及びテンショナアームのうちの一方にあるバネ端部力伝達面のうちの1つとの間に位置決めされる。減衰部材は、テンショナアームの基部に対する枢動時に、基部及びテンショナアームのうちの他方と摩擦係合する。
ある態様では、エンジンの無端駆動部材に張力をかけるためのテンショナが提供される。テンショナは、静止部材に取り付く基部と、基部に枢動可能に結合され、テンショナアーム軸の周りで枢動するテンショナアームと、テンショナアームに回転可能に取り付けられ、テンショナアーム軸から離間したプーリ軸の周りに回転するプーリと、テンショナバネと、減衰部材とを備える。テンショナバネは、テンショナアームを無端駆動部材に付勢するように位置決めされる。バネは、第1のヘリカル端部及び第2のヘリカル端部を有する。第1のヘリカル端部は、基部の第1のバネ端部力伝達面に対して力を伝達するように位置決めされ、第2のヘリカル端部は、テンショナアームの第2のバネ端部力伝達面に対して力を伝達するように位置決めされる。減衰部材は、テンショナバネを取り囲む関係に位置決めされる。減衰部材は、第1の端面と、第1の端面から選択された角度間隔で離間した第2の端面とを有するバネ力調整部材を含む。バネ力調整部材は、第2のコイルバネ端部とテンショナアームの第2のバネ端部力伝達面との間に位置決めされる。減衰部材は、基部に対するテンショナアームの枢動時に、前記基部と摩擦係合する。ヘリカルバネは複数のバネコイルを含み、バネの第2のヘリカル端部に隣接するバネコイルのうちの1つは、テンショナアームのバネ係合リップセグメントに係合し、使用時、端部力は、バネの第2の端部とバネ力調整部材の第1の端面との間に加わり、横力は、バネ係合リップセグメントとバネコイルの半径方向外面との間に加わり端部力とほぼ反対方向となっている。テンショナアームは、ブッシュを介して静止部材に枢動可能に結合される。テンショナアームを支持するための、該テンショナアーム上のブッシュからの反力は、ブッシュの軸方向のほぼ中央に位置している。いくつかの実施形態において、減衰部材のバネ力調整部材を含む部分は剛性である必要はない。
本開示は、以下に添付図面を参照して例示的に説明される。
従来技術によるテンショナの平面図である。 従来技術によるテンショナの側面図である。 本発明の実施形態によるテンショナの平面図である。 本発明の実施形態によるテンショナの側面図であり、図3aの切断線3b−3bに沿った断面図である。 図3a及び図3bに示したテンショナの分解斜視図である。 図3a及び図3bに示したテンショナの一部の平面図であり、テンショナの選択された要素に作用するいくつかの力を示す。 特定の状況下での図5に示した力の説明図である。 特定の状況下での図5に示した力の説明図である。 本発明の別の実施形態によるテンショナの平面図である。 本発明の別の実施形態によるテンショナの側面図であり、図6aの断面線6b−6bに沿った断面図である。 6a及び図6bに示したテンショナの分解斜視図である。 図6a及び図6bに示したテンショナの一部の平面図であり、テンショナの選択要素に作用するいくつかの力を示す。 図6a及び図6bに示したテンショナの一部の平面図であり、テンショナの選択要素に作用するいくつかの力を示す。 図6a及び図6bに示したテンショナの一部の側面図であり、テンショナの選択要素に作用するいくつかの力を示す。 図6a及び図6bに示したテンショナの一部の側面図であり、テンショナの選択要素に作用するいくつかの力を示す。 図3a及び3bに示したテンショナの一部である減衰部材の別の構造を示す。 図3a及び3bに示したテンショナの一部である減衰部材の別の構造を示す。 図3a及び3bに示したテンショナの一部である減衰部材の別の構造を示す。 図3a及び3bに示したテンショナの一部である減衰部材の別の構造を示す。 図3a及び3bに示したテンショナの一部である減衰部材の別の構造を示す。 図3a及び3bに示したテンショナの一部である減衰部材の別の構造を示す。 図1及び図2に示したテンショナから発生するトルクを示すグラフである。 図3a及び図3bに示したテンショナから発生するトルクを示すグラフである。
図1及び図2を参照すると、従来技術において、内燃機関のエンジンクランク軸(図示せず)によって駆動されるベルト12の張力を維持するために使用するテンショナ10からの選択された要素が示される。テンショナ10は、一般的にはエンジンに取り付ける基部(図示せず)、基部に対してアーム枢動軸Aaの周りで枢動可能なテンショナアーム14、テンショナアーム14上でアーム枢動軸Aaの周りで枢動可能なプーリ16、図1では反時計回りである選択された方向にテンショナアーム14を付勢するテンショナバネ18、及び減衰部材20を含む。図1にはテンショナバネの一部のみが示される。テンショナバネ18は、例えば、基部上の第1の端部係合面に係合する第1の端部(図示せず)と、アーム14上の第2の端部係合面23に係合する第2の端部22とを有するヘリカルねじりバネである。