JP6551761B2 - 電気かみそり - Google Patents
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Description
(1)本発明に関する電気かみそりは外刃、内刃、内刃継手部品、および、肌導入抑制部を備える電気かみそりであって、前記外刃は外刃孔を有し、前記内刃は内刃本体壁部、複数の刃片、内刃孔、および、内刃内部空間を有し、前記外刃に対して往復運動することにより前記外刃孔から導入された毛を切断し、前記内刃本体壁部は前記内刃継手部品と結合され、前記内刃内部空間は前記内刃本体壁部および前記複数の刃片に囲まれて形成され、前記肌導入抑制部は前記内刃内部空間において前記内刃孔と対応する位置に配置され、前記内刃孔を介して前記内刃内部空間に導入される肌と接触し、前記電気かみそりのかみそり本体に対して規定される本体幅方向から見た場合に前記刃片の外縁が現れるように構成される。
(3)前記電気かみそりの一例では、前記かみそり本体に対して規定される本体奥行方向における前記肌導入抑制部の幅は前記本体奥行方向における前記刃片の幅よりも狭い。
(7)前記電気かみそりの一例では、前記抑制部接触部は弾性材料により形成される。
(9)前記電気かみそりの一例では、前記肌導入抑制部は前記内刃内部空間において前記複数の内刃孔のうち少なくとも2つ以上の前記内刃孔と対応する位置に配置されている。
(12)前記電気かみそりの一例では、前記内刃は前記内刃継手部品の短手方向において、肌との接触圧が高い短手高圧部分、および、前記短手高圧部分よりも肌との接触圧が低い短手低圧部分を有し、前記肌導入抑制部は前記内刃内部空間において、前記短手高圧部分と対応する位置に配置されている。
(14)前記電気かみそりの一例では、前記肌導入抑制部は前記内刃と一体的に形成されている。
(D)前記電気かみそりの一例では、前記肌導入抑制部は肌と接触することにより回転する回転部を有する。
図1を参照して、電気かみそり1の構成について説明する。
電気かみそり1はかみそり本体10、外刃ユニット20、および2つの内刃ユニット30を有する。電気かみそり1は内刃ユニット30を外刃ユニット20に対して往復運動させる往復動式電気かみそりの形態を有する。
内刃40は金属材料により形成されている。内刃40は内刃本体壁部41と複数の刃片42とを有し、隣接する刃片42間に内刃孔43が形成される。内刃本体壁部41および複数の刃片42は同一の材料により一体的に形成される。内刃40は内刃継手部品50とともに本体幅方向に往復運動することにより、髭を切断する。
肌導入抑制部60は樹脂材料により形成されている。肌導入抑制部60は内刃孔43を介して肌と接触することにより内刃内部空間44に肌が入り込むことを抑制する(以下、「肌導入抑制機能」)。肌導入抑制部60は内刃内部空間44において、内刃孔43と対応する位置に配置されている。図示した例では複数の肌導入抑制部60が、本体幅方向において、内刃孔43と対応する位置に配置されている。肌導入抑制部60は抑制部基礎部61および抑制部接触部62を有する。抑制部基礎部61および抑制部接触部62は同一の材料により一体的に形成される。
抑制部接触部62は抑制部基礎部61から内刃孔43に向けて延びる形状を有する。抑制部接触部62は内刃孔43を介して内刃内部空間44に導入される肌と接触する。抑制部接触部62は刃片42の先端面42Aよりも内刃内部空間側に位置している。抑制部接触部62は本体幅方向および本体奥行方向に複数の開口62Aを有する。複数の開口62Aは内刃内部空間44に髭を導入する。複数の開口62Aは抑制部接触部62のうち、内刃孔側に形成されている。
図4(a)に示すように、使用者は外刃21を肌100に押し付ける。髭110は外刃孔21Aおよび内刃孔43を介して内刃内部空間44に導入される。肌100は外刃孔21Aを介して内刃孔43に導入される。このとき、肌100は肌導入抑制部60の抑制部接触部62と接触する。図1に示す駆動部13は電源スイッチ14がオンのとき、内刃ユニット30を外刃ユニット20に対して本体方向幅方向に往復運動させる。
(1)肌導入抑制部60は内刃孔43を介して内刃内部空間44に導入される肌100と接触する構造を有するため、内刃孔43を介して、内刃内部空間44に肌が導入されることが妨げられるか、または内刃孔43および内刃内部空間44に導入される肌100の量が減る。このため、電気かみそり1は肌100に刺激を与えにくくすることができる。
