JP6543416B2 - 無線回路、無線通信端末および無線回路の制御方法 - Google Patents

無線回路、無線通信端末および無線回路の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線回路、無線通信端末および無線回路の制御方法に関する。
近年、家庭内等で、コードレス電話または無線LAN(Local Area Network)等の無線通信を利用した無線送受信機、あるいは無線通信システムが普及してきている。例えば、特許文献1には、DAコンバータからの出力をアンテナへ送るように通信可能に結合された少なくとも1つの構成変更可能な微小電気機械システム(MEMS)送信フィルタを有するアップコンバージョン経路と、アンテナで受信した信号をADコンバータへ送るように通信可能に結合された少なくとも1つの構成変更可能なMEMS受信フィルタを有するダウンコンバージョン経路とを備えた送受信装置が開示されている。
日本国公開特許公報「特開2008−271541号公報(2008年11月6日公開)」
さて、特許文献1に開示されている送受信装置の構成は送信回路と受信回路とが一体となったものであるが、無線装置の構成としては他に、送信回路と受信回路とが別々に構成されているものや、複数の送受信回路が搭載されている構成などがあり得る。これらの場合においては、送信回路が出力する送信波が、当該送信回路とは一体となっていない受信回路に対して、干渉を起こす場合と起こさない場合とがあり得る。
しかしながら、特許文献1に開示された送受信装置は、このような状況においても実際に干渉が発生しているか否かに拘らずMEMS送信・受信フィルタによって周波数調整を行うため、干渉が発生しない場合に、受信回路が受信した受信信号の周波数レベルを不必要に低下させる。
本発明の一態様は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、第1の無線送受信機に内蔵された無線回路において、第1の無線送受信機が受信した受信信号の周波数レベルを不必要に低下させることなく、第2の無線送受信機からの送信信号による受信信号への干渉を防止することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る無線回路は、第1無線装置に内蔵され、受信周波数の受信信号を受信する無線回路であって、第2無線装置が送信する送信信号の送信周波数を取得する周波数取得部と、上記周波数取得部が取得した上記送信周波数と上記受信周波数との関係が、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉が生じる干渉条件を充足したか否かを判定する条件判定部と、上記条件判定部によって上記干渉条件を充足した旨の判定がなされた場合に、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉を回避する処理を行う干渉回避処理部と、を備えている。
本発明の一態様によれば、干渉条件を充足する場合に、干渉回避処理部が受信信号に対する送信信号の干渉を回避する処理を行うことから、無駄な干渉回避処理を低減して、受信信号に対する送信信号の干渉を効率的に回避することができる。
本発明の実施形態1に係る無線回路の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る無線回路に備えられた可変フィルタの概略構成を示す図である。 上記の可変フィルタを構成するバンドパスフィルタの回路図である。 本発明の実施形態1に係る無線回路の制御方法を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る無線回路の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態3に係る無線回路の概略構成を示すブロック図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図4を参照しながら詳細に説明する。なお、本実施形態以下の各実施形態においては、本発明の一態様に係る無線回路を内蔵した第1無線装置と、第1無線装置との間で無線通信を行う第2無線装置とで構成される無線通信システムを例に挙げて説明する。無線通信システムとしては、例えば、スマートフォンに内蔵されたLTE(Long Term Evolution)用送受信機と、WiFi(登録商標:wireless fidelity)用送受信機との組合せ、またはWiFiアクセスポイントにおいて、スマートフォン等の無線通信端末と通信するための送受信機と、インターネットに接続するための送受信機との組合せなどが想定される。
また、無線通信システムに採用される通信方法としては、上述のWiFiの他、例えばBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信、無線LANなどが想定される。
