JP6541101B2 - 爪用の皮膜形成組成物 - Google Patents

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本発明は、爪用の皮膜形成組成物に関する。より具体的には、爪にジェルネイルやアクリルネイルを施す前に使用する組成物に関する。
近年、ネイルアートの分野において、ジェル状の光硬化樹脂をUVライトやLEDライトで硬化させるジェルネイルが流行している。ジェルネイルはポリッシュ(マニキュア)と比較し、持ち(耐久性)が良いのが特徴であり、ポリッシュが1週間程度しか持たないのに対して、ジェルネイルは3〜4週間程度持つ。
しかしながら、持ちが良い反面、ジェルネイルにはオフしにくい(除去しにくい)という欠点がある。ポリッシュが専用の除光液ですぐに除去できるのに対し、ジェルネイルの場合はリムーバー(除去液)にかなりの時間浸す必要がある。さらに、リムーバーに浸しても除去しきれない場合があり、残ったジェルを削って除去する作業が必要になることもある。
ネイルサロンで実施されているジェルネイルは、デザインはもちろんのこと、持ちの良さが重要視される。そのため、現在市場にて扱われているジェルネイルは、持ちの良さが最優先されており、その結果、上述したようにオフしにくいという問題が発生している。
除去が困難であるという問題は、手指をリムーバーに浸漬させる時間が長くなる・リムーバーによる除去を複数回繰り返す必要があるなど、オフに時間がかかるという問題だけでなく、リムーバーで除去できなかったジェルをヘラやヤスリを使って物理的に除去することで、爪の状態を悪化させる(爪が損傷する、爪が薄くなる、爪の強度が落ちる等)という問題も引き起こす。
自爪が弱くなると、爪の強度を出すために再度ジェルネイル等の人工爪を施術することになるが、自爪が薄い状態では人工爪の持ちは悪くなる。
このように、ジェルネイルの持ちを良くすると、その分オフが困難になるという問題が発生し、その結果、自爪が不健康な状態に陥りやすくなる。そして、自爪の状態が悪いと、ジェルネイルの持ちが悪くなり、持ちのより良いジェルネイルが求められるという悪循環に陥る。また、同じネイルシステムの1つであるアクリルネイルでも同じ問題が生じる。
このような問題に関連し、特許文献1には、シェラックとエタノール等の溶剤を含む爪被覆剤および、当該爪被覆剤を使用した皮膜の形成方法が開示されており、当該被覆膜をジェルネイルのベースコートとした場合、自爪を痛めるような削り取りなしに、ジェルネイルを除去することができると開示されている。
特開2013−81749号公報
しかしながら、今なお、ジェルネイルやアクリルネイル(以下、ジェルネイル等と称する)の持ちの良さを損なわず、オフ作業を容易にできる組成物が望まれている。
上述した状況に鑑み、本発明は、ジェルネイル等の特徴である持ちが良いという特性を維持しつつ、ジェルネイル等のオフを簡単にし、爪へのダメージを低減できる爪用の皮膜形成組成物を提供することを課題とする。
本発明者は、上記課題を解決するために、ジェルネイル等からなる人工爪と自爪の間にスペーサーを設けることで、高い接着強度とオフしやすさの両立を試み、検討を重ねた結果、両者を両立できる組成物を開発することに成功した。上記課題を解決できる本発明の皮膜形成組成物は、以下の構成を有する。
爪用の皮膜形成組成物であって、
有機溶媒中に、皮膜形成成分、親水性基を有する重合性単量体、重合開始剤を含むこと、
前記皮膜形成成分が水に難溶で有機溶剤に可溶であること、および、
前記皮膜形成成分の濃度が8〜55重量%であり、前記重合性単量体の濃度が2〜30重量%であって、皮膜形成成分の濃度が重合性単量体の濃度より高いこと、
を特徴とする皮膜形成組成物。
本発明に係る皮膜形成組成物は、ジェルネイル等を施す前に爪に塗布され、自爪とジェルネイル等の間のスペーサー的な役割を果たす。本発明に係る組成物に含まれる皮膜形成成分は、日常生活で触れる機会の少ない有機溶剤には溶け、触れる機会の多い水に難溶であるため、日常生活で外れにくい一方、有機溶剤によりオフしやすい。また、皮膜形成成分だけでは、オフしやすさと持ちの良さを両立することは困難であるが、本発明では、ジェルネイル等と親和性・反応性の良い成分として、親水性基を有する重合性単量体を使用し、さらに、皮膜形成成分の濃度を8〜55重量%、重合性単量体の濃度を2〜30重量%とし、皮膜形成成分の濃度を重合性単量体の濃度より高くしたことにより、オフしやすさと持ちの良さを両立することができる。