ベルト12は、バネ18の蓄積ポテンシャルエネルギーを増大させる方向(図1の時計回り)である第1の方向にアーム14を付勢するハブ荷重をプーリ16に加える。第1の方向は矢印D1で示す。バネ18は、ベルト12から加えられるハブ荷重に対抗し、第1の方向と反対方向でありかつバネ18の蓄積ポテンシャルエネルギーを低減する方向である第2の方向にテンショナアーム14を付勢する。第1の方向は、バネ巻き上げ方向と呼ぶこともでき、第2の方向は、バネ解放方向又はバネ戻り方向と呼ぶこともできる。減衰部材20は、テンショナアーム14の移動に対して摩擦力を付与し、これはテンショナアーム14の移動を抑制し、ベルト12の振動がテンショナアーム14の共振を引き起こすのを阻止する。
図1には、第2の端部22を含むテンショナバネ18の一部と、減衰部材20との自由物体図が示される。図1から分かるように、バネ18の端部22に力Faが作用する。この力は、ベルト12によって第1の方向に引っ張られるアーム14の力である。力Faはアーム力と呼ぶことができる。力Faを受けて、バネ18は半径方向に広がり、減衰部材20を基部のスリーブ部の内面24に押し付ける。反力は、基部のスリーブ部によって減衰部材20の外面(26で示す)に加わる。反力はNで示されており、減衰部材20の外面26に垂直である。垂直力Nは力Faに対して小さな角度をなす。減衰部材と基部のスリーブ部とは力Nが作用する地点で関与するので、結果として内面24及び減衰部材20がもたらす摩擦力tが生じる。よく知られているように、基部と減衰部材20との間の摩擦力は、その間に加わる垂直力Nに直接左右される。図示のアーム14及びバネ部が全体として釣り合っている場合、摩擦力t、垂直力N、及びアーム力Faの総計はゼロになる。テンショナのバネ部に加わるモーメントMは、力Fa及びNによって生じる正味モーメントを打ち消し、正味モーメントは、2つの力FaとNとの間の距離(距離はL2で示す)によって生じる。
図2には、テンショナアーム14及びプーリ16の自由物体図が示される。ハブ荷重はFhで示す。第2の端部係合面23上の端部22の力はFaである。ブッシュ荷重Fbushは、テンショナアーム14の軸部28と基部の内側スリーブ部(図示せず)との間に存在するブッシュ27に加わる。ブッシュ27は点線で示されており、軸部28を不明瞭にしないように透明様式で表される。図示のように、ブッシュ荷重Fbushは、力Fp及びFaと釣り合うためにブッシュ27の比較的低い領域に作用する。これにより、ブッシュ27上に局所的摩耗が生じる場合があり、最終的にはテンショナアーム14の動きにおける揺動につながる可能性がある。このことは結局テンショナ10の故障につながる可能性がある。
いくつかの用途において、テンショナアーム14の動きに抗する比較的大きな減衰量(即ちより大きな摩擦力)が可能なテンショナを提供することが有益である。また、ブッシュ27の摩耗をより均一にするテンショナを提供することが望ましいであろう。
図11aに示すグラフは、テンショナアーム14に、アーム14の所定の角度位置で発生するトルクを表わす曲線50を提示する。曲線50の上側部分(50aで示す)は、アーム14が第1の方向、つまりバネ巻き上げ方向に移動している場合に発生するトルクを示す。曲線50の下側部分(50bで示す)は、アーム14が第2の方向、つまりバネ解放方向に移動している場合に発生するトルクを示す。
本発明の実施形態によるテンショナ100を示す図3a、図3b、図4、及び図5を参照する。テンショナ100は、テンショナ10に比べて高い減衰性を有する。テンショナ100は、基部113、テンショナアーム114、プーリ116、テンショナバネ118、減衰部材120、及びブッシュ127を含む。基部113は、内側スリーブ113a及び外側スリーブ113bを有する。基部113は、該基部をエンジンブロック(図3aに115で示す)のような静止部材に公知の方法で(例えば、開口を貫通してエンジンブロックの対応する開口に至るねじ付きファスナによって)取り付けるための取付け特徴部117(例えば、開口)をさらに含む。
テンショナアーム114は、基部113の中央開口113c内でテンショナアーム枢動軸Aaの周りを枢動する軸部114aを含む。ブッシュ127は、軸部114aと基部113の中央開口壁113dとの間に選択された大きさの摺動性をもたらす。換言すると、ブッシュは、軸114aと中央開口壁113dとの間に選択された(好ましくは低い)大きさの摩擦をもたらす。
プーリ116は、テンショナアーム114上で、軸Aaから離間したプーリ軸Apの周りを回転することができる。プーリ116はベルト12と係合する。代替的に、プーリ116は、ベルトの代わりの他の任意の適切な無端駆動部材に係合するための、他の任意の適切な無端駆動部材の係合部材とすることができる。
