JP6546211B2 - 油圧制御装置及びその制御方法 - Google Patents
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Description
圧できる。しかし、この構成でアキュームレータへの流量を増やすには、実効断面積の大きい切換弁が必要となる。このように実効断面積の大きな切換弁をソレノイド式で行うと、大型で高価なソレノイド弁が必要になるという課題がある。特に、大きな蓄圧油量が必要な中型以上の車両では深刻な課題となる。
口圧縮ばねを前記バランス弁体のピストンにねじ止めや接着等の固着手段を採らなくても、該ピストンに設けられた前記円筒型中空部に前記圧縮ばねをはめ込むだけで組み付けられるという効果がある。若しくは、前記小径凸部を前記開口圧縮ばねに挿入するだけで組み付けられるという効果がある。
図1〜図6に基づいて、本発明に係る油圧制御装置の例として実施形態を説明する。図2は本発明の油圧制御装置のブロック図である。本発明の油圧制御装置は、エンジン81の回転によって動作するオイルポンプ1と、該オイルポンプが作り出す油圧が掛かったオイルをミッション82に伝達するメイン油路11と、前記オイルポンプ1とミッション82の間の分岐路12の先に設けられた蓄圧部2と、該蓄圧部2に含まれる制御ソレノイド21を制御するコントローラ3を有してなる。前記蓄圧部2にはアキュームレータ22も含まれる。
ポンプ1の定常動作状態とアイドリングストップ状態及び再始動のタイミングを表すエンジン81若しくはオイルポンプ1の状態信号811をCPU31に入力し、制御ソレノイド21を制御する制御信号331を出力するためのインタフェースである。また、前記制御ソレノイド21は、電磁石によりバルブを開閉制御する電磁制御バルブである。
する。また、吐出路122は間に設けられたBBU4を境として、アキュームレータ22寄りを吐出上流路122a、メイン油路11寄りを吐出下流路122bと命名する。
まず、オイルポンプ1の定常動作中、すなわちオイルポンプ1が稼働してオイルに加圧している時の動作を図1(A)に基づいて説明する。オイルポンプ1の定常動作中は制御ソレノイド21をAモードとする。この制御により、制御油圧室42にも高圧オイルが導入されて、該制御油圧室42の油圧は基準油圧室41の油圧とほぼ同油圧となる。バランス弁体43は基準油圧室41と制御油圧室42間を移動可能に挿通しているが、Oリング432でお互いのオイルが混合しないようにシールされている。
とすると、Fa=P×Saである。このバランス弁体43を制御油圧室側へ移動させる力はGとFaの合力であって、G+Fa=G+P×Saである。
次に、アイドリングストップ時の動作を図1(B)に基づいて説明する。エンジンが一時的に停止するとオイルポンプ1の加圧動作も停止するので、原理的には、メイン油路11内の油圧は大気圧に向けて低下していく。逆止弁5は前記圧縮付勢ばね52の反発力とアキュームレータ22内の圧力に伴う力が作用して流入路121を閉鎖している。また、制御ソレノイド21の制御は、オイルポンプの定常動作中と同一であって、A路とB路が連通して、C路は遮断されたままである。これにより、制御油圧室42の油圧が基準油圧室41と同等の油圧に保持され、上記と同様のバランス弁体43の動作によって、吐出路122の閉鎖状態が維持される。その結果、アキュームレータ22には、オイルポンプの定常動作中に蓄圧されたオイルが圧力と共に保持される。尚、制御ソレノイド21のCに×印されているのは、C路はB路から遮断されていることを表している。
次にエンジン81への再始動命令直後の動作を図1(C)で説明する。エンジン再始動に伴ってオイルポンプ1も再始動するが、始動命令から数100ミリ秒オーダーの直後では、まだ、メイン油路11の油圧が上昇していない。このとき、コントローラ3で制御ソレノイド21をCモードとして、B路をA路から遮断して、B路とC路が連通する。その結果、制御油圧室42の高圧オイルがオイル戻り83へ排出される。
以上は、エンジン81への再始動命令から数100ミリ秒の状況であって、その後はオイルポンプ1による加圧オイルが供給され、オイルポンプ1の定常動作中の状態に戻る。このとき、コントローラ3の制御により、制御ソレノイド21はAモードとなる。すなわち、B路はC路を遮断して、A路と連通される。その結果、バランス弁体43を基準油圧室41側へ移動させる力Fbが優勢になり、バランス弁体43はBBU4を閉鎖する。これにより、吐出下流路122bが閉鎖される。そうすると、図1(A)に示す、オイルポ
