JP6543117B2 - 車両の運転支援装置 - Google Patents

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本発明は、ステレオカメラ、レーザーレーダ等で検出した前方の立体物に対して接触の可能性を判定し、運転支援制御する車両の運転支援装置に関する。
近年、車両においては、車載したカメラ等により前方の走行環境を撮影し、前方立体物を認識して自車両との衝突の可能性を推定する様々な運転支援装置が提案され、実用化されている。こうした前方立体物と自車両との衝突の可能性を推定する装置においては、自車両の予測進行路(自車進行路)上に存在する先行車等の前方立体物を適切なタイミングで検出する必要がある。
このような前方立体物検出を行うための技術として、例えば、特許文献1には、レーダ装置で自車両の進行方向の先行車を検出し、自車両の予測進路沿って設定した判定領域(選定領域)に先行車が重なるオーバーラップ量を算出して、そのオーバーラップ量が所定値を超える時間が所定値を超えたときに、自車両が先行車に接触する可能性がある制御対象として選定する技術が開示されている。
特開2004−330950号公報
ところで、自車両の前方において認識される立体物には様々な種類のものが存在するため、各立体物に対する一律な処理にて制御対象の選定を行った場合、ドライバに違和感を与える虞がある。例えば、自車両の前方に車両が存在する場合であっても、当該車両が普通車である場合と大型トラックである場合とでは認識される立体物幅(車幅)が異なるため、自車進行路上の選定領域にラップを開始するタイミングが相違し、その結果、制御対象として選定されるタイミングが異なる。また、歩行者等については、車両等よりも早いタイミングで制御対象として選定し、制御を開始することがドライバのフィーリングにより合致する。従って、この種の運転支援装置では、認識した立体物を制御対象として選定するタイミングを、立体物の種別等に応じて適宜チューニングすることが望ましい。
その一方で、自車両の遠方においては、立体物幅を精度よく認識できない場合がある。例えば、自車前方にカーブが存在する場合、遠方に位置する車両等は、背面のみならず側面までもが車幅(立体物幅)として誤認識される場合がある。従って、制御対象の選定においては、このような立体物幅の誤認識等も考慮したチューニングを行うことが望ましい。その反面、そもそも、自車両の遠方に存在する立体物は近傍のものに比べて緊急避難的な制御の必要性が乏しく、このような立体物に対してまで、制御対象として選定するタイミングを厳密にチューニング等することは、設定作業の煩雑化を招く。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、煩雑な設定作業等を行うことなく、ドライバのフィーリングに合致したタイミングで制御対象を選定することができる車両の運転支援装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様による車両の運転支援装置は、自車両前方の立体物を検出し、検出した前記立体物毎の種別及び立体物幅を含む立体物情報を認識する前方立体物認識手段と、自車進行路を推定する自車進行路推定手段と、前記立体物の種別毎に異なる領域幅の選定領域を前記自車進行路に沿って設定する選定領域設定手段と、前記立体物幅が遠方にて設定立体物幅に収束するよう、前記立体物幅を自車両からの距離に応じて補正する立体物幅補正手段と、補正後の立体物幅を有すると仮定した前記立体物が前記選定領域とラップしているとき、当該立体物を制御対象候補として抽出する制御対象候補抽出手段と、抽出した前記制御対象候補の中から制御対象を選定する制御対象選定手段と、を備えたものである。
本発明の車両の運転支援装置によれば、煩雑な設定作業等を行うことなく、ドライバのフィーリングに合致したタイミングで制御対象を選定することができる。
運転支援装置の概略構成図 立体物が普通車である場合の選定領域を示す説明図 立体物が大型車である場合の選定領域を示す説明図 立体物が歩行者である場合の選定領域を示す説明図 立体物がその他の立体物である場合の選定領域を示す説明図 前方注視距離と係数との関係の一例を示すマップ 制御対象選定ルーチンを示すフローチャート
