JP6551255B2 - ニーエアバッグ装置 - Google Patents
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Description
そこで、この種のニーエアバッグ装置の設計に際しては、乗員保護のために乗員の股開きを確実に抑えることができる技術が要請される。その場合、ニーエアバッグ装置を複雑化させることのない簡単な構造を採用するのが好ましい。
ガスの供給を受けて膨張展開して乗員の両膝部を拘束するニーエアバッグと、
上記ニーエアバッグの膨張展開を規制するテザーと、を備え、
上記テザーは、長尺帯状に形成され、その短手方向の両端部が上記ニーエアバッグの内壁に接合されるとともに、上記両端部のうちの少なくとも一方に上記短手方向に凹んだ凹み部を備え、その長手方向が上記ニーエアバッグの膨張展開時に車幅方向と平行となるように配置され且つ上記凹み部が上記乗員の両膝部と対向するように車両後方側に配置される、ニーエアバッグ装置、にある。
本構成において、ニーエアバッグのうちテザーの凹み部の開口端よりも外側領域と接合されている接合部は、乗員の両膝部に近い位置に配置される。従って、膨張展開の初期段階において乗員の両膝部が車両前方へ移動する動作をこの接合部での内圧による反力によって受け止めることができる。このため、乗員の両膝部が外側に開く動作を抑える効果に加えて、ニーエアバッグの膨張展開の初期段階において車両前方へ移動しようとする乗員の両膝部を速やかに拘束することができる。その結果、ニーエアバッグの膨張展開の初期段階での乗員拘束性を向上させることができる。
本構成によれば、凹み部の開口幅が一定である場合に比べて、ニーエアバッグのうちテザーが接合されている接合部に応力が集中しにくくなる。このため、ニーエアバッグの耐久性を向上させることができる。
これにより、ニーエアバッグの両パネル面を厚み方向についてバランス良く膨張展開させることが可能になる。また、テザーは、対称形状を有しており、一方の端部のみに凹み部を備えるテザーに比べて、製造コストを低く抑えることが可能になる。
本構成によれば、ニーエアバッグのうちテザーの凹み部との接合部におけるエアバッグ厚み、即ち乗員の両膝部間の空間に対向する部位におけるエアバッグ厚みを小さく抑えることができる。これにより、この接合部での内圧が低下しにくくなり、乗員の両膝部を拘束するための反力を高く維持することができる。
本構成によれば、テザーによって区画されたチャンバー間で複数のガス流通開口を通じてガスを適正に流通させることができる。また、凹み部の近傍に位置するガス流通開口が拡張して凹み部が乗員側へ伸長するのを抑制できる。
本構成によれば、ニーエアバッグの膨張展開時に3つのチャンバーが下方のチャンバーから順次膨張するため、乗員の両膝部を拘束する拘束力が段階的に増える。これにより、ニーエアバッグの膨張展開の初期段階から乗員の両膝部を確実に拘束することができ乗員拘束性が向上する。
図1に示されるように、実施形態1のニーエアバッグ装置1は、車両100に搭載されるものであり、特に車両100の内装部材101に装着されるように構成されている。このニーエアバッグ装置1は、ニーエアバッグ(以下、単に「エアバッグ」ともいう。)10と、テザー20と、インフレータ30と、を備えている。このニーエアバッグ装置1は、運転席シート104に着座する乗員Cに対して設けられている。
実施形態2〜4はいずれも、実施形態1に比べて上部テザーの構成のみが異なる。その他の構成は、実施形態1と同様である。ここでは図11〜図13を参照しつつ、変更例にかかる上部テザーの構成のみについて説明するものとし、その他の要素の説明は省略する。また、図11〜図13において、図6に示される要素と同一の要素には同一の符号を付している。
実施形態2における上部テザー121は、上部テザー21において端部23の凹み部23aが省略された構成と同一の構成を有する。即ち、この上部テザー121は、両端部22,23のうち一方の端部22のみに凹み部22aを備えている。
実施形態3における上部テザー221は、上部テザー21において端部22の凹み部22a及び端部23の凹み部23aの形状がともに変更された構成と同一の構成を有する。即ち、上部テザー221は、端部22に段差状の凹み部122aを備え、且つ端部23に段差状の凹み部123aを備えている。この上部テザー221は、幅狭部24及び幅広部25を備える一方で、上部テザー21の徐変部26に相当する部位を備えていない。そして、上部テザー221の幅狭部24を利用して凹み部122a,123aが構成されている。
実施形態4における上部テザー321は、上部テザー221において端部23の凹み部123aが省略された構成と同一の構成を有する。即ち、この上部テザー321は、両端部22,23のうち一方の端部22のみに凹み部122aを備えている。
