JP6546431B2 - 挿入治具 - Google Patents

挿入治具 Download PDF

Info

Publication number
JP6546431B2
JP6546431B2 JP2015075286A JP2015075286A JP6546431B2 JP 6546431 B2 JP6546431 B2 JP 6546431B2 JP 2015075286 A JP2015075286 A JP 2015075286A JP 2015075286 A JP2015075286 A JP 2015075286A JP 6546431 B2 JP6546431 B2 JP 6546431B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insertion member
jig
guide
plate portion
conduit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015075286A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016194351A (ja
Inventor
畑中 健一
健一 畑中
雄大 黒原
雄大 黒原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2015075286A priority Critical patent/JP6546431B2/ja
Publication of JP2016194351A publication Critical patent/JP2016194351A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6546431B2 publication Critical patent/JP6546431B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

本発明は、管路内に装置を挿入するための挿入治具に関する。
管路内の検査のために管路内に検査の装置を挿入するための治具が研究開発されている。例えば、特許文献1(実開平06-018793号公報)においては、手間をかけることなく容易にケーブル先端の向きを管の軸心方向に円滑に変えることができる管路内へのケーブル挿入装置について開示されている。
また、特許文献2(特開2008-275072号公報)においては、採水ホースやカメラケーブルをガス管路内に挿入する際、コンパクトに構成して先端をガス管の軸心方向に沿って案内できる挿入装置について開示されている。
実開平06-018793号公報 特開2008-275072号公報
特許文献1(実開平06-018793号公報)に記載のケーブル挿入装置は、管に設けられた分岐管から管路内に挿入ガイド筒を挿入し、この挿入ガイド筒にケーブルを通して管路内にケーブルを挿入するケーブル挿入装置において、挿入ガイド筒の先端部に、この挿入ガイド筒の軸心に対して下端が斜め前方にわずかに傾斜して下方に突出する姿勢と下端が前方に突出する傾斜姿勢との間で揺動するガイド板を設けたことを特徴とするものである。
また、特許文献2(特開2008-275072号公報)に記載のフレキシブル部材挿入装置は、ガス管路内に長尺状のフレキシブル部材を挿入するための管路内のフレキシブル部材挿入装置であって、ガス管に装着する筒状のガイドバルブ体と、ガイドバルブ体内に挿入してフレキシブル部材を挿入可能に案内するフレキシブル部材挿入治具と、を備え、フレキシブル部材挿入治具には、先端部に、フレキシブル部材の先端部を管路内に案内するためのガイド部材とガイド部材の上方位置にあってフレキシブル部材をガス管路内に案内する開口部とが配設され、ガイド部材がフレキシブル部材の先端部と当接する面に傾斜面が形成され、傾斜面が、多種類の口径のガス管に対して、フレキシブル部材の先端部をガス管の軸心方向に沿って進出できる角度に設定されていることを特徴とするものである。
特許文献1記載のケーブル挿入装置は、傾斜姿勢との間で揺動するガイド板が、ストッパ19、24にそれぞれ接触した後、円滑にC方向に揺動させることができず、また、ピット径の制限が必要となる問題がある。
また、特許文献1のケーブル挿入装置においては、ガイド板16が、特許文献2記載のフレキシブル部材挿入装置においては、傾斜面216が、直線的平面で形成されており、装置を挿入する際に、ガイド板16および傾斜面216に衝突するという問題がある。
さらに、一般的に本管の内壁面は凹凸が激しく、あれていることが多く、装置の挿入の際に、当該凹凸により装置の挿入が阻害される場合がある。
