JP6548016B2 - 布部材留め具 - Google Patents

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Description

本発明は、脚に装着された長靴下等の布部材の縁部を挟んで留めるための布部材留め具に関する。
従来から、脚に装着されたガーターストッキング等の長靴下がずり落ちるのを防ぐために、長靴下の上端開口の縁部を挟んで吊り上げるガーターベルト等の長靴下吊り具が提供されており、例えば、下記特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された長靴下吊り具では、長靴下の上端を挟んで留めるための長靴下留め具としてガーターボストン(係止具9)が採用されている。また、下記特許文献2にも長靴下留め具が開示されている。
特開2003−227003号公報 特開2003−193315号公報
しかし、従来の長靴下留め具は、長靴下を吊り上げるために、長靴下の上端を挟んで留めるだけの構造であるため、長靴下と長靴下留め具とが滑ってずれると、留め具が完全に外れてしまい、安定的に吊り上げるのが困難であった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、布部材の縁部を安定して留めることのできる布部材留め具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明に係る布部材留め具は、ヒンジ構造により開閉可能に連結されたカンと可撓性ベロとを備え、前記カンと前記ベロとの間に、脚に装着される布部材の縁部を挟持する布部材留め具において、前記ベロは、頭部と首部とを有する、前記カンに係止される係合凸部を備え、前記カンは、挿入される前記係合凸部を係止するための係止用穴であって、前記ヒンジ構造のベロ開閉軸に垂直な長手方向に連続してつながって形成された、前記頭部及び前記首部が通過可能な挿入用幅広穴と、前記首部のみが通過可能な係止用幅狭穴と、から構成される係止用穴を備え、さらに、横紐と、前記ベロ開閉軸と平行な横方向に延在する前記横紐が滑らないように留めるための、前記ベロと逆側において前記カンに対して前記ベロ開閉軸と平行な軸回りに開閉可能に連結された横紐留め具であって、前記カンの長手方向に平行に延在する第一縦桿、第二縦桿及び第三縦桿とを有し、前記第一縦桿と前記第二縦桿との間に第一横紐挿通穴が形成され、前記第二縦桿と前記第三縦桿との間に第二横紐挿通穴が形成された横紐留め具と、を備え、前記脚への装着時に、前記横紐留め具の前記第一横紐挿通穴及び前記第二横紐挿通穴に通された前記横紐が、前記布部材の縁部を前記脚に対して押し付けるよう構成されていることを特徴とする。
本発明に係る布部材留め具によれば、横紐留め具に横紐を通して横紐留め具を閉じることで、布部材の縁部を安定して留めることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るガーターボストンの斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係るガーターボストンの側面図である。 図3は、本発明の実施形態に係るカンの正面図である。 図4は、本発明の実施形態に係る横紐留め具の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係るベロの構成を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係るガーターボストンの使用態様を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係るガーターストッキング締付具の装着状態を示す斜視図である。 図8は、本発明の実施形態の変形例1に係る横紐留め具の正面図である。 図9は、本発明の実施形態の変形例2に係るガーターボストンの斜視図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。本実施形態では、布部材留め具として、脚に装着されたガーターストッキングがずり落ちるのを防ぐために、ガーターストッキングの上端縁部の開口を留めるガーターボストンについて説明する。図1は、本実施形態に係るガーターボストンの開いた状態の斜視図である。図2は、本実施形態に係るガーターボストンの閉じた状態の側面図である。