図3の例では肌導入抑制部60は抑制部基礎部61、および、複数の抑制部接触部62を含む。1つの抑制部接触部62、および、この抑制部接触部62を支持している抑制部基礎部61の一部である抑制部基礎部61Aは肌導入抑制部60の基本要素としての肌導入抑制部60Aを構成している。肌導入抑制部60Aは本体幅方向に例えば3つ並べられている。隣り合う肌導入抑制部60の抑制部基礎部61Aは互いに結合して、抑制部基礎部61を構成している。複数の肌導入抑制部60Aは抑制部基礎部61Aが互いに結合していることにより、個々の肌導入抑制部60Aよりも大きい1つの肌導入抑制部60を構成している。
第2実施形態の電気かみそり1は次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の内刃ユニット30は図3等に示される肌導入抑制部60を有する。第2実施形態の内刃ユニット30は図5等に示される肌導入抑制部260を有する。なお、第2実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
肌導入抑制部260は肌導入抑制機能を有する。肌導入抑制部260は内刃内部空間44において、内刃孔43と対応する位置に配置されている。肌導入抑制部260は本体幅方向において、内刃孔43と対応する位置に複数形成されている。肌導入抑制部260は抑制部基礎部261、抑制部接触部262、および抑制部弾性部263を有する。肌導入抑制部260は抑制部基礎部261および抑制部接触部262が同一の材料により形成されている。
使用者は外刃21を肌100に押し付ける。このとき、使用者による押し付け方によっては外刃21に作用する圧力が不均一になる場合がある。いわゆる片当てとよばれるこの現象が生じると、例えば、ある外刃21には押付圧力PAが作用する。一方、他の外刃21には押付圧力PBが作用する。押付圧力PBは押付圧力PAよりも小さい圧力を示す。
(4)外刃21の肌100に対する押付圧力に応じて、抑制部弾性部263が弾性変形するため、外刃21の肌100に対する押付圧力に応じて、抑制部接触部262の位置が変化する。このため、いわゆる片当たりの現象が生じても、抑制部接触部262と肌100との接触圧力が不均一になることを抑制できる。
第3実施形態の電気かみそり1は次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の内刃ユニット30は図3等に示される肌導入抑制部60を有する。第3実施形態の内刃ユニット30は図7等に示される肌導入抑制部360を有する。さらに、第3実施形態の電気かみそり1は図7等に示される押付圧力検出部370および制御部380を有する。なお、第3実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
電気かみそり1は肌導入抑制部360、押付圧力検出部370、および制御部380を有する。
抑制部接触部362は抑制部基礎部361から内刃孔43に向けて延びる形状を有する。抑制部接触部362は先端を本体長手方向において変化させることが可能な構造を有する。抑制部接触部362は内刃孔43を介して内刃内部空間44に導入される肌と接触する。抑制部接触部362は刃片42の先端面42Aよりも内刃内部空間側に位置している。抑制部接触部362は本体長手方向および本体奥行方向に複数の開口362Aを有する。複数の開口362Aは内刃内部空間44に髭を導入する。複数の開口362Aは抑制部接触部362のうち、内刃孔側に形成されている。
使用者は外刃21を肌100に押し付ける。例えば、片当て等の現象が生じることにより、外刃21に作用する押付圧力PXが初期の押付圧力PXAから押付圧力PXBに増加したとき、制御部380は抑制部接触部362の先端の位置を内刃孔43に近づける。すなわち、肌導入抑制部360の肌戻し力を増加させる。肌戻し力は外刃孔21Aおよび内刃孔43を介して内刃内部空間44に導入される肌を肌導入抑制部360が押し戻す力を示す。
(6)制御部380は押付圧力PXが増加したとき、抑制部接触部362の先端の位置を内刃孔43に近づけるため、押付圧力PXの変化に応じて肌戻し力を変化させることができる。
第4実施形態の電気かみそり1は次の点において第3実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第3実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第3実施形態の電気かみそり1は図7等に示される押付圧力検出部370を有する。第4実施形態の電気かみそり1は図9等に示される肌導入量検出部470を有する。なお、第4実施形態の電気かみそり1において、第3実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付して、その説明の一部または全部を省略する。
電気かみそり1は肌導入量検出部470および制御部380を有する。
