JP6551312B2 - 還元剤添加制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、還元剤添加装置を制御する還元剤添加制御装置に関する。
内燃機関の排気を浄化するため、内燃機関の排気通路には排気中のNOx(窒素酸化物)を吸着して還元する触媒を有した浄化装置が配置されている。このような浄化装置では、触媒が活性化していない低温時にはNOxを吸着成分に吸着させる。一方、触媒が活性化温度に達している時には、還元剤を排気通路へ供給して、触媒上でNOxを還元させて浄化させる。
また特許文献1には、触媒の上流に燃料改質器を備えるシステムにおいて、触媒に吸着されているNOxの吸着量を推定している。そして推定した吸着量が所定の閾値に到達した際に触媒の還元温度域に応じて還元剤種を選択している。たとえば触媒が低温では改質還元剤を選択し、触媒が高温では内燃機関からポスト噴射による燃料を選択し還元している。
特開2015−108353号公報
さて、触媒に吸着されているNOxの多くはNOやNOであるが、NOはNOに比べて吸着力が弱い。そのため、NOの状態で吸着しているNOx(以下、弱NOxと記載)は、触媒が温度上昇していく過程で、低温の早いタイミングで触媒から脱離する。
前述の特許文献1に記載の技術では、推定したNOx吸着量が所定値に到達した際の触媒温度で還元剤種およびタイミングを決定している。しかし触媒が低温の状態で吸着されたNOxは、吸着力が弱いNO(二酸化窒素)で吸着される割合が多く、NOxの熱脱離開始温度が低い。そのため吸着量が閾値に到達したタイミングで還元要否および還元剤種を決定すると、吸着力の弱い弱NOxが既に触媒から脱離しているおそれがある。
そこで、本発明は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、弱い吸着力のNOxが触媒から脱離する前に還元剤を添加するように制御する還元剤添加制御装置を提供することを目的とする。
本発明は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
本発明は、内燃機関(11)の排気中のNOxを吸着して還元する触媒(13)が配置されている排気通路(15)のうち、触媒の上流側へ還元剤を添加する還元剤添加装置(14)の作動を制御する還元剤添加制御装置(35)であって、触媒(13)に吸着されているNOxの吸着量を算出する算出部(S1)と、触媒温度を取得する取得部(S2)と、算出部によって算出された吸着量のうち、取得部にて取得された触媒温度に応じて吸着力の弱い弱NOxの量を推定する推定部(S3)と、を含み、推定部は、触媒へのNO の瞬時吸着量を積算した値を弱NOxの量として推定しており、吸着時の触媒温度が高いほど、NOxの瞬時吸着量に対するNO の瞬時吸着量の割合を小さく見積もってNO の瞬時吸着量を推定し、制御部は、推定部によって推定された弱NOxの量が所定の閾値に達したことを条件として、還元剤を添加するように制御する還元剤添加制御装置である。
また本発明は、内燃機関(11)の排気中のNOxを吸着して還元する触媒(13)が配置されている排気通路(15)のうち、触媒の上流側へ還元剤を添加する還元剤添加装置(14)の作動を制御する還元剤添加制御装置(35)であって、触媒に吸着されているNOxの吸着量を算出する算出部(S1)と、触媒の温度である触媒温度を取得する取得部(S2)と、算出部によって算出された吸着量のうち、取得部によって取得された触媒温度に応じて吸着力の弱い弱NOxの量を推定する推定部(S3)と、還元剤の排気通路への添加量を制御する制御部(S8)と、を含み、推定部は、触媒に吸着されているNOxのうち温度上昇に伴いNO からNO に遷移した量をNO 遷移量とし、NO の瞬時吸着量を積算した値からNO 遷移量を減算した値を用いて弱NOxの量を推定し、制御部は、推定部によって推定された弱NOxの量が所定の閾値に達したことを条件として、還元剤を添加するように制御する還元剤添加制御装置である。