本発明の目的は、円滑に管路内に装置を挿入することができる挿入装置を提供することである。
(1)
一局面に従う挿入治具は、管路内に装置を挿入するために用いられ、第1の挿入部材および第2の挿入部材により構成される挿入治具であって、第2の挿入部材の一部よりも剛直に構成される支持部および第2の挿入部材の一部を前記管路内に案内する案内部を含む第1の挿入部材と、第1の挿入部材に沿うようにして構成されるとともに、一部の曲げ剛性が1,200,000(N・mm)以下で形成される第2の挿入部材と、を含んでもよい。
この場合、第1の挿入部材の端部に形成された案内部に沿って第2の挿入部材の一部である先端が管路内に円滑に挿入される。また、第2の挿入部材の一部は、曲げ剛性が1,200,000(N・mm)以下で形成されているので、円滑に案内部に沿って管路内に挿入することができる。
その結果、第2の挿入部材の一部または先端部の曲げ剛性が柔らかい部材により形成されているので、案内部に沿って円滑な曲面を形成する。したがって、挿入治具を用いることにより、装置を円滑に管路内の奥まで容易に挿入することができる。
特に第2の挿入部材の先端部が、曲げ剛性が17,000(N・mm)以上1,200,000(N・mm)以下の範囲内で形成されてもよく、なお、曲げ剛性が60,000(N・mm)以上1,126,000(N・mm)以下で形成されることがより好ましい。
(2)
第2の発明にかかる挿入治具は、一局面に従う挿入部材において、第2の挿入部材は、17,000(N・mm)以上で形成されてもよい。
この場合、挿入部材は、より良好な円滑曲面を形成でき、水平管(本管)の奥まで支持部をより容易に挿入することができる。
(3)
第3の発明にかかる挿入治具は、一局面または第2に従う挿入部材において、第2の挿入部材は、平板状で形成されてもよい。
この場合、第2の挿入部材は、平板状で形成されているので、装置を円滑に管路内に誘導することができる。特に、平板状ではなく、棒状等で形成されている場合、装置が棒状部材から離間したりするために、確実に装置を管路内に挿入させることが困難である。
一方、平板状で形成され、かつ円滑な曲面からなるので、装置を管理内に誘導することができる。
(4)
第4の発明にかかる挿入治具は、一局面から第3の発明のいずれかにかかる挿入治具において、第2の挿入部材は、装置用のガイド部を設けてもよい。
この場合、第2の挿入部材に、ガイド部を設けているため、確実に装置を管路内に挿入することができる。特に、第2の挿入部材の両側にガイド部を設けているので、装置を確実に管路内に導くことができる。
(5)
第5の発明にかかる挿入治具は、一局面から第4の発明にかかる挿入治具において、第2の挿入部材は、端部に回転部を設けてもよい。
この場合、第2の挿入部材の端部に回転部を設けているため、第1の挿入部材の案内部に沿って円滑に第2の挿入部材を挿入することができる。
(6)
第5の発明にかかる挿入治具は、一局面から第4の発明にかかる挿入治具において、回転部の回転軸より偏心した位置に第2の挿入部材の端部が配設されてもよい。
この場合、回転部の回転軸の軸芯より偏心した位置に第2の挿入部材の端部が配設されるので、第2の挿入部材を挿入する場合に、回転部が凹凸部に衝突した場合でも、軸芯から偏心した位置を押すことができるため、回転部の回転トルクを増加させることができ、回転部を円滑に回転させることができる。
(7)
第7の発明にかかる挿入治具は、第5または第6の発明にかかる挿入治具において、回転部は、複数の回転部材から構成され、少なくとも第2の挿入部材の端部両側に配設されてもよい。
この場合、回転部は、複数の回転部材からなる。また、第2の挿入部材の端部両側に回転部材がそれぞれ配設されているので、装置の引っ掛かりを防止することができる。また、第2の挿入部材の端部が管路内で引っかかることを防止することができる。
(8)
第8の発明にかかる挿入治具は、一局面から第7の発明にかかる挿入治具において、第2の挿入部材の長手方向および厚み方向を含む断面において端部を面取り形状としてもよい。ここで、面取り形状は、曲面(R面)形状またはC面(45度となる平面)形状を含むものである。
この場合、第2の挿入部材の端部を面取り形状とするので、第2の挿入部材の端部から装置を円滑に管路内に移動させることができる。すなわち、第2の挿入部材の端部から円滑に管路内に装置を移動することができ、装置の回収時にも円滑に装置回収を行うことができる。また、第2の挿入部材の端部が管路内で引っかかることも防止することができる。なお、面取り形状は、曲面(R面)形状またはC面(45度となる平面)形状に限定されず、他の任意の曲面形状であってもよい。
