JP6547607B2 - 給紙装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は,画像形成装置その他の用紙を使用する装置に対して用紙を供給する給紙装置,およびその画像形成装置に関する。さらに詳細には,複数種類の用紙サイズに対応可能であるとともに,特に,用紙の大量積載に対応する用途に好適な給紙装置,およびそれを用いた画像形成装置に関するものである。
従来から,コピー機その他の画像形成装置では,画像形成に供する用紙を貯蔵しておいて画像形成部に1枚ずつ供給する給紙装置が使用されている。この種の給紙装置では通常,複数種類の用紙サイズに対応するために,移動可能な用紙ガイドを備えている。例えば特許文献1に開示されている「給紙カセット」がその例である。同文献の給紙カセットでは,用紙を幅方向に規制する「サイドガイド12a,12b」と,用紙の後辺と側辺とに接触する「バックガイド13a,13b」とを備えている。「サイドガイド12a,12b」は用紙の幅方向に摺動可能とされている。「バックガイド13a,13b」は摺動可能という訳ではないが,使用する用紙サイズの規格ごとにその取り付け位置が表示されることとされている。
特開2007−168910号公報
しかしながら近年のこれらの画像形成装置では,給紙装置の大容量化の要求が強くなっている。給紙装置に収納可能な用紙の枚数は,多い方がユーザーによる補給操作の手間を省けて便利だからである。特に,使用頻度の高い用紙サイズについてこの要求が顕著である。前記した従来の技術は,このような大容量の用途への適合性が必ずしも十分なものではなかった。
用紙の収納枚数が多い場合,通常は,用紙の積載作業は何回かに分けて行われる。これにより,積載されている用紙中の底部付近と頂部付近とでは,手作業での積載による位置ずれが累積している可能性がある。また,収納している用紙の慣性も大きい。このため,用紙の端部を規制する規制部材に用紙から掛かる荷重も大きい。したがって,前述の「サイドガイド12a,12b」のような可動式の規制部材では,用紙の位置ずれを防止しきれなかったり,用紙からの衝撃で破損してしまう可能性もある。「バックガイド13a,13b」のように取り付け位置の変更により用紙サイズに対応する規制部材は,大荷重への対応という点では可動式のものより有利である。しかし使用する用紙サイズによっては,この規制部材自体を使用しないこともある。特許文献1では,「バックガイド13a,13b」を使用しない場合の処理については言及されていない。
本発明は,前記した従来の技術が有する問題点を解決するためになされたものである。すなわちその課題とするところは,複数種類の用紙サイズに対応可能であるとともに,使用する用紙サイズによって一部の規制部材を使用しない場合であってもその規制部材を適切に処理でき,そのことにより,用紙の大量積載に対応する用途にも好適な給紙装置,およびそれを用いた画像形成装置を提供することにある。
本発明の一態様における給紙装置は,給紙する用紙を積載する積載台と,積載台上に積載されている用紙のうち最上の1枚を引き出して給紙する給紙機構とを有する給紙装置であって,積載台上の用紙の一方向についての端部位置を,積載台上に積載される用紙の当該一方向についてのサイズが最大サイズである場合について規制する常設規制部材と,積載台上の用紙の当該一方向についての端部位置を,積載台上に積載される用紙の当該一方向についてのサイズが最大サイズ以外のサイズである場合について規制する,脱着可能な予備規制部材と,積載台上の用紙の一方向と交差する交差方向についての端部位置を規制する側方規制部材とを有し,積載台には,予備規制部材を取り付けて,積載台上の用紙を当該一方向について規制する状態とする主取付部が設けられており,側方規制部材には,主取付部に取り付けられていない予備規制部材を,積載台上の用紙の交差方向についての規制に影響しない位置に取り付けて一体に収納する副取付部が設けられているものである。
上記態様における給紙装置では,積載台上の用紙の一方向についての端部位置の規制が,積載台上の用紙の当該一方向についてのサイズに応じて,常設規制部材と,脱着可能な予備規制部材とのいずれか一方により行われる。すなわち,最大サイズ以外の場合には予備規制部材が装着されてこの規制を行うが,最大サイズの場合には常設規制部材がこの規制を行う。このため最大サイズの場合には予備規制部材は使用されない。この,使用されない予備規制部材は,用紙の交差方向についての端部位置を規制する側方規制部材に収納される。側方規制部材は,収納する予備規制部材を,用紙の規制に影響しない位置に取り付けることで一体に収納する。これにより,使用されない予備規制部材が用紙の積載動作等に対して邪魔にならないようにし,また紛失も防いでいる。
上記態様の給紙装置ではさらに,副取付部が,側方規制部材における上下方向に中央よりも上端寄りの位置に設けられており,予備規制部材には,主取付部または副取付部に取り付けられるための被取付部が設けられており,被取付部は,主取付部に取り付けられる場合と副取付部に取り付けられる場合とでは予備規制部材の姿勢を上下逆向きにするものであることが望ましい。このような構成であると,側方規制部材の副取付部に対する予備規制部材の被取付部の脱着作業を高い位置で行うことができ,作業しやすい。
