JP6543796B2 - 情報配信システム及び情報配信方法、サーバ装置及び端末装置並びにサーバ装置用プログラム及び端末装置用プログラム - Google Patents

情報配信システム及び情報配信方法、サーバ装置及び端末装置並びにサーバ装置用プログラム及び端末装置用プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報配信システム及び情報配信方法、サーバ装置及び端末装置並びにサーバ装置用プログラム及び端末装置用プログラムの技術分野に属する。より詳細には、端末装置に対して情報等の配信を行う情報配信システム及び情報配信方法、当該情報配信システムに含まれるサーバ装置及び上記端末装置、並びに、当該サーバ装置及び端末装置それぞれ用のプログラムの技術分野に属する。
一般に、商品の販売又はサービスの提供に当たっては、それらを購入又は利用する消費者(ユーザ)に対して当該商品又はサービスに関する情報又は広告を配信することにより、当該商品等に対する購買意欲を喚起することが極めて重要である。そして、これらの配信を行う際の配信先や配信方法を決めるに当たっては、過去における当該購入又は利用の際に収集された、いわゆるPOS(Point of Sale)データやEC(Electric Commerce(電子商取引))での購買データ等が活用される。現在これらのPOSデータ等は、いわゆるビッグデータ又は行動データとして蓄積されて、活用されている。
一方、上記情報又は広告の配信先等を具体的に定める一つの方法として、下記特許文献1に開示されている技術がある。下記特許文献1に開示されている技術では、上記情報又は広告の対象たる施設又は店舗等の位置と、ユーザが所持するモバイル端末の現在位置との間の距離に応じて、配信されるべき情報又は広告が選定される構成とされている。
特開2001−238266号公報
しかしながら現状では、上記POSデータ等については、それらを単独で利用することしか検討又は実践されておらず、それらを相互連携させようとする試みは見当たらない。これでは上記ビッグデータが有効に活用されているとは言えず、これらの更なる有効活用が求められている。
一方、上記特許文献1に記載されている技術においては、配信される情報又は広告の対象たる施設又は店舗等と、上記モバイル端末との間の距離によって、配信される情報又は広告が決定される。よってこの場合、施設又は店舗等とモバイル端末との間の距離が同じときには、その距離にあるモバイル端末を携帯する全てのユーザに対して(異なるユーザであっても)同じ情報又は広告が配信されることになり、結果として効率的な情報又は広告の配信ができないという問題点があった。更に上記特許文献1には、情報又は広告の配信元となるデータベース等については、特徴的な部分についての記載は何ら見当たらない。
そこで本発明は、上記の要請及び問題点に鑑みてなされたもので、その課題の一例は、既存のデータベースの更なる有効活用を図りつつ、ユーザごとに適切な情報又は広告を配信することができ、情報又は広告の配信効果を向上することのできる情報配信システム等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、ネットワークを介して端末装置に接続されるサーバ装置において、人の属性、状態又は行動を示す情報がそれぞれ蓄積されており、且つ相互に異なる属性をそれぞれ有する複数のデータベースからいずれかの前記情報を逐次取得するインターフェース等のサーバ装置取得手段と、人生における数ヶ月以上の期間に起きるイベント又は当該数ヶ月以上の期間に対応した人生のステージのいずれかを、前記人又は当該人が属する属性区分ごとにそれぞれ示す複数のライフステージ指標と、前記状態又は前記行動を、前記人又は前記属性区分ごとにそれぞれ示す複数のシチュエーション指標と、を記憶する記録部等の指標記憶手段と、前記取得した各情報に基づき、予め設定された更新基準を用いて各前記ライフステージ指標又は各前記シチュエーション指標の少なくともいずれかを逐次更新する処理部等の更新手段と、過去における配信実績に基づいて、前記端末装置に配信すべき配信情報と、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標と、を関連付ける処理部等の関連付け手段と、前記関連付け手段による関連付けの内容を示す関連付け情報を記憶する記録部等の関連付け情報記憶手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項7に記載の発明は、コンピュータを、請求項1又は請求項2に記載の前記サーバ装置に備えられる各手段として機能させる。
請求項1又は請求項7に記載の発明によれば、人生における数ヶ月以上の期間に起きるイベント又は当該数ヶ月以上の期間に対応した人生のステージのいずれかを、人又はその属性区分ごとにそれぞれ示す複数のライフステージ指標と、人の状態又は人の行動を、人又はその属性区分ごとにそれぞれ示す複数のシチュエーション指標と、を記憶する。そして、人の属性等を示す情報が蓄積され且つ相互に異なる属性の複数のデータベースから取得した当該各情報に基づいて、ライフステージ指標又はシチュエーション指標の少なくともいずれかを逐次更新する。その後、過去における配信実績に基づいて、端末装置に配信すべき配信情報と、ライフステージ指標及びシチュエーション指標と、を関連付け、その内容を示す関連付け情報を記憶する。よって、人生における数ヶ月以上の期間を対象とするライフステージ指標と、その人の状態又は行動を対象とするシチュエーション指標と、端末装置宛の配信情報と、を関連付けておくので、新たなライフステージ指標を用いることで、既存の複数のデータベースに蓄積されている情報それぞれを更に有効に活用した配信情報の選択の最適化が可能となり、有効な配信情報の配信が可能となる。
また、ライフステージ指標及びシチュエーション指標を人の属性区分ごとに設定する場合には、属性区分を用いることで人ごとの多様性を吸収できるので、ライフステージ指標及びシチュエーション指標の汎用性を高めることができる。
上記の課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のサーバ装置において、前記サーバ装置取得手段は、前記配信情報の対象を示す対象情報を取得すると共に、前記対象情報により前記対象が示されている前記配信情報が関連付けられている前記関連付け情報に基づいて、前記対象との関連性がある前記ライフステージ指標又は前記シチュエーション指標の少なくともいずれかを抽出する処理部等の抽出手段と、前記抽出されたいずれかに基づいて、前記配信情報の配信態様を決定する処理部等の決定手段と、を備える。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用に加えて、配信情報の対象を示す対象情報を取得し、その対象情報により対象が示されている配信情報が関連付けられている関連付け情報に基づいて、その対象との関連性があるライフステージ指標又はシチュエーション指標の少なくともいずれかを抽出する。その後、抽出されたライフステージ指標又はシチュエーション指標のいずれかに基づいて配信情報の配信態様を決定する。よって、配信情報の配信態様を決定するための分析を効果的に行うことができる。
上記の課題を解決するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のサーバ装置と、当該サーバ装置に対して前記ネットワークを介して接続される前記端末装置と、を含む情報配信システムであって、前記サーバ装置は、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを、前記記憶されている関連付け情報に基づいて前記端末装置に配信するインターフェース等の配信手段を更に備え、前記端末装置は、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを前記サーバ装置から取得するインターフェース等の端末装置取得手段と、前記取得した配信情報を前記端末装置の使用者に報知するディスプレイ等の報知手段と、を備えることを特徴とする情報配信システム。
