JP6540059B2 - リモートパネルシステム、リモート画面の表示方法及び画像処理装置 - Google Patents

リモートパネルシステム、リモート画面の表示方法及び画像処理装置 Download PDF

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この発明は、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャン機能等の機能を備えた多機能デジタル画像処理装置であるMFP(Multi Function Peripherals)等の画像処理装置と、スマートフォンやタブレット端末等の携帯端末装置とを備えたリモートパネルシステム、同システムで実行されるリモート画面の表示方法及び画像処理装置に関する。
上述したようなMFP等の画像処理装置を携帯端末装置から操作する方式として、リモートパネルと称される方式がある。この方式では、画像処理装置の操作画面の画面データを携帯端末装置に送信することにより、前記操作画面と同一の画面をリモート画面として携帯端末装置の画面に表示するとともに、携帯端末装置の画面上でユーザーが操作を行うと、その操作データが座標データとして画像処理装置に送信される。画像処理装置はこの操作データを解析して画面上のどのボタンが操作されたかを判定し、ボタンに対応した次画面の画面データを携帯端末装置に送信する。携帯端末装置は受信した画面データを表示して画面を更新する。このような処理を繰り返すことにより、最終的に、携帯端末装置のユーザーが画面上で操作したボタンに対応する処理が画像処理装置で実行されるというものである。
ところで、画像処理装置の操作画面をユーザーがカスタマイズして、操作パネルに表示される最初の画面から最終操作画面に至るまでのいずれかの画面をそのユーザーの初期画面として登録し、登録後はそのユーザーに対してはカスタマイズされた初期画面を最初の画面として表示することが可能となっている。
そこで、上述のリモートパネル方式における携帯端末装置においても、画像処理装置との接続時に表示される最初の画面から最終操作画面に至るまでの途中のリモート画面を、そのユーザーの初期画面として登録し、以後は画像処理装置と接続すると、この登録した初期画面を最初に表示させることが考えられる。
この場合、携帯端末装置には登録された初期画面が表示されるが、実際には携帯端末装置と接続された画像処理装置からは、接続時の最初の画面の画面データが送信され、この画面は登録された初期画面とは異なる。初期画面を登録しない場合は、最初の画面データに基づいて携帯端末装置に表示されるリモート画面に対し、ユーザーが操作することで次の画面に遷移し、やがては初期画面と同じ画面に遷移する。
そこで、接続時の最初の画面から初期画面に至るまでの各画面に対してユーザーがなすべき操作に対応する操作データを、予め順番に携帯端末装置に登録しておき、画像処理装置から送信される最初の画面から初期画面に遷移するまでの各画面データに対して、登録された操作データを順番に自動的に画像処理装置に送信することで、携帯端末装置のユーザーが意識することなく、画像処理装置からの画面データの送信に基づく通常の操作と同様にして、画像処理装置側の画面も携帯端末装置のリモート画面も初期画面まで遷移させることができる。以後は必要に応じて、通常通り、リモート画面に対する操作と、操作データの画像処理装置への送信、画像処理装置による操作データの解析、指示された処理の実行、次画面への更新等の処理が行われる。
しかしながら、携帯端末装置における初期画面の表示を可能とする上記のような技術では、以下に説明するような問題があった。
特開2014−120017号公報
すなわち、画像処理装置はインストールされているファームウェアがバージョンアップされることがあり、このようなバージョンアップにより新機能が追加されたり機能が削除されることがあるため、画像処理装置において、携帯端末装置との接続時の画面から携帯端末装置に登録されている初期画面までの現在の画面遷移の仕方と、初期画面が携帯端末装置に登録されたときの画面遷移の仕方とが結果的に異なる場合がある。
また、携帯端末装置と接続可能な画像処理装置は1台ではないため、画像処理装置の種類によっては、携帯端末装置との接続時の画面から携帯端末装置に登録されている初期画面までの現在の画面遷移の仕方と、初期画面の登録時の画面遷移の仕方とが異なる場合もある。
このような場合、画像処理装置から送信される画面データに対して登録された操作データを順に送信したとしても、画像処理装置側の画面と操作データとが対応せず、初期画面まで正しく遷移させることができないという問題がある。
なお、上述の特許文献1には、画像処理装置においてWebページを生成する際の処理負担を大きくすることなく、情報処理端末において適切に各種コンテンツの情報を表示できるようにする技術が開示されている。具体的には、端末側でコンテンツ表示できないような内容(ポップアップが伴うような表示)の場合、画像処理装置側で画像形成(ビットマップ化)し、情報処理端末にデータ送信する、というものである。
しかし、この技術は、リモートパネル方式により画像処理装置を携帯端末装置から操作するシステムにおいて、画像処理装置との接続時に、画像処理装置の画面とは異なる初期画面を携帯端末装置に表示させ、画像処理装置からの画面データに対して携帯端末装置から登録された操作データを送信して画像処理装置からの画面データを初期画面まで自動的に遷移させる場合に、画像処理装置側の現在の画面遷移の仕方が初期画面の登録時の画面遷移の仕方とは異なっているときに発生する、画像処理装置側の画面と登録された操作データとが対応せず、初期画面まで正しく遷移させることができないという問題に対して、これを解決できる手段を提供しうるものではなかった。
この発明は、このような技術的背景に鑑みてなされたものであって、リモートパネル方式により画像処理装置を携帯端末装置から操作するシステムにおいて、画像処理装置と携帯端末装置との接続時に、画像処理装置の最初の画面とは異なる登録された初期画面を携帯端末装置に表示させ、画像処理装置から送信される画面データに対して登録された操作データを順に送信した場合に、画像処理装置側の現在の画面遷移の仕方が初期画面の登録時の画面遷移の仕方とは異なっていても、初期画面まで正しく遷移させることができるリモートパネルシステム、及びリモート画面の表示方法及び画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題は、以下の手段によって解決される。
