JP6539083B2 - マグネット付き包装用容器の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マグネット付き包装容器及びその製造方法に関するものである。
従来、冷蔵庫やスチールデスクなどに対して、小物ディスペンサー、香辛料容器、ティッシュボックスなどを磁石の吸着力を利用して保持する技術が提案されている(特許文献1〜3)。
特許文献1の技術は、小物ディスペンサーの台座の底面に形成した凹部に対して嵌着させる様に磁石を取り付けている。特許文献2の技術は、円筒状の香辛料容器の外面に磁石を貼り付けている。特許文献3の技術は、ティッシュボックス用ホルダーに形成した凹部に対して両面テープ等によって磁石を接着している。
実用新案登録第2606726号(図3,図6) 特開2002−326697号公報(図3) 特許第3909563号(図2,図6)
特許文献1の技術では、磁石が脱落しない様に凹部に嵌合させるための成形精度や組立精度が要求され、これを怠ると磁石が脱落するおそれがある。特許文献2,3の技術では接着不良によって磁石が脱落するおそれがあると共に、取り扱い中に磁石が何かに当たって剥がれるおそれもある。
そこで、本発明は、磁石が脱落したり剥がれたりすることのないマグネット付き包装容器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた本発明のマグネット付き包装用容器は、物品等を出し入れし得る開口を備える容器本体に磁石を取り付けたマグネット付き容器であって、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(A)前記容器本体に前記磁石を収納可能な寸法・形状を有する凹部が形成され、当該凹部に対して前記磁石が収納されると共に、前記磁石を前記凹部内に格納しつつ当該凹部の開口部を塞ぐ様に前記容器本体の外側からシート材を密着させたこと。
本発明のマグネット付き包装用容器によれば、容器本体の凹部に収納された磁石は、容器本体に密着されたシート材によって開口部を塞ぐ様にして凹部内に格納されているから、磁石を凹部に接着したり嵌合させていなくても脱落することがない。また、シート材で覆われているから、磁石が直接何かに当たってしまうこともない。ここで、「(B1)前記シート材を、商品説明等が印刷され、前記容器本体を取り巻く様に装着されるシュリンクシートによって構成すること」ができる。また、「(B2)前記シート材を、商品説明等が印刷され、前記容器本体に貼り付けられる粘着ラベルで構成すること」もできる。さらに、「(C)前記容器本体は、少なくとも一部に平坦面を有し、前記凹部は前記平坦面に対して形成されると共に、前記磁石は前記平坦面から飛び出さない寸法とされていること」という構成も採用するとよい。
本発明のマグネット付き包装用容器は、特に、以下の様に構成することができる。
即ち、物品等を出し入れし得る開口を備える容器本体に磁石を取り付けたマグネット付き容器であって、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(1)前記容器本体に前記磁石を収納可能な寸法・形状を有する凹部が形成され、当該凹部に対して前記磁石が収納されると共に、前記磁石を前記凹部の底に押し付ける様に前記容器本体を取り巻く筒状のシュリンクシートが密着されていること。
本発明のマグネット付き包装用容器によれば、容器本体の凹部に収納された磁石は、容器本体に密着されたシュリンクシートによって凹部の底に押し付けられているから、凹部と磁石との間に遊びがあっても脱落することがない。また、シュリンクシートで覆われているから、磁石が直接何かに当たってしまうこともない。
ここで、本発明のマグネット付き包装用容器は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(2)前記容器本体は、少なくとも一部に平坦面を有し、前記凹部は前記平坦面に対して形成されると共に、前記磁石は前記平坦面から飛び出さない寸法とされていること。
