JP6544715B2 - 衛生洗浄装置 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、一般的に、衛生洗浄装置に関する。
衛生洗浄装置において、洗浄ノズルと給水ラインとの間にラッチング式ソレノイドバルブが設けられ、このラッチング式ソレノイドバルブを開放することで洗浄ノズルに洗浄水が供給される構造がある。
ラッチング式ソレノイドバルブは、ソレノイドコイルへの通電によりプランジャを移動させる。一旦移動されたプランジャは、その移動後の位置に永久磁石により保持されるため、ソレノイドコイルへの通電がプランジャの移動時のみであり、少ない電力で駆動可能である。
ラッチング式ソレノイドバルブについて、例えば特許文献1では、検出抵抗を用いてソレノイドコイルへ通電した際のボトム電圧の検出を行い、通電時間を最適化することで消費電力の削減を図る技術が開示されている。
特開2011−69481号公報
しかしながら、検出抵抗に電流を流した場合、検出抵抗において電圧降下が発生する。また、電源として乾電池を用いる場合、乾電池の電圧は使用に伴って低下していくため、検出抵抗において電圧降下が生じると、乾電池の利用可能な電圧領域が狭くなり、乾電池の交換周期が短くなってしまう。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、乾電池の交換周期の長期化を可能とする衛生洗浄装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、乾電池を用いて電磁弁を駆動させる衛生洗浄装置であって、前記電磁弁の開動作によって洗浄水が供給されるノズルと、前記電磁弁への通電時間を制御する制御部と、ボトム電圧が現れるまでの前記電磁弁への通電時間を検出するための検出抵抗と、前記検出抵抗に並列に接続されたスイッチング素子と、を備え、前記制御部は、前記検出抵抗によって検出された通電時間を記憶し、その後前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、制御部が、電磁弁へ通電させた際の通電時間を記憶し、電磁弁を開放する際に、スイッチング素子をオン状態とした上で、記憶された通電時間に基づいて設定された時間の間電磁弁へ電流を流すため、検出抵抗に流れる電流を低減することが可能となる。
このため、検出抵抗における降下電圧を抑制し、乾電池の利用可能な電圧領域を広げ、乾電池の交換周期を長くすることが可能となる。
第2の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記通電時間を記憶した後に所定の時間が経過した場合、再度、前記検出抵抗によって検出された前記通電時間を記憶し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、新たに記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、水温や水圧などの変化により開動作時において電磁弁が開放されない可能性を低減し、電磁弁をより確実に開放することが可能となる。
第3の発明は、第1の発明において、前記制御部は、前記通電時間を記憶した後に前記電磁弁が所定回数開放された場合、再度、前記検出抵抗によって検出された前記通電時間を記憶し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、新たに記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、水温や水圧などの変化により開動作時において電磁弁が開放されない可能性を低減し、電磁弁をより確実に開放することが可能となる。
第4の発明は、第1の発明において、前記洗浄水の水圧を測定する水圧測定装置をさらに備え、前記洗浄水の少なくとも一部は、他の機器にも洗浄水を供給するセントラル給湯装置から供給されるものであり、前記制御部は、前記検出抵抗によって検出された通電時間と、前記通電時間が検出された際の水圧と、を記憶し、前記制御部は、前記水圧測定装置により測定される水圧と、記憶された前記水圧と、の差が所定の閾値以上となった際に、再度、前記検出抵抗によって検出された前記通電時間を記憶し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、新たに記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、水圧の変化によって電磁弁を開放するために必要な通電時間が変化した場合であっても、電磁弁をより確実に開放することが可能となる。
また、洗浄水の一部がセントラル給湯装置から供給されている場合、他の機器の使用状況により、供給される洗浄水の圧力が変動しやすいが、この衛生洗浄装置によれば、このような場合でも、電磁弁をより確実に開放することが可能となる。