肌導入量検出部470は肌導入量を検出し、検出した肌導入量に応じた肌導入量検出信号を制御部380に供給する。肌導入量は外刃孔21Aおよび内刃孔43を介して内刃内部空間44に導入された肌の量を示す。肌導入量検出部470は反射型の光電センサーが用いられる。肌導入量検出部470は内刃継手部品50に取り付けられる。肌導入量検出部470は制御部380と電気的に接続される。
使用者は外刃21を肌100に押し付ける。このとき、片当て等の現象が生じることにより、外刃21に作用する押付圧力が不均一となることがある。このため、外刃孔21Aおよび内刃孔43を介して内刃内部空間44に導入される肌の量が外刃21および内刃40の位置により変化する。肌導入量検出部470は所定量の光を肌に照射する。肌導入量検出部470が照射した光は肌100に到達し反射する。反射した光は肌導入量検出部470に戻る。肌導入量検出部470は光を肌に照射してから反射した光が肌導入量検出部470に戻ってくるまでの時間Tを検出する。制御部380は時間Tが所定の閾値TXよりも短いとき、肌導入量が増加している旨判定する。制御部380は肌導入量が増加している旨判定したとき、抑制部接触部362の先端の位置を内刃孔43に近づける。すなわち、肌導入抑制部360の肌戻し力を増加させる。
(第5実施形態)
第5実施形態の電気かみそり1は次の点において第2実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第2実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第2実施形態の電気かみそり1は図5等に示される肌導入抑制部260を有する。第5実施形態の電気かみそり1は図11等に示される肌導入抑制部260に加えて振動付与部500を有する。なお、第5実施形態の電気かみそり1において、第2実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
電気かみそり1は振動付与部500を有する。振動付与部500は肌導入抑制部260に振動を付与する。振動付与部500は電動モーター510、カム部材520、およびガイド530を有する。
電動モーター510により出力軸511が回転運動する。出力軸511が回転運動することにより、第1カム部材521が回転運動する。第1カム部材521が回転運動することにより、第2カム部材522が本体長手方向に往復運動する。このため、肌導入抑制部260が振動する。これにより、肌導入抑制部260に付着した髭くずが振るい落とされる。
(7)振動付与部500は肌導入抑制部260を振動させるため、肌導入抑制部260に付着した髭くずを振るい落とすことができる。このため、内刃内部空間44に髭が導入されにくくなることを抑制できる。
第6実施形態の電気かみそり1は次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の電気かみそり1は図3等に示される肌導入抑制部60を有する。第6実施形態の電気かみそり1は図13等に示される肌導入抑制部660を有する。なお、第6実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
肌導入抑制部660は肌導入抑制機能を有する。肌導入抑制部260は内刃内部空間44において、内刃孔43と対応する位置に配置されている。肌導入抑制部660は回転軸661および回転部662を有する。
使用者は外刃21を肌100に押し付ける。肌100は外刃孔21Aおよび内刃孔43を介して内刃内部空間44に導入される。導入された肌100は回転部662と接触する。使用者は外刃21を肌100に押し付けた状態で、肌100に対する外刃21および内刃40の位置を変化させる。回転部662は肌100に対する外刃21および内刃40の移動に応じて、肌100と接触した状態を維持しながら回転する。
(8)回転部662は肌100と接触することにより回転する構造を有するため、肌導入抑制部660と肌100との摩擦力を低減することができる。
第7実施形態の電気かみそり1は次の点において第1実施形態の電気かみそり1と相違し、その他の点において第1実施形態の電気かみそり1と同じ構成を有する。第1実施形態の電気かみそり1は図3等に示される肌導入抑制部60を有する。第7実施形態の電気かみそり1は図15等に示される肌導入抑制部760を有する。なお、第7実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
