JP6545595B2 - 集塵極構造、乾式電気集塵機および乾式電気集塵設備 - Google Patents
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Description
このようなTRTに導入される高炉ガスには、高炉内で発生したダストが多量に含まれており、このダストによりTRTのタービンが損傷を受ける虞がある。また、損傷に至らないまでも、TRTのタービン翼へのダストの付着によるタービンの振動やタービン翼の摩耗が生じることがある。このようなダストによる問題を回避すべく、高炉からTRTに至る経路には、高炉ガス中のダストを除去する集塵設備(高炉ガス清浄設備)が設置される。
この集塵設備の一つとして、クーロン力を利用して集塵する電気集塵機が知られている。電気集塵機は、集塵極と放電極とを備え、放電極からのコロナ放電によって集塵極間を通る高炉ガス内のダストを集塵極に付着させることで、集塵する構成とされている。
乾式電気集塵機として、例えば、放射状に配置された板材間に仕切板材を設けて複数の筒部を一体に形成した集塵極と、この集塵極の筒部内に配置した放電極とを備える乾式電気集塵器が提案されている(特許文献1参照)。
なお、前述した乾式集塵極に加振力を加える手段としては、槌打装置によって集塵極を槌打することが挙げられる。
このように、集塵極構造によって集塵したダストを効率的に払い落すことができる。
このような構成によれば、槌打装置によって第一集塵極体および第二集塵極体のうちの一方が他方に対して相対変位しても、第一集塵極体の筒部と第二集塵極体の筒部との間に間隙が設けられているので、第一集塵極体および第二集塵極体が互いに干渉することをなくすことができ、第一集塵極体および第二集塵極体で集塵したダストを適切に払い落とすことができる。
このような構成によれば、圧力容器内の高炉ガスが第一集塵極体の筒部と第二集塵極体の筒部との間隙を通り抜けることを抑制でき、集塵効率の低下を防止できる。
このような構成によれば、各筒部を断面六角形状に形成するとともに、集塵極体に沿った方向における各筒部間にも断面略六角形状の集塵極を構成できる。これにより、各筒部内に放電極を配置するだけでなく、複数の集塵極体間に構成される集塵極の内部にも放電極を配置でき、集塵極構造をコンパクトに構成しつつ集塵面積を大きくでき、集塵効率を向上できる。
このような構成によれば、一般に流通する幅寸法1200mm程度の鋼板(若しくは1200mmよりも小さい幅寸法の鋼板)によって複数の集塵極体を形成できる。つまり、前述した各鋼板を曲げ加工して凹部を形成し、各鋼板を前述したように互いに逆向き固定して連ねることによって各集塵極体を形成できる。これにより、集塵極体を形成するための鋼板を簡単に準備でき、また、特殊鋼板を採用することがないので製作コストを抑制できる。
このような構成によれば、例えば鋼板同士を溶接によって固定する場合と比べて、リベット、ボルト等により締付け固定とすることで製作時の固定部分の変形を大きく減少できる。このため、薄肉の鋼板を採用しても変形をほとんど生じることなく前述した固定を行うことができる。また、薄肉の鋼板の採用によって槌打装置による加振力に基づいて各集塵極体を容易に振動させることができ、ダストを効率的に払い落とすことができる。また、集塵極構造を軽量化できる。
このような構成によれば、乾式電気集塵機の圧力容器などに支持される支持部を除く集塵極構造の部分が、当該支持部よりも下側に位置することとなる。このため、小さな槌打荷重であっても集塵極構造を効率よく振動させてダストを払い落とすことができる。
このような構成によれば、支持部から槌打部までの上下方向における距離を長くでき、小さな槌打荷重であっても集塵極構造を効率よく振動させてダストを払い落とすことができる。
本発明の乾式電気集塵機によれば、前述した本発明の集塵極構造の作用効果と同様の作用効果を発揮可能な乾式電気集塵機を構成できる。
このような構成によれば、放電極を各筒部の断面における中心および複数の集塵極体間の集塵極の断面における中心に上下方向に延びて配置することで、放電極と集塵極構造との電位差に基づくコロナ放電によって各集塵極にダストを効率よく付着できる。
このような構成によれば、各鋼板同士の固定部分は、放電極と集塵極構造との電位差に基づくコロナ放電によって発生するコロナ円の範囲外に位置するので、放電極からのスパークの発生を抑制でき、集塵効率の低下を防止できる。