本実施の形態にかかる挿入治具の一例を示す模式図である。 挿入サポート治具の詳細を説明するための模式図である。 挿入部材の詳細を説明するための模式図である。 挿入治具を設置する一例を説明するための模式図である。 挿入治具を設置する一例を説明するための模式図である。 挿入治具を設置する一例を説明するための模式図である。 挿入治具を設置する一例を説明するための模式図である。 挿入治具を設置する一例を説明するための模式図である。 挿入治具を設置する一例を説明するための模式図である。 挿入治具を設置する一例を説明するための模式図である。 挿入治具を設置する一例を説明するための模式図である。 挿入治具を設置する一例を説明するための模式図である。 挿入部材の他の例を示す模式図である。 挿入部材のさらに他の例を示す模式図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の要素には同一の符号を付しており、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[実施形態]
図1は、本実施の形態にかかる挿入治具100の一例を示す模式図である。挿入治具100は、挿入サポート治具200および挿入部材300を含む。
(挿入サポート治具200の概略)
図2は挿入サポート治具200の詳細を説明するための模式図であり、図3は挿入部材300の詳細を説明するための模式図である。表1は、第2挿入板部320の曲げ剛性の一例を示す図である。
図2に示すように、挿入サポート治具200は、挿入サポート板210、案内板220および把持部230からなる。挿入サポート板210は、ステンレス鋼(SUS304)または炭素鋼(S45C)等の剛性の高い部材からなる。
案内板220は、挿入サポート板210の一端側に形成されたバネ鋼からなる。また、案内板220は、バネ弾性を有し、矢印R10の方向に撓むことで幅を狭めることができる。なお、案内板220の材質は、第2挿入板部320と同様であってもよい。
また、挿入サポート板210の他端側には、把持部230が形成される。把持部230が設けられた挿入サポート板210には、複数の孔240が設けられる。当該孔240については、後述する。
(挿入部材300の概略)
次いで、図3に示すように、挿入部材300は、第1挿入板部310、第2挿入板部320、車輪350、回転軸360、フック370および固定フック380を含む。
第1挿入板部310の端部に第2挿入板部320の端部が溶接で接続されている。なお、第1挿入板部310の端部の一部と第2挿入板部320の端部の一部とを重ね合わせて溶接してもよく、接着してもよい。
また、第1挿入板部310は、挿入サポート板210と同様にステンレス鋼(SUS304)または炭素鋼(S45C)等の剛性の高い部材からなる。
第1挿入板部310の曲げ剛性EIは、1,200,000(N・mm)超過であることが好ましい。たとえば、ステンレス鋼(SUS304)の場合、下記の厚みtおよび幅bの部材を使用することができる。
Figure 0006546431
上記の表1は、SUS304からなる第1挿入板部310の曲げ剛性EIの一例を算出したものである。例えば、第1挿入板部310の幅bは、φ75の縦管520の場合、幅bが40mmのSUS304を用いることができる。また、φ100の縦管520の場合、幅bが70mmのSUS304を用いることができる。
また、第2挿入板部320は、第1挿入板部310よりも剛性の低い部材からなる。例えば、第2挿入板部320は、ステンレス鋼(SUS304CSP)等からなる。
第2挿入板部320の曲げ剛性EIは、1,200,000以下、好ましくは1,126,000以下である。これによって、本管(後述図5の水平管510参照)およびそこから分岐した副管を含んで構成される分岐管内部へ、副管から挿入された場合に、挿入された第2挿入板部320が撓んで本管の方向に曲げることができる。
この場合、第2挿入板部320が撓むことで副管から本管へ向かう滑らかな曲面を形成することができる。したがって、分岐管内に挿入される装置は、第2挿入板部320の表面を伝って分岐管内を滑らかに方向変換することができる。
さらにこの場合、挿入された第2挿入板部320の端部を本管の端まで到達させることが容易である。これによって、分岐管内に挿入される装置は、第2挿入板部320の表面を伝って本管の端まで滑らかに誘導される。多くの分岐管には、ライニングが施されていないことによる内部表面の荒れが認められるが、第2挿入板部320によって、挿入される装置は、当該内部表面の荒れによる影響を受けることなく、容易に、分岐管に連結する管路内に導入される。