<無線回路の構成>
まず、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る無線回路1の構成について説明する。図1は、無線回路1の概略構成を示すブロック図である。図2は、無線回路1に備えられた可変フィルタ17の概略構成を示す図である。図3は、可変フィルタ17を構成するバンドパスフィルタ17aの回路図である。
図1に示すように、無線回路1は、Tx−Rx切替SW11、周波数取得部12、条件判定部13、作動制御部(干渉回避処理部)14、周波数変更部(干渉回避処理部)15、LNA(Low Noise Amplifier:ローノイズアンプ)16、可変フィルタ(可変フィルタ部、干渉回避処理部)17、RFIC(Radio Frequency Integrated Circuit)18およびパワーアンプ19を備えており、第1無線装置(無線通信端末)100に内蔵されている。また、無線回路1はアンテナ101と接続している。
Tx−Rx切替SW11は、TDD(Time Division Duplex)通信(時分割複信)で送受信を切り替えるスイッチであり、第1無線装置100を送信機として機能させる場合にはTxのスイッチをオンにし、第1無線装置100を受信機として機能させる場合にはRxのスイッチをオンにする。
周波数取得部12は、第2無線装置200が送信する送信信号St−2について、その送信周波数ft−2の情報を第2無線装置200から取得する。周波数取得部12が取得した送信周波数ft−2の情報は、周波数取得部12の内部(外部でもよい)のメモリ等に格納される。送信周波数ft−2には、第1無線装置100・第2無線装置200間で無線通信を行っている場合の送信周波数ft−2、および第1無線装置100が外部無線装置300と無線通信を行っている場合に、第2無線装置200が他の外部無線装置(不図示)等に送信した送信信号St−2の送信周波数ft−2の双方が含まれる。
また、周波数取得部12は、送信周波数ft−2の情報の他、送信信号St−2の出力値の情報も第2無線装置200から取得する。さらに、周波数取得部12は、第1無線装置100から送信された送信信号St−1の送信周波数ft−1・出力値の情報を第2無線装置200に送信する。
また、図示しないものの、第2無線装置200に内蔵された無線回路にも周波数取得部が備えられており、当該周波数取得部も、送信信号St−1の送信周波数ft−1・出力値の情報の取得、および送信信号St−2の送信周波数ft−2・出力値の情報の送信を行う。
第1無線装置100の周波数取得部12と第2無線装置200の周波数取得部との間でなされる送信周波数・出力値の情報交換は、周波数取得部12および第2無線装置200の周波数取得部が、互いに自装置の周囲の電波をスキャンすることにより実現されている。例えば、第1無線装置100または第2無線装置200がWiFi用送受信機の場合であれば、周波数取得部12等が自装置の周囲のネットワークをスキャンすることで、送受信相手の送信周波数・出力値の情報、自装置の周囲の電界強度等を取得することができる。上述の電波のスキャンはあくまで一例であり、その他、第1無線装置100と第2無線装置200との間で有線通信を行うことによっても送信周波数・出力値の情報交換は可能である。
なお、周波数取得部12は、第1無線装置100が外部無線装置300と無線通信を行っている場合にのみ、第2無線装置200から送信周波数ft−2の情報を取得してもよい。
条件判定部13は、第1無線装置100が外部無線装置300との間で無線通信を行っている場合に、周波数取得部12から送信信号St−2の送信周波数ft−2の情報を取得する。そして、条件判定部13は、周波数取得部12から取得した送信周波数ft−2の情報、および、第1無線装置100が、外部無線装置300から受信する受信信号Srの受信周波数frの情報を用いて、干渉条件を充足したか否かを判定する。
干渉条件とは、第1無線装置100が外部無線装置300との間で無線通信を行っている際に、外部無線装置300からの受信信号Srのみならず、第2無線装置200から他の外部無線装置(不図示)等に送信された送信信号St−2をも意図せず受信した場合に、受信信号Srに対する送信信号St−2の干渉(以下、「干渉」と略記する)が生じる条件を指す。
第2無線装置200から他の外部無線装置(不図示)等に送信された送信信号St−2のうち、第1無線装置100が意図せず受信する送信信号St−2の量は、第1無線装置100と第2無線装置200との相対的位置関係、両無線装置100・200の構造等によって決まる。したがって、第1無線装置100と第2無線装置200との相対的位置、両無線装置100・200の構造等を様々に変更し、それぞれの場合において干渉が生じるときの受信周波数frおよび送信周波数ft−2を調査する実験を予め行っておく。そして、この実験結果に基づいて導き出された干渉条件のデータを、条件判定部13の内部(外部でもよい)のメモリ等に格納しておく。
