JP6552147B1 - トレーニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】股関節周辺の筋肉をうまく活動させて、これらの筋肉を効果的に鍛えることができるトレーニング装置を提供することを目的とする。【解決手段】本発明のトレーニング装置は、使用者の左右の下腿のうち、いずれか一方側の下腿のみを、膝が足部よりも前方に位置するように傾斜させて固定する下腿固定部と、一方側の下腿における足部を下方から支持するとともに、地面から上方に向けて離間する位置に配置された支持板と、を備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、トレーニング装置に関する。
従来、下半身を鍛えるトレーニング装置として、ウェイトブロックを用いて脚部に負荷を与える装置が知られている。
このようなトレーニング装置として、下記特許文献1には、使用者が着座した状態で、ウェイトブロックとワイヤロープを介して連結された操作パッドを回動させて、ウェイトブロックを持ち上げることで脚部に負荷を与える構成が開示されている。
また、このようなトレーニング装置を用いずに、自重を用いて行うスクワットやランジと呼ばれる屈伸運動からなるエクササイズにより、下半身に負荷を与えることも行われている。
特開2006−212319号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のトレーニング装置では、脚部の筋力の増強は図れるが、例えば陸上選手における走行動作の改善のように、脚部の動きを円滑にしたり、姿勢を安定させたりするような特定の動作の改善には不十分であった。
また、前述したエクササイズでは、股関節、膝関節、足関節を複合的に使う場合、下肢のうち、膝関節より下の部分が大きく動作する傾向が高い。このように、下肢のうち、膝関節より下の部分が大きく動作すると、股関節周辺の筋肉がうまく活動せず、筋肉を効果的に鍛えることができない。
さらに、膝関節が前方スライドするという、本来意図していた動作とは異なる代償動作が生じ、膝関節周辺の靭帯、腱、筋組織に大きな負担をかけるリスクが高まるというおそれがあった。
そこで本発明は、股関節周辺の筋肉をうまく活動させて、これらの筋肉を効果的に鍛えることができるトレーニング装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のトレーニング装置は、使用者の左右の下腿のうち、いずれか一方側の下腿のみを、膝が足部よりも前方に位置するように傾斜させて固定する下腿固定部と、一方側の下腿における足部を下方から支持するとともに、地面から上方に向けて離間する位置に配置された支持板と、を備えている。
また、下腿固定部は、下腿の前方に位置する脛部を支持する脛支持部と、下腿の後方に位置する腓腹部を支持する腓腹支持部と、を備え、脛支持部および腓腹支持部により、下腿を前後方向に挟持することで固定してもよい。
また、脛支持部は、軟質材料により形成され、かつ側面視において上下方向に延びる固定板と、固定板が、上方に向かうに従い漸次、前方に向けて延びるように、固定板の表裏面が向く向きを変更できる角度調整部と、を備えてもよい。
また、脛支持部は、左右方向に互いに間隔をあけて、一対配置されてもよい。
また、腓腹支持部は、軟質材料により形成されたローラ部材と、ローラ部材の前後方向の位置を変更できる位置調整部と、を備えてもよい。
また、ローラ部材は、上下方向に互いに間隔をあけて、一対配置されてもよい。
本発明のトレーニング装置によれば、下腿固定部により、左右のいずれか一方側の下腿を傾斜させて固定するとともに、支持板により、この下腿の足部を、地面から上方に向けて離間する位置で支持することができる。
このため、脚部のうち、膝の下側に位置する下腿が固定されていることで、股関節周辺の筋肉をうまく活動させて、これらの筋肉を効果的に鍛えることができる。
本発明の第1実施形態に係るトレーニング装置の斜視図である。 図1に示すトレーニング装置の平面図である。 図1に示すトレーニング装置の左右方向から見た左側面図である。 図1に示すトレーニング装置の第1使用方法における第1姿勢の状態を示す図である。 図1に示すトレーニング装置の第1使用方法における中間動作を示す図である。 図1に示すトレーニング装置の第1使用方法における第2姿勢の状態を示す図である。 図1に示すトレーニング装置の第1使用方法の状態を使用者の後方から見た図である。 図1に示すトレーニング装置の第2使用方法における第1姿勢の状態を示す図である。 図1に示すトレーニング装置の第2使用方法における第2姿勢の状態を示す図である。