(1)相互に接続可能な画像処理装置と携帯端末装置とを備えたリモートパネルシステムであって、前記画像処理装置は、タッチパネルを有する第1の表示手段と、前記第1の表示手段に表示される自装置の操作画面の画面データを前記携帯端末装置に送信する送信手段と、前記画面データを受信した携帯端末装置でリモート画面として表示された前記操作画面をユーザーが操作したときに、前記携帯端末装置から送信される操作データを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した操作データに基づいて、操作データで指示される画面更新処理を含む処理を実行する処理実行手段と、を備え、前記携帯端末装置は、タッチパネルを有する第2の表示手段と、前記画像処理装置からの前記画面データに基づいて前記リモート画面を前記第2の表示手段に表示させる表示制御手段と、前記表示制御手段により前記第2の表示手段に表示される画像処理装置のいずれかの操作画面を初期画面として登録するとともに、前記画像処理装置との接続時の最初の画面から前記登録された初期画面までの画面の遷移に必要となる各画面毎の操作データを登録し、さらに前記初期画面の登録時の前記画像処理装置の機器情報を登録する登録手段と、前記機器情報を前記画像処理装置に送信すると共に、前記画像処理装置から送信される接続時の画面から前記初期画面に遷移するまでの各画面に対して、登録された前記操作データを順番に前記画像処理装置に送信する送信手段と、を備え、前記画像処理装置はさらに、前記機種情報毎に生成された前記操作データに対応する遷移先の画面を示す遷移先情報を記憶する記憶手段と、前記接続時の画面から前記初期画面に遷移するまでに各画面に対して携帯端末装置から送信される前記操作データを受信したとき、該操作データによって遷移する次の遷移先の画面に関して、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が同じかどうかを、前記記憶手段に記憶された遷移先情報に基づいて判断する判断手段と、前記判断手段により同じと判断された場合は、同じと判断された遷移先画面の画面データを前記携帯端末装置に送信し、異なると判断された場合は、前記遷移先情報に基づいて画面遷移先を補正するとともに、補正後の遷移先の画面データを前記携帯端末装置に送信し、その後、前記登録された初期画面の画面データを前記携帯端末装置に送信する補正手段と、を備えたことを特徴とするリモートパネルシステム。
(2)前記画像処理装置の判断手段は、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が異なると判断した場合、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面が最新の機器情報では削除されているか、現在の機器情報に基づく遷移先の画面として新たな遷移先の画面が追加されているかを判断し、前記画像処理装置の補正手段は、画面の削除または追加に応じた補正を行う前項1に記載のリモートパネルシステム。
(3)前記画像処理装置の判断手段により、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面が現在の機器情報では削除されていると判断された場合、前記補正手段は、前記携帯端末装置からの操作データは無視して、ダミー画面の画面データを前記携帯端末装置に送信することにより前記補正を行う前項2に記載のリモートパネルシステム。
(4)前記画像処理装置の判断手段により、前記現在の機器情報に基づく遷移先の画面として新たな遷移先の画面が追加されていると判断された場合、前記補正手段は、前記追加された画面の画面データを前記携帯端末装置に送信することにより前記補正を行う前項2に記載のリモートパネルシステム。
(5)前記機器情報は前記画像処理装置のファームウェアのバージョン情報である前項1〜4のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
(6)前記機器情報は前記画像処理装置の製品情報である前項1〜4のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
(7)前記機器情報は前記画像処理装置の第1の表示手段の画面サイズ情報である前項1〜4のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
(8)前記遷移先情報として画面の座標データが用いられる前項1〜7のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
(9)前記遷移先情報として画面番号が用いられる前項1〜7のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
(10)前記画像処理装置の補正手段は、前記補正を行うことができない場合は、その旨を携帯端末装置に通知する前項1〜9のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
(11)相互に接続可能な画像処理装置と携帯端末装置とを備えたリモートパネルシステムで実行されるリモート画面の表示方法であって、前記画像処理装置は、タッチパネルを有する自装置の第1の表示手段に表示される自装置の操作画面の画面データを前記携帯端末装置に送信する送信ステップと、前記画面データを受信した携帯端末装置でリモート画面として表示された前記操作画面をユーザーが操作したときに、前記携帯端末装置から送信される操作データを受信する受信ステップと、前記受信ステップにより受信した操作データに基づいて、操作データで指示される画面更新処理を含む処理を実行する処理実行ステップと、を実行し、前記携帯端末装置は、前記画像処理装置からの前記画面データに基づいて前記リモート画面をタッチパネルを有する自装置の第2の表示手段に表示させる表示制御ステップと、前記表示制御ステップにより前記第2の表示手段に表示される画像処理装置のいずれかの操作画面を初期画面として登録するとともに、前記画像処理装置との接続時の最初の画面から前記初期画面までの画面の遷移に必要となる各画面毎の操作データを登録し、さらに前記初期画面の登録時の前記画像処理装置の機器情報を登録する登録ステップと、前記機器情報を前記画像処理装置に送信すると共に、前記画像処理装置から送信される接続時の画面から前記初期画面に遷移するまでの各画面に対して、登録された前記操作データを順番に前記画像処理装置に送信する送信ステップと、を実行し、前記画像処理装置はさらに、前記機種情報毎に生成された前記操作データに対応する遷移先の画面を示す遷移先情報を記憶手段に記憶するステップと、 