本実施形態では、条件判定部13は、(i)受信周波数frと送信周波数ft−2とが互いに隣同士のチャンネル(ch)に相当する、および(ii)受信周波数frと送信周波数ft−2との差分が基準閾値よりも小さい、との2つの条件を充足した場合に干渉条件を充足したと判定する。ここで、条件(i)を充足する場合とは、例えば、第1無線装置100・第2無線装置200間において5GHz帯で無線通信を行うのであれば、第1無線装置が56chで第2無線装置200が52chの場合などが該当する。また、条件(ii)を充足する場合とは、例えば、第1無線装置100・第2無線装置200間において5GHz帯で無線通信を行い、第1無線装置が56ch、第2無線装置200が52chをそれぞれ使用しているのであれば、受信周波数frと送信周波数ft−2との差分が20MHz(基準閾値)よりも小さい場合などが該当する。
このように、条件(i)・(ii)の双方を充足した場合に干渉条件を充足したと判定することにより、例えば、条件(i)または条件(ii)の一方のみの充足で干渉条件を充足したと判定する場合に比べて、干渉が生じる可能性がより高いケースのみを捕捉することができる。それゆえ、実際に干渉が生じていない場合でも作動制御部14等によって干渉回避処理が行われることを低減でき、干渉回避処理を効率的に行うことができる。
なお、条件判定部13は、条件(i)または条件(ii)の一方のみ充足すれば、干渉条件を充足したと判定してもよい。この場合、条件(i)・(ii)の双方を充足した場合に干渉条件を充足したと判定する場合に比べて、干渉が生じる可能性のあるケースをより広く捕捉できることから、確実に干渉を回避することができる。
また、条件判定部13は、条件(i)・(ii)以外の条件を干渉条件として設定してもよい。例えば、条件(i)に換えて、受信周波数frが送信周波数ft−2の2倍になっている場合、あるいは受信周波数frが送信周波数ft−2の1/2倍になっている場合等を干渉条件の一部・全部として設定してもよい。換言すれば、干渉条件は、少なくとも受信周波数frおよび送信周波数ft−2の両周波数が用いられている条件であればよい。
さらに、条件判定部13は、条件(i)・(ii)に加えて他の条件をも考慮して、干渉条件を充足したか否かを判定してもよい。例えば、条件判定部13は、干渉条件充足判定に際し、第2無線装置200から送信された送信信号St−2の出力値の情報をさらに用いてもよい。一例としては、条件(i)・(ii)を充足するとともに送信信号St−2の出力値が所定の閾値以上になった場合(条件(iii)の充足)に、干渉条件を充足したと判定することが想定される。また、条件判定部13は、送信信号St−2の出力値の情報に加えて、周波数取得部12による電波のスキャンによって得られた第1無線装置100の周囲の電界強度の情報を用いてもよい。一例としては、条件(i)・(ii)・(iii)を充足するとともに第1無線装置100の周囲の電界強度が所定の閾値以上になった場合(条件(iv)の充足)に、干渉条件を充足したと判定することが想定される。このように条件(i)・(ii)に加えて他の条件をも考慮することにより、条件判定部13の判定精度がさらに向上し、干渉回避処理をさらに効率的に行うことが可能となる。なお、例えば条件(i)・(ii)・(iii)の組合せに換えて、条件(i)・(ii)・(iv)の組合せを干渉条件の判定に用いてもよい。
周波数変更部15は、条件判定部13によって干渉条件を充足した旨の判定がなされた場合にのみ、後述する作動制御部14による作動制御によって、受信信号Srの受信周波数frを干渉回避周波数fa1に変更する。干渉回避周波数fa1は、受信信号Srに対する意図しない送信信号St−2の干渉を回避できる周波数であり、干渉回避周波数fa1の数値データを予め周波数変更部15の内部(外部でもよい)のメモリ等に格納しておいてもよいし、第1無線装置100の操作入力部(不図示)等から適宜ユーザ入力してもよい。
周波数変更部15は、例えば、受信周波数を変更することを、外部無線装置300に通知することにより、受信周波数frを干渉回避周波数fa1に変更することができる。受信周波数の変更の外部無線装置300への通知は、受信周波数を変更する旨の受信周波数変更情報をアンテナ101を介して外部無線装置300に送信する方法を採用している。
なお、周波数変更部15は、受信周波数frではなく、第2無線装置200が送信する送信信号St−2の送信周波数ft−2を干渉回避周波数fa2に変更してもよい。また、周波数変更部15は、受信周波数frおよび送信周波数ft−2を干渉回避周波数fa1およびfa2にそれぞれに変更してもよい。換言すれば、周波数変更部15は、干渉が生じないように送信周波数ft−2および受信周波数frの少なくとも一方を干渉回避周波数に変更すればよい。