上記態様の給紙装置ではまた,側方規制部材が,交差方向に厚みを有するものであり,副取付部は,予備規制部材を,側方規制部材における厚みの範囲内に収納するように取り付けるものであることが望ましい。側方規制部材が,交差方向に厚みを有することは,積載する用紙の慣性に耐えるために有用なことである。この厚みの範囲内に予備規制部材を収納することで,側方規制部材の厚み方向の寸法を有効活用できる。
上記態様の給紙装置ではさらに,副取付部が,予備規制部材を,側方規制部材における用紙を規制する面とは反対の面側に収納するように取り付けるものであることが望ましい。側方規制部材における用紙を規制する面とは反対の面側の位置は,側方規制部材による用紙の規制に対して影響しない位置だからである。
上記態様の給紙装置ではまた,側方規制部材は,予備規制部材を収納したままの状態でも収納していない状態でも,積載台に対して脱着可能なものであり,積載台には,側方規制部材を,用紙の交差方向についての2水準以上のサイズに対応させて取り付けて,積載台上の用紙を交差方向について規制する状態とする側方取付部が設けられていることが望ましい。これにより,用紙の交差方向についての複数水準のサイズに対応することができる。また,側方規制部材の交差方向についての取り付け位置を変更しようとする場合に,その側方規制部材が予備規制部材を収納していたとしても収納していなかったとしても,そのまま変更できる。
上記態様の給紙装置ではさらに,積載台上に積載されている用紙を押し上げる,上下方向に移動可能な押上板を有し,副取付部は,予備規制部材を,押上板の移動範囲の下端位置よりも部分的に下方に突出させるように取り付けるものであることが望ましい。このようになっていると,側方規制部材に予備規制部材を収納している状態で押上板を上昇させようとする際に,押上板が予備規制部材に衝突してしまうことがない。
上記態様の給紙装置ではまた,給紙機構は,積載台上の用紙を,常設規制部材もしくは予備規制部材により規制される端部の側とは反対向きに引き出すものであり,側方規制部材は,積載台上の用紙を,給紙機構による用紙の引き出し方向に対する側方に設けられていることが望ましい。このように構成されていると,常設規制部材もしくは予備規制部材が用紙の後端を規制し,側方規制部材が用紙の側方端を規制することとなる。
給紙機構による用紙の引き出し方向が上記のようにされている態様の給紙装置では,前述の「当該一方向」が用紙の引き出し方向に相当する。この場合にはさらに,常設規制部材は,交差方向に対して中央の位置に,上方から凹状になっている凹状部が形成されているものであり,予備規制部材を2つ有し,側方規制部材を,積載台上の用紙に対して交差方向の両側にそれぞれ有し,主取付部として,用紙の引き出し方向方向についての最大サイズより小さい第1サイズに対応し,2つの予備規制部材を,常設規制部材における凹状部を避けた両部位に対応する位置にそれぞれ取り付ける第1主取付部と,用紙の引き出し方向についての第1サイズよりさらに小さい第2サイズに対応し,1つの予備規制部材を,凹状部に対応する位置に取り付ける第2主取付部とが設けられていることが望ましい。
この構成になってると,まず,最大サイズの用紙に対応し予備規制部材を使用しない場合には,常設規制部材の凹状部により,積載台上に用紙を積載するためのアクセス空間が確保される。第1サイズの用紙に対応し2つの予備規制部材を第1主取付部に取り付けて使用する場合にも,常設規制部材の凹状部により積載操作のアクセス空間が確保される。2つの予備規制部材は常設規制部材における凹状部を避けた両部位に重なって位置し,凹状部には予備規制部材が存在しないからである。第2サイズの用紙に対応し1つの予備規制部材を第2主取付部に取り付けて使用する場合には,その予備規制部材は常設規制部材の凹状部に重なって位置することになる。しかしこの場合には,用紙の端部と常設規制部材との間に,用紙サイズが小さいことによる隙間が存在するので,積載操作への支障は特にない。なお,1つの予備規制部材のみを使用する場合,もう1つの予備規制部材は使用されないこととなる。この,使用されない予備規制部材はいずれか一方の側方規制部材に収納しておけばよい。
本発明の別の態様における画像形成装置は,給紙部と,給紙部から供給された用紙に画像を形成する画像形成部とを有する画像形成装置であって,給紙部が,前述のいずれかの態様の給紙装置を内蔵しているものである。
本構成によれば,複数種類の用紙サイズに対応可能であるとともに,使用する用紙サイズによって一部の規制部材を使用しない場合であってもその規制部材を適切に処理でき,そのことにより,用紙の大量積載に対応する用途にも好適な給紙装置,およびそれを用いた画像形成装置が提供されている。
実施の形態に係る画像形成装置の外観斜視図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第1の状態)の斜視図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第1の状態)の平面図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第1の状態)の図3中C−C位置における断面図である。 実施の形態における側方規制板の斜視図である。 実施の形態における側方規制板の平面図である。 実施の形態における側方規制板の図6中D−D位置における断面図である。 実施の形態における側方規制板の背面図である。 実施の形態における予備規制部材の斜視図である。 予備規制部材を収納している側方規制板の斜視図である。 