本発明の一実施形態に係るトレーニング装置1について、図面を参照して説明する。
本実施形態に係るトレーニング装置1は、特に短距離走に必要な脚部や腰部周辺の筋肉を鍛えるために用いられる運動器具である。
図1は、トレーニング装置1の斜視図である。図2は、トレーニング装置1の平面図である。図3は、トレーニング装置1の左右方向Yから見た左側面図である。この説明では、図面に示す方向Xをトレーニング装置1の前後方向Xとし、図面に示す方向Yをトレーニング装置1の左右方向Yとする。
本実施形態に係るトレーニング装置1は、主に第1使用方法と第2使用方法と、の2種類の使用方法を有している。
以下の説明では、主な使用方法である第1使用方法における使用態様に基づいて、トレーニング装置1の構造の一部を説明するが、副次的な使用方法である第2使用方法での使用を妨げるものではない。
図1に示すように、トレーニング装置1は、使用者の下腿を固定する下腿固定部10と、下腿が固定された足部を支持する支持板2と、を備えている。トレーニング装置1は、全体的には、ステンレス等の一定の剛性のある金属材料により形成されている。後述するフレーム部材はそれぞれ、中空状に形成されている。支持板2は下腿固定部10の下方に位置している。
支持板2は、一方側の下腿における足部を、下方から支持する。支持板2は、地面から上方に向けて離間する位置に配置されている。
支持板2は、平面視で2辺が前後方向Xに延びるとともに、残り2辺が左右方向Yに延びる正方形状を呈している。なお、支持板2の平面視形状は、長方形状や円形状等に任意に変更することができる。
支持板2は、支持フレーム30により支持されている。支持フレーム30は、前後方向Xに延びる梁フレーム31と、梁フレーム31を支持する脚フレーム32と、を備えている。
図2に示すように、梁フレーム31は、左右方向Yに互いに間隔をあけて、一対配置されている。一対の梁フレーム31同士の間に、載置フレーム33が連結されている。載置フレーム33の上面に支持板2が載置されている。
梁フレーム31の前後方向Xの両端部に、脚フレーム32がそれぞれ連結されている。脚フレーム32は、平面視で左右方向Yに延びるとともに、前後方向Xに互いに間隔をあけて、一対配置されている。
脚フレーム32の左右方向Yの長さは、支持板2の左右方向Yの大きさよりも大きくなっている。このため、使用者が大きく体を動かすことで、重心の移動により支持板2の上面にかかる力が大きく変動した場合であっても、支持板2が傾くのを抑えることができる。
図1に示すように、脚フレーム32は、左右方向Yの中間部に位置して水平に延びる水平部34と、左右方向Yの両端部に位置する湾曲部35と、を備えている。一対の梁フレーム31は、脚フレーム32の水平部34に連結されている。
湾曲部35は、左右方向Yの外側に向かうに従い漸次、下方に向けて湾曲して延びている。湾曲部35の下端部には、地面に載置される脚先部36が設けられている。脚先部36は平面視で円形状をなし、合成樹脂材料で形成されている。
図2に示すように、一対の脚フレーム32のうち、前後方向Xの一方側に位置する第1脚フレーム32Aの水平部34には、把手部37が設けられている。把手部37は、例えば溶接接合等により、水平部34に連結されている。
一対の脚フレーム32のうち、前後方向Xの他方側に位置する第2脚フレーム32Bの湾曲部35には、キャスター38が設けられている。キャスター38は、他方側の脚フレーム32における一対の湾曲部35にそれぞれ設けられ、前後方向Xの外側に向けて突出している。
そして、把手部37を把持して持ち上げてトレーニング装置1を傾けることで、一対のキャスター38が地面と接触する。
トレーニング装置1全体をこのように傾けて、キャスター38が接触している状態で前後方向Xに移動させることで、トレーニング装置1を少ない力で容易に移動させることができる。
図1に示すように、下腿固定部10は、支持フレーム30に立設された第1固定柱11と、第1固定柱11に固定された脛支持部12と、第1固定柱11と前後方向Xに間隔をあけて配置され、かつ支持フレーム30に立設された第2固定柱13と、第2固定柱13に固定された腓腹支持部14と、を備えている。
