JP6542162B2 - 溶接部材の拘束装置 - Google Patents

溶接部材の拘束装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6542162B2
JP6542162B2 JP2016132454A JP2016132454A JP6542162B2 JP 6542162 B2 JP6542162 B2 JP 6542162B2 JP 2016132454 A JP2016132454 A JP 2016132454A JP 2016132454 A JP2016132454 A JP 2016132454A JP 6542162 B2 JP6542162 B2 JP 6542162B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
suction
welding member
welding
negative pressure
restraint device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016132454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018001229A (ja
Inventor
栄一 小山
栄一 小山
Original Assignee
株式会社北海鉄工所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社北海鉄工所 filed Critical 株式会社北海鉄工所
Priority to JP2016132454A priority Critical patent/JP6542162B2/ja
Publication of JP2018001229A publication Critical patent/JP2018001229A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6542162B2 publication Critical patent/JP6542162B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)

Description

本発明は、溶接部材の拘束装置に関し、特に、プラズマアーク溶接を行う際に好適に使用できる溶接部材の拘束装置に関するものである。
金属材料の溶接方法のうち、プラズマアーク溶接は、プラズマ溶接機に備えたプラズマトーチが発生するエネルギ密度の高いアークとノズル孔から噴出するアルゴン等の動作ガスのガス流量の増減により、熱伝導型溶接やキーホール型溶接(片面突合せ裏波形成溶接)の選択が可能で、TIG溶接やMAG溶接の短所を解決し、生産性や品質を向上する溶接方法として汎用されている。
このプラズマアーク溶接は、その反面、自動溶接のため、高い継手精度が必要となり、溶接部材の拘束が不可欠で、設備が大型化し設備コストが高くつくという問題があった。
一方、溶接部材を拘束するために、溶接部材を負圧吸引するようにした装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−1186号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置は、設備の小型化やプラズマアーク溶接を行う際の溶接部材の裏面側のシールドについて配慮したものではなかった。
本発明は、上記従来のプラズマアーク溶接の有する問題点に鑑み、設備を小型化することができるとともに、プラズマアーク溶接を行う際の溶接部材の裏面側のシールドを可能にした溶接部材の拘束装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の溶接部材の拘束装置は、溶接部材を負圧吸引する吸引部を形成した吸着盤を備えた溶接部材の拘束装置において、吸着盤の中央部に溝を形成し、該溝を挟んで溶接部材を負圧吸引する吸引部を形成するとともに、溝内にシールドガスを供給するガス供給機構を備え、前記吸引部の空気出入口に連なる流路に、コンプレッサからの圧縮空気をエジェクタ式負圧発生器に供給して負圧吸引力を生じさせるようにした配管と、圧力計に連なる配管とを接続するとともに、該圧力計に連なる配管を介して、吸引部の空気出入口に連なる流路に、コンプレッサからの圧縮空気を供給することができるようにしたことを特徴とする。
この場合において、前記吸引部を、吸着盤の表面の複数箇所に開口する空気出入口と、該空気出入口を中心としてその外周に配設した環状のシールリングとで構成することができる。
本発明の溶接部材の拘束装置によれば、吸着盤の中央部に溝を形成し、該溝を挟んで溶接部材を負圧吸引する吸引部を形成するとともに、溝内にシールドガスを供給するガス供給機構を備えるようにすることにより、設備を小型化することができるとともに、プラズマアーク溶接を行う際の溶接部材の裏面側のシールドを可能にすることができる。
また、前記吸引部を、吸着盤の表面の複数箇所に開口する空気出入口と、該空気出入口を中心としてその外周に配設した環状のシールリングとで構成することにより、吸引部によって、溶接部材を確実に拘束することができる。
また、前記吸引部の空気出入口に連なる流路に、コンプレッサからの圧縮空気をエジェクタ式負圧発生器に供給して負圧吸引力を生じさせるようにした配管と、圧力計に連なる配管とを接続するとともに、該圧力計に連なる配管を介して、吸引部の空気出入口に連なる流路に、コンプレッサからの圧縮空気を供給するようにすることにより、負圧吸引力及び正圧開放力をコンプレッサからの圧縮空気により得ることができるとともに、圧力計によって溶接部材の拘束状態を確認することができる。