予備規制部材を収納している側方規制板の平面図である。 予備規制部材を収納している側方規制板の図11中D−D位置における断面図である。 予備規制部材を収納している側方規制板の背面図である。 実施の形態における押上板の平面図である。 実施の形態における底板の平面図である。 実施の形態の底板に形成されている,予備規制部材を取り付けるための穴を説明する拡大平面図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第2の状態)の斜視図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第2の状態)の平面図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第2の状態)の図18中C−C位置における断面図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第3の状態)の斜視図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第3の状態)の平面図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第3の状態)の図21中C−C位置における断面図である。 実施の形態に係る用紙カセット(第3の状態)の図21中G−G位置における断面図である。 図23中に矢印Jで指し示される箇所の拡大図である。
以下,本発明を具体化した実施の形態について,添付図面を参照しつつ詳細に説明する。本形態は,図1に示す画像形成装置1に本発明を適用したものである。図1の画像形成装置1は,画像形成部10,給紙部11,読み取り部12を備えている。画像形成部10は,例えば特開2006−113470号公報の図1に記載されているような公知の画像形成機構を内蔵しており,用紙上にトナー像を形成するものである。給紙部11には,複数の用紙トレイ18,19が内蔵されており,画像形成部10へ供給するための用紙を貯蔵している。読み取り部12は,原稿の画像を読み取るものである。
画像形成装置1にはさらに,排紙トレイ13,操作表示部14が設けられている。また,図1に示されるように,画像形成装置1の外装面のうちの右側面には,下部扉15,手差しトレイ16,上部扉17が設けられている。下部扉15は,給紙部11での用紙ジャムに対処するための開閉扉である。上部扉17は,画像形成部10での用紙ジャムに対処するための開閉扉である。手差しトレイ16は,図1中では閉じた状態で描かれている。
上記の画像形成装置1において本発明が適用されているのはむろん,給紙部11である。特に,用紙トレイ18,19のうち大容量トレイである用紙トレイ19である。以下,用紙トレイ19について,図2以下により詳細に説明する。
図2に用紙トレイ19を示す。図2に示す用紙トレイ19は,画像形成装置1から抜き挿し方向Aの引き出し向き(図2中で左下向き)に引き出された状態のものである。抜き挿し方向Aは,画像形成装置1の奥行き方向に該当する。用紙トレイ19は,画像形成装置1における外板でもある前面板20と,画像形成装置1において最も奥側に位置する背面板21と,給紙機構22と,後壁板(常設規制部材)23とを有している。これら4つの要素により用紙トレイ19は,上方から見てほぼ長方形の箱状の外形をなしている。給紙機構22は,用紙トレイ19に積載されている用紙のうち最上の1枚を引き出して搬送方向Fに送り出すものである。このため給紙機構22は,ピックアップローラー24を備えている。図2に示される用紙トレイ19はこの他に,側方規制板25を有している。なお,抜き挿し方向Aは,搬送方向Fに対して交差する方向である。
用紙トレイ19を上方から見ると図3のようになる。図3に示されるように用紙トレイ19には,2つの側方規制板25が設けられている。2つの側方規制板25のうち一方は前面板20の近くに,もう一方は背面板21の近くに配置されている。図3において2つの側方規制板25と給紙機構22と後壁板23とにより四方から囲まれている領域Bが,用紙が積載される領域である。図3に示される用紙トレイ19にはこの他に,底板26と押上板27とを有している。また,図2および図3ではごくわずかに見えているに過ぎないが,用紙トレイ19には,2つの予備規制部材31も設けられている。予備規制部材31については後述する。
図4に用紙トレイ19の断面図を示す。図4に示されるように給紙機構22には,ピックアップローラー24の他にも給紙ローラー28,捌きローラー29が設けられている。給紙ローラー28は,ピックアップローラー24により取り出された用紙を搬送方向Fに搬送するものである。捌きローラー29は,2枚目以降の用紙が連れ送りされるのを防止するものである。さらに,給紙機構22の下方には,前壁板30が設けられている。また,図3に示した押上板27は,底板26より上方に位置し,かつ昇降移動可能に設けられている。底板26は,図4中の用紙トレイ19の中で最も下に位置している。底板26は押上板27と異なり,昇降移動しないものである。
