JP6549493B2 - 無停電電源システム - Google Patents

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Description

この発明は無停電電源システムに関し、特に、無効電力を補償する機能を有する無停電電源システムに関する。
特許文献1には、交流電源に対して並列接続された第1の負荷および無停電電源装置が開示されている。交流電源から供給される交流電圧が正常である場合には、無停電電源装置は、交流電源からの交流電力を直流電力に変換し、その直流電力を電力貯蔵装置に蓄えるとともに交流電力に変換して第2の負荷に供給する。その際、無停電電源装置は、第1の負荷で発生する無効電力と逆極性の無効電力を発生して、第1の負荷で発生する無効電力を補償する。交流電源からの交流電圧が異常である場合には、無停電電源装置は、電力貯蔵装置の直流電力を交流電力に変換して第2の負荷に供給する。
特許文献2には、第1の電極が交流電源に接続され、第2の電極が負荷に接続されたスイッチと、スイッチの第2の電極に接続された電力変換器とを備えた無停電電源装置が開示されている。交流電源から供給される交流電圧が正常である場合には、スイッチがオンされ、交流電源からの交流電力がスイッチを介して負荷に供給されるとともに電力変換器によって直流電力に変換されて電力貯蔵装置に蓄えられる。電力変換器は、スイッチに流れる電流が定格電流を超えた場合には、負荷に無効電流を供給して、スイッチに流れる電流を低減させる。交流電源からの交流電圧が異常である場合には、スイッチがオフされ、電力貯蔵装置の直流電力が電力変換器によって交流電力に変換されて負荷に供給される。
特開2011−55570号公報 特開2012−186972号公報
しかし、特許文献1では、無停電電源装置が第1の負荷で発生する無効電力の全部を補償するとともに第2の負荷を駆動させるので、大容量の無停電電源装置が必要となり、装置の大型化、高価格化を招くという問題があった。
特許文献2では、交流電源からスイッチを介して負荷に交流電力を供給するので、特許文献1と比べ、装置の小型化、低価格化を図ることができる。しかし、スイッチに流れる電流が定格電流を超えない場合には、負荷で発生する無効電流を補償することができなかった。
それゆえに、この発明の主たる目的は、無効電力を補償することが可能で小型で低価格の無停電電源システムを提供することである。
この発明に係る無停電電源システムは、第1の電極が交流電源から供給される交流電力を受けるとともに第1の負荷に接続され、第2の電極が第2の負荷に接続され、交流電源からの交流電圧が正常である第1の場合はオンされ、交流電源からの交流電圧が異常である第2の場合はオフされるスイッチと、交流電源から第1および第2の負荷に流れる無効電流を検出する無効電流検出器と、スイッチの第2の電極と電力貯蔵装置との間に接続され、第1の場合は、交流電源からスイッチを介して供給される交流電力を直流電力に変換して電力貯蔵装置に蓄え、第2の場合は、電力貯蔵装置の直流電力を交流電力に変換して第2の負荷に供給する電力変換器とを備えたものである。電力変換器は、さらに、第1の場合には、無効電流検出器によって検出される無効電流が最小になるようにスイッチの第2の電極側に無効電流を供給する。
この発明に係る無停電電源システムでは、スイッチの第1の電極が交流電源および第1の負荷に接続され、スイッチの第2の電極が電力変換器および第2の負荷に接続され、交流電源から第1および第2の負荷に供給される無効電流が最小になるように電力変換器からスイッチの第2の電極側に無効電流が供給される。したがって、無効電力を補償することが可能で小型で低価格の無停電電源システムを実現することができる。
