JP6542447B1 - 樹脂パイプと樹脂部材との接合方法および接合構造 - Google Patents

樹脂パイプと樹脂部材との接合方法および接合構造 Download PDF

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Abstract

【課題】気密性、耐圧性を向上させることが可能な、樹脂パイプと樹脂部材との接合方法および接合構造を提供する。【解決手段】アダプタ3の底部14の底面14bからパイプ2の径方向に突出した筒状部15を、パイプ2の外周面に形成された貫通孔2aに挿入しながら、底面14bを外周面に密着させる密着ステップと、アダプタ3に径方向に形成されて、底部14における底面14bに対向する照射面14aを底とし、底部14に形成された、貫通孔2aよりも小径の連通孔16によって筒状部15と連通する、貫通孔2aよりも大径の有底の穴12の内側において、照射面14a側から貫通孔2aの周りに全周にわたってレーザー光を照射することで、貫通孔2aの周りの全周において、パイプ2の外周面と底部14の底面14bとを溶着接合する接合ステップと、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、樹脂材料からなるパイプの外周面に、樹脂材料からなる樹脂部材を接合する、樹脂パイプと樹脂部材との接合方法および接合構造に関する。
特許文献1に開示されているように、樹脂部材同士をレーザー溶着により接合することが行われている。特許文献1では、レーザー光に対して吸収性を有する樹脂部材からなるパイプ形状品を、レーザー光に対して透過性を有する樹脂部材からなる継手に挿入し、継手側からレーザー光を照射して両者をレーザー溶着している。
特開2007−307913号公報
ところで、近年、カーエアコンの配管について、軽量化の観点から、金属部品を樹脂部品に置き換えることが検討されている。カーエアコンの配管においては、気密性、耐圧性が重要であり、流体が漏れないような接合方法および接合構造が要求されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、気密性、耐圧性を向上させることが可能な、樹脂パイプと樹脂部材との接合方法および接合構造を提供することである。
本発明は、レーザー光に対して吸収性を有する樹脂材料からなるパイプの外周面に、前記レーザー光に対して透過性を有する樹脂材料からなる樹脂部材を接合する、樹脂パイプと樹脂部材との接合方法であって、前記樹脂部材の底部の底面から前記パイプの径方向に突出した筒状部を、前記パイプの前記外周面に形成された貫通孔に挿入しながら、前記底面を前記外周面に密着させる密着ステップと、前記樹脂部材の頭部に前記径方向に形成されて、前記底部における前記底面に対向する照射面を底とし、前記底部に形成された、前記貫通孔よりも小径の連通孔によって前記筒状部と連通する、前記貫通孔よりも大径の有底の穴の内側において、前記照射面側から前記貫通孔の周りに全周にわたって前記レーザー光を照射することで、前記貫通孔の周りの全周において、前記パイプの前記外周面と前記底部の前記底面とを溶着接合する接合ステップと、を有することを特徴とする。
また、本発明は、レーザー光に対して吸収性を有する樹脂材料からなるパイプの外周面に、前記レーザー光に対して透過性を有する樹脂材料からなる樹脂部材が接合された、樹脂パイプと樹脂部材との接合構造であって、前記パイプには、その外周面に貫通孔が形成されており、前記樹脂部材は、前記貫通孔よりも大径で有底の穴が前記径方向に形成された頭部と、前記穴の底を前記レーザー光が照射される照射面とし、前記照射面に対向する底面が前記パイプの外周面に密着された底部と、前記底面から前記径方向に突出して、前記貫通孔に挿入された筒状部と、を有し、前記底部には、前記筒状部と前記穴とを連通させる、前記貫通孔よりも小径の連通孔が形成されており、前記パイプの前記外周面と前記底部の前記底面とが前記レーザー光により溶着接合された接合部が、前記貫通孔の周りの全周に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、パイプの外周面に樹脂部材の底部の底面を密着させる際に、パイプに形成された貫通孔に、樹脂部材の筒状部を挿入する。これにより、パイプの軸方向および周方向に、樹脂部材が位置決めされる。そして、樹脂部材の底部の照射面側から貫通孔の周りに全周にわたってレーザー光を照射する。これにより、貫通孔の周りの全周において、パイプの外周面と底部の底面とが溶着接合される。