上記の課題を解決するために、請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の情報配信システムに含まれる前記端末装置であって、前記端末装置取得手段と、前記報知手段と、を備える。
上記の課題を解決するために、請求項8に記載の発明は、コンピュータを、請求項5に記載の前記端末装置に備えられる各手段として機能させる。
請求項3、請求項5又は請求項8のいずれか一項に記載の発明によれば、ライフステージ指標及びシチュエーション指標に関連付けられた配信情報のいずれかを、関連付け情報に基づいてサーバ装置から端末装置に配信し、端末装置においてこれを取得して報知するので、新たなライフステージ指標を用いることで有効な配信情報の配信が可能となる。
上記の課題を解決するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報配信システムにおいて、前記配信手段は、前記記憶されている関連付け情報と、前記端末装置から送信されたデータのいずれかと、に基づき、当該端末装置を操作する人に対応した前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを当該端末装置に配信するように構成される。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の作用に加えて、関連付け情報と、端末装置から送信されたデータのいずれかと、に基づき、当該端末装置を操作する人に対応したライフステージ指標及びシチュエーション指標に関連付けられた配信情報のいずれかを配信するので、当該端末装置を操作する人に対してより最適化した配信情報を配信することができる。
上記の課題を解決するために、請求項6に記載の発明は、端末装置と、ネットワークを介して当該端末装置に接続され、当該接続された端末装置に対して配信情報を配信するサーバ装置と、を含む情報配信システムにおいて実行される情報配信方法であって、前記サーバ装置は、人の人生における数ヶ月以上の期間に起きるイベント又は当該数ヶ月以上の期間に対応した人生のステージのいずれかを、前記人又は当該人が属する属性区分ごとにそれぞれ示す複数のライフステージ指標と、前記人の状態又は行動を、前記人又は前記属性区分ごとにそれぞれ示す複数のシチュエーション指標と、を記憶する記録部等の指標記憶手段と、記録部等の関連付け情報記憶手段と、を備えると共に、前記サーバ装置において、前記人の属性、状態又は行動を示す情報がそれぞれ蓄積されており、且つ相互に異なる属性をそれぞれ有する複数のデータベースからいずれかの前記情報を逐次取得するサーバ装置取得工程と、前記サーバ装置において、前記取得した各情報に基づき、予め設定された更新基準を用いて各前記ライフステージ指標又は各前記シチュエーション指標の少なくともいずれかを逐次更新する更新工程と、前記サーバ装置において、過去における配信実績に基づいて、前記端末装置に配信すべき配信情報と、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標と、を関連付ける関連付け工程と、前記サーバ装置において、前記関連付け工程における関連付けの内容を示す関連付け情報を前記関連付け情報記憶手段に記憶させる関連付け情報記憶工程と、前記サーバ装置において、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを、前記記憶されている関連付け情報に基づいて前記端末装置に配信する配信工程と、前記端末装置において、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを前記サーバ装置から取得する端末装置取得工程と、前記端末装置において、前記取得した配信情報を前記端末装置の使用者に報知する報知工程と、を含む。
請求項6に記載の発明によれば、人生における数ヶ月以上の期間に起きるイベント又は当該数ヶ月以上の期間に対応した人生のステージのいずれかを、人又はその属性区分ごとにそれぞれ示す複数のライフステージ指標と、人の状態又は人の行動を、人又はその属性区分ごとにそれぞれ示す複数のシチュエーション指標と、を記憶する。そして、人の属性等を示す情報が蓄積され且つ相互に異なる属性の複数のデータベースから取得した当該各情報に基づいて、ライフステージ指標又はシチュエーション指標の少なくともいずれかを逐次更新する。その後、過去における配信実績に基づいて、端末装置に配信すべき配信情報と、ライフステージ指標及びシチュエーション指標と、を関連付け、その内容を示す関連付け情報を記憶する。これにより、ライフステージ指標及びシチュエーション指標に関連付けられた配信情報のいずれかを、関連付け情報に基づいてサーバ装置から端末装置に配信し、端末装置においてこれを取得して報知する。よって、人生における数ヶ月以上の期間を対象とするライフステージ指標と、その人の状態又は行動を対象とするシチュエーション指標と、端末装置宛の配信情報と、を関連付けて記憶しておくので、新たなライフステージ指標を用いることで、既存の複数のデータベースに蓄積されている情報それぞれを更に有効に活用した配信情報の選択の最適化が可能となり、有効な配信情報の配信が可能となる。
また、ライフステージ指標及びシチュエーション指標を人の属性区分ごとに設定する場合には、属性区分を用いることで人ごとの多様性を吸収できるので、ライフステージ指標及びシチュエーション指標の汎用性を高めることができる。
本発明によれば、人生における数ヶ月以上の期間を対象とするライフステージ指標と、その人の状態又は行動を対象とするシチュエーション指標と、端末装置宛の配信情報と、を関連付けておくので、新たなライフステージ指標を用いることで、既存の複数のデータベースに蓄積されている情報それぞれを更に有効に活用した配信情報の選択の最適化が可能となり、有効な配信情報の配信が可能となる。
また、ライフステージ指標及びシチュエーション指標を人の属性区分ごとに設定する場合には、属性区分を用いることで人ごとの多様性を吸収できるので、ライフステージ指標及びシチュエーション指標の汎用性を高めることができる。
本発明の原理を説明する概念図(I)である。 本発明の原理を説明する概念図(II)である。 実施形態に係る情報配信システムの概要構成を示すブロック図等であり、(a)は当該ブロック図であり、(b)は当該情報配信システムに含まれる端末装置の概要構成を示すブロック図である。 実施形態に係る情報配信処理を示すフローチャートである。 実施形態に係る統合指標データベースの内容を例示する図である。 実施形態に係る情報/広告−指標データベースの内容を例示する図等であり、(a)は当該情報/広告−指標データベースの内容を例示する図であり、(b)は実施形態に係る各指標と配信される情報又は広告との関係を例示する概念図である。 第1変形形態に係る分析処理を例示する図であり、(a)は当該分析処理に係る情報/広告−指標データベースの内容を例示する図であり、(b)は当該分析処理におけるランキングを例示する概念図である。 第2変形形態に係る人の分類を例示する図である。
次に、本発明に係る実施形態及び変形形態について、それぞれ図面に基づいて説明する。なお以下に説明する実施形態及び変形形態は、例えば携帯型無線電話機(いわゆる携帯電話)やいわゆるスマートフォン等のモバイル型の端末装置を所持するユーザに対して、当該端末装置を介して種々の情報や広告等を配信する情報配信システムに対して本発明を適用した場合の実施形態及び変形形態である。