第5の発明は、第1の発明において、前記洗浄水の水圧を測定する水圧測定装置をさらに備え、前記洗浄水の少なくとも一部は、他の機器にも洗浄水を供給するセントラル給湯装置から供給されるものであり、前記制御部は、前記水圧測定装置により測定される水圧が所定値を超えた場合に、前記水圧に基づいて前記電磁弁への通電時間を決定し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、前記水圧に基づいて決定された前記通電時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、測定された水圧に基づいて通電時間を決定し、スイッチング素子をオン状態にして電磁弁の開動作を行う。このため、水圧が大きく変動した場合でも、第4の発明のように検出抵抗に電流を流して新たな通電時間を検出する必要がなく、検出抵抗における降下電圧の発生を抑制することが可能となる。従って、本衛生洗浄装置によれば、第4の発明に比べて、乾電池の交換周期をより長くすることが可能である。
第6の発明は、第1の発明において、前記洗浄水の水温を測定する水温測定装置をさらに備え、前記制御部は、前記検出抵抗によって検出された通電時間と、前記通電時間が検出された際の水温と、を記憶し、前記制御部は、前記水温測定装置により測定される水温と、記憶された前記水温と、の差が所定の閾値以上となった際に、再度、前記検出抵抗によって検出された前記通電時間を記憶し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、新たに記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、水温の変化によって電磁弁を開放するために必要な通電時間が変化した場合であっても、電磁弁をより確実に開放することが可能となる。
第7の発明は、第1の発明において、前記洗浄水の水温を測定する水温測定装置をさらに備え、前記制御部は、前記水温測定装置により測定される水温が所定値を超えた場合に、前記水温に基づいて前記電磁弁への通電時間を決定し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、前記水温に基づいて決定された前記通電時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする衛生洗浄装置である。
この衛生洗浄装置によれば、測定された水温に基づいて通電時間を決定し、スイッチング素子をオン状態にして電磁弁の開動作を行う。このため、水温が大きく変動した場合でも、第6の発明のように検出抵抗に電流を流して新たな通電時間を検出する必要がなく、検出抵抗における降下電圧の発生を抑制することが可能となる。従って、本衛生洗浄装置によれば、第6の発明に比べて、乾電池の交換周期をより長くすることが可能である。
本発明の態様によれば、乾電池の交換周期の長期化を可能とする衛生洗浄装置が提供される。
実施形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視図である。 実施形態にかかる衛生洗浄装置の水路系の要部構成を表すブロック図である。 実施形態にかかる洗浄ノズルを表す斜視図である。 実施形態に係る衛生洗浄装置におけるラッチング式ソレノイドバルブの電気系の要部構成を表すブロック図である。 実施形態に係るソレノイドコイルへの通電電流の波形の一例を表すグラフである。 実施形態に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。 実施形態の第1変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。 実施形態の第2変形例に係る衛生洗浄装置の水路系の要部構成を表すブロック図である。 実施形態の第2変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。 実施形態の第3変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。 実施形態の第4変形例に係る衛生洗浄装置の水路系の要部構成を表すブロック図である。 実施形態の第4変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。 実施形態の第5変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態にかかる衛生洗浄装置を備えたトイレ装置を表す斜視図である。
図1に表したトイレ装置100は、洋式腰掛便器(以下説明の便宜上、単に「便器」と称する)6と、その上に設けられた衛生洗浄装置1と、を備える。衛生洗浄装置1は、便座2と、便蓋3と、ケーシング5と、を有する。便座2および便蓋3は、ケーシング5に対して開閉自在にそれぞれ軸支されている。
ケーシング5の内部には、便座2に座った使用者の「おしり」などの洗浄を実現する身体洗浄機能部などが内蔵されている。また、例えばケーシング5には、使用者が便座2に座ったことを検知する着座検知センサ5aが設けられている。着座検知センサ5aが便座2に座った使用者を検知している状態で、使用者が例えばリモコンなどの図示しない操作部を操作すると、洗浄ノズル4を便器6のボウル6a内に進出させたり、洗浄ノズル4をケーシング5の内部に後退させることができる。なお、図1では、洗浄ノズル4がボウル6a内に進出した状態を表している。
