JP6538965B2 - 電磁ノイズ経路検出システム、電磁ノイズ経路検出システムを有する鉄道車両、及び電磁ノイズ経路を決定する方法 - Google Patents

電磁ノイズ経路検出システム、電磁ノイズ経路検出システムを有する鉄道車両、及び電磁ノイズ経路を決定する方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子装置の電磁互換性(EMC)問題の原因を個別化するための測定システム及び方法に関する。
電子装置における電流及び電荷は、電子装置自体に又は他の電子装置に問題を引き起こすことがある電磁(EM)場を生成する。EMC対策を設計するためには、EM放射線の源及びEMノイズの関係する放出経路を識別することが非常に重要である。
図1は、EM場を生成する電気システムの例として鉄道車両を示す。図1の鉄道車両では、ノイズの考えられる被害箇所の例は、列車自動制御装置(ATC)、センサ、バリーズ伝送モジュール(BTM)を含むアンテナ、及び例えばライト、空調装置及び他等の一般的な任意の電車器具である。考えられるノイズ源の例は、牽引インバータ、パンタグラフ、回路遮断器、及び架空線である。経路の例は、この装置に接続される任意のケーブルであるだろう。
特開平06‐288873号
J.J.‐C.Bolomey及びF.E.Gardiol:「Engineering Applications of the Modulated Scatterer technique」、Artech House、2001年、第2.1章、第2.2章、第3.4章 R.‐R.Laoら:「High−Sensitivity Optically Modulated Scatterer for Electromagnetic−Field Measurement」、IEEE Transaction On Instrumentation and Measurement、第56巻、第2号、486〜490号、2007年4月
図2は、EMC問題を概略的に扱うときの共通の状況を示す。第1に、電子装置で誤動作が検出され、電子装置はノイズ被害箇所303と呼ぶ。多くの場合、実際のノイズ源は知られておらず、例えばノイズ源301及び302等の可能性のあるノイズ源が存在する。たとえ実際のノイズ源が既知であっても、多くの場合、ノイズ源302から被害箇所303までのいくつかの可能性がある経路304が存在する。
特許文献1は自動車内の障害場所を検出できる技術を開示するが、該技術はEM放射線の源及びEMノイズの関係する放出経路を特定できない。
図1に示される鉄道車両の場合、なおいっそうの困難は大きい寸法に起因し、鉄道車両が移動中であり、したがって環境条件を変え、EMC問題の再現性を小さくしている事実に起因する。この状況で、発明者は以下を検討した。
ノイズ経路を決定するために、電場又は磁場が考えられるノイズ経路のいくつかの場所で直接的に又はその関係する量、電圧、及び電流の形で測定される。電場又は磁場の大きい値が検出されるとき、これらの場所はより高い確率でノイズ経路に属していると疑われる。しかしながら、場のより高い値は、ノイズ源と考えられるノイズ経路との間の接続305が存在することを示すが、それは考えられるノイズ経路と被害箇所との間の接続306を確認できない。
より精密な技法は、より複雑な測定技法及び装置を使用し、被害箇所303で測定されたノイズと疑われているノイズ経路304で測定されたEM場との間の相関を計算しようと試みる。しかしながら、たとえ1つしか接続306を通して被害箇所に接続されていなくても、2つの考えられるノイズ経路が同じノイズ源を有する場合にも高い相関が発生する可能性がある。したがって、この場合、ノイズ経路を見つける可能性が高くなるとしても、最終的にノイズ経路を確認することはできない。
最終的にノイズ経路を確認するために実際に行われていることは、フィルタ、EMシールド、スイッチ、位置の変化等を使用して、及び被害箇所に対する影響を確かめることによって疑わしいノイズ経路を修正することである。その結果、被害箇所でのノイズが修正される場合でも、有力なノイズ経路の少なくとも1つを確認できる。
上記の方法での1つの問題は、少なくともこれらの2つのステップ、つまり、第1にEM場を測定すること、及び第2に疑わしいノイズ経路を確認のために修正することを実施するために要する時間である。本発明の実施形態では、ノイズ経路は、以下で変調と呼ばれる既知の時間変動をノイズに印加することによって、及びノイズ被害箇所での印加された時間変動の存在を確認することによって単一の測定で検出される。