前記接続時の画面から前記初期画面に遷移するまでに各画面に対して携帯端末装置から送信される前記操作データを受信したとき、該操作データによって遷移する次の遷移先の画面に関して、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が同じかどうかを、前記記憶手段に記憶された遷移先情報に基づいて判断する判断ステップと、前記判断ステップにより同じと判断された場合は、同じと判断された遷移先画面の画面データを前記携帯端末装置に送信し、異なると判断された場合は、前記遷移先情報に基づいて画面遷移先を補正するとともに、補正後の遷移先の画面データを前記携帯端末装置に送信し、その後、前記登録された初期画面の画面データを前記携帯端末装置に送信する補正ステップと、を実行することを特徴とするリモート画面の表示方法。
(12)前項1〜10のいずれかに記載のリモートパネルシステムに用いられる画像処理装置。
前項(1)に記載の発明によれば、画像処理装置は、接続時の画面から初期画面に遷移するまでに各画面に対して携帯端末装置からの予め登録された操作データを受信したとき、該操作データによって遷移する次の遷移先の画面に関して、携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が同じかどうかが、記憶手段に記憶されている、機種情報毎に操作データに対応する遷移先の画面を示す遷移先情報に基づいて判断される。そして、同じと判断された場合は同じと判断された遷移先画面の画面データが携帯端末装置に送信される。異なると判断された場合は、遷移先情報に基づいて画面遷移先が補正されるとともに、補正後の遷移先の画面データが携帯端末装置に送信される。その後、登録された初期画面の画面データが携帯端末装置に送信される。
操作データが携帯端末装置から送信されるたびに、このような判断と処理が画像処理装置により行われ、携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が異なるため、画像処理装置側の画面と携帯端末装置からの登録された操作データとが対応していない場合であっても、画面遷移先の補正によって、最終的に初期画面まで正しく遷移させることができる。
前項(2)に記載の発明によれば、携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が異なると判断された場合、携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面が最新の機器情報では削除されているか、現在の機器情報に基づく遷移先の画面として新たな遷移先の画面が追加されているかを判断するから、画像処理装置は、画面の削除または追加に応じた適正な補正を行うことができる。
前項(3)に記載の発明によれば、携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面が現在の機器情報では削除されていると判断された場合、携帯端末装置からの操作データは無視して、ダミー画面の画面データが携帯端末装置に送信されるから、操作データに応じた誤った操作画面の画面データが携帯端末装置に送信されるのを防止できる。
前項(4)に記載の発明によれば、現在の機器情報に基づく遷移先の画面として新たな遷移先の画面が追加されていると判断された場合、追加された画面の画面データが携帯端末装置に送信されるから、操作データに応じた誤った操作画面の画面データが携帯端末装置に送信されるのを防止できる。
前項(5)に記載の発明によれば、画像処理装置のファームウェアのバージョン情報に基づいて、画面遷移先の補正が行われる。
前項(6)に記載の発明によれば、画像処理装置の製品情報に基づいて、画面遷移先の補正が行われる。
前項(7)に記載の発明によれば、画像処理装置の表示手段の画面サイズ情報に基づいて、画面遷移先の補正が行われる。
前項(8)に記載の発明によれば、画面の座標データに基づいて遷移先の画面が示される。
前項(9)に記載の発明によれば、画面番号に基づいて遷移先の画面が示される。
前項(10)に記載の発明によれば、画面遷移先の補正を行うことができない場合は、その旨が携帯端末装置に通知されるから、携帯端末装置のユーザーは対応する措置を講ずることができる。
前項(11)に記載の発明によれば、携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が異なる場合であっても、画面遷移先の補正によって、最終的に携帯端末装置で登録された初期画面まで正しく遷移させることができる。
前項(12)に記載の発明によれば、携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が異なる場合であっても、画面遷移先の補正によって、最終的に携帯端末装置で登録された初期画面まで正しく遷移させることができる画像処理装置となる。
この発明の一実施形態に係る文字入力システムの構成図である。 画像処理装置の内部構成を示す図である。 携帯端末装置の構成を示すブロック図である。 画像処理装置の操作画面を携帯端末装置にリモート画面として表示し、このリモート画面をユーザーが操作することにより携帯端末装置から画像処理装置をリモート操作する場合の動作の概要を説明するための図である。 携帯端末装置に登録されている登録データの内容を示す図である。 携帯端末装置に登録された初期画面が表示されるまでに、画像処理装置と携帯端末装置との間で行われるデータのやりとりを示すシーケンス図である。 携帯端末装置への初期画面の登録後に、画像処理装置の操作画面の一部が削除された場合の一例を示す図である。 携帯端末装置への初期画面の登録後に、画像処理装置の操作画面の一部が追加された場合の一例を示す図である。 画面データの補正を行うために、画像処理装置が保持している各画面に対して遷移先情報がまとめられた表である。 携帯端末装置への初期画面登録時と現在とで、画像処理装置の画面サイズが異なっている場合を説明するための図である。 携帯端末装置からの座標データに対して補正ができないような場合に表示されるメッセージの一例を示す図である。 画像処理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係るリモートパネルシステムの構成図である。