以下、図面を参照して本発明の形態を説明する。図面は本発明の一実施形態に係り、図1は運転支援装置の概略構成図、図2は立体物が普通車である場合の選定領域を示す説明図、図3は立体物が大型車である場合の選定領域を示す説明図、図4は立体物が歩行者である場合の選定領域を示す説明図、図5は立体物がその他の立体物である場合の選定領域を示す説明図、図6は前方注視距離と係数との関係の一例を示すマップ、図7は制御対象選定ルーチンを示すフローチャートである。
図1において、符号1は自動車等の車両(自車両)であり、この車両1には運転支援装置2が搭載されている。この運転支援装置2は、例えば、ステレオカメラ3、ステレオ画像認識装置4、制御ユニット5等を有して構成されている。
また、自車両1には、自車速Vを検出する車速センサ11、ヨーレートγを検出するヨーレートセンサ12、運転支援制御の各種機能のON−OFF切替等を行うメインスイッチ13、ステアリングホイールに連結するステアリング軸に対設されて舵角θstを検出する舵角センサ14、ドライバによるアクセルペダルの踏込量(アクセル開度)θaccを検出するアクセル開度センサ15等が設けられている。
ステレオカメラ3は、ステレオ画像光学系として、例えば電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を用いた1組のCCDカメラで構成されている。これら左右のCCDカメラは、それぞれ車室内の天井前方に一定の間隔を持って取り付けられ、車外の対象を異なる視点からステレオ撮像し、画像データをステレオ画像認識装置4に出力する。なお、以下の説明において、ステレオ撮像された画像のうち一方の画像(例えば、右側の画像)を基準画像と称し、他方の画像(例えば、左側の画像)を比較画像と称す。
ステレオ画像認識装置4は、先ず、基準画像を4×4画素の小領域に分割し、それぞれの小領域の輝度或いは色のパターンを比較画像と比較して対応する領域を見つけ出し、基準画像全体に渡る距離分布を求める。さらに、ステレオ画像認識装置4は、基準画像上の各画素について隣接する画素との輝度差を調べ、これらの輝度差が閾値を超えているものをエッジ点として抽出するとともに、抽出した画素(エッジ点)に距離情報を付与することで、距離画像(距離情報を備えたエッジ点の分布画像)を生成する。そして、ステレオ画像認識装置4は、生成した距離画像に対して周知のグルーピング処理を行い、予め記憶しておいた3次元的な枠(ウインドウ)と比較することで、自車前方の白線、側壁、立体物等を認識する。
ここで、本実施形態において認識対象となる白線とは、例えば、単一の車線区画線で構成される白線(一重白線)や車線区画線の内側に補助区画線が併設される白線(二重白線)のように、道路上に延在して自車走行レーンを区画する線を総称するものであり、各線の形態としては、実線、破線等を問わず、さらに、黄色線等を含む。また、本実施形態の白線認識においては、道路上に実在する白線が二重白線であっても、左右それぞれ単一の近似線で近似して認識するものとする。
また、ステレオ画像認識装置4は、立体物認識において、例えば、ウインドウとの比較結果等に基づき、検出した立体物が普通車、大型車、歩行者、或いは、その他の立体物(側壁や路上落下物等)の何れの種別に属するかの認識を行うとともに、立体物幅Woの認識を行う。なお、ステレオ画像認識装置4は、遠方において検出した立体物が普通車、大型車、或いは、歩行者等として区別できないと判断した場合、当該立体物をその他の立体物として認識する。このように、本実施形態において、ステレオ画像認識装置4は、ステレオカメラ3とともに、前方立体物認識手段としての機能を実現する。
制御ユニット5には、ステレオ画像認識装置4で認識された自車両1前方の走行環境情報が入力される。さらに、制御ユニット5には、自車両1の走行情報として、車速センサ11からの車速V、ヨーレートセンサ12からのヨーレートγ等が入力されるとともに、ドライバによる操作入力情報として、メインスイッチ13からの操作信号、舵角センサ14からの舵角θst、アクセル開度センサ15からのアクセル開度θacc等が入力される。
