JP6552220B2 - インスツルメントパネル - Google Patents

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Description

本発明は、インスツルメントパネルに関し、特に、所定の衝撃力を受けた場合でも開口間の桟の破断、破壊を防止するものに関する。
従来のインスツルメントパネルについて、図9、図10に示すインスツルメントパネル2を用いて説明する。図9に示すように、インストルメントパネル2の内方には車幅方向に延びるデッキクロスメンバー4が連結ステー6によって車体フロアに連結されている。連結ステー6は連結ステー本体10と、連結ステー本体10のガイドピン8に係合するブラケット12とから構成されている。ブラケット12には斜め下方に延びる衝突回避構造20が形成されており、この衝突回避構造20を介して車載用機器14,16がブラケット12に取り付けられている。
次に、所定値以上の衝撃荷重が加わった時の車載用機器14,16の変位動作を説明する。図9に示すように、人体の一部30が車載用機器14,16の操作面にぶつかって所定値以上の衝撃力Fが発生した場合、この衝撃力Fによって、衝突回避構造20の係止片28が潰れて止めねじ22は長穴26へ移動する。衝突回避構造20は全体として下方へ傾斜した形状であるので、図10に示すように、車載用機器14,16もこれに沿って矢印32方向へ案内され、インストルメントパネル2の変形と共に変位する。この変位における車載用機器14の角部141の軌跡は、ライン34となり、剛体としてのデッキクロスメンバー4を回避する。従って、車載用機器14,16はデッキクロスメンバー4等の剛体としての車体側固定部材と干渉しないので、インストルメントパネル2の本来の衝撃緩和機能が発揮され、人体の一部30に対する異常な衝撃反力の発生が防止される。(以上、特許文献1参照)。
特開平09−048292号公報
前述の従来のインスツルメントパネル2には、以下に示すような改善すべき点がある。インスツルメントパネル2は、車載用機器14、16が搭載されている場合に、インストルメントパネル2の本来の衝撃緩和機能を発揮させるものである。したがって、インストルメントパネル2に車載用機器14、16が搭載されていない場合に、インストルメントパネル2の本来の衝撃緩和機能を発揮させ、所定の衝撃力が加わった場合に、インスツルメントパネル2自体の破断、破壊を防止できない、という改善すべき点がある。
なお、一般的に、インスツルメントパネルに車載用機器を搭載しない場合としては、例えば、自動車の工場出荷時においては、インスツルメントパネルに車載用機器を搭載せず、販売店において車載用機器を搭載する場合がある。一方、自動車の国際的な技術基準として、工業試験として工場出荷時におけるインスツルメントパネルの衝撃試験(EC法規(内突))が存在する。このため、販売店において車載用機器を搭載する場合、つまり、自動車の工場出荷時においてインスツルメントパネルに車載用機器を搭載しない場合に、インスツルメントパネル2自体の破断、破壊を防止する必要がある。また、車載用機器が搭載しない場合に、インスツルメントパネルに予定した所定の衝撃緩和機能を発揮させるため、車載用機器に代えて仮設構造物を搭載することがある。この場合、仮設構造物を、種々の要件によりインスツルメントパネルの表面と面一となるように配置できず、一段奥まった状態で配置する場合がある。このように、インスツルメントパネルから一段奥まった状態で仮設構造物を配置すると、インスツルメントパネルに対する衝撃によって、インスツルメントパネルの端部が仮設構造物にあたり、端部が開くように変形し、その結果、所定の衝撃緩和機能を発揮できず、インスツルメントパネルが破断、破壊することを防止する必要がある。
そこで、本発明は、所定の衝撃力を受けた場合でも開口間の桟の破断、破壊を防止するインスツルメントパネルを提供することを目的とする。
本発明における課題を解決するための手段及び発明の効果を以下に示す。
本発明に係るインスツルメントパネルは、複数の開口部、及び、前記開口部の間に位置する桟、並びに前記開口部に車載構造物に代えて配置された仮設構造物を有するインスツルメントパネルであって、前記桟は、前記インスツルメントパネルの表面に沿って位置する表面部、前記表面から裏面に向かって、前記表面部から連続して形成される折り返し部であって、前記裏面側に向かう端部に形成される薄肉部を有する折り返し部、前記表面部と前記折り返し部とを連結するリブ部であって、前記端部から裏面側に突出するリブ部、を有し、前記仮設構造物は、前記開口部に配置された状態で前記リブ部が形成される位置に対応する位置に受容孔が形成されている
これにより、桟において、表面部と折り返し部とが、互いに接近する方向に折れ曲がり、結果として、折れ曲がった桟が、全体として弾性を発揮し、衝撃力を吸収し、桟自体の破断、破壊を防止できる。
本発明に係るインスツルメントパネルの一実施例であるインスツルメントパネル100の外観図である。 図1に示すインスツルメントパネル100のX−X断面を示す図である。 インスツルメントパネル100に用いる仮設構造物T100を示す図である。 仮設構造物T100を取り付けたインスツルメントパネル100の外観を示す図である。 図4に示すインスツルメントパネル100のY−Y断面を示す図である。 インスツルメントパネル100の動作を示す図である。 インスツルメントパネル100の動作を示す図である。 本発明に係るインスツルメントパネルに用いる仮設構造物のその他の実施例を示す図である。 従来のインスツルメントパネルを示す図である。 従来のインスツルメントパネルを示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明していく。なお、従来技術と同様の構成については、同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
本発明に係るインスツルメントパネルの一実施形態である自動車のインスツルメントパネル100について、以下において説明する。
1.インスツルメントパネル100の構成