本システムは、それぞれ複数の画像処理装置1と携帯端末装置2と情報処理装置3から構成される。画像形成装置1、携帯端末装置2、情報処理装置3は、いずれもネットワーク4を介して接続されている。
ここで、ネットワーク4は、LAN(Local Area Network)などの専用回線を用いたネットワーク、一般回線を用いたネットワーク、無線通信によるネットワーク、のいずれであっても構わない。また、ネットワーク4は、外部ネットワークを介して、他のネットワークと接続されている。
画像形成装置1は、走査した原稿画像、および情報処理装置3から送信されたプリントデータから生成した画像の複写画像を用紙上に形成する装置であり、この実施形態では、プリンタ機能、ファクシミリ機能、スキャン機能等の機能を備えた多機能デジタル画像処理装置である前述したMFPが用いられている。以下、画像処理装置をMFPともいう。ここで、プリントデータとは、情報処理装置3のオペレーティングシステムやアプリケーションプログラムが発行する描画命令を、プリンタドライバによって画像形成装置1が処理可能なページ記述言語に変換したページ記述言語による描画命令、もしくは、PDF、TIFF、JPEG、XPS等のファイルフォーマットで記述された文書データである。
また、走査した原稿画像は、ネットワーク4を介して、情報処理装置3、さらにはその他のMFPに送信することもできる。さらには、外部ネットワークを介して、別のネットワークに接続された他のMFPや情報処理装置に原稿画像を送信することもできる。さらに、操作した原稿画像や情報処理装置から受信した文書データを固定記憶装置に蓄積することもできる。
携帯端末装置2は、CPU、RAM、固定記憶装置(ハードディスク装置など)、モニタ、タッチ操作可能な液晶パネル等を有する携帯型のコンピュータ装置である。電子化された文書を蓄積して持ち運び、どこでも閲覧、編集を行うことができる。また、無線通信する手段を有し、MFP1や情報処理装置3との間で文書の送受信を行うことができるほか、MFP1を遠隔操作する手段を有する。以下の説明では携帯端末装置を単に携帯端末とも言う。
情報処理装置3は、CPU、RAM、固定記憶装置(ハードディスク装置など)、モニタ、キーボード、マウス等の接続された一般的なコンピュータ装置である。情報処理装置3は、ユーザの指示によリプリントデータを生成し、生成したプリントデータをMFP1に送信する。
図2は、MFP1の内部構成を示す図である。MFP1のCPU101には、制御プログラムの格納されたROM102、作業用のS−RAM(Static Random Access Memory)103、画像形成に関わる各種の設定を記憶するバッテリバックアップされたNV−RAM(不揮発性メモリ)104、時計IC105がバスを介して接続され、MFP1の全体を統括的に制御する制御部100を構成している。
制御部100には、原稿画像を読み取る画像読取装置120、各種の入力を行うテンキー、プリントキー、ログアウトキーなどの各種キーや表示部131を備えた操作パネル130、ネットワーク4を介して接続された情報処理装置3−yをはじめとする外部の装置との間で各種の情報を送受信する為のネットワークインターフェース(ネットワークI/F)160、該ネットワークインターフェース160により受信したプリントデータから複写画像を生成するプリンタコントローラ150、複写画像を用紙上に形成する画像出力装置140がそれぞれバスを介して接続されている。
また、制御部100には、固定記憶装置110がバスを介して接続されている。固定記憶装置110とは例えばハードディスク装置である。この固定記憶装置110には、各種のデータが記憶されている。
また、ワイヤレスインターフェース(WirelessI/F)170と短距離無線インターフェース(短距離無線I/F)180が、バスを介して制御部100に接続されている。ワイヤレスインターフェース170は、ネットワークとの通信や携帯端末装置2との通信に利用され、短距離無線インターフェース180は例えばブルートゥースや赤外線通信(IrDA:Infrared Data Association)等の短距離無線通信を行うためのインターフェースである。
図3は携帯端末2の構成を示すブロック図である。携帯端末2は、例えばタブレット端末や携帯電話などからなり、CPU201、制御プログラムの格納されたROM202、作業用のRAM203を備え、ROM202及びRAM203はそれぞれバスを介してCPU201に接続されている。また、CPU201、ROM202及びRAM203により、携帯端末2の全体を統括的に制御する制御部200を形成している。
制御部200には、各種の情報を表示するとともに画面を直接タッチして操作入力を行うタッチパネル205、ワイヤレスランインターフェース206、短距離無線インターフェース207が、バスを介してそれぞれ接続されている。ワイヤレスランインターフェース206は、ネットワークとの通信やMFP1との通信に利用され、短距離無線インターフェース207は例えばブルートゥースや赤外線通信等の短距離無線通信を行うためのインターフェースである。
さらに、制御部200には固定記憶装置204がバスを介して接続されている。固定記憶装置204とは例えばハードディスク装置である。この固定記憶装置204には、各種のデータが記憶されている。
図4は、MFP1の操作画面を携帯端末2にリモート画面として表示し、このリモート画面をユーザーが操作することにより携帯端末2からMFP1をリモート操作するリモートパネル方式の動作の概要を説明するための図である。
MFP1の表示部131に初期画面が表示されている状態で、携帯端末2とMFP1を無線接続すると、MFP1から携帯端末2へ初期画面の画面データが送信される(ステップS105)。携帯端末2は画面データを受信すると(ステップS201)、画面データに基づいて画像を展開したのち(ステップS202)、タッチパネル205にリモート画面として描画する(ステップS203)。
