JP6542681B2 - 車両用ポップアップフード装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、フロントフード12は、車両前後方向及び車幅方向に延在すると共に車両平面視で略矩形状に形成されており、このフロントフード12は、図示しないパワーユニットが収容されたパワーユニットルームを車両上方側から覆っている。また、フロントフード12の後端部は左右それぞれに配置された一対のフードヒンジ(図示省略)によって回動可能に支持されている。また、フロントフード12の前端部における車幅方向の中間部には、フードストライカ26が設けられている。このフードストライカ26が車体の前端部における車幅方向の中間部に配置された単一のフードロック装置14に係止されることによって、フロントフード12が閉止位置に保持される、即ち、フロントフード12のフードヒンジを支点とする傾動が規制されるようになっている。
図2に示されるように、フードロック装置14は、車両正面視で略矩形状に形成されており、このフードロック装置14の上部の車幅方向の中央部には、フードストライカ26の係止部26Aが係止される係止凹部28が形成されている。この係止凹部28は、車両上方側が開放されていると共に車両正面視で縁部が略U字状に形成されている。
ロックベース18は、鋼板材にプレス加工等が施されることによって形成されており、このロックベース18は、車両前後方向を板厚方向として車幅方向に延在する矩形板状に形成されている。また、図3に示されるように、ロックベース18には、前述の一対のガイドピン32がそれぞれ挿通される一対のガイドピン挿通孔46が形成されている。このガイドピン挿通孔46は、フードロック装置14に形成されたガイドピン挿通孔34と同様に上下方向を長手方向とする長孔状に形成されている。
図1に示されるように、アクチュエータ16は、フードロック装置14の車幅方向右側及び左側にそれぞれ設けられており、このアクチュエータ16は、有底円筒状に形成されたシリンダ部52と、板状に形成されたブラケット54に固定されていると共にシリンダ部52に挿入されるパイプ部56と、を備えている。
図3に示されるように、固定装置20は、フードロック装置14の下端部の車幅方向の中央部に固定された固定ピン30と、ロックベース18に回動可能に支持された固定フック60と、固定フック60を一方側に回動させる方向へ付勢するトーションスプリング62と、を有して構成されている。
図1に示されるように、固定解除装置22は、ケーブル66と、アクチュエータ16の作動に連動して作動すると共にケーブル66の他端が連結されたリンク機構68と、を有して構成されている。そして、アクチュエータ16の作動に伴ってリンク機構68が作動されて、ケーブル66が引かれることにより、固定フック60が支持ピン64回りに回動されて、フードロック装置14のロックベース18に対する固定が解除されるようになっている。
図2及び図3に示されるように、制限装置24は、ロックベース18に回動可能に支持されていると共にフロントフード12(図1参照)が車両上方側へ移動される際に回動される第1ストッパ部としてのストッパ部材70と、ストッパ部材70を車両正面視で反時計回り方向に回転付勢するトーションスプリング62と、を有して構成されている。
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
12 フロントフード
14 フードロック装置
16 アクチュエータ(フロントフード持ち上げ装置)
18 フードロック装置ベース(ベース)
26 フードストライカ
50 ベース爪(第2ストッパ部)
70 ストッパ部材(第1ストッパ部)
Claims (1)
- フロントフードの車両下方側に配置され、作動することによって前記フロントフードを閉止位置から車両上方側へ移動させるフロントフード持ち上げ装置と、
前記フロントフードの車両下方側に配置されると共に前記フロントフードに取付けられたフードストライカが係止され、前記フロントフードと共に車両上方側へ移動可能とされたフードロック装置と、
前記フードロック装置を車両上方側へ移動可能に支持するベースと、
前記フードロック装置が車両上方側へ移動された際に該フードロック装置の車両下方側に配置され、該フードロック装置の車両下方側かつ前記フードストライカが係止されている部分に対して車幅方向一方側の部位が当接することにより該フードロック装置の車両下方側への移動を制限する第1ストッパ部と、
前記フードロック装置に対して車幅方向他方側に配置され、前記第1ストッパ部に当接された前記フードロック装置が当接することで該フードロック装置の車幅方向他方側への移動を制限する第2ストッパ部と、
を備えた車両用ポップアップフード装置。
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