本発明に係る皮膜形成組成物を、ジェルネイル等を施す前に爪に塗布することにより、ジェルネイル等のオフが容易になり、且つ、ジェルネイル等の特徴である持ちの良さも維持することができる。
本発明に係る皮膜形成組成物は、市販されている通常のジェルネイル等と併用することができる。なお、ジェルネイルには、リムーバーで除去することができるソークオフジェル(ソフトジェル)と、リムーバーに溶解しないため、物理的に削り落とす必要があるハードジェルの2種類があるが、リムーバーで除去できるソークオフジェルが主流であり、本明細書における「ジェルネイル」はソークオフジェルを意味する。
本発明に係る皮膜形成成分は、水に難溶で、有機溶剤に可溶である。本発明の皮膜形成成分は、水に難溶であるため、日常生活では外れにくい一方、有機溶剤には溶けるため、有機溶剤によりオフしやすい。ここで、水に難溶とは、水に浸漬したとき一時間経過しても膨潤、溶解がほとんど見られず浸漬前の形状が残っている/維持されている状態を意味する。有機溶剤に可溶とは、有機溶剤に浸漬したとき一時間以内に膨潤、溶解して浸漬前の形状が損なわれる/維持できていない状態を意味する。
また、皮膜形成成分とは、溶剤に溶解させ対象物に塗布した後、溶剤を蒸発・乾燥させること(キャスト法)により対象物の表面に膜が形成される樹脂を意味する。
前記有機溶剤としては、ジェルネイル等のリムーバーとして使用される、アルコール系、ケトン系、エステル系の有機溶剤が挙げられる。ジェルネイルのリムーバーとしては、アセトンが最もよく使用されているが、アセトンを使用すると、脱脂され手が白くなる等の症状が発生しやすい。そのため皮膜形成成分として、より安全性が高いアルコール(エタノール、2-プロパノール等)に溶解できる成分を選択すれば、アルコールをリムーバーとして使用することができるため、より好ましい。
特に、エタノールへの溶解性が高い皮膜形成成分が好ましく、例として、シェラック、エチルセルロース、ロジン、ベンゾインガム、ニトロセルロースが挙げられる。特にシェラック、ロジンが好ましい。
本発明に係る組成物中における皮膜形成成分の濃度は、8〜55重量%であり、重合性単量体の濃度は、2〜30重量%である。皮膜形成成分だけを用いた場合、皮膜形成成分の量を増やすにつれて、ジェルネイル等のオフはしやすくなるが、接着耐久性(ジェルネイル等の持ち)が悪くなり、他方、皮膜形成成分の量を少なくすると、接着耐久性は維持しやすくなるが、オフしにくくなる。このため、本発明の組成物は、さらに、重合性単量体を含む。しかしながら。重合性単量体の量が多すぎると、接着耐久性は良好になるが、オフしにくくなるため、本発明では、皮膜形成成分の濃度を8〜55重量%とし、重合性単量体の濃度を2〜30重量%とし、且つ、皮膜形成成分の濃度を重合性単量体の濃度より高くすることにより、オフしやすさと良好な接着耐久性を両立している。
本発明に係る組成物中における皮膜形成成分の濃度は、9〜50重量%がより好ましく、重合性単量体の濃度は、2.5〜25重量%がより好ましい。
接着耐久性を重視する場合は、皮膜形成成分の濃度が9〜20重量%(特に9〜15重量%)、重合性単量体の濃度が3〜6重量%であることが好ましい。他方、オフのしやすさを重視する場合は、皮膜形成成分の濃度が20〜50重量%、重合性単量体の濃度が3〜6重量%であることが好ましい。また、皮膜形成成分を20〜50重量%(特に30〜40重量%)とし、重合性単量体を15〜35重量%(特に20〜30重量%)とした場合、高い接着耐久性を維持しつつ、オフもしやすくなる。
前記皮膜形成成分と重合性単量体の重量比は、100:8〜70が好ましく、100:9〜65がより好ましい。
本発明に係る重合性単量体は、親水性基を有する。親水性基を有する重合性単量体を用いることにより、自爪とのなじみ・ジェルネイルとのなじみを向上させることができる。親水性基を有する重合性単量体として、例えばヒドロキシル基、カルボキシル基、リン酸基、スルホン酸基、アミノ基を有する重合性単量体が挙げられる。好ましい例として、ヒドロキシル基を有する2-ヒドロキシエチルアクリレート、2-ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリセリンモノメタクリレート、カルボキシル基を有するアクリル酸、メタクリル酸、4-メタクリロイルエチルトリメリット酸、リン酸基を有する2-メタクロイロキシエチルアシッドホスフェートが挙げられる。