図3は、本実施形態に係るカンの正面図である。図4は、本実施形態に係る横紐留め具の構成を示す図であり、図4(a)は正面図、図4(b)は側面図である。図5は、本実施形態に係るベロの構成を示す図であり、図5(a)は正面図、図5(b)は側面図である。図6は、本実施形態に係るガーターボストンの使用態様を示す図である。
ガーターボストン1は、カン10と、ヒンジ構造によってカン10に連結された横紐留め具20と、同じくヒンジ構造によってカン10に連結されたベロ30とを備える。ガーターボストン1は、カン10、横紐留め具20及びベロ30が重なり合って閉じた状態と、カン10を真ん中にしてカン10に対して横紐留め具20とベロ30とがそれぞれ所定の角度で逆方向に開いた状態との間で開閉自在である。
また、横紐留め具20及びベロ30は、それぞれ独立してカン10に対して開閉自在であり、横紐留め具20の開閉軸を横紐開閉軸、ベロ30の開閉軸をベロ開閉軸とする。横紐開閉軸とベロ開閉軸は平行であり、互いに近傍に位置している。また、本実施形態では、カン10の長手方向を縦方向、横紐及びベロ開閉軸方向を横方向とし、縦方向において、開閉軸側を根元側、開閉先端側を先端側とする。
カン10は、周枠11と、横桿12と、ヒンジ軸14とを備えている。周枠11の内部には、周枠11と横桿12とにより囲まれた、後述するベロ30の係合凸部32を係止するための係止用穴13が形成されている。係止用穴13は、根元側に位置する挿入用幅広穴13aと、先端側に位置する係止用幅狭穴13bとから構成されており、両者は連続してつながって一つの穴(係止用穴13)を構成している。
ヒンジ軸14は、横桿12の根元側において、周枠11に対して横方向に一体に設置された棒状部材である。横桿12と、ヒンジ軸14と、周枠11の根元部分とによって囲まれた二つの穴は、後述するベロ30のヒンジ部37がカン10に係合するために通されるヒンジ用穴15として機能する。なお、周枠11、横桿12及びヒンジ軸14は、金属製であり、一体に形成されると共に、表面には合成樹脂がコーティングされている。
横紐留め具20は、後述するガーターボストン1の横方向に延在するゴム紐8が摩擦により簡単には滑らないように留めることで、ゴム紐8をガーターボストン1に対してスライド可能に固定するための合成樹脂製の部材である。横紐留め具20は、後述するベロ30の折返し部39によって、カン10の根元部分に対してヒンジ構造で開閉自在に連結されている。
横紐留め具20は、略長方形の周枠21と、横桿22と、第一縦桿24と、第二縦桿25と、第三縦桿26とを備えている。横桿22は、周枠21の根元部分近傍に設置されており、周枠21の根元部分と横桿22とにより囲まれた部分は、後述するベロ30のヒンジ部37が通されるヒンジ用穴212として機能する。
ベロ30のヒンジ部37がヒンジ用穴212に通されると、ヒンジ部37によって囲まれる、周枠21の根元の横方向に延在する部分が、ヒンジ軸211として機能し、横紐留め具20がカン10に対して開閉自在となる。
第二縦桿25は、周枠21に囲まれた中央部分を縦方向に延在する棒状部材であり、第一縦桿24及び第三縦桿26は、周枠21の両側部分が兼用している。第一縦桿24と第二縦桿25との間には、ゴム紐8を横方向に通す為の第一横紐挿通穴27aが形成され、第二縦桿25と第三縦桿26との間には、ゴム紐8を横方向に通す為の第二横紐挿通穴27bが形成されている。
よって、横方向に延在するゴム紐8を第一横紐挿通穴27a及び第二横紐挿通穴27bに通すと、ゴム紐8は、横紐留め具20と三箇所(第一縦桿24、第二縦桿25及び第三縦桿26)で接触して摩擦力が作用するため、ゴム紐8を横紐留め具20に対して簡単には滑らないように留めて固定することができる。
なお、ゴム紐8を横紐留め具20の第一横紐挿通穴27a及び第二横紐挿通穴27bに通す際には、ゴム紐8を横紐留め具20とカン10の間に通すのではなく、図6に示すように、カン10とベロ30との間を通すのが望ましい。そうすると、通されたゴム紐8によって、横紐留め具20がカン10に対して閉じる方向に引っ張られ、後述する横紐留め具20のベロ30に対するストッパーとしての機能を安定して発揮させることができる。