洗浄ノズル4の先端部には、複数の吐水口43が設けられている。そして、洗浄ノズル4は、その先端部に設けられた吐水口43から水を噴射して、便座2に座った使用者の「おしり」などを洗浄することができる。例えば、複数の吐水口43のうちの1つの吐水口43は、おしり洗浄用の吐水口である。例えば、複数の吐水口43のうちの他の1つの吐水口43は、ビデ洗浄用の吐水口である。
次に、図2を用いて、本実施形態にかかる衛生洗浄装置の水路系について説明する。
図2は、実施形態にかかる衛生洗浄装置の水路系の要部構成を表すブロック図である。
図2に表したように、まず、給水ラインから逆止弁701および不図示のフィルタを通してミキシングバルブ705に水が供給され、給湯ラインから逆止弁703および不図示のフィルタを通ってミキシングバルブ705にお湯が供給される。給水ラインは、例えば水道水の配管を分岐させたものである。給湯ラインは、例えばセントラル給湯装置に接続されたものである。セントラル給湯装置は、例えば複数のトイレ装置や浴室にお湯を供給するために、大容量のお湯を蓄えるものである。
供給された水とお湯は、ミキシングバルブ705によって混合され、所定の温度の温水が洗浄水としてミキシングバルブ705から流出される。このように、給水ラインからの水と、給湯ラインからのお湯と、を混合させて温水を作ることで、衛生洗浄装置1で水を加熱する必要がないため、衛生洗浄装置1における消費電力を低減することができる。
ミキシングバルブ705の下流側は、流路Aと流路Bの2つに分岐されている。流路Aには、電磁弁としてのラッチング式ソレノイドバルブ(以下、LSVともいう)707が設けられ、流路Bには、LSV709が設けられている。それぞれのLSVを操作することで、流路AおよびBのそれぞれに選択的に洗浄水を供給することができる。
LSV707の下流には、バキュームブレーカ711および流路選択弁715が設けられている。流路選択弁715では、流路Aに供給された洗浄水を捨てるか、後に詳述する洗浄ノズル4の第2流入口45に供給するかが選択される。流路選択弁715により流路が選択され、洗浄水が捨てられる場合、例えば、洗浄水はトイレ装置100の不図示の排水エルボなどを通して便器6のボウル6aに捨てられる。
LSV709の流出側は、バキュームブレーカ713を介して、洗浄ノズル4の第1流入口40に接続されている。
ミキシングバルブ705、LSV707、LSV709、および流路選択弁715の動作は、衛生洗浄装置1が有する制御部9により制御される。
次に、図3を用いて、洗浄ノズル4について具体的に説明する。
図3は、実施形態にかかる洗浄ノズルを表す斜視図である。
図3に表したように、洗浄ノズル4は、第1流入口40と、第1シリンダー41と、第2シリンダー42と、吐水口43と、ノズルヘッド44と、第2流入口45と、排水管46と、流量調整ユニット47と、を有する。
第2シリンダー42は、第1シリンダー41よりも小径の部材であり、第1シリンダー41の内部を軸方向に沿って摺動可能に構成されている。ノズルヘッド44は、第2シリンダー42よりも小径の部材であり、第2シリンダー42の内部を軸方向に沿って摺動可能に構成されている。ノズルヘッド44の先端には吐水口43が形成されている。第1シリンダー41に対して第2シリンダー42およびノズルヘッド44が軸方向に移動することで、ケーシング5からボウル6a内に向かって、洗浄ノズル4の先端を進出または後退させることができる。
流路Bを通って第1流入口40から流入した温水は、流量調整ユニット47で流量が調整され、吐水口43から噴射される。その際に余剰な洗浄水は、排水管46を通して捨てられる。
次に、図4を用いて、本実施形態に係るLSVの電気系について説明する。
図4は、実施形態に係る衛生洗浄装置におけるラッチング式ソレノイドバルブの電気系の要部構成を表すブロック図である。
本実施形態に係る衛生洗浄装置1では、図2に表したLSV707および709のそれぞれに対して、図4に表す電気系が設けられる。
図4に表したように、衛生洗浄装置1は、電源801と、降圧回路803と、Hブリッジ回路807と、ソレノイドコイル(以下、単にコイルともいう)809と、検出抵抗811と、スイッチング素子813と、を有する。
電源801は、例えば乾電池である。電源801の正側には、降圧回路803が接続されており、電源801の電圧が所定の電圧に降下される。Hブリッジ回路807は、複数のスイッチング素子を有するとともに、コイル809にHブリッジ回路807が接続される。制御部9は、Hブリッジ回路807に含まれるスイッチング素子を選択的にオン状態とすることにより、コイル809に流れる電流の方向を制御する。これにより。制御部9は、LSVが有するプランジャを電流方向に対応した方向に移動させ、LSVの開動作および閉動作を制御する。
Hブリッジ回路807から流れた電流は、検出抵抗811を流れる。あるいは、スイッチング素子813がオン状態である場合、スイッチング素子813における電気抵抗は、検出抵抗811における電気抵抗よりも十分に小さいため、電流は主にスイッチング素子813を流れる。電流が検出抵抗811を流れる際、制御部9は、LSVのボトム電圧を検出するために、検出抵抗811で発生した電圧を検出している。
なお、図4に表す例において、降圧回路803に代えて、昇圧回路または昇降圧回路を用いることも可能である。
次に、LSVのボトム電圧について、図5を用いて説明する。