ンプ1の定常動作中の状態に戻り、オイルポンプ1で加圧されたオイルが、流入路121を通してアキュームレータ22に蓄積される。
次に、以上の動作を為すためのコントローラ3の処理を説明する。上述のように、コントローラ3はCPU31を有していて、該CPU31が図4に示す処理フローに従って、制御ソレノイド21を制御する。自動車の電気系統のスイッチが接続されると、コントローラ3も稼動を開始する。電源投入時の誤作動を防止するために、エンジン又はポンプ動作に関する“過去フラグ”をビットセットする(Step1)。“過去フラグ”とは、エンジンが動作しているか停止しているかの状態を記録するフラグであって、少なくともビットセットとリセットの1ビットをメモリ32の作業領域に確保しておけばよい。
う力で逆止弁5の押戻し弁体51を下流側へ移動させて、アキュームレータ22へオイルが流入する。アイドリングストップ時はオイルポンプ1の停止によりメイン油路11及び流入上流路121aの油圧が低下するので、流入路121も閉鎖されて、アキュームレータ22内の蓄圧とオイルがそのまま保持される。
次に図5に基づいて、本発明の油圧制御装置に係る第2実施形態を説明する。ミッション82、オイル戻り83及びオイルポンプ1の形態は第1実施形態と共通なので図面上の表記と説明は省略する。同油圧制御装置では、流入路121の下流である流入下流路121bと吐出路122の上流である吐出上流路122aを一の油路で共通化し、流入路121の上流である流入上流路121aと吐出路122の下流である吐出下流路122bを一の油路で共通化している。
図5(A)は、オイルポンプ1の定常動作中の状態である。このとき、制御ソレノイド21は、Aモードになっている。そうすると、B路とA路が連通してC路が遮断されているので、制御油圧室42Dにも基準油圧室41Dとほぼ同等な油圧Pのオイルが蓄えられている。このオイルによる油圧は、前記開口圧縮ばね433cの反発力Gに抗して、バランス弁体43Dを制御油圧室42D側へ移動させる力として作用する。
次に、オイルポンプ1が、エンジンの一時停止に伴って停止するときの状態を図5(B)で説明する。制御ソレノイド21は引き続きAモードであって、制御油圧室42Dに油圧Pのオイルが蓄積されている。該油圧Pが作用する制御油圧室側断面431bの実効断面積をSbとすると、それは、バランス弁体43Dを制御油圧室42D側へ移動させようとする力であって、Fb=P×Sbである。
、前記Fbは前記Gよりも大きな力である必要はなく、Gを減じて、バランス弁体43Dを基準油圧室41D側へ移動できなくすれば十分である。
P×Sa+g > G−P×Sb となる。尚、制御ソレノイド21のCに×印されているのは、C路はB路から遮断されていることを表している。
図5(C)は同油圧制御装置において、エンジン81への再始動命令直後の動作を示している。ここでは、制御ソレノイド21はCモードに切り替えられている。すなわち、B路とA路は遮断され、該B路とC路が連通される。その結果、制御油圧室42Dに蓄圧されていた高圧オイルがB路とC路を通じてオイル戻り83へ排出される。これにより、制御油圧室42Dの油圧はP0と低下する。これに伴って、バランス弁体43Dを制御油圧室42D側へ移動させる力であって油圧に起因する力Fbは、P×SbからP0×Sbに著しく低下し、逆にバランス弁体43Dを基準油圧室41D側へ移動させる力Gが支配的となる。
なる条件式を満たしている必要がある。一方で、制御油圧室42Dの高油圧Pが導入されているときは、
G<P×Sa+g+P×Sb …(2)
なる条件式を満たして、逆止弁5の開口が抑止されていなければならない。この条件式(1)と条件式(2)を満たす、P、P0、Sa、Sb、g及びGが設定されればよい。この条件は、PとP0の差をある程度設けた上で、Sbを大きくすると、Gを選択する余地が増し、Gを選びやすくなる。
次に図6に基づいて、本発明の油圧制御装置に係る第3実施形態の構成を説明する。ミッション82、オイル戻り83及びオイルポンプ1の形態は第1実施形態と第2実施形態に共通なので図面上の表記と説明は省略する。同油圧制御装置は、基準油圧室41Eと、制御油圧室42Eと、制御ソレノイド21と、アキュームレータ22及び、これらを接続する油路の構成は前記第2実施形態と共通している。