プーリ116は、プーリファスナ123(例えば、段付きボルト)によってテンショナアーム114に取り付けられている。また、ダストシールド125はプーリ116をカバーして、ファスナによって所定位置に保持されている。簡単化のために、図3bにおいてプーリ116は断面図で示さていないが、テンショナ100の他の構成要素は断面図で示されている。
テンショナバネ118は、基部113とアーム114との間に作用し、テンショナアーム118をバネ解放方向(ベルト12の方向)に付勢し、ベルト12からプーリ116に加えられる荷重に抗するようになっている。バネ118は、第1の端部118a(図4)及び第2の端部118b(図5)を有し、第1の端部118aと第2の端部118bとの間に複数のコイル118cを有するヘリカルねじりバネとすることができる。テンショナバネ118は半径方向外面118dを有する。第1の端部118aは、バネ118へ又はそこから力を伝達するように配置された第1のバネ端部力伝達面119を介して基部113に係合する。本実施例では、第1の端部118aと力伝達面119とは直接係合する。第2のバネ端部118bは、第2のバネ端部力伝達面121を介してアーム114に係合する。以下に説明するようにこの係合は間接的である。
減衰部材120は、任意の適切なタイプの減衰部材とすることができる。例えば、図示の実施形態では、減衰部材120は、構造支持部材120aと、構造支持部材120aの半径方向外側にあり、構造支持部材120aにしっかりと取付けられた(例えば、オーバーモールドによって)摩擦部材120bとを含む。構造支持部材120aと摩擦部材120bとの間の結合は、2012年10月26日に出願され、その開示内容全体が本明細書に組み込まれるPCT公開WO2013/059929に開示された実施形態の何れかで説明したものとすることができる。構造支持部材120aは、摩擦部材120bに強度を与えてこれを支持する。摩擦部材120bは、外側スリーブ部113bとの滑り接触時の選択的摩擦係数をもたらす。構造支持部材120aは、例えば、金属製(例えば、適切な鋼)とすることができる。摩擦部材120bは、ポリマー製(例えば、無充填ナイロン)とすることができる。摩擦部材120bにデブリ溝129を設けて、摩擦部材120bと、周囲の基部113のスリーブ部113bとの間を移動する可能性のあるデブリの除去を助けるようになっている。
減衰部材120は、半径方向に拡張可能に構成されるので、減衰部材120の各部分(又は全部)は、周囲の基部113の外側スリーブ部113bに係合してこれと一緒に摩擦を発生することを理解されたい。図示の構造において、半径方向の拡張は、減衰部材120をC形状に形成することで可能となる(即ち、角度的に最大360度に至るまで延びない形状を有する)。例えば、減衰部材120は、約320度に至るまで、又は他の任意の適切な角度範囲で延びることができる。
減衰部材120の一部としてバネ力調整部材130が設けられている。バネ力調整部材130は、バネ118の第2の端部118bが当接する第1の端面130aと、第2のバネ端部力伝達面121に当接する第2の端面130bとを有する。作動時、力は、バネ118の第2の端部118bとテンショナアーム114との間でバネ力調整部材130を介して伝達される。バネ118の第2の端部118bとアーム114の力伝達面121との間でピン固定された結果として、バネ力調整部材130及び減衰部材120は、概してテンショナアーム114と共に、及びバネ118の第2の端部118bと共に角度移動する。減衰部材120の外面は図3bでは126で示されており、基部113の外側スリーブ113bの128で示す内面に係合することができる。基部113が静止しているので、基部上でアーム114が相対移動すると(ベルト張力の高低変動により)、これに対応して、減衰部材120と基部113との間に相対移動が生じる。この相対移動により、アーム14と基部113との間に滑り、結果的に摩擦が生じ、これが基部113の動きを減衰させる。
減衰部材120は、円周方向に2つの部分、即ち第1の円周方向減衰部材部分191と、2つの第2の円周方向減衰部材部分192とに分割することができる。第1の円周方向減衰部材部分191は、バネ力調整部材130を含み、比較的剛性とすることができる。第2の円周方向減衰部材部分192は、第1の部分191に柔軟に結合することができる。図示の実施形態において、第2の部分192は、円周方向長さに沿って可撓性がある(即ち、非剛性である)。また、図示の実施形態において、2つの第2の部分192は第1の部分191の両側にそれぞれある。代替的に、1つの第2の部分192だけがある減衰部材120を提供することができる(例えば、図10bに示す)。代替的に、剛性の第1の部分191(バネ力調整部材を有する)を有し、さらに第1の部分191に(例えば、両部分の間に存在するヒンジによって)柔軟に結合されるがそれ自体は剛性の少なくとも1つの第2の部分192を有する実施形態を提供することができる。