なお,図4においては,押上板27をその昇降可能範囲内の最も下寄りの位置とし,しかもその上に用紙Pを実際に積載した状態で示している。用紙Pは,押上板27の上に積載されている。これにより用紙Pは,底板26より上方に位置している。底板26と押上板27と合わせたものが積載台に相当する。本実施形態では用紙トレイ19として,積載可能な最大枚数が千枚程度の大容量のものを想定している。図4中に示される用紙Pは,用紙トレイ19に積載可能な最大枚数のだいたい4分の1程度を想定して描いたものである。押上板27は,揺動式ではなく水平を維持したまま全体的に上昇するように構成されている。用紙Pのうち最上のものがピックアップローラー24による取り出し高さに達するまで,押上板27が矢印Uのように上昇するようになっている。なお,押上板27を昇降させる機構自体は公知であるため,説明を省略する。
側方規制板25について図5〜図8により説明する。図5に示すように側方規制板25は,全体として縦長の長方形の部材である。側方規制板25は,規制面32と,側壁面33とを有している。規制面32は,搬送方向Fに平行な面であり,用紙Pの端部に接してその位置を規制する面である。側壁面33は,規制面32と垂直に,用紙Pから遠ざかる向きに設けられた部位である。側壁面33は,図2に示した抜き挿し方向Aに平行である。側壁面33は,側方規制板25に剛性を付与するための面である。さらに側壁面33の存在により側方規制板25は,抜き挿し方向Aにある程度の厚みT(図6参照)を有している。これにより側方規制板25は,用紙Pの,搬送方向Fに対する幅方向側面側の端部を規制しつつ,最大千枚程度までの慣性力に耐える剛性を備えるようになっている。
側方規制板25は図6に示すように,規制面32の裏側,すなわち用紙Pに接しない側に,規制面32および側壁面33の裏面による凹部34を有している。そしてその凹部34内に,規制面32の裏面から,取り付けステー(副取付部)35が突出して設けられている。取り付けステー35は,2つのネジ穴36が形成された平板状の部材である。図7,図8に示されるように取り付けステー35は,側方規制板25の高さ全体の中で上端付近に位置している。よって,取り付けステー35の下方は,凹部34による空きスペースとなっている。また,側方規制板25は,その下端部において,4つのビス37により底板26に固定的に取り付けられるようになっている。
続いて,予備規制部材31について図9により説明する。予備規制部材31は,丸棒を湾曲変形させたものである規制部38と,その下端の被取付部39とを有している。規制部38は,用紙Pの端部に接してその位置を規制する部位である。このため規制部38は,湾曲した丸棒であるとはいっても全体としては平面をなすようになっている。図9では,規制部38における手前側(矢印E側)が,用紙Pの端部を規制する面として作用するものである。被取付部39は,予備規制部材31を,2つのビス37により底板26に取り付けるための部位である。上記の予備規制部材31は,用紙Pの,搬送方向Fにおける後端側(図4における左側)の端部を規制するためのものである。むろん,最大千枚程度までの慣性力に耐える強度を備える点では側方規制板25と同様である。なお,図6で述べた2つのネジ穴36の間隔は,被取付部39における2つのビス37用の穴の間隔と等しい。
ただし,図2〜図4に示した状況では,予備規制部材31が,用紙Pの端部の規制のために使用されていない。これらの図においては予備規制部材31は,側方規制板25に一体的に収納された状態にある。これは,これらの図の状況における用紙トレイ19は,用紙Pの搬送方向Fにおけるサイズに関して,想定されている中で最大のサイズに合わせた設定とされているからである。このためこれらの図における用紙トレイ19では,予備規制部材31の替わりに後壁板23が,用紙Pの後端側の端部を規制する役割を果たしている。後壁板23は,予備規制部材31が底板26に対して脱着可能であるのと異なり,用紙トレイ19に常時設置されているものである。後壁板23もむろん,最大千枚程度までの慣性力に耐える強度を備えるように作られている。
なお図2に見られるように後壁板23には,上方から凹状になっている凹状部40が形成されている。凹状部40は後壁板23における,抜き挿し方向Aに中央の位置に形成されている。凹状部40が形成されていることにより後壁板23は,抜き挿し方向Aに手前側の部位41と奥側の部位42とを有している。凹状部40が形成されているのは,ユーザーによる用紙トレイ19への用紙Pの積載動作をやりやすくするためである。すなわち,用紙積載領域B(図3参照)にユーザーが手を入れやすいようにするためである。
続いて,使用されていない予備規制部材31の保管の状況を説明する。使用されていない予備規制部材31は前述のように,側方規制板25に一体的に収納されている。この,予備規制部材31を一体的に収納している側方規制板25を図10〜図13に示す。この状態では予備規制部材31は,図9に示した状態とは上下逆にされている。すなわち,本来下向きにされるはずの被取付部39の部分が上向きとされている。そしてその状態で被取付部39が,側方規制板25の取り付けステー35(図6,図7参照)に,2つのビス37により取り付けられている。
このためこの状態で側方規制板25を上方側から見ると(図10,図11参照),取り付けステー35が被取付部39により隠れている。すなわちこの状態では,被取付部39が取り付けステー35の上に重ね合わせられており,その状態でビス37による両者の固定が行われている。また,予備規制部材31の主要部分である規制部38が,側方規制板25における取り付けステー35より下方の空きスペースである凹部34に収納されている(図12,図13参照)。この状態では予備規制部材31の大部分が,側方規制板25の厚みTの範囲内に収納されている。
