JP6552104B2 - パネル体支持部材、天板付什器 - Google Patents
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そこでなされた本発明の目的は、パネル体を、簡易な構成でありながら、強固かつ容易に装着することのできるパネル体支持部材、天板付什器を提供することである。
この発明に係るパネル体支持部材は、什器に設けられた取付面に対してパネル体を取り付けるためのパネル体支持部材であって、前記取付面に固定される固定部、および前記固定部から互いに平行に延びる一対の側壁部を有し、前記パネル体の端部が一対の前記側壁部の間に挿入される支持部材本体と、一対の前記側壁部の間において、前記パネル体の端部の両面に沿うよう配置された一対の板状のサポート部材と、前記側壁部に保持され、先端部で前記サポート部材を前記パネル体側に押圧するネジ部材と、を備えることを特徴とする。
さらに、このような構成は、板状のサポート部材とネジ部材とを備えるのみでよく、簡易である。
このように、補助部材のネジ孔にネジ部材を螺合させ、その先端部を、貫通孔を通してサポート部材に突き当てることで、ネジ部材を締め込めばサポート部材を容易かつ確実に押圧することができる。
また、補助部材にネジ孔を形成することで、支持部材本体の側壁部には貫通孔を形成すればよい。支持部材本体の側壁部に複数のネジ孔を直接形成する場合、ネジ孔の加工の手間がかかる。これに対し、パネル体を装着する場合に、ネジ孔を有した補助部材を用いるようにすれば、支持部材本体の側壁部には貫通孔のみ形成すればよく、加工の手間を抑えることができる。
このように構成することで、パネル体を両面のサポート部材によって強固に保持することができ、パネル体を、より安定的に保持することができる。
このように構成することで、サポート部材が、支持部材本体の一対の側壁部間から抜け出るのを防ぐことができる。したがって、パネル体を固定する作業中においては、不用意にサポート部材が抜け出るのを防ぐことで、作業性を高めることができる。また、パネル体を固定した後においては、一対のサポート部材で挟持したパネル体が、支持部材本体の一対の側壁部間から抜け出るのを防ぐことができる。
図1、図2に示すように、テーブル(什器、天板付什器)10は、床面F(図2参照)上に起立する複数の脚(脚部)20と、これら複数の脚20上に支持される天板30と、を備えている。
各ビーム40は、その両端部が、ブラケット等を用いたボルト締結、溶接等の接合手段によって上部連結部材22に接合されている。
サイドビーム41とビーム40との間には、第一の方向Xに沿って延びる連結ビーム42が接合されている。
配線挿通部50内には、天板30上で使用する各種の機器に接続される配線100が、床面F(図2参照)側から底部材49の貫通孔(図示無し)を通して導入される。
このとき、カバー本体52において、オプション取付部材A側の端部52bに、オプション取付部材A側に向かって斜め下方に延びるスカート部52sを形成しておくのが好ましい。カバー本体52の端部52bとオプション取付部材Aとの隙間には、後述するオプション部材350が配置されることがある。オプション部材350を装着しないときに、スカート部52sにより、カバー本体52の端部52bとオプション取付部材Aとの隙間を目隠しすることができる。
このとき、カバー本体52の端部52aに、フチ部材53の基端部53aよりも第一の方向Xに沿って開口部35の縁部35a側に突出するエッジ部52eを形成しておくのが好ましい。これにより、配線カバー51のエッジ部52eに手指をかけることで、配線カバー51のフチ部材53側を容易に上方に跳ね上げることができる。
内側壁部63には、外側受け部64と同じ高さで、外側壁部62側に向かって延びる内側受け部65が形成されている。外側受け部64と内側受け部65との間には、第一の方向Xに沿って所定寸法の隙間S3が形成されている。
また、内側受け部65には、下方に向かって延びるガイド凸部66が形成されている。
また、内側壁部63には、第二の方向Yに沿って間隔を空けた複数個所に、内側壁部63を第一の方向Xに貫通する貫通孔63hが形成されている。
内側壁部63の上端部(移動規制部)63aは、対向する他の内側壁部63側に向かって延び、互いに対向する内側壁部63,63の上端部63a,63aは、第一の方向Xにおいて所定寸法の隙間S1を介して対向している。ここで、内側壁部63,63の上端部63a,63aの隙間S1は、後述するように、パネル体300の下端部(端部)300bを内側壁部63,63間に挿入した状態で、サポート板(サポート部材)210が内側壁部63,63から上方に抜けないよう、底板部61から離間する方向である上方への移動を規制するよう設けられている。すなわち、パネル体300の下端部300bを内側壁部63,63間に挿入した状態で、内側壁部63,63の上端部63a,63aが、サポート板210,210の鉛直上方に位置するよう形成されている。
このように構成された取付部材本体60は、アルミニウムを押出し成形すること等で一体に形成されている。
オプション部材350は、外側受け部64と内側受け部65との上に載置した状態で、隙間S3を通してネジ孔351hに固定ボルト352を締結させることで取り付けられる。
パネル固定部200は、パネル取付部71の内側壁部63,63間で、パネル体300の下端部300bの両面に沿って設けられるサポート板210,210と、内側壁部63、63の溝部67に装着される固定具220と、を備えている。
固定プレート221は、内側壁部63に形成された溝部67の支持溝67mに挿入される。図5に示すように、固定プレート221は、例えば、溝部67の上下側面67s、67tの間隔よりも短手方向の幅w1が小さく、かつ溝部67の上下側面67s、67tの間隔よりも長手方向の幅w2が大きい、長円形をなしたものとすることができる。固定プレート221には、固定ボルト222が螺合するネジ孔223aを有したボス223が一体に形成されている。