ここで、筒状部がなく、接合前に樹脂部材の位置がずれていた場合、接合後にパイプの外周面と底部の底面との間に隙間が生じて流体が漏れたり、溶けた樹脂で貫通孔が塞がれたりする恐れがある。これに対して、接合前に筒状部で樹脂部材を位置決めしておくことで、接合後に貫通孔の周りの全周において隙間が生じないようにすることができる。また、溶けた樹脂で貫通孔が塞がれることもない。これにより、パイプの外周面と底部の底面との間から流体が漏れないようにすることができる。また、溶けた樹脂が貫通孔と筒状部との間に流れ込んで固化するので、パイプと樹脂部材との接合強度を向上させることができる。よって、気密性、耐圧性を向上させることができる。
第1実施形態における、樹脂パイプと樹脂部材との接合構造の斜視図である。 第1実施形態における、樹脂パイプと樹脂部材との接合構造の断面図である。 図2をA方向(樹脂部材側)から見た図である。 第2実施形態における、樹脂パイプと樹脂部材との接合構造の断面図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
[第1実施形態]
(接合構造の構成)
本発明の第1実施形態である、樹脂パイプと樹脂部材との接合構造(以下、接合構造という)は、樹脂材料からなるパイプの外周面に、樹脂材料からなる樹脂部材が接合されたものである。なお、本実施形態の接合構造は、カーエアコン等の車両用空調装置の冷媒配管などに設けられるものであるが、これに限定されない。
接合構造1は、斜視図である図1に示すように、パイプ2と、アダプタ(樹脂部材)3と、を有している。パイプ2は、レーザー光に対して吸収性を有する樹脂材料からなり、断面形状が円形である。アダプタ3は、レーザー光に対して透過性を有する樹脂材料からなり、図示しない圧力センサが着脱可能に取り付けられる。レーザー光に対して吸収性を有する樹脂材料、および、レーザー光に対して透過性を有する樹脂材料については、公知であるため、その説明を省略する。
接合構造1の断面図である図2に示すように、パイプ2には、その外周面に貫通孔2aが形成されている。また、アダプタ3の頭部11には、貫通孔2aよりも大径で有底の穴12が、パイプ2の径方向に形成されている(図1参照)。
アダプタ3の頭部11には、穴12の周りに全周にわたって金属製のインサート13が埋め込まれている。インサート13の内周面には、ねじが切られている。図示しない圧力センサのねじが、インサート13に螺合することで、アダプタ3に圧力センサが取り付けられる。
ここで、頭部11には、穴12の全周にわたって凸部17が形成されており、この凸部17は、インサート13よりも穴12の開口側に配置されている。そして、凸部17よりも開口側にOリング18が配置される。
仮に、凸部17がなく、インサート13の側方にOリング18が配置されている場合、穴12内に流入した流体が、インサート13と頭部11との隙間を通って開口側に流れ、Oリング18の外周側から外部に漏れる恐れがある。これに対して、インサート13とOリング18との間に凸部17を配置することで、穴12内に流入した流体が、インサート13と頭部11との隙間を通って開口側に流れたとしても、流体は凸部17を迂回して、Oリング18の内側に達することになる。よって、流体が外部に漏れるのを、Oリング18で防止することができる。
なお、頭部11にインサート13が埋め込まれておらず、穴12の内周面にねじが形成されている構成であってもよい。
アダプタ3は、底部14と、筒状部15と、を有している。底部14の照射面14aは、穴12の底であって、レーザー光が照射される面である。底部14の照射面14aに対向する底面14bは、パイプ2の外周面に密着されている。すなわち、底部14は、パイプ2の外周面に沿って湾曲されている。
筒状部15は、筒状であって、底部14の底面14bからパイプ2の径方向に突出しており、パイプ2の貫通孔2aに挿入されている。ここで、貫通孔2aの径は、筒状部15の外径よりも大きい。そのため、貫通孔2aと筒状部15との間には、隙間が形成されている。
筒状部15の先端は、パイプ2の内周面よりも内側の位置に配置されている。ただし、筒状部15の先端が、パイプ2の内周面から突出する量はわずかである。これにより、パイプ2の内部を流通する流体に生じる圧力損失が抑えられている。なお、筒状部15の先端は、パイプ2の内周面と面一となる位置に配置されていてもよい。
底部14には、筒状部15と穴12とを連通させる連通孔16が形成されている。連通孔16は、貫通孔2aよりも小径である。