図5からよく分かるように、バネ力調整部材130の存在により、バネ118の第2の端部118bの位置が、バネ端部118bがアーム114の表面121に直接係合する位置から、少なくともバネ端部118bから(表面130aを介して)減衰部材130への力成分が、テンショナアーム114によって(表面130bを介して)減衰部材130に加えられる力と同じ方向である位置に変更される。表面130a及び130bを介して減衰部材130に伝達される力(それぞれFa及びFbで示す)は、表面130a及び130bに対して垂直方向に伝達されることに留意されたい。従って、表面130a及び表面130bは、少なくとも部分的に同じ方向を向いているので、バネ端部118b及び力伝達面121によって加えられる力は、少なくとも部分的に追加的である。図示の実施形態において、表面130a及び130bは、約120度の選択された角度間隔を有するが、これは別の角度間隔とすることができる。例えば、約180度の間隔は、表面130a及び130bが平行になるので好都合であり、結果的に、力Fa及びFbは、同じ方向に向くことになるので完全に追加的となる。その結果、垂直力N1は、2つの力Fa及びFbの総和を打ち消す場合に大きくなる。しかしながら、約90度から約180度の間隔は依然として有利である。約90度未満(但し0より大きい)の間隔は依然として有利であるが、約90度から約180度の範囲の間隔よりも有利性が小さい可能性がある。約180度よりも大きいが270度未満の間隔は依然として有利であるが、約90度から約180度の範囲の間隔よりも有利ではない場合がある。これは、減衰部材120の全移動角、及びバネ118が減衰部材120の利用可能な部分と係合して摩擦力t2を完全に得るための十分な空間があるか否かに部分的に依存する。
図5は自由物体図である。本図は、最初に減衰部材120に作用する力との関連で説明される。次に、バネ118の端部(即ち、第2の端部118bを含む端部)に作用する力との関連で説明される。
ベルト12の張力に起因して、テンショナアーム114からバネ力調整部材130の表面130b(減衰部材120の一部である)に力Faが作用する。バネ端部118bは、減衰部材120の表面130aに力Fbを与える。これらの力は、減衰部材120の外面126(図3b)の一部(126aで示す)を、基部113の外側スリーブ部113bの内面(128で示す)に係合させる。これに応じて、外側スリーブ部113bは、減衰部材120に力N1を与える。さらに、減衰部材120と基部113との間の滑り接触によって、減衰部材120と基部113との間に摩擦力(即ち、減衰力)が作用する。この摩擦力はt1で示され、垂直力N1の大きさ(及び減衰部材120と基部13との間の摩擦係数)に依存する。力N1と力t1とは直交し、一緒に力F1(力F1は2つの力N1及びt1のベクトル和である)と呼ぶことができる。
力Fa及びFbは、少なくとも幾分追加的であるので、垂直力N1は、図1に示した従来技術のテンショナのものよりも相対的に大きい。従って、発生した摩擦力(即ち減衰力)t1は、図1に示すテンショナで発生する力よりも大きい。図5aは力Fa、Fb、及びF1を示す。釣り合った状態では、減衰部材120に作用するこれらの力のベクトル和は合計でゼロになることに留意されたい。このことは図5aに図示されている。
別の視点から見ると、力伝達面121を減衰部材120の第1の部分191のための枢動点として利用する場合、力Fbは第1の部分191に特定のモーメントを発生させるが、これは垂直力N1よって打ち消されることが分かる。力Fbのモーメントアームが垂直力N1のモーメントアームよりも大きいと仮定すると(力伝達面121である枢動点に関して)、これらが釣り合うためには、垂直力N1の大きさは、力Fbの大きさよりも比例的に大きい必要がある。従って、垂直力N1は力Fbに照らして「増幅」される。大きな垂直力N1の結果として、減衰部材120と基部113との間の接合面で発生する摩擦力は比較的大きい。しかしながら、バネ端部力Fb及び垂直力N1によってもたらされる各モーメントの間の釣り合いを説明する概念は、第1の円周方向部分191の剛性に基づいてある程度予測される。比較して、例えば、摩擦面を有するバンド部材(例えばバンドブレーキ)に力が作用すると、実質的にバンド全長が摩擦の発生が意図された表面に押し付けられる。