このような構成によれば、例えば、複数の集塵極体の一方の縦縁側に配置される槌打装置だけで槌打する場合と比べ、複数の集塵極体の両縦縁側に配置された槌打装置によって当該両縦縁側から交互に槌打することで、第一集塵極体および第二集塵極体のそれぞれに対して広範囲に加振力を加えることができる。
このような構成によれば、圧力容器に槌打軸を貫通させて駆動機を圧力容器外に配置することで、圧力容器内に槌打装置を配置する場合と比べ、圧力容器を小型化でき、また、槌打装置の点検・メンテナンス性を向上できる。
このような構成によれば、圧力容器に槌打軸を貫通させても、前述したシール構造によって圧力容器内外の貫通をシールすることができ、圧力容器を通る高炉ガスが槌打軸の貫通部分から外部に漏れることを抑制できる。
このような構成によれば、放電極槌打装置によって各放電極を振れ止め枠を介して槌打することで、各放電極に付着したダストを効率的に払い落とすことができる。また、放電極槌打装置の駆動機が圧力容器外に配置されることで、圧力容器内に放電極槌打装置を配置する場合と比べ、圧力容器を小型化でき、また、放電極槌打装置の点検・メンテナンス性を向上できる。
このような構成によれば、槌打装置によって槌打部を槌打し、各集塵極体に集塵したダストを払い落す際に、逆洗構造によって清浄ガスを圧力容器の上部から下部に通すことで、ダストが舞い上がることを防止でき、圧力容器内の塵除去時間を短縮でき、塵除去時間の短縮分を集塵時間に割り当てることができ、乾式電気集塵機による集塵効率を向上できる。
具体的には、少なくとも一つの乾式電気集塵機に接続される高炉ガス導入管および清浄ガス排出管の各開閉弁を閉じ、当該乾式電気集塵機に接続される清浄ガス導入管および集塵ガス排出管の各開閉弁を開く。そして、当該乾式電気集塵機を除く複数の乾式電気集塵機から清浄ガス排出管に送られる清浄ガスを、逆洗ファンによって清浄ガス導入管を通じて圧力容器の上部に送り込む。
なお、圧力容器内に送り込まれた清浄ガスは、槌打装置によって槌打される各集塵極体から払い落とされるダストととともに集塵ガス排出管または隣接する集塵稼働中の塔内に送られる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1において、高炉2の炉頂から排出された高炉ガスを利用するために炉頂圧力回収発電装置4(TRT)が設置されており、高炉2からTRT4に送られる高炉ガスを集塵するために、本実施形態に係る乾式電気集塵設備10が高炉2とTRT4との間に介在されている。乾式電気集塵設備10は、その上流側において粗塵を除塵する除塵機3を介して高炉2に接続されており、その下流側において高炉2にTRT4に接続されている。
なお、図6は、図2に示す仮想枠線F6内の拡大図であり、図7は、図6に示す仮想枠線F7内の拡大図であり、図8は、図7に示す仮想枠線F8内を縦断面として示す縦断面図である。
高炉ガス導入管11は、除塵機3を各圧力容器13の下部につなげている。
清浄ガス排出管12は、圧力容器13の上部をTRT4につなげている。
また、圧力容器13の下部には、後述する各槌打軸161が貫通する複数の貫通孔132(図9参照)と、各貫通孔132の周囲部分から外部に延出する外筒部133とが形成されている。
本実施形態では、複数の集塵極体20のうち集塵極体20A,20C,20E,20G,20I,20K,20Mが第一集塵極体であり、複数の集塵極体20のうち集塵極体20B,20D,20F,20H,20J,20Lが第二集塵極体である。
集塵極体20Gは、図3〜図5に示すように、平板部211および凹部212を有する鋼板21同士を、当該凹部212が向かい合って筒部22を形成するように逆向きに固定しかつ上下方向および並設方向に直交する方向に連ねてそれぞれ形成される。各鋼板21は、平板状の鋼板にプレス加工やロール加工を行って凹部212を形成したものである。各鋼板21同士は、ビスやリベットなどによって互いに締付け固定される。各鋼板21同士の固定部分は、集塵極体20Gに沿って水平方向に一定のピッチ間隔を隔てて位置するとともに、図6に示すように集塵極構造14および放電極15によるコロナ放電に基づくコロナ円30の範囲外に位置する。
各鋼板21同士の固定部分には、図5に示すように鋼板等のカバー26を設けられており、このカバー26を設けることで電界バランスの安定性のさらなる向上を図っている。