図2〜図4に示した状況では上記のように,予備規制部材31が側方規制板25に一体的に収納されている。そして,このように予備規制部材31を収納している側方規制板25が底板26に固定的に取り付けられ,用紙Pの端部の規制を行うようになっている。このため図2〜図4に示した状況では,予備規制部材31が,ユーザーによる用紙トレイ19への用紙Pの積載動作に対して邪魔になることがない。また,使用されていない予備規制部材31の紛失も起こらない。
また,側方規制板25の取り付けステー35は前述のように,側方規制板25の上端付近に設けられている。これは予備規制部材31を上下逆さにして収納するためである。その結果,取り付けステー35に被取付部39をビス37で固定する操作(取り外す操作も同じ)が,側方規制板25の上端付近という比較的高い位置で行われることとなっている。これにより,この脱着操作を容易にできるようになっている。
次に,押上板27について図14により説明する。押上板27は,図14に示される面内形状の平板状の部材である。押上板27には,窓部43,44や凹部45〜47が形成されている。凹部45〜47は,押上板27における,後壁板23に対面する側の辺に設けられている。より詳細にいえば,抜き挿し方向Aに対して中央の凹部45は,後壁板23における凹状部40(図2参照)に相対する位置に形成されている。その両側の凹部46,47は,後壁板23における部位41,42に相対する位置に形成されている。窓部43は,凹部45〜47よりも搬送方向Fに前方寄りの位置に,抜き挿し方向Aに対して対称に設けられている。窓部44は,搬送方向Fに対しては凹部45と窓部43との中間であり,抜き挿し方向Aに対しては中央である位置に設けられている。
これらは,用紙Pを積載していない状態での用紙トレイ19を上方から見たときに,底板26の一部を露出させるための形状である(図3参照)。言い替えると図3では,用紙トレイ19の底板26のうち,押上板27における窓部43,44や凹部45〜47に該当する領域内のみが見えている状態にある。
続いて,底板26について図15により説明する。底板26における押上板27に隠れない領域には,多数の穴が形成されている。このうちの窓部43の領域内の穴48は,全体として抜き挿し方向Aと平行に2列に並んで配置されている。これらの穴48はいずれもネジ穴であり,底板26に側方規制板25を4つのビス37で固定するための穴(側方取付部)である。これにより側方規制板25を,その規制面32が搬送方向Fに平行となるように,かつ,用紙Pの幅方向(抜き挿し方向A)に対して様々な位置に取り付けることができるようになっている。実際には,2つの側方規制板25の規制面32同士が対面するように,かつ,用紙Pの幅方向サイズに合わせて,用紙Pを中央合わせで規制する位置に取り付ける。図3に示した状態がその一例である。
よって,使用する用紙Pの幅方向サイズが変更される場合には,それに合わせて2つの側方規制板25の取り付け位置を変更することができる。すなわち側方規制板25を,ビス37を取り外すことで底板26から一旦撤去し,変更後の位置に改めてビス37に固定するのである。また,このような側方規制板25の脱着は,側方規制板25が前述のように予備規制部材31を収納している状態のままで行うことができる。むろん,予備規制部材31を収納していない状態で行うこともできる。また,側方規制板25に予備規制部材31を収納する動作は,側方規制板25が底板26に取り付けられている状態でもできるし,側方規制板25が底板26から取り外されている状態でもできる。側方規制板25に収納されている予備規制部材31を取り外す動作も同様である。
続いて,図15における凹部45〜47,窓部44の領域内の穴について説明する。窓部44の領域内の穴は,図16に示すように4つの穴で1つの穴群(主取付部)49を構成している。穴群49は,2つの非ネジ穴50と,2つのネジ穴51とにより構成されている。非ネジ穴50同士を結ぶ方向,およびネジ穴51同士を結ぶ方向はいずれも,用紙Pの幅方向(抜き挿し方向A)と平行である。また,2つのネジ穴51は2つの非ネジ穴50に対して,搬送方向Fにやや前方寄りの位置に設けられている。さらに,2つのネジ穴51の間隔は,図9に示した,予備規制部材31の被取付部39における2つのビス37用の穴の間隔と等しい。つまり,図6に示した,側方規制板25の取り付けステー35における2つのネジ穴36の間隔とも等しい。
これにより,穴群49を利用して,底板26に予備規制部材31を取り付けることができる。穴群49に予備規制部材31を取り付けるときには,側方規制板25に収納するときと異なり,図9に示した姿勢のまま逆さにしないで取り付ける。すなわち,被取付部39の下方に少し突き出ている規制部38の端部を2つの非ネジ穴50に挿入する。その状態で2つのビス37をネジ穴51にねじ込むことで,底板26に予備規制部材31が取り付けられる。その状態では,予備規制部材31の規制部38における,図9中で矢印E側から見た手前側が,用紙Pの搬送方向Fに対する後端を規制することとなる。