さらに、減衰部材120によりバネ18の第2の端部118bによって与えられる力Fbに等しくかつ反対向きの反力が存在することに留意されたい。この力は図5にFb’で示される。これにより、バネ118は減衰部材120の別の部分に押し付けられ、結果的に減衰部材120の外面126の別の部分(126bで示す)が、基部113の外側スリーブ部113bの内面128(図3b)の別の部分と係合する。その結果、基部113の外側スリーブ113bによって減衰部材120に他の反力が作用する。この反力は、N2で示され減衰部材120に対して垂直である。また、この力は、基部113によって減衰部材に与えられる摩擦力(減衰力)t2をもたらす。摩擦力t2は、垂直力N2及び減衰部材120と基部113との間の摩擦係数に依存する。力N2及び力t2は直交し、一緒に力F2(力F2は2つの力N2及びt2のベクトル和である)と呼ぶことができる。モーメントMはバネ118に現れ、これは力Fb’及びF2に起因する正味モーメントを打ち消す。
図5は、テンショナアーム114が選択された方向(即ち、第1の方向つまりバネ巻き上げ方向である反時計回りに)に移動している際に減衰部材120に作用する力を表す。テンショナアーム114の第1の方向は矢印D1で示す。バネ解放方向又は第2の方向は第1の方向とは反対方向である(即ち、時計回りである)。ベルト12の張力が大きくなるとテンショナアーム114は第1の方向D1に移動する。このアーム114の移動時、摩擦力は図5に示す方向に作用する。しかしながら、ベルト張力が低下した場合、アーム114は、バネ解放方向又は第2の方向に回転し、それにより多くの力が変わり、摩擦力t1及びt2の方向が完全に変わる。図5bは、アーム114が第2の方向に移動している場合の力F1、Fa、及びFbを表す。
図11bは、所定の角度位置においてアーム114に発生するトルクを表す曲線150を示す。これから分かるように、曲線部分150aは、アームが第1の方向に移動する間に発生するトルクが図11aの部分50aよりも大きいことを示す。さらに、曲線部150bは、アームがバネ解放方向に移動する間に発生するトルクが図11aの部分50bよりも小さいことを示す。一般的に上側の曲線部分150aと下側の150bとの間の大きな差異は、曲線部50aと50bとの間の小さな差異に比べて好都合であり、第1の方向でのアーム114の移動に対する比較的大きな減衰、及びバネ解放方向でのアーム114の移動に対する比較的小さな抵抗を示し、このことはエンジン作動時にプーリ116がベルト12に接触した状態を維持するのを助ける。
バネ力調整部材130は、任意の適切な方式で減衰部材20に組み込むことができる。例えば、図4及び図5に示すように、バネ力調整部材130は、半径方向内向き突起140を随意的に高分子摩擦部材120bに成形すること、及び随意的に、荷重を分散して、バネ118の端部118bによって及びアーム114の力伝達面21によって突起140の削り取り又は他の機械的損傷を防止するために、金属構造支持部材120aのタブ141、142、143及び144を打ち抜いて折り曲げて突出部140を保持することによって設けることがでる。
図10a〜10fにはバネ力調整部材130の別の構造が示されている。図10aに示すように、バネ力調整部材130は、構造支持部材120の一部として(鋳造、機械加工又は他の任意の適切な成形方法により)を直接形成することができる。図10bに示す実施形態では、構造支持部材120aは、2つの部品、即ちバネ力調整部材130を含み鋳造又は機械加工等の成形プロセスで作ることができる第1の支持片171、及び隣接する金属薄板製の第2の支持片172から作られる。第2の支持片172のタブ173は、打ち抜いて、バネ力調整部材130の端部に着座してバネ力調整部材130の表面130a又は130bとして効果的に作用するように半径方向内向きに折り曲げることができる。図10cに示す実施形態では、構造支持部材120aは、金属薄板から作ることができ、略半円筒形の溝に形成されるリップ181を有することができる。適切な要素182(例えば金属材料セグメント)を溝に挿入することができ、これを満たして金属薄板のつぶれを防ぐようになっている。図10dに示すように、金属製の薄板構造支持部材120aのリップ145はピンチ加工を行って、別個に部材を挿入することを必要とせずに、バネ力調整部材130を直接形成することができる。図10eに示すように、金属製の薄板構造支持部材120aのリップ(146で示す)には、円周列に延びる複数の開口147を形成することができる。これらの開口147は、リップ146の材料が、セグメント142のような追加の構成要素を必要とすることなくバネ力調整部材130を形成するために、リップ146の折り重なりに適応するように、必要に応じて折れ曲がり移動するための余地をもたらし、結果的に部材を挿入する必要がなくなる。図10fに示すように、リップ148は、上向きに折り返して溝を形成することができる。タブ149は、150で示す主円周部分から打ち抜くことができ、リップ縁部151と重なるように半径方向内向きに折り曲げることができる。