鋼板21同士を逆向きに固定することで、凹部212同士が逆向きに対向配置され、上下方向に延びる複数の筒部22が形成される。
複数の筒部22は、断面六角形状であり、集塵極体20Gに沿って水平方向に一定間隔を隔てて位置し、平板部211は複数の筒部22間にそれぞれ位置する。
なお、図5では、筒部22を通るガス流れ方向Aを示す。
各支持部23は、集塵極体20Gに沿って水平方向に突出しており、支持棒231を介して圧力容器13の段部131に支持される。各支持部23が圧力容器13に支持されることで、集塵極体20Gは圧力容器13内に吊り下げられた状態となる。
各槌打部24は、集塵極体20Gに沿って水平方向に突出した突部を有しており、当該突部が槌打装置16によって槌打される構成とされている。
また、並設方向に隣り合う筒部22には、図8に示すように、間隙25に位置する延出片221が上下方向に互い違いに入り組んで設けられることによってラビリンスシール構造が形成されている。
集塵極体20A〜20M間であって各筒部22間の位置には、断面略六角形状の集塵極が構成される。
前述したように集塵極体20A〜20Mによって構成される集塵極構造14は、本実施形態ではハニカム形状となっている。
集塵極体20A〜20Mは、それぞれが非接触で配置され、かつ前述した各支持部23で圧力容器13に支持されて吊下げられた状態であるので、それぞれ互いに集塵極体20に沿って水平方向(上下方向および並設方向に直交する方向)に相対変位可能である。
各放電極15は、各筒部22の断面における中心および集塵極体20A〜20M間に構成される各集塵極の断面における中心に上下方向に延びて位置する。
図10,図11に示すように、各放電極15の下端には錘18が取り付けられる。また、各放電極15の下側部分(錘18よりも上方部分)は、振れ止め枠19によって互いにつながれる。振れ止め枠19には、槌打部19Aが形成される。槌打部19Aが放電極槌打装置17によって槌打されることによって各放電極15に付着したダストの払落しが行われる。
各槌打装置16は、図9に示すように、槌打部24を槌打する複数の槌打軸161と、槌打軸161を槌打駆動する駆動機162とを備え、各槌打軸161の周囲には、圧力容器13の内部と外部との貫通をシールするシール構造170が形成される。
各槌打軸161は、前述した圧力容器13の各貫通孔132に進退可能に挿通されており、駆動機162によって槌打駆動されることで各槌打部24を槌打する構成とされている。
固定部材171は、圧力容器13の外筒部133の先端にボルト止めによって固定される。可動部材172は、槌打軸161に溶接によって固定される。ラバー部材173は、槌打軸161の周囲を覆っているとともに固定部材171および可動部材172に取り付けられている。
固定部材171には、槌打軸161の軸方向に沿って延びるガイド軸174が固定され、可動部材172には、ガイド軸174が挿通されている。ガイド軸174は、駆動機162によって槌打軸161が槌打駆動される際における可動部材172の進退方向を槌打軸161の軸方向に案内する構成とされている。
放電極槌打装置17を槌打装置16と同様に圧力容器13外に配置することで、圧力容器13内に放電極槌打装置17を配置する場合と比べ、圧力容器13を小型化でき、また、放電極槌打装置17の点検・メンテナンス性を向上できる。
清浄ガス導入管51は、清浄ガス排出管12および乾式電気集塵機10A〜10Eの各圧力容器13の上部に接続される。
逆洗ファン52は、清浄ガス導入管51に設けられており、清浄ガス排出管12を通る清浄ガスを清浄ガス導入管51に供給する構成とされている。
集塵ガス排出管53は、乾式電気集塵機10A〜10Eの各圧力容器13の下部に接続される。なお、集塵ガス排出管53は、圧力容器13内から排出される集塵ガス(圧力容器13内から除去されたダストを含むガス)の送り先である図示しない一般的な集塵機であるバグフィルタやベンチュリスクラバなどに接続される。
清浄ガス導入管51には、乾式電気集塵機10A〜10Eの各々に対して開閉可能な開閉弁511A〜511Eが設けられる。
集塵ガス排出管53には、乾式電気集塵機10A〜10Eの各々に対して開閉可能な開閉弁531A〜531Eが設けられる。
以下、本実施形態に係る乾式電気集塵設備10の動作について説明する。
なお、図1,図12において、開閉弁111A〜111E,121A〜121E,511A〜511E,531A〜531Eの閉鎖状態を黒塗りで示し、開放状態を白抜きで示す。