図15中の底板26における凹部45〜47,窓部44の領域内のあちこちに,上記の穴群49が形成されている。その主なものとしては,凹部46の領域内の穴群49A,凹部47の領域内の穴群49B,凹部45の領域内の穴群49Cが挙げられる。穴群49A,49Bは,予備規制部材31を,後壁板23よりもわずかに搬送方向Fに前寄りの位置に取り付けるための穴群49である。さらに,穴群49A,49Bを利用した場合,2つの予備規制部材31はいずれも,用紙Pの幅方向(抜き挿し方向A)に対して中央から外れて位置することとなる。穴群49Cは,予備規制部材31を,穴群49A,49Bを利用して取り付けた場合よりもさらに搬送方向Fに前寄りの位置に取り付けるための穴群49である。
以下,用紙トレイ19における予備規制部材31の取り付け位置のバリエーションを説明する。まず,第1のバリエーションとして,先に図2〜図4に示したものを挙げる。前述のようにこの状態は,用紙Pの搬送方向Fにおけるサイズに関して,想定されている中で最大のサイズに合わせた設定である。よってこの状態は,例えば米国市場向けのレターサイズ用紙縦置き(搬送方向Fのサイズは215.9mm)に合わせた設定である。図3中に示される側方規制板25の位置も,当該用紙の幅方向サイズ(279.4mm)に合わせられている。
第2のバリエーションを,図17〜図19に示す。このバリエーションは,前述の穴群49A,49B(図15参照)を利用して2つの予備規制部材31を底板26に取り付けた状態である。よってこの状態では,2つの側方規制板25のいずれも,予備規制部材31を収納していない。この状態では図17〜図19に示されるように予備規制部材31が,後壁板23のすぐ内側(図18,図19にてすぐ右側)の位置に固定されている。したがって図17〜図19の状態は,第1のバリエーションでの状態と比較して,搬送方向Fのサイズがわずかに小さいサイズの用紙Pに合わせた状態である。例えば,日本市場向けのA4サイズ用紙縦置き(搬送方向Fのサイズは210mm)がこれに該当するサイズである。図18に示される側方規制板25の位置も,当該用紙の幅方向サイズ(297mm)に合わせて,図3の状態よりもわずかに広げた位置に変更されている。
この第2のバリエーションの状態では,図17および図18に示されるように2つの予備規制部材31が,用紙Pの幅方向の中央を避けて,手前側と奥側とに取り付けられている。予備規制部材31の取り付けを,押上板27における凹部46,47の領域内の穴群(49A,49B)を利用して行っているからである。そのため図17に示されるように2つの予備規制部材31は,搬送方向Fの前方側から後方側を見る視線で見て,後壁板23の凹状部40を避けて部位41,42と重なる位置に存在している。このため,この第2のバリエーションの状態でも,凹状部40の箇所は空いている。この点で第1のバリエーションの場合と共通する。したがって,図18中の用紙積載領域Bへのユーザーの手操作によるA4用紙の積載がやりやすい。
第3のバリエーションを,図20〜図23に示す。このバリエーションは,前述の穴群49C(図15参照)を利用して1つの予備規制部材31を底板26に取り付けた状態である。よってこの状態では,2つの側方規制板25のうち一方のみが,予備規制部材31を収納している。図20,図21,図23では,手前側の側方規制板25に予備規制部材31が収納されている。ただしこれとは逆に,奥側の側方規制板25に予備規制部材31を収納してもかまわない。
この状態では図21,図22に示されるように予備規制部材31が,前述の第2のバリエーションでの位置よりもさらに,後壁板23から離れた位置に固定されている。したがって図20〜図23の状態は,第2のバリエーションでの状態と比較して,搬送方向Fのサイズがさらに小さいサイズの用紙Pに合わせた状態である。例えば,日本市場向けのB5サイズ用紙縦置き(搬送方向Fのサイズは182mm)がこれに該当するサイズである。図21,図23に示される側方規制板25の位置も,当該用紙の幅方向サイズ(257mm)に合わせて,図3の状態よりも狭めた位置に変更されている。
この第3のバリエーションの状態では,図20,図21,図23に示されるように1つの予備規制部材31が,用紙Pの幅方向の中央に取り付けられている。取り付けを,押上板27における凹部45の領域内の穴群49Cを利用して行っているからである。そのため図20,図23に示されるように予備規制部材31は,搬送方向Fの前方側から後方側を見る視線で見て,後壁板23の凹状部40と重なる位置に存在している。この点で,第1のバリエーションや第2のバリエーションの場合と異なっている。しかしながら,用紙背のサイズが小さい第3のバリエーションの状態では,図22に示されるように後壁板23と用紙Pの後端との間に隙間Hがある。このため,予備規制部材31が後壁板23の凹状部40と重なる位置に存在していても,図21中の用紙積載領域Bへのユーザーの手操作によるA4用紙の積載に特段の支障はない。
さらに,本形態の用紙トレイ19では,側方規制板25に収納されている状態での予備規制部材31と,押上板27との関係についても特徴を有している。図24により,この点について説明する。図24には,予備規制部材31を収納している状態での側方規制板25の,底板26への取り付け箇所を拡大して示している。図24中には押上板27も現れている。ただし図24中に現れているのは,押上板27の中でも窓部43の壁面である。また,図24中に押上板27が現れている位置は,押上板27の昇降移動の範囲内で最も下降した位置である。