この発明の実施の形態1による無停電電源システムの構成を示す回路ブロック図である。 図1に示した無停電電源システムの効果を説明するための図である。 この発明の実施の形態2による無停電電源システムの構成を示す回路ブロック図である。 この発明の実施の形態3による無停電電源システムの構成を示す回路ブロック図である。 この発明の実施の形態4による無停電電源システムの構成を示す回路ブロック図である。 この発明の実施の形態5による無停電電源システムの構成を示す回路ブロック図である。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による無停電電源システム1の構成を示す回路ブロック図である。図1において、この無停電電源システム1は、入力端子T1、出力端子T2,T3、スイッチ2、電力変換器3、バッテリ4、電圧検出器5、停電検出器6、スイッチ制御部7、位相検出器8、電流検出器9,10、加算器11,14、演算器12、電流指令器13,16、切換回路15、およびPWM(Pulse Width Modulation)制御部17を備える。
入力端子T1は、変圧器52の2次巻線に接続され、変圧器52の1次巻線は商用交流電源51から供給される商用周波数の交流電力を受ける。すなわち、入力端子T1は、商用交流電源51から変圧器52を介して供給される商用周波数の交流電力を受ける。出力端子T2,T3は、それぞれ負荷53,54に接続される。負荷53,54は、無停電電源システム1から出力端子T2,T3を介して供給される商用周波数の交流電力によって駆動される。
スイッチ2の第1の電極は入力端子T1に接続されるとともに出力端子T2に接続され、スイッチ2の第2の電極は出力端子T3に接続される。スイッチ2は、スイッチ制御部7によって制御され、商用交流電源51から変圧器52を介して供給される交流電圧VIが正常である場合はオンされ、交流電圧VIが異常である場合はオフされる。商用交流電源51から交流電力が正常に供給されている通常時には、交流電圧VIは正常である。商用交流電源51からの交流電力の供給が停止された停電時には、交流電圧VIが定格電圧よりも低下し、異常になる。
電力変換器3は、スイッチ2の第2の電極と出力端子T3との間の電源ノードN1と、バッテリ4(電力貯蔵装置)との間に接続され、PWM制御部17によって制御される。電力変換器3は、交流電圧VIが正常である場合は、商用交流電源51から変圧器52およびスイッチ2を介して供給される交流電力を直流電力に変換してバッテリ4に蓄える。その際、電力変換器3は、入力端子T1から負荷53,54に流れる無効電流が最小になるように、電源ノードN1に無効電流を供給する。これにより、商用交流電源51から変圧器52を介して無停電電源システムに流入する電流を減少させることができ、変圧器52を含む電気設備の容量を小さくすることができる。
電力変換器3は、交流電圧VIが異常である場合には、バッテリ4の直流電力を商用周波数の交流電力に変換して負荷54に供給する。したがって、停電が発生した場合でも、バッテリ4に直流電力が蓄えられている期間は、負荷54の運転を継続することができる。バッテリ4の代わりに、直流電力を蓄えるコンデンサが設けられていても構わない。
電圧検出器5は、入力端子T1の交流電圧VIの瞬時値を検出し、検出値を示す信号を停電検出器6および位相検出器8に出力する。停電検出器6は、電圧検出器5の出力信号に基づいて、停電が発生しているか否かを判別し、判別結果を示す信号をスイッチ制御部7および切換回路15に出力する。停電検出器6は、たとえば、交流電圧VIが正常範囲内である場合は停電が発生していないと判別し、交流電圧VIが正常範囲から外れた異常な値になった場合は停電が発生したと判別する。
スイッチ制御部7は、停電検出器6の出力信号に基づいて動作し、停電が発生していない場合(交流電圧VIが正常である場合)はスイッチ2をオンさせ、停電が発生している場合(交流電圧VIが異常である場合)は、停電が発生した場合(交流電圧VIが異常である場合)はスイッチ2をオフさせる。
位相検出器8は、電圧検出器5の出力信号に基づいて、入力端子T1の交流電圧VIの位相角度を示す信号を演算器12に出力する。電流検出器9は、スイッチ2の第1の電極と出力端子T2との間に設けられ、負荷53に流れる交流電流I1の瞬時値を検出し、検出値を示す信号を加算器11に出力する。電流検出器10は、電源ノードN1と出力端子T3の間に設けられ、負荷53に流れる交流電流I2の瞬時値を検出し、検出値を示す信号を加算器11および切換回路15に出力する。