さらに本発明は、内燃機関(11)の排気中のNOxを吸着して還元する触媒(13)が配置されている排気通路(15)のうち、触媒の上流側へ還元剤を添加する還元剤添加装置(14)の作動を制御する還元剤添加制御装置(35)であって、触媒に吸着されているNOxの吸着量を算出する算出部(S1)と、触媒の温度である触媒温度を取得する取得部(S2)と、算出部によって算出された吸着量のうち、取得部によって取得された触媒温度に応じて吸着力の弱い弱NOxの量を推定する推定部(S3)と、還元剤の排気通路への添加量を制御する制御部(S8)と、を含み、推定部は、触媒へのNO の瞬時吸着量を積算した値を弱NOxの量として推定しており、吸着時の触媒温度が高いほど、NOxの瞬時吸着量に対するNO の瞬時吸着量の割合である分配係数を小さく見積もってNO の瞬時吸着量を推定し、制御部は、推定部によって推定された弱NOxの量が所定の閾値に達したことを条件として、還元剤を添加するように制御し、分配係数は、触媒温度が250℃以上のときに最小値に設定され、触媒温度が100℃未満のときに最大値に設定される還元剤添加制御装置である。
このような本発明に従えば、NOx吸着量と触媒温度とを用いて弱NOxの量を推定する。そして吸着力が弱い弱NOxの量が、所定の閾値に達したことを条件として、還元剤を添加するように制御される。したがって弱NOxの量に着目して還元剤の添加タイミングが制御されるので、吸着力の弱い弱NOxが脱離する前に還元剤を添加して弱NOxを触媒にて還元することができる。したがって弱NOxが還元される前に脱離することを抑制することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態の燃焼システムを示す図。 NOx吸着量とNOx吸着率との関係を示すグラフ。 触媒温度とNOx熱脱離量との関係を示すグラフ。 還元剤添加処理を示すフローチャート。 触媒温度と分配係数との関係を示すグラフ。 触媒温度と移動係数との関係を示すグラフ。 第2実施形態の燃焼システムを示す図。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための形態を、複数の形態を用いて説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符号を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に関して、図1〜図6を用いて説明する。図1に示す燃焼システム10は、内燃機関であるエンジン11、過給機12、NOx浄化装置13および還元剤添加装置14を備える。燃焼システム10は、車両に搭載されたものである。車両は、エンジン11の出力を駆動源として走行する。エンジン11は、圧縮自着火式のディーゼルエンジンである。燃焼に用いる燃料には、炭化水素化合物である軽油を用いている。エンジン11は、基本的にはリーン状態で燃焼させるように作動する。つまり、燃焼室に噴射された燃料と燃焼室に吸入される空気との比率である空燃比が、空気過剰に設定された状態で燃焼、つまりリーン燃焼させている。
過給機12は、タービン21、回転軸22およびコンプレッサ23を備える。タービン21は、エンジン11の排気通路15に配置され、排気の運動エネルギにより回転する。回転軸22は、タービン21およびコンプレッサ23の各インペラを結合することで、タービン21の回転力をコンプレッサ23に伝達する。コンプレッサ23は、エンジン11の吸気通路16に配置され、吸気を圧縮してエンジン11へ過給する。
吸気通路16のうちコンプレッサ23の下流側には、図示しない冷却器が配置されている。冷却器は、コンプレッサ23で圧縮された吸気である加圧空気を冷却する。冷却器により冷却された圧縮吸気は、図示しないスロットルバルブにより流量調整され、エンジン11が有する複数の燃焼室へ分配される。排気通路15のうちタービン21の下流側にはNOx浄化装置13が配置され、さらにその下流側には図示しない微粒子捕集装置(以下、DPF)が配置されている。DPFは、排気に含まれている微粒子を捕集する。
排気通路15のうちNOx浄化装置13の上流側には、還元剤添加装置14の供給通路31が接続されている。この供給通路31から排気通路15へ、還元剤添加装置14により生成された改質燃料が還元剤として添加される。改質燃料とは、還元剤として用いる炭化水素化合物(燃料)を部分的に酸化して、アルデヒド、オレフィン、水素およびCO等を含む部分酸化炭化水素に改質したものである。