上記の構成において、接合構造1には、パイプ2の外周面と底部14の底面14bとが溶着接合された接合部が、貫通孔2aの周りの全周に形成されている。この溶着接合は、穴12の内側において、底部14の照射面14a側から貫通孔2aの周りに全周にわたって照射された、レーザー光によってなされたレーザー溶着によるものである。
また、図1、および、図2をA方向から見た図である図3に示すように、アダプタ3は、羽部19を有している。羽部19は、パイプ2の軸方向における底部14の両側から、軸方向にそれぞれ突出している。なお、羽部19は、底部14の片側のみに設けられていてもよい。
羽部19の底面(図3の紙面奥側の面)は、パイプ2の外周面に密着されている。すなわち、羽部19の底面は、パイプ2の外周面に沿って湾曲されている。羽部19における底面に対向する照射面(図3の紙面手前側の面)は、レーザー光が照射される面である。この照射面もまた、パイプ2の外周面に沿って湾曲されている。すなわち、図1に示すように、パイプ2の径方向における羽部19の断面形状は半円の筒状である。
上記の構成において、接合構造1には、パイプ2の外周面と羽部19の底面とが溶着接合された羽部側接合部が形成されている。この溶着接合は、羽部19の照射面側から照射された、レーザー光によってなされたレーザー溶着によるものである。
(接合方法)
次に、本実施形態の接合構造1を製造する接合方法について説明する。本実施形態の接合方法は、レーザー溶着により、パイプ2の外周面にアダプタ3を接合するものである。
まず、図2に示すように、アダプタ3の底部14の底面14bから突出した筒状部15を、パイプ2に形成された貫通孔2aに挿入しながら、底部14の底面14bをパイプ2の外周面に密着させる(密着ステップ)。底面14bとパイプ2の外周面とは、加圧により密着される。貫通孔2aに筒状部15を挿入することで、パイプ2の軸方向および周方向に、アダプタ3が位置決めされる。筒状部15の先端は、パイプ2の内周面よりも内側の位置に配置される。
また、羽部19の底面をパイプ2の外周面に密着させる。羽部19の底面とパイプ2の外周面とは、加圧により密着される。
次に、アダプタ3に形成された穴12の内側において、底部14の照射面14a側から貫通孔2aの周りに全周にわたってレーザー光を照射する。このとき、図3に示すように、連通孔16を中心に円を描く軌道でレーザー光を移動させる。パイプ2の外周面におけるレーザー光で照射された部分が発熱して溶融する。底部14の底面14bにおける、発熱した部分に密着した部分に熱が伝わり、この部分が溶融する。レーザー光が照射されなくなると、溶融した2つの部分が接合する。このようにして、貫通孔2aの周りの全周において、パイプ2の外周面と底部14の底面14bとを溶着接合する(接合ステップ)。これにより、レーザー光の軌道に沿って接合部が形成される。なお、図3においては、レーザー光の軌道は反時計回りであるが、時計回りであってもよい。
ここで、筒状部15がなく、接合前にアダプタ3の位置がずれていた場合、接合後にパイプ2の外周面と底部14の底面14bとの間に隙間が生じて流体が漏れたり、溶けた樹脂で貫通孔2aが塞がれたりする恐れがある。これに対して、接合前に筒状部15によりアダプタ3を位置決めしておくことで、接合後に貫通孔2aの周りの全周において、パイプ2の外周面と底部14の底面14bとの間に隙間が生じないようにすることができる。また、溶けた樹脂で貫通孔2aが塞がれることもない。これにより、パイプ2の外周面と底部14の底面14bとの間から流体が漏れないようにすることができる。また、溶けた樹脂が貫通孔2aと筒状部15との間に流れ込んで固化するので、パイプ2とアダプタ3との接合強度を向上させることができる。よって、気密性、耐圧性を向上させることができる。
また、筒状部15の先端がパイプ2の内周面よりも内側の位置に配置されているので、溶けて貫通孔2aと筒状部15との間に流れ込んだ樹脂で、筒状部15の孔が塞がれるのを抑制することができる。
また、図3に示すように、羽部19の照射面側からレーザー光を照射する。このとき、パイプ2の径方向に沿った軌道で、羽部19の両端部にわたってレーザー光を移動させる。このとき、パイプ2の湾曲した外周面に常に直交する方向からレーザー光が当たるように、光源と接合構造1とを相対移動させてもよい。本実施形態において、レーザー照射軌道は、図3に示すように、図面右側の羽部19と図面左側の羽部19とで逆方向であるが、同じ方向であってもよい。上記と同様のプロセスで、パイプ2の外周面におけるレーザー光で照射された部分と、羽部19の底面におけるこの部分に密着する部分とが溶着接合する。このようにして、パイプ2の外周面と羽部19の底面とを接合する。これにより、レーザー光の軌道に沿って羽部側接合部が形成される。