ユーザーが表示されたリモート画面に対してタッチパネル205上でタッチ操作すると(ステップS204)、携帯端末2はタッチ位置の座標を検出・特定したのち(ステップS205)、ジャスチャーの種類判定を行うとともに座標をMFP1側の表示部131の座標に変換し(ステップS206)、座標データを含む操作情報(タッチイベント)をMFP1に送信する(ステップS207)。
MFP1はタッチイベントの受信処理を行ったのち(ステップS106)、タッチイベント処理によりタッチイベントの内容を解析し(ステップS107)、解析されたタッチイベントに応じた次の表示画面を内部処理により特定する(ステップS101)。そして、特定された画面を構成するために必要な例えばボタン等のパーツを画面作成処理(ステップS102)により合成して画面データを作成した後、この画面データを圧縮して(ステップS103)、携帯端末2に送信する(ステップS104)。
携帯端末2は、初期画面の場合と同様にして、受信した画面データに基づいてリモート画面を表示する。ユーザーがリモート画面にタッチ操作すると、タッチイベントがMFP1に送信され、MFP1は対応する次の画面を作成し、あるいは対応する処理を実行する。以下、必要に応じて、MFP1でのタッチイベントに基づく画面データの作成や処理の実行と、携帯端末2でのリモート画面の表示及びタッチイベントの送信等が繰り返されることにより、携帯端末2からMFP1が操作される。
このようなリモート画面を利用して携帯端末2からMFP1を操作する場合、この実施形態では初期画面として表示されるリモート画面をユーザーがカスタマイズできるようになっている。つまり、携帯端末2のユーザーは、MFP1との接続時に表示される最初の画面から最終操作画面に至るまでの途中のリモート画面を、初期画面として登録する。登録後は、MFP1と接続するとこの初期画面が携帯端末2のタッチパネル205に最初に表示される。
また、携帯端末2とMFP1との接続時にMFP1から送信される最初の画面データに基づいて携帯端末2に表示されるリモート画面から、ユーザーが登録した初期画面に遷移するまでの各リモート画面に対するユーザー操作を示す操作データも、携帯端末2に登録しておく。このような操作データは、限定はされないがこの実施形態ではMFP1のログ情報から取得している。
つまり、初期画面を登録する前の通常の操作時に、リモート画面をユーザーが操作して初期画面まで遷移させたときの各画面に対するタッチ座標データは、ログ情報としてMFP1に保存されている。携帯端末2はこのタッチ座標データをMFP1から取得し、操作データとして登録している。また、携帯端末2は初期画面の登録時におけるMFP1のファームウェアのバージョンを機器情報として取得し、操作データと共に登録している。
図5は、携帯端末2に登録されている登録データの内容を示す図である。図5の例では、初期画面は画面Gであり、操作データの登録時のMFP1のファームウェアのバージョンは1234−5678であり、ログ(操作データ)として複数の座標データが順番に登録されている。ログは、MFP1との接続時にMFPから送信される画面データに基づいて携帯端末2に表示された最初のリモート画面に対して、座標(100,150)をタッチ操作することにより、次のリモート画面に遷移し、このリモート画面に対して座標(75,230)をタッチ操作することにより、さらに次のリモート画面に遷移し、これを繰り返したのちリモート画面に対して座標(90,53)をタッチすることにより、初期画面Gのリモート画面に遷移することを意味している。
初期画面Gが登録されているときに、MFP1と接続されると、携帯端末2にはリモート画面として初期画面Gが表示されるが、実際にはMFP1から初期画面Gとは異なる最初の画面データが送信される。これに対して、携帯端末2が自動的に座標データ(100,150)を送信することで、次のリモート画面に遷移し、この画面に対して、携帯端末2が自動的に座標データ(75,230)を送信することでさらに次の画面に遷移し、これをログの座標データ分自動的に繰り返すことで、MFP1側の画面を初期画面と同じ画面まで進めることができる。
従って、以後は必要に応じて通常通り、リモート画面に対する操作と、操作データのMFP1への送信、MFP1による操作データの解析、指示された処理の実行、次画面への更新等の処理が行われる。
この様子を図6(A)の携帯端末2とMFP1とのシーケンス図に示す。携帯端末2からMFP1へ接続要求を送信すると(S1)、MFP1から接続OKの応答がある(S2)。携帯端末2はログ(操作データ)の保存時換言すれば初期画面登録時のファームウェアのバージョンをMFP1に通知すると(S3)、MFP1から最初の画面データ1が携帯端末2に送信される(S4)。
この画面データ1に応答して、携帯端末2は登録されている操作データのうち、最初の座標データ(X1,Y1)を自動的にMFP1に通知する(S5)。すると、MFP1から座標データ(X1,Y1)で示される操作に対応して次の画面データ2が携帯端末2に送信される(S6)。この画面データ2に応答して、携帯端末2は自動的に座標データ(X2,Y2)をMFP1に通知する(S7)。すると、MFP1から座標データ(X2,Y2)で示される操作に対応して次の画面データ3が携帯端末2に送信される(S8)。
このような動作を繰り返すことにより、MFP1から携帯端末2へ画面データnが送信され、この画面データnに基づいて、携帯端末2には初期画面Gが表示される。つまり、MFP1側の画面も初期画面まで進んだ状態となる。携帯端末2に表示された初期画面Gに対してはユーザーの操作に基づいて操作データであるタッチ位置の座標データがMFP1に送信される。
これに対し、図6(A)の座標データ(X2,Y2)(S7)で示される操作に対応してMFP1から送信される次の画面データ3(S8)が、図6(B)では画面の追加や削除により画面データX(S11)に変更されていたとする。携帯端末2はこの画面データXに基づくリモート画面に対して、次の座標データ(X3,Y3)を通知するが、画面データXと座標データ(X3,Y3)とは対応していないため、MFP1は異なる画面へ遷移するか、または画面が異なっていることで画面遷移ができず、結果的に初期画面まで処理を進めることができない。このため、携帯端末2のユーザーは携帯端末2からMFP1を操作することができなくなってしまう。