(I)本発明の原理
初めに、本発明に係る実施形態及び変形形態について具体的に説明する前に、本発明の原理について図1及び図2を用いて説明する。なお図1及び図2は、本発明の原理をそれぞれ説明する概念図である。
図1に示すように近年、例えば人々の生活に関連する様々なデータを大規模に収集/蓄積した、いわゆる「ビッグデータ」と呼ばれるデータベースの活用が研究されている。この場合のビッグデータDTとは図1に例示するように、POSデータ、ECでの購買データ、或いはインターネット上での検索データ等を含み、例えば商品の購買の場面等で活用されている。言い換えれば、これらのビッグデータDTは、購買の瞬間やその直前という、限られた時間/領域で活用されるのが一般的である。またビッグデータDTには、モバイル型の端末装置や自動車による移動データ、デジタル家電の利用データ、テレビ番組の視聴データ、ホームページの閲覧履歴、ウェアラブル(身体装着型)デバイスにより検出される人の生態データも含まれる。これらのデータは、いわゆる「行動データ」と称される場合もある。
これに対し、人の人生には、数十年以上の間にその人に起きる様々なステージ(段階)、例えば図1に例示するような「出産」、「入学」、「卒業」及び「就職」等の、ライフステージLFが含まれている。そしてこのライフステージLFには、時間的に短い間に起こる日常の生活も含まれている。この日常の生活には例えば、図1に示すような「起床」、「食事」、「通勤/通学」及び「仕事/学業」といったその人の日々の行動や、「健康」や「体調不良」といったその人の状態等を含むシチュエーションDLも含まれている。
以上の通りであるが、上記ビッグデータDTは、言わば人々の生活や人生の断片であり、それらを繋ぎ合わせることができれば、その人の行動が浮き彫りになり、また将来的な行動も予測し易くなると考えられる。そこで本発明では、上記ビッグデータDTが現在活用されている例えば「購買」といった限られた瞬間ではなく、それ以上に圧倒的に膨大な時間である「日常の生活や人生」において、人がどのように行動しているのかを、ビッグデータDTを含む様々なデータベースを活用してモデリングすることで、例えば購買層の調査や分類を含むマーケティングの分野に応用することを考える。
より具体的に本発明では、図2に示すように、ビッグデータDTを構成する様々なデータベースを統合する手掛かり(指標)として、「ライフステージ指標」と「シチュエーション指標」の二つの指標を新たに導入する。このとき、ライフステージ指標とは、例えば「結婚」、「出産」、「幼稚園入学」、「小学校入学」、「中学校入学」、「高校入学」、「大学入学」、「就職」、「リタイア」、「老後」…等、人生の中でのステージを示す指標や、「家族旅行」、「引越し」、「入学式」、「受験」、「資格取得」、「結婚式」、「就職試験」、「昇進昇格」、…等、人生の中でのイベントを示す指標を含む。一方シチュエーション指標とは、例えば「通勤前の準備」、「通勤/通学中」、「仕事中」、「勉強中」、「会食中」、「帰宅中」、「自宅でヒマ」、「外出先でヒマ」、「テレビを視聴中」、「旅行中」、…等の生活動線や、「健康」、「体調不良」、「気分がいい」、「怒っている」等の身体や感情のコンディション(状態)を示す指標を含む。
他方、上記ビッグデータDTに含まれるデータベースとしては、具体的には図2左に例示されるものがある。なお以下に例示する各データベースでは、通常、それに含まれるデータの対象となる人(ユーザ)を他の人から区別するためのユーザIDに関連付けて、各データが記録/蓄積されている。
即ち、先ず「デモグラフィックデータベース」とは、性別・年令・職業・学歴・年収・趣味等のデモグラフィックデータベースからなるデータベースであり、主として人に対する各種アンケート調査の結果から取得できる。次に「位置情報/移動履歴データベース」とは、主に人の移動に係る緯度/経度といった位置情報のローデータ(生データ)や、それらに対して、住所や、商業地・住宅地・幹線道路沿い・駅・施設等の意味付けを与えた位置情報、或いは、当該位置情報と時間情報による移動情報等のデータからなるデータベースであり、主としてモバイル型の端末装置や自動車等から取得できる。また「デジタル家電利用データベース」とは、主にデジタル家電の利用についての緯度・経度という位置情報(使用場所)のローデータや、それらに対して住所や、商業地・住宅地・幹線道路沿い・駅・施設等の意味付けを与えた位置情報、或いは、当該位置情報と時間情報による移動情報等のデータからなるデータベースであり、主として冷蔵庫や電子レンジ、ガス、電気の利用等の家電機器の使用履歴データ等から取得できる。更に「デジタルテレビ視聴データベース」とは、いずれの時間帯にいずれの放送番組を視聴していたか、その放送番組のジャンル等、又はテレビジョン放送の番組コンテンツの視聴情報等のデータからなるデータベースであり、主として各家庭で用いられているデジタルテレビジョン装置等から取得できる。
次に「インターネット/モバイルアクセス履歴データベース」とは、インターネットのウェブサイトや、モバイル型の端末装置用のサイトやアプリケーション等の閲覧(履歴)情報や、各端末装置におけるクリック操作等のアクセス履歴情報からなるデータベースであり、主としてパーソナルコンピュータや、インターネット自体又はモバイル型の端末装置等から取得できる。また、「自動車利用履歴データベース」とは、「自動車の移動情報や、運転の仕方、操作の履歴等の、自動車の利用データベースであり、主として例えばネットワーク接続可能な自動車から取得できる。更に「身体状態測定データベース」とは、人の体温や、視線、汗、皮膚の状態等、その人の身体に関して測定されたデータからなるデータベースであり、主として身につけられるいわゆるウェアラブルデバイスから取得できる。最後に、「購買履歴データベース」とは、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、電子商取引等において、いつ、どこで、何を購入したかという購買履歴のデータからなるデータベースであり、主として物品流通システム内の上記POSデータとして、或いはインターネットからも取得できる。
そして本発明では、上述したようなビッグデータDTに属する図2例示の種々のデータベースを、上記ライフステージ指標とシチュエーション指標を用いて統合し、新たな統合指標データベースDBAを構築する。
これに加えて本発明では、統合指標データベースDBA内の各指標の値と、ユーザに配信すべき情報や広告等と、を相互に関連付けた情報/広告−指標データベースDBBを新たに構築し、この情報/広告−指標データベースDBBを参照して、ユーザに配信すべき情報や広告等の配信情報を決定するのである。
このように本発明では、ライフステージ指標及びシチュエーション指標という、長い時間に対応する新たな指標を導入することで、例えば物品の購買等、瞬間的な行動に関連するビッグデータDTのみを用いる場合に比して、各ユーザ毎により適した配信情報の配信を目指す。
(II)実施形態
次に、上述した原理に基づく本発明に係る実施形態について、具体的に図3乃至図6を用いて説明する。なお、図3は実施形態に係る情報配信システムの概要構成を示すブロック図等であり、図4は実施形態に係る情報配信処理を示すフローチャートであり、図5は実施形態に係る統合指標データベースの内容を例示する図であり、図6は実施形態に係る情報/広告−指標データベースの内容を例示する図等である。
