JP6548592B2 - 保護制御装置 - Google Patents

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本開示は、保護制御装置に関し、特に、伝送路を介して他の保護制御装置とデータ通信を実行する電力系統の保護制御装置に関する。
従来、電力系統の運用を安定させるため、電力系統で発生した事故または異常を検出するディジタル保護制御装置が使用されている。例えば、保護制御装置の代表例としては、送電線保護用の電流差動保護継電装置が挙げられる。
電流差動保護継電装置は、各端子で端子電流を計測し、伝送路を介して相互にディジタルデータを送受し、その差電流から保護区間内の系統故障を検出して事故除去を行なう。
この場合に用いられる伝送路は、例えば、54kbps、1.5Mbpsなどの伝送速度で、データを予め定められた周期でサイクリックに伝送する方式が採用されている。この伝送方式は、特殊仕様の電力専用の通信で構成することが前提となっているため、大容量かつ安価で入手性の高い汎用の伝送方式を用いることが検討されている。ただし、保護継電装置において、汎用伝送方式を用いて伝送する場合、伝送データが輻輳して伝送遅延時間変動が生じることが予想される。特許文献1(特開2013−169059号公報)は、この伝送遅延時間変動を抑制するための技術を開示している。
特許文献1に係る保護継電装置は、電力系統の対向する各端子にそれぞれ設けられている。保護継電装置は、取得手段及び伝送手段を備えている。取得手段は、電力系統から電気量データをサンプリング周期毎に取得する。伝送手段は、サンプリング周期のN倍の送信周期毎に、サンプリング周期毎に取得された電気量データのうちのM個の電気量データ(ただし、2≦M≦N)を相手端子の保護継電装置に伝送する。
特開2013−169059号公報
上述したように、保護制御装置における伝送方式として汎用伝送方式を採用する場合には、伝送遅延時間変動が生じる可能性があることから、当該変動がどの程度生じているのかを簡易に確認したいというニーズが存在する。特許文献1は、伝送遅延時間変動を抑制する技術を開示するものであって、このようなニーズを満たすような技術的手段を何ら教示ないし示唆するものではない。
本開示は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、ある局面における目的は、簡易に伝送遅延時間変動を確認することが可能な保護制御装置を提供することである。
ある実施の形態に従う電力系統の保護制御装置は、電力系統の電気量を予め定められた周期でサンプリングするタイミングを決定するための第1のサンプリング信号を出力する信号出力部と、伝送路を介して他の保護制御装置とデータ通信を実行する伝送部とを備える。伝送部は、第1のサンプリング信号に基づいてサンプリングされた第1の電気量データを他の保護制御装置に送信し、他の保護制御装置側で第2のサンプリング信号に基づいてサンプリングされた第2の電気量データを他の保護制御装置から受信する。保護制御装置は、第1のサンプリング信号の出力時から第2の電気量データの受信時までの第1の時間を算出する時間算出部と、時間算出部により算出された今回の第1の時間と、過去の基準回数分の各第1の時間との第1の平均値を算出する平均値算出部とをさらに備える。伝送部は、他の保護制御装置側で算出された、第2のサンプリング信号の出力時から第1の電気量データの受信時までの第2の時間の第2の平均値を受信する。保護制御装置は、第1の平均値と第2の平均値とに基づいて、第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号との同期を取るように第1のサンプリング信号の出力タイミングを補正する補正部と、他の保護制御装置から保護制御装置への第1伝送の伝送遅延時間として、第1の時間をディスプレイに表示させる表示制御部とをさらに備える。
他の実施の形態に従う電力系統の保護制御装置は、電力系統の電気量を予め定められた周期でサンプリングするタイミングを決定するための第1のサンプリング信号を出力する信号出力部と、伝送路を介して他の保護制御装置とデータ通信を実行する伝送部とを備える。伝送部は、第1のサンプリング信号に基づいてサンプリングされた第1の電気量データを他の保護制御装置に送信し、他の保護制御装置側で第2のサンプリング信号に基づいてサンプリングされた第2の電気量データを他の保護制御装置から受信する。保護制御装置は、第1のサンプリング信号の出力時から第2の電気量データの受信時までの第1の時間を算出する時間算出部と、時間算出部により算出された今回の第1の時間と、過去の基準回数分の各第1の時間との第1の平均値を算出する平均値算出部とをさらに備える。伝送部は、他の保護制御装置側で算出された、第2のサンプリング信号の出力時から第1の電気量データの受信時までの第2の時間を受信する。平均値算出部は、他の保護制御装置から送信された今回の第2の時間と、過去の基準回数分の各第2の時間との第2の平均値をさらに算出する。保護制御装置は、第1の平均値と第2の平均値とに基づいて、第1のサンプリング信号と第2のサンプリング信号との同期を取るように第1のサンプリング信号の出力タイミングを補正する補正部と、他の保護制御装置から保護制御装置への第1伝送の伝送遅延時間として、第1の時間をディスプレイに表示させる表示制御部とをさらに備える。