可変フィルタ17は、受信信号Srの信号経路(図1中、実線矢印で示す経路)上に設けられ、条件判定部13によって干渉条件を充足した旨の判定がなされた場合にのみ、後述する作動制御部14による作動制御によって、意図せず受信した送信信号St−2を遮断する。
具体的には、可変フィルタ17は、図2に示すように、並列(紙面向かって上下方向)に配置された複数のバンドパスフィルタ17a、スルーパス(再下段)およびスイッチ17bを備えており、LNA16から出力された複数の信号のうち、一部の周波数帯域のみが遮断される構成になっている。作動制御部14は、干渉条件の充足の有無および送信信号St−2の送信周波数ft−2に応じて適宜スイッチ17bを切り替えることにより、適切なバンドパスフィルタ17aまたはスルーパスを選択する。干渉条件を充足する場合、送信信号St−2の送信周波数ft−2を含む周波数帯域を遮断するバンドパスフィルタ17aが作動制御部14によって選択される。また、干渉条件を充足しない場合、送信信号St−2をそのまま透過させるスルーパスが作動制御部14によって選択される。
バンドパスフィルタ17aとしては、例えば図3の(a)に示すように、定数のそれぞれ異なるコンデンサC1〜C4を並列接続するとともに、コンデンサC2とコイルL1とを直列接続し、コンデンサC4とコイルL2とを直列接続した構成(コイルL1およびL2の定数もそれぞれ異なる)が想定される。また例えば、図3の(b)に示すように、定数のそれぞれ異なるコンデンサC5およびC6を並列接続するとともに、コンデンサC6とコイルL3とを直列接続した構成が想定される。
上述のように、本実施形態では、干渉を回避する処理を行う干渉回避処理部として、作動制御部14、周波数変更部15および可変フィルタ17が第1無線装置100に内蔵されている。このように、周波数変更部15で干渉回避周波数faに変更するとともに可変フィルタ17で送信信号St−2を遮断する2段階の干渉回避処理を行うことにより、どちらか一方の干渉回避処理のみを行う場合に比べてより確実に干渉を回避することができる。
なお、第1無線装置100が、干渉回避処理部として作動制御部14、周波数変更部15および可変フィルタ17を内蔵していることは必須ではなく、例えば、作動制御部14と、周波数変更部15または可変フィルタ17のいずれか一方とを内蔵していてもよい。すなわち、第1無線装置100は、干渉回避処理として干渉回避周波数faへの変更のみを行ってもよいし、意図せず受信した送信信号St−2の遮断のみを行ってもよい。換言すれば、第1無線装置100は、条件判定部13によって干渉条件を充足した旨の判定がなされた場合にのみ干渉を回避する処理を行う、何らかの干渉回避処理部を内蔵していればよい。
作動制御部14は、条件判定部13から干渉条件を充足した旨の判定結果を取得した場合にのみ、周波数変更部15による干渉回避周波数faへの変更、および可変フィルタ17による意図しない送信信号St−2の遮断のいずれか一方が行われるように周波数変更部15および可変フィルタ17の作動を制御する。
LNA16は、第1無線装置100が受信した信号を増幅する広帯域用の増幅器である。具体的には、LNA16は、第1無線装置100が受信機として機能している場合(Tx−Rx切替SW11におけるRxのスイッチがオンの状態になっている場合)において、アンテナ101を介して受信した信号を増幅し、可変フィルタ17に出力する。第2無線装置200との間で無線通信を行っている場合には、第2無線装置200から送信された送信信号St−2を受信して増幅し、外部無線装置300との間で無線通信を行っている場合には、外部無線装置300から受信した受信信号Srを増幅する。
RFIC18は、高周波の信号を処理する集積回路であり、LNAおよびミキサ(ともに不図示)等が内蔵されている。
パワーアンプ19は、RFIC18から出力された送信信号St−1を増幅する増幅器である。具体的には、パワーアンプ19は、第1無線装置100が送信機として機能している場合(Tx−Rx切替SW11におけるTxのスイッチがオンの状態になっている場合)において送信信号St−1を増幅し、アンテナ101に出力する。増幅された送信信号St−1は、アンテナ101から第2無線装置200に送信される。
<無線回路の制御方法>
次に、図4を参照して、無線回路1の制御方法について説明する。図4は、無線回路1の制御方法を示すフローチャートである。なお、本フローチャートは、第1無線装置100が外部無線装置300と無線通信を行っている際に、第2無線装置200が他の外部無線装置等に送信信号St−2を送信した場合を想定している。