かかる構成をも備えるマグネット付き包装用容器によれば、磁石が平坦面から飛び出していない状態となり、磁石が何かに当たる問題をより的確に防止できると共に、平坦面を介して冷蔵庫やスチールデスク等に吸着させることができ、吸着状態を安定させることもできる。
これら本発明のマグネット付き包装用容器は、さらに、以下の構成をも備えるとよい。
(3)前記開口が前記容器本体の上部に備えられ、前記凹部が前記容器本体の側面に形成され、前記容器本体の側面は、前記凹部が形成された部分の上下において断面が縮小する形状とされ、前記シュリンクシートは、前記凹部が形成された部分及び上下の断面が縮小された部分をも覆う様に装着されていること。
かかる構成をも備えるマグネット付き包装用容器によれば、シュリンクシートが凹部の上下において断面が縮小された部分に密着するから、シュリンクシート自体が抜け落ちるという問題もない。
上記目的を達成するためになされた本発明のマグネット付き包装用容器の製造方法は、容器本体に形成された凹部に対して磁石を収納すると共に、当該磁石を前記凹部内に格納しつつ当該凹部の開口部を塞ぐ様に前記容器本体の外側からシート材を密着させたマグネット付き包装容器の製造方法であって、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(D)前記磁石との間で磁気吸引力を発揮し得る磁気吸引部材を備える治具を、当該磁気吸引部材が前記凹部付近に達する様に前記容器本体の開口から挿入し、前記凹部に収納した前記磁石を、前記磁気吸引部材との間に生じる磁気吸引力によって前記凹部内に保持した後に、前記シート材を密着させること。
特に、シュリンクシートを用いる場合の本発明のマグネット付き包装用容器の製造方法は、容器本体に形成された凹部に対して収納された磁石を前記凹部の底に押し付ける様に前記容器本体を取り巻く筒状のシュリンクシートが装着されたマグネット付き包装容器の製造方法であって、以下の構成を備えていることを特徴とする。
(4A)前記磁石との間で磁気吸引力を発揮し得る磁気吸引部材を備える治具を、当該磁気吸引部材が前記凹部付近に達する様に前記開口から前記容器本体内に挿入し、前記凹部に収納した前記磁石を、前記磁気吸引部材との間に生じる磁気吸引力によって前記凹部内に保持すること。
(4B)前記容器本体の外側を、前記凹部を塞ぎ得る様に前記シュリンクシートで取り囲むこと。
(4C)前記シュリンクシートを加熱収縮させ、前記治具を取り外すこと。
本発明のマグネット付き包装用容器の製造方法によれば、凹部に収納した磁石を治具の磁気吸引部材で保持することができるから、製造工程において磁石が脱落することがない。よって、凹部と磁石との遊びを適宜備えさせることが可能となり、磁石を凹部に収納し易く、接着剤を用いる必要もない。
ここで、本発明のマグネット付き包装用容器の製造方法は、さらに以下の構成をも備えるとよい。
(5)前記治具は、前記開口に装着し得るキャップ状部材を備え、当該キャップ状部材を前記開口に装着することによって前記磁気吸引部材前記凹部付近に到達させる様に構成されていること。
これにより、的確に治具を取り付けることが可能となる。
以上の説明及び後述の実施例に基づき、本願は、特に、以下の[発明1]〜[発明4]をマグネット付き包装用容器及びマグネット付き包装用容器の製造方法として特許請求するものである。
[発明1] 物品等を出し入れし得る開口を備える容器本体に磁石を取り付けたマグネット付き容器であって、前記容器本体に前記磁石を収納可能な寸法・形状を有する凹部が形成され、当該凹部に対して前記磁石が収納されると共に、前記磁石を前記凹部の底に押し付ける様に前記容器本体を取り巻く筒状のシュリンクシートが密着され、さらに、以下の構成を備えていることを特徴とするマグネット付き包装用容器。