本開示によると、簡易に伝送遅延時間変動を確認することが可能となる。
本実施の形態に従う保護制御システムの構成例を示す図である。 保護制御装置におけるサンプリング同期制御方式を説明するための図である。 本実施の形態に従うサンプリング同期制御方式を説明するための図である。 本実施の形態に従う保護制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 本実施の形態に従う保護制御装置の機能構成を示す模式図である。 本実施の形態に従う伝送遅延時間の表示態様の一例を示す図である。 本実施の形態に従う保護制御装置の処理手順を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。なお、同一または相当する部分に同一の参照符号を付し、その説明を繰返さない場合がある。また、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。
<システム構成>
図1は、本実施の形態に従う保護制御システム1000の構成例を示す図である。図1を参照して、保護制御システム1000は、変電所1Aと、変電所1Bと、伝送路40とを含む。変電所1Aおよび変電所1B間は、送電線TLにより接続されている。伝送路40は、例えば、汎用伝送方式であるイーサネット(登録商標)網が使用されるが、他のパケット通信の伝送形態を採用するIP網対応のネットワークを使用してもよい。すなわち、伝送路40は、サイクリック伝送方式を採用した電力専用通信ネットワークではなく、随時伝送遅延時間が変動し得る規格のネットワークが採用される。
変電所1Aは、保護制御装置10Aと、送電線TLの事故時などに送電線を切り離す遮断器20Aと、送電線TLの電流情報を検出する変流器30Aとを含む。変電所1Bは、保護制御装置10Bと、送電線TLの事故時などに送電線を切り離す遮断器20Bと、送電線TLの電流情報を検出する変流器30Bとを含む。
保護制御装置10A,10B(以下、「保護制御装置10」とも総称する。)は、典型的には、ディジタル形の電流差動保護継電装置である。保護制御装置10Aは、変流器30Aから送電線TLの電流情報を取り込み、当該電流情報をディジタル変換した後、伝送路40を介して当該電流情報を保護制御装置10Bとやり取りする。
保護制御装置10Aは、同時刻の自端の電流情報と他端の電流情報とに基づいて電流差動演算を実行し、予め定められた閾値に基づいて送電線TLの事故判定を行なう。保護制御装置10Aは、送電線TLにおいて事故を検出すると、遮断器20Aに対して遮断指令(トリップ信号)を出力する。
なお、保護制御装置10Bでも保護制御装置10Aと同様な処理が実行されるため、ここでは、その説明は繰り返さない。
<伝送遅延時間の確認>
上述したように、本実施の形態では、伝送路40として、従来のサイクリック伝送方式を採用した電力専用通信ネットワークではなく、その他の外部装置により共用されること等により伝送遅延時間変動が生じ得る汎用伝送方式のネットワークが採用される。そのため、データ送信開始からデータ受信完了までの上りと下りの伝送遅延時間が異なる場合がある。
本発明の理解のため、まず、上りと下りとの伝送遅延時間が同一であると仮定できる場合の保護制御装置におけるサンプリング同期制御の原理を説明する。
図2は、保護制御装置におけるサンプリング同期制御方式を説明するための図である。図2を参照して、第1の保護制御装置(図2中の「第1装置」に対応)のサンプリングタイミングから、第2の保護制御装置(図2中の「第2装置」に対応)のサンプリングタイミングのデータ受信までの時間をTQとする。また、第2の保護制御装置のサンプリングタイミングから、第1の保護制御装置のサンプリングタイミングのデータ受信までの時間をTGとする。また、第2の保護制御装置から第1の保護制御装置への伝送の伝送遅延時間をTd1、第1の保護制御装置から第2の保護制御装置への伝送の伝送遅延時間をTd2、サンプリング同期誤差をΔTとする。