このように、パイプ2の外周面と羽部19の底面とを接合することで、パイプ2とアダプタ3との接合強度を、さらに向上させることができる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る接合方法および接合構造1によると、パイプ2の外周面にアダプタ3の底部14の底面14bを密着させる際に、パイプ2に形成された貫通孔2aに、アダプタ3の筒状部15を挿入する。これにより、パイプ2の軸方向および周方向に、アダプタ3が位置決めされる。そして、アダプタ3の底部14の照射面14a側から貫通孔2aの周りに全周にわたってレーザー光を照射する。これにより、貫通孔2aの周りの全周において、パイプ2の外周面と底部14の底面14bとが溶着接合される。ここで、筒状部15がなく、接合前にアダプタ3の位置がずれていた場合、接合後にパイプ2の外周面と底部14の底面14bとの間に隙間が生じて流体が漏れたり、溶けた樹脂で貫通孔2aが塞がれたりする恐れがある。これに対して、接合前に筒状部15でアダプタ3を位置決めしておくことで、接合後に貫通孔2aの周りの全周において、パイプ2の外周面と底部14の底面14bとの間に隙間が生じないようにすることができる。また、溶けた樹脂で貫通孔2aが塞がれることもない。これにより、パイプ2の外周面と底部14の底面14bとの間から流体が漏れないようにすることができる。また、溶けた樹脂が貫通孔2aと筒状部15との間に流れ込んで固化するので、パイプ2とアダプタ3との接合強度を向上させることができる。よって、気密性、耐圧性を向上させることができる。
また、パイプ2の外周面と羽部19の底面とを溶着接合することで、パイプ2とアダプタ3との接合強度を、さらに向上させることができる。
また、筒状部15の先端が、パイプ2の内周面と面一となる位置、または、内周面よりも内側の位置に配置されている。これにより、溶けて貫通孔2aと筒状部15との間に流れ込んだ樹脂で、筒状部15の孔が塞がれるのを抑制することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態の接合方法および接合構造について、図面を参照しつつ説明する。なお、第1実施形態と共通する構成、および、それにより奏される効果については説明を省略し、主に、第1実施形態と異なる点について説明する。なお、第1実施形態と同じ部材については、第1実施形態と同じ符号を付している。
(接合構造の構成)
本実施形態の接合構造101は、断面図である図4に示すように、管状部材4をさらに有している。管状部材4は、その端部がアダプタ103の頭部11の穴12に挿入されている。管状部材4の外周面は、頭部11の内周面に密着されている。管状部材4は、三方分岐管や図示しないカーエアコン用サービスバルブ等の部品である。なお、本実施形態のアダプタ103には、インサート13が埋め込まれておらず、穴12の内周面にねじも形成されていない。よって、管状部材4と頭部11とは螺合していないが、螺合する構成であってもよい。
上記の構成において、接合構造101には、頭部11の内周面と管状部材4の外周面とが溶着接合された頭部側接合部が形成されている。この溶着接合は、頭部11の外周面側から照射された、レーザー光によってなされたレーザー溶着によるものである。
(接合方法)
次に、本実施形態の接合構造101を製造する接合方法について説明する。本実施形態の接合方法は、レーザー溶着により、パイプ2の外周面にアダプタ103を接合し、その後、レーザー溶着により、頭部11の内周面と管状部材4の外周面とを接合するものである。
まず、第1実施形態と同様に、パイプ2の外周面と、アダプタ103の底部14の底面14bとを溶着接合するとともに、パイプ2の外周面と羽部19の底面とを溶着接合する(接合ステップ)。
次に、頭部11の穴12に管状部材4の端部を挿入する(挿入ステップ)。そして、頭部11の外周面側からレーザー光を照射することで、頭部11の内周面と管状部材4の外周面とを溶着接合する(連結ステップ)。これにより、レーザー光の軌道に沿って頭部側接合部が形成される。
このように、頭部11の内周面と管状部材4の外周面とを接合することで、アダプタ103と管状部材4とを、さらに好適に連結することができる。
(効果)