図6(A)は、オイルポンプ1の定常動作中の状態である。このとき、制御ソレノイド21は、Aモードになっている。そうすると、B路とA路が連通してC路が遮断されているので、制御油圧室42Eにも基準油圧室41Eとほぼ同等な油圧Pのオイルが蓄えられている。このオイルによる油圧は、前記開口圧縮ばね433cの反発力Gに抗して、バランス弁体43Eを制御油圧室42E側に移動させる力として作用する。一方、オイルポンプ1が定常動作することで流入上流路121aに対して十分に加圧されたオイルが作用すると、逆止弁5が開口されて加圧オイルが流入し、流入下流路121b(吐出上流路122aを兼ねる。)を通じて加圧オイルがアキュームレータ22に蓄積される。尚、制御ソレノイド21のCに×印されているのは、C路はB路から遮断されていることを表している。
次に、オイルポンプ1が、エンジンの一時停止に伴って停止するときの状態を図6(B)で説明する。制御ソレノイド21は引き続きAモードであって、制御油圧室42Eに油圧Pのオイルが蓄積されている。該油圧Pが作用する制御油圧室側断面431bの実効断面積をSbとすると、該油圧Pに起因する力はバランス弁体43Eを制御油圧室42E側へ移動させる力であって、Fb=P×Sbである。
図6(C)は同油圧制御装置において、エンジン81への再始動命令直後の動作を示している。ここでは、制御ソレノイド21はCモードに切り替えられている。すなわち、B路とA路は遮断され、該B路とC路が連通される。その結果、制御油圧室42Eに蓄圧されていた高圧オイルがB路とC路を通じてオイル戻り83に排出される。これにより、制御油圧室42Eの油圧はP0と低下する。これに伴って、バランス弁体43Eを制御油圧室42E側へ移動させる力であって油圧に起因する力Fbは、P×SbからP0×Sbに著しく低下し、逆に基準油圧室41E側へ移動させる力Gが支配的となる。
同油圧制御装置において、例えば、圧縮付勢ばね52の反発力g=5(N)、Sa=55(mm2)、高油圧P=0.8(N/mm2)、低油圧P0=0.1(N/mm2)、開口圧縮ばね433cの反発力G=80(N)、Sb=75(mm2)として、定常動作中(図6(A))と、アイドリングストップ時(図6(B))と、エンジン81への再始動命令直後(図6(C))の動作を説明する。
オイルポンプ1の定常動作中は次のようになる。逆止弁5を閉鎖する力は圧縮付勢ばね
52の反発力gであってg=5(N)である。一方、オイルポンプ1が加圧することで発生する高圧オイルの油圧はP=0.8(N/mm2)超の流入油圧であって、例えば、該流入油圧は1.0(N/mm2)であるとする。そうすると、逆止弁5の押戻し弁体51にかかる該流入油圧に由来する力は、1.0(N/mm2)×Sa=1.0(N/mm2)×55(mm2)=55(N)である。この流入油圧に由来する力55(N)は、逆止弁5を閉鎖する力である前記5(N)にやすやす打ち勝って、これを開口し、アキュームレータ22に高圧オイルが蓄圧される。
次に、アイドリングストップ時、すなわち、オイルポンプ1による加圧動作が停止した状態を説明する。逆止弁5を閉鎖しようとする力はP×Sa+g=49(N)である。一方、バランス弁体43Eを基準油圧室41E側に移動させて、逆止弁5を開口しようとする力は開口圧縮ばね433cの反発力G=80(N)である。しかし、バランス弁体43Eの制御油圧室側断面431bに作用する油圧に由来する力が前記Gを減殺している。
次にエンジン81への再始動命令直後の動作を説明する。制御油圧室42Eの高圧オイルは排出され、低油圧P0に由来する力が制御油圧室側断面431bにかかることとなる。この力は、P0×Sb=0.1(N/mm2)×75(mm2)=7.5(N)である。このようにバランス弁体43Eを制御油圧室42E側に移動させようとする力は、60(N)から7.5(N)まで低下する。G=80(N)であるから、低下したこのような力を考慮しても、逆止弁5を開口しようとする力は72.5(N)である。これは、逆止弁5を閉鎖しようとする力49(N)よりも大きいから、該逆止弁5は開口して、吐出路122は開放され、アキュームレータ22に蓄圧されていた高圧オイルはメイン油路11に吐出されることとなる。