NOx浄化装置13は、排気通路15に設けられ、改質触媒32によって生成された還元剤を用いて、排気中の窒素酸化物を浄化する浄化触媒を有する。NOx浄化装置13は、浄化触媒として、たとえばNOx吸蔵還元触媒(LNT:Lean NOx Trap)を用いて排気を浄化する。具体的には、LNTは、リーン雰囲気時に吸蔵材によって排気中のNOxを吸蔵する。そしてNOxの吸蔵量が十分な量となったら、例えばアルデヒドおよび活性HCを還元剤としてNOxをN(窒素分子)に還元し、浄化する。ここで示すアルデヒドはアルデヒド基をもつ炭化水素を示し、活性HCとは2重、3重結合を持つ不飽和炭化水素を示す。このようにNOx浄化装置13および還元剤添加装置14によって、排気が浄化される。したがってNOx浄化装置13および還元剤添加装置14は、排気浄化装置として機能する。
NOx浄化装置13は、ハウジング内にハニカム状の担体を収容して構成される。担体の表面にはコーティング材が設けられており、そのコーティング材にはNOx吸着材と還元触媒が担持されている。吸着剤としてはアルカリ土類金属であるK、Li、Ba等であり、還元触媒としてはPt、Pd、Rh、Ru、Irなどの白金族であることが望ましい。さらに、この還元触媒は、NOx吸着機能に加えて活性酸素を吸着する機能も有している。
次に、還元剤添加装置14について説明する。還元剤添加装置14は、排気通路15のうちNOx浄化装置13の上流側へ還元剤として改質燃料を添加する。還元剤添加装置14は、供給通路31、噴射弁33、調整弁34、改質触媒32および電子制御装置(Electronic Control Unit:略称ECU)35を備える。供給通路31は、図1に示すように、上流側から空気が供給されて、下流側が排気通路15に接続されている。改質触媒32、噴射弁33および調整弁34は、供給通路31に設けられている。
調整弁34は、供給通路31の最も上流側に設けられる。調整弁34は、ECU35によって開度が制御される。したがって供給通路31を通過する空気量は、調整弁34によって制御される。
噴射弁33は、調整弁34の下流側に配置される。噴射弁33は、供給通路31に対して、改質前の改質前添加剤である燃料を添加する添加部として機能する。噴射弁33は、図示は省略するが、噴孔が形成されたボデー、電気アクチュエータおよび弁体を有する。電気アクチュエータを通電オンさせると、弁体が開弁作動して噴孔から供給通路31へ燃料が噴射され、通電オフさせると弁体が閉弁作動して燃料噴射が停止される。したがってECU35は、電気アクチュエータへの通電を制御することで、供給通路31への単位時間当たりの燃料噴射量を制御する。燃料タンク36内の液体燃料は、燃料ポンプ37により噴射弁33へ供給される。燃料タンク36内の燃料は、前述した燃焼用の燃料としても用いられており、エンジン11の燃焼に用いる燃料と、還元剤として用いる燃料は共用される。噴射弁33から供給通路31へ噴射された燃料は、空気とともに改質触媒32に衝突する。改質触媒32は、噴射弁33から添加された燃料を改質して還元剤を生成する。
次に、ECU35に関して説明する。ECU35が備えるマイコンは、プログラムを記憶する記憶装置と、記憶されたプログラムにしたがって演算処理を実行する中央演算処理装置等のプロセッサと、を備える。記憶装置は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムおよびデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって実現される。
ECU35は、単位時間当りのエンジン回転数およびエンジン負荷等の各種検出値に基づき、エンジン11の作動を制御する。エンジン回転数は、エンジン11の出力軸近傍に取り付けられたクランク角センサにより検出される。エンジン負荷を表す物理量としては、吸気圧、吸気量、アクセルペダル踏込量等が挙げられる。吸気圧は、吸気通路16のうちコンプレッサ23の下流側部分に取り付けられた吸気圧センサにより検出される。吸気量は、吸気通路16のうちコンプレッサ23の上流側部分に取り付けられたエアフロメータにより検出される。アクセルペダル踏込量は、アクセルペダルに取り付けられたアクセルセンサにより検出される。