図5は、実施形態に係るソレノイドコイルへの通電電流の波形の一例を表すグラフである。
図5において、横軸は時間を表し、縦軸は電流を表している。
まず、コイル809へ通電が開始されると、時間の経過と共にコイル809に流れる電流が大きくなる。電流の増大に伴ってLSVのプランジャに加わる力が大きくなり、最終的にLSVのプランジャが移動を開始する。このプランジャの移動に伴ってコイル809には逆起電力が発生するので、図5に表したように、通電電流が一旦減少する。プランジャが移動を開始した後は、プランジャと固定磁石との間の磁力によってプランジャが移動する。このため、電流波形において変曲点が現れた後は、コイル809への通電を行わずとも、プランジャは所定の位置まで移動し、LSVが開状態となる。プランジャが所定の位置まで移動して停止すると、コイル809に流れる電流が極大となる。その後、コイル809への通電は停止される。
この電流波形に現れる変曲点は、Hブリッジ回路807から流れた電流を検出抵抗811に流し、検出抵抗811で生じる電圧を測定することで、検出できる。このとき、制御部9は、電流波形の変曲点に対応する電圧をボトム電圧として検出するとともに、コイル809への通電開始からボトム電圧が検出されるまでの時間T1を検出する。検出された通電時間は、例えば、制御部9が有する記憶部91に記憶される。記憶部91は、例えばRAMやフラッシュメモリなどを含む。
一方で、スイッチング素子813がオン状態であるときは、電流は主としてスイッチング素子813を流れるため、ボトム電圧の検出は行われない。
ここで、本実施形態におけるLSVの開動作時の制御方法を、図6を用いて説明する。
図6は、実施形態に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。
図3に表したLSV707および709のそれぞれは、図6に表すフローチャートに沿って閉状態から開状態へと切り替えが行われる。
トイレ装置100の使用者が、例えばリモコンなどの図示しない操作部において、局部の洗浄を選択すると、制御プログラムが開始される。
まず、ステップS1において、制御部9は、記憶部91にLSVの開動作時の通電時間が記憶されているか判定する。
通電時間が記憶されている場合は、ステップS2に進む。記憶されていない場合は、ステップS6に進む。
ステップS2において、制御部9は、タイマーを参照する。そして、当該時間帯におけるLSVの開動作のための通電時間が記憶部91に記憶されているかを判定する。具体的な一例として、記憶部91には、朝、昼、および晩のそれぞれの時間帯についてのLSVの通電時間が記憶される。制御部9は、タイマーを参照し、例えば、朝に本プログラムが開始された場合、朝の時間帯におけるLSVの通電時間が記憶部91に記憶されているか、確認する。これは、朝、昼、および晩に応じて水温が変化し、LSVの状態を切り替えるために必要な通電時間が変化する可能性があるためである。
タイマー参照時と同じ時間帯の通電時間が記憶されている場合は、ステップS3に進む。記憶されていない場合は、ステップS6に進む。
なお、上述した時間帯は一例であり、時間帯の区分は任意である。例えば、制御部9は、朝と晩の2つの時間帯に分けて通電時間を記憶しても良いし、1日を4つ以上の時間帯に分けて通電時間を記憶してもよい。
ステップS3において、制御部9は、記憶部91に記憶されている通電時間が、所定の期間内に記憶されたものか否かを判定する。これは、以前に通電時間が記憶されてから長い期間が経過している場合、水温や水圧などの変化により、LSVを開放するために必要な通電時間が変化している可能性があるためである。この所定期間は、例えば、1週間とすることができる。
通電時間が所定の期間内に記憶されたものである場合、ステップS4に進む。所定の期間内に記憶されたものではない場合、ステップS6に進む。
ステップS4において、制御部9は、スイッチング素子813をオン状態にする。
続いて、ステップS5において、制御部9は、記憶部91に記憶されているT1を基にした所定の通電時間の間コイル809に電流を流し、LSVを開放する。
このとき、スイッチング素子813がオン状態となっているため、Hブリッジ回路807を流れた電流は、主にスイッチング素子813を流れる。
以上でプログラムは終了する。
一方でステップS6では、スイッチング素子813がオフの状態で、制御部9によりコイル809への通電が行われ、LSVが開放される。このとき、制御部9は、T1の間、コイル809へ通電を行う。
続いて、ステップS7において、制御部9により時間T1の検出が行われる。制御部9は、検出された通電時間と、検出が行われた時間帯と、をLSV開動作時の情報として記憶部91に記憶する。
以上でプログラムは終了する。
なお、上述したフローチャートのステップS3において、制御部9は、プログラム実行時の日時が、記憶部91の通電時間が記憶された日時から所定期間内か否かを判定してもよい。すなわち、ステップS3において、現在時刻を基準として、記憶部91に通電時間が記憶された日時が所定期間内か否かが判定されてもよいし、記憶部91に通電時間が記憶された日時を基準として、現在時刻が所定期間内か否かが判定されてもよい。