図7は、携帯端末2への初期画面の登録後に、MFP1の操作画面の一部が削除されあるいは追加されることにより、携帯端末2との接続時の最初の画面から携帯端末2に登録されている初期画面までのMFP1の現在の画面遷移の仕方と、初期画面が携帯端末2に登録されたときの画面遷移の仕方とが異なったものとなる場合の一例を示したものである。
この例は画面が削除されたものであり、初期画面の登録時の画面遷移の仕方は、画面D1で宛先検索キー131aが押下されると画面D2に遷移し、画面D2で入力エリアを選択して検索キー131bを押下すると画面D3に遷移し、検索ワードを入力して検索実行キー131cを押下すると、検索結果を示す画面D4に遷移する、というものであった。
これに対し、操作性の改善のために変更が行われ、現在の画面遷移の仕方は、画面D1で宛先検索キー131aが押下されると画面D3に遷移し、検索ワードを入力して検索実行キー131cを押下すると、検索結果を示す画面D4に遷移する、という経路になっており、画面D2が削除されているが、最終画面は同じである。
図8に画面が追加された例を示す。この例では、初期画面の登録時には、同図(A)に示すように、ある画面D11においてキーAを操作すると画面D12に遷移する画面遷移の仕方が設定されていた。これに対し、機能追加により、現在の画面遷移の仕方は同図(B)に示すように、ある画面D11においてキーAを操作すると、キーB及びキーCを有する画面D13に遷移し、キーBを押下すると画面D12に遷移し、キーCを押下すると画面D14に遷移するという画面遷移の仕方になっている。つまり、画面D11と画面D12の間に画面D13が追加されているが、最終画面D12は追加前と同じである。
このような画面の削除や追加は、例えば、MFP1の機能追加のためにファームウェアがバージョンアップされること等により行われる。
この実施形態では、初期画面の登録時の画面遷移の仕方と現在の画面遷移の仕方とが異なっている場合には、MFP1は、携帯端末2から自動的に通知される操作データに対して補正を行い、最終的に、携帯端末2に表示される初期画面に対応する画面データを適正に携帯端末2に送信するようになっている。
図9は、上記画面データの補正を行うために、MFP1が保持している各画面に対して遷移先情報がまとめられた表であり、この表はデータベースとしてMFP1の例えば固定記憶装置110等に記憶されている。
この表には、MFP1が現時点で動作している機器情報としてのファームウェアのバージョン(図9ではVerと記しており、以下、新バージョンともいう)と、過去のバージョン(以下、旧バージョンともいう)のパターンが管理されている。具体的には、画面を示す画面番号(丸数字1)と、その番号の画面において各遷移キー1〜4(丸数字2)が押下されたときに遷移する遷移先の画面番号、さらに次の遷移先の画面番号が、新バージョン及び旧バージョンにそれぞれについて対応付けて記憶されている。丸数字3,4で示される画面番号が、新バージョンでの遷移先とその次の遷移先の画面を示し、丸数字5,6で示される画面番号が、旧バージョンでの遷移先とその次の遷移先の画面を示している。
携帯端末2は、MFP1との接続時に、初期画面の登録時の機器情報であるバージョン情報(図5に示す)をMFP1に通知する。また、MFP1は携帯端末2から通知された操作データである座標データを基に、どの画面のどの遷移キーが押下されたかを判断する。このときに、MFP1は新バージョンと旧バージョンのそれぞれの遷移先画面番号(丸数字3と丸数字5の数字)を比較する。比較したときに、画面番号が同じであれば、遷移先の画面に変更はないと判断して、新バージョンの遷移先画面の画面データを生成し、携帯端末2に送信する。
画面番号が異なっていれば、次の遷移先の画面(丸数字4及び6)も含めて判断する。新バージョンの遷移先画面(丸数字3)と旧バージョンの次の遷移先画面(丸数字6)が同じである場合は、画面が削除されているものと判断し、MFP1はダミー画面を生成してその画面データを携帯端末2に送信する。携帯端末2はダミー画面のリモート画面に対して登録されている座標データをMFP1に通知する。これを受信したMFP1は、ダミー画面に対する座標データは無視して、丸数字6の画面データを携帯端末2に送信する。
例えば、画面番号1001の画面において遷移キー2が操作されたときの遷移先画面は、新バージョンでは画面番号10105の画面であり、旧バージョンでは画面番号10100の画面であり、両者は相違する。そこで、新バージョンの遷移先画面(丸数字3)と旧バージョンの次の遷移先画面(丸数字6)を比較すると、共に画面番号10105の画面で同じである。この場合は、旧バージョンでの画面番号10100の画面は削除されているものと判断し、ダミー画面データの送信を経て、画面番号10105の画面の画面データを携帯端末2に送信する。
新バージョンと旧バージョンのそれぞれの遷移先画面番号(丸数字3と丸数字5の数字)が異なっていて、新バージョンの次の遷移先画面(丸数字4)と旧バージョンの遷移先画面(丸数字5)が同じである場合は、丸数字3の画面番号の画面が新バージョンでは追加されていると判断する。例えば、画面番号2001に対して遷移キー1が押下されたときには、画面番号20011と20050の2つに遷移するが、旧バージョンでの遷移先とは異なる。そこで、旧バージョンの遷移先画面(丸数字5)と新バージョンの次の遷移先画面(丸数字4)を比較すると、共に画面番号20005で同じであるから、新たに画面番号20011の画面が追加されていると判断する。
この場合、画面番号200012001120005の画面遷移については、携帯端末2から通知される座標データは使用せず、画面番号20005の画面の画面データを携帯端末2に送信する。
このようにして、携帯端末2から操作データとしての座標データが通知されるたびに、表9の遷移先情報に基づいて遷移先に関する上述の判断を行うことで、携帯端末2の初期画面を表示させるための画面データを正しく携帯端末2に送信することができ、この画面データに基づいて、初期画面と同じリモート画面を、携帯端末2に表示させることができる。