また、第2挿入板部320の曲げ剛性EIは、本管の口径に束縛されにくい点、つまり小口径の本管にも良好に適用可能(小さい曲げ半径であっても屈曲可能)となる点で、たとえば800,000以下、好ましくは650,000以下であってよい。
第2挿入板部320の曲げ剛性EIの範囲に含まれる下限値は特に限定されないが、第2挿入板部320が曲がり過ぎることなく、装置の進行方向の誘導により適した良好な円滑曲面を形成する点で、たとえば17,000、好ましくは30,000であってよい。また、当該下限値は、分岐管内に挿入する装置の重量に束縛されにくい点で、たとえば60,000、好ましくは80,000であってもよい。
たとえば、第2挿入板部320をステンレス鋼(たとえばSUS304CSP)で構成する場合、厚みtおよび幅bを後述の表2に示す所定値で設計することができる。
下記表2では、所定の厚みtおよび幅bのステンレス鋼(SUS304CSP)部材の諸物性を併せて示す。さらに、下記表2では、それぞれの部材を第2挿入板部320として用い、口径φ150の水平管510および口径φ75の縦管520で構成される分岐管、ならびに、口径φ300の水平官510および口径φ100の縦管520で構成される分岐管に適用した場合の、所望の曲面(つまり機材を挿入可能な円滑曲面)の形成性に関する判定結果も併せて示す。
Figure 0006546431
上記表2において、判定における「◎」は、いずれの口径でも所望の曲面を形成可能であることを示し、「○」は、特に大きい方の口径で所望の円滑曲面を形成可能であることを示し、「△」は、特に機材が軽い場合に所望の円滑曲面を形成可能であることを示し、「×」は、機材の挿入に困難があり挿入治具として使用に適さないことを示す。
なお、幅40mmの第2挿入板部320はφ75の縦管520に好適であり、幅70mmの第2挿入板部320はφ100の縦管520に好適である。
上記の表2は、SUS304CSPからなる第2挿入板部320の曲げ剛性EIの一例を算出したものである。例えば、第2挿入板部320の幅tは、φ150の水平管510、φ75の縦管520の場合、幅tが40mmのSUS304CSPを用いることができる。また、φ300の水平管510、φ100の縦管520の場合、幅tが70mmのSUS304CSPを用いることができる。
以上のように、第2挿入板部320の曲げ剛性EIは、17,000以上であることが好ましく、60,000以上であることがより好ましい。また、曲げ剛性EIは、1,200,000以下であることが好ましく、1,126,000以下であることがより好ましく、650,000以下であることがさらに好ましい。曲げ剛性EIが17,000以上であることで第2挿入板部320が曲がりすぎず、円滑な曲面を形成することができる。その結果、装置の回収時にサポートしやすくなるためより好ましい。
さらに、第2挿入板部320の曲げ剛性EIは、17,000以上1,200,000以下の範囲内であることが好ましく、60,000以上650,000以下の範囲内であることがより好ましい。
この場合、第2挿入板部320が曲がりすぎず、水平管510の径が小さい場合にも対応することができる。すなわち、第2挿入板部320は、小さなR(曲げ半径)となるので、径が小さい場合でも対応することができる。
また、第2挿入板部320の一端側には、R形状340が形成される。また、第2挿入板部320のR形状340が設けられた一端側の両側部に、一対の車輪350が設けられる。一対の車輪350の回転軸360は、第2挿入板部320の一方の面側に設けられる。
その結果、回転軸360は、第2挿入板部320の中央部に配設されるのではなく、距離HCだけ偏心した位置に設けられる。すなわち、車輪350の接地側に偏心して設けられる。
また、第2挿入板部320の端部は、面取り形状で設けられる。第2挿入板部320の端部を巻回させるとともに、面取り形状を形成し、巻回させた中心部に車輪350の軸を設ける。その結果、車輪350の軸が第2挿入板部320の先端に内包されていることで、外れにくく長期信頼性を向上させることができる。
一対の車輪350の車輪の間隔は、管路500内に挿入される装置の大きさよりも大きいことが好ましい。その結果、装置を円滑に管路500内に挿入することができる。また、一対の車輪350の回転軸360の距離HCをさらに大きくし、車輪350の径を小さくすることで、一対の車輪350の車輪の間隔を狭くすることができる。
また、第1挿入板部310の端部には、フック370が形成されている。フック370は、挿入部材300を手で持つためのフックである。さらに、フック370の近傍には、固定フック380が形成されている。固定フック380は、上述した孔240に挿入され固定可能なフックである。