図3に示すように、実施形態に係る情報配信システムSは、例えばインターネット等のネットワークNWに接続されたサーバ装置SVと、当該ネットワークNWを介してサーバ装置SVと接続可能な端末装置T1、端末装置T2、…、端末装置Tn(nは自然数)と、により構成されている。このとき、端末装置T1、端末装置T2、…、端末装置Tnには、例えばスマートフォン、ネットワークNWに接続可能な携帯電話、ネットワークNWに接続可能なパーソナルコンピュータや車載用のナビゲーション装置等が含まれる。なお以下の説明において、端末装置T1、端末装置T2、…、端末装置Tnについて共通の事項を説明する場合、これらを纏めて単に「端末装置T」と称する。更に端末装置Tは、モバイル型の端末装置Tだけでなく、固定設置されたパーソナルコンピュータや情報端末等であってもよい。
このときサーバ装置SVは、ハードウェア的には通常のパーソナルコンピュータ又はサーバコンピュータ等により構成されるものであり、具体的には図3(a)に例示するように、CPU、RAM(Random Access Memory)又はROM(Read Only Memory)等からなる処理部1と、ハードディスク又はSSD(Solid State Drive)等からなる記録部2と、ネットワークNWを介した各端末装置Tとの間のデータの授受を制御するインターフェース3と、マウス及びキーボード等からなる操作部4と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ5と、により構成されている。また記録部2には、実施形態に係る上記統合指標データベースDBA及び上記情報/広告−指標データベースDBBを含むデータベース20等が不揮発性に記録されている。更にインターフェース3は、図2左に例示するビッグデータDTを構成する各データエースとの間のデータの授受をも制御する。このとき、インターフェース3が本発明に係る「サーバ装置取得手段」の一例及び「配信手段」の一例にそれぞれ相当し、記録部2が本発明に係る「指標記憶手段」の一例及び「関連付け情報記憶手段」の一例にそれぞれ相当し、処理部1が本発明に係る「更新手段」の一例、「関連付け手段」の一例、「抽出手段」の一例及び「決定手段」の一例にそれぞれ相当する。
一方各端末装置Tは、相互に同一のハードウェア構成を備えており、具体的には図3(b)に例示するように、CPU、RAM又はROM等からなる処理部10と、ハードディスク又はSSD等からなる記録部11と、ネットワークNWを介したサーバ装置SVとの間のデータの授受を制御するインターフェース12と、操作ボタン又はタッチパネル等からなる操作部13と、液晶ディスプレイ等からなるディスプレイ14と、により構成されている。このとき、インターフェース12が本発明に係る「端末装置取得手段」の一例に相当し、ディスプレイ14が本発明に係る「報知手段」の一例に相当する。
この構成においてサーバ装置SVの処理部1は、操作部4において行われた指示操作等に対応する操作信号に基づき、上記データベース20に記録されている各データベースを用いつつ、インターフェース3及びネットワークNWを介して各端末装置Tとの間で必要なデータを授受しながら、実施形態に係るサーバ装置SVとして情報配信処理を統括制御する。また当該情報配信処理に際して必要なデータは、ディスプレイ5を介してサーバ装置SVの使用者(管理者)に提示される。
一方、これと並行して各端末装置Tの処理部10はそれぞれ、操作部13において行われた指示操作等に対応する操作信号に基づき、記録部11に記録されている各種データ等を用いつつ、インターフェース12及びネットワークNWを介してサーバ装置SVとの間で必要なデータを授受しながら、実施形態に係る端末装置Tとしての情報配信処理を統括制御する。また当該情報配信処理に際して必要なデータは、ディスプレイ14を介して端末装置Tの操作者(ユーザ)に提示される。
次に、上記の構成を有する情報配信システムSにおいて実行される、実施形態に係る情報配信処理について、具体的に図4乃至図6を用いて説明する。
(A)統合指標データベースDBAの構築処理について
始めに、実施形態に係る上記統合指標データベースDBAの構築処理について説明する。なお当該構築処理は、主としてサーバ装置SVの処理部1を中心として実行される。
即ち当該構築処理としては図4に示すように、例えばサーバ装置SVの操作部4において所定の開始操作が開始されると、処理部1は、インターフェース3を介してビッグデータDTを構成する各データベース(図2参照)にアクセスし、必要なデータを外部データとして取得する(ステップS1)。次に処理部1は、ステップS1の処理により取得された各データの内容に基づき、上記各データベースのユーザを識別するためのユーザIDに関連付けて、実施形態に係る統合指標データベースDBAにおける上記ライフステージ指標及び上記シチュエーション指標それぞれの値(設定値)を更新する(ステップS2)。その後処理部1は、更新後の設定値を含む統合指標データベースDBAを記録部2のデータベース20内に記録し(ステップS3)、更に、予め設定された終了条件が満たされたか否かを判定する(ステップS4)。このとき、ステップS4により判定される終了条件の例としては、例えば、操作部4において予め設定された終了操作が行われか否か、又は、統合指標データベースDBAの更新のために予め設定された期間が経過したか否か等が挙げられる。ステップS4の判定において上記終了条件が満たされていない場合(ステップS4;NO)、処理部1はステップS1の処理に戻って統合指標データベースDBAの構築処理を継続する。一方ステップS4の判定において、上記終了条件が満たされた場合(ステップS4;YES)、処理部1はそのまま、実施形態に係る統合指標データベースDBAの構築処理を終了する。
ここで、上記ステップS2の処理としてのライフステージ指標及びシチュエーション指標それぞれの設定値の更新について、より具体的に例示しつつ説明する。
上記ステップS2の処理において、図2に例示する位置情報/移動履歴データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「あるユーザ甲が、直近数ヶ月のうちに病院に三回通院した」ことが示されており、且つ、図2に例示するインターネット/モバイルアクセス履歴データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「ユーザ甲が一ヶ月で15回、子育てに関するウェブサイトを閲覧している」ことが示されており、且つ、図2に例示する身体状態測定データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「ユーザ甲の体温や汗の量に変化がある」ことが示されているとする。この場合、そのユーザ甲は妊娠中(又は妊娠中の家族がいる)か、或いは出産直後であると推測される。よって処理部1は、ユーザ甲についてのライフステージ指標「出産」の設定値を、例えば「0」から「1」に変更する。
また、図2に例示する位置情報/移動履歴データベースから取得した(ステップS1参照)移動履歴データにより、「あるユーザ乙は、三日間、自宅とコンビニエンスストアと近くの薬局のみに移動している」ことが示されており、且つ、図2に例示する身体状態測定データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「ユーザ乙の体温が平時の36.0℃から一日目に36.8℃→37.5℃と上昇後、二日目に36.7℃に下がり、更に三日目に36.0℃になった」ことが示されており、且つ、図2に例示する購買履歴データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「ユーザ乙がコンビニエンスストアではスポーツドリンクとレトルト食品を購入し、薬局で風邪薬を購入した」ことが示されているとする。この場合、そのユーザ乙は体調を壊して自宅療養していると推測される。よって処理部1は、ユーザ乙についてのシチュエーション指標「体調不良」及びシチュエーション指標「自宅でヒマ」それぞれの設定値を、例えば「0」から「1」に変更する。