図15および図16に示されるように、肌導入抑制部760は肌導入抑制機能を有する。肌導入抑制部760は内刃内部空間44において、内刃孔43と対応する位置に配置されている。肌導入抑制部760は本体幅方向において、内刃孔43と対応する位置に複数形成されている。肌導入抑制部760は抑制部基礎部761、抑制部接触部762、回転部763を有する。抑制部基礎部761および抑制部接触部762が同一の材料により一体的に形成される。
抑制部接触部762は内刃孔43に向けて延びる形状を有する。抑制部接触部762は肌導入抑制機能を有する。抑制部接触部762は刃片42の先端面42Aよりも内刃内部空間側に位置している。
使用者は外刃21を肌100に押し付ける。肌100は外刃孔21Aおよび内刃孔43を介して内刃内部空間44に導入される。導入された肌100は回転部763と接触する。使用者は外刃21を肌100に押し付けた状態で、肌100に対する外刃21および内刃40の位置を変化させる。回転部763は肌100に対する外刃21および内刃40の移動に応じて、肌100と接触した状態を維持しながら回転する。
図15および図16の例では肌導入抑制部760は抑制部基礎部761、および、複数の抑制部接触部762を含む。1つの抑制部接触部762、および、この抑制部接触部762を支持している抑制部基礎部761の一部である抑制部基礎部761Aは肌導入抑制部760の基本要素としての肌導入抑制部760Aを構成している。肌導入抑制部760Aは本体幅方向に例えば3つ並べられている。隣り合う肌導入抑制部760の抑制部基礎部761Aは互いに結合して、抑制部基礎部761を構成している。複数の肌導入抑制部760Aは抑制部基礎部761Aが互いに結合していることにより、個々の肌導入抑制部760Aよりも大きい1つの肌導入抑制部760を構成している。複数の肌導入抑制部760Aのそれぞれは互いに異なる1つの内刃孔43に対応して配置されている。
第8実施形態の電気かみそり1は第1実施形態の肌導入抑制部60の代わりに、図17に示される肌導入抑制部860を有する。なお、第8実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
肌導入抑制部860は肌導入抑制機能を有する。肌導入抑制部860は抑制部基礎部861、および、複数の抑制部接触部862を含む。1つの抑制部接触部862、および、この抑制部接触部862を支持している抑制部基礎部861の一部である抑制部基礎部861Aは肌導入抑制部860の基本要素としての肌導入抑制部860Aを構成している。肌導入抑制部860Aは本体幅方向に並べられている。隣り合う肌導入抑制部860の抑制部基礎部861Aは互いに結合して、抑制部基礎部861を構成している。複数の肌導入抑制部860Aは抑制部基礎部861Aが互いに結合していることにより、個々の肌導入抑制部860Aよりも大きい1つの肌導入抑制部860を構成している。複数の肌導入抑制部860Aのそれぞれは互いに異なる1つの内刃孔43に対応して配置されている。複数の肌導入抑制部860Aは全ての内刃孔43にそれぞれ対応している。本体長手方向における抑制部接触部862の先端面862Aの位置は刃片42の先端面42Aの位置と実質的に一致している。第8実施形態の電気かみそり1は上記(1)〜(3)と同様の効果を奏する。
第9実施形態の電気かみそり1は第8実施形態の内刃ユニット30の代わりに、図18に示される内刃ユニット930を有する。なお、第9実施形態の電気かみそり1において、第8実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
内刃ユニット930は複数の内刃940を有する。複数の内刃940は本体幅方向に配置されている。内刃940は内刃本体壁部941、刃片942、および、内刃孔943を有する。
(9)一般的に、肌の窪んだ部分に生えている髭は剃りにくい。顎下は肌の窪んだ部分の一例に該当する。電気かみそり1によれば、外刃921がアーチ形状を有している。このため、外刃921が肌の窪んだ部分にフィットしやすい。このため、髭の剃り残しが生じにくくなる。一方、外刃921および内刃940がアーチ形状を有していることにより、長手高圧部分RAに存在している内刃孔943を介して内刃内部空間944に肌が入り込みやすい。このため、肌導入抑制部960が存在していない電気かみそりの形態によれば、肌に強い刺激を与えるおそれがある。すなわち、外刃921および内刃940のアーチ形状は髭の剃り性を高める一方、肌に強い刺激を付与するおそれを高める。
第10実施形態の電気かみそり1は第9実施形態の内刃ユニット930の代わりに、図19に示される内刃ユニット130Aを有する。なお、第10実施形態の電気かみそり1において、第9実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