ここで、横紐留め具20のサイズは、横方向の幅が略カン10と同じであり、縦方向の長さは、閉じた際に横紐留め具20の先端が、カン10の係止用穴13の挿入用幅広穴13aと先端側よりも若干根元側に位置して挿入用幅広穴13aの大部分を覆うと共に、後述するように閉じているベロ30の頭部33の根元側にちょうど接触する程度の長さである。
また、横紐留め具20の周枠21の両側面(第一縦桿24と第三縦桿26の外側面)には、閉じた状態の横紐留め具20を開く際に爪を引っ掛けるための引っ掛け凹部215が形成されている。
ベロ30は、カン10と略同じ大きさの合成樹脂製の部材であり、可撓性の帯状片31と、帯状片31の先端近傍のカン10側の面上に形成された係合凸部32と、帯状片31の根元部分に形成されたヒンジ部37とを備えている。
係合凸部32は、カン10の係止用穴13に挿入されて係合する部分であり、先端側に位置する略円筒状で大径の頭部33と、根元側(帯状片31側)に位置する略円筒状で小径の首部34とを備えている。頭部33は、カン10の挿入用幅広穴13aを通過可能であるが、係止用幅狭穴13bを通過できない形状・サイズであり、首部34は、挿入用幅広穴13a及び係止用幅狭穴13bの双方を通過できる形状・サイズである。
ヒンジ部37は、図5に示すように、ヒンジ構造を実現するために、ベロ30の根元の折返し部39で折り返された部分であり、根元側端部に形成された突起である返し爪38を備えている。カン10と横紐留め具20とベロ30とを連結する際には、ヒンジ部37がカン10のヒンジ用穴15aに通され、さらに横紐留め具20のヒンジ用穴212を通された後に、端部の返し爪38がヒンジ用穴15bに続けて挿入されて、返し爪38がカン10の横桿12等に引っ掛かることで、ヒンジ部37がカン10に対して抜けないように係止される。
これにより、ベロ30の根元部分のヒンジ部37が、カン10の根元部分のヒンジ軸14及び横紐留め具20の根元部分のヒンジ軸211の回りを周回して固定される。これにより、ベロ30は、ヒンジ軸14近傍の折返し部39を開閉軸(回動軸)として、ベロ30はカン10に対して開閉自在となる。
また、横紐留め具20のヒンジ軸211は、ベロ30の折返し部39に巻かれることで、カン10のヒンジ軸14とベロ30の折返し部39との間に挟まれており、この挟まれた空間でヒンジ軸211が回動することで、横紐留め具20はカン10に対してヒンジ軸211の軸周りに開閉自在となる。
このように、本実施形態では、ベロ30がカン10に対してヒンジ(リビングヒンジ)構造により開閉自在に連結されると共に、横紐留め具20もカン10に対してヒンジ構造により開閉自在に連結される。
リビングヒンジ構造により連結されたカン10とベロ30とは、ベロ30の係合凸部32をカン10の係止用穴13に挿入して係止させることで、カン10に対してベロ30を閉じた状態で固定することができる。閉じる際に、カン10とベロ30との間にガーターストッキングの上端開口の縁部を挟んでおくことで、ガーターボストン1によりガーターストッキング7の上端を留めることができる(図6参照)。
係合凸部32を係止用穴13に挿入する際には、ベロ30を湾曲させながら係合凸部32を根元側に移動させ、カン10の挿入用幅広穴13aに頭部33を斜めに挿入する。このとき、本実施形態では、横紐留め具20がカン10に対して開閉自在であるため、係合凸部32を係止用穴13に挿入する際に、横紐留め具20を開いた状態としておけば、頭部33を挿入用幅広穴13aに容易に挿入することができる。
挿入用幅広穴13aに挿入された頭部33は、係止用幅狭穴13b内には侵入できないが、首部34まで挿入用幅広穴13aに挿入されると、首部34は係止用幅狭穴13b内に進入できる。
このとき、頭部33は、係止用穴13を通り抜けてカン10の反対側に飛び出している。よって、首部34が係止用幅狭穴13b内に位置する状態で、係合凸部32をカン10の先端側にスライドさせると、係合凸部32が係止用幅狭穴13bの先端付近まで移動することができる。
係合凸部32が係止用幅狭穴13bの先端付近まで移動すると、係止用幅狭穴13b周囲の周枠11が頭部33と帯状片31との間に挟まれており、係合凸部32は、スライド方向のみに移動することができ、挿入用幅広穴13aまで移動しない限り、係止用穴13から抜けることはない。
一方、このように閉じた状態で係止されたガーターボストン1を開く際には、係合凸部32を挿入用幅広穴13aまでスライドさせれば、係止用穴13を貫通した頭部33を抜くことができる。これにより、係止状態が解除され、ガーターボストン1を開くことができる。