ECU35は、エンジン回転数やエンジン負荷等のエンジン11の作動状態の検出値に加え、反応室温度センサ、触媒温度センサ38、排気温度センサ、および排気圧センサなどにより検出された物理量を取得する。そして、これらの物理量に基づき、還元剤添加装置14の作動を制御する。
触媒温度センサ38は、温度検出部であって、NOx浄化装置13に取り付けられ、触媒の雰囲気温度、つまり触媒温度を検出する。排気温度センサは、排気通路15に取り付けられて排気温度を検出する。排気圧センサは、排気通路15に取り付けられて排気圧力を検出する。排気温度センサおよび排気圧センサは、排気通路15のうちNOx浄化装置13の上流側に取り付けられている。
さて、本発明者らがNOx吸着量、NOx吸着率および触媒温度の関係を試験したところ、図2に示す結果が得られた。横軸のNOx吸着量とは、NOx浄化装置13で吸着されているNOx量のことであり、NOx浄化装置13の1リットル容積当りに吸着されているNOxの質量である。縦軸のNOx吸着率とは、NOx浄化装置13へ流入させたNOx量に対するNOx吸着量の割合のことである。この試験では、所定温度に触媒温度を維持させた状態で、NOx浄化装置13へNOxを流入させた時のNOx吸着量およびNOx吸着率を計測している。上記所定温度を100℃、150℃、200℃の各々に設定した場合について、上記試験を実施して図2に示す試験結果を得ている。
図2の試験結果は、いずれの触媒温度であっても、NOx吸着量の増大に伴いNOx吸着率が低下していくことを示し、また、触媒温度が低いほど、NOx吸着力が弱くなり、NOx吸着量の増大に伴うNOx吸着率の低下が顕著になることを示す。このような試験結果になる理由は、触媒温度が低いほど、触媒の活性化度合いが低く、触媒の酸化力が低下していることが原因と考察される。
次に、本発明者らがNOx熱脱離量および触媒温度の関係を試験したところ、図3に示す結果が得られた。縦軸のNOx熱脱離とは、触媒に吸着されているNOxが、触媒の温度上昇に伴い触媒から脱離を開始する現象のことである。図3は、十分な量のNOxが吸着された状態の触媒を温度上昇させていき、NOx熱脱離量を計測した試験結果である。図3中の実線(1)は、触媒温度を100℃に維持させた状態で十分な量のNOxを吸着させて、NOx熱脱離量を計測した結果である。図3中の一点鎖線(2)は、触媒温度を200℃に維持させた状態で十分な量のNOxを吸着させて、NOx熱脱離量を計測した結果である。
そして、図3の(1)(2)に示す試験結果から、NOx吸着時の触媒温度が低いほど、NOx吸着力が弱いことに起因して、NOx熱脱離の開始温度が低くなることが分かる。具体的には、100℃で吸着した場合には150℃で熱脱離を開始し、200℃で吸着した場合には225℃で熱脱離を開始する。
触媒に吸着されているNOxの多くはNOやNOであるが、NOはNOに比べて吸着力が弱い。そのため、NOの状態で吸着しているNOxである弱NOxは、触媒が温度上昇していく過程で、図3に示すように、低温の早いタイミング、たとえば150度で触媒から脱離を開始する。したがって、脱離した弱NOxは還元されずに大気へ放出されることになる。これに対してNOの状態で吸着しているNOxである強NOxは、吸着力が強いので、大部分は脱離せずに吸着されたままである。そして強NOxは、たとえば250℃から脱離を開始する。
次に、ECU35の制御に関して説明する。ECU35は、制御部であって、還元剤添加装置14を制御して、還元剤の添加量を制御する。添加量の制御とは、添加量0の制御も含むので、添加するタイミングの制御も含む。ECU35は、図2および図3のNOx吸着量などの特性を踏まえて、還元剤を添加するタイミングを制御する。