この場合、TQ=Td1−ΔT、TG=ΔT+Td2となる。ここで、上り下りの伝送路の伝送遅延時間Td1およびTd2が同一であると仮定すると、サンプリング同期誤差ΔTを0にする(同期を取る)ためには、TQ=TGとなるようにサンプリンタイミングを制御すればよいことがわかる。例えば、第1の保護制御装置で計測した時間TQを、第2の保護制御装置に送信する。第2の保護制御装置は、計測した時間TGが受信した時間TQと同じになるように、サンプリングタイミングをずらす。これにより、同一時刻でのサンプリング(サンプリング同期)が実現できる。
次に、本実施の形態に従うサンプリング同期制御方式について説明する。本実施の形態に従う保護制御システム1000では、以下に説明するような方式で、サンプリングの同期を取りつつ、上りと下りの伝送遅延時間を算出する。
図3は、本実施の形態に従うサンプリング同期制御方式を説明するための図である。
図3を参照して、上向きの矢印は、各保護制御装置におけるサンプリング信号を示しており、サンプリング信号に同期してサンプリングされた電気量データが送信される。例えば、時刻tnに、保護制御装置10A,10Bにおいてサンプリングされた電気量データが送信される。保護制御装置10Aは、時刻ta(n)に、保護制御装置10Bから送信された電気量データを受信する。保護制御装置10Bは、時刻tb(n)に、保護制御装置10Aから送信された電気量データを受信する。なお、保護制御装置10Aおよび10Bの間で送受信されるデータには、各保護制御装置10A,10Bのサンプリングタイミングの電気量データ以外に、サンプリングタイミングの同期に必要な情報(例えば、時間TQ、TGおよびそれらの平均値など)が含まれている。保護制御装置10A(または保護制御装置10B)は、計測した電気量データと、算出した時間TQ(または時間TG)とを同じタイミング(例えば、同じパケット)で送信する構成であってもよいし、計測した電気量データと、算出した時間TQ(または時間TG)とをリアルタイムに別々のタイミング(例えば、別々のパケット)で送信する構成であってもよい。
ここで、図3を参照すると、保護制御装置10Aおよび10Bは、サンプリング信号の出力タイミングが同一(時刻tn)であるが、電気量データの受信タイミングは異なっていることがわかる。これは、保護制御装置10Bから保護制御装置10Aへの伝送(以下、「上り伝送」とも称する。)の伝送遅延時間と、保護制御装置10Aから保護制御装置10Bへの伝送(以下、「下り伝送」とも称する。)の伝送遅延時間とが異なることを意味する。このように、各伝送遅延時間にばらつきがある場合には、単純に図2で説明したような方式を用いても同期誤差を補正することができない。
そこで、本実施の形態では、このばらつきの影響を軽減するため、上り伝送および下り伝送の各々の伝送遅延時間が、長期間で見れば概ね平均化されることを利用する。なぜなら、短期間で見れば、上り伝送および下り伝送の各々の伝送遅延時間にはばらつきがあるものの、一方のみ(例えば、上り伝送のみ)が常に下り伝送よりも伝送遅延時間が長い(または短い)という場合は少ないため、長期間で見れば、各伝送遅延時間の平均値が概ね同一になると考えられるためである。
したがって、保護制御装置10Aは、サンプリング信号の出力時(電気量データの送信時)から保護制御装置10Bからの電気量データの受信時までの時間の平均値を算出する。詳細には、保護制御装置10Aは、今回のサンプリングにより算出された時間TA(n)と、過去のk回分の各時間TA(n−1),TA(n−2),・・・,TA(n−k)との平均値TAxを算出する。同様に、保護制御装置10Bでも、サンプリング信号の出力時(電気量データの送信時)から保護制御装置10Aからの電気量データの受信時までの時間の平均値TBxを算出する。平均値TBxは、今回の時間TB(n)と、各時間TB(n−k),TB(n−2),・・・,TB(n−k)との平均値である。
保護制御装置10Aは、平均値TAxを保護制御装置10Bに送信し、平均値TBxを保護制御装置10Bから受信する。また、保護制御装置10Bは、平均値TBxを保護制御装置10Aに送信し、平均値TAxを保護制御装置10Aから受信する。そして、例えば、保護制御装置10Bは、平均値TBxが受信した平均値TAxと同じになるように、サンプリングタイミングを補正する。この場合、当該補正は、上り伝送および下り伝送の各伝送遅延時間が、長期間で見れば概ね平均化されることを反映した補正に相当するため、ほぼ同一時刻でのサンプリング(サンプリング同期)が実現できる。
これにより、本実施の形態では、図3に示すように、保護制御装置10A,10Bのサンプリングタイミング(時刻tn,tn+1・・・)は一致する(とみなすことができる)ため、受信側でサンプリング信号の出力時からデータ受信時までの時間が伝送遅延時間であるとみなすことができる。具体的には、時間TA(n)(=ta(n)−t(n))が上り伝送の伝送遅延時間に相当し、時間TB(n)(=tb(n)−t(n))が下り伝送の伝送遅延時間に相当する。