図24から明らかなように,側方規制板25に収納されている状態での予備規制部材31の頂部52は,押上板27の上面53よりも下方に進入している状態にある。その進入量を図24中に「K」で示している。つまり,前述のように予備規制部材31を上下逆さにして側方規制板25に収納させることにより,予備規制部材31が部分的に押上板27の移動範囲の下端よりも下方に突出して位置するのである。しかも,押上板27を最も下降させた状態でもこのような状況になるのである。このことは,側方規制板25における取り付けステー35の高さ方向位置と,予備規制部材31自体の高さ方向寸法と,押上板27の昇降移動範囲の下限位置との三者の関係により実現される。
このため,押上板27を上昇させたときに,押上板27が予備規制部材31の頂部52に当たってしまう,ということがない。このことは,取り付けステー35の剛性はさほど高いものでなくてもよい,ということを意味する。取り付けステー35の剛性が高くないということは,逆さにして取り付けステー35に取り付けられた予備規制部材31の頂部52の位置が,図24中で左右にある程度振れる可能性がある,ということである。
それでも上記設定により,取り付けステー35に予備規制部材31を取り付ける際には,まず予備規制部材31の頂部52が押上板27の窓部43に進入し,それから取り付けステー35と被取付部39とのビス37による締結がなされることとなる。このため,取り付けステー35の剛性が高くなくても,押上板27の上昇により上記の衝突が起きることはあり得ないのである。なお上記のことは,図23中左側の側方規制板25に予備規制部材31を収納した場合に限らず,右側の側方規制板25に予備規制部材31を収納した場合でも同様である。
以上詳細に説明したように本実施の形態によれば,底板26に対して脱着可能な予備規制部材31を有している。予備規制部材31は,用紙Pの後端を規制するものであるが,積載する用紙Pのサイズによっては使用されないこともあるものである。そして本形態では,使用しない予備規制部材31を,側方規制板25に収納しておくこととしている。これにより,使用されない予備規制部材31が用紙Pの積載動作の邪魔にならないようにしている。また,使用されない予備規制部材31の紛失をも防止している。
また,側方規制板25は剛性確保のためにある程度の厚みを有しており,その厚みの範囲内に予備規制部材31の大部分が収納されるようになっている。このため,側方規制板25を予備規制部材31の収納のために大型化する必要はない。また,側方規制板25への予備規制部材31の収納を,予備規制部材31を上下逆さにした状態で行うようにしている。これにより,取り付けの操作位置が高い位置となり,操作しやすくなっている。なお,取り付けのビス37としては,予備規制部材31を底板26に取り付けるためのものをそのまま利用することができる。また,側方規制板25を底板26に取り付けるためのビス37と共通の部品とすることもできる。
また,側方規制板25への予備規制部材31の収納を,側方規制板25における用紙Pとは反対側の面で行うようにしている。これにより,側方規制板25に予備規制部材31が収納されていても,側方規制板25による用紙Pの規制には影響しないようになっている。さらに,側方規制板25に収納された予備規制部材31の頂部52の位置と押上板27の昇降範囲との関係により,側方規制板25に予備規制部材31が収納されていても,押上板27の上昇に支障が生じることがないようにしている。上記のようにして,複数種類の用紙サイズに対応可能であるとともに,使用する用紙サイズによって一部の規制部材を使用しない場合であってもその規制部材を適切に処理でき,そのことにより,用紙Pの大量積載に対応する用途にも好適な給紙装置である用紙トレイ19,およびそれを用いた画像形成装置1が実現されている。
なお,本実施の形態は単なる例示にすぎず,本発明を何ら限定するものではない。したがって本発明は当然に,その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良,変形が可能である。例えば,側方規制板25や予備規制部材31の材質であるが,特段の限定はない。前述の強度確保のためには金属系の素材が有利であるが,合成樹脂系の素材であっても,必要な強度の確保が不可能なわけではない。
また,本実施の形態では,側方規制板25への予備規制部材31の収納を,側方規制板25における用紙Pとは反対側の面で行うこととしたが,これは必須事項ではない。側方規制板25における用紙P側の面に予備規制部材31を収納する構成も可能である。その場合でも,側方規制板25における用紙P側の面に凹部を設ける等により,側方規制板25による用紙Pの規制に影響しないようにすることは可能である。
また,本実施の形態では,用紙Pの後端の規制部材(予備規制部材31)を,用紙サイズによっては使用せず側端の規制部材(側方規制板25)に収納することとした。しかしこの関係を逆にする構成も可能である。すなわち,用紙Pの側端の規制部材を予備規制部材31のような形状とし,用紙サイズによっては使用しないこととするのである。そして,用紙Pの後端の規制部材を側方規制板25のような形状とし,使用しない規制部材をそこに収納する,という構成も可能である。
なお,画像形成装置1自体の構成にも特段の限定はない。コピー機でもよいしプリンターでもよい。公衆回線を通じての印刷ジョブの送受信が可能な構成でもよい。図1中の画像形成部10にしても,カラー機に限らずモノクロ機でもよいし,トナーを用いる方式でなくてもよい。
1 画像形成装置
10 画像形成部
11 給紙部
19 用紙トレイ
22 給紙機構
23 後壁板(常設規制部材)
25 側方規制板
26 底板