また、図2に示すように、係合凸部32を係止用穴13に挿入して係止させ、ベロ30をカン10に対して閉じた状態で、横紐留め具20をカン10に重なるように閉じると、横紐留め具20は、カン10の係止用穴13の挿入用幅広穴13aの大部分を覆う状態となる。よって、係止用幅狭穴13b内に位置するベロ30の係合凸部32が挿入用幅広穴13aへと移動しようとしても、頭部33が閉じた横紐留め具20の先端に衝突して移動できない。
このように、閉じた状態の横紐留め具20は、ベロ30の係合凸部32が根元側に移動しないように制限するストッパーとして機能し、横紐留め具20が閉じた状態では、係合凸部32を係止用穴13から抜くことはできず、閉じたベロ30を開くことはできない。
特に、上述したように、横紐としてのゴム紐8を横紐留め具20に通すと、ゴム紐8によって横紐留め具20がカン10に対して閉じるように付勢することができるため、横紐留め具20が安定して閉じた状態となり、横紐留め具20をベロ30のストッパーとして安定して機能させることができる。
また、本実施形態では、閉じた状態の横紐留め具20の先端が、閉じた状態のベロ30の頭部33の根元側の側面にちょうど接触して頭部33を先端側に押し付けるように構成されているため、ベロ33の頭部によって横紐留め具20が簡単に開かないように押さえることもできる。
以上、ガーターボストン1の構成について説明したが、続いて、ガーターボストン1の使用態様について説明する。従来のガーターボストンは、腰回りに装着されたガーターベルトから吊り下げられた状態で、脚に装着されたガーターストッキングの上端開口縁部を留めることで、ガーターストッキングを吊り上げるように使用される。
一方、本実施形態に係るガーターボストン1は、従来の使用形態に限らず、図6に示すように、ガーターストッキング7の上端を留めるだけでなく、横紐留め具20によって、ガーターボストン1に対して横方向に延在するゴム紐8をさらに留めることができる。なお、ガーターボストン1を装着する際には、ベロ30が内側(脚側)、横紐留め具20が外側に位置するように設置される。
よって、ガーターボストン1を用いれば、脚に装着されたガーターストッキング7が落ちないように、縦方向に吊り上げるだけでなく、ガーターボストン1の横紐留め具20において横方向に通されたゴム紐8によってもガーターストッキング7の上端開口を脚に対して押さえ付けることもでき、ガーターストッキング7のずり下がりを確実に防止することができる。
ここで、ガーターストッキング7は、ガーターボストン1のカン10とベロ30との間に挟まれて挟持されるため、ガーターボストン1に挟持されたガーターストッキング7は、その開閉軸となるベロ30の折返し部39(ヒンジ軸14)よりも先端側に位置する。また、通常、しっかりと挟持するために、ガーターストッキング7の上端開口がカン10とベロ30の間の最奥部付近まで入れられた状態で挟持される(図6参照)。
一方、横紐留め具20は、ガーターボストン1の折返し部39よりも先端側に設置されているため、横紐留め具20によって留められるゴム紐8は、カン10とベロ30との間に挟まれたガーターストッキング7と重なる位置で留められている。
よって、上述したように、ゴム紐8をカン10の内側(ベロ30側)を通るように横紐留め具20に通せば、装着の際、ゴム紐8とガーターストッキング7とが直接接触することになり、装着後にガーターストッキング7に対してガーターボストン1がずれたりするのを防ぎ、ガーターストッキング7をしっかりと固定することができる。
続いて、ガーターボストン1を使ったガーターストッキング7を締め付けるための締付具について説明する。図7は、ガーターストッキング締付具の装着状態を示す斜視図である。ガーターストッキング締付具5は、環状の弾性ベルト50と、弾性ベルト50の所定の2箇所に設置された2個のガーターボストン1とを備えている。弾性ベルト50は、ゴム帯紐51と、ゴム帯紐51の全長を調節するための長さ調節部材52と、ゴム帯紐51の両端の着脱を行う着脱留め具54とを備えている。
長さ調節部材52は、エイトカンであり、長さ調節部材52に対してスライド可能なゴム帯紐51の固定場所を変えることで、ゴム帯紐51の折り返されて二重になった部分51aの長さを調節することができ、弾性ベルト50の全長を調節することができる。