また、上述したフローチャートのステップS5において、制御部9は、記憶部91に記憶されている通電時間に対して、所定の演算を行って得られた時間の間、コイル809に通電を行ってもよい。例えば、制御部9は、ステップS5において、記憶部91に記憶されている通電時間に、マージンとして所定の時間を加えた時間の間、コイル809へ通電を行う。
本実施形態によれば、制御部9が、以前にコイル809へ通電させた際の通電時間を記憶し、当該通電時間に基づいて設定された時間、コイル809へ通電させてLSVの開放を行う。そして、このとき、制御部9は、スイッチング素子813をオン状態とし、Hブリッジ回路807から流れた電流が主としてスイッチング素子813を流れるように制御する。これにより、Hブリッジ回路807から流れた電流が検出抵抗811を流れることによる電圧降下を抑制することが可能となる。
このような構成は、電源801が乾電池であり、供給電力が限られている場合に特に有効である。電源801が乾電池である場合、乾電池の使用と共に電圧が低下する。Hブリッジ回路807から流れた電流が検出抵抗811を流れる場合、乾電池の電圧が、降圧回路803における降下電圧V1、Hブリッジ回路807における降下電圧V2、および検出抵抗811における降下電圧V3の合計を下回ると、LSVの動作に必要な電圧を供給できず、LSVを開状態とすることができない。
これに対して、本実施形態によれば、電圧V3を削減することができるため、乾電池の電圧が電圧V1とV2の合計を下回るまで、当該乾電池を使用することができる。従って、乾電池の利用可能な電圧領域を広げ、乾電池の交換周期を長くすることが可能になる。
また、水温や水圧などの変化によりLSVの開放に必要な通電時間が変化する場合がある。一日のうち朝、昼、および晩では、特に水温の変化が問題となりうる。この点について、本実施形態では、複数の時間帯に分けて通電時間を記憶し、時間帯に応じてコイル809へ通電させる時間を決定する。こうすることで、開動作時にLSVが開放されない危険性を低減し、LSVをより確実に開放することが可能となる。
同様に、通電時間が記憶されてから所定の期間が経過している場合は、水温や水圧などの変化によりLSVの開放に必要な通電時間が変化する場合がある。記憶された通電時間に対して、当該通電時間が有効な期間を設定することで、LSVをより確実に開放することが可能となる。
(第1変形例)
図6のフローチャートで表される制御方法に代えて、図7のフローチャートで表される制御方法を実行してもよい。
図7は、実施形態の第1変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。
図7に表したフローチャートは、例えばステップS13について、図6に表したフローチャートと差異を有する。ステップS11〜S12およびステップS14〜S17のそれぞれについては、ステップS1〜S2およびステップS4〜S7のそれぞれと同様に実行可能である。
ステップS13では、制御部9によって通電時間が記憶されてから、LSVが所定回数開放されたか否かを確認する。LSVが所定の回数以上開放されている場合は、水温の変化や水圧の変化などにより、LSVを開状態とするために必要なコイル809への通電時間が変化している可能性があるため、ステップS16に進む。LSVの開放回数が所定回数未満である場合は、ステップS14に進む。
本変形例によっても、図6に表したフローチャートと同様に、検出抵抗811における降下電圧の発生を抑制し、乾電池の交換周期を長くすることができる。また、水温や水圧などの変化により開動作時においてLSVが開放されない危険性を低減し、LSVをより確実に開放することが可能となる。
(第2変形例)
図8は、実施形態の第2変形例に係る衛生洗浄装置の水路系の要部構成を表すブロック図である。
図9は、実施形態の第2変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。
図8に表したように、衛生洗浄装置1は、図4に表した水路系の構成に加えて、さらに水圧計704を有していてもよい。水圧計704は、ミキシングバルブ705により水とお湯が混合された後の、洗浄水の水圧を測定する。制御部9は、水圧計704の測定結果を取得可能である。制御部9は、例えば、LSVを開放した際に、ボトム電圧が検出されるまでの時間T1に加えて、そのときの水圧を記憶部91に記憶する。
図9に表したフローチャートは、例えばステップS24を有する点について、図6に表したフローチャートと相違する。ステップS21〜S23については、ステップS1〜S3と同様に実行可能である。また、ステップS25〜S28については、ステップS4〜S7と同様に実行可能である。
ステップS24において、制御部9は、水圧計704で測定された水圧を取得する。制御部9は、水圧計704によって取得された水圧から、記憶部91の通電時間が記憶された際の水圧を減じることで得られた圧力差が、閾値以下か否かを判定する。
圧力差が閾値以下である場合は、ステップS25に進む。圧力差が閾値を超えている場合は、ステップS27に進む。
なお、制御部9は、プログラム開始時やステップS21〜S23において、測定された水圧を取得してもよい。あるいは、制御部9には、水圧計704から水圧に関する情報が常に送信されていてもよい。
このステップS24は以下の理由により行われる。