図2に示すように、第1固定柱11は、支持フレーム30における載置フレーム33のうち、左右方向Yの中間部に立設されている。第1固定柱11の前後方向Xの位置は、支持板2の前後方向Xの一方側の端部と重なっている。第1固定柱11は平面視で矩形状の角柱である。
第1固定柱11は、中空筒が二重に配置された二重筒の構造をなしている。外側筒11Aに脛支持部12が固定され、内側筒11Bが支持フレーム30に立設されている。
第1固定柱11は、外側筒11Aの高さを、内側筒11Bに対して変化させて固定する高さ調整部11Cを備えている。高さ調整部11Cを用いて、外側筒11Aの高さを変化させることで、脛支持部12の高さを調整することができる。
脛支持部12は、下腿の前方に位置する脛部を支持する部分である。脛支持部12は、左右方向Yに互いに間隔をあけて、一対配置されている。一対の脛支持部12全体における左右方向Yの大きさは、支持板2の左右方向Yの大きさと同等となっている。
脛支持部12は、使用者の脛部の前方に位置する固定板21と、固定板21を支持する支持軸22と、固定板21の角度を調整する角度調整部23と、を備えている。
図3に示すように、固定板21は、側面視において上下方向に延びる板状をなしている。固定板21は、例えばウレタンマットを合成皮革により被覆したような軟質材料により形成されている。
なお、固定板21の材質は、脛部に対して押し付けた際に痛みを感じない程度の柔らかさと、脛部を充分に支持できる程度の剛性がある素材であれば、任意に選択することができる。また、固定板21のうち、脛部が接触する部分を脛部の形状に合わせて湾曲させてもよい。
支持軸22は、固定板21の前後方向Xの一方側に固定され、固定板21を軸回りに回転可能に支持している。支持軸22は、角度調整部23に接続され、左右方向Yに延びている。
角度調整部23は、第1固定柱11に連結され、支持軸22を締結する締結部材である。角度調整部23による支持軸22の締結を緩めることで、支持軸22を固定板21とともに、軸回りに回転させることができる。これにより、固定板21が、上方に向かうに従い漸次、前方に向けて延びるように、固定板21の表裏面が向く向きを変更することができる。
図2に示すように、第2固定柱13は、第2脚フレーム32Bにおける左右方向Yの中央部に立設されている。第2固定柱13は平面視で矩形状の角柱である。
図3に示すように、腓腹支持部14は、下腿の後方に位置する腓腹部を支持する部分である。腓腹支持部14は、軟質材料により形成されたローラ部材41と、ローラ部材41に連結され、ローラ部材41を支持する支持アーム42と、支持アーム42を第2固定柱13に連結する連結アーム43と、支持アーム42および連結アーム43を締結する位置調整部44と、を備えている。
ローラ部材41は、前後方向Xにおいて、第2固定柱13と固定板21との間に位置する部分に配置されている。
ローラ部材41は、例えばウレタンマットを合成皮革により被覆したような軟質材料により形成されている。なお、ローラ部材41の材質は、腓腹部に対して押し付けた際に痛みを感じない程度の柔らかさと、腓腹部を充分に支持できる程度の剛性がある素材であれば、任意に選択することができる。
ローラ部材41は、側面視において円形状を呈し、中心軸が左右方向Yに延びる円柱状を呈している。図2に示す平面視において、ローラ部材41の左右方向Yの大きさは、支持板2の左右方向Yの大きさと同等になっている。なお、ローラ部材41の形状は、角柱状やその他の形状であってもよい。
図3に示すように、支持アーム42は、ローラ部材41を軸支する形で、ローラ部材41を回転可能に支持している。支持アーム42は、ローラ部材41から、前後方向Xの他方側(第2固定柱13側)に延びるに従い漸次、上方に向けて傾斜して延びている。
連結アーム43は、第2固定柱13のうち、前後方向Xの一方側を向く面に、例えば溶接接合等により固定されている。連結アーム43は、中空形状を呈し、内部に支持アーム42が挿入されている。
位置調整部44は、連結アーム43に取り付けられ、支持アーム42を締結する締結部材である。位置調整部44による支持アーム42の締結を緩めた状態では、支持アーム42を連結アーム43に沿って、前後方向Xに相対移動させることができる。
そして、位置調整部44を締結することにより、ローラ部材41とともに、支持アーム42の前後方向Xの位置を固定することができる。すなわち、位置調整部44を操作することにより、ローラ部材41の前後方向Xの位置を任意に変更することができる。