また親水性基を有する重合性単量体に加え、親水性基を有しない重合性単量体も使用することができる。親水性基を有しない重合性単量体の好ましい例としては、イソボルニルメタクリレート、トリエチレングリコールジメタクリレート、2,2,4-トリメチルヘキサメチレンビス(2-カルバモイルオキシエチル)ジメタクリレート(UDMA)等が挙げられる。
本発明に係る重合開始剤としては、ジェルネイル等の光硬化樹脂に用いられている公知の光重合開始剤が使用できる。光重合開始剤として、ベンゾインエーテル類、ベンジルケタール類、α−ヒドロキシアルキルフェノン類、α−アミノアルキルフェノン、アシルフォスフィンオキサイド類、α−ジアルコキシアセトフェノン類、ベンゾフェノン類、チオキサントン類、チタノセン類、オキシムエステル類が挙げられる。好ましい例として、ベンゾインエーテル類(ベンゾインエチルエーテル等)、アシルホスフィンオキサイド類(2,4,6-トリメチルベンゾイル-ジフェニル-ホスフィンオキサイド等)、α−ヒドロキシアルキルフェノン類(1-ヒドロキシ-シクロヘキシル-フェニル-ケトン、2-ヒドロキシ-2-メチル-1-フェニル-プロパン-1-オン等)が挙げられる。またこれらの光重合開始剤は、使用するライトの波長に合わせて選択が可能であり、数種類の光重合開始剤を入れてもよい。本発明に係る組成物中における重合開始剤の濃度は、重合開始剤の種類にもよるが、通常、0.5〜2.5重量%程度が好ましく、0.7〜2.0重量%程度がより好ましい。
本発明に係る皮膜形成組成物は、さらに光重合促進剤を含むことができる。光重合促進剤を含むことにより、皮膜形成組成物の硬化反応が進行しやすく、また皮膜形成組成物の上に塗布される成分(ベースジェル、カラージェル等)との反応性がよくなる。好ましい光重合促進剤として、第三級アミンが挙げられる。第三級アミンは脂肪族アミンであっても芳香族アミンであってもよい。
好ましい例として、脂肪族第三級アミンであるN−メチルジエタノールアミンが挙げられる。
本発明に係る組成物中における光重合促進剤の濃度は、光重合促進剤の種類にもよるが、通常、0.1〜0.5重量%が好ましく、0.15〜0.3重量%がより好ましい。
また、本発明に係る組成物に含まれる有機溶媒としては、アルコール系、ケトン系、エステル系の有機溶媒が挙げられ、特にアセトンや、炭素原子数1〜3の低級一価アルコール(エタノール、2-プロパノール等)が好ましい。
本発明に係る組成物に占める有機溶媒の割合は、35〜90重量%が好ましい。
本発明に係る皮膜形成組成物は、上述の成分の他に、重合の程度を調節するための重合禁止剤や、紫外線吸収剤、着色料等の成分を含むこともできる。
ジェルネイルを行う際の一般的な手順(本発明に係る組成物を使用しない場合)を簡単に説明すると、まず、爪とジェルネイルの接着性をよくするために、爪の表面を軽く研磨し(サンディング)、その後、ダストや爪の油分・水分を拭き取り、その後ベースジェルを塗布し、光を当てて硬化させ、その後、カラージェルを塗布し、光を当てて硬化させる。カラージェルの塗布工程は、複数回繰り返されることが多い。その後、仕上げとして、トップジェルを塗布し、光を当てて硬化させる。
本発明の皮膜形成組成物は、上記ベースジェルを塗布する前に爪に塗布してもよく、あるいは、本発明に係る皮膜形成組成物を、ベースジェルとして使用してもよい。
また、本発明の組成物は、アクリルネイル(ジェルネイルと同様、重合性単量体を含み、重合触媒としての過酸化ベンゾイルと重合促進剤として第三級アミンを含む二液混合の化学重合で硬化させる)と爪の間のスペーサーとして用いることもできるため、アクリルネイルを施術する前に爪に塗布してもよい。
本発明に係る皮膜形成組成物は、重合性単量体と重合開始剤を含むため、爪に塗布した後、ジェルネイル等を行う際に使用されるUVライトやLEDライト等の光を照射することによって硬化され、皮膜を形成する。本発明に係る皮膜形成組成物は、爪全面に塗布するよりも、爪の際部分を除いて塗布することが好ましい。