上記技法でのもう1つの問題は、測定結果に影響を及ぼすことがあり、閉じられた筐体を通して容易に結線できない、EM場を測定するために一般に使用されるケーブルに起因する。さらに、鉄道車両等の大型の装置の場合、ケーブル長は測定に実際的な制限を課し、全体的な構成を複雑にする。
本発明は、電磁ノイズ経路を正確に且つ効率的に検出するための測定システム及び方法を提供する。
本発明の一つの態様は電磁ノイズ経路検出システムである。このシステムは、ノイズ変調器及び処理システムを含む。ノイズ変調器は、電磁ノイズが存在するとき、それに変調を印加するほど十分に強力に疑わしいノイズ経路に結合される。処理システムは、電磁ノイズに対する該変調の量を決定し、疑わしいノイズ経路が実際のノイズ経路であるのかどうかを特定する。
本発明の別の態様は、電磁ノイズ経路検出システムを有する鉄道車両である。ノイズ経路検出システムは、ノイズ変調器及び処理システムを含む。ノイズ変調器は、電磁ノイズが存在するときに、それに変調を印加するほど十分に強力に疑わしいノイズ経路に結合される。処理システムは、電磁ノイズに対する該変調の量を決定し、疑わしいノイズ経路が実際のノイズ経路であるのかどうかを特定する。ノイズ変調器は、該疑わしいノイズ経路として、以下のケーブル及び接続要素、つまり
主変圧器と電力配分装置との間のケーブル
連続車体間の接続要素
電力配分装置と電車機器との間のケーブル
電車機器の間のケーブル
電力配分装置の内部のケーブル
の1つ又は複数に適用される。
本発明の別の態様は、電磁ノイズがノイズ被害箇所で検出された、又は複数の疑わしいノイズ経路が選択された後、電磁ノイズ経路を決定する方法である。この方法は、3つのステップを含む。
第1のステップ:該疑わしいノイズ経路に変調が印加される。
第2のステップ:該ノイズ検出器の場所で該変調を検出する試みが行われる。
第3のステップ:検出された変調の量に応じて、疑わしいノイズ経路が確認されたかどうかが決定される。
本発明は、電子ノイズ経路を正確に且つ効率的に検出するための測定システム及び方法を提供する。
鉄道車両の電気系統の概略表現を示す図である。 問題説明を示す図である。 本発明の動作原理を示す図である。 本発明の実施形態、つまりノイズ源変調技法を示す図である。 本発明の実施形態、つまりNSMTのための変調された負荷を有する磁気プローブを示す図である。 ノイズ変調器及び処理システムを示す図である。 ノイズ変調器のブロックモデルを示す図である。 変調された負荷インピーダンスの大きさの例を示す図である。 変調後のノイズ波長の簡略な例を示す図である。 処理システムのブロック図である。 処理アルゴリズムを示す図である。 受信されたノイズ振幅のFFTを示す図である。 受信システムを含むノイズ源変調器システムを示す図である。 受信システムの主要な機能のブロックモデルを示す図である。 フィルタ及びダウンコンバータを有する受信システムの主要な機能のブロックモデルを示す図である。 複数の変調器を有するノイズ変調器システムを示す図である。 複数の変調器及び受信システムを有するノイズ変調器システムを示す図である。 ノイズ経路を検出す方法を示す図である。 主変圧器と電力配分装置との間のケーブル上の変調器を示す図である。 車体間の接続上の変調器を示す図である。 電力配分装置と電車機器との間の変調器を示す図である。 電車機器間の変調器を示す図である。 電力配分装置上の変調器を示す図である。
図3は、本実施形態の背後にある動作原理を示す。1つのノイズ変調器101は、既知の変調をノイズ経路304の1つに印加し、その影響は、受信システム及び処理システム401を用いてノイズ被害箇所303で観察される。複数のノイズ経路で分析を同時に実施するために、異なる変調が各ノイズ経路304に印加できる。被害箇所303でのノイズ変調の量に基づいて、ノイズ経路が決定できる。
ノイズ経路304を検出するために、以下の実施形態はノイズ変調器101並びに受信及び処理システム401を含む。ノイズ変調器101は、疑わしいノイズ経路304に変調を印加する。処理システムは、受信システムによって受信されるノイズを処理し、ノイズ変調の量を評価する。電磁ノイズ経路を検出するための方法は、変調が受信されたノイズに影響を及ぼしているかどうかを判断するために、変調器を使用する受信機でのノイズ変調の量及び変調器を使用しない受信機でのノイズ変調の量の比較を含む。受信されたノイズが変調によって影響を及ぼされるとき、ノイズ経路は確認される。