ここで、ローラ部材41は、上下方向に互いに間隔をあけて、一対配置されている。一対のローラ部材41のうち、上側に位置する上側ローラ41Aと、下側に位置する下側ローラ41Bと、の大きさは互いに同等となっている。
なお、上側ローラ41Aおよび下側ローラ41Bそれぞれの大きさは互いに異なっていてもよい。
上側ローラ41Aおよび下側ローラ41Bは、それぞれ独立して前後方向Xの位置を変更することができる。
上側ローラ41Aにおける位置調整部44は連結アーム43の上面に設けられ、下側ローラ41Bにおける位置調整部44は、連結アーム43の側面に設けられている。
なお、上側ローラ41Aにおける位置調整部44を、連結アーム43の側面や下面に設けてもよいし、下側ローラ41Bにおける位置調整部44を、連結アーム43の上面や下面に設けてもよい。
そして、第1使用方法において、下腿固定部10は、脛支持部12および腓腹支持部14により、使用者の下腿を前後方向Xに挟持することで固定する。ここで、図4から図7を用いて、第1使用方法について説明する。
図4は、トレーニング装置1の第1使用方法における第1姿勢の状態を示す図である。図5は、第1使用方法における中間動作を示す図である。図6は、第1使用方法における第2姿勢の状態を示す図である。図7は、第1使用方法の状態を使用者の後方から見た図である。
図4に示すように、下腿固定部10は、使用者の左右の下腿のうち、いずれか一方側の下腿のみを固定する。図示の例では、使用者の右側の下腿を下腿固定部10が固定している。すなわち、図示の例では、固定されている右脚が固定脚であり、固定されていない左脚が遊脚である。
この際、下腿固定部10は、膝が足部よりも前方に位置するように下腿を傾斜させて固定する。下腿固定部10による下腿の固定方法について以下に詳述する。この説明では、使用者の向きに合わせて、前後方向Xのうち、固定板21側を前方、ローラ部材41側を後方として説明する。
まず、二つのローラ部材41を後方移動させるとともに、固定板21を支持軸22回りに回転させて、傾斜させた状態とする。
ここで、固定板21の初期位置である、側面視で上下方向にまっすぐ延びた位置から傾斜させる傾斜角度については、使用者がトレーニングに求める負荷により選択することができる。すなわち、固定板21の傾斜角度が大きいほど、体全体の傾斜角度が大きくなり、第1使用方法における使用者に対するトレーニングの負荷方向が変わる。
次に、右側の足部を支持板2のうち、左右方向Yの左側に位置する部分に載置した状態で、右側の下腿を固定板21の傾斜角度に合わせて傾斜させる。
そして、一対のローラ部材41それぞれの前後方向Xの位置を調整して、腓腹部を後方から前方に向けて押圧するように、ローラ部材41を押し付ける。この際、上側ローラ41Aの前後方向Xの位置と、下側ローラ41Bの前後方向Xの位置と、は互いに異なっている。このようにして、脛支持部12および腓腹支持部14により、使用者の右側の下腿が、前後方向Xに挟持されることで固定される。
図7に示すように、この状態では、使用者の右側の足部は支持板2により支持されているとともに、使用者の左側の足部は、支持板2に支持されていない。すなわち、使用者の左半身は、左右方向Yにおいて支持板2の外側に位置している。
そして図4に示す第1姿勢から、使用者が左側の膝を前方に突き出すようにして、左側の上腿を引き上げることで、使用者の姿勢が変化する。具体的には、図4に示す第1姿勢から、図5に示す中間動作を経て、図6に示す第2姿勢に変化する。
この動作(腿上げ動作)を繰り返して、第1姿勢、中間動作、第2姿勢、中間動作、第1姿勢というサイクルとして、連続した運動を行う。
この動作(腿上げ動作)において、体重や重心の変化によって固定脚の股関節に強い伸展作用が加わることで、固定脚の大臀筋やハムストリングスに代表される股関節の伸展筋群が強く働く。
同時に、左右方向Yへの重心動揺を固定脚の片脚で支えなくてはいけないため、股関節の外転筋群や内転筋群も強く働く。
また、遊脚を振り上げる動作は股関節の屈曲作用であるため、遊脚側の股関節の屈曲筋群である大腰筋や腸骨筋を、固定脚と同時に鍛えることができる。
すなわち、下腿を物理的に固定することで、膝関節や足関節の動作を制限し、その結果股関節の動作を半強制的に促進することができる。
また、運動負荷を下げたい場合には、例えば遊脚を前後に動かすことなく、遊脚側の足部を地面に接触させた状態から、左右の骨盤の高さが互いに同等になる高さまで、遊脚での跳躍を繰り返す動作により、固定脚側の外転筋群や内転筋群に負荷を与えることができる。