このような固定プレート221は、長手方向を第二の方向Yに向けた状態(図5中、実線で図示)で、溝部67の上下側面67s、67tの間に挿入する。次いで、固定プレート221を、長手方向が上下方向を向くよう、溝部67内で回転させ(図5中、二点鎖線で図示)、長手方向の両端部221a,221aを支持溝67m,67mに挿入させる。これにより、固定プレート221は、内側壁部63に支持される。
このようにしてパネル取付部71の第一の方向Xの両側に装着した固定ボルト222,222により、パネル体300の両面に沿って設けられたサポート板210,210を締め付けることで、パネル体300の下端部300bを強固に固定する。
さらに、このような構成は、板状のサポート板210と固定ボルト222とを備えるのみでよく、簡易である。したがって、上記オプション取付部材A、テーブル10によれば、パネル体300を、簡易な構成でありながら、強固かつ容易に装着することが可能となる。
このように、固定プレート221のネジ孔223aに固定ボルト222を螺合させ、その先端部222aを、貫通孔63hを通してサポート板210に突き当てることで、固定ボルト222を締め込めばサポート板210を容易かつ確実に押圧することができる。
また、固定プレート221にネジ孔223aを形成することで、取付部材本体60の内側壁部63には貫通孔63hを形成すればよい。例えば、取付部材本体60の内側壁部63に複数のネジ孔を直接形成する場合、ネジ孔の加工に手間がかかる。これに対し、パネル体300を装着する場合に、ネジ孔223aを有した固定プレート221を用いるようにすれば、取付部材本体60の内側壁部63には貫通孔63hのみ形成すればよく、加工の手間を抑えることができる。
このように構成することで、一対の板状のサポート板210によって、パネル体300の下端部300bを挟持することができる。したがって、パネル体300の下端部300bにボルト挿通孔を形成する必要も無く、パネル体300の下端部300bを固定することができる。また、板状のサポート板210でパネル体300を挟持するので、固定ボルト222を回してサポート板210をパネル体300に押し付ければ、パネル体300を強固に保持することができる。
なお、上記実施形態では、テーブル10を、第一の方向Xの両側に天板30,30を備える対面利用式とし、オプション取付部材Aを、第一の方向Xの両側に位置する天板30,30の間に設けるようにしたが、これに限らない。
図6は、上記実施形態の変形例を示す図である。
この図6に示すように、天板30の一方の側に利用者が位置して利用する片面使用式のテーブル(什器、天板付什器)10’の場合、天板30の他方の端部30bにオプション取付部材(パネル体支持部材)A’を設けてもよい。このオプション取付部材A’は、上記実施形態で示したオプション取付部材Aにおいて、一方のオプション部材取付部72を省略したものである。さらに、天板30の外周側を向くサポート板(サポート部材)210Aは、固定プレート221および固定ボルト222によってパネル体300側に押圧される構成を省略している。
なお、本発明のパネル体支持部材、天板付什器は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、固定ボルト222を螺合させるネジ孔223aを、内側壁部63の支持溝67mで支持した固定プレート221に形成したが、内側壁部63にネジ孔を直接形成するようにしてもよい。
また、オプション取付部材Aは、パネル取付部71の他に、オプション部材取付部72を備えるようにしたが、パネル取付部71のみを備えるようにしてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
20 脚(脚部)
30 天板
30f 上面(作業面)
49 底部材(取付面)
50 配線挿通部(凹部)
60 取付部材本体(支持部材本体)
61 底板部(固定部)
63 内側壁部(側壁部)
63a 上端部(移動規制部)
63h 貫通孔
210、210A、210B サポート板(サポート部材)
221 固定プレート(補助部材)
222 固定ボルト(ネジ部材)
222a 先端部
223a ネジ孔
300 パネル体
300b 下端部(端部)
A、A’ オプション取付部材(パネル体支持部材)
F 床面
Claims (5)
- 什器に設けられた取付面に対してパネル体を取り付けるためのパネル体支持部材であって、
前記取付面に固定される固定部、および前記固定部から互いに平行に延びる一対の側壁部を有し、前記パネル体の端部が一対の前記側壁部の間に挿入される支持部材本体と、
一対の前記側壁部の間において、前記パネル体の前記端部の両面に沿うよう配置された一対の板状のサポート部材と、
前記側壁部に保持され、先端部で前記サポート部材を前記パネル体側に押圧するネジ部材と、
を備えることを特徴とするパネル体支持部材。 - 前記側壁部に保持され、前記ネジ部材が螺合するネジ孔を有した補助部材をさらに備えるとともに、
前記側壁部に、前記サポート部材に対向する位置に貫通孔が形成され、
前記ネジ孔に螺合した前記ネジ部材の前記先端部が、前記貫通孔を通して前記サポート部材に突き当てられていることを特徴とする請求項1に記載のパネル体支持部材。 - 前記ネジ部材は、一対の前記側壁部の双方に設けられている
ことを特徴とする請求項1または2に記載のパネル体支持部材。 - 一対の前記側壁部に、前記サポート部材が、前記固定部側から離間する方向に移動するのを規制する移動規制部が形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のパネル体支持部材。
- 上面が作業面とされた天板と、
前記天板を支持する脚部と、
前記作業面から前記天板の下方に向かって凹入するよう形成された凹部と、
前記凹部内に設けられた請求項1から4のいずれか一項に記載のパネル体支持部材と、
前記パネル体支持部材に着脱可能とされたパネル体と、
を備えることを特徴とする天板付什器。
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