保護制御装置10Aは、n回目のサンプリング時での保護制御装置10Bから保護制御装置10Aへの伝送(上り伝送)の伝送遅延時間として、時間TA(n)をユーザに対して報知することができる。典型的には、保護制御装置10Aは、計測回数ごとの時間TA(n)を内蔵のディスプレイに表示する。
<ハードウェア構成>
図4は、本実施の形態に従う保護制御装置10のハードウェア構成の一例を示す図である。図4を参照して、保護制御装置10は、補助変成器50と、AD(Analog to Digital)変換部60と、演算処理部70とを含む。
補助変成器50は、変流器30A(または変流器30B)からの系統電気量を取り込み、より小さな電気量に変換して出力する。
AD変換部60は、補助変成器50から出力される系統電気量(アナログ量)を取り込んでディジタルデータに変換する。具体的には、AD変換部60は、アナログフィルタと、サンプルホールド回路と、マルチプレクサと、AD変換器とを含む。
アナログフィルタは、補助変成器50から出力される電流の波形信号から高周波のノイズ成分を除去する。サンプルホールド回路は、アナログフィルタから出力される電流の波形信号を予め定められたサンプリング周期でサンプリングする。マルチプレクサは、演算処理部70から入力されるタイミング信号に基づいて、サンプルホールド回路から入力される波形信号を時系列で順次切り替えてAD変換器に入力する。AD変換器は、マルチプレクサから入力される波形信号をアナログデータからディジタルデータに変換する。AD変換器は、ディジタル変換した波形信号を演算処理部70へ出力する。
演算処理部70は、CPU(Central Processing Unit)72と、ROM(Read Only Memory)73と、RAM(Random Access Memory)74と、ディスプレイ75と、出力インターフェイス(I/F)76と、入力インターフェイス(I/F)77と、通信インターフェイス(I/F)78とを含む。これらは、バス71で結合されている。
CPU72は、予めROM73に格納されたプログラムを読み出して実行することによって、保護制御装置10の動作を制御する。なお、ROM73には、CPU72によって用いられる各種情報が格納されている。CPU72は、たとえば、マイクロプロセッサである。なお、当該ハードウェアは、CPU以外のFPGA(Field Programmable Gate Array)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)およびその他の演算機能を有する回路などであってもよい。
CPU72は、バス71を介して、AD変換部60からディジタルデータを取り込む。CPU72は、ROM73に格納されているプログラムに従って、取り込んだディジタルデータを用いて制御演算を実行する。CPU72は、制御演算結果に基づいて、出力インターフェイス76を介して、遮断器に制御指令を送信する。
また、CPU72は、通信インターフェイス78を介して伝送路40に接続して、他の保護制御装置10と各種情報を送受信する。入力インターフェイス77は、典型的には、各種ボタン等であり、系統運用者からの各種設定操作を受け付ける。
<機能構成>
図5は、本実施の形態に従う保護制御装置10Aおよび10Bの機能構成を示す模式図である。図5を参照して、保護制御装置10A,10Bは、それぞれ信号出力部200A,200Bと、取得部202A,202Bと、伝送部204A,204Bと、時間算出部206A,206Bと、平均値算出部208A,208Bと、補正部210A,210Bと、表示制御部212A,212Bとを含む。これらの各機能は、例えば、演算処理部70のCPU72がROM73に格納されたプログラムを実行することによって実現される。なお、これらの機能の一部または全部はハードウェアで実現されるように構成されていてもよい。
以下の説明では、保護制御装置10A側でサンプリングタイミングを補正する場合の機能構成について説明する。なお、保護制御装置10Bの各機能構成は、対応する保護制御装置10Aの各機能構成と同様であるため、その詳細な説明は行わない。
信号出力部200Aは、電力系統の電気量を予め定められた周期(サンプリング周期)でサンプリングするタイミングを決定するためのサンプリング信号を出力する。具体的には、信号出力部200Aは、内部クロックによって生成されたサンプリング信号を、取得部202A、伝送部204Aおよび時間算出部206Aに供給する。これにより、電気量データの取得、およびデータ送信が同期を取って実行される。