なお、表9に示したデータベースは、全ての画面を網羅する形態で規定されていても良いし、データ量削減のため追加や削除等が行われている画面についての差分情報のみを規定したものであっても良い。
図9に示したデータベースは、MFP1のファームウェアのバージョンによって、遷移先画面が異なっている場合を例示したが、MFPの製品によっては、携帯端末2へ初期画面を登録したときのMFPと、実際に操作しようとするMFPとが異なり、初期画面を登録したときのMFPでの画面遷移に対して、実際に操作しようとするMFPでは画面が追加されていたり削除されていたような場合もある。この場合は、携帯端末2は初期画面を登録した時にMFP1の製品情報を取得して、この取得した製品情報を機器情報として登録しておく。一方、MFP1はMFPの製品毎に遷移先情報をまとめたデータベースを保持し、携帯端末2との接続時に、携帯端末2から送信された製品情報と座標データを基に遷移先画面を調べ、図9のデータベースを用いる場合と同様に、処理すれば良い。
また、同一のMFPであっても、操作パネル130の交換等により表示部131の画面サイズが異なっているような場合、キー等のレイアウトが変更されていると、遷移先の画面が異なっていることがある。例えば、図10(A)に示すように、表示部131の画面サイズが大きいと、下端部に多数のキー131aを並べで表示できるが、同図(B)のように画面サイズが小さくなると、下端部に表示されるキー131aの数も減少する。
従って、同図(A)の画面サイズの時に携帯端末2への初期画面の登録を行い、その後に同図(B)のような小サイズ画面の表示部131に変更された場合は、MFP1側の画面と携帯端末2からの座標データとが対応せず、初期画面への正しい遷移ができなくなる。
そこでこの場合、携帯端末2への初期画面の登録時に、MFP1の表示部131の画面サイズ情報を取得してこれを機器情報として携帯端末2に登録しておく。一方、MFP1は表示部131のサイズ毎に遷移先情報をまとめたデータベースを保持し、携帯端末2との接続時に、携帯端末2から送信された画面サイズ情報と座標データを基に遷移先画面を調べ、図9のデータベースを用いる場合と同様に、処理すれば良い。
携帯端末2の初期画面の登録時のMFP1の画面遷移の仕方と、MFP1の現在の画面遷移の仕方に関して、画面階層の差異が大きく、携帯端末2からの座標データに対して補正ができないような場合は、MFP1はその旨のメッセージを携帯端末2に送信し、携帯端末2は図11に示すように、タッチパネル205にそのメッセージMを表示する。これにより、ユーザーは必要な措置を採ることができる。
図12は、MFP1の動作を説明するためのフローチャートである。この動作は、MFP1のCPU101がROM102等の動作プログラムに従って動作することにより実行される。
ステップS01で携帯端末2と接続する。この際に、携帯端末2からバージョン情報等の機器情報を取得する。ステップS02で携帯端末2へ画面データを送信し、ステップS03で携帯端末2からの座標データを受信する。
次に、ステップS04で、受信した座標データと携帯端末2から取得した機器情報と図9に示した遷移先情報とに基づいて、現在の遷移先画面と初期画面登録時の遷移先画面が異なっているかどうかを判断する。異なっていなければ(ステップS04でNO)、ステップS05に進む。異なっていれば(ステップS04でYES)、ステップS07で座標データに対応する画面データを補正した後、ステップS05に進む。
ステップS05では、遷移先の最終画面かどうかを判断し、遷移先の最終画面でなければ(ステップS05でNO)、ステップS02に戻る。遷移先の最終画面であれば(ステップS05でYES)、ステップS06でその画面データを携帯端末2に送信する。
以上、本発明の一実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されることはない。例えば、図9の遷移先情報のデータベースにおいて、遷移先を画面番号で示したが、座標データで示し、携帯端末2から通知される座標データと同じであれば遷移先画面が同じであり、異なれば遷移先画面が異なると判断しても良い。
1 画像処理装置
100 制御部
101 CPU
131 表示部
2 携帯端末装置
201 CPU
202 ROM
203 RAM
205 表示部
206 ワイヤレスLANインターフェース
207 短距離無線インターフェース

Claims (12)

  1. 相互に接続可能な画像処理装置と携帯端末装置とを備えたリモートパネルシステムであって、
    前記画像処理装置は、
    タッチパネルを有する第1の表示手段と、
    前記第1の表示手段に表示される自装置の操作画面の画面データを前記携帯端末装置に送信する送信手段と、
    前記画面データを受信した携帯端末装置でリモート画面として表示された前記操作画面をユーザーが操作したときに、前記携帯端末装置から送信される操作データを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した操作データに基づいて、操作データで指示される画面更新処理を含む処理を実行する処理実行手段と、
    を備え、
    前記携帯端末装置は、
    タッチパネルを有する第2の表示手段と、
    前記画像処理装置からの前記画面データに基づいて前記リモート画面を前記第2の表示手段に表示させる表示制御手段と、
    前記表示制御手段により前記第2の表示手段に表示される画像処理装置のいずれかの操作画面を初期画面として登録するとともに、前記画像処理装置との接続時の最初の画面から前記登録された初期画面までの画面の遷移に必要となる各画面毎の操作データを登録し、さらに前記初期画面の登録時の前記画像処理装置の機器情報を登録する登録手段と、
    前記機器情報を前記画像処理装置に送信すると共に、前記画像処理装置から送信される接続時の画面から前記初期画面に遷移するまでの各画面に対して、登録された前記操作データを順番に前記画像処理装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記画像処理装置はさらに、
    前記機種情報毎に生成された前記操作データに対応する遷移先の画面を示す遷移先情報を記憶する記憶手段と、