(挿入治具100を管路内に挿入する方法の概略)
まず、水平管510の縦管520から装置を挿入するために、挿入治具100を設置する方法について説明を行う。
図4から図12は、挿入治具100を設置する一例を説明するための模式図である。特に、図4から図7は、挿入治具100の挿入サポート治具200を設置するための模式図である。
図4に示すように、縦管520に挿入サポート治具200の挿入サポート板210に対して矢印R10と逆方向(矢印―R10の方向)に案内板220を撓ませて、縦管520内に挿入する。
その結果、縦管520の内径が、挿入サポート板210および案内板220の離間距離よりも小さい場合でも、挿入サポート板210に対して案内板220を矢印−R10の方向に撓ませることができるので、縦管520に挿入サポート治具200を挿入することができる。
ここで、案内板220を撓ませて挿入する理由は、案内板220の端部を、縦管520の端部近くまで延在させたいからである。すなわち、上述したように、縦管520の内壁は、凹凸が激しくあれている場合があり、装置の挿入の際に、装置を縦管520の内壁に接触する量を低減させるためである。
次に、図5に示すように、さらに縦管520内に挿入サポート治具200を挿入し、案内板220が水平管510に到達した場合、案内板220は、矢印R10の方向に移動する。すなわち、案内板220のバネ弾性により復元する。
続いて、図6および図7に示すように、さらに縦管520内に挿入サポート治具200を挿入した場合、挿入サポート板210の端部および案内板220の端部が、水平管510の底に到達する。
次いで、図8に示すように、挿入サポート治具200を設置した縦管520に挿入部材300を挿入する。挿入部材300の一対の車輪350を挿入サポート治具200の挿入サポート板210に接触させつつ、挿入する。
続いて、図9に示すように、案内板220に挿入部材300の一対の車輪350が接触する。そして、図10に示すように、案内板220の面に沿って一対の車輪350が移動する。この場合、挿入部材300の第2挿入板部320の曲げ剛性が低いので、第2挿入板部320も案内板220に沿って湾曲する。
最後に、図11および図12に示すように、案内板220から水平管510の底面に一対の車輪250が接地する。また、図11および図12に示すように、第2挿入板部320が案内板220に沿って湾曲する。
この場合、固定フック380を孔240のいずれかに1つに引っ掛けることができる。その結果、挿入サポート治具200に挿入部材300を固定し、挿入治具100を形成することができる。また、孔240のいずれかを選択することにより、第2挿入板部320の水平管510への挿入距離を調整することができる。
図11に示すように、挿入治具100の第2挿入板部320は、案内板220に沿って滑らかな曲線を描くので、当該第2挿入板部320に沿って装置を円滑に挿入することができる。
(挿入部材300の他の例)
続いて、図13は、挿入部材300の他の例を示す模式図である。
図13に示すように、挿入部材300aは、第1挿入板部310および第2挿入板部320の表面に、管路500内に挿入する装置を、適切にガイドするためのガイド部390をさらに設けてもよい。
例えば、ガイド部390は、第1挿入板部310および第2挿入板部320の一面の両側に形成される。当該ガイド部390は、挿入治具100を用いて管路500内に挿入される装置と係止可能または脱落防止(嵌合可能)な形状で、当該装置がスライドして挿入できるものであることが好ましい。また、本実施の形態においては、ガイド部390は、樹脂により形成される。
なお、ガイド部390は、凸形状としたが、これに限定されず、鍵状等、装置を保持しつつスライドできるものであることが望ましい。
また、挿入部材300の第2挿入板部320の素材は、これに限定されず、挿入部材300の第1挿入板部310、挿入サポート治具200の挿入サポート板210の剛性よりも低いことが好ましく、案内板220は、バネ弾性を有すれば、任意の素材を用いてもよい。
(挿入部材300のさらに他の例)
続いて、図14は、挿入部材300のさらに他の例を示す模式図である。
図14に示すように、挿入部材300bは、第1挿入板部310および第2挿入板部320からなるのではなく、単一の第2挿入板部320からなる。
また、ガイド部390の代わりにガイド部390cをさらに有する。本実施の形態においては、ガイド部390cは、樹脂により形成される。
以上のように、挿入サポート治具200の端部に形成された案内板220に沿って挿入部材が管路500内に円滑に挿入される。