(1A)前記容器本体は、
(1A1)前記開口が形成された上端から下方に伸びる円筒状の首部と、この首部から外へ広がる様に断面を拡大した後に下端に向かって断面を縮小させる様に丸みを帯びた胴体部と、この胴体部の下端を塞ぐ底部とを有し、
(1A2)前記胴体部の背面側には、垂直方向に面取りした態様の平坦面が形成されると共に、該平坦面に周囲を取り囲まれる様に容器内側に向かって伸びる様に前記凹部が形成され、
(1A3)前記平坦面を被着体表面に当接させたとき、当該平坦面以外の容器本体部分が前記被着体表面に当接しない様に前記平坦面を背面側の最外面とする胴体形状を有していること。
(1B)前記磁石は前記凹部の深さとほぼ同一の厚さを有し、該凹部に収納したときに前記平坦面から飛び出さない寸法とされた円盤状磁石によって構成され、前記凹部は前記円盤状磁石よりも若干大きな直径の円孔が水平方向に伸ばされた円筒形凹入部として構成されていること。
(1C)前記シュリンクシートは、前記平坦面及び当該平坦面の上下の断面が縮小された部分をも覆い、前記磁石を前記凹部に向かって押さえ付けた状態となる様に前記容器本体に密着されていること。
[発明2] 容器本体に形成された凹部に対して磁石を収納すると共に、当該磁石を前記凹部内に格納しつつ当該凹部の開口部を塞ぐ様に前記容器本体の外側からシート材を密着させたマグネット付き包装容器の製造方法であって、以下の構成を備えていることを特徴とするマグネット付き包装用容器の製造方法。
(2A)前記磁石との間で磁気吸引力を発揮し得る磁気吸引部材を備える治具を、当該磁気吸引部材が前記凹部付近に達する様に前記容器本体の開口から挿入し、前記凹部に収納した前記磁石を、前記磁気吸引部材との間に生じる磁気吸引力によって前記凹部内に保持した後に、前記シート材を密着させること。
(2B)前記治具は、前記開口に装着し得るキャップ状部材を備え、当該キャップ状部材を前記開口に装着することによって前記磁気吸引部材を前記凹部付近に到達させる様に構成されていること。
[発明3] 容器本体に形成された凹部に対して収納された磁石を前記凹部の底に押し付ける様に前記容器本体を取り巻く筒状のシュリンクシートが装着されたマグネット付き包装容器の製造方法であって、以下の構成を備えていることを特徴とするマグネット付き包装用容器の製造方法。
(3A)前記磁石との間で磁気吸引力を発揮し得る磁気吸引部材を備える治具を、当該磁気吸引部材が前記凹部付近に達する様に前記開口から前記容器本体内に挿入し、前記凹部に収納した前記磁石を、前記磁気吸引部材との間に生じる磁気吸引力によって前記凹部内に保持すること。
(3B)前記容器本体の外側を、前記凹部を塞ぎ得る様に前記シュリンクシートで取り囲むこと。
(3C)前記シュリンクシートを加熱収縮させ、前記治具を取り外すこと。
[発明4] 容器本体に形成された凹部に対して収納された磁石を前記凹部の底に押し付ける様に前記容器本体を取り巻く筒状のシュリンクシートが装着されたマグネット付き包装容器の製造方法であって、以下の構成を備えていることを特徴とするマグネット付き包装用容器の製造方法。
(4A)前記磁石との間で磁気吸引力を発揮し得る磁気吸引部材を備える治具を、当該磁気吸引部材が前記凹部付近に達する様に前記開口から前記容器本体内に挿入し、前記凹部に収納した前記磁石を、前記磁気吸引部材との間に生じる磁気吸引力によって前記凹部内に保持すること。
(4B)前記容器本体の外側を、前記凹部を塞ぎ得る様に前記シュリンクシートで取り囲むこと。
(4C)前記シュリンクシートを加熱収縮させ、前記治具を取り外すこと。
(4D)前記治具は、前記開口に装着し得るキャップ状部材を備え、当該キャップ状部材を前記開口に装着することによって前記磁気吸引部材を前記凹部付近に到達させる様に構成されていること。
本発明によれば、磁石が脱落したり剥がれたりすることのないマグネット付き包装容器を提供することができる。