加算器11は、電流検出器9の出力信号と電流検出器10の出力信号とを加算し、加算結果を示す信号を演算器12に出力する。加算器11の出力信号は、負荷53,54に流れる電流I1,I2の和の電流I3=I1+I2を示している。
演算器12は、位相検出器8の出力信号と加算器11の出力信号とに基づいて、電流I3のうちの無効電流Iq=I3×sinθを求め、求めた無効電流Iqを示す信号を加算器14に出力する。演算器12は、たとえば、交流電流I3と交流電圧VIの位相差θを求め、数式Iq=I3×sinθに基づいて無効電流Iqを求める。
電流指令器13は、バッテリ4を充電するための電流指令値を示す信号を加算器14に出力する。電流指令器13は、たとえば、バッテリ4の端子間電圧VBが目標電圧VBTに一致するように電流指令値を生成する。バッテリ4を充電するための電流は、電源ノードN1から電力変換器3に流入する実効電流Idとなる。
加算器14は、演算器12の出力信号と電流指令器13の出力信号とを加算し、加算結果を示す信号を切換回路15に出力する。加算器14の出力信号は、電源ノードN1から電力変換器3に流入する実効電流Idおよび無効電流Iqcを示している。
切換回路15は、停電検出器6の出力信号によって制御され、停電が発生していない場合(交流電圧VIが正常である場合)は加算器14の出力信号を電流指令器16に与え、停電が発生している場合(交流電圧VIが異常である場合)は電流検出器10の出力信号を電流指令器16に与える。
電流指令器16は、停電が発生していない場合には、加算器14の出力信号に基づいて動作し、電力変換器3が電源ノードN1に出力すべき実効電流(−Id)と、入力電流I3に含まれる無効電流Iqを最小にするために電力変換器3が電源ノードN1に出力すべき無効電流(−Iqc)とを求め、求めた電流(−Id−Iqc)を示す電流指令値をPWM制御部17に出力する。実効電流Idと無効電流Iqcの和は、電力変換器3の定格電流以下に制限される。
電流指令器16は、停電が発生している場合には、電流検出器10の出力信号に基づいて動作し、負荷54に流れる電流I2を負荷54の定格電流にするための電流指令値を生成し、生成した電流指令値を示す信号をPWM制御部17に出力する。
PWM制御部17は、電流指令器16の出力信号に従って電力変換器3をPWM制御する。PWM制御部17は、停電が発生していない場合は、電力変換器3からバッテリ4に直流電力を供給させるとともに、入力電流I3に含まれる無効電流Iqが最小になるように電力変換器3から電源ノードN1に無効電流(−Iqc)を供給させ、停電が発生している場合は、電力変換器3から負荷54に交流電力を供給させる。
次に、この無停電電源システム1の動作について説明する。商用交流電源51から変圧器52を介して負荷53に交流電力が供給され、負荷53が駆動される。入力端子T1の交流電圧VIの瞬時値が電圧検出器5によって検出され、その検出値を示す信号が電圧検出器5から停電検出器6および位相検出器8に与えられる。停電検出器6は、停電が発生しているか否かを判別する。位相検出器8は、交流電圧VIの位相角度を検出する。
停電検出器6によって停電が発生していないと判別された場合は、スイッチ制御部7によってスイッチ2がオンされる。これにより、商用交流電源51から変圧器52およびスイッチ2を介して負荷54に交流電圧VIが供給され、負荷54が駆動される。負荷53に流れる交流電流I1の瞬時値が電流検出器9によって検出されるとともに、負荷54に流れる交流電流I2の瞬時値が電流検出器10によって検出される。
交流電圧VIの位相角度と、交流電流I1+I2の和の電流I3とに基づいて、入力電流I3に含まれる無効電流Iqが演算器12によって求められる。バッテリ4を充電するための電流指令値(実効電流Id)が電流指令器13によって生成される。演算器12の出力信号と電流指令器13の出力信号とが加算器14によって加算され、実効電流Idと無効電流Iqの和を示す信号が切換回路15を介して電流指令器16に与えられる。