図4は、本発明の実施形態のための測定セットアップ(ノイズ源変調技法、つまりNSMT)のブロック図を示す。未知のEMノイズはノイズ源301によって生成され、未知のノイズ経路304を通って伝搬した後、該ノイズはノイズ被害箇所303に接続された受信システム602によって検出される。疑わしいノイズ経路304は、放射部分及び伝導部分を含むことがあり、測定の目標は、疑わしいノイズ経路が有力なノイズ経路の1つであるかどうかを確認することである。これを行うために、変調は、ノイズ経路304との強力な結合601を有するノイズ変調器101によって疑わしいノイズ経路に印加される。ノイズ周波数よりもはるかに小さい変調周波数が使用されるとき、変調された後、ノイズは元の変調されていないノイズと同じ経路をたどる。
図5は、ノイズ変調器101を使用するための変調負荷803を有する磁気プローブ800の例を示す。また、磁気プローブ800はコイル801及びコイル内の磁心802も含む。磁気プローブ800はノイズに変調を印加するために疑わしいノイズ経路304に十分に結合されなければならず、それはノイズが元の経路とは異なる経路をたどらないためにノイズ被害箇所303に弱く結合されるべきである。
例えば、疑わしいノイズ経路304が導電性ケーブルである場合、ケーブルはケーブルとの強力な結合のためにコイル801の中心を貫通する。他方、変調器はノイズ被害箇所から遠く位置するべきである。ノイズ変調器とノイズ被害箇所との間の電磁結合は、ノイズ変調器による放射ノイズが該ノイズ被害箇所で検出できないほど十分に低くあるべきであるため。
図6は、実施形態の測定システム100を示し、ノイズ変調器101及び処理システム102を含む。ノイズ変調器は疑わしいノイズ経路104に変調を、すなわちノイズが存在するときに既知の時間変動をノイズに印加する。処理システム102は、ノイズ被害箇所の受信システム103によって受信されたノイズを処理する。
図7は、ノイズ変調器101の簡略な実現のブロックモデルを示す。ノイズ変調器101は、変調された負荷901に接続されたプローブ902を含む。変調された負荷901は、時間とともに変化するインピーダンス値を有する。変調された負荷901(803)を有する磁気プローブ902(800)の表現は、図5に示されていた。
図8は、経時的なインピーダンス値変動の例である。変調された負荷901の考えられる実現は、例えば非特許文献1及び2に説明され、電子的に、光学的に、又は機械的に変化する負荷であることがある。プローブ902は、変調器が効果的であるためにノイズ経路に対する強力な結合を提供しなければならない。例えば、ノイズ経路がケーブル上の共通モード電流である場合、考えられる現実化は、図5に示される負荷された磁気プローブを含むノイズ変調器800であり、磁気プローブは磁心802の回りに、及び変調された負荷803に接続されたコイル801を含む。
ノイズ変調器101の効果をよりよく明確にするために、周波数fのノイズ高調波を含む簡略な例を検討できる。変調後、ノイズは、変調周波数△fの他の複数の高調波を加えた元の周波数でノイズ高調波の組合せを含む。ノイズ高調波の各側での第1の高調波だけを検討することにより、変調されたノイズは、方程式(1)を用いて表すことができる。
Figure 0006538965
(1)
図9は、変調後のノイズ波形の簡略な例を示す。例えば、ノイズが周波数f=1 MHzを有する場合、変調周波数は△f=100Hzであり、第1の変調高調波A1とノイズ高調波A0との間の率はA1A0=0.3であり、基本ノイズ高調波A0に正規化された結果として生じる変調済みの波形が図9に示される。図中の線高密度のため、高周波発振信号は、方程式(2)の2つの包絡線の間の単一のブラックストリップのように見える。包絡線は、yが周波数f0に中心が置かれた狭帯域受信機の出力を決定するため重要である。
Figure 0006538965

(2)
図10は、図6の処理システム102のブロック図を示し、入力インタフェース1201、処理装置1202、メモリ1203、及び出力インタフェース1204を含む。例えば、処理装置1202は、メモリ1203に記憶されるソフトウェアコードに基づいて図11によって説明されるアルゴリズムを実行する。本実施形態では、ソフトウェアによる機能は、FPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)又はASIC(特定用途向け集積回路)等のハードウェアで実現することもできる。