図4に示すように、まず、周波数取得部12は、第2無線装置200から送信信号St−2の送信周波数ft−2の情報を取得する(ステップ10、以下、「S10」と略記する:周波数取得工程)。次に、条件判定部13は、周波数取得部12から取得した送信周波数ft−2の情報と、外部無線装置300から受信した受信信号Srの受信周波数frの情報とに基づいて、干渉条件を充足するか否かを判定する。具体的には、条件判定部13はまず、受信周波数frと送信周波数ft−2とが互いに隣同士のチャンネルに相当するか否かを判定する(S11:第1条件判定工程(条件判定工程))。
S11でYES(以下、「Y」と略記する)と判定した場合、条件判定部13は、受信周波数frと送信周波数ft−2との差分が基準閾値よりも小さいか否かを判定する(S12:第2条件判定工程(条件判定工程))。一方、S11でNO(以下、「N」と略記する)と判定した場合、周波数取得部12は、再び第2無線装置200から送信周波数ft−2の情報を取得する。
S12でYと判定した場合、条件判定部13は干渉条件を充足したと判定し、その判定結果を作動制御部14に送信する。一方、S12でNOと判定した場合、周波数取得部12は、再び第2無線装置200から送信周波数ft−2の情報を取得する。
次に、干渉条件を充足した旨の判定結果を受信した作動制御部14は、周波数変更部15が受信信号Srの受信周波数frを干渉回避周波数faに変更するように、周波数変更部15の作動を制御する(S13:周波数変更工程(干渉回避処理工程))。また、当該作動制御部14は、送信信号St−2の送信周波数ft−2を含む周波数帯域を遮断するバンドパスフィルタ17aが選択されるように、可変フィルタ17の作動を制御する(S14:信号遮断工程(干渉回避処理工程))。S14の処理が実行されることによって、第1無線装置100が意図せず送信信号St−2を受信した場合でも、当該送信信号St−2は可変フィルタ17によって遮断される。
なお、上述したように、ステップS11およびS12の一方を省略してもよく、ステップS13およびS14の一方を省略してもよい。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図5に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る無線回路2は、LNA16および可変フィルタ17の配置関係が実施形態1に係る無線回路1と異なっている。また、無線回路2は、第1無線装置110に内蔵されている。
<無線回路の構成>
図5を参照して、本実施形態に係る無線回路2の構成について説明する。図5は、無線回路2の概略構成を示すブロック図である。図5に示すように、無線回路2において、アンテナ101を介して受信した信号(受信信号Sr、意図せず受信した送信信号St−2)のうち、可変フィルタ17を透過した信号(透過信号)がLNA(アンプ部)16で増幅される。
一般に、LNA16をはじめとする増幅器は最大出力が限定されているため、所定値以上の振幅の信号が入力された場合、増幅後の信号は全て最大出力になってしまう(飽和現象)。したがって、第1無線装置100が外部無線装置300と無線通信を行っている際に、受信信号Srに加えて意図しない送信信号St−2までLNA16に入力されると、この2つの信号がともに増幅されて振幅が所定値以上になってしまい、飽和現象が生じる可能性が高くなる。
そこで、本実施形態では、可変フィルタ17で意図しない送信信号St−2を予め遮断し、遮断後の残りの信号(透過信号)がLNA16に入力されるようにLNA16および可変フィルタ17を配置している。このような配置にすることで、LNA16では当該残りの信号しか増幅されないことからその振幅が所定値以上になる可能性を低減でき、飽和現象の発生を抑制することができる。それゆえ、意図せず受信した送信信号St−2の受信信号Srへの干渉を回避しつつ、受信信号Srを精度高く増幅することができる。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態に係る無線回路3は、可変フィルタ17に換えて第1可変フィルタ(第1可変フィルタ部)27および第2可変フィルタ(第2可変フィルタ部)37を備えている点で、実施形態1および2に係る無線回路1および2と異なっている。また、無線回路3は、第1無線装置120に内蔵されている。
<無線回路の構成>
図6を参照して、本実施形態に係る無線回路3の構成について説明する。図6は、無線回路3の概略構成を示すブロック図である。図6に示すように、無線回路3において、アンテナ101を介して受信した信号(受信信号Sr、意図せず受信した送信信号St−2)のうち、第1可変フィルタ27を透過した信号(第1透過信号)がLNA(アンプ部)16で増幅され、増幅後の信号(第2透過信号)が第2可変フィルタ37に出力される。
第1可変フィルタ27では、実施形態1および2に係る可変フィルタ17と同様に、干渉条件を充足した場合にのみ、意図せず受信した送信信号St−2の送信周波数ft−2を含む周波数帯域の遮断が行われる。第2可変フィルタ37では、干渉条件を充足した場合にのみ、第1可変フィルタ27で遮断し切れなかった残りの送信信号St−2について、送信周波数ft−2を含む周波数帯域の遮断が行われる。