以上に述べたように、本実施形態に係る接合方法および接合構造101によると、アダプタ103の頭部11の内周面と管状部材4の外周面とを接合することで、アダプタ103と管状部材4とを、さらに好適に連結することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、具体例を例示したに過ぎず、特に、本発明を限定するものではなく、具体的構成などは、適宜設計変更可能である。また、発明の実施の形態に記載された、作用及び効果は、本発明から生じる最も好適な作用及び効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用及び効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1,101 接合構造
2 パイプ
2a 貫通孔
3,103 アダプタ(樹脂部材)
4 管状部材
11 頭部
12 穴
13 インサート
14 底部
14a 照射面
14b 底面
15 筒状部
16 連通孔
17 凸部
18 Oリング
19 羽部

Claims (6)

  1. レーザー光に対して吸収性を有する樹脂材料からなるパイプの外周面に、前記レーザー光に対して透過性を有する樹脂材料からなる樹脂部材を接合する、樹脂パイプと樹脂部材との接合方法であって、
    前記樹脂部材の底部の底面から前記パイプの径方向に突出した筒状部を、前記パイプの前記外周面に形成された貫通孔に挿入しながら、前記底面を前記外周面に密着させる密着ステップと、
    前記樹脂部材の頭部に前記径方向に形成されて、前記底部における前記底面に対向する照射面を底とし、前記底部に形成された、前記貫通孔よりも小径の連通孔によって前記筒状部と連通する、前記貫通孔よりも大径の有底の穴の内側において、前記照射面側から前記貫通孔の周りに全周にわたって前記レーザー光を照射することで、前記貫通孔の周りの全周において、前記パイプの前記外周面と前記底部の前記底面とを溶着接合する接合ステップと、
    を有することを特徴とする、樹脂パイプと樹脂部材との接合方法。
  2. 前記密着ステップにおいて、前記底部から前記パイプの軸方向に突出した羽部の底面を前記パイプの前記外周面に密着させ、
    前記接合ステップにおいて、前記羽部における前記底面に対向する照射面側から前記レーザー光を照射することで、前記パイプの前記外周面と前記羽部の前記底面とを溶着接合することを特徴とする、請求項1に記載の樹脂パイプと樹脂部材との接合方法。
  3. レーザー光に対して吸収性を有する樹脂材料からなるパイプの外周面に、前記レーザー光に対して透過性を有する樹脂材料からなる樹脂部材が接合された、樹脂パイプと樹脂部材との接合構造であって、
    前記パイプには、その外周面に貫通孔が形成されており、
    前記樹脂部材は、
    前記貫通孔よりも大径で有底の穴が前記径方向に形成された頭部と、
    前記穴の底を前記レーザー光が照射される照射面とし、前記照射面に対向する底面が前記パイプの外周面に密着された底部と、
    前記底面から前記径方向に突出して、前記貫通孔に挿入された筒状部と、
    を有し、
    前記底部には、前記筒状部と前記穴とを連通させる、前記貫通孔よりも小径の連通孔が形成されており、
    前記パイプの前記外周面と前記底部の前記底面とが前記レーザー光により溶着接合された接合部が、前記貫通孔の周りの全周に形成されていることを特徴とする、樹脂パイプと樹脂部材との接合構造。
  4. 前記筒状部の先端が、前記パイプの内周面と面一となる位置、または、前記内周面よりも内側の位置に配置されていることを特徴とする、請求項に記載の樹脂パイプと樹脂部材との接合構造。
  5. 前記樹脂部材は、前記底部から前記パイプの軸方向に突出し、底面が前記外周面に密着され、前記底面に対向する照射面に前記レーザー光が照射される羽部をさらに有し、
    前記パイプの前記外周面と前記羽部の前記底面とが、前記レーザー光により溶着接合された羽部側接合部が形成されていることを特徴とする、請求項又はに記載の樹脂パイプと樹脂部材との接合構造。
  6. 前記頭部の前記穴に端部が挿入された管状部材をさらに有し、
    前記頭部の内周面と前記管状部材の外周面とが、前記レーザー光により溶着接合された頭部側接合部が形成されていることを特徴とする、請求項のいずれか1項に記載の樹脂パイプと樹脂部材との接合構造。
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