図11は、処理装置1202によって実行されるアルゴリズムを示す。それぞれ変調があるノイズIn1及び変調がないノイズIn2の、2つの場合の受信ノイズは、それぞれアルゴリズムの入力である。高速フーリエ変換(FFT)はステップS1で適用され、変調周波数の値はそれぞれステップS2及びS3で変数A及びBに割り当てられる。ステップS4の率C=ABは、ノイズがどれほど多く変調によって影響を及ぼされたのかを示す。この比率がステップS5の事前に選択された閾値よりも大きい場合、ノイズ経路が確認されている(O1)。それ以外の場合(O2)それがノイズ経路ではなかったため、又は変調が十分ではなかったためのどちらかで、それは確認できない。
図12は、115Hzに近い周波数の方形波で変調された30MHzノイズのFFTの例を示す。FFTを適用する前に、ノイズは検出され、狭帯域受信機によってダウンコンバートされた。変調周波数は明らかに可視であり、この場合の疑わしいノイズ経路を確認する。
図13は、第2の実施形態の測定システム1500を示す。測定システム1500は変調器101、処理システム102、及び受信システム602を含む。これは、被害箇所303の誤動作が検出されたが、適切な受信システムが被害箇所に含まれていないそれらの場合に必要とされる。例えば、被害箇所がセンサである場合、センサは独力で変調されたノイズを有する所定の信号を検出できる。しかし、被害箇所がライト又は空調装置等の電車器具である場合、適切な受信システムが必要とされることがある。
図14は、受信システム602の主要な機能ブロックの図を示し、入力インタフェース1601、アナログ/デジタル変換器1602、及び出力インタフェース1603を含む。入力インタフェース1601はノイズ被害箇所303に結合され、出力インタフェース1603はデジタル化されたデータを処理システム102に送達する。
図15は、第2の実施形態の特別な場合を示し、フィルタ1701及びダウンコンバータ1702も含む。
図16及び図17は、それぞれ2つの他の実施形態1800及び1900を示す。それらは、複数のノイズ変調器1801、1802を使用することによって第1の実施形態及び第2の実施形態から得られる。各変調器は、例えば異なる変調周波数等、異なるタイムスタンプを有する。処理システム1803は処理システム102に類似しているが、処理アルゴリズムはすべてのノイズ変調器1801、1802のために実行される。このようにして、複数の疑わしい試験経路を同時に試験できる。
また、本発明は、図18に示されるノイズ経路を検出するための方法も含む。方法は、そのなんらかのノイズが被害箇所の場所MI1で検出され、その少なくとも1つの疑わしいノイズ経路が選択されたMI2後に適用できる。ステップMS2は、疑わしいノイズ経路に対する変調の印加を含む。ステップMS2で被害箇所場所で印加された変調を検出する試みがなされ、ステップMS3で結果が評価される。変調が検出される場合、疑わしいノイズ経路が確認される(MO1)。変調が検出できない場合、ノイズ経路は確認できない(MO2)。また、方法は、同時にいくつかのノイズ経路に適用することもできる。この場合、ノイズ経路ごとに別個の結論を得ることができる。
追加の実施形態は、図1に示されるもの等であるが、これに限定されるものではない鉄道車両に上記のものを適用することによって得ることができる。特定の設計に応じて、(例えばATC、センサ、アンテナ、又は電車器具等の)ノイズ被害箇所は、最終的には上記と同様に実施形態に含まれなければならない、必要とされるシステムを含むこともあれば、含まないこともある。1つ又は複数のノイズ変調器を適用できるノイズ経路の例は、図19〜図23に説明される。
図19では、ノイズ変調器101は主変圧器2102と電力配分装置2101との間のケーブル2103に変調を印加する。
図20では、ノイズ変調器101は、2つの連続車体2201と2202との間の接続2203に変調を印加する。
図21では、ノイズ変調器101は、電力配分装置2101と電車器具2301との間のケーブルに変調を印加する。
図22では、ノイズ変調器101は、2つの電車器具2401と2402との間のケーブル2403に変調を印加する。
図23では、ノイズ変調器101は、電力配分装置2101の内側のケーブルに変調を印加する。