具体的には、図4に示す手順のプログラムをマイコンが所定周期で繰り返し実行することで、還元剤添加装置14の作動を制御する。ステップS1では、NOx浄化装置13の触媒におけるNOx吸着量を推定し、ステップS2に移る。NOx吸着量には、弱NOxおよび強NOxの両方が含まれている。算出手法の一例としては、エンジン11の運転状態に応じた推定が挙げられる。例えば、エンジン負荷、エンジン回転数、EGR率、過給圧等のエンジン11運転状態の値に対するNOxの排出量を、予め試験して取得しておき、その試験結果をマップ化して記憶させておく。そして、実際に検出されたエンジン11運転状態の値に基づき、上記マップを参照してNOx排出量を算出する。そして、NOx排出量とNOx吸着量との相関に基づき、算出されたNOx排出量からNOx吸着量を算出する。例えば、NOx吸着量に所定の係数を乗算してNOx吸着量を算出する。
ステップS2では、触媒温度センサ38から触媒温度を取得し、ステップS3に移る。ステップS2の処理を実施することによって、触媒温度を取得する取得部として機能する。ステップS3では、触媒温度センサ38からの信号を基にNOxの吸着状態として、弱NOxの量を推定し、ステップS4に移る。弱NOxの量を推定するために、たとえば図5の特性を用いる。図5では、触媒温度に基づき分配係数を設定する。分配係数とは、NOx吸着量に対する弱NOxの量の割合のことである。例えば、触媒温度に対する分配係数の値を、予め試験して取得しておき、その試験結果を図5に示すマップにして記憶させておく。そして、実際に検出された触媒温度に基づき、図5のマップを参照して分配係数を算出する。
分配係数は、触媒温度が高いほど小さい値に設定される。但し、図5のマップに示すように、触媒温度が高温のたとえば250℃以上であれば、分配係数は最小値に設定される。また、触媒温度が低温のたとえば100℃未満であれば、分配係数は最大値に設定される。
したがってステップS3では、ステップS1で算出したNOx吸着量に分配係数を乗算することで、弱NOxの量を算出する。このステップS3で算出される弱NOxの量は瞬時的なものであり、単位時間あたりに触媒に吸着される量である。
ステップS4では、触媒温度センサ38の信号に基づき、前回の積算弱NOxの量が強吸着状態へシフトする量を推定し、ステップS5に移る。弱NOxの量は、弱吸着状態のNOが触媒温度に応じて強吸着状態のNOへ反応が進むので、このシフト量を考慮する必要がある。そこで具体的には、まず現時点での触媒温度に基づき移動係数を設定する。移動係数とは、弱NOxの量に対する、弱NOxから強NOxに遷移した量の割合のことである。例えば、触媒温度に対する移動係数の値を、予め試験して取得しておき、その試験結果を図6に示すようなマップにして記憶させておく。そして、実際に検出された触媒温度に基づき、上記マップを参照して移動係数を算出する。
移動係数は、触媒温度が高いほど大きい値に設定される。よって、触媒温度が高いほど、強NOxへの遷移量を小さく見積もって弱NOxの量が推定される。そして前回の積算弱NOxの量に設定した移動係数を乗算することで、弱NOxから強NOxへ遷移した量であるシフト量を算出する。
ステップ5では、前回の積算弱NOxの量に対してステップS3で求めた今回の弱NOxの量を加算し、ステップS4で求めたシフト量を減算することで、積算弱NOxの量を求め、ステップS6に移る。これによって、還元されてから、いままでに触媒に吸着されているNOの量を推定する。
ステップS6では、積算弱NOxの量が所定の閾値よりも大きいか否かを判断し、大きい場合には、ステップS7に移り、大きくない場合には、本フローを終了する。閾値は、弱NOxの脱離を抑制できる量に設定される。
ステップS7では、触媒温度が改質可能温度よりも大きいか否かを判断し、大きい場合には、ステップS8に移り、大きくない場合には、本フローを終了する。触媒温度が改質可能温度、たとえば200℃よりも小さい場合には、還元剤を添加しても還元できないからである。ステップS8では、還元剤を添加するように還元剤添加装置14を制御し、本フローを終了する。ステップS8によって、触媒に吸着されている弱NOxおよび強NOxが還元される。
このようにECU35は、触媒に吸着されているNOxの吸着量を算出する算出部して機能する。さらにECU35は、吸着量と触媒温度とを用いて、触媒温度が所定の温度以下のときにNOとして吸着された吸着量である弱NOxの量を推定する推定部としても機能する。前述のように吸着時の触媒温度に応じて吸着するNOxの吸着力が異なり、弱い吸着力のNOは低温から脱離し、触媒がNOxを保持できないという点に着目している。そして触媒温度に応じて吸着状態として、強NOxと弱NOxの吸着量を推定し、積算弱NOxの量を基に還元剤を添加するタイミングを制御している。