本発明の溶接部材の拘束装置の一実施例を示す説明図である。 同溶接部材の拘束装置の配管の説明図である。 同溶接部材の拘束装置を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。 同溶接部材の拘束装置を示し、(a)は図3(b)のA−A断面図、(b)は同B−B断面図、(c)は同C−C断面図、(d)は同D−D断面図である。 同溶接部材の拘束装置の使用例を示す説明図である。
以下、本発明の溶接部材の拘束装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図5に、本発明の溶接部材の拘束装置の一実施例を示す。
この溶接部材の拘束装置は、溶接部材を負圧吸引する吸引部11を形成した吸着盤1を備えるようにしたもので、吸着盤1の中央部に溝12を形成し、この溝12を挟んで溶接部材を負圧吸引する吸引部11を形成するとともに、溝12内に、アルゴン等のシールドガスを供給するガス供給機構2を備える。
この場合において、吸引部11は、吸着盤1の表面の複数箇所に開口する空気出入口13と、この空気出入口13を中心としてその外周に配設した環状のシールリング14とで構成するようにしている。
これにより、吸引部11によって、溶接部材を確実に拘束することができる。
また、吸引部11の空気出入口13に連なる流路15に、コンプレッサ3からの圧縮空気をエジェクタ式負圧発生器4に供給して負圧吸引力を生じさせるようにした配管51と、圧力計6に連なる配管52とを接続するようにしている。
これにより、圧力計6によって溶接部材の拘束状態を確認することができる。
ところで、吸引部11の負圧吸引力は、コンプレッサ3からの圧縮空気のエジェクタ式負圧発生器4への供給を停止し、流路15をバルブ(図示省略)を介して大気に開放することで消滅し、溶接部材の拘束状態を解除することができる。
一方、必要に応じて、圧力計6に連なる配管52を介して、吸引部11の空気出入口13に連なる流路15に、コンプレッサ3からの圧縮空気を供給するようにすることができる。
これにより、負圧吸引力及び正圧開放力をコンプレッサ3からの圧縮空気により得るとともに、溶接部材の拘束状態の解除を確実に行うことができる。
ガス供給機構2は、配管53を介して、吸着盤1の溝12内に配設した、多数の小孔を形成したシールドガス放出管16に接続し、吸着盤1の溝12内にアルゴン等のシールドガスを供給するようにしている。
ところで、本実施例において、吸着盤1の吸着盤1には、溶接を行う溶接部材を支持する架台7を一体に設けるようにしている。
さらに、溶接を行う溶接部材の大きさに応じて、補助架台8を設けることができる。
また、溶接を行う溶接部材の大きさに応じて、溶接部材が位置しない吸引部11の空気出入口13には、図4(b)に示すように、ロックボルト18を取り付けて、空気出入口13を塞ぐようにする。
また、本実施例において、吸着盤1はユニット化し、溶接を行う溶接部材の大きさに応じて、1〜複数個のユニットを、連結部17を介して、連結して用いるようにしている。
この溶接部材の拘束装置は、図5に示すように、吸着盤1の中央部の溝12上に、溶接部材W1、W2を突合せた溶接箇所が位置するように配置した後、コンプレッサ3からの圧縮空気をエジェクタ式負圧発生器4に供給して負圧吸引力を生じさせることにより、溶接部材W1、W2を吸引部11に負圧吸引して溶接部材W1、W2を拘束する。
このとき、圧力計6によって溶接部材W1、W2の拘束状態を確認することができる。
そして、拘束した溶接部材W1、W2上に、プラズマアーク溶接機9のレール93を設置し、レール93に沿って台車91を走行させることによって、プラズマトーチ92を溶接部材W1、W2を突合せた溶接箇所上を移行させ、プラズマアーク溶接を行う。
この際、ガス供給機構2から、吸着盤1の溝12内にシールドガスを供給することによって、プラズマアーク溶接を行う際の溶接部材の裏面側のシールドを行うようにする。
また、溶接を行う溶接部材W1、W2の大きさに応じて、露出した吸着盤1の溝12の部分や、溶接前の溶接部材W1、W2を突合せた溶接箇所には、溝12内に供給したシールドガスの漏出を防ぐシールテープを貼着し、必要に応じて、貼着したシールテープを剥がしながらプラズマアーク溶接を行うことが望ましい。
プラズマアーク溶接を行った後、コンプレッサ3からの圧縮空気のエジェクタ式負圧発生器4への供給を停止し、流路15をバルブ(図示省略)を介して大気に開放したり、圧力計6に連なる配管52を介して、吸引部11の空気出入口13に連なる流路15に、コンプレッサ3からの圧縮空気を供給することにより、溶接部材の拘束状態を解除する。
この溶接部材の拘束装置によれば、吸着盤1の中央部に溝12を形成し、この溝12を挟んで溶接部材を負圧吸引する吸引部11を形成するとともに、溝12内にシールドガスを供給するガス供給機構2を備えるようにすることにより、吸着盤1はユニット化し、溶接を行う溶接部材の大きさに応じて、1〜複数個のユニットを、連結部17を介して、連結して用いるようにしたり、溶接部材の拘束装置とプラズマアーク溶接機9とを別体構造にしたことと相俟って、設備を小型化することができるとともに、プラズマアーク溶接を行う際の溶接部材の裏面側のシールドを可能にすることができる。
以上、本発明の溶接部材の拘束装置について、その実施例に基づいて説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものである。
本発明の溶接部材の拘束装置は、設備を小型化することができるとともに、プラズマアーク溶接を行う際の溶接部材の裏面側のシールドを可能にすることができることから、プラズマアーク溶接を行う際に溶接部材を拘束する用途に好適に用いることができる。
1 吸着盤
11 吸引部
12 溝
13 空気出入口
14 シールリング
15 流路
16 シールドガス放出管
17 連結部
18 ロックボルト
2 ガス供給機構
3 コンプレッサ
4 エジェクタ式負圧発生器
51 配管
52 配管
53 配管
6 圧力計
7 架台
8 補助架台
9 プラズマアーク溶接機
91 台車
92 プラズマトーチ
93 レール
W1、W2 溶接部材