上記に説明されたように、実施形態は、疑わしいノイズ経路でノイズを変調することによって電磁ノイズ経路を検出するための測定システム及び方法を含む。変調がノイズ被害箇所に接続された処理システムによって検出されるとき、ノイズ経路が決定される。より好ましくは、システムは、処理システムと、ノイズに変調を印加するほど十分に試験中の装置に結合され、変調器からの放射ノイズが受信機によって検出できないほど十分に受信機から切り離されるノイズ変調器とを含む。一実施形態では、本発明は特に鉄道車両のノイズ経路を検出するために使用される。
本発明の実施形態はノイズ経路を決定するために要する時間を削減する。異なるノイズ経路で異なる変調方式を使用することによって、いくつかのノイズ経路を同時に試験できる。変調器は受信機に接続されておらず、エンクロージャの内部でも受信機から大きい距離におくことができる。
これらの実施形態は、当業者が本発明を実施するほど十分に詳細に説明される。しかしながら、他の実施態様及び形式も可能であり、本発明の技術的な考えの範囲及び精神から逸脱することなく、構成及び構造の変更並びに多様な要素の交換も可能であることを理解することが必要である。したがって、上記説明は本明細書に制限されると解釈されるべきではない。
本発明は、多様な電子装置のための電磁互換性の原因を個別化するための測定システム及び方法に適用できる。
100:測定システム
101:ノイズ変調器
102:処理システム
103:受信システムを有するノイズ被害箇所
104:疑わしいノイズ経路
301:ノイズ源1
302:ノイズ源2
303:ノイズ被害箇所
304:ノイズ経路
305:ノイズ源とノイズ経路との間の接続
306:ノイズ経路と被害箇所との間の接続
401:受信システム及び処理システム
601:強力な結合
602:受信システム
800:変調された負荷を有する磁気プローブ
801:コイル
802:磁心
803:変調された負荷
901:変調された負荷
902:プローブ
1201:入力インタフェース
1202:処理装置
1203:メモリ
1204:出力インタフェース
1500:受信システム及び処理システムを有するノイズ変調器
1601:入力インタフェース
1602:アナログ/デジタル変換器
1603:出力インタフェース
1701:フィルタ
1702:ダウンコンバータ
1800:複数のノイズ変調器を有するノイズ検出器システム
1801:ノイズ変調器1
1802:ノイズ変調器N
1803:処理システム
1900:受信機及び複数のノイズ変調器を有するノイズ検出器システム
2101:電力配分装置
2102:主変圧器
2103:ケーブル
2201:車体N
2202:車体N+1
2203:車体接続
2301:電車器具
2302:ケーブル
2401:電車器具N
2402:電車器具N+1
2403:ケーブル

Claims (15)

  1. ノイズ変調器及び処理システムを備える電磁ノイズ経路検出システムであって、
    前記ノイズ変調器は疑わしいノイズ経路に結合されて、当該疑わしいノイズ経路を伝搬する電磁ノイズが存在する場合、当該電磁ノイズに変調信号を重畳させ
    前記処理システムは、ノイズ被害箇所における電磁ノイズに前記変調信号が影響を及ぼしているかどうかを判断し、前記疑わしいノイズ経路が実際のノイズ経路であるかどうかを識別する、
    電磁ノイズ経路検出システム。
  2. 前記ノイズ変調器と前記電磁ノイズのノイズ被害箇所との間の電磁結合が、前記ノイズ変調器による放射ノイズが前記ノイズ被害箇所で検出できないほど十分に低い、
    請求項1に記載の電磁ノイズ経路検出システム。
  3. 前記ノイズ変調器が磁気プローブ及びインピーダンス値を変調される負荷を備える、
    請求項2に記載の電磁ノイズ経路検出システム。
  4. 前記ノイズ被害箇所前記電磁ノイズを検出する、
    請求項2に記載の電磁ノイズ経路検出システム。
  5. さらに受信システムを備え、
    前記受信システムが前記ノイズ被害箇所で前記電磁ノイズを検出し、それをデジタル形式で前記処理システムに送信し、
    前記処理システムが前記検出された電磁ノイズに対する変調の量を決定する、
    請求項2に記載の電磁ノイズ経路検出システム。
  6. 複数の前記ノイズ変調器を備え、
    複数の前記ノイズ変調器が、それぞれ前記疑わしいノイズ経路に電磁結合され、