更に、図2に例示する位置情報/移動履歴データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「あるユーザ丙が、8/25に成田空港まで移動したことを示した後、そのユーザが操作する端末装置の通信記録が途絶えている」ことが示されており、且つ、図2に例示するデジタル家電利用データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「ユーザ丙が操作するデジタル家電についても、8/25の朝以降、利用されていない」ことが示されており、且つ、図2に例示する自動車利用データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「8/24の朝以降、ユーザ丙が所有する自動車が利用されていない」ことが示されているとする。この場合、そのユーザ丙は成田空港から出発して現在海外旅行中であると推測される。よって処理部1は、ユーザ丙についてのシチュエーション指標「海外旅行中」の設定値を、例えば「0」から「1」に変更する。
最後に、例えば図2に例示するデモグラフィックデータベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「あるユーザ丁が男性・22歳・学生である」ことが示されており、且つ、図2に例示するインターネット/モバイルアクセス履歴データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「ユーザ丁による就職活動サイトへのアクセスが直近一週間で28回であった」ことが示されており、且つ、図2に例示する購買履歴データベースから取得した(ステップS1参照)データにより、「ユーザ丁について、直近一ヶ月間でネットショッピングにおいて就職活動対策本の購入が五冊ある」ことが示されているとする。この場合、そのユーザ丁は現在就職活動中であると推測される。よって処理部1は、ユーザ丁についてのライフステージ指標「就職活動中」の設定値を、例えば「0」から「1」に変更する。
以上のステップS1の処理乃至ステップS4の処理が繰り返されることにより、実施形態に係る統合指標データベースDBAとしては、例えば図5に例示する統合指標データベースDBAが記録部2のデータベース20内に構築/蓄積されることになる。図5に例示するように、統合指標データベースDBAでは、上記ユーザIDにそれぞれ関連付けて、各ライフステージ指標及び各シチュエーション指標が、例えば上述したような手法(ステップS2参照)により逐次(即ち、ビッグデータDT内のいずれかのデータベースから新たなデータが取得される度にリアルタイムに)更新される。
(B)情報/広告−指標データベースDBBの構築処理等について
次に、実施形態に係る上記情報/広告−指標データベースDBBの構築処理等について説明する。なお当該構築処理は、主としてサーバ装置SVの処理部1及び端末装置Tの処理部10を中心として実行される。
先ず、上記情報/広告−指標データベースDBBについて、図6(a)を用いて具体的に説明する。上述した情報/広告−指標データベースDBBは、図6(a)に例示するように、統合指標データベースDBA内の各指標の値と、ユーザに配信すべき情報や広告等と、を相互に関連付けたデータベースである。より具体的には、ユーザに配信されるべき情報又は広告を他の情報又は広告から識別するための情報広告IDごとに、いずれのライフステージ指標又はいずれのシチュエーション指標に対して、どの程度の確率で反応が得られそうかを示す反応率データが、上記情報広告IDごと、及びライフステージ指標/シチュエーション指標ごとに記述されている。この反応率データは、多数の人(ユーザ)に情報又は広告を実際に配信することで取得でき、その取得された反応率を示す反応率データが図6(a)に例示されるように蓄積/記述されてゆき、更にこれらが逐次(即ちリアルタイムに)更新されていく。そして、当該反応率データに基づき、いずれの情報又は広告を配信するかが決定される(図2参照)。
より具体的に情報/広告−指標データベースDBBの構築処理について説明すると、図4に示すように、例えばサーバ装置SVの操作部4において所定の開始操作が開始されると、処理部1は、サーバ装置SV又は当該サーバ装置SVの管理下にある例えば配信サーバ装置等に対していずれかのユーザがアクセスして来たか否かを判定し(ステップS10)、当該アクセスがない場合は(ステップS10;NO)、後述するステップS19の判定に移行する。一方ステップS10の判定において、いずれかのユーザからのアクセスがあった場合(ステップS10;YES)、処理部1は次に、記録部2のデータベース20から、現在の統合指標データベースDBAの内容を読み込むと共に(ステップS11。図4ステップS3からのクロスハッチング矢印参照。)、現在の情報/広告−指標データベースDBBの内容を読み込む(ステップS12。図4ステップS18からのクロスハッチング矢印参照。)。このとき処理部1は、上記ステップS11の処理として、ステップS1の判定においてアクセスしてきたユーザ(このユーザを、仮に「ユーザX」とする)のユーザIDを手掛かりに、統合指標データベースDBAの中から、そのユーザIDについて値が例えば「1」となっているライフステージ指標及びシチュエーション指標を読み込む。そして処理部1は、ステップS11の処理により読み込まれたライフステージ指標及びシチュエーション指標について、情報/広告−指標データベースDBBを参照し、当該ライフステージ指標及びシチュエーション指標についての反応率データにより示される反応率が予め設定された閾値以上の情報広告IDを特定して読み込む(図6(a)参照)。その後処理部1は、ステップS12の処理により読み込まれた反応率データに基づいて、そのユーザXに関連するライフステージ指標及びシチュエーション指標に対応した(換言すれば、適した)情報又は広告を選択する(ステップS13)。
ここで、上記ステップS13における処理について、具体的に図6(b)を用いて例示しつつ説明する。
上記ステップS13の処理において、ステップS11の処理及びステップS12の処理により読み込まれたシチュエーション指標が、図6(b)に例示するように「国内旅行中」、「外出先でヒマ」及び「趣味:歴史」であったとする。この場合にそのユーザXに対しては、「歴史観光施設のイベント案内」のための情報又は広告を配信することが効果的であると推測される。よって処理部1は、ステップS13の処理として、そのようなユーザXについて当該「歴史観光施設のイベント案内」の情報又は広告を配信すると選択する。
また上記ステップS13の処理において、ステップS11の処理及びステップS12の処理により読み込まれたライフステージ指標が図6(b)に例示するように「出産準備中」であり、シチュエーション指標が「自宅でヒマ」であったとする。この場合にそのユーザXに対しては、「在宅勤務の募集広告」のための情報又は広告を配信することが効果的であると推測される。よって処理部1は、ステップS13の処理として、そのようなユーザXについて当該「在宅勤務の募集広告」の情報又は広告を配信すると選択する。
更にステップS13の処理において、ステップS11の処理及びステップS12の処理により読み込まれたシチュエーション指標が、図6(b)に例示するように「海外旅行帰国」、「場所:成田空港」及び「好きな食べ物:寿司」であったとする。この場合にそのユーザXに対しては、「寿司チェーンの広告」のための情報又は広告を配信することが効果的であると推測される。よって処理部1は、ステップS13の処理として、そのようなユーザXについて当該「寿司チェーンの広告」の情報又は広告を配信すると選択する。