以上説明したように本実施形態のECU35は、還元剤添加制御装置として機能し、吸着量と触媒温度とを用いて弱NOxの量を推定する。触媒に吸着されているNOxには、NOとNOが存在する。NOの吸着力はNOの吸着力に比べて弱いことは先述したとおりであり、吸着時の触媒温度が低いほど、NOの状態で吸着されにくくなり、強吸着量に対する弱NOxの量の割合が高くなる。このような吸着力が弱い弱NOxの量が、所定の閾値に達したことを条件として、還元剤を添加するように制御される。したがって弱NOxの量に着目して還元剤の添加タイミングが制御されるので、弱NOxが脱離する前に還元剤を添加して弱NOxを触媒にて還元することができる。したがって弱NOxが脱離することを抑制することができる。
閾値は、好ましくは、弱NOxの脱離を抑えつつ、還元剤の添加量が少なくなるように設定される。還元剤の添加のインターバルが短いほど、弱NOxの脱離を抑制できるが、還元剤の消費が多くなるからである。したがって好ましくは目標とする浄化率を満たすように、閾値が設定される。
また本実施形態では、触媒へのNOの瞬時吸着量を積算した値を弱NOxの量として推定しており、吸着時の触媒温度が高いほど、NOxの瞬時吸着量に対するNOの瞬時吸着量の割合を小さく見積もってNOの瞬時吸着量を推定する。ここで、触媒に吸着されるNOxの多くはNOやNOの状態で吸着されることは前述した通りであり、吸着時の触媒温度が低いほど、NOの状態で吸着されにくくなり、強NOxに対する弱NOxの割合が高くなる。したがって、触媒へ流入するNOx量が同じで、かつ、そのNOxに含まれるNOの割合が同じであっても、その時の触媒温度が低いほど弱NOxの割合が多くなる。この点を鑑みた本実施形態では、前述したようにNOx吸着時の触媒温度が高いほど、NOxの瞬時吸着量に対するNOの瞬時吸着量の割合を小さく見積もるので、吸着時の触媒温度が高いほど弱NOxの量が少なく推定される。よって、吸着時の触媒温度をも考慮して弱NOxの量を推定するので、弱NOxの量を精度良く推定できる。
さらに本実施形態では、触媒に吸着されているNOxのうち、温度上昇に伴いNOからNOに遷移した量をNO遷移量であるシフト量とし、NOの瞬時吸着量を積算した値からシフト量を減算した値を用いて弱NOxの量を推定する。ここで、触媒温度が所定温度(例えば100℃)以上であれば、弱NOxが強NOxに遷移する現象が生じる。この点を鑑みた本実施形態では、このように遷移したシフト量、つまり強NOx遷移量を考慮して、弱NOxの量を推定するので、弱NOxの量を精度良く推定できる。
また本実施形態では、還元剤が触媒によって還元効果を発揮する温度を改質可能温度とし、推定された弱NOxの量が閾値に達し、かつ触媒温度が改質可能温度以上であることを条件として、還元剤を添加するように制御する。触媒温度が改質可能温度未満であると、還元剤を添加しても還元されず添加剤が無駄になってしまう。そこで改質可能温度以上のときに還元剤を添加することによって、確実に吸着しているNOxを還元することができる。
さらに本実施形態では、還元剤添加装置14は、改質前の改質前添加剤を添加する噴射弁33と、噴射弁33から添加された改質前添加剤を改質して還元剤を生成する改質触媒32と、を含む。改質前添加剤は、エンジン11に用いられる燃料である。これによってエンジン11に用いられる燃料と、改質前添加剤とを共用することができる。したがって別に添加剤を用意するよりも構成を簡略化することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に関して、図7を用いて説明する。本実施形態では、還元剤添加装置14の供給通路312の構成が異なる点に特徴を有する。供給通路312は、図7に示すように、排気通路15の分岐部41から分岐し、分岐部41の下流側に位置する排気通路15の合流部42で合流する通路である。したがって供給通路312には、排気通路15を流れる排気の一部が流入する。