    前記ノイズ変調器のそれぞれが、それぞれの疑わしいノイズ経路での前記電磁ノイズに異なる変調を印加し、
    前記ノイズ変調器と前記電磁ノイズのノイズ被害箇所との間の前記電磁結合が、前記ノイズ変調器による放射ノイズが前記ノイズ被害箇所で検出できないほど十分に低く、
    前記処理システムが、前記電磁ノイズの前記ノイズ被害箇所で検出された前記電磁ノイズに対する前記変調の種類び量に基づいて前記ノイズ経路を決定する、
    請求項1に記載の電磁ノイズ経路検出システム。
  7. 電磁ノイズ経路検出システムを有する鉄道車両であって、
    前記電磁ノイズ経路検出システムがノイズ変調器及び処理システムを備え、
    前記ノイズ変調器が、疑わしいノイズ経路に結合されて、当該疑わしいノイズ経路を伝搬する電磁ノイズが存在する場合、当該電磁ノイズに変調信号を重畳させ
    前記処理システムが、ノイズ被害箇所における電磁ノイズに前記変調信号が影響を及ぼしているかどうかを判断し、前記疑わしいノイズ経路が実際のノイズ経路であるかどうかを識別し、
    前記ノイズ変調器が、前記疑わしいノイズ経路として、以下のケーブル及び接続要素
    主変圧器と電力配分装置との間のケーブル
    連続車体間の接続要素
    電力配分装置と電車器具との間のケーブル
    電車器具間のケーブル
    電力配分装置内部のケーブル
    の内の1つ又は複数に対して適用される、鉄道車両。
  8. 前記電磁ノイズがノイズ被害箇所に影響を与え、
    前記ノイズ被害箇所が1つ又は複数の以下の装置、
    列車自動制御装置(ATC)
    センサ
    アンテナ
    電車器具
    の内の1つ又は複数である、請求項7に記載の鉄道車両。
  9. 複数の前記ノイズ変調器を備え、
    複数の前記ノイズ変調器が、それぞれ前記疑わしいノイズ経路に結合され、
    前記ノイズ変調器のそれぞれが、各疑わしいノイズ経路での前記電磁ノイズに異なる変調を印加し、
    前記処理システムが、前記電磁ノイズのノイズ被害箇所で検出された前記電磁ノイズに対する前記変調の種類及び量に基づいて前記ノイズ経路を決定する、
    請求項7に記載の鉄道車両。
  10. 調された電磁ノイズが、前記電磁ノイズのノイズ被害箇所のセンサ又は前記ノイズ被害箇所から分離された受信システムによって検出され、
    前記ノイズ変調器と、前記ノイズ被害箇所のセンサ又は受信システムとの間の電磁結合が、前記ノイズ変調器による放射ノイズが前記ノイズ被害箇所のセンサ又は前記受信システムによって検出できないほど十分に低い、
    請求項7に記載の鉄道車両。
  11. 電磁ノイズがノイズ被害箇所で検出され、疑わしいノイズ経路の1つ又は複数が選択された後、電磁ノイズ経路を決定するための鉄道車両の検査方法であって、
    第1のステップ:変調が前記疑わしいノイズ経路に印加され、
    第2のステップ:前記ノイズ被害箇所で前記変調を検出しようとする試みがなされ、
    第3のステップ:前記検出された変調の量に応じて、前記疑わしいノイズ経路が確認されたかどうかが決定される、
    道車両の検査方法
  12. 前記第1のステップで、
    前記変調が、それが、存在時の電磁ノイズに変調を印加するほど十分に強力に前記疑わしいノイズ経路に結合されるノイズ変調器によって印加され、
    前記ノイズ変調器が磁気プローブ及びインピーダンス値を変調される負荷を備える、
    請求項11に記載の鉄道車両の検査方法。
  13. 前記第2のステップで、
    前記変調が、前記ノイズ被害箇所のセンサ及び前記ノイズ被害箇所から分離される受信装置の内の少なくとも1つによって受信される前記電磁ノイズに基づいて検出される、
    請求項11に記載の鉄道車両の検査方法。
  14. 疑わしいノイズ経路の複数が選択された後、
    前記第1のステップで、
    れぞれの疑わしいノイズ経路で前記電磁ノイズに異なる変調を印加し、
    前記第3のステップで、
    前記検出された変調の種類及び前記量に基づいて実際のノイズ経路を決定する、
    請求項11に記載の鉄道車両の検査方法。
  15. 前記第1のステップで、
    前記変調の変調周波数が前記電磁ノイズの変調周波数よりも小さい、
    請求項11に記載の鉄道車両の検査方法。
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