減衰部材120は、第2のバネ端部118bとアーム114の力伝達面121との間にピン固定されるように配置され、さらにテンショナアーム114と一緒に移動して基部113に摩擦係合するように示されるが、代替的に、減衰部材120は、第1のバネ端部118aと基部113の力伝達面119との間にピン固定され、さらにテンショナアーム114の壁部に摩擦係合する実施形態を提供することができる。このような実施形態では、基部113は、比較的短い外側スリーブ113bを有することができるが、テンショナアーム114は、減衰部材120に係合するように配置された比較的長いスリーブを有することができる。
本発明の別の実施形態によるテンショナ200を示す図6a〜図9bを参照する。テンショナ200はテンショナ100と同様とすることができ、同様の部品は、1の代わりに2で開始することを除いて同様の参照符号で特定する。従って、例えば、要素214は要素114と類似し、要素216は要素116と類似する。同様の各部品の間の相違点を以下に説明する。
テンショナ200は、内側スリーブ213a及び外側スリーブ213bを含みエンジン(図示せず)に取り付け可能な基部213、アーム軸Aaの周りで枢動するテンショナアーム214、テンショナアーム214上でプーリ軸Apの周りで回転自在なプーリ216、テンショナバネ218、及び構造支持部材220a並びに摩擦部材220bを含む減衰部材220を備える。
テンショナアーム214は、基部213の中央開口213cを貫通する軸部214aを含む。軸部214aと基部113の中央開口壁213dとの間にブッシュ227が選択された大きさの摺動性をもたらす。換言すると、ブッシュ227は、軸部114aと中央開口壁213dとの間に選択された(好ましくは低い)摩擦量をもたらす。
プーリ216は、プーリファスナ223(例えば、段付きボルト)によってテンショナアーム224に取り付けられており、また所定位置にダストシールド225を保持してプーリ216を覆うようになっている。
テンショナバネ218は、第1のバネ端部力伝達面219を介して基部113に係合する第1の端部218a(図7)と、第2バネ端部力伝達表面221及びバネ力調整部材230を介してアーム214に間接的に係合する第2の端部218b(図5)を有し、間接的な係合は、バネ力調整部材130を介したバネ端部118bと力伝達面121との係合と同様の方式でなされる。バネ力調整部材230は減衰部材220の一部であり、構造的にバネ力調整部材130に類似することができる。バネ力調整部材230は、バネ218の第2の端部218bに当接する第1の端面230aと、第2バネ端部力伝達面221に当接する第2の端面230bとを有する。
特に図7及び図8から分かるように、減衰部材220は、減衰部材120(図5)よりも小さな角度範囲をカバーする。結果として、図8の減衰部材220の自由物体図に示すように、減衰部材220は、基部213の内側スリーブと係合して反力N1(及び摩擦力t1)を受けるように配置及び寸法決めされるが、減衰部材220は、図5の減衰部材120の場合のように反力N2及びt2を引き起こすようにバネ218の端部に係合していない。図8から分かるように、減衰部材220に垂直な力N1と、基部213(図6b)への係合によって減衰部材220に作用する摩擦力である力t1とは、力Fa及びFbを打ち消すが、力Faは、テンショナアーム214からバネ力調整部材230の端面230bへのアーム力であり、力Fbは、ばね218の端部218bから端面230aに作用するバネ端部力である。バネ力調整部材130と同様の方式で、バネ力調整部材230の存在で引き起こされるバネ218の端部218bの再配置は、力Fa及びFbをベクトル的に少なくとも幾分追加的とし、結果的に、図1に示すテンショナ10に対して垂直力N1の大きさの増加をもたらす。垂直力N1の大きさが増加する結果として、摩擦力t1(垂直力N1の大きさに左右される)は図1の摩擦力tよりも大きくなる。
減衰部材220は、第1の部分291と、少なくとも1つの第2の部分292(本実施例では複数の第2の部分292)とに分割することができ、第1の部分291は、剛性であることが好ましいが、必ずしもそうである必要はない。さらに、第2の部分292は、可撓性である必要はないことに留意されたい。一部の実施形態では、第2の部分292は除去することができ、結果として減衰部材220は、1つの部分だけ(即ち第1の部分)を含むことになる。