着脱留め具54は、プラスチックホックであり、ゴム帯紐51の両端に設置された2個の鉤形ホックから構成されている。ガーターストッキング締付具5をガーターストッキング7の上から脚に装着する際には、着脱留め具54でゴム帯紐51の両端を接続して留めることで輪状のガーターストッキング締付具5を構成し、脚から外す際には、着脱留め具54を外せば良い。
ゴム帯紐51は、2個のガーターボストン1の横紐留め具20に通されており、ゴム帯紐51の所定の箇所にガーターボストン1が位置するように、固定位置が調整されている。ガーターボストン1の横紐留め具20に対してゴム帯紐51をスライドさせることで、後から固定位置を適宜変更することも可能である。なお、ガーターボストン1の個数は適宜変更可能であり、小径の開口であれば、1個であっても良い。
図7に示すように、ガーターストッキング締付具5の装着の際には、ガーターストッキング締付具5は、脚に装着されたガーターストッキング7がずり落ちるのを防ぐために、ガーターストッキング7の上端開口の所に装着される。
装着時には、ガーターベルト等の吊り紐9に接続されたガーターボストン1のカン10とベロ30の間にガーターストッキング7を挟み込むと共に、着脱留め具54を接続する。そうすると、従来のようにガーターストッキング7の上端開口縁部を吊り上げることができると共に、弾性ベルト50の弾性力によってガーターストッキング7の上端開口部分を締め付けて脚に対して押さえ付けることができ、ガーターストッキング7がずり落ちないようにしっかりと脚に装着することができる。
また、ガーターストッキング締付具5によれば、ガーターベルト等でガーターボストン1を吊り上げない場合であっても、弾性ベルト50の弾性力によってガーターストッキング7の開口縁部を締め付けることできる。また、弾性ベルト50は、ガーターボストン1によってガーターストッキング7の開口縁部にずれないように固定されている。よって、ガーターストッキング締付具5によれば、単体でもガーターストッキング7がずれるのを防止することができる。
また、開閉自在な横紐留め具20がゴム帯紐51によってカン10に対して開かないように確実に固定されることになるので、ベロ30の係合凸部32が外れることを防止でき、ガーターボストン1がガーターストッキング7から外れないようにしっかりと留めることができる。
なお、本実施形態では、横紐留め具20に通される横紐として、ゴム帯紐51を採用しているが、横紐としては、ゴム製等の弾性ベルトに限らず、エナメル等の合皮製のベルト等、適宜他の素材の紐を採用することができる。
続いて、本実施形態の変形例1について説明する。本変形例1では、横紐留め具20’の構成が上記実施形態と異なっており、主として異なる構成について説明する。図8は、本変形例1に係る横紐留め具の正面図である。
本変形例1に係る横紐留め具20’は、上記実施形態に係る横紐留め具20と比較して、周枠21’のヒンジ用穴212を形成するサイド部分に開口218が形成されていることを特徴としている。
このように、ベロ30のヒンジ部37が通される横紐ヒンジ用穴212の側部に開口218が形成されて開放されていると、ヒンジ部37の先端からヒンジ用穴212に通さなくても、開口218の部分からヒンジ部37をヒンジ用穴212に挿入することもできる。
よって、本変形例1によれば、上記実施形態と同様の作用効果を奏すると共に、既に連結されているカン10とベロ30に対して、後から横紐留め具20を追加で連結したり、ガーターボストン1から横紐留め具20だけを外したりすることを容易に行うことができる。
次に、本実施形態の変形例2について説明する。本変形例2では、横紐留め具20"とカン10とを開閉可能に連結するための構成が上記実施形態と異なっており、主として異なる構成について説明する。図9は、本変形例2に係るガーターボストンの斜視図である。
本変形例2に係るガーターボストン1”においては、横紐留め具20”は、エイトカンであり、横桿を備えていない。横紐留め具20”は、ベロ30が連結されたカン10のヒンジ用穴15bの付近において、シリコン接着剤28によってカン10に接着により連結されている。
シリコン接着剤28は、可撓性の接着剤であり、横紐留め具20”は、カン10に対して開閉可能となり、上記実施形態と同様の作用効果を奏する。本変形例2においては、横紐留め具20”の構成が簡素となるため、安価なガーターボストン1”を提供することができる。