再び、オイルポンプ1が定常的に加圧動作をするようになると、制御ソレノイド21も再び、Aモードになる。Aモードになって、制御油圧室42E内に油圧Pの高圧オイルが導入される。そうすると、開口圧縮ばね433cの反発力Gを打ち消す力はP×Sb=0.8(N/mm2)×75(mm2)=60(N)となる。そうすると、前記開口圧縮ばね433cは、逆止弁5を開口することはできない。代わって、前記流入油圧1.0(N/mm2)を有するオイルが、逆止弁5を開口し、アキュームレータ22への蓄圧を開始する。以上が具体的に数値をあてはめたときの、同油圧制御装置の動作例である。
121a…流入上流路、121b…流入下流路、122…吐出路、
122a…吐出上流路、122b…吐出下流路、2…蓄圧部、21…制御ソレノイド、
22…アキュームレータ、221…蓄圧用圧縮ばね、3…コントローラ、
31…CPU、32…メモリ、33…I/Oインタフェース、331…制御信号、
4、4D、4E…バランスバルブユニット(BBU)、
41、41D、41E…基準油圧室、42、42D、42E…制御油圧室、
43、43D、43E…バランス弁体、
431a…基準油圧室側断面(実効断面積Sa)、
431b…制御油圧室側断面(実効断面積Sb)、432…Oリング、
433c…開口圧縮ばね、434D、434E…ピストン、434a…円筒型中空部、
434b…小径凸部、46D、46E…挿通孔、5…逆止弁、51…押戻し弁体、
52…圧縮付勢ばね、81…エンジン、811…エンジン状態信号、82…ミッション、
83…オイル戻り。
Claims (10)
- エンジンの回転に伴って動作するオイルポンプ及び該オイルポンプによってオイルを供給される機器とを接続するメイン油路から分岐する分岐路と、該分岐路に接続されたアキュームレータと、を有する油圧制御装置において、制御ソレノイドと、基準油圧室と制御油圧室と、バランス弁体及び該バランス弁体を開口側に付勢する開口圧縮ばねを備えるバランスバルブユニットと、を有し、前記分岐路の内、前記アキュームレータへのオイル流入路には逆流防止の逆止弁が設けられ、前記アキュームレータからのオイル吐出路には前記バランスバルブユニットが設けられてなり、前記制御ソレノイドを操作して、前記制御油圧室に高圧オイルを導入して、該高圧オイルの油圧で前記バランス弁体の開口を抑止することを特徴とする油圧制御装置。
- 請求項1に記載の油圧制御装置において、前記オイルを供給される機器はミッションであることを特徴とする油圧制御装置。
- 請求項1又は請求項2に記載の油圧制御装置において、前記制御ソレノイドはA路、B路及びC路の3つのオイル入出口を有して、該B路と前記A路間で連通して該B路と前記C路間を遮断するAモードと、該B路と前記C路間で連通して該B路と前記A路間を遮断するCモードを切替えられる電磁制御バルブであって、前記制御ソレノイドのA路と、前記基準油圧室及び、前記オイル流入路の逆止弁の下流側は直接若しくは前記アキュームレータを介して接続され、前記制御油圧室と前記制御ソレノイドのB路が接続される構成にして、前記オイルポンプが加圧動作しているときと停止しているときは、前記制御ソレノイドをAモードとして、前記制御油圧室に高圧オイルを導入して、該高圧オイルの油圧で前記バランス弁体の開口を抑止することで前記オイル吐出路を閉鎖する一方で、前記エンジンの再始動命令直後は、前記制御ソレノイドをCモードとして、前記高圧オイルを排出して前記制御油圧室の油圧を低下させることにより、前記開口圧縮ばねの反発力で前記バランス弁体を開口側に位置させて前記オイル吐出路を開放させることを特徴とする油圧制御装置。
- 請求項3に記載の油圧制御装置において、前記オイル流入路は、該オイル流入路間に設けられた前記逆止弁を境として、前記メイン油路寄りを流入上流路と称し、前記アキュームレータ寄りを流入下流路と称し、前記オイル吐出路は、該オイル吐出路間に設けられた前記バランスバルブユニットを境として、前記アキュームレータ寄りを吐出上流路と称し、前記メイン油路寄りを吐出下流路と称し、前記流入下流路と前記吐出上流路を一の油路で共通化し、前記流入上流路と前記吐出下流路を一の油路で共通化し、前記オイル流入路に備えられた前記逆止弁を前記基準油圧室に内蔵し、前記バランス弁体は前記基準油圧室と前記制御油圧室間の挿通孔を挿通する構成にして、前記バランス弁体の側部には、Oリングが設けられ、前記開口圧縮ばねが前記バランス弁体を前記基準油圧室側に移動させることにより前記逆止弁を開口する構成にして、更に、前記制御油圧室内に存在する方の前記バランス弁体の端部及びその近傍にはピストンが設けられ、該ピストンに油圧を受けて前記バランス弁体を前記制御油圧室側に移動させる構成にして、前記オイルポンプが加圧動作しているときと停止しているときは、前記制御ソレノイドをAモードとして、前記制御油圧室にオイルを導入して、該オイルの油圧が前記ピストンを前記制御油圧室側に移動させて前記逆止弁が開口するのを抑止し、前記エンジン再始動命令直後は、前記制御ソレノイドをCモードとして前記制御油圧室の高油圧を排除することにより、前記開口圧縮ばねの反発力で前記逆止弁を開口して前記オイル吐出路を開放させることを特徴とする油圧制御装置。