自車両1前方の立体物情報を含む走行環境情報がステレオ画像認識装置4から入力されると、制御ユニット5は、各種運転支援制御の制御対象となる立体物の選定を行う。この立体物の選定に際し、制御ユニット5は、先ず、自車進行路を推定し、推定した自車進行路に沿って立体物の選定領域Asを設定する。そして、制御ユニット5は、設定した選定領域Asにラップしている立体物を抽出し、抽出した立体物の中から自車両1に最も近い立体物を制御対象として選定する。この場合において、より具体的には、制御ユニット5は、例えば、図2〜図5に示すように、立体物の種別毎に異なる幅の選定領域Asを設定する。また、自車両1の遠方における立体物幅Woの検出誤差等による影響を緩和するため、制御ユニット5は、立体物幅Woが予め設定された固定値Wf(例えば、Wf=2m)に遠方にて収束するよう、立体物幅Woを自車両1からの距離に応じて補正する。そして、制御ユニット5は、補正後の立体物幅Wcを有すると仮定した立体物が選定領域Asとラップしているとき、当該立体物を制御対象候補として抽出する。このように、本実施形態において、制御ユニット5は、自車進行路推定手段、選定領域設定手段、立体物幅補正手段、制御対象候補抽出手段、及び、制御対象選定手段としての各機能を実現する。
また、例えば、ドライバによるメインスイッチ13の操作を通じて、運転支援制御の機能の1つであるACC(Adaptive Cruise Control)機能の実行が指示されると、制御ユニット5は、自車進行路上に制御対象として先行車(普通車、大型車等)を選定しているか否かの判定を行う。
その結果、制御対象として先行車が選定されていない場合は、スロットル弁16の開閉制御(エンジンの出力制御)を通じて、ドライバが設定したセット車速に自車両1の車速Vを維持させる定速走行制御が実行される。
一方、制御対象として先行車が選定され、且つ、当該先行車の車速がセット車速以下の場合は、先行車との車間距離を目標車間距離に収束させながら追従する追従走行制御が実行される。この追従走行制御において、制御ユニット5は、基本的にはスロットル弁16の開閉制御(エンジンの出力制御)を通じて、先行車との車間距離を目標車間距離に収束させる。
さらに、制御ユニット5は、制御対象(先行車、歩行者、或いは、側壁等のその他の立体物)に対して衝突の可能性が高いと判断した場合、警報やメータ表示等によってドライバに注意を促した後、衝突回避のための操作がなければ、衝突回避制御を実行する。すなわち、制御ユニット5は、例えば、アクティブブースタ17からの出力液圧の制御(ブレーキの自動介入制御)を用いて、制御対象物との衝突回避制御を行う。
次に、制御ユニット5において実行される制御対象の選定処理について、図7に示す制御対象選定ルーチンのフローチャートに従って詳細に説明する。
このルーチンは、設定時間毎に繰り返し実行されるものであり、ルーチンがスタートすると、制御ユニット5は、先ず、ステップS101において、ステレオ画像認識装置4から入力された走行環境情報に基づき、現在、自車両1の前方に認識されている立体物が存在するか否かを調べる。
そして、ステップS101において、自車両1の前方に立体物が存在しないと判定した場合、制御ユニット5は、そのままルーチンを抜ける。
一方、ステップS101において、自車両1の前方に立体物が存在すると判定した場合、制御ユニット5は、ステップS102に進み、自車進行路の推定を行う。すなわち、制御ユニット5は、例えば、車速センサ11で検出される自車速V及びヨーレートセンサ12で検出されるヨーレートγに基づいて自車両1の進行方向を推定し、当該自車進行方向に基づいて自車走行路を推定する。
ステップS103に進むと、制御ユニット5は、自車両1の前方に認識されている立体物の中から何れか1つの立体物を選択する。
続くステップS104において、制御ユニット5は、現在選択されている立体物の種別に応じた選定領域を、ステップS102で推定した自車進行路に沿って設定する。具体的には、制御ユニット5は、例えば、現在選択されている立体物が、普通車、大型車、歩行者、或いは、その他の立体物の何れであるかに応じて異なる選定領域Asを設定する。
例えば、図2に示すように、現在選択されている立体物が普通車である場合、制御ユニット5は、自車両1から所定の前方注視距離Ztの区間に、予め設定された幅W1を基準幅とする領域を、制御対象の選定領域As1として設定する。この場合において、普通車を対象とする選定領域As1としては、例えば、自車進行路に沿って均一な幅W1の領域が設定される。なお、前方注視距離Ztは、例えば、現在の自車速Vに応じて可変設定される距離であり、予め設定された前方注視時間Tと自車速Vとの積(Zt=T×V)によって選出される。