更にまた上記ステップS13の処理において、ステップS11の処理及びステップS12の処理により読み込まれたライフステージ指標が図6(b)に例示するように「就職活動中」であったとする。この場合にそのユーザXに対しては、例えば「IT企業エンジニアの募集広告」のための情報又は広告を配信することが効果的であると推測される。よって処理部1は、ステップS13の処理として、そのようなユーザXについて当該「IT企業エンジニアの募集広告」の情報又は広告を配信すると選択する。
また上記ステップS13の処理において、ステップS11の処理及びステップS12の処理により読み込まれたシチュエーション指標が、図6(b)に例示するように「体調不良」及び「自宅でヒマ」であったとする。この場合にそのユーザXに対しては、「テレビジョン放送の新番組の広告」のための情報又は広告を配信することが効果的であると推測される。よって処理部1は、ステップS13の処理として、そのようなユーザXについて当該「テレビジョン放送の新番組の広告」の情報又は広告を配信すると選択する。
最後に上記ステップS13の処理において、ステップS11の処理及びステップS12の処理により読み込まれたシチュエーション指標が、図6(b)に例示するように「駅の近く」、「お昼時」及び「好きな食べ物:ラーメン」であったとする。この場合にそのユーザXに対しては、「駅のそばのラーメン屋の広告」のための情報又は広告を配信することが効果的であると推測される。よって処理部1は、ステップS13の処理として、そのようなユーザXについて当該「駅のそばのラーメン屋の広告」の情報又は広告を配信すると選択する。
以上に例示したステップS13の処理により、そのユーザXに関連するライフステージ指標及びシチュエーション指標に適した(換言すれば、ユーザXに適した)情報又は広告を選択する。
その後処理部1は、ステップS13の処理により選択された情報又は広告について、上記反応率データにより示される反応率が高い順に並べ替え(即ちランキングし)、当該ランキングされた反応率に応じた確率で当該選択された情報又は広告を上記ユーザXの端末装置Tに配信する(ステップS14)。
その後処理部1は、当該ユーザXからの、配信した情報又は広告に対する反応を取得する(ステップS15)。ここで当該「反応」とは、例えば、ステップS14の処理により配信された情報又は広告に含まれている情報等に対して、ユーザXの端末装置Tにおいて選択操作(クリック操作)又は閲覧操作等が行われた場合、その選択操作又は閲覧操作等が上記「反応」に該当する。
そして処理部1は、ステップS15の処理により取得された反応に基づいて、当該配信された情報又は広告に対応する反応率を変更することにより情報/広告−指標データベースDBBを更新し(ステップS16)、当該更新後の情報/広告−指標データベースDBBを記録部2のデータベース20内に記録し(ステップS18)、その後、予め設定された終了条件が満たされたか否かを判定する(ステップS19)。このとき、ステップS19により判定される終了条件の例としては、例えば、操作部4において予め設定された終了操作が行われか否か、又は、情報/広告−指標データベースDBBの更新のために予め設定された期間が経過したか否か等が挙げられる。ステップS19の判定において上記終了条件が満たされていない場合(ステップS19;NO)、処理部1はステップS10の処理に戻って情報/広告−指標データベースDBBの構築処理等を継続する。一方ステップS19の判定において、上記終了条件が満たされた場合(ステップS19;YES)、処理部1はそのまま、実施形態に係る情報/広告−指標データベースDBBの構築処理等を終了する。
(C)情報又は広告のプッシュ型配信処理について
最後に、実施形態に係る情報配信処理の一部としての、情報又は広告のプッシュ型配信処理について、図4を用いて説明する。なお、当該プッシュ型配信処理は、主としてサーバ装置SVの処理部1及び端末装置Tの処理部10を中心として実行される。
また、情報又は広告のプッシュ型配信処理とは、ユーザからのアクセスがあった場合に情報又は広告を配信する上記ステップS10乃至ステップS19の場合と異なり、ユーザからのアクセスがない場合でも、そのユーザに適していると判定される情報又は広告を、サーバ装置SVから主体的に配信する配信処理である。
即ち、実施形態に係る情報配信処理における上記プッシュ型配信処理においては、図4に示すように、例えばサーバ装置SVの操作部4において所定の開始操作が開始されると、処理部1は、サーバ装置SV又は当該サーバ装置SVの管理下にある例えば配信サーバ装置等に対して、過去の所定期間だけ遡ってアクセスした一又は複数のユーザがデータを蓄積したか否かを判定し(ステップS5)、当該蓄積がない場合は(ステップS5;NO)、後述するステップS8の判定に移行する。一方ステップS5の判定において、上記所定期間内に所定数のユーザからのデータの蓄積があった場合(ステップS5;YES)、処理部1は次に、アクセスしてきた各ユーザについてのライフステージ指標及びシチュエーション指標としての反応率を当該蓄積されたデータに基づいて更新する(ステップS6)。このとき、当該更新されたライフステージ指標及びシチュエーション指標の反応率は、自動的に統合指標データベースDBAの内容及び情報/広告−指標データベースDBBの内容に反映されることになる(図4ステップS6からステップS3及びステップS18それぞれへの斜めハッチング矢印参照)。
その後処理部1は、更新されたライフステージ指標及びシチュエーション指標に基づき、例えば図6(b)を用いて例示した方法を用いて上記データを蓄積した各ユーザに適した情報又は広告を選択し(ステップS13参照)、それを当該各ユーザに配信する(ステップS7。図4ステップS3及びステップS18からステップS7への白抜き矢印参照)。
その後処理部1は、予め設定された終了条件が満たされたか否かを判定する(ステップS8)。このとき、ステップS8により判定される終了条件の例としては、例えば、操作部4において予め設定された終了操作が行われか否か等が挙げられる。ステップS8の判定において上記終了条件が満たされていない場合(ステップS8;NO)、処理部1はステップS5の処理に戻って上記プッシュ型配信処理を継続する。一方ステップS8の判定において、上記終了条件が満たされた場合(ステップS8;YES)、処理部1はそのまま、実施形態に係るプッシュ型配信処理を終了する。
以上説明したように、実施形態に係る情報配信処理によれば、人生において起き得る行事又は人生の段階のいずれかを、人ごとにそれぞれ示す複数のライフステージ指標と、人の状態又は人の行動を、人又はその属性区分ごとにそれぞれ示す複数のシチュエーション指標と、を、統合指標データベースDBAとして記録する。そして、人の属性等を示すデータが蓄積され且つ相互に異なる属性の複数のデータベースを含むビッグデータDTから取得した当該各データに基づいて、ライフステージ指標又はシチュエーション指標の少なくともいずれかを逐次更新する。その後、過去における配信実績に基づいて、端末装置Tに配信すべき情報又は広告と、ライフステージ指標及びシチュエーション指標と、を関連付け、その内容を示す情報/広告−指標データベースDBBとして記録する。よって、人生全体を対象とするライフステージ指標と、その人の状態又は行動を対象とするシチュエーション指標と、端末装置T宛の情報又は広告と、を関連付けておくので、新たなライフステージ指標を用いることで、既存の複数のデータベースを含むビッグデータDTとして蓄積されているデータそれぞれを更に有効に活用した配信すべき情報又は広告の選択の最適化が可能となり、情報又は広告の有効な配信が可能となる。