図1に示すように、開閉弁111A〜111E,121A〜121Eを開き、かつ開閉弁511A〜511E,531A〜531Eを閉じて、乾式電気集塵機10A〜10Eの各圧力容器13の下部から上部に高炉ガスが通れる状態とする。
なお、鋼板21同士の固定部分は、コロナ放電に基づくコロナ円30の範囲外に位置するため、スパーク等の発生が抑制される。
このようにして、乾式電気集塵設備10によって高炉ガスに含まれるダストを集塵する。
このように清浄ガスを圧力容器13の上部から下部に流すことで、集塵極体20A〜20Mから払い落とされるダストを当該圧力容器13内から排出し、塵除去動作を効率よく行う。
(1)本実施形態では、集塵極構造14は、高炉ガスを上下方向に通して集塵するものであって、水平方向に並設される複数の集塵極体20(20A〜20M)を備え、各集塵極体20A〜20Mには、両縦縁側に位置する支持部23と、支持部23よりも下側に位置する槌打部24と、上下方向に延びた複数の筒部22とがそれぞれ設けられ、各集塵極体20A〜20Mは、上下方向および並設方向に直交する方向に相対変位可能に配置されることを特徴とする。
上記構成を有するため、複数の筒部22に放電極15を通すことで電気集塵可能な構成にできる。そのうえ、集塵極構造14全体に対する大きな槌打荷重は必要がなく、槌打装置16によって各集塵極体20A〜20Mの槌打部24に加振力を加えることで各集塵極体20A〜20Mで集塵したダストを払い落とすことができ、槌打荷重を小さくできる。
しかも、各集塵極体20A〜20Mが互いに相対変位可能に並設されるので、各集塵極体20A〜20Mにおけるダストの払い落としを別個独立に且つ同時に行うことができる。
このように、小スペース内で高い集塵効率をもち且つ集塵したダストを効率的に払い落すことができる。
さらに、本実施形態では、以下の各効果を発揮できる。
また、集塵極構造14の全体をハニカム形状にすることで、薄肉の薄板を採用しても集塵極構造14の全体構成を維持するための剛性を担保できる。
本発明は、以上の実施形態で説明した構成のものに限定されず、本発明の目的を達成できる範囲での変形例は、本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、各集塵極体20A〜20Mは、筒部22と平板部211とが集塵極体20に沿って交互に配設されているが、これに限られず、筒部22が連続して配設されてもよく、この場合、断面六角形状の筒部22の面同士が連続してもよく、また、筒部22の頂点同士が連続してもよい。
また、図14に示すように、平板部材211Aを、凹部材212Aの2倍以上の長さ寸法とし、凹部材212Aを上下方向に並べて配置し、共通の平板部材211Aに連結してもよい。
図16に示す集塵極体20では、上部の集塵極体20と下部の集塵極体20とのそれぞれに槌打部24を設けられるので、ダストの払い落としを効率的に行うことができる。
Claims (17)
- 高炉ガスを上下方向に通して集塵する乾式電気集塵機の集塵極構造であって、
水平方向に並設される複数の集塵極体を備え、
前記複数の集塵極体には、両縦縁側に位置する支持部と、前記支持部よりも下側に位置する槌打部と、上下方向に延びた複数の筒部とがそれぞれ設けられ、
前記複数の集塵極体は、上下方向および並設方向に直交する方向に相対変位可能に配置される
ことを特徴とする集塵極構造。 - 請求項1に記載の集塵極構造において、
前記複数の集塵極体のうちの第一集塵極体の前記筒部は、前記複数の集塵極体のうちの第二集塵極体の前記筒部に対向配置され、
前記第一集塵極体の前記筒部と前記第二集塵極体の前記筒部との間には、間隙が設けられる
ことを特徴とする集塵極構造。 - 請求項2に記載の集塵極構造において、
前記第一集塵極体および前記第二集塵極体は、前記間隙に位置するラビリンスシール構造を形成する
ことを特徴とする集塵極構造。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の集塵極構造において、
前記複数の筒部は、前記集塵極体に沿った方向に間隔を隔てて配置され、
前記複数の筒部は断面六角形状に形成される
ことを特徴とする集塵極構造。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の集塵極構造において、