    前記接続時の画面から前記初期画面に遷移するまでに各画面に対して携帯端末装置から送信される前記操作データを受信したとき、該操作データによって遷移する次の遷移先の画面に関して、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が同じかどうかを、前記記憶手段に記憶された遷移先情報に基づいて判断する判断手段と、
    前記判断手段により同じと判断された場合は、同じと判断された遷移先画面の画面データを前記携帯端末装置に送信し、異なると判断された場合は、前記遷移先情報に基づいて画面遷移先を補正するとともに、補正後の遷移先の画面データを前記携帯端末装置に送信し、その後、前記登録された初期画面の画面データを前記携帯端末装置に送信する補正手段と、
    を備えたことを特徴とするリモートパネルシステム。
  2. 前記画像処理装置の判断手段は、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が異なると判断した場合、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面が最新の機器情報では削除されているか、現在の機器情報に基づく遷移先の画面として新たな遷移先の画面が追加されているかを判断し、前記画像処理装置の補正手段は、画面の削除または追加に応じた補正を行う請求項1に記載のリモートパネルシステム。
  3. 前記画像処理装置の判断手段により、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面が現在の機器情報では削除されていると判断された場合、前記補正手段は、前記携帯端末装置からの操作データは無視して、ダミー画面の画面データを前記携帯端末装置に送信することにより前記補正を行う請求項2に記載のリモートパネルシステム。
  4. 前記画像処理装置の判断手段により、前記現在の機器情報に基づく遷移先の画面として新たな遷移先の画面が追加されていると判断された場合、前記補正手段は、前記追加された画面の画面データを前記携帯端末装置に送信することにより前記補正を行う請求項2に記載のリモートパネルシステム。
  5. 前記機器情報は前記画像処理装置のファームウェアのバージョン情報である請求項1〜4のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
  6. 前記機器情報は前記画像処理装置の製品情報である請求項1〜4のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
  7. 前記機器情報は前記画像処理装置の第1の表示手段の画面サイズ情報である請求項1〜4のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
  8. 前記遷移先情報として画面の座標データが用いられる請求項1〜7のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
  9. 前記遷移先情報として画面番号が用いられる請求項1〜7のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
  10. 前記画像処理装置の補正手段は、前記補正を行うことができない場合は、その旨を携帯端末装置に通知する請求項1〜9のいずれかに記載のリモートパネルシステム。
  11. 相互に接続可能な画像処理装置と携帯端末装置とを備えたリモートパネルシステムで実行されるリモート画面の表示方法であって、
    前記画像処理装置は、
    タッチパネルを有する自装置の第1の表示手段に表示される自装置の操作画面の画面データを前記携帯端末装置に送信する送信ステップと、
    前記画面データを受信した携帯端末装置でリモート画面として表示された前記操作画面をユーザーが操作したときに、前記携帯端末装置から送信される操作データを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにより受信した操作データに基づいて、操作データで指示される画面更新処理を含む処理を実行する処理実行ステップと、
    を実行し、
    前記携帯端末装置は、
    前記画像処理装置からの前記画面データに基づいて前記リモート画面をタッチパネルを有する自装置の第2の表示手段に表示させる表示制御ステップと、
    前記表示制御ステップにより前記第2の表示手段に表示される画像処理装置のいずれかの操作画面を初期画面として登録するとともに、前記画像処理装置との接続時の最初の画面から前記初期画面までの画面の遷移に必要となる各画面毎の操作データを登録し、さらに前記初期画面の登録時の前記画像処理装置の機器情報を登録する登録ステップと、
    前記機器情報を前記画像処理装置に送信すると共に、前記画像処理装置から送信される接続時の画面から前記初期画面に遷移するまでの各画面に対して、登録された前記操作データを順番に前記画像処理装置に送信する送信ステップと、
    を実行し、
    前記画像処理装置はさらに、
    前記機種情報毎に生成された前記操作データに対応する遷移先の画面を示す遷移先情報を記憶手段に記憶するステップと、 前記接続時の画面から前記初期画面に遷移するまでに各画面に対して携帯端末装置から送信される前記操作データを受信したとき、該操作データによって遷移する次の遷移先の画面に関して、前記携帯端末装置から送信された機器情報に基づく遷移先の画面と、現在の機器情報に基づく遷移先の画面が同じかどうかを、前記記憶手段に記憶された遷移先情報に基づいて判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにより同じと判断された場合は、同じと判断された遷移先画面の画面データを前記携帯端末装置に送信し、異なると判断された場合は、前記遷移先情報に基づいて画面遷移先を補正するとともに、補正後の遷移先の画面データを前記携帯端末装置に送信し、その後、前記登録された初期画面の画面データを前記携帯端末装置に送信する補正ステップと、
    を実行することを特徴とするリモート画面の表示方法。
  12. 請求項1〜10のいずれかに記載のリモートパネルシステムに用いられる画像処理装置。
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