実施例1のマグネット付き包装用容器を示し、(A)は断面図、(B)は側面図、(C)は正面図、(D)は背面図である。 実施例1のマグネット付き包装用容器の製造方法を示す断面図である。 実施例1のマグネット付き包装用容器の製造方法を示す断面図である。 実施例1のマグネット付き包装用容器の使用方法を示す説明図である。 他の実施例としてのマグネット付き包装用容器の製造方法を示し、(A)は実施例2の断面図、(B)は実施例3の断面図である。 実施例4を示し、(A)はマグネット付き包装用容器の背面図、(B)はその断面図、(C)は製造方法の一例を示す断面図、(D)は製造方法の他の例を示す断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態を、いくつかの実施例に基づいて説明する。
実施例のマグネット付き包装用容器1は、図1に示す様に、容器本体10と、キャップ20とを備える。容器本体10はダイレクトブローによって製造された合成樹脂製であり、キャップ20は射出成形によって製造された合成樹脂製で、互いに螺合し合う様にネジ部を備えている。
容器本体10は、上端開口11から下方に伸びる円筒状の首部12と、首部12から外へ広がる様に断面を拡大した後に下端に向かって断面を縮小させる様に丸みを帯びた胴体部13と、胴体部13の下端を塞ぐ底部14とを有する。胴体部13の背面には垂直方向に長い長円形の平坦部15が形成されている。この平坦部15には、磁石MGを収納可能な寸法・形状を有する凹部16が形成されている。磁石MGは、この凹部16の深さとほぼ同一の厚さを有する円盤状のものであり、凹部16は磁石MGよりも若干大きな円形の凹入部となっている。
そして、実施例のマグネット付き包装容器1は、その容器本体10の凹部16に磁石MGが収納されると共に、磁石MGを凹部16の底に押し付ける様に胴体部13を取り巻く筒状のシュリンクシート30が密着されている。シュリンクシート30は、首部12の直下辺りから、底部14近くまでを覆う様に密着されている。従って、シュリンクシート30は、上下が縮小する様に収縮した状態となっていて容器本体10から抜け落ちることがない。
次に、本実施例のマグネット付き包装用容器1の製造方法について、図2,図3に基づいて説明する。まず、図2(A)に示す様に、治具40を容器本体10に取り付ける。
この治具40は、キャップ部41の天板42の下面から下方に伸びる様に逆L字型のアーム43をネジ留め固定し、このアーム43の下端側に磁石44,45を挟み付ける様に押さえ板46をネジ留め固定した構造のものとなっている。アーム43は、図2(B)に示す様に、キャップ部41を容器本体10の首部12に螺合させ終えた状態において、磁石44,45が凹部16の内側付近に達する長さを有している。
こうして磁石44,45を開口11から容器本体10の内部に挿入し、凹部16に磁石MGを収納することにより、磁石MGは、治具側の磁石44,45との間に生じる磁気吸引力によって凹部16内に保持された状態となる。
次に、図2(C)に示す様に、容器本体10の外側を、凹部16を塞ぎ得る様に筒状のシュリンクシート30で取り囲む。
その後、図3(A)に示す様に、シュリンクシート30をセットした容器本体10を加熱炉50に送り込む。加熱炉50を通過する間に、図3(B)に示す様に、シュリンクシート30が加熱収縮して容器本体10に密着した状態となる。最後に、図3(C)に示す様に、治具40を取り外す。
こうして製造したマグネット付き包装用容器1は、図4に示す様に、冷蔵庫61やスチールデスク62に対して吸着させることができる。このとき、吸着面は平坦部15となっていると共に、磁石MGも円盤状であり、かつ、磁石MGは平坦部15から飛び出していないから、冷蔵庫61やスチールデスク62への吸着状態を安定させることができる。