電流指令器16は、電力変換器3が電源ノードN1に出力すべき電流、すなわち実効電流(−Id)と、無効電流Iqを補償するための無効電流(−Iqc)との和の電流(−Id−Iqc)を求め、その電流(−Id−Iqc)を示す信号をPWM制御部17に与える。これにより、電力変換器3から電源ノードN1に無効電流(−Iqc)と実効電流(−Id)が出力され、入力電流I3に含まれる無効電流がIq−Iqcに低減されるとともにバッテリ4が充電される。
停電検出器6によって停電が発生していると判別された場合は、スイッチ制御部7によってスイッチ2がオフされるとともに、電流検出器10の出力信号が切換回路15を介して電流指令器16に与えられる。電流指令器16は、負荷54に流れる電流I2を定格電流にするための電流指令値を示す信号を生成してPWM制御部17に出力する。これにより、電力変換器3から負荷54に交流電力が供給され、バッテリ4に直流電力が蓄えられている期間は負荷54の運転が継続される。停電が発生した場合は、負荷53の運転は停止される。
図2(a)〜(c)は、無停電電源システム1の効果を説明するための図である。図2(a)〜(c)の各々の横軸は実効電流を示し、縦軸は無効電流を示している。電力変換器3が無効電流(−Iqc)を出力しない場合(Iqc=0)、図2(a)に示すように、入力電流I3は実効電流ILd+Idと無効電流Ilqを含む。実効電流ILdは、負荷53,54に供給される。実効電流Idは、バッテリ4を充電するために使用される。無効電流ILqは負荷53,54に供給される。
電力変換器3は、電力変換器3の出力電流が電力変換器3の定格電流を超えない範囲内で、入力電流I3に含まれる無効電流が最小になるように、負荷53,54に供給される無効電流ILqを補償する無効電流(−Iqc)を出力する。
図2(b)は、負荷53,54に供給される無効電流ILqが大きいために、無効電流ILqの全部を補償することができない場合を示している。この場合、電力変換器3は、商用交流電源51から負荷53,54に供給される無効電流ILqのうちの一部のみを補償する(Iqc<ILq)。この場合でも、入力電流I3の無効成分をILqからILq−Iqcに減少させ、入力電流I3の値を減少させることができる。
図2(c)は、負荷53,54に供給される無効電流ILqが比較的小さいために、無効電流ILqの全部を補償することが可能な場合を示している。この場合、電力変換器3は、商用交流電源51から負荷53,54に供給される無効電流ILqの全部を補償する(Iqc=ILq)。この場合は、入力電流I3の無効成分をILqから0に減少させ、入力電流I3の値を減少させることができる。電力変換器3によって無効電流ILqの少なくとも一部を補償することにより、入力電流I3の値を減少させることができ、変圧器52などの電源設備の小型化、低価格化を図ることができる。
この実施の形態1では、スイッチ2の第1の電極が商用交流電源51からの交流電力を受けるとともに負荷53に接続され、スイッチ2の第2の電極が電力変換器3および負荷54に接続され、商用交流電源51から負荷53,54に供給される無効電流ILq−Iqcが最小になるように電力変換器3からスイッチ2の第2の電極に無効電流(−Iqc)が出力される。したがって、無効電力を補償することが可能で小型で低価格の無停電電源システムを実現することができる。
なお、この実施の形態1では、バッテリ4が無停電電源システム1に含まれているが、バッテリ4が無停電電源システム1の外部に設けられていてもよい。たとえば、無停電電源システム1にバッテリ端子が設けられ、そのバッテリ端子にバッテリ4が外付けされていても構わない。さらに、変圧器52が無停電電源システム1に含まれ、変圧器52の1次巻線が入力端子T1に接続され、変圧器52の2次巻線がスイッチ2の第1の電極に接続されていても構わない。