Claims (2)

  1. 溶接部材を負圧吸引する吸引部を形成した吸着盤を備えた溶接部材の拘束装置において、吸着盤の中央部に溝を形成し、該溝を挟んで溶接部材を負圧吸引する吸引部を形成するとともに、溝内にシールドガスを供給するガス供給機構を備え、前記吸引部の空気出入口に連なる流路に、コンプレッサからの圧縮空気をエジェクタ式負圧発生器に供給して負圧吸引力を生じさせるようにした配管と、圧力計に連なる配管とを接続するとともに、該圧力計に連なる配管を介して、吸引部の空気出入口に連なる流路に、コンプレッサからの圧縮空気を供給することができるようにしたことを特徴とする溶接部材の拘束装置。
  2. 前記吸引部を、吸着盤の表面の複数箇所に開口する空気出入口と、該空気出入口を中心としてその外周に配設した環状のシールリングとで構成したことを特徴とする請求項1に記載の溶接部材の拘束装置。
JP2016132454A 2016-07-04 2016-07-04 溶接部材の拘束装置 Active JP6542162B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016132454A JP6542162B2 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 溶接部材の拘束装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016132454A JP6542162B2 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 溶接部材の拘束装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018001229A JP2018001229A (ja) 2018-01-11
JP6542162B2 true JP6542162B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=60945618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016132454A Active JP6542162B2 (ja) 2016-07-04 2016-07-04 溶接部材の拘束装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6542162B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5736395Y2 (ja) * 1978-02-25 1982-08-11
JP2000312989A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Toyota Motor Corp 薄板のクランプ方法
JP3618686B2 (ja) * 2001-05-16 2005-02-09 彰久 村田 帯状金属薄板の突合せ接合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018001229A (ja) 2018-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9199342B2 (en) Repairing method for wall member with flow passages
JP6257001B2 (ja) 配管溶接用バックシールド装置
JP6167055B2 (ja) レーザノズル、レーザ加工装置、及びレーザ加工方法
CN108994430B (zh) 镍基合金钢与碳钢异种材料管道的焊接方法
CN103722279A (zh) 空气环境下中小厚度钛合金熔化焊接气体保护装置
JP6512880B2 (ja) シールドノズルおよびシールド方法
US20150375332A1 (en) Non-contact laminar flow drawn arc stud welding nozzle and method
JP6542162B2 (ja) 溶接部材の拘束装置
JP4682872B2 (ja) レーザ加工における飛散物の除去装置
JP2007229757A (ja) 水中補修溶接方法
JP3827958B2 (ja) チタン又はチタン合金の厚板片面溶接方法
JP2018065154A (ja) レーザ溶接装置及びレーザ溶接方法
JP3581672B2 (ja) 内部に流路を有する板状体の補修方法
KR102529300B1 (ko) 파이프 용접 방법
JP4928983B2 (ja) 水中補修溶接方法
US10654125B2 (en) Integrated gas purge path for welded sandwich structure
US20150147489A1 (en) Process for complete cladding of metal parts of aircraft turbojets, and complete protection tool for implementing the process
JP2021023972A (ja) トーチ装置およびアーク溶接方法
KR200488827Y1 (ko) 알곤 가스 퍼지 및 어스용 지그
US20180036837A1 (en) Welding device, welding method, and turbine blade
JP5038278B2 (ja) プラズマキーホール溶接のバックシールド方法及びプラズマキーホール溶接装置
JP2015142929A (ja) 溶接金属の外観に優れる隅肉溶接方法と隅肉溶接設備
KR101222427B1 (ko) 퍼징작업이 포함된 용접방법
CN220838363U (zh) 特材换热管焊接氩气保护装置
EP0633090A1 (en) Welding process

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181121

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190515

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6542162

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250