また、挿入部材300の第2挿入板部320は、1,200,000(N・mm)以下で形成されているので、円滑に案内板220に沿って管路500内に挿入することができる。
その結果、第2挿入板部320が案内板220に沿って円滑なR面を形成する。したがって、挿入治具100を用いることにより、装置を円滑に管路500内に挿入することができる。
また、挿入部材300は、平板状で形成されているので、装置を円滑に管路500内に誘導することができる。特に、平板状ではなく、棒状等で形成されている場合、装置が棒状部材から離間したりするために、確実に装置を管路500内に挿入させることが困難である。さらに、挿入部材300aにおいては、両端にガイド部390を設けているため、確実に装置を管路500内に挿入することができる。
また、挿入部材300の先端側に一対の車輪350を設けているため、挿入サポート治具200の案内板220に沿って円滑に挿入部材300を挿入することができる。さらに、挿入部材300の先端両側に一対の車輪350がそれぞれ配設されているので、装置が一対の車輪350に引っかかることを防止することができる。さらに、装置を回収する際に円滑に回収することができる。すなわち、端部の引っ掛かりがないためスムーズに装置を回収することができる。
また、挿入部材300の先端をR形状とするので、挿入部材300の先端が装置にひっかかるのを防止することができる。また、挿入部材300の管路内で引っかかることを防止することができる。
また、一対の車輪350の回転軸360より距離HCだけ偏心した位置に挿入部材300の端部が配設されるので、挿入部材300を挿入する場合に、一対の車輪350が水平管(本管)510のあれている凹凸部に衝突した場合でも、軸芯から距離HCだけ偏心した位置を押すことができるため、トルク力を強くすることができ、一対の車輪350を円滑に回転させることができる。
[実施形態および他の例における各部と請求項の各構成要素との対応関係]
本発明においては、管路500が「管路」に相当し、挿入サポート治具200が「第1の挿入部材」に相当し、挿入部材300,3000aが「第2の挿入部材」に相当し、挿入治具100が「挿入治具」に相当し、挿入サポート板210が「支持部」に相当し、案内板220が「案内部」に相当し、ガイド部390,390cが「ガイド部」に相当し、一対の車輪350が「回転部」に相当し、距離HCの位置が「軸芯より偏心した位置」に相当し、R形状340が「R形状」に相当する。
本発明の好ましい実施形態は上記の通りであるが、本発明はそれらのみに限定されるものではなく、本発明の趣旨と範囲とから逸脱することのない様々な実施形態が他になされる。さらに、本実施形態において述べられる作用および効果は一例であり、本発明を限定するものではない。
100 挿入治具
200 挿入サポート治具
210 挿入サポート板
220 案内板
300 挿入部材
340 R形状
350 一対の車輪
500 管路
HC 距離

Claims (7)

  1. 管路内に装置を挿入するために用いられ、第1の挿入部材および第2の挿入部材により構成される挿入治具であって、
    前記第2の挿入部材の一部よりも剛直に構成される支持部および前記第2の挿入部材の一部を前記管路内に案内する案内部を含む前記第1の挿入部材と、
    前記第1の挿入部材に沿うようにして構成されるとともに、前記第2の挿入部材の一部の曲げ剛性が17,000(N・mm )以上1,200,000(N・mm)以下で形成される第2の挿入部材と、を含む、挿入治具。
  2. 前記第2の挿入部材は、平板状で形成されている、請求項1記載の挿入治具。
  3. 前記第2の挿入部材は、前記装置用のガイド部を設けた、請求項1または2に記載の挿入治具。
  4. 前記第2の挿入部材は、端部に回転部を設けた、請求項1からのいずれか1項に記載の挿入治具。
  5. 前記回転部の回転軸より偏心した位置に前記第2の挿入部材の前記端部が配設された、請求項に記載の挿入治具。
  6. 前記回転部は、複数の回転部材から構成され、少なくとも前記第2の挿入部材の前記端部両側に配設された、請求項4または5に記載の挿入治具。
  7. 前記第2の挿入部材の長手方向および厚み方向を含む断面において前記端部を面取り形状とした、請求項からのいずれか1項に記載の挿入治具。