[実施の形態2]
図3は、この発明の実施の形態2による無停電電源システム21の構成を示す回路ブロック図であって、図1と対比される図である。図3を参照して、無停電電源システム21が図1の無停電電源システム1と異なる点は、電流検出器9および加算器11が除去され、電流検出器22が追加されている点である。
電流検出器22は、入力端子T1から負荷53,54に流れる電流I3の瞬時値を検出し、検出値を示す信号を演算器12に出力する。演算器12は、位相検出器8の出力信号と電流検出器22の出力信号とに基づいて、入力電流I3に含まれる無効電流ILqを求め、求めた無効電流ILqを示す信号を加算器14に出力する。すなわち、図1の無停電電源システムでは、負荷53に流れる電流I1と負荷54に流れる電流I2とを加算して入力電流I3を求めていたのに対し、図3の無停電電源システムでは、入力電流I3を直接検出している。他の構成および動作は、実施の形態1と同じであるので、その説明は繰り返さない。
この実施の形態2では、実施の形態1と同じ効果が得られる他、加算器11を除去したので、実施の形態1と比べ、装置構成の簡単化、装置の小型化、低コスト化を図ることができる。
[実施の形態3]
図4は、この発明の実施の形態3による無停電電源システム25の構成を示す回路ブロック図であって、図3と対比される図である。図4を参照して、無停電電源システム25が図3の無停電電源システム21と異なる点は、変圧器52が入力端子T1とスイッチ2の第1の電極との間に設けられ、電流検出器22が入力端子T1と変圧器52の1次巻線との間に設けられる点である。
電流検出器22は、入力端子T1から変圧器52の1次巻線に流れる電流I4の瞬時値を検出し、検出値を示す信号を演算器12に出力する。変圧器52の1次巻線の巻回数と2次巻線の巻回数との比をKとすると、I3=K×I4となる。演算器12は、位相検出器8の出力信号と電流検出器22の出力信号とに基づいて、入力電流I3=K×I4に含まれる無効電流ILqを求め、求めた無効電流ILqを示す信号を加算器14に出力する。
他の構成および動作は、実施の形態2と同じであるので、その説明は繰り返さない。この実施の形態3では、実施の形態2と同じ効果が得られる。
[実施の形態4]
図5は、この発明の実施の形態4による無停電電源システム31の構成を示す回路ブロック図であって、図3と対比される図である。図5を参照して、無停電電源システム31が図3の無停電電源システム21と異なる点は、変圧器52が入力端子T1とスイッチ2の第1の電極との間に設けられ、変圧器52A、電流検出器22A、電圧検出器5A、位相検出器8A、演算器12A、および出力端子T4が追加され、加算器14が加算器14Aで置換されている点である。
入力端子T1は、商用交流電源51から供給される交流電力を受けるとともに、変圧器52,52Aの1次巻線に接続される。変圧器52の2次巻線は、出力端子T2に接続されるとともに、スイッチ2を介して出力端子T3に接続される。電流検出器22は、変圧器52の2次巻線から負荷53,54に流れる電流I3を検出し、検出値を示す信号を演算器12に出力する。電圧検出器5は、変圧器52の2次巻線から出力される交流電圧VIを検出し、検出値を示す信号を停電検出器6および位相検出器8に出力する。
変圧器52Aの2次巻線は、出力端子T4に接続される。出力端子T4には、負荷55が接続される。負荷55は、無停電電源システム31から出力端子T4を介して供給される商用周波数の交流電力によって駆動される。
電流検出器22Aは、変圧器52Aの2次巻線から負荷55に流れる電流I5を検出し、検出値を示す信号を演算器12Aに出力する。電圧検出器5Aは、変圧器52Aの2次巻線から出力される交流電圧VIAを検出し、検出値を示す信号を位相検出器8Aに出力する。位相検出器8Aは、電圧検出器5Aの出力信号に基づいて、交流電圧VIAの位相角度を求め、求めた位相角度を示す信号を演算器12Aに出力する。