本発明の皮膜形成組成物をジェルネイル等の施術前に爪に塗布すると、リムーバーによるジェルネイル等のソークオフが容易になるため、従来のように爪に残ったジェルをファイリング(やすりかけ)等により物理的に除去する手間が軽減される。したがって、爪の損傷を防ぎ、爪を健康な状態に保つことができる。また、ジェルネイル等のオフにかかる時間を短縮することができる。
以下、本発明に係る皮膜形成組成物を、実施例を用いてより詳細に説明する。
下記の表1に示す配合割合(表中の%は重量%を示す)にてそれぞれの成分を茶褐色瓶に計量、混合し、低粘度液体の皮膜形成組成物を調製した。
次に、実施例または比較例の皮膜形成組成物を用いて、人の両手の爪に皮膜を形成し、その後ジェルネイルを施した。施術手順は以下の通りである。なお、通常のジェルネイルの施術手順は、工程3および工程4を行わないことを除いて、下記の施術手順と同じである。
[実施例1〜11および比較例1〜2のジェルネイルの施術手順]
工程1 爪表面をスポンジファイルにてサンディングする(プレパレーション)
工程2 ネイルワイプ(商品名:フルーリアジェル・ネイルワイプ[株式会社ニッシン製])を含ませたコットンで、ダストや爪の油分・水分を除去する
工程3 実施例または比較例の組成物を塗布する(爪の際を除いて塗布する)
工程4 光を照射し(20秒)、重合を行う(使用した光照射装置は、フルーリアジェル LED LIGHT[株式会社ニッシン製]。以下同じ)
工程5 ベースジェル(商品名:フルーリアジェル・ベースジェル[株式会社ニッシン製])を塗布し、光を照射し(5秒)、重合を行う
工程6 カラージェル(商品名:フルーリアジェル・カラージェル[株式会社ニッシン製])を塗布し、光を照射し(20秒)、重合を行う
工程7 工程6を再度実施
工程8 トップジェル(商品名:フルーリアジェル・トップジェル[株式会社ニッシン製])を塗布し、光を照射し(20秒)、重合を行う
工程9 ネイルワイプ(商品名:フルーリアジェル・ネイルワイプ[株式会社ニッシン製])を含ませたコットンで、爪表面の未重合物を拭き取る。
[実施例12のジェルネイルの施術手順]
工程3の前に、爪との接着性を高めるための下地剤(商品名:フルーリア・プライマー[株式会社ニッシン製])を塗布し、その後工程3を実施した以外は、上記施術方法と同じである。
[比較例3および4のジェルネイルの施術手順]
工程4の重合処理を行う代わりに、爪に塗布した組成物を自然乾燥させた以外は、上記施術方法と同じである。
[参考例のジェルネイルの施術手順]
工程3および工程4を省略した以外は、上記施術方法と同じである(すなわち、従来のジェルネイルの施術方法と同じ)。
また、実施例および比較例の組成物について、塗膜の水への耐性、組成物の爪への塗りやすさ、ジェルネイルの接着耐久性、オフ時点でのジェルネイルの外観、ジェルネイルのオフのしやすさ(有機溶剤による膨潤・崩壊のしやすさ)、オフ後の爪表面のジェルの残り具合を評価した。それぞれの手順および評価基準は以下の通りである。
[水への耐性]
ガラス板に実施例または比較例の組成物を塗布し、有機溶剤が揮発した後、流水にあてる。その後、ガラス板に付着した水を拭き取り、塗膜が溶けずにガラス板上に残っているか否かを確認。
<評価基準>
○:塗膜が溶けずに残る
×:塗膜が溶けて残らない
[爪への塗りやすさ]
上記施術方法の工程3における、実施例または比較例の組成物の塗りやすさを評価した。
<評価基準>
○:均一に塗布しやすい
△:塗布できるが均一になりにくい
×:塗布しにくい
[接着耐久性]
上述した方法でジェルネイルを施術した後、ジェルネイルの状態を継続的に観察し、各爪について、ジェルネイルの剥離、欠けが見られない期間を接着期間とし、以下の基準で点数化した。表1中に示す数値は、各爪の点数の平均値である。
<評価基準>
100点:接着期間4週間以上
75点 :接着期間3週間以上・4週間未満
50点 :接着期間2週間以上・3週間未満
25点 :接着期間1週間以上・2週間未満
0点 :接着期間1週間未満
[オフ時点でのジェルネイルの外観]
オフする前(施術後4週間時点あるいは剥離発生時点)に、ジェルネイルの外観を観察し、以下の基準で評価した。
<評価基準>
○:外観良好
△:凝視すると塗膜が見える
×:一目で塗膜が認識できる、あるいは、ジェルネイルが爪から浮いていることが分かる
[オフのしやすさ]
施術4週間時点で下記のソークオフ作業を実施した。なお、施術後4週間までに剥離が発生した場合は、剥離が発生した時点でソークオフ作業を実施した。