また、統合指標データベースDBA及び情報/広告−指標データベースDBBと、端末装置Tから送信されて蓄積されているデータのいずれかと、に基づき、当該端末装置Tのユーザに対応したライフステージ指標及びシチュエーション指標に関連付けられた情報又は広告のいずれかをプッシュ型で配信する場合には、当該端末装置Tのユーザに対してより最適化した情報又は広告を配信することができる。
(III)変形形態
次に、上述した原理に基づく本発明に係る各変形形態について、具体的に図7及び図8を用いて説明する。なお、図7は第1変形形態に係る分析処理を例示する図であり、図8は第2変形形態に係る人の分類を例示する図である。また以下に説明する変形形態において、実施形態に係る情報配信システムSと共通の部材については、共通の部材番号を付して細部の説明を省略する。
(A)第1変形形態
始めに第1変形形態について、図7を用いて説明する。
上述した実施形態に係る承応配信システムSでは、端末装置Tのユーザに対して最適化された情報又は広告を配信する目的で、実施形態に係るライフステージ指標及びシチュエーション指標を用いた。これに対して、以下に説明する第1変形形態では、例えば新たな商品の開発やコミュニケーション戦略を立案する際の分析処理に対して、上記ライフステージ指標及びシチュエーション指標を活用する。
即ち、上記情報又は広告のそれぞれを端末装置Tのユーザに配信し、その反応をデータとしてサーバ装置SV内に記録/蓄積することで、それぞれの商品又はサービス(或いは商品又はサービスの「ジャンル」)が、どのようなライフステージ(人生の段階)やシチュエーションで有効かについての分析処理を行うための加工データを生成する。
次に上記分析処理について具体的に説明する。
先ず、サーバ装置SVの操作部4等を介して、上記分析処理の対象となる商品のジャンルや商品ブランドが入力される。なお以下に説明する第1変形形態では、一例として、商品のジャンルとして「缶コーヒー」が入力されるとする。
次に処理部1は、当該商品のジャンルの入力を受けて、上記情報/広告−指標データベースDBBにおいて、過去の缶コーヒーに関連する情報又は広告の情報広告IDを全て抽出する。このとき、上記情報/広告−指標データベースDBBにおいて、図7に太枠囲みで例示する情報広告IDが抽出されたとする。
そして処理部1は、抽出された情報広告IDに対応するライフステージ指標及びシチュエーション指標それぞれの反応率を情報/広告−指標データベースDBBから抽出し、それらの、例えば平均値を算出する。なおこのとき、場合によっては、上記平均値ではなく統計的に重み付けをした計算式を導入してもよい。
その後処理部1は、当該算出された平均値が例えば0.5以上であるライフステージ指標及びシチュエーション指標を全て抽出した上で、反応率が高い順に並び替える。以上の処理により、上記商品のジャンルとしての「缶コーヒー」に対する反応率が高いライフステージ指標及びシチュエーション指標をランキングとして抽出する。そして、例えば図7(b)に例示するように、上記商品のジャンルとしての「缶コーヒー」に反応率が高いライフステージ指標及びシチュエーション指標として「ストレス感じる」、「外出先でヒマ」、…、が、図7(b)に例示するランキングで抽出されたとすると、当該缶コーヒーとしての商品の開発やコミュニケーション戦略を立案する際には、先ず「ストレス」をキーワードとして開発等すればよいことになる。
以上説明したように、第1変形形態に係る処理によれば、分析の対象(換言すれば情報又は広告の対象)を示す缶コーヒー等の名称等が入力されると、その名称等により示される対象が関連付けられている情報/広告−指標データベースDBBに基づいて、その対象との関連性があるライフステージ指標又はシチュエーション指標の少なくともいずれかを抽出する。その後、抽出されたライフステージ指標又はシチュエーション指標のいずれかに基づいて商品の開発やコミュニケーション戦略が立案される。よって、当該開発や立案のための分析を効果的に行うことができる。
(B)第2変形形態
次に第2変形形態について、図8を用いて説明する。
上述した実施形態に係る統合指標データベースDBAでは、一人の人をそれぞれ識別するユーザIDを用いて、ビッグデータDTに含まれているデータベースを直接的に統合した(図5参照)。これに対し、ビッグデータDTに含まれる複数のデータベース同士を比較したとき、それらの全てにおいて同一の人のデータが含まれているとは限らない。そこで以下に説明する第2変形形態では、ビッグデータDTに含まれる複数のデータベースの少なくとも一部が、異なる人についてのデータにより構成されている場合、それらデータベースを統合するために、各データベースにデータが含まれている人それぞれを、疑似的に「人のタイプ」に分類しておく。
より具体的には、例えば図8に例示する統合指標データベースDBA2のように、人の移動方法のタイプを5タイプ乃至10タイプ程度に予め分類しておき、各データベースにデータが含まれている全ての人をその複数タイプのどれかに当て嵌め、同じタイプに属する場合には、たとえ人としては異なっていても、第2変形形態に係る統合指標データベースDBA2としては同一人物とみなすこととする。なお図8に例示する場合は、上記タイプとして五つのタイプが定義されている。
その上で処理部1は、移動方法のタイプとライフステージ指標及びシチュエーション指標との関係性を、確率を用いて予めスコアテーブル化しておく。そして処理部1は、ビッグデータDT内の全てのデータベースについて同様にスコアテーブル化しておくことで、結果として、ライフステージ指標及びシチュエーション指標を手掛かりとして全てのデータベースを統合して、上記統合指標データベースDBA2を設定することができる。
以上説明したように、第2変形形態に係る統合処理によれば、ライフステージ指標及びシチュエーション指標を人のタイプ(換言すれば、属性区分)ごとに設定する場合には、人のタイプを用いることで人ごとの多様性を吸収できるので、ライフステージ指標及びシチュエーション指標の汎用性を高めることができる。
(C)他の変形形態
最後に他の変形形態について説明する。
先ず、上記統合指標データベースDBA又は上記情報/広告−指標データベースDBBに対する新たな指標の追加(換言すれば、統合指標データベースDBA又は情報/広告−指標データベースDBBの進化)について検討する。
即ち、上記ライフステージ指標やシチュエーション指標は、時代の変化又は流行の変化に対応して日々進化していくことが望ましい。そしてそのためには、例えば統合指標データベースDBA又は情報/広告−指標データベースDBBに含まれている指標と、配信される情報又は広告に対するユーザの反応と、の関係を直接分析し、その関係上で予め設定された「ある特殊な関係性」が存在する場合に、その関係性に対しての意味付けを行い、新たにライフステージ指標やシチュエーション指標に仮説として組み込む。その上で、当該仮説に基づいた情報又は広告の配信を繰り返すことで有効な指標であると判定された場合、その指標をライフステージ指標又はシチュエーション指標として採用するのである。なおこの場合、上記特殊な関係性が存在しない指標については、その時点ではライフステージ指標又はシチュエーション指標としての採用を見送ることになる。