JP2015075286A 2015-04-01 2015-04-01 挿入治具 Active JP6546431B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015075286A JP6546431B2 (ja) 2015-04-01 2015-04-01 挿入治具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015075286A JP6546431B2 (ja) 2015-04-01 2015-04-01 挿入治具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016194351A JP2016194351A (ja) 2016-11-17
JP6546431B2 true JP6546431B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=57323761

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015075286A Active JP6546431B2 (ja) 2015-04-01 2015-04-01 挿入治具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6546431B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5922526Y2 (ja) * 1977-09-24 1984-07-05 大阪瓦斯株式会社 管内通線具
JP2580571Y2 (ja) * 1992-08-12 1998-09-10 株式会社クボタ 管内へのケーブル挿入装置
KR20110001681A (ko) * 2009-06-30 2011-01-06 주식회사 케이티 선통대
KR101345629B1 (ko) * 2011-11-28 2013-12-27 (주)서용엔지니어링 상수도관 내부 촬영용 삽입기
JP6012251B2 (ja) * 2012-05-10 2016-10-25 三菱重工業株式会社 検査装置案内治具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016194351A (ja) 2016-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013134154A (ja) ツール挿入具
MX2009011945A (es) Aparatos y metodo para expansi?n de elementos tubulares.
JP6546431B2 (ja) 挿入治具
JP6600148B2 (ja) 挿入治具
KR20140148008A (ko) 파이프 벤딩장치
JP6043203B2 (ja) 管内移動装置
CN107249832B (zh) 工业用机器人
CN208435616U (zh) 一种胆道镜引导保护管
JP2019034366A (ja) チューブ装着用治具
JP4729414B2 (ja) ガス検知針
JP2015218875A (ja) 管固定具
WO2021015214A1 (ja) ポンプディスペンサの吸上げチューブの加工方法
JP6158450B1 (ja) 配管引出具及び配管を壁面に施設する方法
JP5147529B2 (ja) ケーブル引き寄せ具
JP3134894U (ja) ガスフレキシブル管仮配管用治具
JP2008201579A (ja) ホースの巻取装置
JPS5922526Y2 (ja) 管内通線具
JP2010149233A (ja) エアチューブの取り外し具
KR101641178B1 (ko) 다관절로봇용 슬라이더
JP2011043524A (ja) ガス検知針およびガス検知方法
KR20170000430U (ko) 조립식 라이저 게이지 피그
CN201568268U (zh) 管道箱
JP6556461B2 (ja) ホースの曲がり補助具
JP4991364B2 (ja) 管路のケーブル牽引ロープ挿通用先導具
TWM488571U (zh) 可撓性軟管之定型支撐結構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180110

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190528

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190621

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6546431

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250