演算器12Aは、電流検出器22Aの出力信号と位相検出器8Aの出力信号とに基づいて、入力電流I5に含まれる無効電流ILqAを求め、求めた無効電流ILqAを示す信号を加算器14Aに出力する。加算器14Aは、演算器12の出力信号と電流指令器13の出力信号と演算器12Aの出力信号とを加算し、加算結果を示す信号を切換回路15に出力する。加算器14Aの出力信号は、無効電流ILq+ILqAと実効電流Idとを示している。
切換回路15は、停電検出器6の出力信号に基づいて動作し、停電が発生していない場合は加算器14Aの出力信号を電流指令器16に与え、停電が発生している場合は電流検出器10の出力信号を電流指令器16に与える。
電流指令器16は、停電が発生していない場合には、加算器14Aの出力信号に基づいて動作し、電力変換器3が電源ノードN1に出力すべき実効電流(−Id)と、入力電流I3+I5に含まれる無効電流を最小にするために電力変換器3が電源ノードN1に出力すべき無効電流(−Iqc)とを求め、求めた電流(−Id−Iqc)を示す電流指令値をPWM制御部17に出力する。実効電流Idと無効電流Iqcの和は、電力変換器3の定格電流以下に制限される。
電流指令器16は、停電が発生している場合には、電流検出器10の出力信号に基づいて動作し、負荷54に流れる電流を定格電流にするための電流指令値を生成し、生成した電流指令値を示す信号をPWM制御部17に出力する。これにより、電力変換器3から負荷54に交流電力が供給され、バッテリ4に直流電力が蓄えられている期間は負荷54の運転が継続される。停電が発生した場合は、負荷53,55の運転は停止される。
他の構成および動作は、実施の形態2と同じであるので、その説明は繰り返さない。この実施の形態4では、実施の形態2と同じ効果が得られる。
[実施の形態5]
図6は、この発明の実施の形態5による無停電電源システム35の構成を示す回路ブロック図であって、図4と対比される図である。図6を参照して、無停電電源システム35が図4の無停電電源システム25と異なる点は、変圧器52Aおよび出力端子T4が追加され、電圧検出器5が入力端子T1の交流電圧VIAを検出する点である。
変圧器52Aの1次巻線は、変圧器52の1次巻線とともに入力端子T1に接続される。変圧器52Aの2次巻線は、出力端子T4に接続される。出力端子T4には、負荷55が接続される。負荷55は、無停電電源システム31から出力端子T4を介して供給される商用周波数の交流電力によって駆動される。
電流検出器22は、入力端子T1から変圧器52,52Aの1次巻線に流れる交流電流I6を検出し、検出値を示す信号を演算器12に出力する。電圧検出器5は、入力端子T1の交流電圧VIAを検出し、検出値を示す信号を位相検出器8に出力する。位相検出器8は、電圧検出器5の出力信号に基づいて、交流電圧VIAの位相角度を求め、求めた位相角度を示す信号を演算器12に出力する。
演算器12は、電流検出器22の出力信号と位相検出器8の出力信号とに基づいて、入力電流I6に含まれる無効電流を求め、求めた無効電流を示す信号を加算器14に出力する。加算器14は、演算器12の出力信号と電流指令器13の出力信号とを加算し、加算結果を示す信号を切換回路15に出力する。加算器14の出力信号は、電源ノードN1から電力変換器3に流入する実効電流Idおよび無効電流Iqcを示している。
切換回路15は、停電検出器6の出力信号に従って、停電が発生していない場合は加算器14の出力信号を電流指令器16に与え、停電が発生している場合は電流検出器10の出力信号を電流指令器16に与える。
電流指令器16は、停電が発生していない場合には、加算器14の出力信号に基づいて動作し、電力変換器3が電源ノードN1に出力すべき実効電流(−Id)と、入力電流I6に含まれる無効電流を最小にするために電力変換器3が電源ノードN1に出力すべき無効電流(−Iqc)とを求め、求めた電流(−Id−Iqc)を示す信号をPWM制御部17に出力する。実効電流Idと無効電流Iqcの和は、電力変換器3の定格電流以下に制限される。