また、実施例のマグネット付き包装用容器1においては、磁石MGがシュリンクシート30によって凹部の底に押し付けられているから、凹部16と磁石MGとの間に遊びがあっても脱落することがない。加えて、シュリンクシート30で覆われているから、磁石MGが直接何かに当たってしまうこともない。
さらに、アーム43は、首部12に対してキャップ部41を容器本体10の首部12に螺合させ終えた状態において、磁石44,45が凹部16の内側付近に達する長さを有しているから、的確に治具40を取り付けることができる。
そして、凹部16に収納した磁石MGを治具側の磁石44,45で保持することができるから、製造工程において磁石MGが脱落することがない。よって、凹部16と磁石MGとの遊びを適宜備えさせることが可能となり、磁石MGを凹部16に収納し易く、接着剤を用いる必要もない。
実施例2は、図5(A)に示す様に、ねじ込み式ではなく載置式の治具70に変えたものである。治具70は、その天板71を容器本体10の上端に被せたときに外れ落ちない様に縁72を備え、実施例1と同様の逆L字型のアーム73を天板71の下面にネジ留め固定し、このアーム73の下端側に磁石74,75を挟み付ける様に押さえ板76をネジ留め固定した構造のものとなっている。
実施例3は、図5(B)に示す様に、ねじ込み式ではなく引っ掛け式の治具80に変えたものである。治具80は、上端を外向きに湾曲させた鉤部81を備えるアーム83の下端側に磁石84,85を挟み付ける様に押さえ板86をネジ留め固定した構造のものとなっている。
実施例4のマグネット付き包装用容器100は、図6(A),(B)に示す様に、実施例1と同様の容器本体10とキャップ20とを備える。容器本体10も実施例1と同様の構成であり、丸みを帯びた胴体部13の背面に形成された長円形の平坦部15には、磁石MGを収納可能な寸法・形状を有する凹部16が形成されている。磁石MGは、この凹部16の深さとほぼ同一の厚さを有する円盤状のものであり、凹部16は磁石MGよりも若干大きな円形の凹入部となっている。異なる点として、実施例4のマグネット付き包装容器4では、シュリンクシートではなく、商品説明等が印刷され容器本体に貼り付けられる粘着ラベル110によって開口部を塞ぐ様にして凹部16内に格納されているから、磁石MGを凹部に接着したり嵌合させていなくても脱落することがない。また、粘着ラベル100で覆われているから、磁石MGが直接何かに当たってしまうこともない。さらに、磁石MGの周囲に平坦部15を有するから、冷蔵庫やスチールデスク等に対する吸着状態を安定させることができる。
実施例4のマグネット付き包装用容器100は、図6(C)に示す様に、実施例1と同様の治具40を容器本体10に取り付け、治具側の磁石44,45との間に生じる磁気吸引力によって凹部16内に磁石MGを保持した状態としておき、粘着ラベル110の粘着面111を押し付ける様にして貼り付けて製造することができる。また、実施例4のマグネット付き包装用容器4は、図6(D)に示す様に、容器本体10を凹部16を上に向けて保持することのできる凹部121を有する治具120に載せ、上方から磁石MGを凹部16へと収納した後に、粘着ラベル110を貼り付ける方法で製造することもできる。なお、この様な治具120に加えて、治具40をも用いる様にすることもできる。磁石MGは磁力又は重力によって凹部16内に保持されるから、凹部16に対して磁石MGを接着したり、凹部16に対して嵌合する様な精度としたりしなくてもよい。
なお、各実施例において、磁石MGとしてはネオジウム磁石を、シュリンクシートとしては二軸延伸ポリスチレンフィルムを用いた。また、粘着ラベル及びシュリンクシートには、商品説明等が印刷されたものを用いた。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々に実施することができる。