また、例えば、図3に示すように、現在選択されている立体物が大型車である場合、制御ユニット5は、自車両1から所定の前方注視距離Ztの区間に、予め設定された幅W2を基準幅とする領域を、制御対象の選定領域As2として設定する。この場合において、大型車を対象とする基準幅W2は、大型車の立体物幅Woが普通車の立体物幅Woよりも大きいことを考慮し、普通車を対象とする基準幅W1よりも狭く設定されている。この大型車を対象とする選定領域As2としては、例えば、基準幅W2を最小幅として遠方に向けて拡張する領域であって、且つ、所定距離(例えば、前方注視距離の半値(Zt/2))以遠は普通車を対象とする選定領域As1と一致する領域が、自車進行路に沿って設定される。
また、例えば、図4に示すように、現在選択されている立体物が歩行者である場合、制御ユニット5は、自車両1から所定の前方注視距離Ztの区間に、予め設定された幅W3を基準幅とする領域を、制御対象の選定領域As3として設定する。この場合において、歩行者を対象とする基準幅W3は、歩行者を普通車等よりも早いタイミングで制御対象として選定するため、普通車を対象とする基準幅W1よりも広く設定されている。この歩行者を対象とする選定領域As3としては、例えば、基準幅W3を最大幅として遠方に向けて縮小する領域であって、且つ、所定距離(例えば、前方注視距離の半値(Zt/2))以遠は普通車を対象とする選定領域As1と一致する領域が、自車進行路に沿って設定される。
また、例えば、図5に示すように、現在選択されている立体物がその他の立体物である場合、制御ユニット5は、自車両1から所定の前方注視距離Ztの区間に、予め設定された幅W4を基準幅とする領域を、制御対象の選定領域As4として設定する。この場合において、その他の立体物を対象とする基準幅W4は、その他の立体物を普通車等よりも早いタイミング且つ歩行者よりも遅いタイミングで制御対象として選定するため、普通車を対象とする基準幅W1よりも広く且つ歩行者を対象とする基準幅W3よりも狭く設定されている。その他の立体物を対象とする選定領域As4としては、例えば、基準幅W4を最大幅として遠方に向けて縮小する領域であって、且つ、所定距離(例えば、前方注視距離の半値(Zt/2))以遠は普通車を対象とする選定領域As1と一致する領域が、自車進行路に沿って設定される。
ステップS104からステップS105に進むと、制御ユニット5は、現在選択されている立体物の立体物幅Woを、例えば、以下の(1)式を用いた加重平均計算により補正する。すなわち、補正後の立体物幅をWcとすると、制御ユニット5は、
Wc=(Wo・α+Wf・(100−α))/100 …(1)
により、立体物幅Woを補正する。
ここで、(1)式中のαは、自車両1から立体物までの距離に応じて変化する係数であり、予め設定されたマップ等を参照して設定される。例えば、図6に示すように、係数αは、自車両1から立体物までの距離zが前方注視距離Ztに占める割合に応じて線形的に減少するようになっており、自車両1から立体物までの距離zが前方注視距離Ztと一致するとき「0」となるよう設定されている。
ステップS105からステップS106に進むと、制御ユニット5は、現在選択されている立体物の幅が補正後の立体物幅Wcであると仮定した場合に、ステップS104で設定した選定領域Asとラップした状態にあるか否かを調べる。
そして、ステップS106において、立体物の少なくとも一部が選定領域Asにラップした状態にあると判定した場合、制御ユニット5は、ステップS107に進み、現在選択されている立体物を制御対象候補として抽出した後、ステップS109に進む。
一方、ステップS106において、立体物が選定領域Asにラップした状態にないと判定した場合、制御ユニット5は、ステップS108に進み、現在選択されている立体物を制御対象候補から除外した後、ステップS109に進む。
ステップS107或いはステップS108からステップS109に進むと、制御ユニット5は、現在ステレオ画像認識装置4で認識されている自車両1前方の全ての立体物に対してステップS106による判定処理がなされたか否かを調べる。
そして、ステップS109において、未だ全ての立体物に対する判定処理がなされていないと判定した場合、制御ユニット5は、ステップS103に戻る。
一方、ステップS109において、全ての立体物に対する判定処理がなされたと判定した場合、制御ユニット5は、ステップS110に進み、現在抽出されている制御対象候補の中から自車両1に最も近い制御対象候補を、制御対象として選定した後、ルーチンを抜ける。