LSVを開くために必要な通電時間は、水圧により変化する。具体的には、水圧が低下した場合、LSVを開くために必要な通電時間が短くなり、水圧が上昇した場合は、必要な通電時間が長くなる。このため、ステップS24で算出された圧力差が閾値を超えている場合は、記憶部91に記憶されている通電時間ではLSVを開放できない可能性がある。
この点について、本変形例によれば、ミキシングバルブ705で混合された後の洗浄水の水圧を測定し、その測定結果を用いて通電時間の記憶時の水圧との圧力差を算出し、当該圧力差と閾値とを比較する。そして、圧力差が閾値以上である場合は、制御部9によって再度通電時間の検出を行う。このため、水圧の変動によってLSVが開状態とならない危険性を低減し、LSVをより確実に開放することが可能となる。
なお、LSVを閉状態から開状態に切り替える際には、水圧が低くなると、LSVを開放するために必要な通電時間が長くなり、水圧が高くなると、LSVを開放するために必要な通電時間が短くなる。従って、衛生洗浄装置1が水圧計704を有する場合、測定された水圧を用いてLSVを閉鎖する際のコイル809への通電時間を決定してもよい。
本変形例は、洗浄水の一部(お湯)が、セントラル給湯装置から供給されている場合に特に有効である。セントラル給湯装置は、複数のトイレ装置や浴室などにお湯を供給しているため、他の機器の使用状況により、供給されるお湯の圧力が変動しやすいためである。本変形例によれば、このような場合でも、LSVをより確実に開放することが可能となる。
(第3変形例)
図9のフローチャートで表される制御方法に代えて、図10のフローチャートで表される制御方法を実行してもよい。
図10は、実施形態の第3変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。
図10に表したフローチャートは、例えばステップS34およびS39について、図9に表したフローチャートと相違する。ステップS31〜S33については、ステップS21〜S23と同様に実行可能である。また、ステップS35〜S38については、ステップS25〜S28と同様に実行可能である。
ステップS34において、制御部9は、水圧計704で測定された水圧を取得する。制御部9は、水圧計704によって取得された水圧が、所定値以下か否かを判定する。
水圧が所定値以下である場合は、ステップS35に進む。水圧が所定値を超えている場合は、ステップS39に進む。
なお、制御部9は、プログラム開始時やステップS31〜S33の実行時に、水圧計704によって測定された水圧を取得してもよい。あるいは、制御部9には、水圧計704から水圧に関する情報が常に送信されていてもよい。
ステップS39において、制御部9は、水圧計704によって取得された水圧に基づいて、LSVの開放に必要な通電時間を決定する。具体的な一例としては、記憶部91は、水圧と、コイル809への通電時間と、の関係をテーブルとして保持しており、制御部9は、取得された水圧に対応する通電時間を記憶部91から抽出することで、通電時間を決定する。または、記憶部91は、水圧と、コイル809への通電時間と、の相関を表す関数を記憶しており、制御部9は、当該関数および取得された水圧を用いて通電時間を決定してもよい。
ステップS35において、制御部9は、スイッチング素子813をオン状態とし、ステップS36において、設定された通電時間の間、コイル809へ通電を行い、LSVを開放する。このとき、ステップS39が実行されていた場合は、制御部9は、ステップS39で決定された通電時間の間、コイル809への通電を行う。
本変形例においても、第2変形例と同様に、水圧の測定結果に応じてコイル809への通電時間を決定するため、水圧の変動によってLSVが開状態とならない危険性を低減し、LSVをより確実に開放することが可能となる。
また、本変形例によれば、測定された水圧に基づいて通電時間を決定し、スイッチング素子813をオン状態にしてLSVの開動作を行う。このため、水圧が大きく変動した場合でも、第2変形例のように検出抵抗811に電流を流して新たな通電時間を検出する必要がなく、検出抵抗811における降下電圧の発生を抑制することが可能となる。従って、本変形例によれば、第2変形例に比べて、乾電池の交換周期をより長くすることが可能である。
(第4変形例)
図11は、実施形態の第4変形例に係る衛生洗浄装置の水路系の要部構成を表すブロック図である。
図12は、実施形態の第4変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。
図11に表したように、衛生洗浄装置1は、図4に表した水路系の構成に加えて、さらに水温計706を有していてもよい。水温計706は、ミキシングバルブ705により水とお湯が混合された後の水温を測定する。制御部9は、水温計706の測定結果を取得可能である。制御部9は、例えば、LSVを開放した際に、ボトム電圧が検出されるまでの時間T1に加えて、そのときの水温を記憶部91に記憶する。
図12に表したフローチャートは、例えばステップS44において、図9に表したフローチャートと相違する。ステップS41〜S43については、ステップS21〜S23と同様に実行可能である。また、ステップS45〜S48については、ステップS25〜S28と同様に実行可能である。