図1に、インスツルメントパネル100の外観図を示す。インスツルメントパネル100は、自動車の車室内の前方に配置され、エア・コンディショナやオーディオ機器等が設置するためのパネルである。インスツルメントパネル100は、従来同様、樹脂で一体成形されている。
インスツルメントパネル100は、エア・コンディショナやオーディオ機器を設置するための開口101、103が鉛直方向に連続して形成されている。開口101と開口103との間には、桟105が形成されている。なお、インスツルメントパネル100では、開口101にエア・コンディショナの吹き出し部材が取り付けられている。
図1に示すインスツルメントパネル100のX−X断面の点線部を図2に示す。インスツルメントパネル100の桟105は、表面部111、折り返し部113、及び、リブ部115を有している。表面部111は、インスツルメントパネル100の表面に沿って位置する。折り返し部113は、インスツルメントパネル100の表面から裏面に向かって、表面部111から連続して形成されている。
折り返し部113は、先端薄肉部113aを有している。先端薄肉部113aは、インスツルメントパネル100の裏面側に向かう端部に形成されている。リブ部115は、表面部111と折り返し部113とを連結するように形成される。また、リブ部115は、端部から裏面側に突出する突出部115aを有している。
2.インスツルメントパネル100の動作
インスツルメントパネル100の開口にオーディオ機器等の強固な構造物を設置せずに、自動車を出荷する場合、インスツルメントパネル100の強度を確保するために、配置する予定であった構造物と同様の強度を有する仮の構造物(以下、仮設構造物T100とする)を、開口に配置する。仮設構造物T100の一例を図3に示す。仮設構造物T100は、配置する予定であった構造物と同様の大きさに形成される。また、仮設構造物T100としては、例えば、鉄を用いて形成される。これは、配置する予定であった構造物と同様の強度を容易に得られること、及び、コストを低減できることによる。仮設構造物T100には、受容孔T100aを形成している。受容孔T100aは、仮設構造物T100をインスツルメントパネル100に取り付けた際に、桟105の突出部115aが形成される位置に対応する位置に形成される。
図4に、インスツルメントパネル100の開口103に仮設構造物T100を取り付けた状態を示す。また、図4に示す構造物T100を取り付けたインスツルメントパネル100のY−Y断面の点線部を図5に示す。仮設構造物T100は、インスツルメントパネル100の開口103に設置する際には、折り返し部113の端部、先端薄肉部113aの先端近傍に、仮設構造物T100の前面P100が位置するように配置される。これは、仮設構造物T100に付着する不要物、例えば、錆やほこりを、インスツルメントパネル100、特に、表面から見える場所に付着させないようにするためである。
図5〜図7を用いて、インスツルメントパネル100の動作について説明する。図5に示すように、インスツルメントパネル100の桟105に対して、斜め上方から衝撃力Fが加わった場合、桟105は斜め下方(矢印a11方向)に移動する。図6に、桟105が移動した状態を示す。このとき、桟105の表面部111と折り返し部113とは、リブ部115によって連結されているため、表面部111と折り返し部113とは、開くように移動することなく、所定の角度を維持した状態で、下方に移動する。
そして、リブ部115の突出部115aが仮設構造物T100の受容孔T100aに当接する。さらに、桟105が下方に移動しようとすると、折り返し部113に先端薄肉部113aが形成されているため、先端薄肉部113aが、側縁S113aから、上方(矢印a13方向)に向かって折れ曲がる。なお、先端薄肉部113aが、側縁S113aから、上方(矢印a13方向)に向かって折れ曲がることによって、リブ部115が座屈する。
これにより、図7に示すように、桟105では、表面部111と折り返し部113とが、互いに接近する方向に折れ曲がり、結果として、折れ曲がった桟105が、全体として弾性を発揮し、衝撃力を吸収し、桟105自体の破断、破壊を防止する。なお、桟105の突出部115aが形成される位置に対応する位置に受容孔T100aが形成された仮設構造物T100を用いることによって、突出部115aの左右方向への移動を制限できるため、より確実に表面部111と折り返し部113とが、互いに接近する方向に折り曲げることができる。
[他の実施例]
(1)仮設構造物:前述の実施例1においては、仮設構造物T100は、突出部115aと1対1対応する受容孔T100aを、複数、有していたが、突出部115aを受容するものであれば、例示のものに限定されない。例えば、図8に示す仮設構造物T200のように、複数の突出部115aを受容するような受容孔T200aを形成するようにしてもよい。
本発明に係るインスツルメントパネルは、例えば、自動車のインスツルメントパネルとして用いることができる。
100 インスツルメントパネル
101 開口
103 開口
105 桟
111 表面部
113 折れ曲がり部
113a 先端薄肉部
S113a 側縁
115 リブ部
115a 突出部
T100 仮設構造物
T100a 受容孔
P100 前面
T200 仮設構造物
T200a 受容孔

Claims (1)

  1. 複数の開口部、前記開口部の間に位置する桟、及び前記開口部に車載構造物に代えて配置された仮設構造物を有するインスツルメントパネルであって、
    前記桟は、
    前記インスツルメントパネルの表面に沿って位置する表面部、
    前記表面から裏面に向かって、前記表面部から連続して形成される折り返し部であって、前記裏面側に向かう端部に形成される薄肉部を有する折り返し部、
    前記表面部と前記折り返し部とを連結するリブ部であって、前記端部から裏面側に突出するリブ部、
    を有し、
    前記仮設構造物は、前記開口部に配置された状態で前記リブ部が形成される位置に対応する位置に受容孔が形成されている、
    インスツルメントパネル。
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