図6b〜図9bに示すように、テンショナアーム214は、該テンショナアーム214の本体から軸方向及び円周方向に延び、第2のバネ端部218bから約90度に配置されたバネ係合リップセグメント290を含むことができる。バネ係合リップセグメント290は、バネ218に係合する、具体的には第2の端部218bを含むバネ218の最終コイルと係合する。図8aは、第2のバネ端部218bを含むバネ端部の自由物体図を示す。バネ力調整部材230からバネ端部218bに作用する反力Fb’が存在する(バネ端部218からバネ力調整部材230に加わる力Fbの反作用として)。この力Fb’に対抗又は抵抗するために、バネ係合リップセグメント290からバネ218に作用する横力Fpがある。力Fpは、バネの「側面」(即ち半径方向外面218c)に作用するので横力と呼ぶことができ、バネ218の端部218bに作用して端部力と呼ぶことができる力Fb’とは対照的である。図9aはテンショナアーム214の自由物体図を示す。テンショナアーム214は、ベルト12からプーリ216を介して力を受け、これはハブ荷重(Fb)である。さらに、力Fa(図8)は、バネ力調整部材230によって力伝達面221に作用する等しくかつ反対方向の反力Fa’(図9a)を引き起こすことを理解されたい。さらに、バネ係合リップセグメント290からバネ218に作用するFpは、バネ218からバネ係合リップセグメントに作用する反力Fp’を引き起こすことを理解されたい。図9aに示すように、これらの3つの力(Fa’、Fp’及びFh)は、ブッシュ227によって軸部214aに作用する力Fbushを引き起こす。力Fbushはブッシュ227の長さに沿ってほぼ中央にあり、ブッシュ227上の摩耗が、図2のブッシュ27の場合のように力がブッシュ227の軸方向の端部の近くに作用する場合に生じるものよりも、比較的より均一になることが分かる。図9bは同じ力を平面図に示す。ブッシュ227上の摩耗がより均一になると、テンショナ10に比べて、ブッシュ寿命が長くなり、テンショナ200全体の動作寿命が長くなる。
従って、バネ力調整部材230とバネ係合リップセグメント290とを組み合わせることによって、テンショナ10に比べて減衰力(摩擦力t1)を大きくすること、及びテンショナ10に比べてブッシュ荷重Fbushをうまくバランスさせることができる。
本開示では、図示の力は、点荷重として図式表示される。しかしながら、力は、簡単化のためにそのように表示及び取り扱うものであり、この力は、実際には分布荷重であることを理解されたい。例えば、図5に示す力N1は、減衰部材120の第1の部分191の剛特性に起因して幾分局所的に分布している。また、力N2も局所的に分布している。
各図面に示すように、減衰部材120及び220は対称とすることができ、これにより、バネの巻き上げ方向が何れの方向であっても、テンショナに使用することができる。代替的に、図10bの減衰部材120に示すように、減衰要素120及び220は非対称とすることができる。
減衰部材120及び220がもたらす減衰作用は、経時的に実質的に一定のままとすることができることに留意されたい。その理由は、減衰部材120又は220が摩耗する場合、これに係合する要素(例えば、バネ118又は218)は、減衰部材120又は220に継続的に力を付加して、場合によっては減衰部材120又は220と基部113又は213との間に摩擦を発生させるのに必要な少量だけ単に移動することになるからである。これは、減衰力を提供するために、隣接の構成要素に対する締り嵌めに依存する減衰部材よりも優れた改良点である。この場合、減衰部材が摩耗する場合、嵌合量が減少するので減衰力が徐々に弱くなる。
上記の構造及び方法は、図1及び図2における減衰部材20と基部13との間の摩擦係数に比べて、減衰部材と基部との間の摩擦係数を増大させることなく、大きな減衰作用を実現することに留意されたい。当該被覆は高価であり、結果として得られた摩擦係数での公差範囲が比較的広くなり、磨耗に対する有効性が大幅に変化する可能性がある。対照的に、本明細書に開示した構造及び方法は、比較的安定しかつ安価とすることができる。
前述の説明は、本発明の複数の実施形態を構成するが、本発明は、特許請求の範囲の正しい意味から逸脱することなく、別の修正及び変更が可能であることを理解されたい。

Claims (11)

  1. エンジンの無端駆動部材に張力をかけるためのテンショナであって、
    静止部材に取付けられる基部と、
    テンショナアーム軸を中心に枢動できるように前記基部に枢動可能に結合されたテンショナアームと、
    前記テンショナアームに回転可能に取り付けられ、前記テンショナアーム軸から離間したプーリ軸の周りで回転するプーリと、
    前記テンショナアームを前記無端駆動部材に付勢するように位置決めされたテンショナバネであって、前記バネは、円周方向を向いた第1のヘリカル端部及び円周方向を向いた第2のヘリカル端部を有し、前記第1のヘリカル端部は、前記基部の第1のバネ端部力伝達面に対して力を伝達するように位置決めされ、前記第2のヘリカル端部は、前記テンショナアームの第2のバネ端部力伝達面に対して力を伝達するように位置決めされたテンショナバネと、
    前記テンショナバネを取り囲む関係に位置決めされた減衰部材であって、該減衰部材は、第1の端面と、該第1の端面から選択された角度間隔で離間した第2の端面とを有するバネ力調整部材を含み、前記減衰部材は、前記バネ力調整部材を含み概して剛性の第1の部分と、該第1の部分に隣接し前記第1の部分に可撓的に結合された少なくとも1つの第2の部分とを含む、減衰部材と、を備え、