その他、実施形態1と同様の作用効果を奏する。
「車両に搭載され、ガスの供給を受けて膨張展開して乗員の両膝を拘束するニーエアバッグであって、
当該ニーエアバッグの膨張展開を規制するテザーを備え、
上記テザーは、長手方向に延在する長尺帯状であり、上記長手方向と直交する幅方向の両端部がともにバッグ内壁に接合され、上記両端部のうちの少なくとも一方に上記幅方向に凹んだ凹み部を備え、当該ニーエアバッグの膨張展開時において車両左右方向を上記長手方向として延在し且つ上記凹み部が上記乗員の両膝部と対向するように車両後方側に配置される、ニーエアバッグ。」
という態様を採り得る。
この態様によれば、膨張展開時に乗員の両膝部が外側に開く動作を簡単な構造によって抑えることができるニーエアバッグを提供できる。
「ニーエアバッグ装置と、車両の衝突を検知する衝突検知センサと、上記衝突検知センサが上記車両の衝突を検知したときに上記ニーエアバッグ装置に制御信号を出力する制御ユニットと、を含む乗員保護システムであって、
上記ニーエアバッグ装置は、
上記制御ユニットからの制御信号によって作動してガスを発生するインフレータと、
上記インフレータからのガスの供給を受けて膨張展開して乗員の両膝部を拘束するニーエアバッグと、
上記ニーエアバッグの膨張展開を規制するテザーと、を備え、
上記テザーは、長手方向に延在する長尺帯状であり、上記長手方向と直交する幅方向の両端部において上記ニーエアバッグの内壁に接合されるとともに、上記両端部のうちの少なくとも一方に上記幅方向に凹んだ凹み部を備え、上記ニーエアバッグの膨張展開時において車両左右方向を上記長手方向として延在し且つ上記凹み部が上記乗員の両膝部と対向するように車両後方側に配置される、乗員保護システム。」
という態様を採り得る。
この態様によれば、ニーエアバッグの膨張展開時に乗員の両膝部が外側に開く動作を簡単な構造によって抑えることができるニーエアバッグ装置を備えた乗員保護システムを提供できる。
10 ニーエアバッグ(エアバッグ)
11 第1チャンバー
12 第2チャンバー
13 第3チャンバー
20 テザー
21,121,221,321 上部テザー
21a,21b,21c ガス流通開口
22,23 端部
22a,23a,122a,123a 凹み部
22b,22c 開口端
22d 底面
24 幅狭部
27 下部テザー(テザー)
27a,27b,27c ガス流通開口
28,29 端部
100 車両
L1 第1仮想線
L2 第2仮想線
Claims (6)
- 車両に搭載されるニーエアバッグ装置であって、
ガスの供給を受けて膨張展開して乗員の両膝部を拘束するニーエアバッグと、
上記ニーエアバッグの膨張展開を規制するテザーと、を備え、
上記テザーは、長尺帯状に形成され、その短手方向の両端部が上記ニーエアバッグの内壁に接合されるとともに、上記両端部のうちの少なくとも一方に上記短手方向に凹んだ凹み部を備え、その長手方向が上記ニーエアバッグの膨張展開時に車幅方向と平行となるように配置され且つ上記凹み部が上記乗員の両膝部と対向するように車両後方側に配置される、ニーエアバッグ装置。 - 上記テザーは、上記凹み部の上記長手方向の開口幅がその凹み部の底に向かうにつれて除々に狭くなるように構成されている、請求項1に記載のニーエアバッグ装置。
- 上記テザーは、上記両端部の双方の上記短手方向の対称位置に上記凹み部を備える、請求項1または2に記載のニーエアバッグ装置。
- 上記テザーは、上記両端部の上記短手方向のテザー幅が相対的に狭い幅狭部を備え、上記幅狭部を利用して上記凹み部が構成されている、請求項1〜3のいずれか一項に記載のニーエアバッグ装置。
- 上記テザーは、複数のガス流通開口を備え、上記複数のガス流通開口のうち上記凹み部の近傍に位置するガス流通開口の開口面積が別のガス流通開口の開口面積を下回るように構成されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載のニーエアバッグ装置。
- 上記テザーを上部テザーとしたとき、上記上部テザーとは別に上記ニーエアバッグの内壁に接合され且つガス流通開口を有する下部テザーを備え、上記下部テザーは、上記ニーエアバッグの膨張展開時に上記上部テザーの下方に配置され、
上記ニーエアバッグは、上記下部テザーよりも下方に形成され且つ上記ガスが最初に供給される第1チャンバーと、上記下部テザーと上記上部テザーとの間に形成される第2チャンバーと、上記上部テザーよりも上方に形成される第3チャンバーと、を有する、請求項1〜5のいずれか一項に記載のニーエアバッグ装置。
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