前記複数の集塵極体は、平板部および凹部を有する鋼板同士を、前記凹部が向かい合って前記筒部を形成するように逆向きに固定しかつ連ねることによってそれぞれ形成される
ことを特徴とする集塵極構造。 - 請求項5に記載の集塵極構造において、
前記鋼板同士は、互いに締付け固定される
ことを特徴とする集塵極構造。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の集塵極構造において、
前記支持部は、前記複数の集塵極体のそれぞれの最上部に位置する
ことを特徴とする集塵極構造。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の集塵極構造において、
前記槌打部は、前記複数の集塵極体のそれぞれの最下部に位置する
ことを特徴とする集塵極構造。 - 高炉ガスが上下方向に通される圧力容器と、前記圧力容器に高炉ガスを導入する高炉ガス導入管と、前記圧力容器から集塵された清浄ガスを排出する清浄ガス排出管と、前記圧力容器内に配置される請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の集塵極構造と、前記圧力容器内に上下方向に延びて配置される複数の放電極と、前記集塵極構造の複数の集塵極体を槌打する槌打装置とを備える
ことを特徴とする乾式電気集塵機。 - 請求項9に記載の乾式電気集塵機において、
前記複数の集塵極体の複数の筒部は、前記集塵極体に沿った方向に間隔を隔てて配置され、
前記複数の集塵極体間には集塵極が構成され、
前記放電極は、前記各筒部の断面における中心および前記複数の集塵極体間に構成される集塵極の断面における中心に上下方向に延びて配置される
ことを特徴とする乾式電気集塵機。 - 請求項9または請求項10に記載の乾式電気集塵機において、
前記複数の集塵極体は、平板部および凹部を有する鋼板同士を、前記凹部が向かい合って前記筒部を形成するように逆向きに固定しかつ連ねることによってそれぞれ形成され、
前記各鋼板同士の固定部分は、前記放電極および前記集塵極構造によるコロナ放電に基づくコロナ円の範囲外に位置する
ことを特徴とする乾式電気集塵機。 - 請求項9から請求項11のいずれか一項に記載の乾式電気集塵機において、
前記槌打装置は、前記複数の集塵極体の両縦縁側にそれぞれ配置される
ことを特徴とする乾式電気集塵機。 - 請求項9から請求項12のいずれか一項に記載の乾式電気集塵機において、
前記槌打装置は、前記槌打部を槌打する槌打軸と、前記槌打軸を槌打駆動する駆動機とを備え、
前記槌打軸は、前記圧力容器に進退可能に貫通し、
前記駆動機は、前記圧力容器外に配置される
ことを特徴とする乾式電気集塵機。 - 請求項13に記載の乾式電気集塵機において、
前記槌打軸の周囲には、前記圧力容器内外の貫通をシールするシール構造が形成され、
前記シール構造は、前記圧力容器に固定される固定部材と、前記槌打軸に固定される可動部材と、前記槌打軸を覆って前記固定部材および前記可動部材間に配置される伸縮可能なシール部材とを備える
ことを特徴とする乾式電気集塵機。 - 請求項9から請求項14のいずれか一項に記載の乾式電気集塵機において、
前記複数の放電極は、振れ止め枠によって互いにつながれ、
前記振れ止め枠を槌打する放電極槌打装置をさらに備え、
前記放電極槌打装置は、前記槌打部を槌打する槌打軸と、前記槌打軸を槌打駆動する駆動機とを備え、
前記槌打軸は、前記圧力容器に進退可能に貫通し、
前記駆動機は、前記圧力容器外に配置される
ことを特徴とする乾式電気集塵機。 - 請求項9から請求項15のいずれか一項に記載の乾式電気集塵機において、
前記清浄ガスを前記圧力容器の上部から下部に通す逆洗構造を備える
ことを特徴とする乾式電気集塵機。 - 請求項16に記載の乾式電気集塵機を複数備える乾式電気集塵設備であって、
前記逆洗構造は、前記清浄ガス排出管および前記複数の乾式電気集塵機の各圧力容器の上部に接続される清浄ガス導入管と、前記清浄ガス排出管を通る清浄ガスを前記清浄ガス導入管に供給する逆洗ファンと、前記複数の乾式電気集塵機の各圧力容器の下部に接続される集塵ガス排出管とを備え、
前記高炉ガス導入管、前記清浄ガス排出管、前記清浄ガス導入管および前記集塵ガス排出管には、前記複数の乾式電気集塵機の各々に対して開閉可能な開閉弁が設けられる
ことを特徴とする乾式電気集塵設備。
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