また、更に運動負荷を下げたい場合には、遊脚での跳躍を行うことなく、遊脚を地面から上方に向けて離間させた状態で、左右の骨盤の高さが互いに同等となっている状態を維持するだけでもよい。この場合にも、固定脚側の外転筋群や内転筋群に相当の負荷を与えることができる。
この動作を複数回繰り返したのちに、右側の下腿の固定を解除する。そして、左側の足部を支持板2のうち、左右方向Yの右側に位置する部分に載置した状態で、左側の下腿を前述したように下腿固定部10により固定して、右側の上腿を引き上げる動作を行う。これにより、左右両側において、股関節の伸展筋群、屈曲筋群、外転筋群、および内転筋群を鍛えることができる。
次に、第2使用方法について図8および図9を用いて説明する。図8は、トレーニング装置1の第2使用方法における第1姿勢の状態を示す図である。図9は、第2使用方法における第2姿勢の状態を示す図である。
この説明では、使用者の前後方向Xの向きが、第1使用方法と逆になっている。すなわち、ローラ部材41側が前方、固定板21側を後方として説明する。
図8に示すように、第2使用方法では、第1使用方法と比較して、固定板21が傾斜する向きが逆になっている。すなわち、固定板21は、上方に向かうに従い漸次、第2使用方法における前方に向けて延びている。また、第2使用方法では、両側の足部が支持板2により支持されている。
なお、固定板21は傾斜することなく、上下方向にまっすぐ伸びていてもよい。
そして、支持板2に両足を載置した状態で、固定板21に腓腹部を押し当て、下腿を固定板21の傾斜に沿って配置し、ローラ部材41で脛部を前方から押圧することで固定することで、使用者が第1姿勢をとる。この際、膝とつま先との前後方向Xの位置が同等であることが好ましい。
そして、図9に示すように、脚部を屈伸させて第2姿勢に変化させる動作を行う。この動作(スクワット動作)を繰り返し行うことで、脚部や臀部の筋肉を鍛えることができる。このスクワット動作では、常に下腿が固定された状態が維持される。
ここで、膝とつま先との前後方向Xの位置が固定されることにより、膝関節の外転、内転、回旋動作が抑制され、膝関節や足関節部周囲の靭帯や腱、筋組織に対する負担を減少させることができる。
なお、図8および図9では、固定板21の下側が腓腹部と接触していないが、固定板21の上下方向の全域が腓腹部と接触するように、一対のローラ部材41により、下腿を前方から押圧してもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るトレーニング装置1によれば、下腿固定部10により、左右のいずれか一方側の下腿を傾斜させて固定するとともに、支持板2により、この下腿の足部を、地面から上方に向けて離間する位置で支持することができる。
このため、脚部のうち、膝の下側に位置する下腿が固定されていることで、股関節周辺の筋肉をうまく活動させて、これらの筋肉を効果的に鍛えることができる。
また、下腿が固定されていることで、特に膝関節および足関節周囲の靭帯、腱、および筋組織に負担がかかりやすい、膝の前方および左右内側に向けての動きが生じるのを防ぐことができる。これにより、膝関節および足関節周囲の靭帯、腱、および筋組織に対する過度な負荷を抑制することができる。
また、支持板2が、地面から上方に向けて離間する位置に配置されているので、下腿固定部10により固定されていない方の脚部の足部と、地面と、の距離を確保することができる。
このため、仮に固定されていない方の脚部を、前後および上下に激しく動かしたとしても、足部が上下に変位する過程において、地面と接触するのを確実に防ぐことができる。
また、下腿固定部10が、脛支持部12と、腓腹支持部14と、を備え、脛支持部12および腓腹支持部14により、下腿を前後方向Xに挟持することで固定する。このため、左右方向Yから、脛支持部12と腓腹支持部14との間に脚部を配置することができ、下腿固定部10に使用者の脚部をセットする動作を容易に行うことができる。
また、脛支持部12が、固定板21と、固定板21の向きを変更できる角度調整部23と、を備えているので、使用者が求める負荷に応じて、固定板21の傾斜角度を調整することができる。これにより、様々なレベルのトレーニングを行うことができる。
また、脛支持部12は、左右方向Yに互いに間隔をあけて、一対配置されているので、左右両方の下腿を固定することが可能になり、左右それぞれの脚部において、均等にトレーニングを行うことができる。