改質触媒32の上流側であって、供給通路312には、調整弁34が設けられている。調整弁34は、供給通路312を通過する排気の流量を調整する。調整弁34、たとえば片持ちドアおよびバタフライドアによって構成され、ドアが角変位することによって供給通路312を開閉する。また調整弁34は、改質触媒32の下流側に設けてもよい。
このように供給通路312は、排気が通過するので、排気の熱によって改質触媒32を加熱することができる。したがって改質触媒32の温度の上昇に排気を用いることができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の実施形態の構造は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、還元剤添加装置14から添加される添加剤は、燃料であるが燃料に限るものではなく、還元剤のための専用の添加剤であってもよい。
前述の第1実施形態では、圧縮自着火式のディーゼルエンジンに還元剤添加装置14を適用させており、燃焼用の燃料として用いる軽油を還元剤として用いている。これに対し、点火着火式のガソリンエンジンに還元剤添加装置14を適用させて、燃焼用の燃料として用いるガソリンを還元剤として用いてもよい。
また前述の第1実施形態では、還元剤添加装置14として、改質触媒32を含んでいるが、このような構成に限るものではない。たとえばポスト噴射によって、排気通路15に燃料を供給して、燃料を排気の熱によって改質してもよい。
また前述の第1実施形態では、内燃機関のNOx排出量は、エンジン11の運転状態に応じて推定しているが、このような推定方法に限るものではない。たとえば触媒の上流にNOxセンサを搭載し、NOx排出量を直接検出してもよい。
また前述の第1実施形態では、まず弱NOxおよび強NOxを含んで吸着されている吸着量を推定しているが、このような構成に限るものではない。NOxの吸着量を用いずに、マップなどから触媒温度を用いて弱NOxの量を推定してもよい。
前述の第1実施形態は、ECU35によって還元剤添加制御装置を実現しているが、このような構成に限るものではない。還元剤添加制御装置としてのECU35が提供する手段および/または機能は、実体的な記憶媒体に記録されたソフトウェアおよびそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組合せによって提供することができる。例えば、制御装置がハードウェアである回路によって提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって提供することができる。また、ECU35に替えてマイコンがオゾン供給制御装置を提供してもよいし、マイコンが有するプロセッサが還元剤添加制御装置を提供してもよい。
前述の第1実施形態では、車載の内燃機関から排出される排気を浄化する構成であったが、車載の内燃機関に限らず、船舶、鉄道車両、および航空機等に搭載された内燃機関または外燃機関の排気を浄化する排気浄化システムにも適用可能である。さらに、発電用に設置された内燃機関および外燃機関の排気を浄化する排気浄化システムにも適用可能である。
10…燃焼システム 11…エンジン(内燃機関) 12…過給機
13…NOx浄化装置(触媒) 14…還元剤添加装置 15…排気通路
16…吸気通路 17…浄化触媒 21…タービン 22…回転軸
23…コンプレッサ 31…供給通路 32…改質触媒 33…噴射弁(添加部)
34…調整弁 35…ECU(還元剤添加制御装置,算出部,推定部,取得部,制御部)
36…燃料タンク 37…燃料ポンプ 38…触媒温度センサ
41…分岐部 42…合流部

Claims (6)

  1. 内燃機関(11)の排気中のNOxを吸着して還元する触媒(13)が配置されている排気通路(15)のうち、前記触媒の上流側へ還元剤を添加する還元剤添加装置(14)の作動を制御する還元剤添加制御装置(35)であって、
    前記触媒に吸着されているNOxの吸着量を算出する算出部(S1)と、
    前記触媒の温度である触媒温度を取得する取得部(S2)と、