取得部202Aは、サンプリング周期ごとに、変流器30Aによって検出された電気量(ここでは、電流瞬時値)のディジタルデータ(電流瞬時値データ)を取得する。なお、取得部202Aは、変流器(CT)を用いて電流瞬時値データを取得する構成に限られず、変成器(VT)を用いて電圧瞬時値データを取得する構成であってもよい。
伝送部204Aは、伝送路40を介して他の保護制御装置10Bとデータ通信を実行する。なお、本実施の形態では、伝送路40として、汎用伝送方式(例えば、イーサネット網)のネットワークが使用される。そのため、典型的には、伝送部204Aは、随時伝送遅延時間が変化し得る規格でデータ通信を実行する。
伝送部204Aは、サンプリング信号に基づいてサンプリングされた(取得部202Aによって取得された)電気量データを保護制御装置10Bに送信する。また、伝送部204Aは、保護制御装置10B側で他のサンプリング信号に基づいてサンプリングされた他の電気量データを保護制御装置10Bから受信する。
時間算出部206Aは、信号出力部200Aにより出力されたサンプリング信号の出力時から、当該他の電気量データの受信時までの時間TAを算出する。時間算出部206Aは、算出した時間TAを順次格納していく。例えば、現時点からmサンプリング周期前までの時間TAが格納される場合、TA(n)、TA(n−1)、TA(n−2)、…、TA(n−m)のm+1個の時間を含む時系列データがRAM74に格納される。
平均値算出部208Aは、時間算出部206Aにより算出された今回の時間TA(n)と、過去の基準回数(例えば、k回)分の各時間TA(n−1),TA(n−2),・・・,TA(n−k)との平均値TAxを算出する。基準回数は、ユーザ(系統運用者)によって予め定められる。例えば、ユーザは、伝送路40における上り伝送および下り伝送の各伝送遅延時間が、概ね平均化されたとみなすことができる程度の回数(例えば、100回)に設定される。
伝送部204Aは、保護制御装置10B側(平均値算出部208B)で算出された、他のサンプリング信号の出力時から、保護制御装置10Aから送信した電気量データの受信時までの時間TBの平均値TBxを受信する。なお、伝送部204Aは、平均値TAxを保護制御装置10Bに送信してもよい。
補正部210Aは、平均値TAxと平均値TBxとに基づいて、保護制御装置10A側のサンプリング信号と、保護制御装置10B側のサンプリング信号との同期を取るように保護制御装置10A側のサンプリング信号の出力タイミングを補正する。具体的には、補正部210Aは、平均値TAxと平均値TBxとの差分だけ、当該出力タイミングを補正する。なお、当該補正は、保護制御装置10B側の補正部210Bで実行される構成であってもよい。このことから、補正部は、保護制御装置10Aおよび10Bのうちのいずれか一方のみが有する機能構成であってもよい。
表示制御部212Aは、時間算出部206Aにより算出された時間TAを、保護制御装置10Bから保護制御装置10Aへの上り伝送の伝送遅延時間として、ディスプレイ75に表示させる。例えば、表示制御部212Aは、現時点からmサンプリング周期前までの時間TA(n)、TA(n−1)、TA(n−2)、…、TA(n−m)を示す数値をディスプレイ75に表示させる。また、表示制御部212Aは、図6に示すように、伝送遅延時間の推移をグラフ化して時系列で表示させてもよい。
図6は、本実施の形態に従う伝送遅延時間の表示態様の一例を示す図である。図6を参照して、横軸は算出回数(1回目、2回目など)を示しており、縦軸は伝送遅延時間を示している。図6に示すように、複数回分の伝送遅延時間をグラフ化して表示することにより、運用中の伝送路40の遅延時間特性を一層分かり易くユーザ(系統運用者)に報知できる。
再び、図5を参照して、他の局面では、伝送部204Aは、保護制御装置10B側(時間算出部206B)で算出された時間TBをさらに受信してもよい。この場合、表示制御部212Aは、保護制御装置10Aから保護制御装置10Bへの下り伝送の伝送遅延時間として、時間TBをディスプレイ75に表示させる。
上記では、伝送部204Aが保護制御装置10B側で算出された、時間TBの平均値TBxを受信する構成について説明したが、当該構成に限られない。例えば、保護制御装置10Aが、リアルタイムに時間TBを保護制御装置10Bから受信して、時間TBの平均値TBxを算出する構成であってもよい。