内刃ユニット130Aは複数の内刃140A、および、肌導入抑制部960を有する。複数の内刃140Aは本体幅方向に配置されている。内刃140Aは内刃本体壁部141A、刃片142A、および、内刃孔143Aを有する。
(10)電気かみそり1は長手高圧部分RAAに存在している内刃孔143Aに対応する内刃内部空間144Aに肌導入抑制部960が配置されている。このため、長手高圧部分RAAに対応する内刃内部空間144Aに肌が導入されにくい。このため、肌に強い刺激を与えるおそれが低減される。
第11実施形態の電気かみそり1は第8実施形態の肌導入抑制部860の代わりに、図20等に示される肌導入抑制部160Bを有する。なお、第11実施形態の電気かみそり1において、第8実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
図20に示されるように、電気かみそり1は複数の肌導入抑制部160Bを含む。複数の肌導入抑制部160Bは本体幅方向に並べられている。複数の肌導入抑制部160Bのそれぞれは互いに異なる1つの内刃孔43に対応する内刃内部空間44に配置されている。複数の肌導入抑制部160Bは全ての内刃孔43にそれぞれ対応している。
第2肌導入抑制部162Bの幅は第1肌導入抑制部161Bの幅よりも短い。第1肌導入抑制部161Bの幅は第1肌導入抑制部161Bの一方の端面から他方の端面までの距離である。第2肌導入抑制部162Bの幅は第2肌導入抑制部162Bの一方の端面から他方の端面までの距離である。
(11)電気かみそり1は短手高圧部分RZAに存在している内刃孔43に対応する内刃内部空間44に第2肌導入抑制部162Bが配置されている。このため、短手高圧部分RZAに対応する内刃内部空間44に肌が導入されにくい。このため、肌に強い刺激を与えるおそれが低減される。
第12実施形態の電気かみそり1は第1実施形態の肌導入抑制部60の代わりに、図23に示される肌導入抑制部160Cを有する。なお、第12実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
肌導入抑制部160Cは内刃内部空間44において、内刃孔43と対応する位置に配置されている。肌導入抑制部160Cは本体幅方向、すなわち内刃継手部品50の長手方向において、各内刃孔43と対応する位置にそれぞれ配置されている。肌導入抑制部160Cは抑制部基礎部161Cおよび抑制部接触部162Cを有する。
(12)抑制部基礎部161Cは内刃40と相似する形状であるため、本体長手方向における、刃片42の先端面42Aに対する抑制部接触部162Cの先端面162CXの位置決めの精度を高めることができる。
第13実施形態の電気かみそり1は第1実施形態の内刃ユニット30の代わりに、図24に示される内刃ユニット130Dを有する。なお、第13実施形態の電気かみそり1において、第1実施形態の電気かみそり1と共通する構成については同一の符号を付してその説明の一部または全部を省略する。
内刃ユニット130Dは内刃140Dおよび肌導入抑制部160Dを有する。内刃ユニット130Dは内刃140Dが外刃(図示略)に対して回転することにより、外刃から導入された髭を切断する、いわゆる回転式の構造を有する。内刃140Dは円形の内刃継手部品150Dの周方向に間隔をあけて複数配置されている。
(その他の実施形態)
本電気かみそりは第1実施形態〜第13実施形態とは異なるその他の実施形態を含む。その他の実施形態は例えば以下に示される変形例を含む。変形例及び実施形態は技術的に矛盾しない範囲において互いに組み合わせることができる。
10A :本体正面
10B :本体背面
10C :本体右側面
10D :本体左側面
11 :グリップ部
12 :ヘッド部
13 :駆動部
14 :電源スイッチ
20 :外刃ユニット
21 :外刃
21A :外刃孔
22 :外刃ケース
30 :内刃ユニット
40 :内刃
41 :内刃本体壁部
42 :刃片
42A :先端面
43 :内刃孔
44 :内刃内部空間
50 :内刃継手部品
60 :肌導入抑制部
60A :肌導入抑制部
61 :抑制部基礎部
61A :抑制部基礎部
62 :抑制部接触部
62A :開口
100 :肌
110 :髭
121A :外刃
130A :内刃ユニット
130D :内刃ユニット
140A :内刃
140D :内刃
141A :内刃本体壁部
142A :刃片
142X :先端面
143A :内刃孔
143D :内刃孔
144A :内刃内部空間
144D :内刃内部空間
150D :内刃継手部品
160B :肌導入抑制部
160C :肌導入抑制部
160D :肌導入抑制部
160DA:肌導入抑制部
161B :肌導入抑制部
161C :抑制部基礎部
161D :抑制部基礎部
161DA:抑制部基礎部
162B :肌導入抑制部
162C :抑制部接触部