    前記算出部によって算出された前記吸着量のうち、前記取得部によって取得された前記触媒温度に応じて吸着力の弱い弱NOxの量を推定する推定部(S3)と、
    前記還元剤の前記排気通路への添加量を制御する制御部(S8)と、を含み、
    前記推定部は、前記触媒へのNO の瞬時吸着量を積算した値を前記弱NOxの量として推定しており、吸着時の前記触媒温度が高いほど、NOxの瞬時吸着量に対するNO の瞬時吸着量の割合を小さく見積もってNO の瞬時吸着量を推定し、
    前記制御部は、前記推定部によって推定された前記弱NOxの量が所定の閾値に達したことを条件として、前記還元剤を添加するように制御する還元剤添加制御装置。
  2. 内燃機関(11)の排気中のNOxを吸着して還元する触媒(13)が配置されている排気通路(15)のうち、前記触媒の上流側へ還元剤を添加する還元剤添加装置(14)の作動を制御する還元剤添加制御装置(35)であって、
    前記触媒に吸着されているNOxの吸着量を算出する算出部(S1)と、
    前記触媒の温度である触媒温度を取得する取得部(S2)と、
    前記算出部によって算出された前記吸着量のうち、前記取得部によって取得された前記触媒温度に応じて吸着力の弱い弱NOxの量を推定する推定部(S3)と、
    前記還元剤の前記排気通路への添加量を制御する制御部(S8)と、を含み、
    前記推定部は、前記触媒に吸着されているNOxのうち温度上昇に伴いNO からNO に遷移した量をNO 遷移量とし、NO の瞬時吸着量を積算した値から前記NO 遷移量を減算した値を用いて前記弱NOxの量を推定し、
    前記制御部は、前記推定部によって推定された前記弱NOxの量が所定の閾値に達したことを条件として、前記還元剤を添加するように制御する還元剤添加制御装置。
  3. 内燃機関(11)の排気中のNOxを吸着して還元する触媒(13)が配置されている排気通路(15)のうち、前記触媒の上流側へ還元剤を添加する還元剤添加装置(14)の作動を制御する還元剤添加制御装置(35)であって、
    前記触媒に吸着されているNOxの吸着量を算出する算出部(S1)と、
    前記触媒の温度である触媒温度を取得する取得部(S2)と、
    前記算出部によって算出された前記吸着量のうち、前記取得部によって取得された前記触媒温度に応じて吸着力の弱い弱NOxの量を推定する推定部(S3)と、
    前記還元剤の前記排気通路への添加量を制御する制御部(S8)と、を含み、
    前記推定部は、前記触媒へのNO の瞬時吸着量を積算した値を前記弱NOxの量として推定しており、吸着時の前記触媒温度が高いほど、NOxの瞬時吸着量に対するNO の瞬時吸着量の割合である分配係数を小さく見積もってNO の瞬時吸着量を推定し、
    前記制御部は、前記推定部によって推定された前記弱NOxの量が所定の閾値に達したことを条件として、前記還元剤を添加するように制御し、
    前記分配係数は、触媒温度が250℃以上のときに最小値に設定され、触媒温度が100℃未満のときに最大値に設定される還元剤添加制御装置。
  4. 前記触媒に吸着されているNOxのうち、温度上昇に伴いNOからNOに遷移した量をNO遷移量とし、
    前記推定部は、NOの瞬時吸着量を積算した値から前記NO遷移量を減算した値を用いて前記弱NOxの量を推定する請求項1またはに記載の還元剤添加制御装置。
  5. 前記還元剤が前記触媒によって還元効果を発揮する温度を改質可能温度とし、
    前記制御部は、前記推定部によって推定された前記弱NOxの量が前記閾値に達し、かつ前記触媒温度が前記改質可能温度以上であることを条件として、前記還元剤を添加するように制御する請求項1〜のいずれか1つに記載の還元剤添加制御装置。
  6. 前記還元剤添加装置は、
    前記内燃機関に用いられる燃料を改質前の改質前添加剤として添加する添加部(33)と、
    前記添加部から添加された前記改質前添加剤を改質して前記還元剤を生成する改質触媒(32)と、を含み、
    前記制御部は、前記改質前添加剤の添加量を制御する請求項1〜のいずれか1つに記載の還元剤添加制御装置。
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