27 押上板
31 予備規制部材
35 取り付けステー(副取付部)
36 ネジ穴
38 規制部
39 被取付部
40 凹状部
41 部位
42 部位
48 穴(側方取付部)
49 穴群(主取付部)
49A 穴群(第1主取付部)
49B 穴群(第1主取付部)
49C 穴群(第2主取付部)
50 非ネジ穴
51 ネジ穴
52 頂部
A 引き出し方向
K 突出量
T 厚み

Claims (9)

  1. 給紙する用紙を積載する積載台と,前記積載台上に積載されている用紙のうち最上の1枚を引き出して給紙する給紙機構とを有する給紙装置であって,
    前記積載台上の用紙の一方向についての端部位置を,前記積載台上に積載される用紙の前記一方向についてのサイズが最大サイズである場合について規制する常設規制部材と, 前記積載台上の用紙の前記一方向についての端部位置を,前記積載台上に積載される用紙の前記一方向についてのサイズが最大サイズ以外のサイズである場合について規制する,脱着可能な予備規制部材と,
    前記積載台上の用紙の前記一方向と交差する交差方向についての端部位置を規制する側方規制部材とを有し,
    前記積載台には,前記予備規制部材を取り付けて,前記積載台上の用紙を前記一方向について規制する状態とする主取付部が設けられており,
    前記側方規制部材には,前記主取付部に取り付けられていない前記予備規制部材を,前記積載台上の用紙の前記交差方向についての規制に影響しない位置に取り付けて一体に収納する副取付部が設けられていることを特徴とする給紙装置。
  2. 請求項1に記載の給紙装置であって,
    前記副取付部は,前記側方規制部材における上下方向に中央よりも上端寄りの位置に設けられており,
    前記予備規制部材には,前記主取付部または前記副取付部に取り付けられるための被取付部が設けられており,
    前記被取付部は,前記主取付部に取り付けられる場合と前記副取付部に取り付けられる場合とでは前記予備規制部材の姿勢を上下逆向きにするものであることを特徴とする給紙装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の給紙装置であって,
    前記側方規制部材は,前記交差方向に厚みを有するものであり,
    前記副取付部は,前記予備規制部材を,前記側方規制部材における前記厚みの範囲内に収納するように取り付けるものであることを特徴とする給紙装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の給紙装置であって,前記副取付部は, 前記予備規制部材を,前記側方規制部材における用紙を規制する面とは反対の面側に収納するように取り付けるものであることを特徴とする給紙装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の給紙装置であって,
    前記側方規制部材は,前記予備規制部材を収納したままの状態でも収納していない状態でも,前記積載台に対して脱着可能なものであり,
    前記積載台には,前記側方規制部材を,用紙の前記交差方向についての2水準以上のサイズに対応させて取り付けて,前記積載台上の用紙を前記交差方向について規制する状態とする側方取付部が設けられていることを特徴とする給紙装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の給紙装置であって,
    前記積載台上に積載されている用紙を押し上げる,上下方向に移動可能な押上板を有し,
    前記副取付部は,前記予備規制部材を,前記押上板の移動範囲の下端位置よりも部分的に下方に突出させるように取り付けるものであることを特徴とする給紙装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の給紙装置であって,
    前記給紙機構は,前記積載台上の用紙を,前記常設規制部材もしくは前記予備規制部材により規制される端部の側とは反対向きに引き出すものであり,
    前記側方規制部材は,前記積載台上の用紙を,前記給紙機構による用紙の引き出し方向に対する側方に設けられていることを特徴とする給紙装置。
  8. 請求項7に記載の給紙装置であって,
    前記常設規制部材は,前記交差方向に対して中央の位置に,上方から凹状になっている凹状部が形成されているものであり,
    前記予備規制部材を2つ有し,
    前記側方規制部材を,前記積載台上の用紙に対して前記交差方向の両側にそれぞれ有し,
    前記主取付部として,
    用紙の前記引き出し方向についての最大サイズより小さい第1サイズに対応し,2つの前記予備規制部材を,前記常設規制部材における前記凹状部を避けた両部位に対応する位置にそれぞれ取り付ける第1主取付部と,
    用紙の前記引き出し方向についての前記第1サイズよりさらに小さい第2サイズに対応し,1つの前記予備規制部材を,前記凹状部に対応する位置に取り付ける第2主取付部とが設けられていることを特徴とする給紙装置。
  9. 給紙部と,前記給紙部から供給された用紙に画像を形成する画像形成部とを有する画像形成装置であって,
    前記給紙部は,請求項1から請求項8までのいずれか1つに記載の給紙装置を内蔵していることを特徴とする画像形成装置。
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