162CX:先端面
162D :抑制部接触部
260 :肌導入抑制部
261 :抑制部基礎部
262 :抑制部接触部
263 :抑制部弾性部
360 :肌導入抑制部
360A :肌導入抑制部
361 :抑制部基礎部
361A :抑制部基礎部
362 :抑制部接触部
362A :開口
370 :押付圧力検出部
380 :制御部
470 :肌導入量検出部
500 :振動付与部
510 :電動モーター
511 :出力軸
520 :カム部材
521 :第1カム部材
522 :第2カム部材
530 :ガイド
660 :肌導入抑制部
661 :回転軸
662 :回転部
662A :肌接触面
760 :肌導入抑制部
760A :肌導入抑制部
761 :抑制部基礎部
761A :抑制部基礎部
762 :抑制部接触部
762A :開口
762B :先端凹部
763 :回転部
763A :回転球面
860 :肌導入抑制部
860A :肌導入抑制部
861 :抑制部基礎部
861A :抑制部基礎部
862 :抑制部接触部
862A :先端面
921 :外刃
930 :内刃ユニット
940 :内刃
941 :内刃本体壁部
942 :刃片
942A :先端面
943 :内刃孔
944 :内刃内部空間
960 :肌導入抑制部
960A :肌導入抑制部
961 :抑制部基礎部
961A :抑制部基礎部
962 :抑制部接触部
962A :先端面
T :時間
TX :閾値
PA :押付圧力
PB :押付圧力
PX :押付圧力
PXA :押付圧力
PXB :押付圧力
RA :長手高圧部分
RAA :長手高圧部分
RB :長手低圧部分
RBB :長手低圧部分
RZA :短手高圧部分
RZB :短手低圧部分
SA :隙間空間
SB :余裕空間
XA :幅寸法
XB :距離
Claims (8)
- 外刃、内刃、内刃継手部品、および、肌導入抑制部を備える電気かみそりであって、
前記外刃は外刃孔を有し、
前記内刃は内刃本体壁部、複数の刃片、内刃孔、および、内刃内部空間を有し、前記外刃に対して往復運動することにより前記外刃孔から導入された毛を切断し、
前記内刃本体壁部は前記内刃継手部品と結合され、
前記内刃内部空間は前記内刃本体壁部および前記複数の刃片に囲まれて形成され、
前記肌導入抑制部は前記内刃内部空間において前記内刃孔と対応する位置に配置され、前記内刃孔を介して前記内刃内部空間に導入される肌と接触するように構成され、第1肌導入抑制部、および、前記第1肌導入抑制部から突出する第2肌導入抑制部を有し、
前記かみそり本体に対して規定される本体奥行方向における前記第2肌導入抑制部の幅は前記本体奥行方向における前記刃片の幅よりも狭い
電気かみそり。 - 前記内刃は前記本体奥行方向において前記内刃内部空間の両側に位置する一対の前記内刃本体壁部を有し、
前記本体奥行方向における前記第1肌導入抑制部の幅は前記本体奥行方向における一方の前記内刃本体壁部の内縁と他方の前記内刃本体壁部の内縁との間隔以下である
請求項1に記載の電気かみそり。 - 前記第1肌導入抑制部は前記内刃継手部品または前記内刃本体壁部と結合され、前記第2肌導入抑制部を支持し、
前記第2肌導入抑制部は前記内刃孔に向けて延びる形状を有し、前記内刃の先端よりも前記内刃内部空間側に位置している、または、前記外刃と前記内刃の先端との間に位置している
請求項1または2に記載の電気かみそり。 - 前記肌導入抑制部は前記内刃内部空間において前記複数の内刃孔のうち少なくとも2つ以上の前記内刃孔と対応する位置に配置されている
請求項1〜3のいずれか一項に記載の電気かみそり。 - 前記内刃は前記内刃継手部品の長手方向において肌との接触圧が高い長手高圧部分、および、前記長手高圧部分よりも肌との接触圧が低い長手低圧部分を有し、
前記肌導入抑制部は前記内刃内部空間において前記長手高圧部分と対応する位置に配置されている
請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気かみそり。 - 前記第2肌導入抑制部は前記内刃内部空間において前記内刃継手部品の短手方向に複数配置されている
請求項1〜5のいずれか一項に記載の電気かみそり。 - 前記内刃は前記内刃継手部品の短手方向において肌との接触圧が高い短手高圧部分、および、前記短手高圧部分よりも肌との接触圧が低い短手低圧部分を有し、
前記第2肌導入抑制部は前記内刃内部空間において前記短手高圧部分と対応する位置に配置されている
請求項1〜6のいずれか一項に記載の電気かみそり。 - 前記第1肌導入抑制部は前記内刃と相似する形状を有する
請求項1〜7のいずれか一項に記載の電気かみそり。
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