以上、変形例も含めて本発明の実施形態について説明したが、本発明の実施の形態は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。例えば、ガーターボストンを構成する部材のサイズや形状等は適宜変更可能である。また、上記実施形態では、ベロとカンとを別材料から別体に構成したが、合成樹脂等の同じ材料から一体に成形しても良い。
また、上記実施形態では、布部材留め具であるガーターボストンによって留める対象として、脚に装着されたガーターストッキング(筒状布部材)を例に挙げて説明したが、開口を有する筒状布部材に限らず、種々の布部材の縁部を布部材留め具で留めることができる。
例えば、本発明者が特開2010−154994号公報で開示した筒状布部材であるおむつ用陰茎固定具の開口縁部を留めるためにも、本発明に係る布部材留め具を用いることができる。
1 ガーターボストン
10 カン
11 周枠
12 横棹
13 係止用穴
14 ヒンジ軸
15 ヒンジ用穴
20 横紐留め具
21 周枠
211 ヒンジ軸
212 ヒンジ用穴
215 引っ掛け凹部
22 横棹
24 第一縦桿
25 第二縦桿
26 第三縦桿
27 横紐挿通穴
30 ベロ
31 帯状片
32 係合凸部
33 頭部
34 首部
37 ヒンジ部
38 返し爪
39 折返し部
5 ガーターストッキング締付具
50 弾性ベルト
51 ゴム帯紐
52 長さ調節部材
54 着脱留め具
7 ガーターストッキング
8 ゴム紐
9 吊り紐

Claims (4)

  1. ヒンジ構造により開閉可能に連結されたカンと可撓性ベロとを備え、前記カンと前記ベロとの間に、脚に装着される布部材の縁部を挟持する布部材留め具において、
    前記ベロは、頭部と首部とを有する、前記カンに係止される係合凸部を備え、
    前記カンは、挿入される前記係合凸部を係止するための係止用穴であって、前記ヒンジ構造のベロ開閉軸に垂直な長手方向に連続してつながって形成された、前記頭部及び前記首部が通過可能な挿入用幅広穴と、前記首部のみが通過可能な係止用幅狭穴と、から構成される係止用穴を備え、
    さらに、
    横紐と、
    前記ベロ開閉軸と平行な横方向に延在する前記横紐が滑らないように留めるための、前記ベロと逆側において前記カンに対して前記ベロ開閉軸と平行な軸回りに開閉可能に連結された横紐留め具であって、前記カンの長手方向に平行に延在する第一縦桿、第二縦桿及び第三縦桿とを有し、前記第一縦桿と前記第二縦桿との間に第一横紐挿通穴が形成され、前記第二縦桿と前記第三縦桿との間に第二横紐挿通穴が形成された横紐留め具と、
    を備え、前記脚への装着時に、前記横紐留め具の前記第一横紐挿通穴及び前記第二横紐挿通穴に通された前記横紐が、前記布部材の縁部を前記脚に対して押し付けるよう構成されていることを特徴とする布部材留め具。
  2. 前記ベロは、根元側の折り返された部分である折返し部と、根元側の端部に形成された返し爪と、を備え、前記折返し部が前記カンの根元部分に形成された二つのヒンジ用穴に続けて通されることで、前記カンに対して開閉可能に連結されており、
    前記横紐留め具は、根元側の横方向に延在する横紐開閉軸が、前記ベロの前記折返し部に前記カンの二つの前記ヒンジ用穴の間で巻かれることで、前記カンに対して開閉可能に連結されていることを特徴とする請求項1記載の布部材留め具。
  3. 前記カンは、前記挿入用幅広穴が根元側、前記係止用幅狭穴が先端側に形成されており、
    前記横紐留め具は、前記カンに対して閉じられた状態で前記係止用穴の前記挿入用幅広穴の大部分を覆うように構成されており、前記カンに対して閉じられると、前記係止用幅狭穴において前記カンに係止された前記ベロの前記係合凸部が前記挿入用幅広穴へと移動するのを阻止することを特徴とする請求項1又は2記載の布部材留め具。
  4. 前記横紐留め具は、根元側に前記ベロの折返し部が通される、側部に開口が形成された横紐ヒンジ用穴を備えており、前記横紐開閉軸が前記ベロの前記折返し部に巻かれるように、前記折返し部を側方から前記横紐ヒンジ用穴に挿入可能に構成されていることを特徴とする請求項2記載の布部材留め具。
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