また、腓腹支持部14が、ローラ部材41と、ローラ部材41の前後方向Xの位置を変更できる位置調整部44と、を備えているので、ローラ部材41の前後方向Xの位置を調整することができる。これにより、第1使用状態において、ローラ部材41を前方に向けて移動させて使用者の腓腹部を押圧することで、使用者の下腿を確実に固定できる。
また、固定板21とローラ部材41との間の前後方向Xの間隔を調整することができるので、脚部のサイズに合わせて、ローラ部材41の最適な位置を調整することができ、様々な体格の使用者がトレーニングを行うことができる。
また、ローラ部材41が、上下方向に互いに間隔をあけて一対配置されている。このため、下腿が傾斜した状態で、下腿の上下方向の位置により、前後方向Xの位置が異なる場合であっても、一対のローラ部材41それぞれの前後方向Xの位置を調整することで、確実に使用者の下腿を固定することができる。
なお、上述の実施形態は、本発明の代表的な実施形態を単に例示したものにすぎない。したがって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述の実施形態に対して種々の変形を行ってもよい。
例えば、上記実施形態では、下腿固定部10が、脛支持部12と腓腹支持部14とを備えている構成を示したが、このような態様に限られない。例えば、下腿固定部10は、下腿の全体を被覆する剛性の高いブーツ状をなし、支持板2に固定されているような構成であってもよい。
また、上記実施形態では、固定板21の向きを変更可能な角度調整部23を備えている構成を示したが、このような態様に限られない。固定板21は、予め側面視で傾斜した状態で固定されていてもよい。
また、上記実施形態では、固定板21が左右方向Yに互いに間隔をあけて、一対配置された構成を示したが、このような態様に限れない。固定板21は一つだけ設けられてもよい。
また、上記実施形態では、腓腹支持部14がローラ部材41を備えている構成を示したが、このような態様に限られない。腓腹支持部14はローラ部材41に代えて、軟質材料により形成されたブロック部材を備えていてもよい。
また、上記実施形態では、ローラ部材41が上下方向に互いに間隔をあけて、一対配置されている構成を示したが、このような態様に限られない。ローラ部材41は一つだけ配置されてもよい。
また、上記実施形態におけるトレーニング装置1は、第1使用方法と第2使用方法とを実施可能である構成を示したが、このような態様に限られない。第2使用方法はあくまで副次的な使用方法であり、本発明のトレーニング装置1としては、第1使用方法のみを実施可能な構成であってもよい。
また、前述した変形例に限られず、これらの変形例を選択して適宜組み合わせてもよいし、その他の変形を施してもよい。
1 トレーニング装置
2 支持板
10 下腿固定部
12 脛支持部
14 腓腹支持部
21 固定板
23 角度調整部
41 ローラ部材
44 位置調整部

Claims (3)

  1. 使用者の左右の下腿のうち、いずれか一方側の下腿のみを、膝が足部よりも前方に位置するように傾斜させて固定する下腿固定部と、
    前記一方側の下腿における前記足部を下方から支持するとともに、地面から上方に向けて離間する位置に配置された支持板と、を備え
    前記下腿固定部は、
    前記下腿の前方に位置する脛部を支持する脛支持部と、
    前記下腿の後方に位置する腓腹部を支持する腓腹支持部と、を備え、
    前記脛支持部および前記腓腹支持部により、前記下腿を前後方向に挟持することで固定し、
    前記腓腹支持部は、軟質材料により形成されたローラ部材と、
    前記ローラ部材の前後方向の位置を変更できる位置調整部と、を備え、
    前記ローラ部材および前記位置調整部はそれぞれ、上下方向に互いに間隔をあけて、一対配置されているトレーニング装置。
  2. 前記脛支持部は、軟質材料により形成され、かつ側面視において上下方向に延びる固定板と、
    固定板が、上方に向かうに従い漸次、前方に向けて延びるように、前記固定板の表裏面が向く向きを変更できる角度調整部と、を備えていることを特徴とする請求項に記載のトレーニング装置。
  3. 前記脛支持部は、左右方向に互いに間隔をあけて、一対配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のトレーニング装置。
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