また、更なる他の変形形態として、上記第2変形形態と同様の人のタイプの分類として、上記「ライフステージ指標」及び「シチュエーション指標」を更に統合することで、人を複数のタイプに分類するように構成してもよい。この分類により、より効果の高い情報又は広告の配信が可能になると共に、「どんな人」や「どんな状態」に「何が有効か」をより精緻に分析でき、それをマーケティングや商品の開発等に応用できるのである。より具体的に、上記ライフステージ指標自体又はシチュエーション指標自体を『 』で表すとすると、例えば「『出産中』で且つ『自宅でヒマ』な人」なる統合された新たな分類に属するユーザに対応して、在宅勤務のアルバイト募集の広告を配信したり、或いは、「『就職活動中』で且つ『外出先でヒマ』な人」なる統合された新たな分類に属するユーザに対して、就職対策課程の問題用アプリケーションの広告を配信するように構成することができる。更に、「『リタイア』した後『自宅でヒマ』で『体調不良』の人」なる統合された新たな分類に属するユーザに対して、都内散歩サークルの募集広告を配信するように構成してもよい。更に実際には、いわゆる統計分析の手法を例えば統合指標データベースDBA(図5参照)に適用することで、更に多くの指標を統合し、数字として重み付けした形で、人のタイプを分類するのが好ましい。
更にまた、図4に示すフローチャートに対応するプログラムを、光ディスク又はハードディスクに記録しておき、或いは、インターネット等のネットワークを介して取得して記録しておき、これらを例えば汎用のマイクロコンピュータにより読み出して実行することにより、当該マイクロコンピュータを、実施形態又は各変形形態に係る処理部1又は処理部10として機能させることも可能である。
以上それぞれ説明したように、本発明は情報配信システムの分野に利用することが可能であり、特にユーザに対して情報又は広告の効果的な配信を行う情報配信システムの分野に適用すれば特に顕著な効果が得られる。
1、10 処理部
2、11 記録部
3、12 インターフェース
4、13 操作部
5、14 ディスプレイ
20 データベース
S 情報配信システム
SV サーバ装置
T1、T2、Tn 端末装置
DT ビッグデータ
LF ライフステージ
DL シチュエーション
DBA、DBA2 統合指標データベース
DBB 情報/広告−指標データベース
S 情報配信システム
NW ネットワーク

Claims (8)

  1. ネットワークを介して端末装置に接続されるサーバ装置において、
    人の属性、状態又は行動を示す情報がそれぞれ蓄積されており、且つ相互に異なる属性をそれぞれ有する複数のデータベースからいずれかの前記情報を逐次取得するサーバ装置取得手段と、
    人生における数ヶ月以上の期間に起きるイベント又は当該数ヶ月以上の期間に対応した人生のステージのいずれかを、前記人又は当該人が属する属性区分ごとにそれぞれ示す複数のライフステージ指標と、前記状態又は前記行動を、前記人又は前記属性区分ごとにそれぞれ示す複数のシチュエーション指標と、を記憶する指標記憶手段と、
    前記取得した各情報に基づき、予め設定された更新基準を用いて各前記ライフステージ指標又は各前記シチュエーション指標の少なくともいずれかを逐次更新する更新手段と、
    過去における配信実績に基づいて、前記端末装置に配信すべき配信情報と、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標と、を関連付ける関連付け手段と、
    前記関連付け手段による関連付けの内容を示す関連付け情報を記憶する関連付け情報記憶手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  2. 請求項1に記載のサーバ装置において、
    前記サーバ装置取得手段は、前記配信情報の対象を示す対象情報を取得すると共に、
    前記対象情報により前記対象が示されている前記配信情報が関連付けられている前記関連付け情報に基づいて、前記対象との関連性がある前記ライフステージ指標又は前記シチュエーション指標の少なくともいずれかを抽出する抽出手段と、
    前記抽出されたいずれかに基づいて、前記配信情報の配信態様を決定する決定手段と、
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のサーバ装置と、当該サーバ装置に対して前記ネットワークを介して接続される前記端末装置と、を含む情報配信システムであって、
    前記サーバ装置は、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを、前記記憶されている関連付け情報に基づいて前記端末装置に配信する配信手段を更に備え、
    前記端末装置は、
    前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを前記サーバ装置から取得する端末装置取得手段と、
    前記取得した配信情報を前記端末装置の使用者に報知する報知手段と、
    を備えることを特徴とする情報配信システム。
  4. 請求項3に記載の情報配信システムにおいて、
    前記配信手段は、前記記憶されている関連付け情報と、前記端末装置から送信されたデータのいずれかと、に基づき、当該端末装置を操作する人に対応した前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを当該端末装置に配信することを特徴とする情報配信システム。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の情報配信システムに含まれる前記端末装置であって、
    前記端末装置取得手段と、
    前記報知手段と、
    を備えることを特徴とする端末装置。
  6. 端末装置と、ネットワークを介して当該端末装置に接続され、当該接続された端末装置に対して配信情報を配信するサーバ装置と、を含む情報配信システムにおいて実行される情報配信方法であって、
    前記サーバ装置は、人の人生における数ヶ月以上の期間に起きるイベント又は当該数ヶ月以上の期間に対応した人生のステージのいずれかを、前記人又は当該人が属する属性区分ごとにそれぞれ示す複数のライフステージ指標と、前記人の状態又は行動を、前記人又は前記属性区分ごとにそれぞれ示す複数のシチュエーション指標と、を記憶する指標記憶手段と、関連付け情報記憶手段と、を備えると共に、
    前記サーバ装置において、前記人の属性、状態又は行動を示す情報がそれぞれ蓄積されており、且つ相互に異なる属性をそれぞれ有する複数のデータベースからいずれかの前記情報を逐次取得するサーバ装置取得工程と、
    前記サーバ装置において、前記取得した各情報に基づき、予め設定された更新基準を用いて各前記ライフステージ指標又は各前記シチュエーション指標の少なくともいずれかを逐次更新する更新工程と、
    前記サーバ装置において、過去における配信実績に基づいて、前記端末装置に配信すべき配信情報と、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標と、を関連付ける関連付け工程と、
    前記サーバ装置において、前記関連付け工程における関連付けの内容を示す関連付け情報を前記関連付け情報記憶手段に記憶させる関連付け情報記憶工程と、
    前記サーバ装置において、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを、前記記憶されている関連付け情報に基づいて前記端末装置に配信する配信工程と、
    前記端末装置において、前記ライフステージ指標及び前記シチュエーション指標に関連付けられた前記配信情報のいずれかを前記サーバ装置から取得する端末装置取得工程と、
    前記端末装置において、前記取得した配信情報を前記端末装置の使用者に報知する報知工程と、
    を含むことを特徴とする情報配信方法。
  7. コンピュータを、請求項1又は請求項2に記載の前記サーバ装置に備えられる各手段として機能させることを特徴とするサーバ装置用プログラム。
  8. コンピュータを、請求項5に記載の前記端末装置に備えられる各手段として機能させることを特徴とする端末装置用プログラム。
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