    前記バネ力調整部材は、前記第1及び第2のバネヘリカル端部の1つと、前記基部及び前記テンショナアームのうちの一方にある前記バネ端部力伝達面のうちの1つとの間に位置決めされ且つこれらに当接し、前記減衰部材の前記第2の部分は、前記第1及び第2のバネヘリカル端部の1つで前記テンショナバネの半径方向外面と当接し、前記減衰部材は、前記テンショナアームの前記基部に対する枢動時に、前記基部及び前記テンショナアームの他方と摩擦係合する、
    ことを特徴とするテンショナ。
  2. 前記バネは、ヘリカルねじりバネである、
    請求項1に記載のテンショナ。
  3. 前記選択された角度間隔は、約180度である、
    請求項1に記載のテンショナ。
  4. 前記ヘリカルねじりバネは複数のバネコイルを含み、前記バネの前記第2のヘリカル端部に隣接する前記バネコイルの1つは、前記テンショナアームのバネ係合リップセグメントに係合し、使用時、端部力が、前記バネの前記第2の端部と前記バネ力調整部材の前記第1の端面との間に加わり、横力は、前記バネ係合リップセグメントと前記バネコイルの半径方向外面との間に加わり、前記端部力と概して反対方向となっている、
    請求項2に記載のテンショナ。
  5. 前記テンショナアームは、ブッシュを介して前記静止部材に枢動可能に結合され、前記テンショナアームを支持するための、該テンショナアーム上の前記ブッシュからの反力は、前記ブッシュの軸方向のほぼ中央に位置している、
    請求項4に記載のテンショナ。
  6. 前記バネ力調整部材は、前記第2のコイルバネ端部と前記テンショナアームの前記第2のバネ端部力伝達面との間に配置され、前記減衰部材は、前記テンショナアームの前記基部に対する枢動時、前記基部に摩擦係合する、
    請求項1に記載のテンショナ。
  7. 前記第2の部分は可撓性である、
    請求項1に記載のテンショナ。
  8. 前記バネは、前記減衰部材の前記第2の部分に係合し、前記テンショナアームの前記基部に対する枢動時、前記減衰部材の前記第2の部分を前記基部及び前記テンショナアームのうちの他方に摩擦係合させる、
    請求項1に記載のテンショナ。
  9. エンジンの無端駆動部材に張力をかけるためのテンショナであって、
    静止部材に取付けられる基部と、
    テンショナアーム軸の周りで枢動するように前記基部に枢動可能に結合されたテンショナアームと、
    前記テンショナアームに回転可能に取り付けられ、前記テンショナアーム軸から離間したプーリ軸の周りで回転するプーリと、
    前記テンショナアームを前記無端駆動部材に付勢するように位置決めされたテンショナバネであって、前記バネは、円周方向を向いた第1のヘリカル端部及び円周方向を向いた第2のヘリカル端部を有し、前記第1のヘリカル端部は、前記基部の第1のバネ端部力伝達面に対して力を伝達するように位置決めされ、前記第2のヘリカル端部は、前記テンショナアームの第2のバネ端部力伝達面に対して力を伝達するように位置決めされたテンショナバネと、
    前記テンショナバネを取り囲む関係に配置された減衰部材であって、該減衰部材は、第1の端面と、該第1の端面から選択された角度間隔で離間した第2の端面とを有するバネ力調整部材を含む、減衰部材と、を備え、
    前記バネ力調整部材は、前記第2のコイルバネ端部と前記テンショナアームの前記第2のバネ端部力伝達面との間に配置され且つこれらに当接し、前記減衰部材は、前記第2のバネヘリカル端部で前記テンショナバネの半径方向外面と当接し、前記減衰部材は、前記基部に対する前記テンショナアームの枢動時に、前記基部と摩擦係合し、
    前記ヘリカルバネは複数のバネコイルを含み、前記バネの前記第2のヘリカル端部に隣接する前記バネコイルの1つは、前記テンショナアームのバネ係合リップセグメントに係合し、使用時、端部力は前記バネの前記第2の端部と前記バネ力調整部材の前記第1の端面との間に加わり、横力は前記バネ係合リップセグメントと前記バネコイルの半径方向外面との間に加わり前記端部力とほぼ反対方向となっており、
    前記テンショナアームは、ブッシュを介して前記静止部材に枢動可能に結合され、前記テンショナアームを支持するための、該テンショナアーム上の前記ブッシュからの反力は、前記ブッシュの軸方向のほぼ中央に位置している、
    ことを特徴とするテンショナ。
  10. 前記バネはヘリカルねじりバネである、
    請求項9に記載のテンショナ。
  11. 前記選択された角度間隔は約180度である、
    請求項9に記載のテンショナ。
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