- 請求項4に記載の油圧制御装置において、前記ピストンに設けられた円筒型中空部は前記開口圧縮ばねの端部を収納し、若しくは、前記ピストンの端部に設けられた小径凸部が前記開口圧縮ばねに挿入されていることを特徴とする油圧制御装置。
- 請求項4又は請求項5に記載の油圧制御装置において、前記逆止弁は、押戻し弁体と、該押戻し弁体を前記アキュームレータへのオイル流入方向とは逆向きに付勢する圧縮付勢ばねで構成され、一方、前記基準油圧室内に存在する方の前記バランス弁体の端部は突出部として形成されて前記押戻し弁体に当接する構成にして、前記押戻し弁体は、前記突出部よりも高硬度に形成されていることを特徴とする油圧制御装置。
- エンジンの回転に伴って動作するオイルポンプ及び該オイルポンプによってオイルを供給される機器とを接続するメイン油路から分岐する分岐路と、該分岐路に接続されたアキュームレータと、を有する油圧制御装置において、制御ソレノイドと、基準油圧室と制御油圧室と、バランス弁体及び該バランス弁体を開口側に付勢する開口圧縮ばねを備えるバランスバルブユニットと、を有し、前記分岐路の内、前記アキュームレータへのオイル流入路には逆流防止の逆止弁が設けられ、前記アキュームレータからのオイル吐出路には前記バランスバルブユニットが設けられてなり、前記制御ソレノイドを操作して、前記制御油圧室に高圧オイルを導入して、該高圧オイルの油圧で前記バランス弁体の開口を抑止することを特徴とする油圧制御方法。
- 請求項7に記載の油圧制御方法において、前記オイルを供給される機器はミッションであることを特徴とする油圧制御方法。
- 請求項7又は請求項8に記載の油圧制御方法において、前記制御ソレノイドはA路、B路及びC路の3つのオイル入出口を有して、該B路と前記A路間で連通して該B路と前記C路間を遮断するAモードと、該B路と前記C路間で連通して該B路と前記A路間を遮断するCモードを切替えられる電磁制御バルブであって、前記制御ソレノイドのA路と、前記基準油圧室及び、前記オイル流入路の逆止弁の下流側は直接若しくは前記アキュームレータを介して接続され、前記制御油圧室と前記制御ソレノイドのB路が接続される構成にして、前記オイルポンプが加圧動作しているときと停止しているときは、前記制御ソレノイドをAモードとして、前記制御油圧室に高圧オイルを導入して、該高圧オイルの油圧で前記バランス弁体の開口を抑止することで前記オイル吐出路を閉鎖する一方で、前記エンジン再始動命令直後は、前記制御ソレノイドをCモードとして、前記高圧オイルを排出して前記制御油圧室の油圧を低下させることにより、前記開口圧縮ばねの反発力で前記バランス弁体を開口側に位置させて前記オイル吐出路を開放させることを特徴とする油圧制御方法。
- 請求項9に記載の油圧制御方法において、前記制御ソレノイドを制御するコントローラを有し、該コントローラのメモリに、前記エンジン若しくは前記オイルポンプの動作と停止の状態を記録する現在フラグと過去フラグを設け、該過去フラグは予めビットセットしておき、前記制御ソレノイドは予めAモードにセットされていて、前記エンジン若しくは前記オイルポンプの動作を確認するたびに、該現在フラグを更新するものとし、前記エンジン若しくは前記オイルポンプが動作中の場合は前記現在フラグにビットセットして停止中の場合はビットリセットし、前記過去フラグがビットリセット且つ前記現在フラグがビットセットされていれば、前記制御ソレノイドをCモードに設定して前記吐出路を開放する一方で、前記過去フラグがビットリセット且つ前記現在フラグがビットセットされている状態でなければ、前記制御ソレノイドをAモードに設定して前記吐出路を閉鎖し、再び前記エンジン若しくは前記オイルポンプの動作を確認する前に、現在フラグの内容で過去フラグを更新することを特徴とする油圧制御方法。
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