このように、2つの可変フィルタ27・37を設けてLNA16を挟み込むように配置することにより、第1可変フィルタ27で遮断し切れなかった残りの送信信号St−2についても、第2可変フィルタ37で確実に遮断することができる。したがって、第2可変フィルタ37を透過した信号がRFIC18に内蔵されたLNAに入力された場合に、当該信号が増幅されてもその振幅が所定値以上になる可能性はかなり低い。それゆえ、LNA16のみならず、RFIC18に内蔵されたLNAでの飽和現象の発生をも抑制することができ、意図せず受信した送信信号St−2の受信信号Srへの干渉を回避しつつ、受信信号Srをより精度高く増幅することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
無線回路1〜4の制御ブロック(特に条件判定部13、作動制御部14および周波数変更部15)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、無線回路1〜4は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る無線回路(1、2、3)は、第1無線装置(100、110、120)に内蔵され、受信周波数(fr)の受信信号(Sr)を受信する無線回路であって、第2無線装置(200)が送信する送信信号(St−2)の送信周波数(ft−2)を取得する周波数取得部(12)と、上記周波数取得部が取得した上記送信周波数と上記受信周波数との関係が、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉が生じる干渉条件を充足したか否かを判定する条件判定部(13)と、上記条件判定部によって上記干渉条件を充足した旨の判定がなされた場合に、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉を回避する処理を行う干渉回避処理部(作動制御部14、周波数変更部15、可変フィルタ17、第1可変フィルタ27、第2可変フィルタ37)と、を備えている。
第1無線装置が受信した受信信号に対する、第2無線装置から送信された送信信号の干渉は、主として、受信信号の受信周波数と送信信号の送信周波数との組合せが所定の関係になった場合(例えば、一方が他方に対して2倍となる等)、あるいは受信周波数と送信周波数との差分が所定値よりも小さくなった場合に生じる。したがって、受信信号に対する送信信号の干渉を効率的に回避するには、受信周波数および送信周波数に着目して干渉の発生の有無を判断するのが効果的である。
その点、上記構成によれば、本発明の一態様に係る無線回路は、条件判定部によって第2無線装置から送信された送信信号の送信周波数、および外部無線装置から受信した受信信号の受信周波数を用いて干渉条件の充足の有無を判定する。また、本発明の一態様に係る無線回路は、干渉条件を充足した場合にのみ、干渉回避処理部によって干渉回避処理を行う。したがって、本発明の一態様に係る無線回路は、条件判定部によって、干渉の発生の有無を的確に判定することができる。また、干渉回避処理部は、干渉条件を充足した場合に、干渉回避処理を行うことから、本発明の一態様に係る無線回路は、条件判定部および干渉回避処理部によって、無駄な干渉回避処理が低減される。
以上より、本発明の一態様に係る無線回路は、無駄な干渉回避処理を低減して、受信信号に対する送信信号の干渉を効率的に回避することができる。
本発明の態様2に係る無線回路(1、2)は、上記態様1において、上記干渉回避処理部は、上記受信信号の信号経路上に設けられ、一部の周波数を遮断するか、または、全ての周波数を透過するかを切り替え可能な可変フィルタ部(可変フィルタ17、第1可変フィルタ27、第2可変フィルタ37)を備え、上記干渉を回避する処理を行うときには、上記可変フィルタ部を、上記周波数取得部が取得した上記送信周波数を遮断するように制御し、上記干渉を回避する処理を行わないときには、上記可変フィルタ部を、全ての周波数を透過するように制御するものであってもよい。
上記構成によれば、干渉を回避する処理を行うときには、可変フィルタ部による送信周波数の遮断が行われ、干渉を回避する処理を行わないときには、可変フィルタ部は全ての周波数を透過する。それゆえ、本発明の一態様に係る無線回路は、無駄な送信信号の遮断を低減して、受信信号に対する送信信号の干渉を効率的に回避することができる。
本発明の態様3に係る無線回路(2)は、上記態様2において、上記信号経路上に設けられ、上記可変フィルタ部を透過した透過信号を増幅するアンプ部(LNA16、RFIC18)をさらに備えていてもよい。