このような実施形態によれば、自車両1の前方に認識した立体物の種別毎に異なる領域幅の選定領域を自車進行路に沿って設定するとともに、認識した立体物の立体物幅Woが予め設定された固定値Wfに遠方にて収束するよう立体物幅Woを自車両1からの距離zに応じて補正し、補正後の立体物幅Wcを有すると仮定した立体物が選定領域とラップしているとき当該立体物を制御対象候補として抽出し、抽出した制御対象候補の中から制御対象を選定することにより、煩雑な設定作業等を行うことなく、ドライバのフィーリングに合致したタイミングで制御対象を選定することができる。
すなわち、実際の立体物幅Woを精度よく認識することが可能であるとともに、緊急避難的な制御を必要とする可能性が高い自車両1の近傍においては、実際に認識した立体物幅Woが強く反映された立体物幅Wcと、立体物の種別毎に対応してチューニング等を行った選定領域Asと、に基づいて制御対象候補を抽出することにより、ドライバのフィーリングに合致したタイミングで制御対象を選定することができる。その一方で、自車両1の遠方においては、立体物幅Woが予め設定された固定値Wfに収束するよう立体物幅を補正することにより、煩雑な設定作業を行うことなく、立体物幅Woの認識誤差が大きい場合の補償等を実現することができ、違和感のないタイミングで制御対象を選定することができる。
この場合において、立体物幅Woを収束させるための固定値Wfを各種別の立体物に共通の値とすることにより、自車両1の遠方に対する設定作業をより簡素化することができる。
また、種別毎に設定される選定領域の領域幅を自車両1の遠方において共通の領域幅(例えば、普通車に対応して設定した領域幅W1)に収束させることにより、立体物幅Woの補正と相俟って、より簡素化した設定により、遠方に位置する立体物を違和感のないタイミングで制御対象候補として抽出することができる。
なお、本発明は、以上説明した各実施形態に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の技術的範囲内である。例えば、上述の実施形態においては、ステレオカメラで撮像した画像に基づいて立体物情報を認識する構成の一例について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、単眼カメラとミリ波レーダとの組合せ、或いは、レーザーレーダ等で取得した情報に基づいて立体物情報を認識することも可能である。また、分類される立体物の種別も上述のものに限定されるものでないことは勿論である。
1 … 車両(自車両)
2 … 運転支援装置
3 … ステレオカメラ(前方立体物認識手段)
4 … ステレオ画像認識装置(前方立体物認識手段)
5 … 制御ユニット(自車進行路推定手段、選定領域設定手段、立体物幅補正手段、制御対象候補抽出手段、制御対象選定手段)
11 … 車速センサ
12 … ヨーレートセンサ
13 … メインスイッチ
14 … 舵角センサ
15 … アクセル開度センサ
16 … スロットル弁
17 … アクティブブースタ

Claims (3)

  1. 自車両前方の立体物を検出し、検出した前記立体物毎の種別及び立体物幅を含む立体物情報を認識する前方立体物認識手段と、
    自車進行路を推定する自車進行路推定手段と、
    前記立体物の種別毎に異なる領域幅の選定領域を前記自車進行路に沿って設定する選定領域設定手段と、
    前記立体物幅が予め設定された固定値に遠方にて収束するよう、前記立体物幅を自車両からの距離に応じて補正する立体物幅補正手段と、
    補正後の立体物幅を有すると仮定した前記立体物が前記選定領域とラップしているとき、当該立体物を制御対象候補として抽出する制御対象候補抽出手段と、
    抽出した前記制御対象候補の中から制御対象を選定する制御対象選定手段と、を備えたことを特徴とする車両の運転支援装置。
  2. 前記固定値は、前記各種別の立体物に共通の値であることを特徴とする請求項1に記載の車両の運転支援装置。
  3. 前記選定領域設定手段は、前記領域幅が自車両の遠方において共通の領域幅に収束するよう、種別毎の前記選定領域を設定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の運転支援装置。
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