ステップS44において、制御部9は、水温計706で測定された水温を取得する。制御部9は、水温計706によって取得された水温から、記憶部91の通電時間が記憶された際の水温を減じることで得られた温度差が、閾値以下か否かを判定する。
温度差が閾値以下である場合は、ステップS45に進む。温度差が閾値を超えている場合は、ステップS47に進む。
なお、制御部9は、プログラム開始時やステップS41〜S43において、測定された水温を取得してもよい。あるいは、制御部9には、水温計706から水温に関する情報が常に送信されていてもよい。
このステップS44は以下の理由により行われる。
LSVを開くために必要な通電時間は、水温により変化する。具体的には、水温が低下した場合、LSVを開くために必要な通電時間が短くなり、水温が上昇した場合は、必要な通電時間が長くなる。このため、ステップS44で算出された温度差が閾値を超えている場合は、記憶部91に記憶されている通電時間ではLSVを開放できない可能性がある。
この点について、本変形例によれば、ミキシングバルブ705で混合された後の洗浄水の水温を測定し、その測定結果を用いて、通電時間の記憶時の水温との温度差を算出し、当該温度差と閾値とを比較する。そして、温度差が閾値以上である場合は、制御部9によって再度通電時間の検出を行う。このため、開動作時にLSVをより確実に開放することが可能となる。
なお、LSVを閉状態から開状態に切り替える際には、水温が低くなると、LSVを開放するために必要な通電時間が長くなり、水温が高くなると、LSVを開放するために必要な通電時間が短くなる。従って、衛生洗浄装置1が水温計706を有する場合、測定された水温を用いてLSVを閉鎖する際のコイル809への通電時間を決定してもよい。
(第5変形例)
図12のフローチャートで表される制御方法に代えて、図13のフローチャートで表される制御方法を実行してもよい。
図13は、実施形態の第5変形例に係るラッチング式ソレノイドバルブの開放時の制御方法を表すフローチャートである。
図13に表したフローチャートは、例えばステップS54およびS59について、図12に表したフローチャートと相違する。ステップS51〜S53については、ステップS41〜S43と同様に実行可能である。また、ステップS55〜S58については、ステップS45〜S48と同様に実行可能である。
ステップS54において、制御部9は、水温計706で測定された水温を取得する。制御部9は、水温計706によって取得された水温が、所定値以下か否かを判定する。
水温が所定値以下である場合は、ステップS55に進む。水温が所定値を超えている場合は、ステップS59に進む。
なお、制御部9は、プログラム開始時やステップS51〜S53の実行時に、水温計706によって測定された水温を取得してもよい。あるいは、制御部9には、水温計706から水温に関する情報が常に送信されていてもよい。
ステップS59において、制御部9は、水温計706によって取得された水温に基づいて、LSVの開放に必要な通電時間を決定する。具体的な一例としては、記憶部91は、水温と、コイル809への通電時間と、の関係をテーブルとして保持しており、制御部9は、取得された水温に対応する通電時間を記憶部91から抽出することで、通電時間を決定する。または、記憶部91は、水温と、コイル809への通電時間と、の相関を表す関数を記憶しており、制御部9は、当該関数および取得された水温を用いて通電時間を決定してもよい。
ステップS55において、制御部9は、スイッチング素子813をオン状態とする。
続いて、ステップS56において、設定された通電時間の間、コイル809へ通電を行い、LSVを開放する。このとき、ステップS59が実行されていた場合は、制御部9は、ステップS59で決定された通電時間の間、コイル809への通電を行う。
本変形例においても、第4変形例と同様に、水温の測定結果に応じてコイル809への通電時間を決定するため、水温の変動によってLSVが開状態とならない危険性を低減し、LSVをより確実に開放することが可能となる。
また、本変形例によれば、測定された水温に基づいて通電時間を決定し、スイッチング素子813をオン状態にしてLSVの開動作を行う。このため、水温が大きく変動した場合でも、第4変形例のように検出抵抗811に電流を流して新たな通電時間を検出する必要がなく、検出抵抗811における降下電圧の発生を抑制することが可能となる。従って、本変形例によれば、第4変形例に比べて、乾電池の交換周期をより長くすることが可能である。
上述した変形例は、適宜組み合わせて実施することが可能である。
一例として、上述した第2変形例と第4変形例を組み合わせて実施することができる。すなわち、衛生洗浄装置1は、水圧計704および水温計706の両方を有し、これらの測定結果に応じて、LSVの開動作または閉動作を制御してもよい。これにより、LSVをより確実に動作させることが可能となる。
他の例として、上述した第3変形例と第5変形例を組み合わせて実施することもできる。すなわち、衛生洗浄装置1は、水圧計704および水温計706の両方を有し、それぞれの測定結果を、それぞれの所定値と比較してもよい。この場合、記憶部91は、例えば、水圧、水温、および通電時間と、の関係をテーブルとして保持するか、水圧、水温、および通電時間の間の相関を表す関数を保持している。