例えば、角筒状の容器本体からなる包装用容器であってもよいし、チューブ状の包装用容器であっても構わないし、キャップ付きでなくても構わない。磁石もネオジウム磁石に限らず、シュリンクシートも二軸延伸ポリスチレンフィルムに限るものではない。
種々の物品の包装用容器として産業上利用することができる。
1・・・マグネット付き包装用容器、10・・・容器本体、11・・・上端開口、12・・・首部、13・・・胴体部、14・・・底部、15・・・平坦部、16・・・凹部、20・・・キャップ、30・・・シュリンクシート、40・・・治具、41・・・キャップ部、42・・・天板、43・・・アーム、44,45・・・磁石、46・・・押さえ板、50・・・加熱炉、61・・・冷蔵庫、62・・・スチールデスク、70・・・治具、71・・・天板、72・・・縁、73・・・アーム、74,75・・・磁石、76・・・押さえ板、80・・・治具、81・・・鉤部、83・・・アーム、84,85・・・磁石、86・・・押さえ板、100・・・マグネット付き包装用容器、110・・・粘着ラベル、111・・・粘着面、120・・・治具、121・・・凹部、MG・・・磁石。

Claims (3)

  1. 容器本体に形成された凹部に対して磁石を収納すると共に、当該磁石を前記凹部内に格納しつつ当該凹部の開口部を塞ぐ様に前記容器本体の外側からシート材を密着させたマグネット付き包装容器の製造方法であって、以下の構成を備えていることを特徴とするマグネット付き包装用容器の製造方法。
    (2A)前記磁石との間で磁気吸引力を発揮し得る磁気吸引部材を備える治具を、当該磁気吸引部材が前記凹部付近に達する様に前記容器本体の開口から挿入し、前記凹部に収納した前記磁石を、前記磁気吸引部材との間に生じる磁気吸引力によって前記凹部内に保持した後に、前記シート材を密着させること。
    (2B)前記治具は、前記開口に装着し得るキャップ状部材を備え、当該キャップ状部材を前記開口に装着することによって前記磁気吸引部材を前記凹部付近に到達させる様に構成されていること。
  2. 容器本体に形成された凹部に対して収納された磁石を前記凹部の底に押し付ける様に前記容器本体を取り巻く筒状のシュリンクシートが装着されたマグネット付き包装容器の製造方法であって、以下の構成を備えていることを特徴とするマグネット付き包装用容器の製造方法。
    (3A)前記磁石との間で磁気吸引力を発揮し得る磁気吸引部材を備える治具を、当該磁気吸引部材が前記凹部付近に達する様に前記開口から前記容器本体内に挿入し、前記凹部に収納した前記磁石を、前記磁気吸引部材との間に生じる磁気吸引力によって前記凹部内に保持すること。
    (3B)前記容器本体の外側を、前記凹部を塞ぎ得る様に前記シュリンクシートで取り囲むこと。
    (3C)前記シュリンクシートを加熱収縮させ、前記治具を取り外すこと。
  3. 容器本体に形成された凹部に対して収納された磁石を前記凹部の底に押し付ける様に前記容器本体を取り巻く筒状のシュリンクシートが装着されたマグネット付き包装容器の製造方法であって、以下の構成を備えていることを特徴とするマグネット付き包装用容器の製造方法。
    (4A)前記磁石との間で磁気吸引力を発揮し得る磁気吸引部材を備える治具を、当該磁気吸引部材が前記凹部付近に達する様に前記開口から前記容器本体内に挿入し、前記凹部に収納した前記磁石を、前記磁気吸引部材との間に生じる磁気吸引力によって前記凹部内に保持すること。
    (4B)前記容器本体の外側を、前記凹部を塞ぎ得る様に前記シュリンクシートで取り囲むこと。
    (4C)前記シュリンクシートを加熱収縮させ、前記治具を取り外すこと。
    (4D)前記治具は、前記開口に装着し得るキャップ状部材を備え、当該キャップ状部材を前記開口に装着することによって前記磁気吸引部材を前記凹部付近に到達させる様に構成されていること。
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