上記構成によれば、干渉を回避する処理を行うときには、可変フィルタ部によって意図しない送信信号を予め遮断し、遮断後の残りの信号(透過信号)がアンプ部に入力することとなる。したがって、アンプ部で増幅される信号の振幅が所定値以上になる可能性を低減でき、アンプ部での飽和現象の発生を抑制することができる。それゆえ、意図せず受信した送信信号の受信信号への干渉を回避しつつ、受信信号を精度高く増幅することができる。
本発明の態様4に係る無線回路(3)は、上記態様3において、上記可変フィルタ部は、第1可変フィルタ部(第1可変フィルタ27)および第2可変フィルタ部(第2可変フィルタ37)を含み、上記アンプ部は、上記第1可変フィルタ部を透過した第1透過信号を増幅し、第2透過信号として上記第2可変フィルタ部に出力するものであってもよい。
上記構成によれば、干渉を回避する処理を行うときに、受信信号に対して意図しない送信信号が加わった場合、第1可変フィルタ部での信号遮断処理で遮断し切れなかった残りの送信信号がアンプ部で増幅されても、第2可変フィルタ部において当該残りの送信信号が遮断される。
それゆえ、受信信号に対する送信信号の干渉を2段階の信号遮断処理によって確実に回避しつつ、例えば第2可変フィルタ部の先に増幅器が電気的に接続されている場合に、当該増幅器で飽和現象が生じるのを効果的に抑制することができる。
本発明の態様5に係る無線回路(1、2、3)は、上記態様1から4において、上記干渉回避処理部は、上記干渉を回避する処理を行うときには、上記送信周波数および上記受信周波数のいずれか一方を、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉を回避できる干渉回避周波数に変更するものであってもよい。
上記構成によれば、干渉を回避する処理を行うときに、干渉回避周波数への変更が行われる。それゆえ、本発明の一態様に係る無線回路は、無駄な送信信号の遮断をせずに、受信信号に対する送信信号の干渉を効率的に回避することができる。
本発明の態様6に係る無線回路は、上記態様1から5において、上記条件判定部は、上記周波数取得部が取得した上記送信周波数と上記受信周波数との関係に加えて、上記第2無線装置が送信した上記送信信号の出力値に応じて上記干渉条件を充足したか否かを判定するものであってもよい。
上記構成によれば、条件判定部は、送信周波数と受信周波数との関係に加えて、第2無線装置が送信した送信信号の出力値をも考慮して干渉条件を充足したか否かを判定する。したがって、送信周波数と受信周波数との関係のみを考慮して判定する場合に比べて干渉が生じる可能性がより高いケースのみを捕捉することができ、条件判定部の判定精度が向上する。それゆえ、実際に干渉が生じていない場合でも干渉回避処理部によって干渉回避処理が行われることを低減でき、干渉回避処理を効率的に行うことができる。
本発明の態様7に係る無線回路は、上記態様1から6において、上記条件判定部は、上記周波数取得部が取得した上記送信周波数と上記受信周波数との関係に加えて、上記第1無線装置の周囲の電界強度に応じて上記干渉条件を充足したか否かを判定するものであってもよい。
上記構成によれば、条件判定部の判定精度が向上することから、実際に干渉が生じていない場合でも干渉回避処理部によって干渉回避処理が行われることを低減でき、干渉回避処理を効率的に行うことができる。
本発明の態様8に係る無線通信端末(第1無線装置100、110、120)は、上記態様1から7のいずれかに係る無線回路(1、2、3)を内蔵している。上記構成によれば、無駄な干渉回避処理を低減して、受信信号に対する送信信号の干渉を効率的に回避することができる無線通信端末を実現することができる。
本発明の態様9に係る無線回路の制御方法は、第1無線装置(100、110、120)に内蔵され、受信周波数(fr)の受信信号(Sr)を受信する無線回路(1、2、3)の制御方法であって、第2無線装置(200)が送信する送信信号(St−2)の送信周波数(ft−2)を取得する周波数取得工程と、上記周波数取得工程において取得した上記送信周波数と上記受信周波数との関係が、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉が生じる干渉条件を充足したか否かを判定する条件判定工程と、上記条件判定工程において上記干渉条件を充足した旨の判定がなされた場合に、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉を回避する処理を行う干渉回避処理工程と、を含んでいる。
上記構成によれば、無駄な干渉回避処理を低減して、受信信号に対する送信信号の干渉を効率的に回避することができる無線回路の制御方法を実現することができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、2、3:無線回路 12:周波数取得部 13:条件判定部