電流指令器16は、停電が発生している場合には、電流検出器10の出力信号に基づいて動作し、負荷54に流れる電流を定格電流にするための電流指令値を生成し、生成した電流指令値を示す信号をPWM制御部17に出力する。これにより、電力変換器3から負荷54に交流電力が供給され、バッテリ4に直流電力が蓄えられている期間は負荷54の運転が継続される。停電が発生した場合は、負荷53,55の運転は停止される。
他の構成および動作は、実施の形態3と同じであるので、その説明は繰り返さない。この実施の形態5では、実施の形態3と同じ効果が得られる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,21,25,31,35 無停電電源システム、T1 入力端子、T2〜T4 出力端子、2 スイッチ、3 電力変換器、4 バッテリ、5,5A 電圧検出器、6 停電検出器、7 スイッチ制御部、8,8A 位相検出器、9,10,22,22A 電流検出器、11,14,14A 加算器、12,12A 演算器、13,16 電流指令器、15 切換回路、17 PWM制御部、51 商用交流電源、52,52A 変圧器、53〜55 負荷。

Claims (3)

  1. 第1の電極が交流電源から供給される交流電力を受けるとともに第1の負荷に接続され、第2の電極が第2の負荷に接続され、前記交流電源からの交流電圧が正常である第1の場合はオンされ、前記交流電源からの交流電圧が異常である第2の場合はオフされるスイッチと、
    前記交流電源と前記スイッチの第1の電極との間に設けられた第1の変圧器と、
    前記交流電源と第3の負荷との間に設けられた第2の変圧器と、
    前記交流電源から前記第1〜第3の負荷に流れる無効電流を検出する無効電流検出器と、
    前記スイッチの第2の電極と電力貯蔵装置との間に接続され、前記第1の場合は、前記交流電源から前記スイッチを介して供給される交流電力を直流電力に変換して前記電力貯蔵装置に蓄え、前記第2の場合は、前記電力貯蔵装置の直流電力を交流電力に変換して前記第2の負荷に供給する電力変換器とを備え、
    前記交流電源から前記第1の変圧器を介して前記第1の負荷に交流電力が供給され、
    前記電力変換器は、さらに、前記第1の場合には、前記無効電流検出器によって検出される無効電流が最小になるように前記スイッチの第2の電極側に無効電流を供給する、無停電電源システム。
  2. 前記無効電流検出器は、
    前記スイッチの第1の電極の交流電圧の位相角度を検出する第1の位相検出器と、
    前記第1の変圧器と前記スイッチの第1の電極との間に流れる交流電流の瞬時値を検出する第1の電流検出器と、
    前記第1の位相検出器および前記第1の電流検出器の検出結果に基づいて、前記交流電源から前記第1および第2の負荷に供給される無効電流を求める第1の演算器と、
    前記第2の変圧器から前記第3の負荷に供給される交流電圧の位相角度を検出する第2の位相検出器と、
    前記第2の変圧器と前記第3の負荷との間に流れる交流電流の瞬時値を検出する第2の電流検出器と、
    前記第2の位相検出器および前記第2の電流検出器の検出結果に基づいて、前記交流電源から前記第3の負荷に供給される無効電流を求める第2の演算器と、
    前記第1および第2の演算器によって求められた無効電流を加算して、前記交流電源から前記第1〜第3の負荷に供給される無効電流を求める加算器とを含む、請求項1に記載の無停電電源システム。
  3. 前記無効電流検出器は、
    前記交流電源から前記第1および第2の変圧器に供給される交流電圧の位相角度を検出する位相検出器と、
    前記交流電源から前記第1および第2の変圧器に流れる交流電流の瞬時値を検出する電流検出器と、
    前記位相検出器および前記電流検出器の検出結果に基づいて、前記交流電源から前記第1〜第3の負荷に供給される無効電流を求める演算器とを含む、請求項1に記載の無停電電源システム。
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