[ソークオフの手順]
工程1:トップジェル層が曇る程度にファイルにて削る
工程2:コットンにアセトン(商品名:フルーリアジェル・ジェルリムーバー[株式会社ニッシン製])を染み込ませ、爪の上に乗せ、コットンごとアルミホイルで巻く
工程3:アセトンの浸透により自発的に浮き上がってきた部分をスティック等にて除去
<評価基準>
工程2のアセトン処理後、5分ごとにアルミホイルを外し、爪の状態を観察。ジェルネイルを爪の表面積の8割程度除去できた時間をオフ時間とし、以下の方法で点数化した。表中に示す数値は、各爪の点数の平均値である。
100点:オフ時間5分
75点 :オフ時間10分
50点 :オフ時間15分
25点 :オフ時間20分
0点 :オフ時間25分以上
[オフ後の爪表面のジェルの残り具合]
上記オフ処理後の爪の状態を観察し、以下の基準で評価した。
<評価基準>
○:目視にてジェル残りが確認できない(爪表面に凹凸なし)
△:目視にてジェル残りが見当たる箇所がある
×:目視にてジェル残りが即座に認識できる(爪表面に凹凸あり)
表1に、実施例または比較例の組成物の詳細と、評価結果のまとめを示す。
Figure 0006541101
表1から明らかなように、皮膜形成成分として水溶性のポリビニルアルコールまたはカルボキシメチルセルロースを使用した場合(比較例1および2)、参考例(通常のネイルジェル施術方法)と比べて、オフは格段に容易になったが、接着耐久性が非常に悪くなった(ジェルネイルの持ちが1週間程度となった)。
また、皮膜形成成分として水に難溶性の成分を使用した場合であっても、重合性単量体を含まない場合(比較例3および4)、参考例と比べて、オフは容易になったが、接着耐久性が十分ではなかった。なお、重合性単量体を含まない場合、皮膜形成成分の量を増やすにつれ、オフしやすくなったが、接着耐久性が悪くなる傾向が見られ、皮膜形成成分のみで、オフしやすさと接着耐久性の両方を維持することは難しかった。
これに対し、水に難溶性の皮膜形成成分に加えて重合性単量体を含む本発明の組成物(実施例1〜12)では、参考例と比べて、接着耐久性を大きく損なうことなく、オフ時間を短縮することができた。
特に、皮膜形成成分の濃度が約9〜15重量%で、重合性単量体の濃度が約3〜4重量%の組成物(実施例1〜8)は、参考例と同程度の接着耐久性を示し、オフ時間は参考例より短縮された。
また、皮膜形成成分の濃度を23.5重量%または50重量%まで増加させた組成物(実施例9および実施例11)は、実施例1〜8に比べて接着耐久性が劣るものの、オフ時間をさらに短縮することができた。
また、皮膜形成成分の濃度と重合性単量体の濃度の両方を増加させた組成物(実施例10)は、実施例1〜8と同程度の接着耐久性を維持しつつ、実施例1〜8の組成物よりオフ時間を短縮することができた。
また、工程3の前に接着促進剤を使用した実施例12は、使用しなかった実施例11と比べ、オフ時間は若干長くなったものの、オフ時点におけるジェルネイルの外観をより良好にすることができた。
本発明に係る組成物は市販のジェルネイル等と併用することができ、ジェルネイル等の接着耐久性を維持しつつ、ソークオフを容易にするため、オフにかかる時間を短縮することができるだけでなく、爪へのダメージを低減することもできる。本発明に係る組成物は、ネイルサロンや個人によるジェルネイル等の施術に有用なだけでなく、ジェルネイル等のオフを容易にすることから、ジェルネイル等の練習のために用いることもできる。

Claims (1)

  1. 爪用の皮膜形成組成物であって、人工爪と自爪の間のスペーサーとして使用される組成物であること、
    有機溶媒中に、皮膜形成成分、親水性基を有する重合性単量体、重合開始剤を含むこと、
    前記皮膜形成成分が水に難溶で有機溶剤に可溶である樹脂であること、
    前記皮膜形成成分の濃度が8〜55重量%であり、前記重合性単量体の濃度が2〜30重量%であって、皮膜形成成分の濃度が重合性単量体の濃度より高いこと、および
    前記皮膜形成成分として、シェラック、エチルセルロース、ロジン、ベンゾインガム、ニトロセルロースからなる群より選択される樹脂のみを含むこと
    を特徴とする、皮膜形成組成物。
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