以上、本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、衛生洗浄装置が備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 衛生洗浄装置、 2 便座、 3 便蓋、 4 洗浄ノズル、 5 ケーシング、 5a 着座検知センサ、 6 便器、 6a ボウル、 9 制御部、 40 第1流入口、 41 第1シリンダー、 42 第2シリンダー、 43 吐水口、 44 ノズルヘッド、 45 第2流入口、 46 排水管、 47 流量調整ユニット、 91 記憶部、 100 トイレ装置、 701、703 逆止弁、 704 水圧計、 705 ミキシングバルブ、 706 水温計、 711、713 バキュームブレーカ、 715 流路選択弁、 801 電源、 803 降圧回路、 807 ブリッジ回路、 809 コイル、 811 検出抵抗、 813 スイッチング素子

Claims (7)

  1. 乾電池を用いて電磁弁を駆動させる衛生洗浄装置であって、
    前記電磁弁の開動作によって洗浄水が供給されるノズルと、
    前記電磁弁への通電時間を制御する制御部と、
    ボトム電圧が現れるまでの前記電磁弁への通電時間を検出するための検出抵抗と、
    前記検出抵抗に並列に接続されたスイッチング素子と、
    を備え、
    前記制御部は、前記検出抵抗によって検出された通電時間を記憶し、その後前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする衛生洗浄装置。
  2. 前記制御部は、前記通電時間を記憶した後に所定の期間が経過した場合、再度、前記検出抵抗によって検出された前記通電時間を記憶し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、新たに記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  3. 前記制御部は、前記通電時間を記憶した後に前記電磁弁が所定回数開放された場合、再度、前記検出抵抗によって検出された前記通電時間を記憶し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、新たに記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  4. 前記洗浄水の水圧を測定する水圧測定装置をさらに備え、
    前記洗浄水の少なくとも一部は、他の機器にも洗浄水を供給するセントラル給湯装置から供給されるものであり、
    前記制御部は、前記検出抵抗によって検出された通電時間と、前記通電時間が検出された際の水圧と、を記憶し、
    前記制御部は、前記水圧測定装置により測定される水圧と、記憶された前記水圧と、の差が所定の閾値以上となった際に、再度、前記検出抵抗によって検出された前記通電時間を記憶し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、新たに記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  5. 前記洗浄水の水圧を測定する水圧測定装置をさらに備え、
    前記洗浄水の少なくとも一部は、他の機器にも洗浄水を供給するセントラル給湯装置から供給されるものであり、
    前記制御部は、前記水圧測定装置により測定される水圧が所定値を超えた場合に、前記水圧に基づいて前記電磁弁への通電時間を決定し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、前記水圧に基づいて決定された前記通電時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  6. 前記洗浄水の水温を測定する水温測定装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記検出抵抗によって検出された通電時間と、前記通電時間が検出された際の水温と、を記憶し、
    前記制御部は、前記水温測定装置により測定される水温と、記憶された前記水温と、の差が所定の閾値以上となった際に、再度、前記検出抵抗によって検出された前記通電時間を記憶し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、新たに記憶された前記通電時間に基づいて設定された時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
  7. 前記洗浄水の水温を測定する水温測定装置をさらに備え、
    前記制御部は、前記水温測定装置により測定される水温が所定値を超えた場合に、前記水温に基づいて前記電磁弁への通電時間を決定し、その後、前記電磁弁を開放する際に、前記スイッチング素子をオン状態とし、前記水温に基づいて決定された前記通電時間の間前記電磁弁へ電流を流すことを特徴とする請求項1記載の衛生洗浄装置。
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