具体的には、保護制御装置10Bは、平均値TBxを算出することなく、各時間TB(n),TB(n−1),・・・,TB(n−m)をリアルタイムで送信し、伝送部204Aがこれらを受信する。この場合、伝送部204Aにより受信された各時間TB(n),TB(n−1),…,TB(n−m)のm+1個の時間を含む時系列データがRAM74に格納される。平均値算出部208Aは、伝送部204Aにより受信された今回の時間TB(n)と、過去の基準回数分の各時間TB(n−1),TB(n−2),・・・,TB(n−k)との平均値TBxを算出する。補正部210Aは、平均値TAxと平均値TBxとに基づいて、保護制御装置10A側のサンプリング信号の出力タイミングを補正する。このように、保護制御装置10A側で平均値TAxだけではなく平均値TBxも算出される場合には、平均値算出部は、保護制御装置10Bにおいては必須の機能構成ではなく、保護制御装置10Aのみが有する機能構成であってもよい。
<処理手順>
図7は、本実施の形態に従う保護制御装置10Aの処理手順を示す図である。ここでは、保護制御装置10A側でサンプリングタイミングを補正し、上り伝送の伝送遅延時間を表示する場合について説明する。典型的には、図7に示す各ステップは、保護制御装置10Aの演算処理部70により実行される。なお、以下の説明では、区別のため、保護制御装置10A,10Bにより取得される電気量データを、それぞれ電気量データDa,Dbと称する。
図7を参照して、保護制御装置10Aは、変流器30Aにより検出された電気量を取得(サンプリング)する(ステップS10)。より具体的には、保護制御装置10Aは、サンプリング信号に基づいて、取得した電気量をサンプリングしてディジタルデータに変換して、電気量データDaを生成する。
保護制御装置10Aは、伝送路40を介して、電気量データDaを保護制御装置10Bに送信する(ステップS12)。保護制御装置10Aは、伝送路40を介して、保護制御装置10Bにより取得された電気量データDbを保護制御装置10Bから受信する(ステップS14)。保護制御装置10Aは、サンプリング信号の出力時から電気量データDbの受信時までの時間TAを算出する(ステップS16)。保護制御装置10Aは、今回算出された時間TA(n)と、過去のサンプリングタイミングで算出された時間TA(n−1),・・・,TA(n−k)との平均値TAxを算出する(ステップS18)。
保護制御装置10Aは、伝送路40を介して、保護制御装置10Bにより算出された平均値TBxを保護制御装置10Bから受信する(ステップS20)。保護制御装置10Aは、平均値TAxおよび平均値TBxに基づいて、サンプリング信号の出力タイミングを補正する(ステップS22)。具体的には、平均値TAxが平均値TBxと同一になるように、当該出力タイミングが補正される。
保護制御装置10Aは、保護制御装置10Bから保護制御装置10Aへの下り伝送の伝送遅延時間として、時間TAをディスプレイ75に表示する(ステップS24)。例えば、図6のように、保護制御装置10Aは、今回算出された時間TA(n)と、過去のサンプリングタイミングで算出された時間TA(n−1),・・・,TA(n−k)を時系列でグラフ化して表示する。
<利点>
本実施の形態によると、伝送遅延時間が変動し得る伝送路であっても、各保護制御装置のサンプリングタイミングの同期をほぼ正確に取ることができるため、伝送遅延時間をほぼ正確に確認することができる。
本実施の形態によると、ネットワークアナライザ、同期を取るためのGPS機器などが不要であるため、簡易に伝送遅延時間を把握することができる。また、これらの機器の準備あるいはセットアップなどの多大な作業、およびコストを削減することができる。
本実施の形態によると、実際の伝送路に接続される保護制御装置を利用して伝送遅延時間を計測することができる。そのため、実際の保護制御装置が導入されていない状態で、単に、ネットワークアナライザ等を用いて伝送遅延時間を計測する場合よりも、より実際の伝送状態を反映した伝送遅延時間を計測することが可能となる。
<変形例>
上述した実施の形態では、保護制御装置10Aおよび10Bのサンプリング信号の出力タイミングを同期させるために、系統運用者によって基準回数が適切に設定される。ここで、基準回数が少なすぎる場合には、補正側の保護制御装置の出力タイミングが頻繁に動くことにより、保護制御装置10Aおよび10Bのサンプリングタイミングの同期が取れない可能性もある。また、基準回数が多すぎる場合には、補正側の保護制御装置の出力タイミングはほぼ動かなくなる。そのため、何らかの原因でサンプリングタイミングが一旦ずれてしまった場合には、保護制御装置10Aおよび10Bのサンプリングタイミングの同期を取るまでに時間がかかる可能性もある。
一方で、補正側の保護制御装置(例えば、保護制御装置10A)の出力タイミングがほぼ動かないということは、当該出力タイミングから他の保護制御装置(例えば、保護制御装置10B)からの電気量データの受信タイミングまでの時間のばらつきは、当該出力タイミングに依存しないことになる。すなわち、当該ばらつきは、保護制御装置10Bから保護制御装置10Aへの上り伝送における伝送遅延時間のばらつきをより精度よく表わすと考えることもできる。