14:作動制御部(干渉回避処理部) 15:周波数変更部(干渉回避処理部)
16:LNA(アンプ部) 17:可変フィルタ(可変フィルタ部、干渉回避処理部)
18:RFIC(アンプ部)
27:第1可変フィルタ(第1可変フィルタ部、干渉回避処理部)
37:第2可変フィルタ(第2可変フィルタ部、干渉回避処理部)
100、110、120:第1無線装置(無線通信端末) 200:第2無線装置
300:外部無線装置 fa:干渉回避周波数 fr:受信周波数
ft−2:送信周波数 Sr:受信信号 St−2:送信信号

Claims (10)

  1. 第1無線装置に内蔵され、受信周波数の受信信号を受信する無線回路であって、
    第2無線装置が送信する送信信号の送信周波数を取得する周波数取得部と、
    上記周波数取得部が取得した上記送信周波数と上記受信周波数との関係が、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉が生じる干渉条件を充足したか否かを判定する条件判定部と、
    上記条件判定部によって上記干渉条件を充足した旨の判定がなされた場合に、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉を回避する処理を行う干渉回避処理部と、を備えていることを特徴とする無線回路。
  2. 上記干渉回避処理部は、
    上記受信信号の信号経路上に設けられ、一部の周波数を遮断するか、または、全ての周波数を透過するかを切り替え可能な可変フィルタ部を備え、
    上記干渉を回避する処理を行うときには、上記可変フィルタ部を、上記周波数取得部が取得した上記送信周波数を遮断するように制御し、
    上記干渉を回避する処理を行わないときには、上記可変フィルタ部を、全ての周波数を透過するように制御することを特徴とする請求項1に記載の無線回路。
  3. 上記信号経路上に設けられ、上記可変フィルタ部を透過した透過信号を増幅するアンプ部をさらに備えていることを特徴とする請求項2に記載の無線回路。
  4. 上記可変フィルタ部は、第1可変フィルタ部および第2可変フィルタ部を含み、
    上記アンプ部は、上記第1可変フィルタ部を透過した第1透過信号を増幅し、第2透過信号として上記第2可変フィルタ部に出力することを特徴とする請求項3に記載の無線回路。
  5. 上記干渉回避処理部は、上記干渉を回避する処理を行うときには、上記送信周波数および上記受信周波数のいずれか一方を、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉を回避できる干渉回避周波数に変更することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の無線回路。
  6. 上記条件判定部は、上記周波数取得部が取得した上記送信周波数と上記受信周波数との関係に加えて、上記第2無線装置が送信した上記送信信号の出力値に応じて上記干渉条件を充足したか否かを判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の無線回路。
  7. 上記条件判定部は、上記周波数取得部が取得した上記送信周波数と上記受信周波数との関係に加えて、上記第1無線装置の周囲の電界強度に応じて上記干渉条件を充足したか否かを判定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の無線回路。
  8. 上記条件判定部は、(i)上記受信周波数と上記送信周波数とが互いに隣同士のチャンネルに相当する第1条件、および(ii)上記受信周波数と上記送信周波数との差分が基準閾値よりも小さい第2条件の少なくとも一方を充足した場合に、干渉条件を充足したと判定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の無線回路。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の無線回路を内蔵している無線通信端末。
  10. 第1無線装置に内蔵され、受信周波数の受信信号を受信する無線回路の制御方法であって、
    第2無線装置が送信する送信信号の送信周波数を取得する周波数取得工程と、
    上記周波数取得工程において取得した上記送信周波数と上記受信周波数との関係が、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉が生じる干渉条件を充足したか否かを判定する条件判定工程と、
    上記条件判定工程において上記干渉条件を充足した旨の判定がなされた場合に、上記受信信号に対する上記送信信号の干渉を回避する処理を行う干渉回避処理工程と、を含んでいることを特徴とする無線回路の制御方法。
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