そのため、本実施の形態の変形例として、保護制御装置10Aおよび10Bのサンプリングタイミングの同期を取るために必要な基準回数を標準回数とすると、この標準回数よりも多い回数を基準回数として設定することにより、伝送遅延時間のばらつきをより精度よく確認する例について説明する。
具体的には、変形例に従う保護制御装置10A,10Bは、図5中の機能構成に加えて、基準回数に応じた2つのモードを設定する設定部をさらに含む。設定部は、基準回数が標準回数(例えば、100回)である通常モードと、基準回数が標準回数よりも多い回数(例えば、10000回)である計測モードとを設定可能に構成される。例えば、設定部は、系統運用者からの指示により、通常モードと計測モードとを切り替える。
設定部により計測モードが設定されている場合には、表示制御部212Aは、保護制御装置10Bから保護制御装置10Aへの上り伝送の伝送遅延時間のばらつきを示す情報として、複数回分の時間TAを報知する。具体的には、表示制御部212Aは、図6に示すように、複数回分の時間TAをグラフ化してディスプレイに表示させる。この場合、系統運用者は、グラフ化された複数回分の時間TAを確認することにより、上り伝送の伝送遅延時間のばらつき具合をより精度よく確認することができる。
なお、設定部は、伝送遅延時間のばらつきをさらにより精度よく計測するモードとして、保護制御装置10Aおよび10Bのサンプリング信号の出力タイミングを固定するモード(固定計測モード)を設定可能に構成されていてもよい。
この場合、サンプリングタイミングの補正は行われないため、保護制御装置10Aおよび10Bのサンプリングタイミングの同期を取ることはできない。しかし、両者のサンプリング信号の出力タイミングが固定されているため、例えば、保護制御装置10Aの出力タイミングから、保護制御装置10Bにより計測された電気量データの受信タイミングまでの時間のばらつきは、当該出力タイミングに全く依存しないことになる。すなわち、当該ばらつきは、保護制御装置10Bから保護制御装置10Aへの上り伝送における伝送遅延時間のばらつきをさらにより精度よく表わす。同様に、保護制御装置10Bの出力タイミングから、保護制御装置10Aにより計測された電気量データの受信タイミングまでの時間のばらつきは、保護制御装置10Aから保護制御装置10Bへの下り伝送における伝送遅延時間のばらつきをさらにより精度よく表わす。
系統運用者は、保護制御装置10A,10Bが有する本来のリレー機能を使用せずに、上り伝送または下り伝送の伝送遅延時間のばらつきのみを確認したい場合には、設定部に指示して、保護制御装置10A,10Bを固定計測モードに設定すればよい。この場合、系統運用者は、保護制御装置10A(保護制御装置10B)のディスプレイに表示されるグラフ化された複数回分の時間TA(時間TB)を確認することにより、上り伝送(下り伝送)の伝送遅延時間のばらつき具合をさらにより精度よく把握できる。
[その他の実施の形態]
上述した実施の形態では、保護制御装置10が伝送遅延時間などを表示する構成について説明したが、当該構成に限られない。例えば、保護制御装置10がパーソナルコンピュータなどの情報処理装置と接続されている場合には、伝送遅延時間を示す情報を当該情報処理装置に送信して、当該情報処理装置側で当該情報(例えば、図6のようなグラフなど)を表示してもよい。
上述した実施の形態において、保護制御装置10が計測した伝送遅延時間などを外部サーバに送信するように構成されていてもよい。外部サーバは、各変電所に設置された保護制御装置から送信された各伝送遅延時間を蓄積する。これにより、ユーザが外部サーバに蓄積された各伝送遅延時間にアクセスすることで、各伝送路の遅延特性を把握することができる。
上述の実施の形態として例示した構成は、本発明の構成の一例であり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、一部を省略する等、変更して構成することも可能である。
また、上述した実施の形態において、その他の実施の形態で説明した処理や構成を適宜採用して実施する場合であってもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1A,1B 変電所、10A,10B 保護制御装置、20A,20B 遮断器、30A,30B 変流器、40 伝送路、50 補助変成器、60 AD変換部、70 演算処理部、71 バス、72 CPU、73 ROM、74 RAM、75 ディスプレイ、76 出力インターフェイス、77 入力インターフェイス、78 通信インターフェイス、200A,200B 信号出力部、202A,202B 取得部、204A,204B 伝送部、206A,206B 時間算出部、208A,208B 平均値算出部、210A,210B 補正部、212A,212B 表示制御部、1000 保護制御システム。

Claims (6)

  1. 電力系統の保護制御装置であって、
    前記電力系統の電気量を予め定められた周期でサンプリングするタイミングを決定するための第1のサンプリング信号を出力する信号出力部と、
    伝送路を介して他の保護制御装置とデータ通信を実行する伝送部とを備え、
    前記伝送部は、前記第1のサンプリング信号に基づいてサンプリングされた第1の電気量データを前記他の保護制御装置に送信し、前記他の保護制御装置側で第2のサンプリング信号に基づいてサンプリングされた第2の電気量データを前記他の保護制御装置から受信し、
    前記第1のサンプリング信号の出力時から前記第2の電気量データの受信時までの第1の時間を算出する時間算出部と、
    前記時間算出部により算出された今回の前記第1の時間と、過去の基準回数分の各前記第1の時間との第1の平均値を算出する平均値算出部とをさらに備え、
    前記伝送部は、前記他の保護制御装置側で算出された、前記第2のサンプリング信号の出力時から前記第1の電気量データの受信時までの第2の時間の第2の平均値を受信し、
    前記保護制御装置は、
    前記第1の平均値と前記第2の平均値とに基づいて、前記第1のサンプリング信号と前記第2のサンプリング信号との同期を取るように前記第1のサンプリング信号の出力タイミングを補正する補正部と、
    前記他の保護制御装置から前記保護制御装置への第1伝送の伝送遅延時間として、前記第1の時間をディスプレイに表示させる表示制御部とをさらに備える、保護制御装置。
  2. 前記伝送部は、前記他の保護制御装置側で算出された前記第2の時間をさらに受信し、
    前記表示制御部は、前記保護制御装置から前記他の保護制御装置への第2伝送の伝送遅延時間として、前記第2の時間を前記ディスプレイに表示させる、請求項1に記載の保護制御装置。
  3. 前記表示制御部は、複数回分の前記第1の時間をグラフ化して前記ディスプレイに表示させる、請求項1または2に記載の保護制御装置。
  4. 前記伝送部は、随時伝送遅延時間が変化し得る規格でデータ通信を実行する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の保護制御装置。
  5. 前記基準回数が第1の回数である第1モードと、前記基準回数が前記第1の回数よりも多い第2の回数である第2モードとを設定可能な設定部をさらに備え、
    前記表示制御部は、前記第2モードが設定されている場合、前記第1伝送の伝送遅延時間のばらつきを示す情報として、複数回分の前記第1の時間を前記ディスプレイに表示させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の保護制御装置。
  6. 電力系統の保護制御装置であって、
    前記電力系統の電気量を予め定められた周期でサンプリングするタイミングを決定するための第1のサンプリング信号を出力する信号出力部と、
    伝送路を介して他の保護制御装置とデータ通信を実行する伝送部とを備え、
    前記伝送部は、前記第1のサンプリング信号に基づいてサンプリングされた第1の電気量データを前記他の保護制御装置に送信し、前記他の保護制御装置側で第2のサンプリング信号に基づいてサンプリングされた第2の電気量データを前記他の保護制御装置から受信し、
    前記第1のサンプリング信号の出力時から前記第2の電気量データの受信時までの第1の時間を算出する時間算出部と、
    前記時間算出部により算出された今回の前記第1の時間と、過去の基準回数分の各前記第1の時間との第1の平均値を算出する平均値算出部とをさらに備え、
    前記伝送部は、前記他の保護制御装置側で算出された、前記第2のサンプリング信号の出力時から前記第1の電気量データの受信時までの第2の時間を受信し、
    前記平均値算出部は、前記他の保護制御装置から送信された今回の前記第2の時間と、過去の前記基準回数分の各前記第2の時間との第2の平均値をさらに算出し、
    前記保護制御装置は、
    前記第1の平均値と前記第2の平均値とに基づいて、前記第1のサンプリング信号と前記第2のサンプリング信号との同期を取るように前記第1のサンプリング信号の出力タイミングを補正する補正部と、
    前記他の保護制御装置から前記保護制御装置への第1伝送の伝送遅延時間として、前記第1の時間をディスプレイに表示させる表示制御部とをさらに備える、保護制御装置。
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